JPH0438902Y2 - - Google Patents

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JPH0438902Y2
JPH0438902Y2 JP3045487U JP3045487U JPH0438902Y2 JP H0438902 Y2 JPH0438902 Y2 JP H0438902Y2 JP 3045487 U JP3045487 U JP 3045487U JP 3045487 U JP3045487 U JP 3045487U JP H0438902 Y2 JPH0438902 Y2 JP H0438902Y2
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JP
Japan
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workpiece
punch
die
guide
processing
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JP3045487U
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プレス加工により加工部位の形状が
変化し、加工ダイ、パンチの両方を移動させない
とワークの離脱が不可能となる加工ダイ・パンチ
装置に関し、とくに1つの推力発生手段により加
工ダイとパンチの両方を移動させることのできる
加工ダイ・パンチ装置に関する。
〔従来の技術〕
本考案に関連する先行技術として、実開昭55−
55240号公報、実開昭55−77542号公報が知られて
いる。
上述の実開昭55−55240号公報に開示されてい
る液圧を用いたプレス装置は、前後退するプレス
用スライドの作動方向に軸線を合わせた受圧シリ
ンダによつてプレス力を液圧に変換し、この受圧
シリンダを金敷を有する油圧シリンダに接続し、
油圧シリンダのシリンダ側と受圧シリンダを接続
した側と反対のシリンダロツド側にスライドが元
に戻つたときに金敷が自動的に元の位置に戻る装
置を取付けたものから構成されている。
また、実開昭55−77542号公報に開示されてい
る機械・液圧式鍛造プレス装置は、水平方向で鍛
造物をはさんで互いに対向する鍛造スライドをリ
ンクを介して、夫々の揺動リンクの一端に揺動可
能に支持し、固定フレームに固着した2本の液圧
シリンダのピストンロツドの夫々に前記の揺動リ
ンクの中間部または他端部を揺動可能に支持し、
且つ前記2本の鍛造スライドを摺動可能に前記固
定フレームに取付け、互いに同期して反対方向に
往復運動するピツトマンを前記揺動リンクの他の
一端又は中間部に揺動可能に支持するように連結
したものから構成されている。
プレス加工において、加工前と加工後のワーク
形状が異なる場合は、すなわち穴曲げ、エンボス
加工、、曲げ加工等の加工により加工部位の形状
が変化する場合は、ワークの離脱に支障をきたす
ため、パンチ以外に加工工具のダイス自身(加工
ダイ)も可動可能となる必要が生じる。この対策
として、従来ではダブルカム構造を有する金型や
加工ダイ、パンチを別々の駆動源で動かすように
した専用装置が用いられている。
第5図は、上述のダブルカム構造を有する金型
を示している。図に示すダブルカム構造は、従来
のプレス金型で一般に使われる方法であり、プレ
ス上ラム1に固定された上型2に固定カム3を取
付け、この固定カム3に対向する位置には、横方
向に移動可能な受動カム4が設けられている。受
動カム4にはワーク5を加工するパンチ6が取付
けられており、パンチ6はプレス上ラム1の上下
動に連動して横方向に動くようになつている。ま
た、加工ダイとしてのダイベース7は、固定カム
3によりワーク5を保持するワークガイド8に対
して横方向に移動するようになつている。したが
つて、ワーク5の加工後は、パンチ6とダイベー
ス7がワーク5から遠ざかる方向に移動し、ワー
ク5をワークガイド8から取り出すことができ
る。
また、上述した専用装置では、パンチと加工ダ
イとが別々の駆動源、たとえば油圧シリンダ等で
駆動されるようになつており、ダブルカム構造と
同様に、ワーク加工後は、パンチと加工ダイとが
ワークガイドから遠ざかる方向に移動するように
なつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のダブルカム構造を有する
金型の場合は、上下方向にスライドするラムを具
備した専用プレスが必ず必要となる。すなわち、
この金型を使用するためには設備費が高価となる
専用プレスの使用が必須となり、設置スペースも
大きくなつてしまうという問題がある。さらに、
この金型では、カムを利用して上下方向の力を左
右方向の力に変換するので、カムの接触面の面圧
が大きくなり、この部位でカジリ、焼き付き等の
不具合が頻発するという問題があつた。
また、専用装置では、パンチとダイスとが別々
の駆動源で駆動されるので、その分、装置の大型
化を招くとともに、各動作の確認のために装置の
制御が複雑になつてしまうという問題があつた。
本考案は、上記の問題に着目し、高価な専用プ
レスを使用することなく、かつカジリ、焼き付き
等の不具合が生じるカムを使用することなく、構
