JPH0438174Y2 - - Google Patents
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- JPH0438174Y2 JPH0438174Y2 JP12148787U JP12148787U JPH0438174Y2 JP H0438174 Y2 JPH0438174 Y2 JP H0438174Y2 JP 12148787 U JP12148787 U JP 12148787U JP 12148787 U JP12148787 U JP 12148787U JP H0438174 Y2 JPH0438174 Y2 JP H0438174Y2
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Landscapes
- Central Air Conditioning (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、湿式空気清浄装置に係り、例えば
食品、薬品、精密機械、半導体等を扱う大工場用
のクリーンルーム、事務所あるいは病院等におい
て使用され、その室内の空気中の塵埃を液滴流動
域を利用して除去すると共に湿度・温度調節を
し、再び室内に循環する湿式空気清浄装置に関す
るものである。
食品、薬品、精密機械、半導体等を扱う大工場用
のクリーンルーム、事務所あるいは病院等におい
て使用され、その室内の空気中の塵埃を液滴流動
域を利用して除去すると共に湿度・温度調節を
し、再び室内に循環する湿式空気清浄装置に関す
るものである。
[従来の技術]
従来、この種の空気清浄装置としては、室内の
出口に送風機を介してシヤワールームに形成され
た蒸発器を接続し、また、室内の入口には加温器
を接続し、これら蒸発器と加温器とを接続すると
共に、これら蒸発器と加温器の内部にそれぞて蛇
行状に設けられた熱交換管の出入口をそれぞれ冷
凍機に接続し、室内から蒸発器内に導入された空
気をこの蒸発器内の水シヤワーによる微細水滴
(冷水微細ミスト)と接触させて冷却、加温する
と共に室内から持込まれた塵埃、細菌、ウイルス
等の有害成分を除去し、この冷却、加湿された空
気をさらに加湿器内に導入して適当な温度、湿度
にまで加熱調湿し、再び室内に循環させるように
したもの、あるいは、上記蒸発器及び加温器とし
てサイクロン型のものを使用する逆ライキンサイ
クルのものが知られている(特開昭59−185922号
公報参照)。
出口に送風機を介してシヤワールームに形成され
た蒸発器を接続し、また、室内の入口には加温器
を接続し、これら蒸発器と加温器とを接続すると
共に、これら蒸発器と加温器の内部にそれぞて蛇
行状に設けられた熱交換管の出入口をそれぞれ冷
凍機に接続し、室内から蒸発器内に導入された空
気をこの蒸発器内の水シヤワーによる微細水滴
(冷水微細ミスト)と接触させて冷却、加温する
と共に室内から持込まれた塵埃、細菌、ウイルス
等の有害成分を除去し、この冷却、加湿された空
気をさらに加湿器内に導入して適当な温度、湿度
にまで加熱調湿し、再び室内に循環させるように
したもの、あるいは、上記蒸発器及び加温器とし
てサイクロン型のものを使用する逆ライキンサイ
クルのものが知られている(特開昭59−185922号
公報参照)。
[考案が解決しようとする問題点]
しかしながら、このような従来の空気清浄装置
においては、空気中の塵埃と冷水微細ミストとの
接触、冷却及び加熱を別々の機器にて行うため、
各機器を別々に用意する必要があると共に、それ
らの配管や全体の経路が長大化し、また、空気を
送る送風設備も大型又は多数化するため、構造全
体が大型かる複雑化すると共に、施工工数がかか
りコストが嵩むという問題があつた。
においては、空気中の塵埃と冷水微細ミストとの
接触、冷却及び加熱を別々の機器にて行うため、
各機器を別々に用意する必要があると共に、それ
らの配管や全体の経路が長大化し、また、空気を
送る送風設備も大型又は多数化するため、構造全
体が大型かる複雑化すると共に、施工工数がかか
りコストが嵩むという問題があつた。
そこで、出願人は、このような問題を解決し得
るものとして、清浄化及び調温、調湿化されるべ
き空気中の塵埃、細菌等に電荷を付与する荷電部
と、冷却しつつ塵埃、細菌等を捕集する冷却捕集
部と、この冷却捕集部に冷水を散水する冷水供給
部と、上記冷却捕集部を通過した微細水滴等を捕
集する微細水滴除去部と、清浄化された空気を調
温・調湿するための再熱手段と1つの装置本体内
に収納して、空気の清浄化及び調温・調湿化を効
率良く行うことができるようにした湿式空気清浄
装置、及び、これに冷水供給部に供給される冷水
を殺菌処理する手段を付加した湿式空気清浄装置
を提案した(特願昭62−104742号発明)。
るものとして、清浄化及び調温、調湿化されるべ
き空気中の塵埃、細菌等に電荷を付与する荷電部
と、冷却しつつ塵埃、細菌等を捕集する冷却捕集
部と、この冷却捕集部に冷水を散水する冷水供給
部と、上記冷却捕集部を通過した微細水滴等を捕
集する微細水滴除去部と、清浄化された空気を調
温・調湿するための再熱手段と1つの装置本体内
に収納して、空気の清浄化及び調温・調湿化を効
率良く行うことができるようにした湿式空気清浄
装置、及び、これに冷水供給部に供給される冷水
を殺菌処理する手段を付加した湿式空気清浄装置
を提案した(特願昭62−104742号発明)。
従つて、本考案は先に提案した上記湿式空気清
浄装置の改良にかかるもので、その目的とすると
ころは冷却捕集部の液滴流動域において形成され
る冷水微細ミストや装置本体内に生じた水滴が荷
電部に付着してこの荷電部におけるコロナ放電に
支承をきたすのを未然に防止すると共に、集塵捕
集効率をより一層向上させることにある。
浄装置の改良にかかるもので、その目的とすると
ころは冷却捕集部の液滴流動域において形成され
る冷水微細ミストや装置本体内に生じた水滴が荷
電部に付着してこの荷電部におけるコロナ放電に
支承をきたすのを未然に防止すると共に、集塵捕
集効率をより一層向上させることにある。
[問題点を快活するための手段]
すなわち、本考案は、下部に冷却水槽を備え、
その上方側部に空気流入口を有すると共に上部に
空気流出口を有してこれらの間に空気流路が形成
される筒状の装置本体と、この装置本体内の空気
流入口と空気流出口との間に配設される冷水供給
部と、この冷水供給部と空気流入口との間に配設
される冷却捕集部と、上記冷水供給部と空気流出
口との間に上方に向けて順次配設される微細水滴
除去部及び再熱手段とを有する湿式空気清浄装置
において、上記空気流入口に真直ぐ又は斜め下向
きの下降流路を接続し、この下降流路内に少なく
