JP4266537B2 - 殺菌方法、イオン送り装置及び空間殺菌装置 - Google Patents

殺菌方法、イオン送り装置及び空間殺菌装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人為的に発生させたイオンを空間に送るイオン送り装置及びその構成を有した空気清浄機等の空間殺菌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、住環境の高気密化に伴い、人体に有害な空気中の浮遊細菌を取り除き、健康で快適な生活を送りたいという要望が強くなっている。この要望に応えるため、各種のフィルタを備えた空気清浄機が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような空気清浄機は、空間内の空気をファンにより吸引してフィルタにより汚染物質を吸着又は分解する方式であるため、長期にわたる使用によって寿命のあるフィルタの交換等のメンテナンスが不可欠であり、しかも、フィルタの特性が充分でないため、必ずしも満足のいく性能が得られていない。
【0004】
それに対し、イオン発生装置を用いて、空気中のイオン濃度を増加させる空気清浄機も開発されているが、現在、市販されているものは、負イオンのみを発生させるものであったため、負イオンによる人間をリラックスさせる作用はある程度期待できるものの、空気中の浮遊細菌の積極的な除去についてはほとんど効果が認められていない。
【0005】
このような問題に鑑みて本願発明者らは、以前、誘電体を挟んで対向する電極間に高周波の交流電圧を印加することにより、誘電体の表面で放電等の電離現象が起こり、正イオン及び負イオンが同時に発生するイオン発生装置を開発した。正イオンとしてはH+(H2O)n、負イオンとしてはO2 -(H2O)nが最も安定に生成する。
【0006】
これらのイオンは、正イオン又は負イオン単独では、空気中の浮遊細菌に対し、格別な効果はない。しかし、これらのイオンが同時に生成すると、化学反応を起こして活性種である過酸化水素(H22)又は水酸化ラジカル(・OH)が生成する。このH22又は・OHは極めて強力な活性を示すため、これらが空間内に放出されると空気中の浮遊細菌が分解・除去される。
【0007】
ところが、生成する正イオン及び負イオンは誘電体の極近傍に集中して停滞するため、大部分がクーロン的な相互作用により再結合し、せっかく発生したイオンの濃度が減少してしまう。そのため、所望の滅菌性能が得られないという不具合があった。
【0008】
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、発生させた正イオン及び負イオンを安定して大量に供給できるイオン送り装置を提供することを目的とする。また本発明の他の目的は、そのようなイオン送り装置の構成を有した空間殺菌装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の殺菌方法は、正イオンとしてH + (H 2 O) (mは任意の自然数)と負イオンとしてO 2 - (H 2 O) n (nは任意の自然数)とを発生させるイオン発生装置と、前記イオン発生装置への送風路に正又は負の電界を起こす電界印加手段とを備え、該電界印加手段により空間に電界を起こすことによって発生する風により、前記正イオン及び負イオンを空気中に送出することによって、空気中に浮遊する細菌に前記正イオン及び負イオンが付着してこれを殺菌することを特徴とする。また、本発明のイオン送り装置は、正イオンとしてH+(H2O)(mは任意の自然数)と負イオンとしてO2 -(H2O)n(nは任意の自然数)とを発生させるイオン発生装置と、前記イオン発生装置への送風路に正又は負の電界を起こす電界印加手段とを備え、前記正イオン及び負イオンの量を該電界印加手段により空間に電界を起こすことによって発生する風により、増量して空気中に送出することを特徴とする。
【0010】
この場合、前記電界印加手段は、一方を電圧印加用電極、他方を接地用電極とした一対の電極からなり、前記接地用電極を前記イオン発生装置側に配置してなるものである。これによると、接地用電極をイオン発生装置の近くに配しているため、電界印加手段により発生させた電解ががイオン発生装置のイオンの発生状態に悪い影響を与えることがなく、安定して正イオンと負イオンを発生させることができるとともに、送風時に送風機のような騒音が発生せず、好適である。
