JPH0438353B2 - - Google Patents
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- JPH0438353B2 JPH0438353B2 JP59157808A JP15780884A JPH0438353B2 JP H0438353 B2 JPH0438353 B2 JP H0438353B2 JP 59157808 A JP59157808 A JP 59157808A JP 15780884 A JP15780884 A JP 15780884A JP H0438353 B2 JPH0438353 B2 JP H0438353B2
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- audio signal
- signal
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- average
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Landscapes
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は俗にいう「カラオケ装置」等の音声信
号記録再生装置と用いて、ユーザーの歌う音声信
号を、基準となる磁気テープ等の再生音声信号と
比較して自動的にユーザーの歌唱力を採点する採
点装置に関するものである。
号記録再生装置と用いて、ユーザーの歌う音声信
号を、基準となる磁気テープ等の再生音声信号と
比較して自動的にユーザーの歌唱力を採点する採
点装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点
音響機器の1分野として、磁気テープ等の記録
媒体に記録された楽器などの演奏音楽信号を再
生・拡声し、これに合せてユーザーが歌を唄うと
上記演奏音楽信号と混合して拡声する、俗に言う
「カラオケ装置」と呼ばれているものがあり、広
く一般家庭用あるいは業務用として普及してい
る。
媒体に記録された楽器などの演奏音楽信号を再
生・拡声し、これに合せてユーザーが歌を唄うと
上記演奏音楽信号と混合して拡声する、俗に言う
「カラオケ装置」と呼ばれているものがあり、広
く一般家庭用あるいは業務用として普及してい
る。
上記「カラオケ装置」を用いて歌を唄うことに
より、ユーザーは喜びや満足感を得ることができ
るが、近年、自らの歌唱力を向上させたいと思う
人々が増加しており、歌唱力向上のために歌の先
生の指導を受ける人もいるが、誰もが可能なこと
ではなく、一人で歌の勉強ができる一つの手段と
して、「音声多重テープ」とよばれる磁気テープ
等の音声多重式の記録媒体なるものが急速に普及
してきている。この音声多重式の記録媒体とは一
例として、磁気テープの場合、第1図に示すよう
に、磁気テープ1における第1のトラツク101
に歌手などのボーカル信号が、第2のトラツク1
02に楽器等の演奏音楽信号がそれぞれ記録され
たものである。この磁気テープを用いる場合、第
2図に示すような構成の音声多重式の「カラオケ
装置」が用いられ、磁気テープ1に記録されたボ
ーカル信号および演奏音楽信号を、磁気ヘツド2
01と増幅器202よりなる第1の磁気テープ再
生手段2と、磁気ヘツド301と増幅器302よ
りなる第2のテープ再生手段3とにより再生し、
この2つの出力をマイク401と増幅器402よ
りなるマイク入力手段4の出力とともに混合増幅
器5により混合・電力増幅してスピーカ6より音
響信号として出力する。
より、ユーザーは喜びや満足感を得ることができ
るが、近年、自らの歌唱力を向上させたいと思う
人々が増加しており、歌唱力向上のために歌の先
生の指導を受ける人もいるが、誰もが可能なこと
ではなく、一人で歌の勉強ができる一つの手段と
して、「音声多重テープ」とよばれる磁気テープ
等の音声多重式の記録媒体なるものが急速に普及
してきている。この音声多重式の記録媒体とは一
例として、磁気テープの場合、第1図に示すよう
に、磁気テープ1における第1のトラツク101
に歌手などのボーカル信号が、第2のトラツク1
02に楽器等の演奏音楽信号がそれぞれ記録され
たものである。この磁気テープを用いる場合、第
2図に示すような構成の音声多重式の「カラオケ
装置」が用いられ、磁気テープ1に記録されたボ
ーカル信号および演奏音楽信号を、磁気ヘツド2
01と増幅器202よりなる第1の磁気テープ再
生手段2と、磁気ヘツド301と増幅器302よ
りなる第2のテープ再生手段3とにより再生し、
この2つの出力をマイク401と増幅器402よ
りなるマイク入力手段4の出力とともに混合増幅
器5により混合・電力増幅してスピーカ6より音
響信号として出力する。
上記の装置を用いて、記録媒体に記録されてい
るボーカル信号を聴き、自分で実際にボーカル信
号に合せて唄う練習をすれば歌唱力の上達が図れ
るとされているが、どんな練習を重ねても、自分
の唄が、手本となつているボーカル信号の唄い方
にどれだけ近づいているのか、すなわち自分の歌
唱力がどの程度向上しているのかがユーザー自身
には分らないという欠点があり、又、間違つた唄
い方をしていてもユーザー自身はそれに気づかな
いままであつたりして、個人での練習をする際に
は自ずと限界が生じ、興味がなくなつて練習意欲
もなくしてしまうことも多いという欠点を有して
いた。
るボーカル信号を聴き、自分で実際にボーカル信
号に合せて唄う練習をすれば歌唱力の上達が図れ
るとされているが、どんな練習を重ねても、自分
の唄が、手本となつているボーカル信号の唄い方
にどれだけ近づいているのか、すなわち自分の歌
唱力がどの程度向上しているのかがユーザー自身
には分らないという欠点があり、又、間違つた唄
い方をしていてもユーザー自身はそれに気づかな
いままであつたりして、個人での練習をする際に
は自ずと限界が生じ、興味がなくなつて練習意欲
もなくしてしまうことも多いという欠点を有して
いた。
発明の目的
本発明は上記従来の問題点を解消するもので、
音声多重式の記録媒体等に記録されているボーカ
ル信号とユーザーの唄う音声信号とを比較し、そ
