JPH04373380A - 非線形信号処理装置 - Google Patents

非線形信号処理装置

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JPH04373380A
JPH04373380A JP3151368A JP15136891A JPH04373380A JP H04373380 A JPH04373380 A JP H04373380A JP 3151368 A JP3151368 A JP 3151368A JP 15136891 A JP15136891 A JP 15136891A JP H04373380 A JPH04373380 A JP H04373380A
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signal
circuit
nonlinear
filter
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Yasuo Hamamoto
康男 浜本
Haruo Ota
晴夫 太田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号の伝送に用い
る非線形信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像の非線形エンファシス及びデ
ィエンファシス処理は、例えば、公開特許57−138
009(磁気記録再生装置)に示されているように、ア
ナログ信号処理にて行われており、位相歪を伴って映像
信号を伝送する処理系であった。
【0003】以下、図面を参照しながら、従来の非線形
信号処理装置の一例について説明する。
【0004】(図4(a))は、通常の、非線形エンフ
ァシス回路の構成を示しており入力端子36、位相非直
線アナログハイパスフィルター37、線形増幅回路38
、非線形回路39、加算器40、出力端子41で構成さ
れている。入力端子36より入力された映像信号は、位
相非直線アナログハイパスフィルター37で水平高域成
分が分離される。
【0005】位相非直線アナログハイパスフィルターは
、たとえば、(図3(a))に示されるようにコンデン
サ26、抵抗27で構成されており、入力端子25から
入力された信号の高周波成分のみが出力端子28より出
力されるようになっている。そして線形増幅回路38で
、必要なだけ増幅された後に、非線形回路39で振幅制
限されて、加算器40にて入力信号に加算される。
【0006】非線形回路39は、たとえば、(図5)に
示されるように、あるしきい値thまでは入力振幅と出
力振幅は比例しており出力振幅がしきい値thに達する
と一定値thが出力されるようになっている。
【0007】非線形回路39の出力は加算器40で入力
信号と加算され、出力端子41に非線形エンファシスの
掛かった信号が出力される。
【0008】このエンファシスのかかった信号は、次に
、ある伝送路を通過した後に、非線形ディエンファシス
回路に入力される。伝送路で、各種の歪や雑音成分が信
号に付加される。
【0009】非線形ディエンファシス回路は、例えば、
(図4(b))に示すように入力端子42、減算器47
、位相非直線アナログハイパスフィルター43、線形増
幅回路44、非線形処理回路45で構成されている。
【0010】入力された映像信号は、減算器47でフィ
ードバックされた信号が差し引かれ、減算器の出力が非
線形ディエンファシス回路の出力信号として、出力端子
46より出力される。また、減算器47の出力は、位相
非直線アナログハイパスフィルター43、線形増幅回路
44、非線形回路45を通ってフィードバック信号とな
る。
【0011】位相非直線アナログハイパスフィルター4
3、線形増幅回路44、非線形回路45は、非線形エン
ファシス回路で用いたものと同一の特性を有するものを
用いればよい。減算器47でフィードバック信号が差し
引かれる時、同時に伝送路で加わった歪や雑音成分が低
減されることになる。
【0012】このようにして、伝送信号の信号対雑音比
(SNR)が改善されることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の非線
形信号処理装置は、位相非直線エンファシス(及びディ
エンファシス)であるために、画像のエッジ部分など高