とも放電極と対電極を備えた放電集塵部を配設
し、冷却捕集部との間に電位差を与えて集塵する
湿式空気清浄装置である。
その上方側部に空気流入口を有すると共に上部に
空気流出口を有してこれらの間に空気流路が形成
される筒状の装置本体と、この装置本体内の空気
流入口と空気流出口との間に配設される冷水供給
部と、この冷水供給部と空気流入口との間に配設
される冷却捕集部と、上記冷水供給部と空気流出
口との間に上方に向けて順次配設される微細水滴
除去部及び再熱手段とを有する湿式空気清浄装置
において、上記空気流入口に真直ぐ又は斜め下向
きの下降流路を接続し、この下降流路内に少なく
とも放電極と対電極を備えた放電集塵部を配設
し、冷却捕集部との間に電位差を与えて集塵する
湿式空気清浄装置である。
本考案において、室内で汚染された空気は、例
えば送風フアン等の送風手段によつて空気流入口
から装置本体内に送込まれるが、この際に空気流
入口に接続された下降流路内の放電集塵部を通過
する。
えば送風フアン等の送風手段によつて空気流入口
から装置本体内に送込まれるが、この際に空気流
入口に接続された下降流路内の放電集塵部を通過
する。
この放電集塵部が配設される下降流路は、真直
ぐ垂直下方に形成されて空気流入口に接続されて
もよく、また、斜め下方に形成されて空気流入口
に接続されてもよいが、いずれにしても装置本体
内に配設された冷水供給部から散水される冷水の
冷水微細ミストや水滴がこの下降流路内に配設さ
れる放電集塵部に付着しないようになつているこ
とが必要であり、そのために下降流路は好ましく
は垂直に近く、かつ、放電集塵部は空気流入口の
開口縁部上縁より若干上方に位置するように配設
されているのがよい。
ぐ垂直下方に形成されて空気流入口に接続されて
もよく、また、斜め下方に形成されて空気流入口
に接続されてもよいが、いずれにしても装置本体
内に配設された冷水供給部から散水される冷水の
冷水微細ミストや水滴がこの下降流路内に配設さ
れる放電集塵部に付着しないようになつているこ
とが必要であり、そのために下降流路は好ましく
は垂直に近く、かつ、放電集塵部は空気流入口の
開口縁部上縁より若干上方に位置するように配設
されているのがよい。
この放電集塵部は、少なくとも放電極と対電極
で構成された荷電部を備え、汚染された空気がこ
の荷電部を通電する際にその汚染空気中の塵埃、
細菌等を帯電させる。また、この放電集塵部につ
いては、上記荷電部のみであつてもよいが、好ま
しくは上記下降流路内の荷電部下流側にこの荷電
部との間に電位差が与えられて帯電した塵埃、細
菌等を集塵する集塵部が配設される。そして、上
記荷電部については、それが汚染空気中の塵埃、
細菌等を帯電させ得るものであれば如何なるもの
であつてもよいが、好ましくは下降流路中の空気
の流れ方向に沿つて突設された複数の先尖状放電
針を有する放電極と上記各先尖状放電針の先端が
略中心に位置する複数の透孔を有する対電極とで
構成されているものであり、また、上記集塵部に
ついては、それが帯電した塵埃、細菌等を吸着し
得るように電圧が印加され得るものであればよい
が、好ましくは下降流路中の空気の流れ方向に沿
つた複数の集塵極板を有するものである。
で構成された荷電部を備え、汚染された空気がこ
の荷電部を通電する際にその汚染空気中の塵埃、
細菌等を帯電させる。また、この放電集塵部につ
いては、上記荷電部のみであつてもよいが、好ま
しくは上記下降流路内の荷電部下流側にこの荷電
部との間に電位差が与えられて帯電した塵埃、細
菌等を集塵する集塵部が配設される。そして、上
記荷電部については、それが汚染空気中の塵埃、
細菌等を帯電させ得るものであれば如何なるもの
であつてもよいが、好ましくは下降流路中の空気
の流れ方向に沿つて突設された複数の先尖状放電
針を有する放電極と上記各先尖状放電針の先端が
略中心に位置する複数の透孔を有する対電極とで
構成されているものであり、また、上記集塵部に
ついては、それが帯電した塵埃、細菌等を吸着し
得るように電圧が印加され得るものであればよい
が、好ましくは下降流路中の空気の流れ方向に沿
つた複数の集塵極板を有するものである。
また、本考案において、上記装置本体の下部に
設けられる冷却水槽は、この冷却水槽内に収容さ
れる冷水を所定の温度に冷却するための温度調整
手段を備えており、また、好ましくはこの冷却水
槽内の冷水を殺菌するための殺菌手段を備えてい
る。上記温度調整手段としては、好ましくは冷却
水槽の上部及び/又は冷却水槽内に配設される冷
却コイルであり、また、上記殺菌手段としては、
例えば紫外線殺菌装置等冷却水槽内の水を殺菌処
理する手段であれば如何なるものでもよいが、好
ましくはオゾンによる殺菌手段である。このオゾ
ンによる殺菌手段を採用した場合、その一部を構
成するオゾン発生器については、冷却水槽又は冷
却水槽に接続する水槽内に配設されるオゾン曝気
部に外部からオゾンを供給する外部配置式のもの
であつても、また、上記いずれかの水槽内に配設
される酸化チタン製被照射体とこの被照射体に光
を照射する発光体とで構成される内部設置式のも
のであつてもよい。
設けられる冷却水槽は、この冷却水槽内に収容さ
れる冷水を所定の温度に冷却するための温度調整
手段を備えており、また、好ましくはこの冷却水
槽内の冷水を殺菌するための殺菌手段を備えてい
る。上記温度調整手段としては、好ましくは冷却
水槽の上部及び/又は冷却水槽内に配設される冷
却コイルであり、また、上記殺菌手段としては、
例えば紫外線殺菌装置等冷却水槽内の水を殺菌処
理する手段であれば如何なるものでもよいが、好
ましくはオゾンによる殺菌手段である。このオゾ
ンによる殺菌手段を採用した場合、その一部を構
成するオゾン発生器については、冷却水槽又は冷
却水槽に接続する水槽内に配設されるオゾン曝気
部に外部からオゾンを供給する外部配置式のもの
であつても、また、上記いずれかの水槽内に配設
される酸化チタン製被照射体とこの被照射体に光
を照射する発光体とで構成される内部設置式のも
のであつてもよい。
また、装置本体内に配設される冷却捕集部は、
冷却供給部からの冷水の散水を受け、また、放電
集塵部を構成する電荷部の放電極と反対の極性の
電圧が印加されるものであるから、耐水性があつ
て、放電極との間の電位差により放電集塵部を通
過してきた空気中の塵埃、細菌等を捕集し得るも
のである必要があり、例えば複数の多孔板又は多
孔板とこの多孔板の下面に配設されるハニカムコ
ア体とを組付けたもの等で構成され、好ましくは
複数組の捕集体で構成され、また、そのハニカム
コア体はその透孔同士が互いに偏倚する複数の積
層されたハニカムコア素材で形成されているもの
がよい。
