JPH0438436Y2 - - Google Patents

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JPH0438436Y2
JPH0438436Y2 JP1986138565U JP13856586U JPH0438436Y2 JP H0438436 Y2 JPH0438436 Y2 JP H0438436Y2 JP 1986138565 U JP1986138565 U JP 1986138565U JP 13856586 U JP13856586 U JP 13856586U JP H0438436 Y2 JPH0438436 Y2 JP H0438436Y2
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contact
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membrane
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、情報処理機器の入力等に用いる、と
くにメンブレン方式のキーボード装置に関する。
〔従来の技術〕 従来この種の装置には、絶縁性薄膜たとえばポ
リエステルフイルム等に接点および配列パターン
を導電性インクで印刷した可動接点フイルムと同
じく印刷を施した固定接点フイルムとをスペーサ
を介して積層した上に、キー項目を表示した表面
シートを粘着させ、この表面シートを指で押すこ
とにより操作を行うものがある。
以下図面にしたがつて説明する。
第4図はメンブレン接点部を示す断面図であ
り、第5図はメンブレン接点部を示す分解斜視図
であり、第6図はこの接点部を用いて構成した従
来のキーボード装置の例を示す側断面図である。
第7図、第8図は従来のキーボード装置を示す部
分断面図である。第4図、第5図および第6図に
したがつてメンブレン接点部の構成と、このメン
ブレン接点部を用いたキーボード装置を説明す
る。
ポリエステルフイルムに接点1,2および配列
パターン3,4を導電性インクでそれぞれ印刷し
た可動接点フイルム5と固定接点フイルム6はス
ペーサ7を介して粘着剤等で接合されている。ス
ペーサ7には切欠部8が設けられており、この切
欠部8において可動接合フイルム5の接点1と固
定接点フイルム6の接点2が対向している。固定
接点フイルム6の下部には補強板9が接合されて
いる。なお、第4図、第5図ではさらに可動接点
フイルム5の上部に表面シート11が粘着されて
いる。
以上の如くメンブレン接点部が構成されてい
る。またキートツプ12の下部に、キープランジ
ヤ13を取り囲むようにコイルバネからなる復帰
バネ14が取り付けられている。キープランジヤ
13はキースイツチケース15に摺動して上下動
自在に取り付けられている。キープランジヤ13
の下部にはバネガイド24があり、その周りに接
点押下バネ16が取り付けられている。接点押下
バネ16は可動接点フイルム5および固定接点フ
イルム6のそれぞれの接点1,2の上方に配置さ
れている。キースイツチ部17の構成は以上の如
くである。
メンブレン接点部10には嵌合穴18があり、
またキースイツチケース15の脚部19の一部1
9aにはねじ穴20が設けられている。複数のメ
ンブレン接点部に対応してそれぞれにキースイツ
チ部を配設した上で、ねじ21によつてそれぞれ
結合されキーボード装置が構成されている。
次に作用を説明する。
キートツプ12を指で押下すると、キープラン
ジヤ13、接点押下バネ16が下がる。そして接
点押下バネ16は可動接点フイルム5に接し、さ
らに可動接点フイルム5をたわませ、接点1と固
定接点フイルム6の接点2が接触する。これによ
り接点が閉成される。さらに押し下げるとキープ
ランジヤ13は下降するが、接点押下バネ16
は、接点1と接点2が接触しているので下降せず
に縮み、そのバネ力により可動接点フイルム5を
押圧する。キープランジヤ13はキートツプ12
がキースイツチケース15に当接するまで下降す
る。キートツプ12から指を離すとキープランジ
ヤ13は復帰バネ14によつて上昇し、接点押下
バネ16は可動接点フイルム5から離れる。それ
に伴つて接点1は固定接点フイルム6の接点2か
ら離れ、接点が開離される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記構成の装置においては、メン
ブレン接点部10とキースイツチ部17が結合さ
れる結合部22において、補強板9とキースイツ
チケース15の脚19aが、可動接点フイルム
5、スペーサ7および固定接点フイルム6を挟持
する構造となつている。それ故ねじ21を強く締
めた場合、可動接点フイルム5に曲げ応力がかか
り接点部23においてたとえば第7図に示す如く
可動接点フイルム5が凹状に塑性変形する。それ
故キーを押下しなくても接点が閉成されたままに
なるという問題点があつた。
