JPH0437816Y2 - - Google Patents

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JPH0437816Y2
JPH0437816Y2 JP6370285U JP6370285U JPH0437816Y2 JP H0437816 Y2 JPH0437816 Y2 JP H0437816Y2 JP 6370285 U JP6370285 U JP 6370285U JP 6370285 U JP6370285 U JP 6370285U JP H0437816 Y2 JPH0437816 Y2 JP H0437816Y2
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parking brake
axis
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release knob
pawl
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は自動車のパーキングブレーキ操作装装
置に係り、特にブレーキの作用時におけるレリー
ズノブの誤操作を防止するようにしたパーキング
ブレーキ操作装装置に関するものである。
従来技術 自動車のパーキングブレーキ操作装装置とし
て、(a)中空の把持部を有して第1軸まわりの回動
可能に車体に取り付けられるパーキングブレーキ
レバーと、(b)そのパーキングブレーキレバーに回
動可能に取り付けられ、常にはセクタの噛合歯と
噛み合わされてパーキングブレーキレバーの回動
位置を規定するポールと、(c)一端がそのポールに
相対回動可能に連結されたレリーズロツドの他端
に取り付けられて前記把持部の先端に押込み可能
に配設されるレリーズノブとを備え、そのレリー
ズノブが前記把持部内に押し込まれることにより
前記ポールと前記噛合歯との噛合いが解除される
一方、前記パーキングブレーキレバーが前記第1
軸まわりにおいて作動側操作方向へ回動操作され
ることによりブレーキケーブルを引き締めてパー
キングブレーキを作用させる型式のものが、従来
から多用されている。
考案が解決しようとする問題点 ところで、このような従来のパーキングブレー
キ操作装装置は、パーキングブレーキの作用時に
おいても上記レリーズノブが把持部の先端から突
き出した状態に保持されるようになつているた
め、運転者等が誤つてそれに触れるとパーキング
ブレーキが解除されてしまう虞れがあつた。特
に、かかるパーキングブレーキ操作装装置は、一
般に、運転席と助手席との間に上記パーキングブ
レーキレバーが略水平に倒された状態で配設さ
れ、パーキングブレーキの作用時にはパーキング
ブレーキレバーを上方へ引き起こすようになつて
いる場合が多いが、そのような場合には、運転席
と助手席との間を移動したりする際にそのパーキ
ングブレーキレバーが邪魔になり、上記レリーズ
ノブを誤つて把持部内に押し込んでしまう可能性
が高いのである。
問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するために為された
ものであり、その要旨とするところは、前記(a)パ
ーキングブレーキレバーと、(b)ポールと、(c)レリ
ーズノブとを備えたパーキングブレーキ操作装装
置において、パーキングブレーキレバーを、(d)ブ
レーキケーブルおよびポールが取り付けられて前
記第1軸まわりの回動可能に設けられる第1部材
と、(e)前記把持部を備え、前記第1部材に対して
前記第1軸と平行な第2軸まわりの相対回動可能
に連結される第2部材と、(f)前記第1部材および
第2部材に跨がつて配設され、その第1部材に対
してその第2部材が前記第2軸まわりにおいて前
記作動側操作方向と同じ方向へ相対回動すること
を予め定められた相対回動位置で阻止し、上記第
1部材を前記第1軸まわりにおいて上記第2部材
と一体的に回動させるストツパ機構とから構成
し、且つ、(g)前記第2軸を、前記ポールとレリー
ズロツドとの連結点からずれた位置であつて、パ
ーキングブレーキの作用時において前記第2部材
が前記第2軸まわりにおいて前記第1部材に対し
て前記作動側操作方向と反対方向へ相対回動させ
られたときに、その第2軸と上記連結点とのずれ
に起因して前記レリーズノブが前記把持部内に引
き込まれる位置に設定したことにある。
すなわち、第2部材が第1部材に対して作動側
操作方向と反対方向へ第2軸まわりに相対回動さ
せられる際には、把持部に配設されたレリーズノ
ブも第2部材と共に回動させられるが、レリーズ
ノブの回動中心は前記レリーズロツドとポールと