冷却供給部からの冷水の散水を受け、また、放電
集塵部を構成する電荷部の放電極と反対の極性の
電圧が印加されるものであるから、耐水性があつ
て、放電極との間の電位差により放電集塵部を通
過してきた空気中の塵埃、細菌等を捕集し得るも
のである必要があり、例えば複数の多孔板又は多
孔板とこの多孔板の下面に配設されるハニカムコ
ア体とを組付けたもの等で構成され、好ましくは
複数組の捕集体で構成され、また、そのハニカム
コア体はその透孔同士が互いに偏倚する複数の積
層されたハニカムコア素材で形成されているもの
がよい。
そして、装置本体内の上記冷却捕集部の下流、
すなわち上方に配設され、この冷却捕集部に向け
て冷水を散布する冷水供給部は、如何なるタイプ
のものであつてもよく、通常冷却水槽内から循環
される冷水を散布する散水器で構成される。
すなわち上方に配設され、この冷却捕集部に向け
て冷水を散布する冷水供給部は、如何なるタイプ
のものであつてもよく、通常冷却水槽内から循環
される冷水を散布する散水器で構成される。
さらに、装置本体内の上記冷水供給部の下流、
すなわち上方に配設される微細水滴除去部につい
ては、上記冷却捕集部と同様の構成のものやハニ
カムコア体と折れ板構造のミストエリミネータと
の積層体であつても、また、放電集塵部の場合と
同様に放電極と対電極とを備えた荷電部と集塵部
とで構成したものであつてもよく、さらに、これ
らを適宜併用したものであつてもよい。
すなわち上方に配設される微細水滴除去部につい
ては、上記冷却捕集部と同様の構成のものやハニ
カムコア体と折れ板構造のミストエリミネータと
の積層体であつても、また、放電集塵部の場合と
同様に放電極と対電極とを備えた荷電部と集塵部
とで構成したものであつてもよく、さらに、これ
らを適宜併用したものであつてもよい。
[作用]
送風手段の駆動により室内の汚染された空気が
装置本体内に送られる際、まず、放電集塵部の荷
電部で汚染空気中の塵埃、細菌等が帯電され、次
にこの汚染空気が放電集塵部の集塵部及び/又は
冷却捕集部を通過する際に帯電した塵埃、細菌等
が吸着され、除去される。
装置本体内に送られる際、まず、放電集塵部の荷
電部で汚染空気中の塵埃、細菌等が帯電され、次
にこの汚染空気が放電集塵部の集塵部及び/又は
冷却捕集部を通過する際に帯電した塵埃、細菌等
が吸着され、除去される。
また、上記冷却捕集部には冷水供給部から冷水
が散布されて冷却捕集部の多孔板上に供給され、
上昇してくる汚染空気と接触し、これによつて流
下する冷水と上昇する汚染空気とが同時に多孔板
の目孔を通過しながら向流接触し、微細な液滴と
微細な気泡を生成し、その結果、多孔板上には粉
体の流動層に酷似した濃密な液滴流動域が汚染空
気圧損と均衡して適当な厚みで形成され、汚染空
気中の塵埃、細菌は効率良く液側に以降し捕集さ
れる。
が散布されて冷却捕集部の多孔板上に供給され、
上昇してくる汚染空気と接触し、これによつて流
下する冷水と上昇する汚染空気とが同時に多孔板
の目孔を通過しながら向流接触し、微細な液滴と
微細な気泡を生成し、その結果、多孔板上には粉
体の流動層に酷似した濃密な液滴流動域が汚染空
気圧損と均衡して適当な厚みで形成され、汚染空
気中の塵埃、細菌は効率良く液側に以降し捕集さ
れる。
[実施例]
以下、添付図面に示す実施例に基いて、本考案
の湿式空気清浄装置を具体的に説明する。
の湿式空気清浄装置を具体的に説明する。
第1図において、この考案の実施例に係る湿式
空気清浄装置が示されている。この湿式空気清浄
装置は、下部に冷却水槽2を備え、その上方側部
に空気流入口3を有すると共に上部に空気流出口
4を有してこれらの間に空気流路が形成される筒
状の装置本体1と、この装置本体1内の空気流入
口3と空気流出口4の間に下向きに配設される冷
水供給部5と、この冷水供給部5の下方上流側で
あつて上記空気流入口3との間に水平状に配設さ
れる冷却捕集部6と、上記冷水供給部5の上方下
流側であつて上記空気流出口4との間に下流側に
向つて順次配設される微細水滴除去部7、集塵ユ
ニツト8及び再熱手段としての再熱コイル9とで
構成されており、空気流入口3の上流側には例え
ばクリーンルーム10の吸込口11か送風フアン
12を介して装置本体1に至る空気流路が形成さ
れ、また、空気流出口4の下流にはクリーンルー
ム10の吹出口13に至る空気流路が形成されて
いる。そして、上記空気流入口3近傍の空気流路
には、一部に真直ぐ下向きの流路を有する下降流
路14が形成され、その内部に放電集塵部15が
配設されている。
空気清浄装置が示されている。この湿式空気清浄
装置は、下部に冷却水槽2を備え、その上方側部
に空気流入口3を有すると共に上部に空気流出口
4を有してこれらの間に空気流路が形成される筒
状の装置本体1と、この装置本体1内の空気流入
口3と空気流出口4の間に下向きに配設される冷
水供給部5と、この冷水供給部5の下方上流側で
あつて上記空気流入口3との間に水平状に配設さ
れる冷却捕集部6と、上記冷水供給部5の上方下
流側であつて上記空気流出口4との間に下流側に
向つて順次配設される微細水滴除去部7、集塵ユ
ニツト8及び再熱手段としての再熱コイル9とで
構成されており、空気流入口3の上流側には例え
ばクリーンルーム10の吸込口11か送風フアン
12を介して装置本体1に至る空気流路が形成さ
れ、また、空気流出口4の下流にはクリーンルー
ム10の吹出口13に至る空気流路が形成されて
いる。そして、上記空気流入口3近傍の空気流路
には、一部に真直ぐ下向きの流路を有する下降流
路14が形成され、その内部に放電集塵部15が
配設されている。
上記放電集塵部15は、第2図に示すように、
下降流路14内にその上流側から対電極17aと
放電極17bとからなる荷電部16と集塵部18
とが順次配設されている。
下降流路14内にその上流側から対電極17aと
放電極17bとからなる荷電部16と集塵部18
とが順次配設されている。
そして、上記対電極17aと放電極17bとか
らなる荷電部16は、第3図ないし第5図に示す
ように、対電極17aが例えばアルミニウム合金
等の金属板又は表面に導電性金属を被覆した樹脂
基板で形成されていると共に多数の透孔20が穿
設されており、また、放電極17bが例えば板厚
が0.1〜3.0mm、好ましくは0.2〜1.0mmのステンレ
ス鋼あるいは普通鋼、銅、真鍮、アルミニウム等
の強度を有する複数の導電性金属板で形成され、
上記対電極17aの各透孔20の中心に位置し得
る複数の先尖状放電針21が突設され、放電極フ
レーム22に互いに所定の間隔をおいて固定され
ている。そそて、これら対電極17aと放電極1
7bとは、上記下降流路14の一部を構成するポ
リ塩化ビニル等の合成樹脂製のダクト部材14a