【0011】
また、前記接地用電極としては、目開き数9〜24メッシュの範囲の網状電極を好適に使用できる。この構成によると、空気抵抗は大きくないが、均一に電解を発生させることができることから、良好な送風状態を得ることができる。
【0012】
そして、前記電圧印加用電極に印加する電圧を、負の直流電圧とすれば、空間に負の電界が起こり、電圧印加用電極から空気分子に電子が移動して負イオンが生成する。この負イオンは接地用電極側に加速されながら移動するため、風が起こる。この風によって正・負のイオンが送られる。
【0015】
また本発明によるイオン送り装置は、絶縁体を挟んで対向する第1,第2電極と、
前記第2電極と所定の距離を有して隔離され対向する第3電極と、を有し
前記第2電極は接地用電極とし、
前記第1電極に接続され前記第1電極に交流電圧を印加する第1の交流電圧印加手段と、前記第3電極に接続され前記第3電極に交流電圧を印加する第2の交流電圧印加手段と、を備え、
前記第1の交流電圧印加手段が前記第1電極に印加する交流電圧と、前記第2の交流電圧印加手段が前記第3電極に印加する交流電圧との位相を逆位相とする構成を有することを特徴とする。
【0016】
この構成によると、第1電極に交流電圧が印加されると、絶縁体の表面で放電が起こり、電子の移動を伴って正・負のイオンが空間に生成する。このとき、第3電極に印加される交流電圧の位相は、第1の交流電圧の位相と逆位相であるので、第3電極は生成した正・負のイオンとは逆の極性となる。従って、第3電極側に正・負のイオンが加速されながら移動し、送られる。
【0023】
そして、上記のような構成を有した空間殺菌装置によると、正イオンと負イオンとが細菌の表面で結合するときに発生する活性種の作用により空間中の細菌が殺菌除去される。
【0024】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るイオン送り装置1の概略的な側面断面図である。図2は、そのイオン送り装置1におけるイオン発生装置101の一部を破砕して示す斜視図である。図1において、2は少なくとも吸込口2aと吹出口2bとを有するイオン送り装置1のケーシングであり、例えば、両端が吸込口2aと吹出口2bとして開放された直方体状に形成されている。3はケーシング2内の吹出口2b側に設けられ、後述する第1,第2電極4,5間を隔離させるための誘電体であり、例えば、内径10mm、厚さ1.3mm、長さ150mmの円筒型パイレックス(R)製ガラス管を好適に使用できる。
【0025】
誘電体3の内側には、図2に示すように、第1電極4が誘電体3の内周面と密接するように配設されており、本実施形態ではその一例として、厚さ0.8mm、長さ80mmのステンレスSUS304製の円筒形電極を用いている。誘電体3の外側には、第2電極5が誘電体3の外周面と密接するように配設されており、本実施形態ではその一例として、線径0.40mm、目開き数40メッシュ、長さ80mmの網状の円筒形電極を用いている。これにより、一対の第1,第2電極4,5は、図示の如く、誘電体3を挟んで対向している。
【0026】
ケーシング2の外部に配された交流電源6は、第1電極4を電圧印加用電極とし、第2電極5を接地用電極として接続されており、第2電極5を接地電位として第1,第2電極4,5間に交流電源6から実効値0.44〜2.0kVの交流電圧が印加されるようになっている。そして、このような誘電体3、第1,第2電極4,5及び交流電源6から本実施形態で言うイオン発生装置101が構成されている。
【0027】
また、ケーシング2内のイオン発生装置101よりも吸込口2a側には、空間に正又は負の電界を起こす電界印加手段としての一対の第3,第4電極7,8が配設されている。第3電極7としては、例えば、直径1mm、長さ20mm、先端曲率0.1mm以下の針状に形成された6本の針状部7aが20mmの間隔で一列に突設されたステンレスSUS304製の板状部7bを有した針状電極を使用できる。尚、第3電極7は針状である必要はなく、線形やメッシュ状としてもよい。但し、有効に気流を発生するために必要な印加電圧は、針状、線形、メッシュ状の順に増大するため、省エネルギーの観点から針状の電極を使用するのが理想的である。
【0028】