周波成分が多く含まれる部分でハイパスフィルターの出
力振幅が非常に大きくなり、非線形処理回路で振幅制限
される信号が多くなる。
【0014】そして、振幅制限された部分では雑音成分
も同時に振幅が制限されるので、信号対雑音比の改善は
為されないことになる。結果的にディエンファシス時、
画像のエッジ部にディエンファシスされない雑音が多く
残されるという問題点を有している。
【0015】本発明は、上記問題を解決するもので、画
像のエッジ部の雑音が従来に比べて微小となる非線形信
号処理装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、従来用いられていたアナログの位相非直線
フィルターに代わって、時間軸反転処理による位相直線
型ディジタルフィルターを用いる。
【0017】この時間軸反転処理による位相直線ディジ
タルフィルターは、第1のIIR型ディジタルフィルタ
ー、第2のIIR型ディジタルフィルター、第1の時間
軸反転回路、第2の時間軸反転回路、加算器で構成され
ており、第1のIIR型ディジタルフィルターには信号
をそのまま通し、第2のIIR型ディジタルフィルター
には第1の時間軸反転回路により時間軸の反転した信号
を通し、その後に第2の時間軸反転回路で時間軸を元に
戻し、第1のIIR型ディジタルフィルターの出力信号
と時間軸を合わせてから加算するという構成を有する。
【0018】
【作用】本発明は上記した構成により、従来のアナログ
位相非直線フィルターと伝達関数の振幅特性が同等であ
っても、ハイパスフィルターの出力振幅が大幅に減少す
るので非線形回路部で振幅制限される信号が減り、ディ
エンファシスにより取り残されるエッジ部の雑音も低減
されることになる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1の一実施例について図面
を参照して説明する。(図1)において、1は入力端子
、2,4はIIR型ディジタルハイパスフィルター、、
3,5は、時間軸反転回路、6,10は遅延回路、7,
11は加算器、9は非線形回路、12は出力端子を表す
【0020】入力端子1より入力された映像信号は、I
IR型ディジタルハイパスフィルター2に入力され、高
域成分が分離出力される。それと同時に、IIR型ディ
ジタルフィルター1と並列に接続された時間軸反転回路
3にも入力され、時間軸の反転した信号がIIR型ディ
ジタルハイパスフィルター4に入力される。
【0021】IIR型ディジタルハイパスフィルターの
出力信号は時間軸反転回路5により再びもとの時間軸に
戻される。
【0022】2つのIIR型ディジタルハイパスフィル
ターは、例えば(図3(b))に示すように入力端子2
9、反転増幅器30、第1の加算器32、増幅器31、
遅延素子33、第2の加算器34、出力端子35により
構成されており、入力端子29より入力された信号は反
転増幅器30で極性が反転された後に、加算器32で増
幅器31よりのフィードバック信号と加算される。
【0023】そして、加算された信号は遅延素子33で
一定時間遅延され、加算器34を用いて入力信号に加算
される。加算器34の出力信号は、増幅器31で、ある
定数A倍に増幅され、フィードバック信号として加算器
32に入力されると同時にフィルター出力信号として出
力端子35より出力される。
【0024】また、増幅器31は、線形な増幅器でなく
とも構わない。増幅器31を非線形な増幅器とした場合
、大振幅信号と小振幅信号で周波数特性のことなるディ
ジタルフィルターが構成できるが、必要な場合はそのよ
うにする事とも有り得る。
【0025】また時間軸反転回路は、例えば、ディジタ
ルメモリーなどを用いて構成され、一旦、ある時間幅の
信号を記憶し、逆の順序で読み出す動作をし、ある一定
の時間を単位として反転した信号を作り出す。反転の時
間幅は、映像信号の場合、1水平走査期間を単位として
反転させればよいが、特に規定はしない。
【0026】時間軸反転回路5により時間軸が元の状態
に戻された信号は、加算器7でIIR型ディジタルハイ
パスフィルター2の出力と加算されるが、IIR型ディ
ジタルハイパスフィルター2の出力は、時間軸反転回路
5の出力と時間軸が合っていないので、遅延回路6で時
間軸を調整してから、時間軸反転回路5の出力と加算さ
れる。