また可動接点フイルム5および固定接点フイル
ム6にはポリエステルフイルム等が使用されてい
るので、高温、高湿の下では膨張しやすい。そし
て可動接点フイルム5がキースイツチケース15
の脚部19により固定されているので、膨張した
場合接点部23がたとえば第8図に示す如く凸状
に塑性変形する。そうすると接点1と接点2を接
触させるために要する押下圧力が大きくなり、ま
たそのために各接点での押下圧力にバラツキが生
ずるので、操作性を悪化させるという問題があつ
た。
したがつて本考案は、以上述べたメンブレン接
点部10の接点部23において、曲げ応力または
膨張によりフイルムが変形せず安定した接点の開
閉が可能なキーボード装置を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
スペーサを介して一対の絶縁性フイルムを粘着
したメンブレン接点部と、該メンブレン接点部の
接点を押圧するキースイツチ部との結合部におい
て、前記フイルムおよび前記スペーサに穴を設
け、該結合部に所定の厚さをもつた部材を設け
て、メンブレン接点部とキースイツチ部とを間隔
を設けて締結したことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案による上記構成の装置においては、メン
ブレン接点部とキースイツチ部とを結合する結合
部において、可動接点フイルム、固定接点フイル
ムおよびスペーサは補強板とキースイツチケース
の間に介在せず、また前記メンブレン接点部と前
記キースイツチ部との間に間隔が設けられている
ので、メンブレン接点部とキースイツチ部を結合
する際にねじで強く締めても可動接点フイルムに
曲げ応力がかからない。それ故接点が接触する等
可動接点フイルムの接点部が塑性変形することは
ない。またねじを固く締めてもキースイツチケー
スの脚部が可動接点フイルムを固定させることは
ないから、高温、高湿により該可動接点フイルム
が膨張しても四方へ伸びるので、可動接点フイル
ムの接点部が塑性変形することはない。
〔実施例〕
本考案による実施例を図面にしたがつて説明す
る。なお各図面に共通の要素には同一の符号を付
す。
第1図は本考案に係る第1実施例を示す側断面
図であり、第2図は第1実施例の補強板を示す斜
視図である。第3図は本考案に係る第2実施例を
示す部分断面図である。なお各図面にはキースイ
ツチ部とメンブレン接点部とはそれぞれ1個づつ
しか示していない。
まず第1図と第2図にしたがつて第1実施例に
つきその構成を説明する。
第1実施例においてはキースイツチ部17の構
成は従来例と同一であるので説明は省略する。第
1図においてメンブレン接点部10は可動接点フ
イルム5、スペーサ7、固定接点フイルム6およ
び補強板9がこの順に積層して構成されている。
補強板9には第2図に示すように補助スペーサと
して円筒状突起51が設けられている。また可動
接点フイルム5、スペーサ7、固定接点フイルム
6には補強板9の突起51の直径より大きい径の
穴52が設けられており、この穴52に突起51
が嵌装されている。したがつて突起51と可動接
点フイルム5、スペーサ7および固定接点フイル
ム6との間には間隙53がある。この突起51と
キースイツチケース15の脚19aが当接し、ね
じ21で結合されている。そして突起51の高さ
は、可動接点フイルム5、スペーサ7および固定
接点フイルム6を積層した厚さより若干高くなつ
ている。それ故キースイツチケース15の脚部1
9は第1図で示すtの間隔をもつて可動接点フイ
ルム5から離れている。
またキースイツチケース15はブラケツト25
により支持されており、これによりキースイツチ
部17は傾くことがなく、また脚19aを支点と
する回転移動も防止することができる。
ところで第1実施例においては、開離、閉成の
作用は従来例と同様であるので説明は省略する。
以上のように構成した第1実施例では、補強板9
の突起51とキースイツチケース15の脚19a
とが直接ねじ21によつて結合され、かつ可動接
点フイルム5、スペーサ7および固定接点フイル
ム6が突起51に接触していないので、ねじ21
を強く締めても可動接点フイルム5等に何の作用
も及ぼさない。またキースイツチケース15の脚
部19と可動接点フイルム5とは離れているの
で、高温、高湿の下で可動接点フイルム5が膨張
しても可動接点フイルム5は四方へ伸びる。それ
故接点部23において可動接点フイルム5は塑性
変形することはない。ところでキースイツチケー
ス15の脚部19が可動接点フイルム5から離れ
ていても、補強板9の突起51と脚19aが当接
しねじ21によつて固定されているので、キー押
下のときに強く押してもキースイツチ部17が傾
くことはない。なお第1実施例では補強板9の突
起51はプレスで打出して一体に形成してある。
本考案に係る第2実施例を第3図に示す。第2
実施例はキースイツチ部の構成および開離、閉成
の作用は第1実施例と同様である。第2実施例は
補強板9の形状も従来例と同様であるが、キース