の合致度を得点として算出・表示して、ユーザー
の歌唱力に対する一つの客観的評価手段となし、
特に、より正確な合致度を得点として算出する採
点装置を提供するものである。
音声多重式の記録媒体等に記録されているボーカ
ル信号とユーザーの唄う音声信号とを比較し、そ
の合致度を得点として算出・表示して、ユーザー
の歌唱力に対する一つの客観的評価手段となし、
特に、より正確な合致度を得点として算出する採
点装置を提供するものである。
発明の構成
この発明を達成するために本発明の採点装置
は、入力される第1の音声信号をパルス信号に変
換する第1の波形変換手段と、前記第1の波形変
換手段の出力パルス信号をもとに、前記第1の音
声信号の基本周波数を検出する第1の音程検出手
段と、前記第1の音程検出手段の出力である第1
の音声信号の音程情報を積算する第1の音程積算
手段と、前記第1の音程検出手段の出力である第
1の音声信号の音程情報の検出回数を計数する第
1の計数手段と、前記第1の音程積算手段の出力
を前記第1の計数手段の出力で割算することによ
り前記第1の音声信号の音程を平均化した第1の
音声信号の平均音程を算出する第1の平均音程計
算手段と、入力される第2の音声信号をパルス信
号に変換する第2の波形変換手段と、前記第2の
波形変換手段の出力パルス信号をもとに、前記第
2の音声信号の基本周波数を検出する第2の音程
検出手段と、前記第2の音程検出手段の出力であ
る第2の音声信号の音程情報を積算する第2の音
程積算手段と、前記第2の音程検出手段の出力で
ある第2の音声信号の音程情報の検出回数を計数
する第2の計数手段と、前記第2の音程積算手段
の出力を前記第2の計数手段の出力で割算するこ
とにより、前記第2の音声信号の音程を平均化し
た第2の音声信号の平均音程を算出する第2の平
均音程計算手段と、前記第2の音声信号の無信号
部を検出する第2の休止検出手段と、前記第2の
休止検出手段の出力により前記第2の音声信号の
休止が検出される度毎に前記第1の平均音程計算
手段の出力である第1の音声信号の平均音程と前
記第2の平均音程計算手段の出力である第2の音
声信号の平均音程との比を算出し、前記第1の音
程積算手段の積算値および前記第2の音程積算手
段の積算値をリセツトし、同時に前記第1の計数
手段の計数値および前記第2の計数手段の計数値
をリセツトすることによつて、前記第2の音声信
号の休止部から次の休止部までの間の前記第1の
音声信号の平均音程と前記第2の音声信号の平均
音程との比である休止間平均音程比を算出する休
止間平均音程比計算手段と、前記休止間平均音程
比計算手段の出力である休止間平均音程比の値の
分布状態に応じて、前記第1の音声信号が、前記
第2の音声信号とどの程度合致しているかを得点
として算出する得点計算手段とから構成されてお
り、この構成によつて、第1の音声信号としてユ
ーザーの唄う音声信号、第2の音声信号として歌
の手本となる記録媒体に記録されているボーカル
信号の再生音声信号を用いることにより、ユーザ
ーの唄う音声信号が記録媒体のボーカル信号の再
生音声信号とどの程度合致しているかが得点とし
て表示されるためユーザーが自分の歌唱力が記録
媒体のボーカル信号と比較してどの程度のレベル
であるかが認識できるものである。
は、入力される第1の音声信号をパルス信号に変
換する第1の波形変換手段と、前記第1の波形変
換手段の出力パルス信号をもとに、前記第1の音
声信号の基本周波数を検出する第1の音程検出手
段と、前記第1の音程検出手段の出力である第1
の音声信号の音程情報を積算する第1の音程積算
手段と、前記第1の音程検出手段の出力である第
1の音声信号の音程情報の検出回数を計数する第
1の計数手段と、前記第1の音程積算手段の出力
を前記第1の計数手段の出力で割算することによ
り前記第1の音声信号の音程を平均化した第1の
音声信号の平均音程を算出する第1の平均音程計
算手段と、入力される第2の音声信号をパルス信
号に変換する第2の波形変換手段と、前記第2の
波形変換手段の出力パルス信号をもとに、前記第
2の音声信号の基本周波数を検出する第2の音程
検出手段と、前記第2の音程検出手段の出力であ
る第2の音声信号の音程情報を積算する第2の音
程積算手段と、前記第2の音程検出手段の出力で
ある第2の音声信号の音程情報の検出回数を計数
する第2の計数手段と、前記第2の音程積算手段
の出力を前記第2の計数手段の出力で割算するこ
とにより、前記第2の音声信号の音程を平均化し
た第2の音声信号の平均音程を算出する第2の平
均音程計算手段と、前記第2の音声信号の無信号
部を検出する第2の休止検出手段と、前記第2の
休止検出手段の出力により前記第2の音声信号の
休止が検出される度毎に前記第1の平均音程計算
手段の出力である第1の音声信号の平均音程と前
記第2の平均音程計算手段の出力である第2の音
声信号の平均音程との比を算出し、前記第1の音
程積算手段の積算値および前記第2の音程積算手
段の積算値をリセツトし、同時に前記第1の計数
手段の計数値および前記第2の計数手段の計数値
をリセツトすることによつて、前記第2の音声信
号の休止部から次の休止部までの間の前記第1の
音声信号の平均音程と前記第2の音声信号の平均
音程との比である休止間平均音程比を算出する休
止間平均音程比計算手段と、前記休止間平均音程
比計算手段の出力である休止間平均音程比の値の
分布状態に応じて、前記第1の音声信号が、前記
第2の音声信号とどの程度合致しているかを得点
として算出する得点計算手段とから構成されてお
り、この構成によつて、第1の音声信号としてユ
ーザーの唄う音声信号、第2の音声信号として歌
の手本となる記録媒体に記録されているボーカル
信号の再生音声信号を用いることにより、ユーザ
ーの唄う音声信号が記録媒体のボーカル信号の再
生音声信号とどの程度合致しているかが得点とし
て表示されるためユーザーが自分の歌唱力が記録
媒体のボーカル信号と比較してどの程度のレベル
であるかが認識できるものである。
実施例の説明
第3図は本発明の一実施例を示すブロツク図で
ある。4はユーザーの唄う音声を電気信号に変換
し増幅を行なうマイク入力手段で、401はマイ