の連結点であるため、その連結点と第2軸との位
置関係に基づいて、レリーズノブは第2部材の相
対回動に伴つて把持部内に引き込まれるようにな
つているのである。
作用および考案の効果 このようなパーキングブレーキ操作装装置にお
いては、レリーズノブを把持部内に押し込んでポ
ールとセクタの噛合歯との係合を解除した後、第
2部材を一軸線まわりにおいて前記作動側操作方
向と同じ方向へ回動操作すると、ストツパ機構に
よつて相対回動が阻止された第1部材は第2部材
と共に第1軸まわりに回動させられ、ブレーキケ
ーブルを引き締めてパーキングブレーキを作用さ
せる。そして、この状態で上記レリーズノブの押
込み操作を解除すれば、ポールがセクタの噛合歯
と噛み合わされて第1部材の第1軸まわりにおけ
る回動が阻止され、パーキングブレーキの作用状
態が保持されるとともに、レリーズノブが把持部
の先端から突き出す。その後、スプリング等の付
勢手段により、或いは手動で第2部材が第1部材
に対して上記作動側操作方向と逆方向へ相対回動
させられると、把持部に配設されているレリーズ
ノブはその第2部材と共に回動させられ、且つ第
2部材の相対回動に伴つて把持部内に引き込まれ
る。
したがつて、かかる本考案のパーキングブレー
キ操作装装置によれば、パーキングブレーキの作
用時に第2部材が第1部材に対して相対回動させ
られることにより、レリーズノブが把持部内に引
き込まれるため、そのパーキングブレーキの作用
時に運転者等が誤つてレリーズノブを押し込み、
パーキングブレーキが解除されてしまうという問
題が解消する。また、このパーキングブレーキ操
作装装置が例えば運転席と助手席との間に配設さ
れ、パーキングブレーキの作用時にはパーキング
ブレーキレバーが上方へ引き起こされるようにな
つていても、第2部材は上記のように第1部材に
対して相対回動させられるため、運転席と助手席
との間を移動したりする際にその第2部材が邪魔
になることはないのである。
一方、本考案のパーキングブレーキ操作装装置
は、パーキングブレーキレバーを第2部材と第1
部材との二部材から構成し、それらを所定の相対
回動中心まわりの相対回動可能に連結したもの
で、他の構成は従来のパーキングブレーキレバー
が一体に構成されているものと何等変わるところ
がなく、レリーズロツドはポールに対して相対回
動可能に連結されたままであるため、装置が比較
的簡単に構成され得るとともに、パーキングブレ
ーキの作用時にレリーズロツドとポールとの係合
が損なわれる虞れもない。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図および第2図において、10は一対の脚
部12および14によつて図示しない自動車のフ
ロアに固定されるセクタであり、このセクタ10
には多数の噛合歯16がピン18の軸心O1を中
心とする円弧形状に形成されている。このピン1
8は第1軸に相当するもので、パーキングブレー
キレバー20がそのピン18まわりの回動可能に
取り付けられている。
パーキングブレーキレバー20は、第1部材と
してのポールハウジング24と第2部材としての
操作レバー26とから構成されており、ポールハ
ウジング24はセクタ10の両側部に配設される
一対の側板28および30を二箇所の結合部32
において一体的に結合したもので、前記ピン18
まわりの回動可能に取り付けられている。このポ
ールハウジング24の一端部には、図示しないパ
ーキングブレーキに連結されたブレーキケーブル
34が、前記ピン18と平行に設けられたピン3
6まわりの回動可能に取り付けられているととも
に、他端部には、前記セクタ10の噛合歯16と
噛み合うポール38が、同じくピン18と平行に
設けられたピン40まわりの回動可能に取り付け
られている。
上記操作レバー26は、中空の円筒形状を成す
把持部42と、二枚の側板44および46を有す
る断面が略コの字形状の取付部48とから構成さ
れており、取付部48が上記ポールハウジング2
4を跨いだ状態で、そのポールハウジング24に
対して前記ピン40まわりにおける相対回動可能
に取り付けられている。本実施例ではピン40が
第2軸としても機能しており、第1図に示す軸心
O2は第2軸の軸心である。また、取付部48の
下端部には、ピン40を中心とする円弧形状の係
合穴50が形成されて、前記ピン18がその係合
穴50内を挿通させられている。これにより、操
作レバー26は、係合穴50によつて定められる
一定の角度範囲(本実施例では、約26℃)におい
てはポールハウジング24に対するピン40まわ
りの相対回動が許容されるが、その係合穴50内
の回動端にピン18が係合させられると、ポール
