JPH0322640B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0322640B2
JPH0322640B2 JP59115966A JP11596684A JPH0322640B2 JP H0322640 B2 JPH0322640 B2 JP H0322640B2 JP 59115966 A JP59115966 A JP 59115966A JP 11596684 A JP11596684 A JP 11596684A JP H0322640 B2 JPH0322640 B2 JP H0322640B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pitch
audio signal
signal
frequency
waveform
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59115966A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60260081A (ja
Inventor
Takaaki Furuta
Satoshi Endo
Masaharu Morita
Eiji Minami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP59115966A priority Critical patent/JPS60260081A/ja
Publication of JPS60260081A publication Critical patent/JPS60260081A/ja
Publication of JPH0322640B2 publication Critical patent/JPH0322640B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は俗に言う「カラオケ装置」等の音声信
号記録再生装置と用いて、ユーザーの歌う音声を
基準となる磁気テープ等の再生音声信号と比較し
て、自動的にユーザーの歌唱力を採点する採点装
置に関するものである。 従来例の構成とその問題点 音響機器の一分野として、磁気テープ等の記録
媒体に記録された楽器などの演奏音楽信号を再生
拡声し、これに合せてユーザーが歌を唄うと上記
演奏音楽信号と混合して拡声する、俗に言う「カ
ラオケ装置」と呼ばれているものがあり、広く一
般家庭用あるいは業務用として普及している。 上記「カラオケ装置」を用いて歌を唄うことに
より、ユーザーは喜びや満足感を得ることができ
るが、近年、自らの歌唱力を向上させたいと思う
人々が増加しており、歌唱力向上のために歌の先
生の指導を受ける人もいるが、誰もが可能なこと
ではなく、一人で歌の勉強ができる一つの手段と
して、「音声多重テープ」とよばれる磁気テープ
等の音声多重式の記録媒体なるものが急速に普及
してきている。この音声多重式の記録媒体とは一
例として、磁気テープの場合第1図に示すように
磁気テープ1における第1のトラツク101に歌
手などのボーカル信号が、第2のトラツク102
に楽器等の演奏音楽信号がそれぞれ記録されたも
のである。この磁気テープを用いる場合、第2図
に示すような構成の音声多重式の「カラオケ装
置」が用いられ、磁気テープ1に記録されたボー
カル信号および演奏音楽信号を、磁気ヘツド20
1と増幅器202よりなる第1の磁気テープ再生
手段2と、磁気ヘツド301と増幅器302より
なる第2のテープ再生手段3とにより再生し、こ
の2つの出力をマイク401と増幅器402より
なるマイク入力手段の出力とともに混合増幅器5
により混合・電力増幅してスピーカ6より音響信
号として出力する。 上記の装置を用いて、記録媒体に記録されてい
るボーカル信号を聴き、自分で実際にボーカル信
合に合せて唄う練習をすれば歌唱力の上達が図れ
るとされているが、どんなに練習を重ねても、自
分の唱が手本となつている。ボーカル信号の唄い
方にどれだけ近づいているのか、すなわち自分の
歌唱力がどの程度向上しているのかがユーザー自
身には分らないという欠点があり、又、間違つた
唄い方をしていてもユーザー自身はそれに気づか
ないままであつたりして、個人での練習をする際
には自ずと限界が生じ、興味がなくなつて練習意
欲もなくしてしまうことも多いという欠点を有し
ていた。 また、最近では、記録媒体に記録されているボ
ーカル信号と、ユーザーのボーカル信号とを自動