また、第4電極8としては、例えば、線径0.8mm、目開き数9〜24メッシュ、大きさ30mm×150mmのステンレスSUS304製の網状電極を好適に使用でき、本実施形態では、第1電極7の針状部7aの先端から10mmの距離を有して第1電極7と対向するようにケーシング2の内壁に装着されている。ここで、目開き数9〜24メッシュの範囲とした理由は、9メッシュより小さいと、目が粗すぎて放電の精度にバラツキが生じやすく、また、24メッシュより大きいと、圧力損失が大きくなって送風に支障を来すからである。
【0029】
この第4電極8は、ケーシング2の内壁に一箇所で固定できればよく、ケーシング2の内部空間の断面全部をカバーしていなくてもよいが、ケーシング2を吸込口2a側から見たとき、少なくとも第3電極7と重なって対向している必要がある。また、本実施形態では第4電極8をイオン発生装置101側に設けている。そのため、第2電極5と第4電極8はともに接地電位にある。従って、隣接する第2,第4電極5,8間に電位差が存在せず、電界も生じないので、第3,第4電極7,8間で電界を起こすことによって発生する風をスムーズにイオン発生装置101に送ることができるのである。
【0030】
ケーシング2の外部に配設された直流電源9は、負極が第3電極7を電圧印加用電極とし、正極が第4電極8を接地用電極として接続されており、第4電極8を接地電位として第3,第4電極7,8間に直流電源9から所定の直流電圧が印加されるようになっている。
【0031】
次に、以上のように構成されたイオン送り装置1の動作の一例を説明する。交流電源6を用いて第2電極5を接地電位として第1電極4に実効値1.5kV、周波数20kHzの交流電圧を印加するとともに、直流電源9を用いて第2気流発生電極8を接地電位として第3電極7に−15kVの負の直流電圧を印加した。
【0032】
これにより、第1、第2電極4,5を離間する誘電体3の表面で放電が起こり、正イオン及び負イオンが生成するとともに、第3,第4電極7,8間に電界が生じ、針状部7aの先端から空気分子に電子が移動し、空気分子が負に帯電する。これにより、相対的に正の電位にある第4電極8側へ帯電した空気分子が加速されながら移動することになる。従って、ケーシング2内で空気の流れが起こり、吸込口2aから吹出口2bへと抜ける風が生ずる。この風に乗って、イオン発生装置101の動作によって空間に生成した正イオンと負イオンが吹出口2bからケーシング2の外部へ送出される。
【0033】
このとき、吹出口2bから送出される正イオン及び負イオンの濃度を、誘電体3から吹出口2b方向に10cmだけ離れた位置に配した空気イオンカウンタによって測定したところ、正イオン濃度は250,000個/cm3、負イオン濃度は500,000個/cm3であり、第3電極7に電圧を印加しなかった場合(正・負イオンともに25,000個/cm3 )に比べて一桁も上昇させることができた。
【0034】
よって、本実施形態のイオン送り装置1によると、空間に生成した正・負のイオンが中和して消滅してしまう前に、風によってイオンを送ることができる。これにより、正・負のイオンは空気中の浮遊細菌の表面に付着され、化学反応によって生成した活性種の作用で細菌を効率よく殺菌除去できる。また、負イオンをリッチな状態で送風できるので、人間の気分をリラックスさせる効果も相乗効果として得られる。
【0035】
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。図3は本実施形態に係るイオン送り装置の概略的な側面断面図である。図3において、21は少なくとも吸込口21aと吹出口21bとを有するイオン送り装置11のケーシングであり、例えば、一端が吹出口21bとして開放されるとともに、側面の周方向に複数の吸込口21bが設けられた直方体状に形成されている。31はケーシング2内の吸込口21aより下方に略水平に配設され、後述する第1、第2電極41,51を隔離させるための誘電体であり、例えば、厚さ1.3mmの平板型パイレックス(R)製ガラス板を好適に使用できる。
【0036】
