JPH0437688Y2 - - Google Patents

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JPH0437688Y2
JPH0437688Y2 JP798587U JP798587U JPH0437688Y2 JP H0437688 Y2 JPH0437688 Y2 JP H0437688Y2 JP 798587 U JP798587 U JP 798587U JP 798587 U JP798587 U JP 798587U JP H0437688 Y2 JPH0437688 Y2 JP H0437688Y2
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JP
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hole
mounting
screw
threaded
cutter ring
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JP798587U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、円板状の取付け本体に対し、分割さ
れたカツターリングが強固に着脱されるようにし
た分割形のフライスカツターに関する。
(従来の技術) 従来、この種の分割形のフライスカツターとし
ては、例えば実公昭59−20898号公報、実公昭60
−24493号公報等にみられるものが開示されてい
る。
前者は、分割されたカツターリングに対し、外
周方向から締付けボルトおよびガイドピンを機能
させて着脱するものである。しかし、この分割形
のカツターは、締付けボルトのねじ部分の長さが
長いため、ねじの回動操作に時間を費やし、必ず
しも有効ではなかつた。
また、後者は、前者の欠点を解消するため、締
付けボルトのねじ部分の長さを短くして回動操作
時間を短縮できるようにしたものである。しか
し、締付けボルトは、取付け本体の環状端面側か
ら操作する構成であるため、軸方向中に制約があ
り、また取付け強度も必ずしも高くなかつた。
(考案が解決しようとする問題点) このようなことから、分割形のフライスカツタ
ーでは、前述した実公昭60−24493号公報におけ
る着脱機構から、迅速性については目途がついて
いるが、カツターリングの取付け強度について
は、未だ不充分なことから解決すべき問題点とさ
れている。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、円
板状をなす取付け本体の外周段部内には、放射方
向に第1および第2の取付け穴を穿設した分割状
のカツターリングが配置され、第1および第2の
取付け穴からは、バネを巻回した第1および第2
の締付けボルトが嵌挿されるとともに、そのねじ
部分を取付け本体のねじ穴内にねじ込むことによ
り、前記カツターリングが取付けられるようにし
た分割形のフライスカツターを提供するものであ
る。
すなわち、前記第1の取付け穴は、カツターリ
ングの円周方向を基準とした中央部分で、その軸
中心線が求心方向に向かうように穿設され、その
開口端側からは、円錐座を備えた開口穴部分、円
筒穴部分、ねじ穴部分および拡大穴部分が連設さ
れるようになつているとともに、前記第2の取付
け穴は、第1の取付け穴の円周方向前後に分れて
穿設され、その開口端側からは、開口穴部分、円
筒穴部分、ねじ穴部分および拡大穴部分がそれぞ
れ連設され、またその軸中心線が求心方向線に対
して、取付け本体の外周側および外周段部の環状
壁側にそれぞれ向かう傾斜角θ1,θ2をもつている
ものである。
これに対し、前記第1の締付けボルトは、第1
の取付け穴内にあつて、その頭部の円錐部分から
首下の小径軸部分およびねじ部分が連設され、取
付け本体のねじ穴に対するねじ込み状態では、前
記円錐部分が前記外周段部の環状壁側に位置する
円錐座を圧接し、またねじを外した状態では、バ
ネの弾発力によつてねじ部分が拡大穴内に位置す
るようになつているものである。さらに、前記第
2の締付けボルトは、第2の取付け穴内にあつ
て、頭部から首下の小径軸部分およびねじ部分が
連設され、取付け本体のねじ穴に対するねじ込み
状態では、前記環状壁に向つて斜方向から圧接
し、またねじを外した状態では、バネの弾発力に
よつてねじ部分が拡大穴内に位置するようになつ
ているものである。