ク、402は増幅器である。2は音声多重式の記
録媒体に記録されているボーカル信号の再生を行
なう第1の磁気テープ再生手段で、201は磁気
ヘツド、202は増幅器である。7は第1の波形
変換手段で、ユーザーが唄う音声信号をパルス信
号へ変換を行なうものである。8は第2の波形変
換手段で、記録媒体のボーカル信号をパルス信号
へ変換を行なうものである。9は第1の音程検出
手段で、ユーザーが唄う音声の音程を検出するも
のである。10は第2の音程検出手段で、ボーカ
ル信号の音程を検出するものである。11は第1
の計数手段で、ユーザーが唄う音声信号の音程の
検出を行なつた回数の計数記憶を行なうものであ
る。12は第2の計数手段で、ボーカル信号の音
程の検出を行なつた回数の計数記憶を行なうもの
である。
ある。4はユーザーの唄う音声を電気信号に変換
し増幅を行なうマイク入力手段で、401はマイ
ク、402は増幅器である。2は音声多重式の記
録媒体に記録されているボーカル信号の再生を行
なう第1の磁気テープ再生手段で、201は磁気
ヘツド、202は増幅器である。7は第1の波形
変換手段で、ユーザーが唄う音声信号をパルス信
号へ変換を行なうものである。8は第2の波形変
換手段で、記録媒体のボーカル信号をパルス信号
へ変換を行なうものである。9は第1の音程検出
手段で、ユーザーが唄う音声の音程を検出するも
のである。10は第2の音程検出手段で、ボーカ
ル信号の音程を検出するものである。11は第1
の計数手段で、ユーザーが唄う音声信号の音程の
検出を行なつた回数の計数記憶を行なうものであ
る。12は第2の計数手段で、ボーカル信号の音
程の検出を行なつた回数の計数記憶を行なうもの
である。
13は第1の音程積算手段で、ユーザーの唄う
音声信号の音程情報の値を順次加算することによ
り積算を行なうものである。14は第2の音程積
算手段で、ボーカル信号の音程情報の値を順次加
算することにより積算を行なうものである。
音声信号の音程情報の値を順次加算することによ
り積算を行なうものである。14は第2の音程積
算手段で、ボーカル信号の音程情報の値を順次加
算することにより積算を行なうものである。
15は第1の平均音程計算手段で、第1の音程
積算手段13の出力であるユーザーの唄の音程情
報を積算した値を第1の計数手段11の出力であ
るユーザーの唄の音程情報の検出回数で割ること
により、ユーザーの唄の平均音程を計算するもの
である。16は第2の平均音程計算手段で、第2
の音程積算手段14の出力であるボーカル信号の
音程情報を積算した値を第2の計数手段12の出
力であるボーカル信号の音程情報の検出回数で割
ることによりボーカル信号の平均音程を計算する
ものである。17は第2の休止検出手段で、ボー
カル信号の無信号部を検出するものである。
積算手段13の出力であるユーザーの唄の音程情
報を積算した値を第1の計数手段11の出力であ
るユーザーの唄の音程情報の検出回数で割ること
により、ユーザーの唄の平均音程を計算するもの
である。16は第2の平均音程計算手段で、第2
の音程積算手段14の出力であるボーカル信号の
音程情報を積算した値を第2の計数手段12の出
力であるボーカル信号の音程情報の検出回数で割
ることによりボーカル信号の平均音程を計算する
ものである。17は第2の休止検出手段で、ボー
カル信号の無信号部を検出するものである。
18は休止間平均音程比計算手段で、第2の休
止検出手段17の出力により、ボーカル信号の無
信号部が検出される度毎に第1の平均音程計算手
段15の出力であるユーザーの唄の平均音程と、
第2の平均音程計算手段16の出力であるボーカ
ル信号の平均音程との比を算出し、第1の音程積
算手段13の積算値および前記第2の音程積算手
段14の積算値をリセツトし、第1の計数手段1
1および第2の計数手段12の計数値をもリセツ
トすることによつて、ボーカル信号の休止部から
次の休止部までの間のユーザーの唄の平均音程と
ボーカル信号の平均音程の比である休止間平均音
程比を算出するものである。19は得点計算手段
で、休止間平均音程比計算手段18の出力である
休止間平均音程比の値の分布状態に応じて、ユー
ザーの唄の音声信号がテープのボーカル信号であ
るプロ歌手の唄の音声信号とどの程度合致してい
るかを得点として算出するものである。
止検出手段17の出力により、ボーカル信号の無
信号部が検出される度毎に第1の平均音程計算手
段15の出力であるユーザーの唄の平均音程と、
第2の平均音程計算手段16の出力であるボーカ
ル信号の平均音程との比を算出し、第1の音程積
算手段13の積算値および前記第2の音程積算手
段14の積算値をリセツトし、第1の計数手段1
1および第2の計数手段12の計数値をもリセツ
トすることによつて、ボーカル信号の休止部から
次の休止部までの間のユーザーの唄の平均音程と
ボーカル信号の平均音程の比である休止間平均音
程比を算出するものである。19は得点計算手段
で、休止間平均音程比計算手段18の出力である
休止間平均音程比の値の分布状態に応じて、ユー
ザーの唄の音声信号がテープのボーカル信号であ
るプロ歌手の唄の音声信号とどの程度合致してい
るかを得点として算出するものである。
第4図は本実施例の具体的な構成を示すブロツ
ク図で、上記ユーザーの唄およびボーカル信号の
音程検出、音程検出回路の計数、音程積算、平均
音程計算の機能、休止間平均音程比計算、得点計
算の機能をマイクロコンピユータ16で実現した
ものである。
ク図で、上記ユーザーの唄およびボーカル信号の
音程検出、音程検出回路の計数、音程積算、平均
音程計算の機能、休止間平均音程比計算、得点計
算の機能をマイクロコンピユータ16で実現した
ものである。
第5図は前記第1の波形変換手段7の実際の回
路例を示したもので、通常、第1の波形変換手段
7と第2の波形変換手段8は同一回路が使われる
場合が多いため、第1の波形変換手段7の回路を
代表的に第6図の動作説明図とともに説明する。
路例を示したもので、通常、第1の波形変換手段
7と第2の波形変換手段8は同一回路が使われる
場合が多いため、第1の波形変換手段7の回路を
代表的に第6図の動作説明図とともに説明する。
701は入力端子、702,704,705,