誘電体31の下方には、第1電極41が誘電体31の底面31aと部分的に接触するように配設されており、本実施形態ではその一例として、直径1mm、長さ20mm、先端曲率0.1mm以下の針状に形成された5本の針状部41aが20mmの間隔で一列に突設されたステンレスSUS304製の板状部41bを有した針状電極を用いている。この第1電極41は、針状部41aの先端でもって誘電体31の底面31aに接するように板状部41bを介してケーシング21内の底面に装着されている。尚、第1電極41は針状である必要はなく、線形やメッシュ状としてもよい。但し、有効にイオンを発生するために必要な印加電圧は、針状、線形、メッシュ状の順に増大するため、省エネルギーの観点から針状の電極を使用するのが理想的である。
【0037】
誘電体31の上方には、第2電極51が誘電体31の上面31bと接触するように配設されており、本実施形態ではその一例として、線径0.8mm、目開き数9メッシュ、大きさ30mm×150mmのステンレスSUS304製の網状電極を用いている。この第2電極51は誘電体31の上面31bに密着している。これにより、一対の第1,第2電極41,51は、図示の如く、誘電体31を挟んで対向している。
【0038】
ケーシング21の外部に配された第1交流電源61aは、第1電極41を電圧印加用電極とし、第2電極51を接地用電極として接続されており、第2電極51を接地電位として第1,第2電極41,51間に第1交流電源61aから所定の第1の交流電圧が印加されるようになっている。そして、このような誘電体31、第1,第2電極41,51及び第1交流電源61aから本実施形態で言うイオン発生装置111が構成されている。
【0039】
また、ケーシング21内の吸込口21aより上方には、電界印加手段としての第3電極71が第2電極51と所定の距離を有して配設されている。第3電極71としては、例えば、線径0.8mm、目開き数9メッシュ、大きさ30mm×150mmのステンレスSUS304製の網状電極を使用できる。従って、図示の如く、第3電極71に対してイオン発生装置111側に吸込口21aが存在し、イオン発生装置111と反対側に吹出口21bが存在するという位置関係が成立している。
【0040】
ケーシング21の外部に配された第2交流電源61bは、接地電位に接続されるとともに、第3電極71を電圧印加用電極として接続されており、第3電極71に第2交流電源61bから前記第1の交流電圧と逆位相の所定の第2の交流電圧が印加されるようになっている。
【0041】
次に、以上のように構成されたイオン送り装置11の動作の一例を説明する。第1交流電源61aを用いて第2電極51を接地電位として第1電極41に実効値1.5kV、周波数20kHzの第1の交流電圧を印加するとともに、第3電極71に第1の交流電圧の位相と逆位相の実効値1.5kV、周波数20kHzの第2の交流電圧を印加した。
【0042】
これにより、第1,第2電極41,51を離間する誘電体31の表面で放電が起こり、第1電極41の極性が反転するごとに、正イオンと負イオンが交互に生成するとともに、第2,第3電極51,71間に交互に極性の変化する電界が生じる。このとき、第1の交流電圧と第2の交流電圧は互いに逆位相なので、第3電極71は、イオン発生装置111の動作によって空間に生成したイオンが帯びている電荷とは反対の極性を有することになる。そのため、正・負イオンともに加速されながら速やかに第3電極71側に移動する。これにより、ケーシング21内で吸込口21aから吹出口21bへと抜けるイオンの流れが起こり、正イオンと負イオンが吹出口21bからケーシング21の外部へ送出される。
【0043】
このとき、吹出口21bから送出される正イオン及び負イオンの濃度を、誘電体31の表面から吹出口21b方向に10cmだけ離れた位置に配した空気イオンカウンタによって測定したところ、正イオン濃度は250,000個/cm3、負イオン濃度は500,000個/cm3であり、第3電極7に電圧を印加しなかった場合(正・負イオンともに25,000個/cm3 )に比べて一桁も上昇させることができた。
【0044】
よって、本実施形態のイオン送り装置11によると、空間に生成した正・負のイオンが中和して消滅してしまう前に、電界によってイオンを送ることができる。これにより、正・負のイオンは空気中の浮遊細菌の表面に付着し、化学反応によって生成した活性種の作用で細菌を効率よく殺菌除去できる。また、負イオンをリッチな状態で送風できるので、人間の気分をリラックスさせる効果も相乗効果として得られる。
【0045】