内に、対電極17aが直接に、また、放電極17
bが絶縁管23及びフレーム固定ボルト24を会
して取付けられ、これによつて荷電部16が下降
流路14を構成するうダクト部材14aと共に1
つのユニツトを形成している。なお、ダクト部材
14aをステンレス鋼で形成する場合には、対電
極17a及び放電極17bは共に絶縁状態に取付
けられる。さらに、絶縁管23の結露防止のた
め、巻装空気を局部的に吹付けたり、図示しない
ヒータで加熱することが望ましい。
らなる荷電部16は、第3図ないし第5図に示す
ように、対電極17aが例えばアルミニウム合金
等の金属板又は表面に導電性金属を被覆した樹脂
基板で形成されていると共に多数の透孔20が穿
設されており、また、放電極17bが例えば板厚
が0.1〜3.0mm、好ましくは0.2〜1.0mmのステンレ
ス鋼あるいは普通鋼、銅、真鍮、アルミニウム等
の強度を有する複数の導電性金属板で形成され、
上記対電極17aの各透孔20の中心に位置し得
る複数の先尖状放電針21が突設され、放電極フ
レーム22に互いに所定の間隔をおいて固定され
ている。そそて、これら対電極17aと放電極1
7bとは、上記下降流路14の一部を構成するポ
リ塩化ビニル等の合成樹脂製のダクト部材14a
内に、対電極17aが直接に、また、放電極17
bが絶縁管23及びフレーム固定ボルト24を会
して取付けられ、これによつて荷電部16が下降
流路14を構成するうダクト部材14aと共に1
つのユニツトを形成している。なお、ダクト部材
14aをステンレス鋼で形成する場合には、対電
極17a及び放電極17bは共に絶縁状態に取付
けられる。さらに、絶縁管23の結露防止のた
め、巻装空気を局部的に吹付けたり、図示しない
ヒータで加熱することが望ましい。
また、上記下降流路14内で荷電部16の下流
側に設けられる集塵部18は、第6図ないし第8
図に示すように、下降流路14の一部を構成する
ポリ塩化ビニル等の合成樹脂製のダクト部材14
bに互いに所定の間隔をおいてこのダクト部材1
4b内を流れる空気の流れに沿う方向に取付けら
れた多数の集塵極板、すなわちダクト部材14b
に取付けられた複数の集塵極板18a及びこれら
集塵極板18aに相対面するように配設され、絶
縁管25a及び25bを会してボルト26により
固定される集塵対極板18bで構成されている。
なお、この集塵部18は、これが組込まれるダク
ト部材14bと共に適当数のスペアを用意してお
き、集塵部18が塵埃や細菌等を吸着して汚染さ
れた際に、あるいは所定時間毎に交換できるよう
にしてもよく、また、強力な水スプレーで洗浄で
きるようにしてもよい。
側に設けられる集塵部18は、第6図ないし第8
図に示すように、下降流路14の一部を構成する
ポリ塩化ビニル等の合成樹脂製のダクト部材14
bに互いに所定の間隔をおいてこのダクト部材1
4b内を流れる空気の流れに沿う方向に取付けら
れた多数の集塵極板、すなわちダクト部材14b
に取付けられた複数の集塵極板18a及びこれら
集塵極板18aに相対面するように配設され、絶
縁管25a及び25bを会してボルト26により
固定される集塵対極板18bで構成されている。
なお、この集塵部18は、これが組込まれるダク
ト部材14bと共に適当数のスペアを用意してお
き、集塵部18が塵埃や細菌等を吸着して汚染さ
れた際に、あるいは所定時間毎に交換できるよう
にしてもよく、また、強力な水スプレーで洗浄で
きるようにしてもよい。
そして、この放電集塵部15には、第2図及び
第7図に示すように、その荷電部16の放電極1
7bが陰極で対電極17aが陽極になり、また、
集塵部16の集塵対極板18bが陰極で集塵極板
18aが陽極となるように、電源27が接続さ
れ、これによつて荷電部16の放電極17bと対
電極17aとの間に所定の電圧が印加されてこれ
らの間でコロナ放電を生ぜしめ、また、このコロ
ナ放電によつて帯電し塵埃、細菌等を集塵部18
の集塵極板18aと集塵対極板18bとの間に所
定の電圧を印加することにより帯電した塵埃、細
菌等を集塵対極板18bに吸着させ、クリーンル
ーム10からの汚染された空気を清浄化する。な
お、このようなコロナ放電を行なう際の電圧につ
いては、一般の交流電源(100V〜200V)を変圧
し、かつ、整流することで得られる直流電圧−
4.5KV〜−5KV、一針当りの放電流2〜20μAの
直流電流で行うことができ、また、この際に放電
極17bと対電極17aとの間に印加する電圧に
ついてはその極性関係を上記場合と逆の関係にし
て正極性放電を行つてもよい。さらに、集塵極板
18aについては、その面積を増加させるために
ダクト方向に緩い波状を有する板材を用いるとよ
い。
第7図に示すように、その荷電部16の放電極1
7bが陰極で対電極17aが陽極になり、また、
集塵部16の集塵対極板18bが陰極で集塵極板
18aが陽極となるように、電源27が接続さ
れ、これによつて荷電部16の放電極17bと対
電極17aとの間に所定の電圧が印加されてこれ
らの間でコロナ放電を生ぜしめ、また、このコロ
ナ放電によつて帯電し塵埃、細菌等を集塵部18
の集塵極板18aと集塵対極板18bとの間に所
定の電圧を印加することにより帯電した塵埃、細
菌等を集塵対極板18bに吸着させ、クリーンル
ーム10からの汚染された空気を清浄化する。な
お、このようなコロナ放電を行なう際の電圧につ
いては、一般の交流電源(100V〜200V)を変圧
し、かつ、整流することで得られる直流電圧−
4.5KV〜−5KV、一針当りの放電流2〜20μAの
直流電流で行うことができ、また、この際に放電
極17bと対電極17aとの間に印加する電圧に
ついてはその極性関係を上記場合と逆の関係にし
て正極性放電を行つてもよい。さらに、集塵極板
18aについては、その面積を増加させるために
ダクト方向に緩い波状を有する板材を用いるとよ
い。
また、上記冷却捕集体部6は、第2図及び第9
図ないし第11図に示すように、多数の透孔28
を有し、水平に配設される多孔板29と、この多
孔板29の下面にハニカムコア体30を配設した
捕集体31を1組あるいは互いに所定の間隔をお
いて配設された複数組のものにて形成され、清浄
装置本体1内に水平状に配設される。そして、上
記ハニカムコア体30は、一層のハニカムコア素
材で形成したものでもよいが、好ましくはその各
透孔32が互いに偏倚する複数(図面では2枚の
場合を示す)のハニカムコア素材で形成されてい
るものがよい。さらに、このように構成される冷
却捕集部6は放電集塵部15の荷電部16で帯電
された塵埃、細菌等を含む汚染空気が通過する際
に、荷電部16との電位差による静電誘導作用に
よつて塵埃、細菌等を捕集するもの、例えば装置