708,710,711は抵抗器、703,70
6,709はコンデンサ、707は演算増幅器
(以下OPアンプと略称する)、712はトランジ
スタ、713は出力端子である。
708,710,711は抵抗器、703,70
6,709はコンデンサ、707は演算増幅器
(以下OPアンプと略称する)、712はトランジ
スタ、713は出力端子である。
OPアンプ707と抵抗器702,704,7
05とコンデンサ703,706とは低域通過形
のアクテイブフイルタを構成しており、入力端子
701に入力される第6図aに示されるような音
声電気信号の高域成分を取り去り、同時にOPア
ンプ707の増幅作用により必要な信号増幅を行
なうものであり、さらに抵抗器708とコンデン
サ709とで構成された時定数回路により前記ア
クテイブフイルタで除去不十分である高域成分を
補助的に除去する。こうして必要な量だけ高域成
分を除去された第6図bに示されるような音声電
気信号は抵抗器710,711とトランジスタ7
12とで第6図cに示されるようなパルス波形に
変換されることとなる。このようにして第1の波
形変換手段7によりマイク入力手段4の出力であ
るユーザーの唄う音声信号はパルス波形へと変換
され、同様に第2の波形変換手段8により第1の
磁気テープ再生手段の出力であるボーカル信号も
パルス波形に変換されることとなる。又、第2の
休止検出手段はボーカル信号を検波整流し、その
出力電圧があるレベル以下となることを検出する
ことにより実現できる。
05とコンデンサ703,706とは低域通過形
のアクテイブフイルタを構成しており、入力端子
701に入力される第6図aに示されるような音
声電気信号の高域成分を取り去り、同時にOPア
ンプ707の増幅作用により必要な信号増幅を行
なうものであり、さらに抵抗器708とコンデン
サ709とで構成された時定数回路により前記ア
クテイブフイルタで除去不十分である高域成分を
補助的に除去する。こうして必要な量だけ高域成
分を除去された第6図bに示されるような音声電
気信号は抵抗器710,711とトランジスタ7
12とで第6図cに示されるようなパルス波形に
変換されることとなる。このようにして第1の波
形変換手段7によりマイク入力手段4の出力であ
るユーザーの唄う音声信号はパルス波形へと変換
され、同様に第2の波形変換手段8により第1の
磁気テープ再生手段の出力であるボーカル信号も
パルス波形に変換されることとなる。又、第2の
休止検出手段はボーカル信号を検波整流し、その
出力電圧があるレベル以下となることを検出する
ことにより実現できる。
以下、第7図のマイクロコンピユータの処理動
作の要部を示すフローチヤートにもとづいて本実
施例の動作を説明する。
作の要部を示すフローチヤートにもとづいて本実
施例の動作を説明する。
まず、装置の電源は投入されており、マイクロ
コンピユータ16内部にある記憶素子等も初期化
されているものとする。ユーザーの唄う音声信号
はマイク入力手段4により電気音声信号となり、
増幅され、第1の波形変換手段7によりパルス信
号に変換され、マイクロコンピユータ16に入力
され、まずステツプ21でボーカル信号が無信号部
か否かをチエツクし、無信号部でなければステツ
プ22で入力パルスの時間幅をデイジタル量に変換
し、ステツプ23でそのデイジタル量をTW1とし
て、ΣTW1=ΣTW1+TW1の関係式でTW1を積
算し、ΣTW1を記憶する。次にステツプ24で
TW1の検出回数をカウントする。すなわち第6
図cに示されるパルス信号の“H”である期間を
マイクロコンピユータ自身のもつているクロツク
信号により計数すれば入力パルスの時間幅のデイ
ジタル量への変換が達成できる。このようにして
第6図cにおけるt1からt2の時間幅、t3からt4の
時間幅、t5からt6の時間幅…という順で変換が行
なわれる。尚、この時間幅は、増加すれば音階が
低くなつたことを示し、減少すれば音階が高くな
つたことを示している。
コンピユータ16内部にある記憶素子等も初期化
されているものとする。ユーザーの唄う音声信号
はマイク入力手段4により電気音声信号となり、
増幅され、第1の波形変換手段7によりパルス信
号に変換され、マイクロコンピユータ16に入力
され、まずステツプ21でボーカル信号が無信号部
か否かをチエツクし、無信号部でなければステツ
プ22で入力パルスの時間幅をデイジタル量に変換
し、ステツプ23でそのデイジタル量をTW1とし
て、ΣTW1=ΣTW1+TW1の関係式でTW1を積
算し、ΣTW1を記憶する。次にステツプ24で
TW1の検出回数をカウントする。すなわち第6
図cに示されるパルス信号の“H”である期間を
マイクロコンピユータ自身のもつているクロツク
信号により計数すれば入力パルスの時間幅のデイ
ジタル量への変換が達成できる。このようにして
第6図cにおけるt1からt2の時間幅、t3からt4の
時間幅、t5からt6の時間幅…という順で変換が行
なわれる。尚、この時間幅は、増加すれば音階が
低くなつたことを示し、減少すれば音階が高くな
つたことを示している。
上記のようにステツプ22は第1の音程検出手段
9の機能を実現し、ステツプ23は第1の音程積算
手段13の機能を実現し、ステツプ24は第1の計
数手段11の機能を実現している。
9の機能を実現し、ステツプ23は第1の音程積算
手段13の機能を実現し、ステツプ24は第1の計
数手段11の機能を実現している。
一方、音声多重式の記録媒体である磁気テープ
1に記録されているボーカル信号は第1の磁気テ
ープ再生手段2により再生され、第2の波形変換
手段8でパルス信号に変換されてマイクロコンピ
ユータ16に入力され、ステツプ26により入力パ
ルスの時間幅をデイジタル量に変換後ステツプ27
により、そのデイジタル量をTW2として、
ΣTW2=ΣTW2+TW2の関係式でTW2を積算し、
ΣTW2を記憶し、ステツプ28によりTW2の検出
回数をカウントする。
1に記録されているボーカル信号は第1の磁気テ
ープ再生手段2により再生され、第2の波形変換
手段8でパルス信号に変換されてマイクロコンピ
ユータ16に入力され、ステツプ26により入力パ
ルスの時間幅をデイジタル量に変換後ステツプ27