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について図面を参照して説明する。図4は本実施形態に係るイオン送り装置の概略的な断面図である。図4において、22は少なくとも吸込口22aと吹出口22bとを有するイオン送り装置12のケーシングであり、例えば、両端が吸込口22aと吹出口22bとして開放された直方体状に形成されている。ケーシング22内部の吸込口22aから吹出口22bに至る空間は、アクリル等の樹脂から成る仕切板32によって第1空間22cと第2空間22dとに仕切られている。
【0046】
第1空間22c内の吸込口22a側には、第1電極42が配設されている。本実施形態ではその一例として、直径1mm、長さ20mm、先端曲率0.1mm以下の針状に形成された3本の針状部42aが20mmの間隔で一列に突設されたステンレスSUS304製の板状部42bを有した針状電極を用いており、針状部42aが吹出口22b側に向くようにケーシング22内の側面に板状部42bを介して装着されている。尚、第1電極42は針状である必要はなく、線形やメッシュ状としてもよい。但し、有効にイオンを発生するために必要な印加電圧は、針状、線形、メッシュ状の順に増大するため、省エネルギーの観点から針状の電極を使用するのが理想的である。
【0047】
第1空間22c内の吹出口22b側には、第2電極52が配設されている。本実施形態ではその一例として、線径0.8mm、目開き数9メッシュ、大きさ30mm×150mmのステンレスSUS304製の網状電極を用いており、第1電極42の針状部42aの先端から10mmの間隔を有して第1電極42と対向するようにケーシング22の内壁に装着されている。
【0048】
ケーシング22の外部に配された第1直流電源92aは、正極が第1電極42を電圧印加用電極とし、負極が第2電極52を接地用電極として接続されており、第2電極52を接地電位として第1,第2電極42,52間に第1直流電源92aから正の直流電圧が印加されるようになっている。そして、このような第1,第2電極42,52及び第1直流電源92aから本実施形態で言う第1のイオン送り装置121が構成されている。
【0049】
一方、第2空間22d内の吸込口22a側には、第3電極72が配設されておいる。本実施形態ではその一例として、直径1mm、長さ20mm、先端曲率0.1mm以下の針状に形成された3本の針状部72aが20mmの間隔で一列に突設されたステンレスSUS304製の板状部72bを有した針状電極を用いており、針状部72aが吹出口72b側に向くようにケーシング22内の側面に板状部72bを介して装着されている。尚、第3電極72は針状である必要はなく、線形やメッシュ状としてもよい。但し、有効にイオンを発生するために必要な印加電圧は、針状、線形、メッシュ状の順に増大するため、省エネルギーの観点から針状の電極を使用するのが理想的である。
【0050】
第2空間22d内の吹出口22b側には、第4電極82が配設されている。本実施形態ではその一例として、線径0.8mm、目開き数9メッシュ、大きさ30mm×150mmのステンレスSUS304製の網状電極を用いており、第3電極72の針状部42aの先端から10mmの間隔を有して第1電極72と対向するようにケーシング22の内壁に装着されている。
【0051】
ケーシング22の外部に配された第2直流電源92bは、負極が第3電極72を電圧印加用電極とし、正極が第4電極82を接地用電極として接続されており、第4電極82を接地電位として第3,第4電極72,82間に第1直流電源92aから負の直流電圧が印加されるようになっている。そして、このような第3,第4電極72,82及び第2直流電源92bから本実施形態で言う第2のイオン送り装置122が構成されている。
【0052】
次に、以上のように構成されたイオン送り装置12の動作の一例を説明する。まず、第1直流電源92aを用いて第2電極52を接地電位として第1電極42に+15kVの正の直流電圧を印加するとともに、第2直流電源92bを用いて第4電極82を接地電位として第3電極72に−15kVの負の直流電圧を印加した。
【0053】