ハウジング24との相対回動は阻止され、ポール
ハウジング24と共に前記ピン18まわりに回動
させられる。すなわち、係合穴50が形成された
取付部48、およびポールハウジング24の回動
中心であるピン18はストツパ機構を構成してお
り、第1図に示されているように、ピン18が係
合穴50の一方の端部に当接させられることによ
り、操作レバー26がポールハウジング24に対
して前記作動側操作方向と同じ方向へ相対回動す
ることが、第1図に示す予め定められた相対回動
位置で阻止される。なお、ピン18の頭部と取付
部48との間にはウエーブワツシヤ52が配設さ
れており、それらポールハウジング24と操作レ
バー26との間に所定の相対回動抵抗を付与する
ことにより、それらの自由な相対回動やがたつき
を防止している。
上記把持部42には、図示しない付勢手段によ
つて常にはその把持部42の先端から突き出すよ
うに付勢されているレリーズノブ54が押込み可
能に配設されており、そのレリーズノブ54に
は、一端部に設けられた突起56を介して前記ポ
ール38に相対回動可能に連結されたレリーズロ
ツド58の他端が取り付けられている。したがつ
て、ポール38は、常には上記付勢手段により第
1図において左まわり方向に付勢され、前記セク
タ10の噛合歯16と噛み合わされてパーキング
ブレーキレバー20の回動位置、厳密にはポール
ハウジング24の回動位置を規定しているが、レ
リーズノブ54が把持部42内に押し込まれて右
まわり方向へ回動させられることにより、噛合歯
16との噛合いが解除されてパーキングブレーキ
レバー20の回動を許容する。
なお、前記突起56の軸心O3は、ポール38
とレリーズロツド58との連結点に相当し、前記
したように操作レバー26がポールハウジング2
4に対して相対回動した際には、レリーズロツド
56およびレリーズノブ54が突起56の軸心
O3まわりに回動させられる。また、操作レバー
26のポールハウジング24に対する相対回動中
心であるピン40の軸心O2は、上記突起56の
軸心O3よりも第1図において下方側にずれて位
置させられている。
以上のように構成されたパーキングブレーキ操
作装装置は、パーキングブレーキの非作用時にお
いては、第1図に示されているように、取付部4
8の係合穴50とピン18との係合によつて操作
レバー26のポールハウジング24に対する右ま
わり方向、すなわちパーキングブレーキを作用さ
せる作動側操作方向への相対回動が阻止され、且
つ操作レバー26に設けられたピン60がセクタ
10の係合突起62に当接する原位置に保持され
ている。そして、パーキングブレーキを作用させ
る際には、先ず、レリーズノブ54を把持部42
内に押し込んでポール38と噛合歯16との噛合
いを解除し、その後、操作レバー26を作動側操
作方向へ回動操作する。この時、操作レバー26
とポールハウジング24とは上述したように作動
側操作方向における相対回動が阻止されるため、
操作レバー26はポールハウジング24と共にピ
ン18まわりに回動させられる。第3図の一点鎖
線lは、この時の把持部42の中心の軌跡を示す
線で、ピン18を中心とする円弧を描いている。
このように操作レバー26とポールハウジング
24とが一体的に回動させられると、そのポール
ハウジング24の一端部に取り付けられたブレー
キケーブル34が引き締められ、パーキングブレ
ーキが作用させられる。そして、この状態で上記
レリーズノブ54の押込み操作を解除すれば、ポ
ール38がセクタ10の噛合歯16と噛み合わさ
れてポールハウジング24のピン18まわりにお
ける回動が阻止され、パーキングブレーキが作用
状態に保持されるとともに、レリーズノブ54が
把持部42の先端から突き出す。第4図はこの時
の状態を単独で示した図である。
その後、操作レバー26を上記作動側操作方向
と逆方向へ回動操作すると、ポールハウジング2
4はポール38と噛合歯16との噛合いによつて
回動不能とされているところから、その操作レバ
ー26は前記ウエーブワツシヤ52による相対回
動抵抗に抗してポールハウジング24に対してピ
ン40まわりに相対回動する。第3図の一点鎖線
mは、この時の把持部42の中心の軌跡を示す線
で、ピン40を中心とする円弧を描いている。そ
して、このように操作レバー26がピン40まわ
りに回動させられると、その把持部42に配設さ
れているレリーズノブ54も操作レバー26と供
に回動させられるが、レリーズノブ54はレリー
ズロツド58とポール38との連結点である突起
56の軸心O3まわりに回動するため、それらの
回動中心のずれに基づいてレリーズノブ54は操
作レバー26の回動に伴つて把持部42内に引き
込まれる。第3図において二点鎖線で示されてい