により、そのデイジタル量をTW2として、
ΣTW2=ΣTW2+TW2の関係式でTW2を積算し、
ΣTW2を記憶し、ステツプ28によりTW2の検出
回数をカウントする。
上記のようにステツプ26は第2の音程検出手段
10の機能を実現し、ステツプ27は第2の音程積
算手段14の機能を実現し、ステツプ28は第2の
計数手段12の機能を実現している。
10の機能を実現し、ステツプ27は第2の音程積
算手段14の機能を実現し、ステツプ28は第2の
計数手段12の機能を実現している。
次に再びステツプ21へともどり、ボーカル信号
が無信号状態となつているか否かをチエツクし、
無信号状態であればステツプ29へと進む。
が無信号状態となつているか否かをチエツクし、
無信号状態であればステツプ29へと進む。
ステツプ29ではユーザーの唄の平均音程M1を
M1=ΣTW1/N1の関係式で算出する。次にステ
ツプ30でボーカル信号の平均音程M2をM2=
ΣTW2/N2の関係式で算出する。次にはステツ
プ31でボーカル信号の休止部から次の休止部すな
わち無信号部から次の無信号部までの間の、ユー
ザーの唄の平均音程M1とボーカル信号の平均音
程M2との比である休止間平均音程比RMをRM=
M1/M2の関係式で算出する。
M1=ΣTW1/N1の関係式で算出する。次にステ
ツプ30でボーカル信号の平均音程M2をM2=
ΣTW2/N2の関係式で算出する。次にはステツ
プ31でボーカル信号の休止部から次の休止部すな
わち無信号部から次の無信号部までの間の、ユー
ザーの唄の平均音程M1とボーカル信号の平均音
程M2との比である休止間平均音程比RMをRM=
M1/M2の関係式で算出する。
上記のようにステツプ29は第1の平均音程計算
手段15の機能を実現し、ステツプ30は第2の平
均音程計算手段16の機能を実現している。
手段15の機能を実現し、ステツプ30は第2の平
均音程計算手段16の機能を実現している。
次に、ステツプ32へと進み、ステツプ32では休
止間平均音程比RM=M1/M2の値に応じて設定
された記憶素子(以下メモリと称する)の内容を
1だけ増加させる。すなわち、例えば第8図に示
すように、メモリは休止間平均音程比が1例とし
て0.2単位毎のしきい値をもとに複数個設けられ、
休止間平均音程比が検出されるごとに第8図に示
す検出回数に関するメモリの内容N301〜N311の
うちの対応するものが1ずつ内容が増加するよう
に動作する。次にステツプ33によりΣTW1、
ΣTW2、N1、N2を0にリセツトし、次のデータ
収集に備える。
止間平均音程比RM=M1/M2の値に応じて設定
された記憶素子(以下メモリと称する)の内容を
1だけ増加させる。すなわち、例えば第8図に示
すように、メモリは休止間平均音程比が1例とし
て0.2単位毎のしきい値をもとに複数個設けられ、
休止間平均音程比が検出されるごとに第8図に示
す検出回数に関するメモリの内容N301〜N311の
うちの対応するものが1ずつ内容が増加するよう
に動作する。次にステツプ33によりΣTW1、
ΣTW2、N1、N2を0にリセツトし、次のデータ
収集に備える。
上記のようにステツプ31、32、33により休止間
平均音程比計算手段18の機能を実現している。
平均音程比計算手段18の機能を実現している。
次にステツプ34により採点を開始する時点であ
るか否かを判断する。採点を開始する判断のもと
となるものしては、採点開始の指定をする押しボ
タンスイツチ情報を用いてもよいし、磁気テープ
1に記録されている演奏楽音信号の有無を検出し
て、演奏音楽信号がなくなつた時点で採点開始と
してもよい。
るか否かを判断する。採点を開始する判断のもと
となるものしては、採点開始の指定をする押しボ
タンスイツチ情報を用いてもよいし、磁気テープ
1に記録されている演奏楽音信号の有無を検出し
て、演奏音楽信号がなくなつた時点で採点開始と
してもよい。
採点開始の時点になつていなければステツプ34
より、ステツプ21へと進み、休止間平均音程比の
データ収集が行なわれる。
より、ステツプ21へと進み、休止間平均音程比の
データ収集が行なわれる。
そして、採点開始の時点になればステツプ34か
らステツプ35へと進み、得点の計算が行なわれ
る。ステツプ35は得点計算手段19の機能を持
ち、その得点の算出は、ユーザーの音声信号およ
び磁気テープ1のボーカル信号より作られたパル
ス信号の時間幅TW1、TW2をもとに計算された
休止間平均音程比の値ごとの検出回数N301〜
N311をもとに行なわれ、最大100点満点となるよ
うに計算する。その得点の計算式の1例としてま
ず基本式を説明する。得点Pを、 P=100×(N301〜N311のうち個数最大の値) /(N301〜N302+……+N311) ……式 というように定義する。
らステツプ35へと進み、得点の計算が行なわれ
る。ステツプ35は得点計算手段19の機能を持
ち、その得点の算出は、ユーザーの音声信号およ
び磁気テープ1のボーカル信号より作られたパル
ス信号の時間幅TW1、TW2をもとに計算された
休止間平均音程比の値ごとの検出回数N301〜
N311をもとに行なわれ、最大100点満点となるよ
うに計算する。その得点の計算式の1例としてま
ず基本式を説明する。得点Pを、 P=100×(N301〜N311のうち個数最大の値) /(N301〜N302+……+N311) ……式 というように定義する。
この式の意味は、音階比を検出した回数の合計
(N301〜N302+……+N311)で、N301〜N311のう
ちの個数最大の値を割つたものであり、最も発生
頻度の高い休止間平均音程比の全体に対する発生
の割合を示している。この式の得点Pが大きい
ということは、例えば第9図a休止間平均音程比
発生分布図のようにある休止間平均音程比に分布
が集中しているということであり、採点の基準と
なるボーカル信号に対してユーザーの唄う音声
が、ボーカル信号の休止部から次の休止部の間の
比較的長い時間の単位内でテンポが良く合つてお
り、音程も比較的正しいということを示してい
る。逆に、式の得点Pが小さいということは例
えば第9図bのようにどの休止間平均音程比にも
分布が集中していないということであつて、テン