これにより、第1電極42から第1空間22c内の空気分子に正電荷が移動して正イオンが生成し、第3電極72から第2空間22d内の空気分子に負電荷が移動して負イオンが生成するとともに、第1,第2電極42,52間に正から負への電界が生じ、第3,第4電極72,82間に負から正への電界が生じる。このとき、第2電極52と第4電極82は、第1のイオン送り装置121,第2のイオン送り装置122の動作によって空間に生成したと正又は負イオンの電荷とは反対の極性を有することになる。そのため、第1空間22c内で正イオンが加速されなら速やかに第2電極52側に移動するとともに、第2空間22d内で負イオンが加速されながら速やかに第4電極72側に移動する。これにより、ケーシング22内の第1空間22c及び第2空間22dで吸込口22aから吹出口22bへと抜けるイオンの流れが起こり、正イオンと負イオンが混合されて吹出口22bからケーシング22の外部へ送出される。
【0054】
このとき、吹出口21bから送出される正イオン及び負イオンの濃度を、誘電体31から吹出口21b方向に10cmだけ離れた位置に配した空気イオンカウンタによって測定したところ、正イオン濃度は300,000個/cm3、負イオン濃度は300,000個/cm3であった。
【0055】
次に、第1直流電源92aを用いて第2電極52を接地電位として第1電極42に+10kVの正の直流電圧を印加するとともに、第2直流電源92bを用いて第4電極82を接地電位として第3電極72に−15kVの負の直流電圧を印加した。
【0056】
このとき、吹出口21bから送出される正イオン及び負イオンの濃度を、誘電体31から吹出口21b方向に10cmだけ離れた位置に配した空気イオンカウンタによって測定したところ、正イオン濃度は200,000個/cm3、負イオン濃度は300,000個/cm3であった。
【0057】
よって、本実施形態のイオン送り装置12によると、空間に生成した正・負のイオンが中和して消滅してしまう前に、電界によってイオンを送ることができる。これにより、正・負のイオンは空気中の浮遊細菌の表面に付着され、化学反応によって生成した活性種の作用で細菌を効率よく殺菌除去できる。また、第1電極42又は第3電極72の少なくとも一方の電極に印加する電圧を調整することにより、送られる正・負イオンの比率を様々に可変することができる。
【0058】
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態について図面を参照して説明する。図5は本実施形態に係る空気清浄機の概略的な側面断面図である。この空気清浄機には、上記第1の実施形態によるイオン送り装置(図1参照)の構成が備えられている。尚、図5において図1に示すイオン送り装置と共通の部材には同一の符号を附し、その詳細な説明を省略する。
【0059】
図5に示すように、空気清浄機13のケーシング14の下方には、スリット状の空気の吸込口14aが開口形成されている。また、ケーシング14の天板にも同じくスリット状の空気の吹出口14bが開口形成されている。15は吸込口14aにケーシング14の内部から装着された除塵フィルタである。16は第4電極8とイオン発生装置との間の空気の流通路に装着された脱臭フィルタである。
【0060】
次に、以上のように構成された空気清浄機13の動作の一例について説明する。交流電源6を用いて第2電極5を接地電位として第1電極4に実効値1.5kV、周波数20kHzの交流電圧を印加するとともに、直流電源9を用いて第4電極8を接地電位として第3電極7に−15kVの直流電圧を印加した。
【0061】
これにより、第1,第2電極4,5を離間する誘電体3の表面で放電が起こり、正イオン及び負イオンが生成するとともに、第3,第4電極7,8間に電界が生じ、針状部7aの先端から空気分子に電子が移動し、空気分子が負に帯電する。これにより、相対的に正の電位にある第4電極8側へ帯電した空気分子が加速されながら移動することになる。従って、ケーシング14内で空気の流れが起こり、吸込口14aから吹出口14bへと抜ける風が生ずる。この風に乗って、イオン発生装置の動作によって空間に生成した正イオンと負イオンが吹出口14bからケーシング14の外部へ送出される。
【0062】
このとき、吹出口14bから送出される正イオン及び負イオンの濃度を、吹出口14bから10cmだけ離れた位置に配した空気イオンカウンタによって測定したところ、正イオン濃度は150,000個/cm3、負イオン濃度は150,000個/cm3であった。
【0063】
