JPH01194922A - 空気清浄化方法及びその装置 - Google Patents

空気清浄化方法及びその装置

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JPH01194922A
JPH01194922A JP63017147A JP1714788A JPH01194922A JP H01194922 A JPH01194922 A JP H01194922A JP 63017147 A JP63017147 A JP 63017147A JP 1714788 A JP1714788 A JP 1714788A JP H01194922 A JPH01194922 A JP H01194922A
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JP
Japan
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ozone
air
water
gas
concentration
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Application number
JP63017147A
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English (en)
Inventor
Yukio Ozaki
尾崎 征雄
Kozo Shinba
榛葉 浩三
Shiyouji Oono
大野 昭自
Kunihiko Miyamoto
宮本 国彦
Minoru Suzuki
稔 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は空気清浄化方法及びぞの装置に関するもので
、更に詳細には、例えば病院における手術室や病室、薬
品取扱室、食品加工室あるいはバイオクリーンルーム等
における空気中のm埃の除去及び殺菌処理を行うことを
特徴とする空気清浄化方法及びその装置に関するもので
ある。
[従来の技術1 一般に、病院の手術室やバイオクリーンルーム等にJり
いては、空気を清浄にする室と空気清浄化装置とを循環
式に連結し、空気清浄化装置において循環空気中から浮
遊0埃と共に雑菌を捕集除去して、清浄化空気を得る方
法が考えられている。
そして、清浄化空気を得るための具体的方法としては、
例えばヘパフィルタを用いて浮遊塵埃等を浦東する方法
が考えられるが、この方法では、ヘパフィルタは水分が
付着すると通過抵抗が増すため、14j1度の高い空気
には使用が不向きであり、目詰りを起こすと、運転を停
止して交換しなければならないという問題がある。そこ
で、この問題を解決するために、洗浄水を用いて空気中
の塵埃や雑菌等を気液接融により除去すると共に、連続
運転を司能とした湿式の空気清浄化方法が開発された。
そして、洗浄水にオゾンを溶解させたオゾン水を使用す
れば捕集された雑菌に対して殺菌効果があることが知ら
れており、例えば、バイオm設の空気清浄化手段として
、排気ガス中の細菌とゆ埃をイオン化装置によって荷電
し、この?j4 ?7iとは逆極のオゾン水溶液液滴噴
霧によって排気中の細菌等を捕集し、細菌等を捕集しだ
液滴を一定時間細菌等を殺菌するに足りるオゾン濃度を
保つオゾン殺菌水槽に貯留するバイオ施設排気殺菌方法
(特開昭60−41477号公報参照)、あるいは、洗
浄塔内の水槽にオゾンガスを供給して、洗浄塔内にオゾ
ンガスを発生させると共に、オゾン洗浄水との気液接触
により汚染気体の殺菌を行う除塵・殺菌方法が知られて
いる(特開昭62−61615号公報参照)。
[発明が解決しようとする課題] しかしなから、従来のいずれの方法においても、オゾン
水やオゾンガスの1度は詳細には言及されておらず、通
常の使用絶間は数ppmないし数十ppmと言われてい
る。そして、上記オゾン水は、例えばスプレー状に噴霧