るパーキングブレーキレバー20および第5図は
この時の状態を示した図である。
一方、パーキングブレーキを解除する場合に
は、操作レバー26をピン40まわりにおいて作
動側操作方向へ回動操作した後、その回動に伴つ
て把持部42の先端から突き出されたレリーズノ
ブ54も把持部42内に押し込むことによりポー
ル38と噛合歯16との噛合いを解除し、その
後、操作レバー26を原位置まで作動側操作方向
と逆方向へ回動操作すれば良い。この時、ポール
ハウジング24にブレーキケーブル34の張力に
よつて左まわり方向へ回動する作用を受け、且つ
ポールハウジング24と操作レバー26との間に
はウエーブワツシヤ52によつて所定の相対回動
抵抗が付与されているため、ポールハウジング2
4は操作レバー26と一体的にピン18まわりに
回動させられる。
このように、本実施例のパーキングブレーキ操
作装装置によれば、パーキングブレーキの作用時
に操作レバー26がポールハウジング24に対し
て作動側操作方向と逆方向へ相対回動させられる
ことにより、レリーズノブ54が把持部42内に
引き込まれるため、そのパーキングブレーキの作
用時におけるレリーズノブ54の誤操作が解消し
て安全性が向上する。また、この時、操作レバー
26は第3図から明らかなように原位置に近い位
置に保持されるため、操作レバー26が上方へ突
き出して邪魔になることもない。なお、本実施例
では、操作レバー26がポールハウジング24に
対して相対回動させられた状態においても、第3
図の二点鎖線および第5図に示されているように
レリーズロツド54が把持部42から僅かに突き
出しているが、この時の突出量はレリーズノブ5
4を押込み操作してもポール38と噛合歯16と
の噛合いが解除され得ない程度となつている。
また、上記パーキングブレーキ操作装装置は、
パーキングブレーキレバー20を操作レバー26
とポールハウジング24との二部材から構成し、
これらを所定の相対回動中心において一定の角度
範囲の相対回動可能に連結したものであるため、
レリーズロツド58とポール38とを切り離した
りする場合に比較して、装置が簡単に構成され得
るとともに、パーキングブレーキの作用時におけ
るレリーズロツド58とポール38との係合が損
なわれる虞れもない。特に、本実施例では、操作
レバー26とポールハウジング24とを、ポール
38を取り付けるためのピン40を利用して相対
回動可能に連結するとともに、ポールハウジング
24を回動可能に取り付けるピン18をストツパ
機構として利用することによりそれらの相対回動
を阻止するようになつているため、装置が一層簡
単に構成され得るのである。
さらに、本実施例では、操作レバー26がポー
ルハウジング24との相対回動に拘らず常にポー
ルハウジング24を略完全に覆うように構成され
ているため、それらの相対回動時に隙間や開口を
生じて手や指等を挟む虞れがなく、この点におい
ても高い安全性が得られるのであり、また、外観
上従来のパーキングブレーキ操作装置と何等異な
るところがなく、意匠的にも優れた効果が得られ
る。
以上、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明したが、本考案は他の態様で実施すること
もできる。
例えば、前記実施例では操作レバー26とポー
ルハウジング24とがピン40まわりの相対回動
可能に連結されているが、それらの相対回動中心
は、操作レバー26がポールハウジング24に対
して作動側操作方向と逆方向へ相対回動させられ
るのに伴つてレリーズノブ54が把持部42内に
引き込まれる位置であれば何処でもよいのであ
り、例えばピン18まわりの相対回動可能に連結
することも可能である。
また、前記実施例ではピン18および係合穴5
0を有する取付部48によつて相対回動を阻止す
るストツパ機構が構成され、操作レバー26とポ
ールハウジング24との相対回動が一定の角度範
囲で阻止されるようになつているが、パーキング
ブレーキを作用させるために操作レバー26を作
動側操作方向へ回動操作する場合には、ブレーキ
ケーブル34の張力に抗してポールハウジング2
4を回動させる必要があるため、第1図に示され
ているように一定の相対回動位置で両者を相対回
動を阻止する必要がある。一方、パーキングブレ
ーキ作用時に操作レバー26を逆方向へ相対回動
させた時の操作レバー26の位置、すなわち第3
図において二点鎖線で示されている位置は、必ず
しもポールハウジング24に対して位置決めする
必要はないし、ウエーブワツシヤ52による相対
回動抵抗によつて任意の位置で保持され得る。ま
た、パーキングブレーキを解除する場合には、ポ