本体1にアースするものであるが、この場合、荷
電部16の放電極17bと反対極に導電すること
も可能で、例えば、第2図に示すように、荷電部
16の放電極17bに負極性の電圧を印加する電
源27の陽極側に接続することにより、放電集塵
部15の集塵部18で捕集しきれなかつた塵埃や
細菌等を再びこの冷却装置部6で捕集することに
なりより効率良く塵埃や細菌等の捕集を行うこお
ができる。
図ないし第11図に示すように、多数の透孔28
を有し、水平に配設される多孔板29と、この多
孔板29の下面にハニカムコア体30を配設した
捕集体31を1組あるいは互いに所定の間隔をお
いて配設された複数組のものにて形成され、清浄
装置本体1内に水平状に配設される。そして、上
記ハニカムコア体30は、一層のハニカムコア素
材で形成したものでもよいが、好ましくはその各
透孔32が互いに偏倚する複数(図面では2枚の
場合を示す)のハニカムコア素材で形成されてい
るものがよい。さらに、このように構成される冷
却捕集部6は放電集塵部15の荷電部16で帯電
された塵埃、細菌等を含む汚染空気が通過する際
に、荷電部16との電位差による静電誘導作用に
よつて塵埃、細菌等を捕集するもの、例えば装置
本体1にアースするものであるが、この場合、荷
電部16の放電極17bと反対極に導電すること
も可能で、例えば、第2図に示すように、荷電部
16の放電極17bに負極性の電圧を印加する電
源27の陽極側に接続することにより、放電集塵
部15の集塵部18で捕集しきれなかつた塵埃や
細菌等を再びこの冷却装置部6で捕集することに
なりより効率良く塵埃や細菌等の捕集を行うこお
ができる。
さらに、上記冷却捕集部6の上方、すなわち下
流側に配設される冷水供給部5は、第1図に示す
ように、上記冷却水槽2に循環ポンプ33及び流
量計34を介して接続され、冷却水槽2内の水が
循環供給されるようになつている。この冷水供給
部5は、第12図及び第13図に示すように、冷
却水槽2に接続する管路35から分岐された2つ
の分岐管路36にそれぞれ下向きに開口する散水
器37を取付けて構成されている。この冷水供給
部5から散布される冷水は冷却水槽2で冷却さ
れ、汚染空気を露点以下に冷却することができ、
かつ、凍結しない程度の温度となつている。な
お、この実施例においては、上記冷却水槽2と冷
水供給部5とを接続する循環管路35には分岐管
路35′を設け、この分岐管路35′に上記冷却捕
集部6の下方上流側に位置する上記冷水供給部5
と同様の補助冷水供給部5′が接続されているが、
この補助冷水供給部5′は必ずしも設ける必要は
ない。
流側に配設される冷水供給部5は、第1図に示す
ように、上記冷却水槽2に循環ポンプ33及び流
量計34を介して接続され、冷却水槽2内の水が
循環供給されるようになつている。この冷水供給
部5は、第12図及び第13図に示すように、冷
却水槽2に接続する管路35から分岐された2つ
の分岐管路36にそれぞれ下向きに開口する散水
器37を取付けて構成されている。この冷水供給
部5から散布される冷水は冷却水槽2で冷却さ
れ、汚染空気を露点以下に冷却することができ、
かつ、凍結しない程度の温度となつている。な
お、この実施例においては、上記冷却水槽2と冷
水供給部5とを接続する循環管路35には分岐管
路35′を設け、この分岐管路35′に上記冷却捕
集部6の下方上流側に位置する上記冷水供給部5
と同様の補助冷水供給部5′が接続されているが、
この補助冷水供給部5′は必ずしも設ける必要は
ない。
上記冷水供給部5の上方、すなわち下流側に配
設される微細水滴除去部7は、第13図に示すよ
うに、上記冷却捕集部6を構成するハニカムコア
体の上面に接触配設される第1のミストエリミネ
ータ39の上方下流側に適宜間隔をおいて配設さ
れる第2のミストエリミネータ40とで構成され
ている。
設される微細水滴除去部7は、第13図に示すよ
うに、上記冷却捕集部6を構成するハニカムコア
体の上面に接触配設される第1のミストエリミネ
ータ39の上方下流側に適宜間隔をおいて配設さ
れる第2のミストエリミネータ40とで構成され
ている。
さらに、この実施例においては、上記微細水滴
除去部7の上方、すなわち下流側には、上記放電
集塵部15と同様に、対電極8a及び放電極8b
からなる荷電部と集塵部8cとで構成された集塵
ユニツト8が配設されており、上記冷却捕集部6
及び微細水滴集塵部15で捕集しきれなかつた塵
埃や細菌等を再度その荷電部で帯電させ、集塵部
8cで除去するようになつている。
除去部7の上方、すなわち下流側には、上記放電
集塵部15と同様に、対電極8a及び放電極8b
からなる荷電部と集塵部8cとで構成された集塵
ユニツト8が配設されており、上記冷却捕集部6
及び微細水滴集塵部15で捕集しきれなかつた塵
埃や細菌等を再度その荷電部で帯電させ、集塵部
8cで除去するようになつている。
そして、上記集塵ニユツト8の上方、すなわち
下流側に配設され、冷却捕集部6、微細水滴集塵
部7及びこの集塵ユニツト8を通過して清浄化さ
せた空気を加熱し、その温度及び湿度を調節する
再熱コイル9は、第1図に示すように、蛇行状の
凝縮器で構成され、圧縮機41a、補助凝縮器4
1b、レシーバータンク41c及びアキユムレー
タ41dと共にヒートポンプサイクルを構成して
いる。なお、この再熱コイル9については、凝縮
器を用いずに電気ヒータや別個の加熱源(図示せ
ず)につながる温水流通交換器とすることもでき
る。
下流側に配設され、冷却捕集部6、微細水滴集塵
部7及びこの集塵ユニツト8を通過して清浄化さ
せた空気を加熱し、その温度及び湿度を調節する
再熱コイル9は、第1図に示すように、蛇行状の
凝縮器で構成され、圧縮機41a、補助凝縮器4
1b、レシーバータンク41c及びアキユムレー
タ41dと共にヒートポンプサイクルを構成して
いる。なお、この再熱コイル9については、凝縮
器を用いずに電気ヒータや別個の加熱源(図示せ
ず)につながる温水流通交換器とすることもでき
る。
さらに、上記冷却水槽2の上部には、第1図に
示すように、冷水供給部5から冷却捕集部6を通
つてあるいは補助冷水供給部5′からこの冷却水
槽2に戻る冷水の温度調整手段として冷却コイル
42が配設され、この冷却コイル42も上記再熱
コイル9と同様に蛇行状の凝縮器で構成され、再
熱コイル9と共用する圧縮機41a、補助凝縮機
41b、レシーバータンク41c及びアキユムレ
ータ41dと共にヒートポンプサイクルを構成し
ている。
示すように、冷水供給部5から冷却捕集部6を通
つてあるいは補助冷水供給部5′からこの冷却水
槽2に戻る冷水の温度調整手段として冷却コイル
42が配設され、この冷却コイル42も上記再熱
コイル9と同様に蛇行状の凝縮器で構成され、再