ポと音程のどちらか一方又は両方が合つてないこ
とを示す。
(N301〜N302+……+N311)で、N301〜N311のう
ちの個数最大の値を割つたものであり、最も発生
頻度の高い休止間平均音程比の全体に対する発生
の割合を示している。この式の得点Pが大きい
ということは、例えば第9図a休止間平均音程比
発生分布図のようにある休止間平均音程比に分布
が集中しているということであり、採点の基準と
なるボーカル信号に対してユーザーの唄う音声
が、ボーカル信号の休止部から次の休止部の間の
比較的長い時間の単位内でテンポが良く合つてお
り、音程も比較的正しいということを示してい
る。逆に、式の得点Pが小さいということは例
えば第9図bのようにどの休止間平均音程比にも
分布が集中していないということであつて、テン
ポと音程のどちらか一方又は両方が合つてないこ
とを示す。
以上のように式の得点Pは歌唱力のうちのテ
ンポの合い方と音程の正確さを表わしていると考
えてよい。
ンポの合い方と音程の正確さを表わしていると考
えてよい。
このようにステツプ35では、ユーザーの音声信
号のテンポの合い方、音程の正確さを表す情報と
により、ユーザーの音声信号と磁気テープ1のボ
ーカル信号とがどの程度合致するかを得点として
算出することが分る。さらにステツプ36により得
点を得点表示手段17に表示を行なつている。
号のテンポの合い方、音程の正確さを表す情報と
により、ユーザーの音声信号と磁気テープ1のボ
ーカル信号とがどの程度合致するかを得点として
算出することが分る。さらにステツプ36により得
点を得点表示手段17に表示を行なつている。
以上のように本実施例によれば、ボーカル信号
を基準としてユーザーの唄のテンポの合い方、音
程の正確さを調べ、その合致度を得点として算出
し、表示することができるので、ユーザーの歌唱
力に対する一つの客観点評価手段を提供すること
ができる。
を基準としてユーザーの唄のテンポの合い方、音
程の正確さを調べ、その合致度を得点として算出
し、表示することができるので、ユーザーの歌唱
力に対する一つの客観点評価手段を提供すること
ができる。
なお、本実施例では採点の対象としてユーザー
の唄う音声信号を、採点の基準になるものとして
音声多重式の記録媒体である磁気テープのボーカ
ル信号を取り上げたが、これらは楽器演奏信号や
単なる正弦波信号や人の話し声などどのような音
声信号を用いてもよいし、パルス信号を用いるこ
ともできる。
の唄う音声信号を、採点の基準になるものとして
音声多重式の記録媒体である磁気テープのボーカ
ル信号を取り上げたが、これらは楽器演奏信号や
単なる正弦波信号や人の話し声などどのような音
声信号を用いてもよいし、パルス信号を用いるこ
ともできる。
又、本実施例では音声信号をパルス信号に変換
するために低域通過形アクテイブフイルタとトラ
ンジスタを用いた波形変換手段を取り上げたが、
これは音声信号波形をアナログ−デイジタル変換
器で直接デイジタル値のパルス信号に変換する回
路を用いてもよい。
するために低域通過形アクテイブフイルタとトラ
ンジスタを用いた波形変換手段を取り上げたが、
これは音声信号波形をアナログ−デイジタル変換
器で直接デイジタル値のパルス信号に変換する回
路を用いてもよい。
又、本実施例では音程積算手段、計数手段等を
マイクロコンピユータにより実現したが、これら
を従来の汎用ロジツク回路等で実現して用いても
よいのはもちろんのことである。
マイクロコンピユータにより実現したが、これら
を従来の汎用ロジツク回路等で実現して用いても
よいのはもちろんのことである。
又、本実施例ではユーザーの音声信号の処理
と、ボーカル信号の処理とでそれぞれ個別に波形
変換手段、音階変化検出手段を設けたが、これら
を1系統のみとし、時分割でユーザーの音声信号
の処理と、ボーカル信号の処理を行なわせてもよ
い。
と、ボーカル信号の処理とでそれぞれ個別に波形
変換手段、音階変化検出手段を設けたが、これら
を1系統のみとし、時分割でユーザーの音声信号
の処理と、ボーカル信号の処理を行なわせてもよ
い。
又、本実施例では、波形変換手段の出力である
パルス信号の“H”の場合の時間幅を第6図cに
おいて、t1からt2の時間幅の次はt3から4の時間幅
というようにすべて検知して音声信号の音程や平
均音程、さらには休止間平均音程比を検出するよ
うにしているが、例えば、第6図cにおいてt1か
らt2の時間幅の次はt5からt6の時間幅というよう
に1つずつ、とびとびに時間幅を検出してもよい
し、波形変換手段の出力であるパルス信号の
“H”となる1つの時間幅に比べて十分長い一定
期間の間の波形変換手段の出力であるパルス信号
の“H”となる時間幅を全パルスについて、又は
一部分のパルスについて調べ、1つのパルス当り
の平均時間幅や最大時間幅等を求めて、この平均
時間幅等により音声信号の音程等を検出するよう
にしてもよいし、又、パルス信号の“H”の時間
幅でなく、パルス信号の“L”の時間幅や、“L”
から“H”になつた時点から次の“L”から
“H”になる時点までの時間幅のようにパルス信
号の1周期の時間幅の検出を行なわせてもよい。
パルス信号の“H”の場合の時間幅を第6図cに
おいて、t1からt2の時間幅の次はt3から4の時間幅
というようにすべて検知して音声信号の音程や平
均音程、さらには休止間平均音程比を検出するよ
うにしているが、例えば、第6図cにおいてt1か
らt2の時間幅の次はt5からt6の時間幅というよう
に1つずつ、とびとびに時間幅を検出してもよい
し、波形変換手段の出力であるパルス信号の
“H”となる1つの時間幅に比べて十分長い一定
期間の間の波形変換手段の出力であるパルス信号
の“H”となる時間幅を全パルスについて、又は
一部分のパルスについて調べ、1つのパルス当り
の平均時間幅や最大時間幅等を求めて、この平均
時間幅等により音声信号の音程等を検出するよう
にしてもよいし、又、パルス信号の“H”の時間
幅でなく、パルス信号の“L”の時間幅や、“L”
から“H”になつた時点から次の“L”から
“H”になる時点までの時間幅のようにパルス信
号の1周期の時間幅の検出を行なわせてもよい。
尚、本実施例では、テンポの合い方、音程の正