イツチケース15の脚19aと補強板9との間に
補助スペーサとしてカラ54を取り付けたもので
ある。このカラ54を介して補強板9とキースイ
ツチケース15の脚19aをねじ21によつて結
合している。またこのカラ54と、可動接点フイ
ルム5、スペーサ7および固定接点フイルム6と
の間には、第1実施例と同様に間隙53が設けて
ある。このような構成としても第1実施例と同様
の効果が得られることはいうまでもない。また第
2実施例では補強板9を成形加工する必要がない
という効果がある。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように本考案によれば、メ
ンブレン接点部とキースイツチ部を結合する結合
部において、可動接点フイルム、固定接点フイル
ムおよびスペーサの一部に穴を設け、該結合部に
突起もしくはカラを設けることにより、該結合部
をねじで強く締めても前記可動接点フイルムに曲
げ応力がかからない。それ故前記可動接点フイル
ムが接点部において塑性変形することがない。し
たがつて接点の間隔を常に一定に保持できるので
安定したキー操作を行うことができる。またキー
スイツチケースの脚が前記可動接点フイルムと離
れているので、高温、高湿の下で前記可動接点フ
イルムが膨張しても四方に伸び、前記接点部が塑
性変形することはない。それ故前記接点の間隔を
常に一定に保持できるので安定したキー操作が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る第1実施例を示す側断面
図、第2図は第1実施例の補強板を示す斜視図、
第3図は本考案に係る第2実施例を示す部分断面
図、第4図はメンブレン接点部を示す断面図、第
5図はメンブレン接点部を示す分解斜視図、第6
図は従来例を示す側断面図、第7図、第8図は従
来例を示す部分断面図である。 1,2……接点、3,4……配列パターン、5
……可動接点フイルム、6……固定接点フイル
ム、7……スペーサ、9……補強板、10……メ
ンブレン接点部、51……突起、52……穴、5
3……間隙、54……カラ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 接点および配列パターンが印刷された絶縁性
    薄膜をスペーサにより離隔して対向配置し、補
    強板上に取り付けたメンブレン接点部と、ブラ
    ケツトにより支持されたキースイツチ部とを締
    結部品により締結したメンブレンキーボード装
    置において、 前記絶縁性薄膜とスペーサに穴を設け、この
    穴に、所定の厚さを有する補助スペーサを遊挿
    して位置付け、前記補強板と前記キースイツチ
    部とを前記締結部品により該補助スペーサを介
    して締結し、メンブレン接点部とキースイツチ
    部との間に間隔を設けたことを特徴とするメン
    ブレンキーボード装置。 2 前記補助スペーサは、前記補強板を成形加工
    することにより形成されたことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のメンブレン
    キーボード装置。 3 前記補助スペーサがカラ部材であることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    メンブレンキーボード装置。
JP1986138565U 1986-09-11 1986-09-11 Expired JPH0438436Y2 (ja)

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JP1986138565U JPH0438436Y2 (ja) 1986-09-11 1986-09-11

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JPS6345928U JPS6345928U (ja) 1988-03-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016035821A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 富士通コンポーネント株式会社 キースイッチ装置、キーボード及びキースイッチ装置の組み立て方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60221915A (ja) * 1984-04-18 1985-11-06 オムロン株式会社 キ−ボ−ドスイツチ

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JPS60221915A (ja) * 1984-04-18 1985-11-06 オムロン株式会社 キ−ボ−ドスイツチ

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