的に比較処理して合致度を得点として算出して、
ユーザーの歌唱力を評価する装置が開発されてい
るが、これらのものは、複雑な周波数成分を含ん
だボーカル信号を精度高く比較評価できないとい
う欠点があつた。 というのは、ユーザーの音声にしても、記録媒
体上のボーカル信号にしても男性の場合と女性の
場合があり、回路としては約100Hzから約1000Hz
の周波数特性が必要とされる。そのために、特に
男性の音声の場合には、基本波に対して2次、3
次の高調波の影響を受け易くなる。その結果、例
えば、男性ユーザーの音声と、記録媒体上の男性
ボーカルとを比較した場合、聴感上1:1の音程
(周波数)関係にあつても、実際の回路上では
1:2,2:1等の関係が生ずる場合がある。と
ころが従来の採点装置の男性対男性の音声比較を
すると1:2,2:1の関係のものは音程(周波
数)が合致していないと判断しており、最終得点
結果は、精度の低い誤つたものになつていた。 発明の目的 本発明は上記従来の問題点を解消するもので、
音声多重式の記録媒体等に記録されているボーカ
ル信号とユーザーの唄う音声信号とを高精度に比
較し、その合致度を得点として算出して、ユーザ
ーの歌唱力に対する一つの客観的評価手段とな
し、特に、より正確に合致度を得点として算出す
る採点機を提供することを目的とする。 発明の構成 本発明の採点装置は、入力される第1の音声信
号をパルス信号に変換する第1の波形変換手段
と、前記第1の波形変換手段の出力パルス信号を
もとに前記第1の音声信号の音程(周波数)を検
出する第1の音程検出手段と、入力される第2の
音声信号をパルス信号に変換する第2の波形変換
手段と、前記第2の波形変換手段の出力パルス信
号をもとに前記第2の音声信号の音程(周波数)
を検出する第2の音程検出手段と、前記第1の音
程検出手段の出力と前記第2の音程検出手段の出
力とを比較し、その音程比率を予め定められた複
数個でかつ特定の許容範囲をもつた音程比率領域
毎に判別出力する比較手段と、それぞれの音程比
率領域毎に対応して独立に音程の合致回数を計数
する複数個の計数記憶手段と、最終、比較計数が
完了した時点で前記複数個の計数記憶手段の記憶
値の内最大値Nmを求め、その最大値Nmとその
最大値を記憶している計数記憶手段の音程比率の
値(A)に対して、(1/2A)と(2A)の関係にある
値の回数を計数記憶している計数記憶手段のそれ
ぞれの回数の値N1/2,N2を求め、これらの値Nn
N1/2,N2の値を加えた数を、前記第1の音声信
号と前記第2の音声信号の音程が合つている回数
として処理する演算手段と、この合つている数を
基本として前記第1の音声信号と、前記第2の音
声信号がどの程度合致しているかを得点として算
出する得点計算手段とから構成されており、この
構成によつて、第1の音声信号としてユーザーの
唄う音声信号、第2の音声信号として歌の手本と
なる記録媒体に記録されているボーカル信号の再
生信号を用いることにより、ユーザーの唄う音声
信号が記録媒体のボーカル信号の再生音声信号
と、どの程度合致しているかが得点として算出さ
れ、特にユーザーの唄う音声信号と記録媒体に記
録されているボーカル信号に高調波成分が含まれ
ていての高精度に比較評価できるため、ユーザー
は自分の歌唱力が記録媒体のボーカル信号と比較
してどの程度のレベルであるかが、従来のものと
比較してより正確に認識できるものである。 実施例の説明 第3図は本発明の一実施例を示すブロツク図で
ある。4はユーザーの唄う音声を電気信号に変換
し増幅を行なうマイク入力手段で、401はマイ
ク、402は増幅器である。2は音声多重式の記
録媒体に記録されているボーカル信号の再生を行
なう第1の磁気テープ再生手段で、201は磁気
ヘツド、202は増幅器である。7は第1の波形
変換手段で、ユーザーが唄う音声のパルス信号へ
の変換を行なうものである。8は第2の波形変換
手段で、記録媒体のボーカル信号のパルス信号へ
の変換を行なうものである。9は第1の音程検出
手段で、ユーザーが唄う音声の音程(周波数)を
検出するものである。10は第2の音程検出手段
で、磁気テープ上のボーカル信号の音程周波数を
検出するものである。11は比較手段で、ユーザ
ーの音程と磁気テープ上のボーカル信号の音程と
を比較し、その音程比率を予め定められた複数個
でかつ特定の許容範囲毎に判別出力するものであ
る。12は計数記憶手段であり、前記比較手段1
1の比較結果で、それぞれの音程比率領域毎に対
応して独立に音程の合致回数を計数記憶する、複