また、この空気清浄機13による殺菌性能を評価するため、空気清浄機13を縦2m×横2.5m×高さ2.7mの対象区域に設置し、大腸菌をミスト状に散布し、空気清浄機13の運転を開始して、時間の経過とともに対象区域内の大腸菌数の変化をBiotest Hyton RCSエアサンプラーで追跡したところ、約1時間の運転で菌数は51%減少した。従って、本発明に係るイオン送り装置を搭載した空気清浄機13の運転によって、空気中の浮遊細菌を適度に殺菌除去できる。
【0064】
<第5の実施形態>
本発明の第5の実施形態について図面を参照して説明する。図6は本実施形態に係る空気調和機の概略的な側面断面図である。この空気清浄機には、上記第1の実施形態によるイオン送り装置1(図1参照)の構成が備えられている。尚、図6において図1に示すイオン送り装置と共通の部材には同一の符号を附し、その詳細な説明を省略する。
【0065】
図6に示すように、空気調和機23のケーシング24の前面及び天面には、スリット状の空気の吸込口24aが開口形成されている。また、ケーシング24の吸込口24aの下方には風向き調整用のルーバ25を有した空気の吹出口24bが形成されている。26は吸込口24aにケーシング24の内部から装着された除塵フィルタである。27は熱交換器であり、28はファンである。
【0066】
次に、以上のように構成された空気調和機23の動作の一例について説明する。交流電源6(図1参照)を用いて第2電極5(図1参照)を接地電位として第1電極4(図1参照)に実効値1.5kV、周波数20kHzの交流電圧を印加するとともに、直流電源9(図1参照)を用いて第4電極8(図1参照)を接地電位として第3電極7(図1参照)に−15kVの直流電圧を印加した。同時に、ファン28を回転動作させて空気調和機23の運転を開始した。
【0067】
これにより、第1,第2電極4,5(図1参照)を離間する誘電体3の表面で放電が起こり、正イオン及び負イオンが生成するとともに、第3,第4電極7,8間に電界が生じ、針状部7aの先端から空気分子に電子が移動し、空気分子が負に帯電する。これにより、相対的に正の電位にある第4電極8側へ帯電した空気分子が加速されながら移動することになる。従って、ケーシング24内で空気の流れが起こり、吸込口24aから吹出口24bへと抜ける風が生ずる。
【0068】
また、外部の空気は、ファン28の回転によって吸込口24aからケーシング24内に吸い込まれ、熱交換器27を通過する際に熱交換された後、吹出口24bからルーバ25に風向きを調整されて吹き出される。この風によっても、上記の正イオンと負イオンが吹出口24bからケーシング24の外部へ送出される。
【0069】
このとき、吹出口24bから送出される正イオン及び負イオンの濃度を、吹出口24bから10cmだけ離れた位置に配した空気イオンカウンタによって測定したところ、正イオン濃度は150,000個/cm3、負イオン濃度は150,000個/cm3であった。
【0070】
また、この空気調和機23による殺菌性能を評価するため、空気調和機23を縦2m×横2.5m×高さ2.7mの対象区域に設置し、大腸菌をミスト状に散布し、空気調和機23の運転を開始して、時間の経過とともに対象区域内の大腸菌数の変化をBiotest Hyton RCSエアサンプラーで追跡したところ、約1時間の運転で菌数は51%減少した。従って、本発明に係るイオン送り装置1を搭載した空気調和機23の運転によって、空気中の浮遊細菌を適度に除菌できる。
【0071】
尚、本実施形態によれば、ファン28の回転を停止した場合でも、イオン送り装置1のみを動作させることによって正・負のイオンの送風が可能であり、この場合は、省エネルギーに空気中の浮遊細菌の殺菌除去効果を得ることができる。
【0072】
尚、本発明によるイオン送り装置が搭載される空間殺菌装置は、上記の空気清浄機や空気調和機に限定されない。その他として、例えば、除湿器、加湿器、冷蔵庫、電気ファンヒータ、石油ファンヒータ、ガスファンヒータ、電気ストーブ等に搭載することによって、同様な空気浄化機能の得られる空間殺菌装置を提供できる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によるイオン送り装置によると、イオン発生装置の動作によって空間に生成した正イオン及び負イオンが中和して消滅する前に、遠くへ送ることができ、安定した正イオン及び負イオンの供給を確保できる。
【0074】