造が簡単で、コンパクト化可能な加工ダイ、パン
チ装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的に沿う本考案の加工ダイ・パンチ装置
は、ワークを保持するワークガイドと、前記ワー
クを加工するパンチと、該パンチをワークに対し
て進退させる推力発生手段と、該推力発生手段を
支持し前記ワークガイドに対して移動可能な加工
ダイと、該加工ダイを前記ワークガイドから遠ざ
ける方向に付勢する付勢手段と、から成る。
〔作用〕
このように構成された加工ダイ・パンチ装置に
おいては、まず加工されるワークがワークガイド
にセツトされ、その後、パンチが推力発生手段に
よりワーク側へ前進する。パンチがワークに当接
すると、その反力で推力発生手段を支持する加工
ダイがワーク側へ引き寄せられ、ワークはワーク
ガイドと加工ダイによつて狭まれ、狭まれた部位
がパンチによつて加工される。ワークの加工が完
了すると、推力発生手段によりパンチはワークか
ら後退する。これと同時に、ワークと当接してい
た加工ダイが、付勢手段によつてワークガイドか
ら遠ざかる方向に移動され、ワークはワークガイ
ドから容易に離脱させることができる。
したがつて、1つの推力発生手段でパンチと加
工ダイの2つを移動させることができるようにな
り、簡単でコンパクト化された装置とすることが
できる。また、この装置では、力の方向を転換さ
せるカムを必要としないので、カジリ、焼き付き
の問題もなく、信頼性が高められる。
〔実施例〕
以下に、本考案に係る加工ダイ・パンチ装置の
望ましい実施例を、図面を参照して説明する。
第1図ないし第4図は、本考案の一実施例に係
る加工ダイ・パンチ装置を示している。図中、1
1は各部品を支持するベースを示しており、ベー
ス11にはワークガイド12が固定されている。
ワークガイド12の上部は略円環状に形成されて
おり、この部位にワーク13がセツトされてい
る。ワーク13の断面形状はワークガイド12の
上部の内、外周を包囲するような略逆U字状に形
成されており、外周面には既に複数の穴13aが
穿設されている。ワークガイド12の前記ワーク
13の穴13aが位置する部位には、水平方向に
延びるガイド穴12aが形成されており、このガ
イド穴12aには後述するパンチを案内するガイ
ドブツシユ14が圧入されている。
ベース11上には、ベース11に対して摺動可
能な加工ダイとしてのダイベース15が配設され
ている。ダイベース15の一方は、上方に向かつ
て突出するように形成されており、この部位はワ
ークガイド12の内周側に位置している。この内
周側に位置するダイベース15のワークガイド1
2のガイド穴12aと対向する部位には、エンボ
ス加工用ダイ16が装着されている。ダイベース
15の他方は、ワークガイド12の外周側に位置
しており、他端部は上述と同様に上方に向つて突
出するように形成されている。ダイベース15の
他方の突出部には、推力発生手段としての油圧シ
リンダ17が取付けられている。油圧シリンダ1
7は、ワークガイド12のガイド穴12aとエン
ボス加工用ダイ16の中心を結ぶ軸線Aと同一軸
線上に配置されている。
油圧シリンダ17のロツド17aには、リテー
ナ18を介してスライドベース19が取付けられ
ている。スライドベース19はダイベース15の
上面を摺動するようになつており、このスライド
ベース19の先端にはパンチリテーナ20で保持
されたエンボス加工用のパンチ21が設けられて
いる。パンチ21は軸線A上に位置し、前進した
ときにワークガイド12に圧入されたガイドブツ
シユ14によつて案内、保持されるようになつて
いる。
ダイベース15の他端下部には、収納穴22が
形成されており、収納穴22には付勢手段として
の圧縮コイルスプリング23が収納されている。
圧縮コイルスプリング23の一端は、ベース11
の段部11aに当接されており、常時ダイベース
15のエンボス加工用ダイ16が装着される側
を、ワークガイド12から遠ざける方向に付勢し
ている。
本実施例では、ベース11上に複数個のダイベ
ース15が配置されており、1つのワーク13に
対して同時に複数個所のエンボス加工が可能とな
つている。そのため、ワークガイド12の内周側
には、ダイベース15の一方が複数個位置するこ
とになり、第1図に示すように、油圧シリンダ1
7が縮んだ状態では、ダイベース15の一方の端
面が中心軸線B上にて互いに当接するようになつ
ている。この状態では、ダイベース15の一方に
装着されたエンボス加工用ダイ16の端面とワー
ク13の内周面との間には隙間S1が形成され、圧
縮コイルスプリング23が配設されるダイベース
15の他方の端面とベース11の段部との間には
隙間S2が形成される。この場合、隙間S1と隙間S2
とは同一の大きさになつている。
なお、第4図に示すように、パンチ21を保持
するスライドベース19はダイベース15に固定
されたガイド24により案内され、加工ダイとし
てのダイベース15はベース11に固定されたガ
イド25によつて案内されるようになつている。
つぎに、上記の加工ダイ・パンチ装置における
作用について説明する。
まず、第1図に示すようにワークガイド12に
ワーク13がセツトされると、油圧シリンダ17
に圧油が送られロツド17aがワーク側に向かつ