熱コイル9と共用する圧縮機41a、補助凝縮機
41b、レシーバータンク41c及びアキユムレ
ータ41dと共にヒートポンプサイクルを構成し
ている。
この実施例において、上記冷却水槽2には、第
1図に示すように、この冷却水槽2内の冷水を殺
菌処理してから冷水供給部5あるいは補助冷水供
給部5′に供給できるように、殺菌手段としての
オゾン発生器や紫外線照射器を備えた殺菌槽43
が接続され、冷却水槽2内の冷水は必要によりこ
の殺菌槽43で殺菌されてから上記冷水供給部5
あるいは補助冷水供給部5′に供給されるように
なつている。すなわち、冷却水槽2から冷水供給
部5あるいは補助冷水供給部5′に冷水を供給す
る上記管路35にはその循環ポンプ33の下流側
に上記殺菌槽43に接続されるバイパス管路44
が設けられ、管路35とこのバイパス管路44と
の間にはここを流れる冷水の流路を切替える切換
弁45が設けられ、この切換弁45の切換によつ
て冷水が冷却水槽2から直接あるいは殺菌槽43
を介して上記冷水供給部5あるい補助冷水供給部
5′に供給される。
1図に示すように、この冷却水槽2内の冷水を殺
菌処理してから冷水供給部5あるいは補助冷水供
給部5′に供給できるように、殺菌手段としての
オゾン発生器や紫外線照射器を備えた殺菌槽43
が接続され、冷却水槽2内の冷水は必要によりこ
の殺菌槽43で殺菌されてから上記冷水供給部5
あるいは補助冷水供給部5′に供給されるように
なつている。すなわち、冷却水槽2から冷水供給
部5あるいは補助冷水供給部5′に冷水を供給す
る上記管路35にはその循環ポンプ33の下流側
に上記殺菌槽43に接続されるバイパス管路44
が設けられ、管路35とこのバイパス管路44と
の間にはここを流れる冷水の流路を切替える切換
弁45が設けられ、この切換弁45の切換によつ
て冷水が冷却水槽2から直接あるいは殺菌槽43
を介して上記冷水供給部5あるい補助冷水供給部
5′に供給される。
なお、第1図において、上記装置本体1の空気
流入口3をクリーンルーム10の吸込口11とを
接続する空気流路には、送風フアン12の上流側
に切換弁46を介して外気導入管路47が接続さ
れ、必要に応じてこの外気導入管路47から図示
外の粗塵用フイルターを通した外気を導入できる
ようになつている。また、上記装置本体1の空気
流入口3、冷水供給部5付近及び空気流出口4側
の微細水滴除去部7の上方下流側にはそれぞれ温
度及び/又は湿度を検知して再熱コイル9、冷却
コイル42、圧縮機41a、補助凝縮器41b、
レシーバータンク41c及びアキユムレータ41
d等で構成されているヒートポンプサイクルや循
環ポンプ33を制御する図示外の制御装置にその
検知信号を送るセンサ(図示せず)が配置されて
いる。さらに、装置本体1の空気流出口4とクリ
ーンルーム10との間にはその空気流路中に上記
放電集塵部15や集塵ユニツト8と同様に対電極
及び放電極からなる荷電部と集塵部とを有する補
助集塵ユニツト48が必要により配設され、クリ
ーンルーム10に流れ込む空気の清浄化の万全を
図ることができるようになつている。
流入口3をクリーンルーム10の吸込口11とを
接続する空気流路には、送風フアン12の上流側
に切換弁46を介して外気導入管路47が接続さ
れ、必要に応じてこの外気導入管路47から図示
外の粗塵用フイルターを通した外気を導入できる
ようになつている。また、上記装置本体1の空気
流入口3、冷水供給部5付近及び空気流出口4側
の微細水滴除去部7の上方下流側にはそれぞれ温
度及び/又は湿度を検知して再熱コイル9、冷却
コイル42、圧縮機41a、補助凝縮器41b、
レシーバータンク41c及びアキユムレータ41
d等で構成されているヒートポンプサイクルや循
環ポンプ33を制御する図示外の制御装置にその
検知信号を送るセンサ(図示せず)が配置されて
いる。さらに、装置本体1の空気流出口4とクリ
ーンルーム10との間にはその空気流路中に上記
放電集塵部15や集塵ユニツト8と同様に対電極
及び放電極からなる荷電部と集塵部とを有する補
助集塵ユニツト48が必要により配設され、クリ
ーンルーム10に流れ込む空気の清浄化の万全を
図ることができるようになつている。
従つて、この実施例の空気清浄装置によれば、
送風フアン12の駆動により、クリーンルーム1
0内の汚染された空気は、先ず装置本体1の空気
流入口3付近に形成された下降流路14内の放電
集塵部15において、空気中の塵埃や細菌等がそ
の荷電部16によつて帯電されてその集塵部18
で集塵される。
送風フアン12の駆動により、クリーンルーム1
0内の汚染された空気は、先ず装置本体1の空気
流入口3付近に形成された下降流路14内の放電
集塵部15において、空気中の塵埃や細菌等がそ
の荷電部16によつて帯電されてその集塵部18
で集塵される。
そして、この集塵部18で集塵しきれずにここ
を通過した塵埃や細菌等を一部含む空気は、空気
流入口3から装置本体1内に送込まれると、次に
この装置本体1内の冷却捕集部6を通過し、この
際に、空気中の塵埃や細菌等の一部がこの冷却捕
集部6で捕集される。この冷却捕集部6では、ハ
ニカムコア体30を通過した空気は多孔板29の
透孔28を通過するが、この際に冷水供給部5か
ら散布されて多孔板29上に形成された液膜を激
しく破りながら微細な液滴と微細な気泡を生成
し、その結果、第9図に示すように、多孔板29
上には粉体の流動層に酷似した濃密な液滴流動域
が空気圧損と均衡して適当な厚みで形成され、こ
の液滴流動域は汚染空気の流速が増すに従つてそ
の厚みを増し、汚染空気中の塵埃や細菌等は、多
孔板29の透孔28に張られた液膜を破るとき及
び多孔板29上に形成された液滴流動域を通過す
る際に、微細液滴への慣性衝突作用、拡散作用、
凝集作用及び静電気誘導作用によつて効果的に気
液接触が行われ、液側に移行する。そして、汚染
空気が上記捕集体31の多孔板29上で跳上げた
液滴のうち細かい液滴は上方の捕集体31に運ば
れてそのハニカムコア体30の透孔32の内壁を
濡らしながら下降し、大きな液滴となつて再び下
段の多孔板29上に戻る。従つて、汚染空気中の
塵埃や細菌等は、ハニカムコア体30の透孔32
内壁でも上記物理的、静電誘導的接触が行われて
除去され、清浄化され、従来の湿式集塵方式では
困難とされていた0.5〜0.1μmの微細塵埃や細菌等
を捕集することができる。
を通過した塵埃や細菌等を一部含む空気は、空気
流入口3から装置本体1内に送込まれると、次に
この装置本体1内の冷却捕集部6を通過し、この
際に、空気中の塵埃や細菌等の一部がこの冷却捕
集部6で捕集される。この冷却捕集部6では、ハ
ニカムコア体30を通過した空気は多孔板29の
透孔28を通過するが、この際に冷水供給部5か