確さを、最も発生頻度の高い休止間平均音程比の
発生回数と休止間平均音程比検出の全回数との割
合で評価したが、休止間平均音程比の発生分布を
調べることにより、休止間平均音程比の平均値や
偏差値等の統計学的手法を用いて評価してもよい
し、最も厳しい評価方法の1つとしては休止間平
均音程比が1.0等の整数となる割合を計算して相
対音階の一致も評価する等と方法を用いてもよ
い。
確さを、最も発生頻度の高い休止間平均音程比の
発生回数と休止間平均音程比検出の全回数との割
合で評価したが、休止間平均音程比の発生分布を
調べることにより、休止間平均音程比の平均値や
偏差値等の統計学的手法を用いて評価してもよい
し、最も厳しい評価方法の1つとしては休止間平
均音程比が1.0等の整数となる割合を計算して相
対音階の一致も評価する等と方法を用いてもよ
い。
尚、本実施例では休止間平均音程比の情報のみ
で得点を算出したが、ユーザーの唄の音程とボー
カル信号の音程とを遂次比較して音程に関する得
点を算出し、休止間平均音程比による得点とを合
計するという風に、他の評価項目を加えて得点を
算出するようにしてもよいし、このように他の評
価項目をも加えて得点を算出する場合には、休止
間平均音程比の最大値および最小値を記憶してお
き、この休止間平均音程比の最大値と最小値の比
をチエツクすることにより、ユーザーの唄とボー
カル信号が最大にずれた程度を知り、このずれの
程度に応じて得点を加減させるなどの方法で、ユ
ーザーが故意に異常な唄い方をしたときには、大
幅に得点を低くするなどの使い方をしてもよい。
で得点を算出したが、ユーザーの唄の音程とボー
カル信号の音程とを遂次比較して音程に関する得
点を算出し、休止間平均音程比による得点とを合
計するという風に、他の評価項目を加えて得点を
算出するようにしてもよいし、このように他の評
価項目をも加えて得点を算出する場合には、休止
間平均音程比の最大値および最小値を記憶してお
き、この休止間平均音程比の最大値と最小値の比
をチエツクすることにより、ユーザーの唄とボー
カル信号が最大にずれた程度を知り、このずれの
程度に応じて得点を加減させるなどの方法で、ユ
ーザーが故意に異常な唄い方をしたときには、大
幅に得点を低くするなどの使い方をしてもよい。
尚、本実施例では、ユーザーの唄の平均音程お
よびボーカル信号の平均音程も算出してから休止
間平均音程比を算出しているが、2つの信号の音
程積算手段の出力および計数手段の出力を用い
て、2つの信号の平均音程を算出せずに、直接休
止間平均音程比を算出する方法をとつてもよい。
よびボーカル信号の平均音程も算出してから休止
間平均音程比を算出しているが、2つの信号の音
程積算手段の出力および計数手段の出力を用い
て、2つの信号の平均音程を算出せずに、直接休
止間平均音程比を算出する方法をとつてもよい。
発明の効果
以上のように本発明は、2つの音声信号をパル
ス信号に変換する2つの波形変換手段と、その出
力をもとに2つの音声の基本周波数を検出する2
つの音程検出手段と、その出力をもとに音程情報
の積算を行なう2つの音程積算手段と、音程の検
出回数の計数を行なう2つの計数手段と、これら
2つの音程積算手段および2つの計数手段の出力
により2つの信号の平均音程を算出する2つの平
均音程計算手段と、ボーカル信号の無信号部を検
出する休止検出手段と、その出力と2つの平均音
程計算手段の出力により休止間平均音程比を算出
し、2つの音程積算手段の積算値および2つの計
数手段の計数値を0にリセツトする休止間平均音
程比計算手段と、その出力によりユーザーの唄が
ボーカル信号とどの程度合致しているかを得点と
して算出する得点計算手段とにより、ユーザーの
唄とボーカル信号の情報を比較演算し、テンポの
合い方、音程の正確さを調べて、より正確に2つ
の音声信号の合致度を得点として得ることができ
る。
ス信号に変換する2つの波形変換手段と、その出
力をもとに2つの音声の基本周波数を検出する2
つの音程検出手段と、その出力をもとに音程情報
の積算を行なう2つの音程積算手段と、音程の検
出回数の計数を行なう2つの計数手段と、これら
2つの音程積算手段および2つの計数手段の出力
により2つの信号の平均音程を算出する2つの平
均音程計算手段と、ボーカル信号の無信号部を検
出する休止検出手段と、その出力と2つの平均音
程計算手段の出力により休止間平均音程比を算出
し、2つの音程積算手段の積算値および2つの計
数手段の計数値を0にリセツトする休止間平均音
程比計算手段と、その出力によりユーザーの唄が
ボーカル信号とどの程度合致しているかを得点と
して算出する得点計算手段とにより、ユーザーの
唄とボーカル信号の情報を比較演算し、テンポの
合い方、音程の正確さを調べて、より正確に2つ
の音声信号の合致度を得点として得ることができ
る。
このことは音声多重式の記録媒体を用いて歌の
練習をする人々に、音声多重式の記録媒体に記録
されているボーカル信号を歌の先生として、その
歌の先生の歌唱力に対し、自分は何点の歌唱力が
あるかという客観的判断手段を提供できることと
なる。
練習をする人々に、音声多重式の記録媒体に記録
されているボーカル信号を歌の先生として、その
歌の先生の歌唱力に対し、自分は何点の歌唱力が
あるかという客観的判断手段を提供できることと
なる。
すなわち、歌の練習をする人々にとつて練習の
目標というものが明確となり、例えば、「この曲
を唄つて80点以上出るまで練習するんだ」という
ように練習意欲も向上し、唄つてみて良い点が出
なければ、なぜ良い点が出ないのかを考え、自分
の唄い方の悪い点を探すことにより、さらに実力
を伸ばしてゆくことができ、その実用的効果は大
なるものがある。
目標というものが明確となり、例えば、「この曲
を唄つて80点以上出るまで練習するんだ」という
ように練習意欲も向上し、唄つてみて良い点が出
なければ、なぜ良い点が出ないのかを考え、自分
の唄い方の悪い点を探すことにより、さらに実力
を伸ばしてゆくことができ、その実用的効果は大
なるものがある。
第1図は音声多重式記録媒体の1つである磁気
テープ上の音声多重トラツクの説明図、第2図は
音声多重式記録媒体の1つである磁気テープを用