【0027】加算器7の出力は、増幅器8で適切な値X
e倍だけ線形に増幅されて、非線形回路9で振幅制限が
なされる。非線形回路9の入出力特性は、例えば、従来
例と同様に(図5)に示される。出力振幅があるしきい
値thまでは、線形な動作を行い、しきい値thを越え
ると一定値thを出力するようになっている。
【0028】非線形回路9の出力信号は、加算器11で
入力端子1より入力された信号と加算されるが、このと
き、遅延回路10により時間軸の調整を行ってから非線
形回路9の出力信号と加算され、出力端子12に小振幅
信号ほどエンファシス量が大となる信号、すなわち、非
線形エンファシスの掛かった信号が出力されることにな
る。
【0029】このようにして、非線形エンファシスされ
た信号は、ある伝送路を用いて伝送される。このとき、
各種の歪成分や雑音成分が伝送信号に付加される。
【0030】次に、伝送信号は、非線形ディエンファシ
ス回路に入力されディエンファシスされることになる。
【0031】非線形ディエンファシス回路の構成を(図
2)に示す。回路構成及び動作はエンファシス側と同様
あるので説明は省略するが、最後の加算器が減算器23
となっているところがエンファシスと異なり、小振幅成
分ほど大きく振幅抑制されるよう動作するが、この時、
同時に、伝送路で加わった歪や雑音は低減されることに
なる。
【0032】また、この際に、非線形処理回路で振幅抑
制された部分は雑音の低減は為されないが、ハイパスフ
ルターを位相直線型のフィルターとしているために従来
の位相非直線型フィルターを用いる場合に比べて振幅抑
制される信号は大幅に少なくなっている。
【0033】2つのIIR型ハイパスフィルターの特性
と、増幅器20の増幅率Xdは、エンファシス側の特性
に合わせて適切な値を選択する必要がある。
【0034】そして、エンファシス側と同じようにディ
エンファシス側でもIIR型ディジタルフィルターの帰
還ループ内の増幅器を非線形増幅器としてもよく、この
ようにする事により取り残される雑音成分をさらに減少
させることが出来る。
【0035】さらに、エンファシスとディエンファシス
の相補性も一段と改善できる。この様にディエンファシ
スされて、伝送時に加わった雑音成分及び歪成分が減少
した信号が出力端子7に出力されることになる。
【0036】この様に本発明の第1の実施例の非線形信
号処理回路は、従来、エッジ部に多く残っていた雑音の
低減効果が得られる。
【0037】次に、本発明の第2の実施例について説明
する(図6)が、第2の実施例を表すブロック図である
【0038】第1の実施例との違いは、時間軸反転型I
IRディジタルハイパスフィルターの構成が異なるのみ
で、他の部分は同一であるので、時間軸反転型IIRデ
ィジタルハイパスフィルターの動作のみ説明する。
【0039】第1の実施例の非線形エンファシスにおけ
る、時間軸反転型IIRディジタルハイパスフィルター
は、(図1)の点線内で表され、第2の実施例でも同様
に(図2)の点線内で表されている。
【0040】第1の実施例は、時間軸反転回路を構成す
る際、反転の切り替えポイントで発生するノイズを画面
内に出さないために、反転の周期を水平走査期間の整数
倍に取る必要がある。従って、最低でも、時間軸を反転
するのに1水平走査期間に相当する時間、映像信号を記
憶するメモリーが必要となる。
【0041】第2の実施例では、実施例1の時間軸反転
型IIRディジタルハイパスフィルターが2系統(51
,52)用意されている。
【0042】そして、2系統のフィルター系の出力をあ
る時間間隔で切り替わるスイッチ53で切り替えてその
後に加算し再び時間軸反転(54)する事により、実施
例1の時間軸反転型IIRディジタルハイパスフィルタ
ーと同等の信号を出力する。
【0043】このようにすることにより、時間軸反転回
路で必要なメモリーを大幅に削減できる。
【0044】以下に、第2の実施例の時間軸反転系の動
作原理を説明する。49は第1の時間軸反転回路、50
は第2の時間軸反転回路、51,52はIIR型ディジ
タルハイパスフィルター、53は切り替えスイッチ、5
4は第3の時間軸反転回路を表す。
【0045】(図8)は、反転動作を行っているときの
各部の波形を示している。(a)は時間軸反転回路49
の入力波形、(b)は時間軸反転回路50の入力波形を
表しており、どちらも同一の波形である。