され、その中を汚染空気が通過するので、気液接触の機
会が少なくなり、捕集できない雑菌を洗浄塔内で殺菌す
るために洗rf1場内のオゾンガスを意図的に高くして
操作される。
また、スプレー状に噴霧されたオゾン水は、オゾンを放
出し易くかつオゾン濃度が低下するため、予め必要以上
の濃度(例えば1.特開昭60−41477号公報記載
の殺菌方法においては201)l)Illのオゾン水が
使用される)で運転されている。このため、洗浄塔内に
供給されるオゾンにより殺菌効果は強いものの、反面、
オゾン濃度が高いため、洗浄後の清浄化された空気中の
オゾンガス濃度も高くなった状態で室内に送給されるこ
とになる。
しかしながら、安全面においCは空気中のオゾン濃度は
0.lppm以下(日本産業衛生学会許容M委0会基準
)と定められているため、この範囲を越えるオゾンガス
濃度の空気に対しては、通常洗浄塔の空気流出口付近に
オゾンガス分解器(オゾンキラー)等のオゾン分解手段
を設置して、オゾンを分解する必要がある。このオゾン
ガス分解濫は活性炭等のオゾン分解能の高い触媒をフィ
ルタ状にしたものが使用されるが、その通過抵抗のため
に装置全体を大きくせざるを得ず、また、触媒効果のな
くなったものは装置の運転を停止して交換しなければな
らないので、その作業が面倒であるばかりか連続殺菌を
行うことが難しくなる等の問題がある。
この発明は上記事情に鑑みなされたもので、その目的と
ケるところは、低温度オゾン水を用いて汚染空気中の塵
埃等の除去及び雑菌の殺菌処理を連続的に行えるように
した空気清浄化方法及びその装置を提供しようとするも
のである。
[課題を解決するための手段1 上記目的を達成するために、この発明は、第1に、汚染
空気を気液接触式捕集部に供給し−C汚染空気中の塵埃
等を除去する空気清浄化方法において、上記気液接触に
使用される洗浄水を循環式にすると共に、その循環洗浄
水にオゾンガス若しくはオゾン水を供給し、得られた0
、03〜0.2pp+++のオゾン水を用いて上記汚染
空気を循環殺菌するものである。
上記第1の空気清浄化方法において、汚染空気中のq埃
を予め静電荷電し、荷電された四埃等を電位差により気
液接触式捕集部にて捕集することが効果的である。
また、この発明は第2に、下部に汚染空気流入口をt;
104ると共に上部に空気排出口を開口する筒状の塔本
体と、上記空気流入口と空気排出口との中間部に配設さ
れる洗浄水供給部と、この洗浄水供給部の下方上流側に
水平状に配設される気液接触式捕集部と、上記洗浄水供
給部から供給された使用済みの洗浄水を受ける水槽及び
水槽中の水をP記洗浄水供給部へ循環する循環路を有す
る空気清浄化装置において、上記循環路中に0.03〜
Q、2pI)mの濃度のオゾン水を作るオゾン水発生手
段を配設して成ることを特徴とする空気清浄化装置を提
供するものである。
上記オゾン水発生手段は、循環される洗浄水に0.03
〜0.2ppmの濃度のオゾン水を供給するものであれ
ば任意のものでよく、例えば、オゾンガス混合器により
常時循環洗浄水に所定量のオゾンガスを供給するか、オ
ゾン水を供給してオゾン水濃度を0.03〜o、2pp
mにするもの、あるいは・循環路中にオゾン濃度検出手
段を配設し、このオゾン濃度検出手段からの信号をオゾ
ン水発生手段に伝達して、オゾン水濃度を0.03〜0
゜21311m(7)範囲に制御するものであってもよ
い。
また、汚染空気は上記低濃度オゾン水に効率良く気液接
触する方式であれば、気液接触方式はいずれの方式でよ
く、例えば多孔板式、スプレー塔式、あるいは、湿式充
填塔式のいずれであってもよいが、好ましくは複数の多
孔板を多段に配設した多孔板棚板式である方がよい。
加えて、上記空気流入口の上流側に空気中の塵埃等を荷
電する静電荷電部を設けて、荷電されたvp$・雑菌を
気液接触式捕集部等にて捕集すれば効果的である。
[作 用] 上記のように、汚染空気にオゾン濃度がo、03〜0.