数個からなる計数記憶手段である。13は演算手
段で、前記複数個の計数記憶手段12の記憶値の
内で最大値Nmを求め、その最大値Nmと、その
最大値を記憶している計数記憶手段の音程比率の
値(A)に対して、(1/2A)と(2A)の関係にある
値を計数記憶している計数記憶手段のそれぞれの
値N1/2,N2を求め、これらの値Nn,N1/2,N2
値を加えた数を、ユーザーの音程と磁気テープ上
のボーカル信号の音程が合つているものとして処
理する。14は得点計算手段で、前記演算手段1
3の演算結果に基づいて、ユーザーが唄う音声信
号と磁気テープ上のボーカル信号とどの程度合致
しているかを得点として算出するものである。 第4図は本実施例の具体的な構成を示すブロツ
ク図で、前記ユーザーの唄う音声の音程検出と、
磁気テープ上のボーカル信号の音程検出と、それ
ぞれの音程の比較と、比較結果の計数記憶と、演
算と、得点の計算の機能をマイクロコンピユータ
15で実現したものである。 第5図は前記第1の波形変換手段7の実際の回
路例を示したもので、通常第1の波形変換手段7
と第2の波形変換手段は同一回路が使われる場合
が多いため、第1の波形変換手段7の回路を代表
的に第6図の動作説明図とともに説明する。 701は入力端子、702,704,705,
708,710,711は抵抗器、703,70
6,709はコンデンサ、707は演算増幅器
(以下OPアンプと略称する)、712はトランジ
スタ、713は出力端子である。 OPアンプ707と抵抗器702,704,7
05とコンデンサ703,706とは低域通過形
のアクテイブフイルタを構成しており、入力端子
701に入力される第6図aに示されるような音
声電気信号の高域成分を取り去り、同時にOPア
ンプ707の増幅作用により必要な信号増幅を行
なうものであり、さらに抵抗器708とコンデン
サ709とで構成された時定数回路より前記アク
テイブフイルタで除去不十分である高域成分を補
助的に除去する。こうして必要な量だけ高域成分
を除去された第6図bに示されるような音声電気
信号は抵抗器710,711とトランジスタ71
2とで第6図cに示されるようなパルス波形に変
換されることとなる。このようにして第1の波形
変換手段7によりマイク入力手段4の出力である
ユーザーの唄う音声信号はパルス波形へと変換さ
れ、同様に第2の波形変換手段8により第1の磁
気テープ再生手段の出力であるボーカル信号もパ
ルス波形に変換されることとなる。 以下、第7図、第8図のマイクロコンピユータ
の処理動作の要部を示すフローチヤートにもとづ
いて本実施例の動作を説明する。 まず、装置の電源は投入されており、マイクロ
コンピユータ15内部にある記憶素子等も初期化
されているものとする。ユーザーの唄う音声信号
はマイク入力手段4により電気音声信号となり、
増幅され、第1の波形変換手段7によりパルス信
号に変換され、マイクロコンピユータ15にステ
ツプ17で入力され、ステツプ18で入力パルス
を音程(周波数)(u)に変換する。すなわち
第6図cに示されるパルス信号のt1からt3の時間
幅(周期)をマイクロコンピユータ自身のもつて
いるクロツク信号により計数し、その値の逆数を
求めれば音程(周波数)(u)への変換が実現
できる。このようにして第6図cにおけるt1から
t3、t3からt5、t5からt7……という順で変換が行な
われる。 次に音声多重式の記録媒体である磁気テープ1
に記録されているボーカル信号は、第1の磁気テ
ープ再生手段2により再生され、第2の波形変換
手段8でパルス信号に変換されマイクロコンピユ
ータ15にステツプ19で入力され、ステツプ2
0で入力パルスを音程(周波数)(v)に変換
する。 次にステツプ21で、ユーザーの音声信号の音
程(周波数)(u)と磁気テープ上のボーカル
信号の音程(周波数)(v)が等しいか否かを
判断し、等しい場合にはステツプ26へと進み、
N(1)のカウンタをカウントアツプする。ステツプ
21でONと判断された場合にはステツプ22へ
と進み、ユーザーの音声信号の音程(周波数)
(u)の2倍の音程(周波数)と、ボーカル信号
の音程(周波数)(v)が等しい場合にはステ
ツプ27へと進み、N(2)のカウンタをカウントア
ツプする。ステツプ22でNOと判断された場合
にはステツプ23へと進み、ユーザーの音声信号
の音程(周波数)(u)の4倍の音程(周波数)
と、ボーカル信号の音程(周波数)(v)が等
しい場合にはステツプ28へと進み、N(4)のカウ
ンタをカウントアツプする。ステツプ23でNO