【0046】(ar),(br)は、それぞれ、時間軸
反転回路49、時間軸反転回路50の出力波形を表して
おり、(ar)では時間幅t1単位で信号を反転して出
力している。
【0047】(br)も、反転の時間幅は、t1で、(
ar)と等しいが反転するタイミングが(ar)とは異
なっており、(ar)とは反転位相が180度異なる。
【0048】反転時間幅t1は、IIR型ディジタルハ
イパスフィルター51,52のインパルス応答が量子化
誤差内まで減少する時間の少なくとも2倍以上は必要で
ある。
【0049】(ar’),(br’)は、それぞれ、I
IR型ディジタルハイパスフィルター51,52の出力
波形を表している。両波形とも時間軸反転の継目の直後
にフィルターのステップ応答が現れるので、次に、スイ
ッチ53を用いて、(ar’),(br’)の波形のう
ち、先のステップ応答の影響しない領域のみをつなぎ合
わせる。
【0050】(図8(c))この時、スイッチ53は、
t1/2周期で切り替えなければならない。最後に、時
間軸反転回路54で、信号をt1/2周期で反転させれ
ば出力信号(cr)が得られる。
【0051】このようにして、本発明の第2の実施例で
は、フィルターのインパルス応答の数倍程度のメモリー
を用いるだけで、信号の時間軸を反転してフィルタリン
グし、再び時間軸を反転するのと同等な効果を得ること
が出来る。
【0052】ディエンファシスに関しても、まったく同
様なことができ、ブロック図を(図7)に示すが説明は
省略する。
【0053】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、従来、アナログ回路にて構成していたため直
線位相が実現できなかったハイパスフィルター部をディ
ジタル化することにし、非直線であった位相特性を直線
化しているので良好な画像のエッジ部の雑音の低減効果
が得られる非線形信号処理装置を提供できる。
【0054】また、時間軸反転部は、フィルターのイン
パルス応答の数倍程度のメモリーを用いて反転する方法
もあり、この発明を用いれば、回路規模を大幅に縮小で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の一実施例のエンファシス回路を
示すブロック図
【図2】本発明の第1の一実施例のディエンファシス回
路を示すブロック図
【図3】アナログハイパスフィルター及びディジタルハ
イパスフィルターのブロック図
【図4】従来例を示すブロック図
【図5】非線形回路の入出力特性の一例を示すグラフ

図6】本発明の第2の一実施例のエンファシス回路を示
すブロック図
【図7】本発明の第2の一実施例のディエンファシス回
路を示すブロック図
【図8】本発明の第2の一実施例の時間軸反転の様子を
示す図
【符号の説明】
1,13,25,29,36,42,48,63  入
力端子 12,24,28,35,41,46,60,77  
出力端子 7,11,19,32,34,40,55,59,72
  加算器 23,47,76  減算器 8,20,30,31,38,44,56,73  増
幅器 53,68  スイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  A/D変換されたディジタル映像信号
    をその入力信号とする第1のIIR型ディジタルフィル
    ターと、前記ディジタル映像信号を入力信号として、あ
    る時間単位で記憶した入力信号を逆の順序で読み出す第
    1の時間軸反転回路と、第1の時間軸反転回路の出力信
    号を入力信号とする第2のIIR型ディジタルフィルタ
    ーと、前記第2のIIR型ディジタルフィルターの出力
    信号を入力信号とする第2の時間軸反転回路と、前記第
    2の時間軸反転回路の出力信号と第1のIIR型ディジ
    タルフィルターの出力信号を時間軸を合わせた後に加算
    する第1の加算器と、前記第1の加算器の出力信号を入
    力信号としてある定数倍に増幅された信号を出力する線
    形増幅回路と、前記線形増幅回路の出力信号を入力信号
    として出力振幅が非線形に変化する非線形回路と、前記
    非線形回路の出力信号と前記A/D変換されたディジタ
    ル映像信号とを時間軸を合わせた後に加算する第2の加
    算器を具備し、入力ディジタル映像信号に対して、微小