2ppmの低濃度オゾン水を接触させることにより、汚
染空気中の塵埃・雑菌が捕集されると共に、循環する低
濃度オゾン水に接触して短時間にて雑菌の殺菌が行われ
る。
また、清浄化された空気中のオゾン濃度を安仝基準値以
下にすることができるので、オゾン分解手段を不要にす
ることができる。
更には、汚染空気中の襲埃等を予め荷電して電荷を与え
ることにより、塵埃等の捕集効率を更に確実にすること
ができる。
[実施例] 以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細に説明する
◎第−実施例 第1図はこの発明に係る空気清浄化装置の概略断面図を
示すもので、この発明の空気清浄化装置は、下部に洗浄
水を収容する水W118を設け、かつ、その上部側方に
空気流入口12を開口すると共に、その上部に空気流出
口14を開口する筒状の塔本体10と、この塔本体10
内の空気流入口12と空気流出口14の中間部に下方下
向きに配設される洗浄ノズル21.21を有する洗浄水
供給部20と、この洗浄水供給部20の下方上流側に水
平状に配設される気液接触式の捕集部30と、洗浄水供
給部20の上方上流側に配設される再熱手段である再熱
コイル4oと、水槽18と捕集部30との間で空気流入
口12より下方ないし水槽18中に配設される冷却手段
である冷JJlコイル16とを具備し、上記水槽18と
洗浄水供給部20とに循環式のオゾン水発生部22が形
成されている。そして、空気流入口12の上流側に送風
手段である送風ファン52を介して室5oの吸込口54
が接続され、空気流出口14には室5oの吹出口56が
接続されている。
上記オゾン水発生部22は、上記水槽18と洗浄水供給
部20とを接続する循IY:4管路23中に、洗浄水送
給用ポンプ24を配設すると共に、循環する洗浄水内に
オゾンを供給するオゾン水発生手段であるオゾン混合器
25を配設して成り、また、循環管路23中にオゾン分
散器26及びストレーナ27を配設して成る。
上記オゾン混合器25には、オゾン供給管路28aを介
してオゾナイザ28b及び圧送ファン28c(オゾナイ
ザ28bに内蔵される場合もある)が接続されており、
所定濃度に調節できるオゾナイヂ28bにより事前にオ
ゾンの供給等を制御して調整されたオゾンをオゾン混合
器25を介して循環管路23中に供給し、循環管路23
中を循環する洗浄水を0゜03〜0.2ppmの低濃度
オゾン水とすることができるようになっている。
上記捕集部30は、複数(図面では5枚の場合を系す)
の多孔板34.34・・・を適宜間隔をおいて水平状に
配設した多孔板棚にて形成されている。
上記のように構成される空気清浄化装置におい′C1送
風ファン52を駆動すると共に、ポンプ24及びオゾン
水発生部22を駆動すると、室50内の汚染された空気
が空気流入口12を介して塔本体10内に送込まれる。
そして、送込まれた汚染空気は捕集部30において洗浄
水供給部20の洗浄ノズル21.21から噴射される洗
浄水と気液接触することにより、汚染空気中の塵埃は捕
集部30に捕集され、雑菌が水槽18内に落下される。
落下した雑菌は循環管路23中に送込まれるが、この際
、循環管路23中においてオゾン混合器25を介して供
給されるオゾンにより循環管路23中のオゾン水濃瓜が
0.03〜0.2ppmに調整されているので、この低
濃度オゾン水に雑菌が混合接触して死滅される。また、
低濃度オゾン水は捕集部30において気液接触に供され
る。このように水Wi18に落下された雑菌は循環管路
23中を循環する過程において死滅し、新規に捕集・落
下された雑菌のみが順次殺菌されるのである。したがっ
て、清浄化された空気は空気流出口14から室50の吹
出口56を介して全50内に供給される。
◎第二実施例 第2図はこの発明に係る空気清浄化装置の第二実施例を
示す概略断面図で、上記第一実施例の装置に更に汚染空
気中の塵埃等に予め静電荷電を与えて捕集効率の向上を
図ると共に、オゾン水発生手段に制御機能を具備させた
場合である。
すなわち、空気流入口12の上流側に静電荷電部60が
設けられ、捕集部30は静電荷電部60にて荷電された
塵埃等を含む汚染空気が通過する際、静電荷電部60と
の電位差による静電誘導作用によって塵埃等を捕集し得
るようになっている。この場合、塔本体10にアースし
てもよいが、第3図に示すように、荷電部60の放電極
68と反対極に導電することも可能であり、荷電部60
の放電極68に陰極性の電圧を印加する電源61の陽極
側に捕集部30の多孔板34(この場合、多孔板34に
ハニカムコア32を連結してもよい)を接続することに
より、更に効率良く塵埃等の捕集を行うことができる。
上記静電荷電部60は、第4図に示すように、複数の透
孔62.62・・・を穿設する放電対vJ64と、この
放電対極64の各透孔62の中心に位置する複数の先尖
状放電針66、66・・・を突設する放電極68とで構
成されている。この場合、放電対$f!64はアルミニ
ウム合金製の金属板又は少なくとも透孔62を含む表面
に導電性金属を被覆した樹脂基板にて形成されている。
また、上記放電極68は例えば板厚が0゜1〜3.0、
好ましくは0.2〜1.0#のステンレス鋼あるいは普