ールハウジング24はブレーキケーブル34の張
力やウエーブワツシヤ52による相対回動抵抗に
基づいて操作レバー26と一体的に作動側操作方
向と逆方向へ回動させられる。したがつて、上記
ストツパ機構は、少なくとも操作レバー26がポ
ールハウジング24に対して作動側操作方向へ相
対回動することを阻止するものであればよく、上
記係合穴50の替わりに切欠等を設けても差支え
ない。
さらに、前記実施例では操作レバー26をポー
ルハウジング24に対して手動で作動側操作方向
と逆方向へ相対回動させるようになつているが、
捩りコイルスプリングや引張りコイルスプリング
等の付勢手段を設けて、自動的に相対回動するよ
うに構成することも可能である。
さらにまた、前記実施例では操作レバー26が
ポールハウジング24に対して作動側操作方向と
逆方向へ相対回動させられた状態、すなわち第3
図の二点鎖線および第5図に示されている状態に
おいても、レリーズノブ54が把持部42から僅
かに突き出しているが、レリーズノブ54が完全
に把持部42内に引き込まれるようにすることも
できる。
その他一々例示はしないが、本考案はその精神
を逸脱することなく当業者の知識に基づいて種々
の変更、改良を加えた態様で実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるパーキングブ
レーキ操作装置の正面図である。第2図は第1図
における−視断面図である。第3図は第1図
のパーキングブレーキ操作装置の作動説明図で、
それぞれ異なる三つの状態を示す正面図である。
第4図は第3図においてパーキングブレーキレバ
ーが作用方向へ回動操作された状態を単独で示す
正面図である。第5図は第3図において操作レバ
ーが作用方向へ回動操作された後ポールハウジン
グに対して作用方向と逆方向へ相対回動させられ
た状態を単独で示す正面図である。 10……セクタ、16……噛合歯、18……ピ
ン(第1軸)、48……取付部〓(ストツパ機
構)、20……パーキングブレーキレバー、24
……ポールハウジング(第1部材)、26……操
作レバー(第2部材)、34……ブレーキケーブ
ル、38……ポール、40……ピン(第2軸)、
42……把持部、54……レリーズノブ、56…
…突起(連結点)、58……レリーズロツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中空の把持部を有して第1軸まわりの回動可能
    に車体に取り付けられるパーキングブレーキレバ
    ーと、該パーキングブレーキレバーに回動可能に
    取り付けられ、常にはセクタの噛合歯と噛み合わ
    されて該パーキングブレーキレバーの回動位置を
    規定するポールと、一端が該ポールに相対回動可
    能に連結されたレリーズロツドの他端に取り付け
    られて前記把持部の先端に押込み可能に配設され
    るレリーズノブとを備え、該レリーズノブが前記
    把持部内に押し込まれることにより前記ポールと
    前記噛合歯との噛合いが解除される一方、前記パ
    ーキングブレーキレバーが前記第1軸まわりにお
    いて作動側操作方向へ回動操作されることにより
    ブレーキケーブルを引き締めてパーキングブレー
    キを作用させる型式のパーキングブレーキ操作装
    置において、 前記パーキングブレーキレバーを、 前記ブレーキケーブルおよび前記ポールが取り
    付けられて前記第1軸まわりの回動可能に設けら
    れる第1部材と、 前記把持部を備え、前記第1部材に対して前記
    第1軸と平行な第2軸まわりの相対回動可能な連
    結される第2部材と、 前記第1部材および第2部材に跨がつて配設さ
    れ、該第1部材に対して該第2部材が前記第2軸
    まわりにおいて前記作動側操作方向と同じ方向へ
    相対回動することを予め定められた相対回動位置
    で阻止し、該第1部材を前記第1軸まわりにおい
    て該第2部材と一体的に回動させるストツパ機構
    と から構成し、且つ、前記第2軸を、前記ポールと
    レリーズロツドとの連結点からずれた位置であつ
    て、パーキングブレーキの作用時において前記第
    2部材が前記第2軸まわりにおいて前記第1部材
    に対して前記作動側操作方向と反対方向へ相対回
    動させられたときに、該第2軸と前記連結点との
    ずれに起因して前記レリーズノブが前記把持部内
    に引き込まれる位置に設定したことを特徴とする
    パーキングブレーキ操作装装置。
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