ら散布されて多孔板29上に形成された液膜を激
しく破りながら微細な液滴と微細な気泡を生成
し、その結果、第9図に示すように、多孔板29
上には粉体の流動層に酷似した濃密な液滴流動域
が空気圧損と均衡して適当な厚みで形成され、こ
の液滴流動域は汚染空気の流速が増すに従つてそ
の厚みを増し、汚染空気中の塵埃や細菌等は、多
孔板29の透孔28に張られた液膜を破るとき及
び多孔板29上に形成された液滴流動域を通過す
る際に、微細液滴への慣性衝突作用、拡散作用、
凝集作用及び静電気誘導作用によつて効果的に気
液接触が行われ、液側に移行する。そして、汚染
空気が上記捕集体31の多孔板29上で跳上げた
液滴のうち細かい液滴は上方の捕集体31に運ば
れてそのハニカムコア体30の透孔32の内壁を
濡らしながら下降し、大きな液滴となつて再び下
段の多孔板29上に戻る。従つて、汚染空気中の
塵埃や細菌等は、ハニカムコア体30の透孔32
内壁でも上記物理的、静電誘導的接触が行われて
除去され、清浄化され、従来の湿式集塵方式では
困難とされていた0.5〜0.1μmの微細塵埃や細菌等
を捕集することができる。
そして、このようにして清浄化された空気は、
さらに微細水滴除去部7及び集塵ユニツト8を通
過してさらにより確実に清浄化された後、再熱コ
イル9にて所定の温度(例えば約25℃)に加熱さ
れ及び調湿された後、クリーンルーム10の吸入
口13に送られる。なお、この際に、補助集塵ユ
ニツト48を作動させてさらにより確実な清浄化
を図るようにすることもできる。
さらに微細水滴除去部7及び集塵ユニツト8を通
過してさらにより確実に清浄化された後、再熱コ
イル9にて所定の温度(例えば約25℃)に加熱さ
れ及び調湿された後、クリーンルーム10の吸入
口13に送られる。なお、この際に、補助集塵ユ
ニツト48を作動させてさらにより確実な清浄化
を図るようにすることもできる。
さらに、この実施例の空気清浄装置は、夏期及
び冬期の使用が可能であり、夏期の使用の場合に
は、クリーンルーム10からの空気を外気と混合
した後装置本体1内に送込み、冷水供給部5から
の冷水によつて所定温度まで冷却し、かかる低温
飽和空気を再熱コイル9でクリーンルーム10の
吹出温度まで上昇させ、同時に調湿してクリーン
ルーム10内に供給する。このようにしてクリー
ンルーム10内に供給される清浄化空気は熱負荷
も加わり適温及び適湿(例えば40〜60%)とする
ことができる。なお、冬期の使用の場合は、クリ
ーンルーム10からの空気は外気と混合した後、
装置本体1内に送られ、冷水供給部5からの温水
(冬期は冷水相当部分の水をヒートポンプサイク
ルによつて冷却コイル42を凝縮器として働かせ
て加温する。)によつて加温及び加湿し、ヒート
ポンプサイクルとは別に設置された図示外の加熱
ヒータ(例えば伝熱ヒータ、温水ヒータ、蒸気ヒ
ータ等)でクリーンルーム10への吹出温度まで
加熱する。このようにしてクリーンルーム10内
に供給される清浄化空気は適温及び適湿に調整さ
れる。
び冬期の使用が可能であり、夏期の使用の場合に
は、クリーンルーム10からの空気を外気と混合
した後装置本体1内に送込み、冷水供給部5から
の冷水によつて所定温度まで冷却し、かかる低温
飽和空気を再熱コイル9でクリーンルーム10の
吹出温度まで上昇させ、同時に調湿してクリーン
ルーム10内に供給する。このようにしてクリー
ンルーム10内に供給される清浄化空気は熱負荷
も加わり適温及び適湿(例えば40〜60%)とする
ことができる。なお、冬期の使用の場合は、クリ
ーンルーム10からの空気は外気と混合した後、
装置本体1内に送られ、冷水供給部5からの温水
(冬期は冷水相当部分の水をヒートポンプサイク
ルによつて冷却コイル42を凝縮器として働かせ
て加温する。)によつて加温及び加湿し、ヒート
ポンプサイクルとは別に設置された図示外の加熱
ヒータ(例えば伝熱ヒータ、温水ヒータ、蒸気ヒ
ータ等)でクリーンルーム10への吹出温度まで
加熱する。このようにしてクリーンルーム10内
に供給される清浄化空気は適温及び適湿に調整さ
れる。
なお、上記下降流路14については、上記実施
例の場合のようにその一部に真直ぐ下向きの流路
を形成する以外に、例えば第14図に示すよう
に、その一部に斜め下向きの流路を有するもので
あつてもよく、この場合においても上記実施例の
場合と同様に、この下降流路14内に配設される
対電極17a及び放電極17bからなる荷電部1
6が取付けられるダクト部材と集塵部18が取付
られるダクト部材とに分割することができる。ま
た、第14図ないし第16図に示すように、放電
集塵部15の荷電部16と集塵部18の間にスプ
レーノズル50を配設し、集塵部18には電磁式
振動子等の加振装置51を設置し、定期的にある
いは必要に応じてスプレーノズル50から水を散
水しながら加振装置51で集塵部18に微小振動
(5KHz〜50KHz)させて洗浄できるようにしても
よい。
例の場合のようにその一部に真直ぐ下向きの流路
を形成する以外に、例えば第14図に示すよう
に、その一部に斜め下向きの流路を有するもので
あつてもよく、この場合においても上記実施例の
場合と同様に、この下降流路14内に配設される
対電極17a及び放電極17bからなる荷電部1
6が取付けられるダクト部材と集塵部18が取付
られるダクト部材とに分割することができる。ま
た、第14図ないし第16図に示すように、放電
集塵部15の荷電部16と集塵部18の間にスプ
レーノズル50を配設し、集塵部18には電磁式
振動子等の加振装置51を設置し、定期的にある
いは必要に応じてスプレーノズル50から水を散
水しながら加振装置51で集塵部18に微小振動
(5KHz〜50KHz)させて洗浄できるようにしても
よい。
[考案の効果]
本考案によれば、従来の湿式空気清浄装置にお
ける種々の問題点を解決し得るだけでなく、冷却
捕集部にて形成される冷水微細ミストや装置本体
内に生じた水滴が放電集塵部の荷電部に付着して
この荷電部におけるコロナ放電に支障をきたすの
を未然に防止することができ、また、このための
他の格別な手段、例えば種々のシヨート防止手段
を必要とすることがない。このため、静電集塵と
湿式集塵とを連続的にかつ互いに接近した位置で
行うことができるようになり、集塵効率が向上す
るほか、メンテナンスも容易になる。
ける種々の問題点を解決し得るだけでなく、冷却
捕集部にて形成される冷水微細ミストや装置本体
内に生じた水滴が放電集塵部の荷電部に付着して
この荷電部におけるコロナ放電に支障をきたすの
を未然に防止することができ、また、このための
他の格別な手段、例えば種々のシヨート防止手段
を必要とすることがない。このため、静電集塵と
湿式集塵とを連続的にかつ互いに接近した位置で