通鋼、銅、真鍮、アルミニウム等の強度を有する導電性
金属板にて形成されている。このように構成される荷電
部60において、放電極68が電源61の陰極に、放電
対極64が電源61の陽極に接続されており、これら放
電極68と放電対極64に電圧が印加されると、両者間
においてコロナtJIi電が生じるようになっている。
なおこの場合、11i電極68とM電対極64とを逆極
性にして正極性放電を行うようにしてもよい。かかるコ
ロナ放電は一般の交流電源(100V〜200V)を変
圧し、かつ、整流覆ることで得られる直流電圧=4.5
KV〜−5KV、−針当すf7)放1flfi2〜20
μ△の直流電流で行うことができる。
なお、静電荷電部60は必ずしも空気流入口12の上流
側に配設する必要はなく、第2図に想倣線で示すように
、洗浄水供給部20の上方下流側に静電荷電部60を配
設すると共に、その下流側に集塵部69を配設してもよ
い。特に、この位置は気液接触式捕集部30で発生した
サブミクロンのミストを捕集することもできるので、更
に好ましい。
一方、上記オゾン水発生部22は、循環管路23中に配
設されるオゾン混合器25と、このオゾン混合器25の
下流側に配設されるオゾンセンサ28dとがモニタ28
e及びオゾナイザ28bを介して接続した構造となって
おり、オゾンセンサ28dにオゾン濃度に比例した電流
を流し、オゾンセンサ28dにて検知した信号を予め設
定したオゾン濃度と比較・演のしてモニタ28cを通じ
てオゾナイザ28bに与え、必要量のオゾンを発生させ
てオゾン混合器25に供給するようになっている。例え
ば、オゾンセンサ28dに0.051)I)l相当の電
流と比較され、その偏差に相当する電圧を増幅してオゾ
ナイザ28bに入力信号を与えると、オゾナイザ28b
は入力信号に相当するオゾンガスを発生し、オゾン混合
器25へ送込む。水中に溶けたオゾンはオゾン分散器2
6の通過時に均一になり、オゾンセンサ28dで更に再
検知されて設定濃度と比較され、以下連続的にオゾン発
生量を調節できる。したがって、例えば、オゾンセンサ
28dで検知したオゾン濃度が0.031)l)lより
低い濃度のときは、オゾンセンサ28dでの検知が0.
03〜0.2+)l)11の範囲の予め設定された濃度
になるまでオゾナイザ28bに信号を送り、オゾン混合
器25から循環管路23中にオゾンを供給する。また、
オゾンセンサ28dで検知したオゾン濃度が0.211
pIIIより高い濃度のときはオゾンセンサ28dでの
検知が0.03〜0゜2 ppmの範囲の予め設定され
た濃度になるまでオゾナイザ28bに信号を送りオゾン
混合器25へのオゾン供給を停止づる。
なお、第二実施例において、その他の構造は上記第一実
施例と同様であるので、同一部分には同一符号を付して
その説明は省略する。
また、上記第二実施例では、オゾン水発生部22におい
て、オゾンセン+j28dからの信号をオゾナイザ28
bへ送った後、オゾンガスをオゾン混合器25から循環
管路23内へ送るようにした場合について説明したが、
オゾンセンサ28dからの信号によって予め調整された
オゾン水をオゾン混合器25に供給してもよい。すなわ
ち、オゾン混合器25ヘオゾン水を供給する場合には、
オゾンセンサ28dからの信号を、第2A図に示すよう
に、モニタ28eを介してオゾン水供給装置28[に送
り、そして、オゾン水供給装置28fで濃度調整された
オゾン水をオゾン混合器25に供給して循環管路23内
にオゾン水を供給するようにしてもよい。この場合、オ
ゾン混合器25を混合弁にて形成することもできる。
なお、オゾン水の供給は循環水の増加となるので、オゾ
ン水供給装置28fに戻るバイパス管路29を設けて水
化を調整する必要がある。
上記のように構成されるこの発明の空気清浄化装置にお
いて、送風ファン52を駆動すると共に、ポンプ24及
びオゾン水発生部22を駆動すると、室50内の汚染空
気中の塵埃等が静電荷電部60にて荷電された後、空気
流入口12を介して塔本体10内に送込まれる。そして
、送込まれた汚染空気は捕集部30において洗浄水供給
部20の洗浄ノズル21.21から噴射される洗浄水と
気液接触することにより、汚染空気中の塵埃は荷電部6
0との電位差により捕集部30に捕集され、雑菌は水槽
18内に落下される。
落下した雑菌は、上記第一実施例と同様に、循環管路2
3中に送込まれて循環管路23中の低濃度オゾン水と混
合接触して死滅され、また、低濃度オゾン水は捕集部3
0において気液接触に供される。このように水槽18に
落下された雑菌は循環管路23中を循環する過程におい
て死滅し、新規に捕集°落下された雑菌のみが順次殺菌
されるのである。したがって、清か化された空気は空気
流出[114から室50の吹出口56を介して室50内
に供給される。
次に、この発明において汚染空気中の雑菌を死滅処理す
るに必要なオゾン水の濃度の設定についての実験結果に
ついて説明する。
★実験例1 第5図は通常の上水とオゾン水における循環水中の生存
細菌数と運転時間との関係を示す図である。
上記第一実施例の空気清浄化装置心の多孔板棚式捕集部
30において、■オゾン水を供給しないで通常の上水の
みを所定量循環した場合、■循環管路出口において0.