いた俗にいう音声多重式の「カラオケ装置」のブ
ロツク図、第3図は本発明の一実施例の要部ブロ
ツク図、第4図は本実施例の具体的構成を示すブ
ロツク図、第5図は本実施例の第1の波形変換手
段の具体的構成を示す回路図、第6図は第1の波
形変換手段の動作を説明するための動作説明図、
第7図は本実施例のマイクロコンピユータの処理
動作の要部を示すフローチヤート、第8図は休止
間平均音程比発生回数を記憶するメモリの説明
図、第9図は休止間平均音程比の分布の例を示す
休止間平均音程比発生分布図である。 7……第1の波形変換手段、8……第2の波形
変換手段、9……第1の音程検出手段、10……
第2の音程検出手段、11……第1の計数手段、
12……第2の計数手段、13……第1の音程積
算手段、14……第2の音程積算手段、15……
第1の平均音程計算手段、16……第2の平均音
程計算手段、17……第2の休止検出手段、18
……休止間平均音程比計算手段。
テープ上の音声多重トラツクの説明図、第2図は
音声多重式記録媒体の1つである磁気テープを用
いた俗にいう音声多重式の「カラオケ装置」のブ
ロツク図、第3図は本発明の一実施例の要部ブロ
ツク図、第4図は本実施例の具体的構成を示すブ
ロツク図、第5図は本実施例の第1の波形変換手
段の具体的構成を示す回路図、第6図は第1の波
形変換手段の動作を説明するための動作説明図、
第7図は本実施例のマイクロコンピユータの処理
動作の要部を示すフローチヤート、第8図は休止
間平均音程比発生回数を記憶するメモリの説明
図、第9図は休止間平均音程比の分布の例を示す
休止間平均音程比発生分布図である。 7……第1の波形変換手段、8……第2の波形
変換手段、9……第1の音程検出手段、10……
第2の音程検出手段、11……第1の計数手段、
12……第2の計数手段、13……第1の音程積
算手段、14……第2の音程積算手段、15……
第1の平均音程計算手段、16……第2の平均音
程計算手段、17……第2の休止検出手段、18
……休止間平均音程比計算手段。
Claims (1)
- 1 入力される第1の音声信号をパルス信号に変
換する第1の波形変換手段と、前記第1の波形変
換手段の出力パルス信号をもとに、前記第1の音
声信号の基本周波数を検出する第1の音程検出手
段と、前記第1の音程検出手段の出力である第1
の音声信号の音程情報を積算する第1の音程積算
手段と、前記第1の音程検出手段の出力である第
1の音声信号の音程情報の検出回数を計数する第
1の計数手段と、前記第1の音程積算手段の出力
を前記第1の計数手段の出力で割算することによ
り前記第1の音声信号の音程を平均化した第1の
音声信号の平均音程を算出する第1の平均音程計
算手段と、入力される第2の音声信号をパルス信
号に変換する第2の波形変換手段と、前記第2の
波形変換手段の出力パルス信号をもとに、前記第
2の音声信号の基本周波数を検出する第2の音程
検出手段と、前記第2の音程検出手段の出力であ
る第2の音声信号の音程情報を積算する第2の音
程積算手段と、前記第2の音程検出手段の出力で
ある第2の音声信号の音程情報の検出回数を計数
する第2の計数手段と、前記第2の音程積算手段
の出力を前記第2の計数手段の出力で割算するこ
とにより前記第2の音声信号の音程を平均化した
第2の音声信号の平均音程を算出する第2の平均
音程計算手段と、前記第2の音声信号の無信号部
を検出する第2の休止検出手段と、前記第2の休
止検出手段の出力により前記第2の音声信号の休
止が検出される度毎に前記第1の平均音程計算手
段の出力である第1の音声信号の平均音程と前記
第2の平均音程計算手段の出力である第2の音声
信号の平均音程との比を算出し、前記第1の音程
積算手段の積算値および前記第2の音程積算手段
の積算値をリセツトし、同時に前記第1の計数手
段の計数値および前記第2の計数手段の計数値を
リセツトすることによつて前記第2の音声信号の
休止部から次の休止部までの間の前記第1の音声
信号の平均音程と前記第2の音声信号の平均音程
との比である休止間平均音程比を算出する休止間
平均音程比計算手段と、前記休止間平均音程比計
算手段の出力である休止間平均音程比の値の分布
状態に応じて、前記第1の音声信号が前記第2の
音声信号とどの程度合致しているかを得点として
算出する得点計算手段とを備えたことを特徴とす
る採点装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15780884A JPS6135477A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 採点装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15780884A JPS6135477A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 採点装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6135477A JPS6135477A (ja) | 1986-02-19 |
JPH0438353B2 true JPH0438353B2 (ja) | 1992-06-24 |
Family
ID=15657736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15780884A Granted JPS6135477A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 採点装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6135477A (ja) |
-
1984
- 1984-07-27 JP JP15780884A patent/JPS6135477A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6135477A (ja) | 1986-02-19 |
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