と判断された場合にはステツプ24へと進み、ユ
ーザーの音声信号の音程(周波数)(u)の1/2
倍の音程(周波数)と、ボーカル信号の音程(周
波数)(v)が等しい場合にはステツプ29へ
と進み、N(1/2)のカウンタをカウントアツプす
る。ステツプ24でNOと判断された場合にはス
テツプ25へと進み、ユーザーの音声信号の音程
(周波数)(u)の1/4倍の音程(周波数)と、
ボーカル信号の音程(周波数)(v)が等しい
場合にはステツプ30へと進み、N(1/4)のカウ
ンタをカウントアツプする。ステツプ25でNO
と判断された場合には、ステツプ31へと進む。
ここでは、ユーザーの音声信号の音程(周波数)
と、磁気テープ上のボーカル信号の音程(周波
数)を比較した回数NTのカウンタをカウントア
ツプする。即ち、このステツプ31の処理を通る
毎にカウントアツプさせることになる。 上記のように、ステツプ21〜30ではユーザ
ーの音声信号の音程(周波数)(u)と磁気テ
ープ上のボーカル信号の音程(周波数)(v)
との比較を行ない、音程(周波数)(u)が音
程(周波数)(v)に対して、1倍、2倍、4
倍、1/2倍、1/4倍のどの関係で等しくなつている
か、或るいは、どの関係においても等しくないか
を比較処理、計数記憶しており、第3図における
比較手段11と計数記憶手段12を実現してい
る。 次に、ステツプ32では採点を開始する時点で
あるか否かを判断する。 採点を開始する判断のもととなるものとして
は、採点開始の指定をする押しボタンスイツチ情
報を用いてもよいし、磁気テープ1に記録されて
いる演奏音楽信号の有無を検出して、演奏音楽信
号がなくなつた時点で採点開始としてもよい。 採点開始の時点になつていなければステツプ3
2からステツプ17へと進み、ユーザーの音声信
号のパルスの取り込みと、磁気テープ上のボーカ
ル信号のパルスの取り込み及び処理が行なわれ
る。 そして、採点開始の時点になればステツプ32
からステツプ33へと進み、ここでは前記カウン
タN(1),N(2),N(4),N(1/2),N(1/4)のカウ
ント値の中から最大値を持つカウンタNnを求め
る。次にステツプ34では、最大値Nnのカウン
タの音程比率(A)の2倍と1/2倍の音程比率をもつ
N1/2,N2のカウンタの値を求め、それらを加算
してNpkを求める。実際に、磁気テープ上のボー
カルが男性でユーザーの音声が男性の場合、最大
値の比率(A)は1となり、(1/2A)と(2A)はそ
れぞれ1/2と2となる。その他、男性と女性の組
み合わせでの最大値の比率(A)と(1/2A)の値と
(2A)の値を下表に示す。
【表】 ここで、〜印のある数字がそれぞれの組み合わ
せにおける最大値の音程比率(A)に相当する。即
ち、女性の音程(周波数)は男性に比較して基本
的に1オクターブ高いので、表の関係となる。 ここでステツプ33とステツプ34は第3図の
演算手段13の機能を実現している。次にステツ
プ35では得点の計算が行なわれる。ステツプ3
5は第3図の得点計算手段14の機能を持ち、そ
の得点の算出はユーザーの音声信号および磁気テ
ープ1のボーカル信号より作られたパルスの音程
(周波数)を比較して合致した回数Npkと総比較
回路NTをもとに行なわれ、最大100点満点となる
ように計算する。その得点の計算式の1例として
は、得点Pを P=(Npk/NT)×100 というように定義し、計算をさせれば良い。 上記の計算式による得点は、Npk=NTとなつた
時に満点である100点となり、これは、ユーザー
の音声信号の音程(周波数)(u)と磁気テー
プ上のボーカル信号の音程(周波数)(v)と
が、比較する度に、合致しておりN(A),N(1/2
A),N(2A)のいずれかにカウントされている
場合である。また、逆にNpkの値がゼロであれば
得点Pは0点となり、1回も合致しなかつたこと
になる。この計算ののち、得られた得点をステツ
プ36により得点表示手段16で表示させること
となる。 このようにして、ユーザーの音声信号と磁気テ
ープ上のボーカル信号がどの程度合致するかを得
点として算出でき、たとえ高調波の影響で2倍、
或るいは1/2倍の音程(周波数)の関係になつた
としても、N1/2,N2でカウントされてNnの値に
加算され、正確にNpkの値が算出されて、正確な
得点が得られることになる。 以上のように本実施例によれば、ユーザーの唄
う音声信号の音程(周波数)と、磁気テープ等に
記録されているボーカル信号の音程(周波数)を
比較し、高調波の影響があつても正確に判定でき