O5ppmに維持したオゾン水を使用した場合について
水槽18内の生存する細菌数を時間の経過と共に比較し
たところ、第5図に示すような結果が得られた。なお、
オゾン水を使用した場合、水槽18内のオゾン水′IA
度は0.O4ppmであつlこ。
この結果、オゾン水を使用しない場合(■の場合)は捕
集された生存細菌は死滅せず、循環水中に蓄積されてい
ることがわかる。一方、0.O5ppmのオゾン水を使
用すれば約10分で生存細菌は死滅し、以時オゾン水中
に生存細菌が蓄積されイτいことが判明した。
★実験例2 第6図は種々の水中オゾン濃度における経過時間と水中
細菌生存率の関係の図を示す。
洗か用オゾン水によって捕集された雑菌は瞬時に相当m
のものが殺菌されるが、全数死滅には至らないらのもあ
る。そのため、種々のオゾン水濃度における雑菌の生存
時間との関係について実験を行ったところ、第6図に示
すような結果が得られた。すなわち、オゾン水濃度が0
.2ppmでは数十秒〜数分、オゾン水濃度が0.O5
ppmでは10分程度、オゾン水濃度が0.03ppn
+では士数分〜20分根度で雑菌が死滅することが判明
した。
更に、オゾン水濃度を低濃度にすると長期運転中に塔本
体内にスライム(有機付着物)の発生がみられることが
あり、溶存オゾン濃度のail制御としては0.O2p
pm以下は管理が困難であることが判明した。
★実験例3 第7図は洗浄用オゾン水の濃度と空気流出口14におけ
るオゾンガス濃度との関係を示す図で、上記第一実施例
における空気清浄化装置において、オゾン水の温度15
℃、気温24℃の下で、種々のオゾン水濃度と空気流出
口14のオゾンガス濃度の関係を実験したものである。
この実験の結果、オゾン水濃度を0.2ppmとすれば
、発生オゾンガス濃度は0.lppm以下となって環境
基準値以下となり、空気清浄化装置の他にオゾンキラを
設置する必要がなくなる。
また、より低11度のオゾン水は安全性の面で好ましく
、雑菌の死滅との関係でオゾン濃度は0゜031)I)
lでも十分な殺菌効果が得られる。これは循環管路23
に一定濃度のオゾンを溶解させ、系内を循環させるので
、水中に捕集された雑菌が低濃度オゾン水に晒されて、
高濃度オゾン水の短時間殺菌と等価の溶菌効果を発現す
るものと推測される。
★実験例4 第8図は運転時間と通常の上水とオゾン水における塔本
体10の空気流入口12と空気流出口14の生存細菌数
の関係を示す図である。
上記実験例1と同様の条件で空気清浄化装置を運転して
、送風ファン52通過後の空気流入口12と塔本体10
の空気流出口14とで浮遊する生存細菌数を比較したと
ころ、第8図に示すような結果が得られた。
なお、実験例4において、 ■は通常の上水の空気流入口12の生存細菌数、■は通
常の上水の空気流出口14の生存細菌数、■は0.O5
ppmのオゾン水の空気流入口12の生存細菌数、 ■は0.05ppIIlのオゾン水の空気流出口14の
生存細菌数を示す。
この実験の結果、空気流入口12側の生存細菌数に対し
、上水のみの循環の場合、運転開始直後は捕集効果はみ
られるものの、時間の経過と共に空気流出口14側の生
存細菌数は急増する。これは、捕集された細菌が水中に
蓄積され、循環されて塔本体10内に再放出されたため
と推測される。
これに対し、オゾン水を使用した場合、空気流出口14
側の生存細菌数は運転時間と共に減少し、2時間後にほ
ぼOとなった。
[発明の効果] 以上に説明したように、この発明の空気清浄化方法によ
れば、汚染空気中の塵埃を気液接触にて捕集すると共に
、安全基準値以下の低濃度オゾン水にて汚染空気中の雑
菌を循環接触により死滅させることができるので、汚染
空気の清浄化を効率良く行うことができると共に、安全
性の向上が図れる。
また、この発明の空気清浄化装置によれば、オゾンキラ