また、このようなイオン送り装置の構成を備えた空気清浄機や空気調和機等の装置は空間殺菌装置として機能し、居住空間に正・負のイオンを送って空気中の浮遊細菌の表面で結合させ、これらが反応して生ずる活性種によって、効率的に空気中の浮遊細菌を殺菌除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るイオン送り装置の概略的な側面断面図である。
【図2】 そのイオン送り装置におけるイオン発生部の一部を破砕して示す斜視図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態に係るイオン送り装置の概略的な斜視側面断面図である。
【図4】 本発明の第3の実施形態に係るイオン送り装置の概略的な斜視側面断面図である。
【図5】 本発明の第4の実施形態に係る空気清浄機の概略的な斜視側面断面図である。
【図6】 本発明の第5の実施形態に係る空気調和機の概略的な斜視側面断面図である。
【符号の説明】
1,11,12 イオン送り装置
101,111 イオン発生装置
121 第1のイオン送り装置
122 第2のイオン送り装置
2,21,22,14,24 ケーシング
3,31 誘電体
32 仕切板
4,41,42 第1電極
5,51,52 第2電極
6 交流電源
61a 第1交流電源
61b 第2交流電源
7,71,72 第3電極
8,81,82 第4電極
9 直流電源
92a 第1直流電源
92b 第2直流電源
13 空気清浄機
23 空気調和機
28 ファン

Claims (8)

  1. 正イオンとしてH + (H 2 O) (mは任意の自然数)と負イオンとしてO 2 - (H 2 O) n (nは任意の自然数)とを発生させるイオン発生装置と、前記イオン発生装置への送風路に正又は負の電界を起こす電界印加手段とを備え、該電界印加手段により空間に電界を起こすことによって発生する風により、前記正イオン及び負イオンを空気中に送出することによって、空気中に浮遊する細菌に前記正イオン及び負イオンが付着してこれを殺菌することを特徴とする殺菌方法。
  2. 正イオンとしてH+(H2O)(mは任意の自然数)と負イオンとしてO2 -(H2O)n(nは任意の自然数)とを発生させるイオン発生装置と、前記イオン発生装置への送風路に正又は負の電界を起こす電界印加手段とを備え、前記正イオン及び負イオンの量を該電界印加手段により空間に電界を起こすことによって発生する風により、増量して空気中に送出することを特徴とするイオン送り装置。
  3. 前記電界印加手段は、一方を電圧印加用電極、他方を接地用電極とした一対の電極からなり、前記接地用電極を前記イオン発生装置側に配置してなることを特徴とする請求項に記載のイオン送り装置。
  4. 前記接地用電極は、目開き数9〜24メッシュの範囲の網状電極であることを特徴とする請求項に記載のイオン送り装置。
  5. 前記電圧印加用電極に印加する電圧は、負の直流電圧であることを特徴とする請求項又は請求項に記載のイオン送り装置。
  6. 絶縁体を挟んで対向する第1,第2電極と、前記第2電極と所定の距離を有して隔離され対向する第3電極と、を有し前記第2電極は接地用電極とし、前記第1電極に接続され前記第1電極に交流電圧を印加する第1の交流電圧印加手段と、前記第3電極に接続され前記第3電極に交流電圧を印加する第2の交流電圧印加手段と、を備え、前記第1の交流電圧印加手段が前記第1電極に印加する交流電圧と、前記第2の交流電圧印加手段が前記第3電極に印加する交流電圧との位相を逆位相とする構成を有することを特徴とするイオン送り装置。
  7. 一端が吹出口として開放されるともに、側面の周方向に複数の吸込口が設けられた直方体状のケーシングを有し、該ケーシング内に前記誘電体を挟んで対向する第1,第2電極から成るイオン発生装置及び前記第3電極が配設され、前記第3電極に対して前記イオン発生装置側に前記吸込口が位置し、前記イオン発生装置と反対側に吹出口が位置することを特徴とする請求項6に記載のイオン送り装置。
  8. 請求項〜請求項のいずれかに記載した構成を有し、正イオンと負イオンとが細菌の表面で結合するときに発生する活性種の作用により空間中の細菌を殺菌することを特徴とする空間殺菌装置。
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