るようにしているため、ユーザーの歌唱力をより
正確に評価する客観的評価手段を提供することが
できる。 なお、本実施例では採点の対象としてユーザー
の唄う音声信号を、採点の基準となるものとして
音声多重式の記録媒体である磁気テープのボーカ
ル信号を取り上げたが、これらは楽器演奏信号が
単なる正弦波信号や人の話し声などどのような音
声信号を用いてもよい。 又、本実施例では音声信号をパルス信号に変換
するために低域通過形アクテイブフイルタとトラ
ンジスタを用いた波形変換手段を取り上げたが、
これは音声信号波形をアナログ−デイジタル変換
器で直接デイジタル値のパルス信号に変換する回
路を用いてもよい。 又、本実施例では音階変化検出手段、計数記憶
手段等をマイクロコンピユータにより実現したが
これらを従来の汎用ロジツク回路等で実現して用
いてもよいのはもちろんのことである。 又、本実施例ではユーザーの音声信号の処理と
ボーカル信号の処理とでそれぞれ個別に波形変換
手段、音階変化検出手段を設けたが、これらを1
系統のみとし、時分割でユーザーの音声信号の処
理とボーカル信号の処理を行なわせてもよい。 又、本実施例では、波形変換手段の出力である
パルス信号の音程(周波数)を求めて比較するよ
うにしているが、パルス信号の1周期、或るいは
1/2周期を求めて比較しても良い。又、第6図c
においてt1からt3の音程(周波数)の次はt5から
t7の音程(周波数)というように1つづつ、飛び
飛びに音程(周波数)を検出しても良いし、波形
変換手段の出力であるパルス信号の1周期に比べ
て十分長い間に全パルスについて、又は1部分の
パルスについて音程(周波数)を調べ、その期間
内の平均音程(周波数)を求めて比較するように
しても良い。 又、本実施例ではユーザーの音声信号の音程
(周波数)(u)と磁気テープ上のボーカル信号
の音程周波数)の合致を符号を用いて比較してい
るけれども、テープスピード偏差や、音程(周波
数)のズレの許容範囲を考慮して、例えば±5%
の範囲に入つていれば合致していると判断しても
良いし、段階的に評価(例えば、±5%以内であ
れば完全に合つており、±7%以内であれば1/2合
つていると判断する)しても良いことは言うまで
もない。 発明の効果 本発明は、2つの音声信号をパルス信号に変換
する2つの波形変換手段と、その出力をもとに音
程(周波数)を検出する2つの音程検出手段と、
その出力を比較しその音程比率を予め定められた
複数個でかつ特定の許容範囲をもつた音程比率領
域毎に判別出力する比較手段と、それぞれの音程
比率領域毎に対応して独立に音程の合致回数を計
数する複数個の計数記憶手段と、その計数記憶手
段の記憶値の内最大値Nmを求め、その最大値
Nmとその最大値を記憶している計数記憶手段の
音程比率の値(A)に対して、(1/2A)と(2A)の
関係にある値の回数を計数記憶している計数記憶
手段のそれぞれの回数の値N1/2,N2を求め、こ
れらの値Nn,N1/2,N2の値を加えた数を、ユー
ザーの音程と磁気テープ上のボーカル信号の音程
が合つているものとして処理する演算手段と、得
点計算手段とにより2系統の情報を比較演算し
て、2つの音声信号の合致度を特に高い精度で得
点として得ることができる。このことは音声多重
式の記録媒体を用いて歌の練習をする人々に音声
多重式の記録媒体に記録されているボーカル信号
を歌の先生として、その歌の先生の歌唱力に対
し、自分はどの程度の歌唱力があるかという客観
的判断手段を提供でき、練習効果は大なるものが
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は音声多重式記録媒体の1つである磁気
テープ上の音声多重トラツクの説明図、第2図は
音声多重式記録媒体の1つである磁気テープを用
いた俗にいう音声多重式の「カラオケ装置」のブ
ロツク図、第3図は本発明の一実施例の要部ブロ
ツク図、第4図は本実施例の具体的構成を示すブ
ロツク図、第5図は本実施例の第1の波形変換手
段の具体的構成を示す回路図、第6図は第1の波
形変換手段の動作を説明するための動作説明図、
第7図、第8図は本実施例のマイクロコンピユー
タの処理動作の要部を示すフローチヤートであ
る。 7……第1の波形変換手段、8……第2の波形
変換手段、9……第1の音程検出手段、10……
第2の音程検出手段、11……比較手段、12…
…計数記憶手段、13……演算手段、14……得
点計算手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 入力される第1の音声信号をパルス信号に変