設置が不要となるので、装置全体を小型化することがで
きると共に、空気圧損を少なくして清浄化効率の向上が
図れ、また、洗浄水に低潮度オゾン水を使用するので、
装置内の腐蝕の虞れがない等の優れた効果が得られる。
更に、請求項2及び5記載の空気清浄化方法及びその装
置によれば、予め汚染空気中の塵埃等に荷電して電位差
によって捕集するので、更に集塵効率の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る空気清浄化装置の第一実施例を
示す概略断面図、第2図はこの発明に係る空気清浄化装
置の第二実施例を示す概略断面図、第2A図は第二実施
例の空気清浄化装置の別の横進を示す概略断面図、第3
図は第二実施例における静電荷電部と捕集部を示す断面
図、第4図は静電荷電部の断面斜視図、第5図は運転時
間と循環水中の細菌数との関係を示す図、第6図は経過
時間と水中細菌生存率との関係を示す図、第7図はオゾ
ン水濃度と空気中のオゾンガスm度との関係を示す図、
第8図は運転時間と空気中の浮遊細菌数との関係を示す
図である。 符号説明 (10)・・・塔本体 (12)・・・空気流入口 (14)・・・空気流出口 (18)・・・水槽 (20)・・・洗浄水供給部 (22)・・・オゾン水発生部 (23)・・・循環管路 (24)・・・洗浄水送給用ポンプ (25)・・・オゾン混合器 (28a)・・・オゾン供給管路 (28b)・・・オゾナイザ (28d)・・・オゾンセンサ (281)・・・オゾン水供給装置 (30)・・・気液接触式捕東部 (34)・・・多孔板 (50)・・・室 (52)・・・送風ファン 特 許 出 願 人 日本軽金属株式会社代 理 人 
 弁理士  中 村  智 廣 (外3名ン第3図 第5図 運転時間 (hr) 第6図 第7図 第8図 運転時間 (l″Lr)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)汚染空気を気液接触式捕集部に供給して汚染空気
    中の塵埃等を除去する空気清浄化方法において、上記気
    液接触に使用される洗浄水を循環式にすると共に、その
    循環洗浄水にオゾンガス若しくはオゾン水を供給し、得
    られた0.03〜0.2ppmのオゾン水を用いて上記
    汚染空気を循環殺菌するようにしたことを特徴とする空
    気清浄化方法。
  2. (2)汚染空気中の塵埃を予め静電荷電し、荷電された
    塵埃等を電位差により気液接触式捕集部にて捕集するこ
    とを特徴とする請求項1記載の空気清浄化方法。
  3. (3)下部に汚染空気流入口を開口すると共に上部に空
    気排出口を開口する筒状の塔本体と、上記空気流入口と
    空気排出口との中間部に配設される洗浄水供給部と、こ
    の洗浄水供給部の下方上流側に水平状に配設される気液
    接触式捕集部と、上記洗浄水供給部から供給された使用
    済みの洗浄水を受ける水槽及び水槽中の水を上記洗浄水
    供給部へ循環する循環路を有する空気清浄化装置におい
    て、上記循環路中に0.03〜0.2ppmの濃度のオ
    ゾン水を作るオゾン水発生手段を配設して成ることを特
    徴とする空気清浄化装置。
  4. (4)循環路中にオゾン濃度検出手段を配設し、このオ
    ゾン濃度検出手段からの信号をオゾン水発生手段に伝達
    するようにしたことを特徴とする請求項3記載の空気清
    浄化装置。(5)空気流入口の上流側に空気中の塵埃等
    を荷電する静電荷電部を設けたことを特徴とする請求項
    3記載の空気清浄化装置。
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