行うことができるようになり、集塵効率が向上す
るほか、メンテナンスも容易になる。
第1図は本考案の実施例に係る湿式空気清浄装
置を示す概略説明図、第2図は第1図の空気流入
口付近を拡大して示す断面説明図、第3図は第2
図の荷電部が組込まれたダスト部材を示す部分断
面平面図、第4図は第3図の−線断面図、第
5図は第3図の分解組立図、第6図は第2図の集
塵部が組込まれたダクト部材を示す部分断面平面
図、第7図は第6図の−線断面図、第8図は
第6図の分解組立図、第9図は第2図の冷却捕集
部の一部を拡大して示す断面図、第10図は第2
図及び第9図に示すハニカムコア体を示す平面
図、第11図は第10図の部分断面側面図、第1
2図は第1図の冷水供給部を示す平面図、第13
図は微細水滴除去部を併せて示す第12図の断面
図、第14図は第1図の下降流路の変形例を示す
説明図、第15図は第14図のスプレーノズルと
集塵部を示す断面説明図、第16図は第15図の
平面図である。 符号の説明、1……装置本体、2……冷却水
槽、3……空気流入口、4……空気流出口、5…
…冷水供給部、6……冷却捕集部、7……微細水
滴除去部、8……集塵ユニツト、9……再熱コイ
ル(再熱手段)、14……下降流路、15……放
電集塵部、16……荷電部、17a……対電極、
17b……放電極、18……集塵部、18a……
集塵極板、18b……集塵対極板、20……透
孔、21……先尖状放電針、43……殺菌槽(殺
菌手段)。
置を示す概略説明図、第2図は第1図の空気流入
口付近を拡大して示す断面説明図、第3図は第2
図の荷電部が組込まれたダスト部材を示す部分断
面平面図、第4図は第3図の−線断面図、第
5図は第3図の分解組立図、第6図は第2図の集
塵部が組込まれたダクト部材を示す部分断面平面
図、第7図は第6図の−線断面図、第8図は
第6図の分解組立図、第9図は第2図の冷却捕集
部の一部を拡大して示す断面図、第10図は第2
図及び第9図に示すハニカムコア体を示す平面
図、第11図は第10図の部分断面側面図、第1
2図は第1図の冷水供給部を示す平面図、第13
図は微細水滴除去部を併せて示す第12図の断面
図、第14図は第1図の下降流路の変形例を示す
説明図、第15図は第14図のスプレーノズルと
集塵部を示す断面説明図、第16図は第15図の
平面図である。 符号の説明、1……装置本体、2……冷却水
槽、3……空気流入口、4……空気流出口、5…
…冷水供給部、6……冷却捕集部、7……微細水
滴除去部、8……集塵ユニツト、9……再熱コイ
ル(再熱手段)、14……下降流路、15……放
電集塵部、16……荷電部、17a……対電極、
17b……放電極、18……集塵部、18a……
集塵極板、18b……集塵対極板、20……透
孔、21……先尖状放電針、43……殺菌槽(殺
菌手段)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下部に冷却水槽を備え、その上方側部に空気
流入口を有すると共に上部に空気流出口を有し
てこれらの間に空気流路が形成される筒状の装
置本体と、この装置本体内の空気流入口と空気
流出口との間に配設される冷水供給部と、この
冷水供給部と空気流入口との間に配設される冷
却捕集部と、上記冷水供給部と空気流出口との
間に上方に向けて順次配設される微細水滴除去
部及び再熱手段とを有する湿式空気清浄装置に
おいて、上記空気流入口に真直ぐ又は斜め下向
きの下降流路を接続し、この下降流路内に少な
くとも放電極と対電極を備えた放電集塵部を配
設し、冷却捕集部との間に電位差を与えて集塵
することを特徴とする湿式空気清浄装置。 (2) 放電集塵部が放電極と対電極で構成された荷
電部である実用新案登録請求の範囲第1項記載
の湿式空気清浄装置。 (3) 放電集塵部が荷電部とその下流に位置する集
塵部とからなる実用新案登録請求の範囲第1項
記載の湿式空気清浄装置。 (4) 放電集塵部の荷電部が、下降流路中の空気の
流れ方向に沿つて突設された複数の先尖状放電
針を有する放電極と上記各先尖状放電針の先端
が略中心に位置する複数の透孔を有する対電極
とで構成れている実用新案登録請求の範囲第1
項ないし第3項のいずれかに記載の湿式空気清
浄装置。 (5) 放電集塵部の集塵部が、下降流路中の空気の
流れ方向に沿つた複数の集塵極板を有する実用
新案登録請求の範囲第3項又は第4項記載の湿
式空気清浄装置。 (6) 冷却水槽が冷水を殺菌処理する殺菌手段を備
えている実用新案登録請求の範囲第1項ないし
第5項のいずれかに記載の湿式空気清浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12148787U JPH0438174Y2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12148787U JPH0438174Y2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6428725U JPS6428725U (ja) | 1989-02-20 |
JPH0438174Y2 true JPH0438174Y2 (ja) | 1992-09-08 |
Family
ID=31368535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12148787U Expired JPH0438174Y2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0438174Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH083901Y2 (ja) * | 1990-06-27 | 1996-01-31 | 村田機械株式会社 | 冷却機能付きクリーン対応保管庫 |
JP2012072940A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Japan Organo Co Ltd | 空気調和装置 |
JP5928002B2 (ja) * | 2012-03-05 | 2016-06-01 | 新日鐵住金株式会社 | 高速排ガス処理用フィルタおよび高速排ガス除塵装置 |
-
1987
- 1987-08-10 JP JP12148787U patent/JPH0438174Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6428725U (ja) | 1989-02-20 |
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