    換する第1の波形変換手段と、前記第1の波形変
    換手段の出力パルス信号をもとに前記第1の音声
    信号の音程(周波数)を検出する第1の音程検出
    手段と、入力される第2の音声信号をパルス信号
    に変換する第2の波形変換手段と、前記第2の波
    形変換手段の出力パルス信号をもとに前記第2の
    音声信号の音程(周波数)を検出する第2の音程
    検出手段と、前記第1の音程検出手段の出力と前
    記第2の音程検出手段の出力とを比較し、その音
    程比率を予め定められた複数個でかつ特定の許容
    範囲をもつた音程比率領域毎に判別出力する比較
    手段と、それぞれの音程比率領域毎に対応して独
    立に音程の合致回数を計数する複数個の計数記憶
    手段と、最終、比較計数が完了した時点で前記複
    数個の計数記憶手段の記憶値の内最大値Nmを求
    め、その最大値Nmとその最大値を記録している
    計数記憶手段の音程比率の値(A)に対して、(1/2
    A)と(2A)の関係にある値の回数を計数記憶
    している計数記憶手段のそれぞれの回数の値
    N1/2,N2を求め、これらの値Nn,N1/2,N2の値
    を加えた数を、前記第1の音声信号と前記第2の
    音声信号の音程が合つている回数として処理する
    演算手段と、この合つている回数を基本として前
    記第1の音声信号と、前記第2の音声信号がどの
    程度合致しているかを得点として算出する得点計
    算手段とを備えたことを特徴とする採点装置。
JP59115966A 1984-06-06 1984-06-06 採点装置 Granted JPS60260081A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59115966A JPS60260081A (ja) 1984-06-06 1984-06-06 採点装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59115966A JPS60260081A (ja) 1984-06-06 1984-06-06 採点装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60260081A JPS60260081A (ja) 1985-12-23
JPH0322640B2 true JPH0322640B2 (ja) 1991-03-27

Family

ID=14675543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59115966A Granted JPS60260081A (ja) 1984-06-06 1984-06-06 採点装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60260081A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60260081A (ja) 1985-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0322640B2 (ja)
JPS6087397A (ja) 採点装置
JP2674219B2 (ja) 採点装置
JPH0346837B2 (ja)
JPH0344314B2 (ja)
JPS61167970A (ja) 採点装置
JPH0438355B2 (ja)
JPH0344313B2 (ja)
JPS6083097A (ja) 採点装置
JPH0582954B2 (ja)
JPH0438353B2 (ja)
JPS60260984A (ja) 採点装置
JPH0344312B2 (ja)
JPH0234398B2 (ja)
JPS60260083A (ja) 採点装置
JPS6083096A (ja) 採点装置
JPH0225196B2 (ja)
JPS6240488A (ja) 採点装置
JPH0582955B2 (ja)
JPH0344310B2 (ja)
JPH0352080B2 (ja)
JPH0344311B2 (ja)
JPH0225198B2 (ja)
JPH0225197B2 (ja)
JPH0225195B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term