(作用) 本考案における分割形のフライスカツターは、
分割状態にあるカツターリングが第1および第2
の締付けボルトによつて取付け本体に強固に取付
けられるものである。
すなわち、第1の締付けボルトは、その頭部に
備えられた円錐部分が第1の取付け穴の円錐座を
圧接するが、その際には、外周段部の環状壁側に
位置する円錐座を圧接することにより、環状壁側
にも圧接分力が働くようにしたものである。
また、第2の締付けボルトは、第1の締付けボ
ルトに対して円周方向前後に分れて配置され、し
かも求心方向線に対して傾斜角θ1,θ2をもつてね
じ込まれることから、円周方向では、引張り力が
作用するため、外周段部の円周壁に対する密着性
が高められ、また、軸方向では、環状壁側に圧接
分力が作用するため、環状壁に対する密着性が高
められ、この結果、カツターリングの取付け強度
が向上するものである。
(実施例) 以下、本考案分割形のフライスカツターにおけ
る一実施例について、図を参照しながら説明す
る。
第1図乃至第4図において、1は、中心取付け
穴2を有する取付け本体であり、その一端面に
は、円周壁3および環状壁4からなる外周段部5
が設けられている。そして、この外周段部5内に
は、分割状態本実施例では二分割されたカツター
リング6が配置され、バネ7を巻回した第1およ
び第2の締付けボルト8,9によつてカツターリ
ング6が取付け本体1に取付けられる。この場
合、カツターリング6の外周部分には、取付け溝
10が形成され、この取付け溝10内では、スロ
ーアウエイチツプ11がロケーター12、楔片1
3、止めねじ14によつて固定される。また、取
付け本体1に対するカツターリング6の位置決め
は、例えば取付け本体1の中央ボス部15にねじ
止めされたドライブキー16によつて行なわれ
る。
前記第1の締付けボルト8は、カツターリング
6の第1の取付け穴17から嵌挿され、そのねじ
部分8aが取付け本体1のねじ穴18にねじ込ま
れるが、頭部8bの首下側からは、円錐部分8
c、小径軸部分8dおよびねじ部分8aが形成さ
れる。これに対し、第1の取付け穴17は、カツ
ターリング6の円周方向を基準とした中央部分に
穿設されるもので、その軸中心線19が求心方向
に向かい、その開口端側からは、円錐座17aを
備えた開口穴部分17b、円筒穴部分17c、ね
じ穴部分17dおよび拡大穴部分17eが形成さ
れている。そして、円筒穴部分17cには、前記
バネ7が位置するが、ねじ穴部分17dは前記ね
じ部分8aの通り抜けを可能にするためのもので
ある。したがつて、第1の締付けボルト8のねじ
部分8aは、カツターリング6の取付け時には、
取付け本体1のねじ穴18内にねじ込まれ、また
取外し時には、拡大穴部分17eに位置するもの
である。
また、第2の締付けボルト8の頭部に8bに備
えられた円錐部分8cは、円錐座17aを圧接す
るが、第3図で判るように、環状壁4側の円錐座
17aを部分的に圧接するものである。これは、
第1の締付けボルト8によるカツターリング6の
取付けにあたり、その圧接分力を環状壁4側に向
かわせ取付け強度を高める配慮である。
さらに、第2の締付けボルト9は、頭部9a、
小径軸部分9bおよびねじ部分9cからなり、カ
ツターリング6の第2の取付け穴20から嵌挿さ
れるとともに、そのねじ部分9cが、取付け本体
1のねじ穴18内にねじ込まれるものである。こ
れに対し、第2の取付け穴20は、第1の取付け
穴17の円周方向前後に分れて対称的に穿設され
るもので、その軸中心軸21が、第4図および第
5図から判るように求心方向線に対して取付け本
体1の直径方向側および外周段部5の環状壁4側
にそれぞれ向かう傾斜角θ1,θ2をもつて傾斜して
いる。この傾斜角は、通常θ1=5°〜30°,θ2=5°〜
10°に設定される。そして、開口端側からは、開
口穴部分20a、円筒穴部分20b、ねじ穴部分
20cおよび拡大穴部分20dがそれぞれ連設さ
れる。この場合、円筒部分9bには、前記バネ7
が位置し、ねじ部分9cは、前述したように前記
ねじ部分9cの通り抜けを可能にしたものであ
る。
したがつて、第2の締付けねじ9のねじ部分9
cは、カツターリング6の取付け時には、取付け
本体1のねじ穴18内にねじ込まれ、また取外し
時には、バネ7による引上げに伴つて拡大穴部分
20dに位置する。この結果、円周方向前後に等
配された第2の締付けボルト9は、カツターリン
グ6の取付け時には、円周方向では、傾斜角θ1
よる直径方向側の偏位からカツターリング6に引