て前進する。これにより、ロツド17aと共に前
進するパンチ21は、ワーク13の穴13aを貫
通し、ワークガイド12に設けられたガイドブツ
シユ14に案内されて、パンチ21の先端がワー
ク13の内側に当接される。この場合、ダイベー
ス15側のエンボス加工用ダイ16がワーク13
に対して隙間S1分だけフローテイングしているの
で、パンチ21がワーク13に当接しても当接し
た部位には加工力が発生せず、油圧シリンダ17
の推進力は隙間S2分だけフロテイングさせている
圧縮コイルスプリング23を圧縮させようと働
く。つまり、ダイベース15には反力が作用し、
ダイベース15は油圧シリンダ17のロツド17
aの動きと逆方向に隙間S2分だけ移動される。こ
れにより、ワーク13の加工ポイント13bはパ
ンチ21とエンボス加工用ダイ16とに狭まれ、
第2図に示すように油圧シリンダ17の推進力に
よりワーク13の加工ポイント13bにエンボス
形状が加工される。
加工が完了すると、油圧シリンダ17のロツド
17aは後退を始め、パンチ21は第1図の状態
と同一位置に戻される。この場合、パンチ21が
後退するにつれて圧縮されていた圧縮コイルスプ
リング23が元の状態に戻り始め、この圧縮コイ
ルスプリング23の付勢力によつてダイベース1
5はベース11上に摺動し、ダイベース15は第
3図に示すように原位置に戻される。
したがつて、ワーク13にエンボス形状が加工
されても、これを逃げる隙間S1が確保されている
ので、ワーク13はワークガイド12から容易に
取り出すことができる。
なお、本実施例では、種々の部品が取付けられ
るベース11は水平方向に配置されているが、上
下方向に傾きを持つ面を有するワークの加工は、
装置をこれに応じて傾斜させる事により対応可能
となる。また、本実施例では推力発生手段として
油圧シリンダを用いたが、所定の推力を発生させ
ることが可能であれば、空圧シリンダやねじ式の
推力発生手段でもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の加工ダイ・パン
チ装置によるときは、1つの推力発生手段により
加工ダイとパンチの両方を動かすようにしたの
で、高価な専用プレス機が不要となるとともに、
従来のダブルカム構造を有する金型や加工ダイと
パンチとを別々の駆動手段によつて動かす専用装
置に比べて構造が大幅に簡素化され、装置の信頼
性向上と装置の小型化がはかれる。
また、装置が小型化されることで、1つの装置
に複数の加工ダイとパンチを配置することが可能
となり、1つのワークに対して同時に複数個所の
加工を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る加工ダイ・パ
ンチ装置におけるワーク加工前の状態を示した断
面図、第2図は第1図の装置におけるワーク加工
完了直後の状態を示した断面図、第3図は第1図
の装置におけるワーク加工完了後の状態を示した
断面図、第4図は第2図の−線に沿う断面
図、第5図は従来のダブルカム構造を有する金型
の部分断面図、である。 12……ワークガイド、13……ワーク、15
……ダイベース(加工ダイ)、17……推力発生
手段(油圧シリンダ)、21……パンチ、23…
…付勢手段(圧縮コイルスプリング)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワークを保持するワークガイドと、前記ワーク
    を加工するパンチと、該パンチをワークに対して
    進退させる推力発生手段と、該推力発生手段を支
    持し前記ワークガイドに対して移動可能な加工ダ
    イと、該加工ダイを前記ワークガイドから遠ざけ
    る方向に付勢する付勢手段と、から成る加工ダ
    イ・パンチ装置。
JP3045487U 1987-03-04 1987-03-04 Expired JPH0438902Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3045487U JPH0438902Y2 (ja) 1987-03-04 1987-03-04

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3045487U JPH0438902Y2 (ja) 1987-03-04 1987-03-04

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Publication Number Publication Date
JPS63138923U JPS63138923U (ja) 1988-09-13
JPH0438902Y2 true JPH0438902Y2 (ja) 1992-09-11

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ID=30835277

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JP3045487U Expired JPH0438902Y2 (ja) 1987-03-04 1987-03-04

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