張り力を作用させるため、外周段部5の円周壁3
に対する密着性が高められる。また、カツターリ
ング6の軸方向では、傾斜角θ2によつて環状壁4
側に圧接分力が作用するため環状壁4に対する密
着性が高められ取付け強度が向上する。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように、カツターリン
グ6が第1および第2の締付けボルト8,9によ
つて取付け本体1の円周壁3および環状壁4に向
かう圧接分力が働くような機構を提供したもので
ある。
したがつて、取付け本体1に対するカツターリ
ング6の取付け強度が向上し、これに伴つてびび
り振動等の発生を抑え切削性能を向上できるとい
う利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案分割形のフライスカツターに
おける一実施例を示す要部の正面図、第2図は、
一部上面図、第3図は、第2図中の−線に沿
つて得られる一部断面図、第4図は、第1および
第2の締付けボルトを内蔵したカツターリングを
概念的に示す断面図、第5図は、第4図中の−
線に沿つて得られる一部断面図である。 1……取付け本体、3……円周壁、4……環状
壁、5……外周段部、6……カツターリング、7
……バネ、8……第1の締付けボルト、9……第
2の締付けボルト、17……第1の取付け穴、2
0……第2の取付け穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円板状をなす取付け本体1の外周段部5内に
    は、放射方向に第1および第2の取付け穴17,
    20を穿設した分割状のカツターリング6が配置
    され、第1および第2の取付け穴17,20から
    は、バネ7を巻回した第1および第2の締付けボ
    ルト8,9が嵌挿されるとともに、そのねじ部分
    8a,9cを取付け本体1のねじ穴18内にねじ
    込むことにより、前記カツターリング6が取付け
    本体1に取付けられるようにした分割形のフライ
    スカツターにおいて、 前記第1の取付け穴17は、カツターリング6
    の円周方向を基準とした中央部分で、その軸中心
    線19が求心方向に向かうように穿設され、その
    開口端側からは、円錐座17aを備えた開口穴部
    分17b、円筒穴部分17c、ねじ穴部分17d
    および拡大穴部分17eがそれぞれ連設されるよ
    うになつており、 前記第2の取付け穴20は、第1の取付け穴1
    7の円周方向前後に分かれて穿設され、その開口
    端側からは、開口穴部分20a、円筒穴部分20
    b,ねじ穴部分20cおよび拡大穴部分20dが
    それぞれ穿設されるとともに、その軸中心線21
    が求心方向線に対して、取付け本体1の直径方向
    側および外周段部5の環状壁4側にそれぞれ向か
    う傾斜角θ1,θ2をもつており、 前記第1の締付けボルト8は、第1の取付け穴
    17内にあつて、その頭部8bの円錐部分8cか
    ら首下の小径軸部分8dおよびねじ部分8aがそ
    れぞれ連設され、取付け本体1のねじ穴18に対
    するねじ込み状態では、前記円錐部分8cが前記
    外周段部5の環状壁4側に位置する円錐座17a
    を部分的に圧接し、またねじを外した状態では、
    バネ7の弾発力によつてねじ部分8aが拡大穴1
    7e内に位置するようになつており、 前記第2の締付けボルト9は、第2の取付け穴
    20内にあつて、その頭部9aから首下の小径軸
    部分9bおよびねじ部分9cがそれぞれ連設さ
    れ、取付け本体1のねじ穴18に対するねじ込み
    状態では、前記環状壁4に向つて斜方向から圧接
    し、またねじを外した状態では、バネ7の弾発力
    によつてねじ部分9cが拡大穴20d内に位置す
    るようになつていることを特徴とする分割形のフ
    ライスカツター。
JP798587U 1987-01-22 1987-01-22 Expired JPH0437688Y2 (ja)

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JPS63116213U JPS63116213U (ja) 1988-07-27
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