    振幅信号ほど増幅率の大なる信号を位相歪なく得ること
    ができることを特徴とする非線形信号処理装置。
  2. 【請求項2】  A/D変換されたディジタル映像信号
    をその入力信号とする第1のIIR型ディジタルフィル
    ターと、前記ディジタル映像信号を入力信号として、あ
    る時間単位で記憶した入力信号を逆の順序で読み出す第
    1の時間軸反転回路と、第1の時間軸反転回路の出力信
    号を入力信号とする第2のIIR型ディジタルフィルタ
    ーと、前記第2のIIR型ディジタルフィルターの出力
    信号を入力信号とする第2の時間軸反転回路と、前記第
    2の時間軸反転回路の出力信号と第1のIIR型ディジ
    タルフィルターの出力信号を時間軸を合わせた後に加算
    する加算器と、前記加算器の出力信号を入力信号として
    ある定数倍に増幅された信号を出力する線形増幅回路と
    、前記線形増幅回路の出力信号を入力信号として出力振
    幅が非線形に変化する非線形回路と、前記非線形回路の
    出力信号を前記A/D変換された入力ディジタル映像信
    号から時間軸を合わせた後に減算する減算器を具備し、
    入力ディジタル映像信号に対して、微小振幅信号ほど振
    幅抑制率の大なる信号を位相歪なく得ることができるこ
    とを特徴とする非線形信号処理装置。
  3. 【請求項3】  第1のIIRフィルターおよび第2の
    IIRフィルター内の帰還ループに非線形回路が挿入さ
    れており、大振幅信号と小振幅信号で周波数特性が変化
    することを特徴とする請求項1記載の非線形信号処理装
    置。
  4. 【請求項4】  第1のIIRフィルターおよび第2の
    IIRフィルター内の帰還ループに非線形回路が挿入さ
    れており、大振幅信号と小振幅信号で周波数特性が変化
    することを特徴とする請求項2記載の非線形信号処理装
    置。
  5. 【請求項5】  A/D変換されたディジタル映像信号
    をその入力信号とする第1のIIR型ディジタルフィル
    ターと、前記第1のIIR型ディジタルフィルターと並
    列接続された、ある時間幅で信号の時間軸を反転するN
    系列(Nは整数)の時間軸反転回路と、それぞれの時間
    軸反転回路に縦続接続されたN個のIIR型ディジタル
    フィルターと、それぞれのIIR型ディジタルフィルタ
    ーの出力を切り替えて1系列の信号に直す切り替えスイ
    ッチと、前記スイッチで1系列となった信号をある時間
    幅で反転して元の時間軸に戻す第N+1番目の時間軸反
    転回路と、前記第N+1番目の時間軸反転回路の出力信
    号と第1のIIR型ディジタルフィルターの出力信号を
    時間軸を合わせた後に加算する加算器と、前記加算器の
    出力信号を入力信号としてある定数倍に増幅された信号
    を出力する線形増幅回路と、前記線形増幅回路の出力信
    号を入力信号として出力振幅が非線形に変化する非線形
    回路と、前記非線形回路の出力信号を前記A/D変換さ
    れた入力ディジタル映像信号とを時間軸を合わせた後に
    加算する加算器を具備し、入力ディジタル映像信号に対
    して、微小振幅信号ほど振幅増幅率の大なる信号を位相
    歪なく得ることができることを特徴とする非線形信号処
    理装置。
  6. 【請求項6】  A/D変換されたディジタル映像信号
    をその入力信号とする第1のIIR型ディジタルフィル
    ターと、前記第1のIIR型ディジタルフィルターと並
    列接続されたある時間幅で信号の時間軸を反転するN系
    列(Nは整数)の時間軸反転回路と、それぞれの時間軸
    反転回路に縦続接続されたN個のIIR型ディジタルフ
    ィルターと、それぞれのIIR型ディジタルフィルター
    の出力を切り替えて1系列の信号に直す切り替えスイッ
    チと、前記スイッチで1系列となった信号をある時間幅
    で反転して元の時間軸に戻す第N+1番目の時間軸反転
    回路と、前記第N+1番目の時間軸反転回路の出力信号
    と第1のIIR型ディジタルフィルターの出力信号を時
    間軸を合わせた後に加算する加算器と、前記加算器の出
    力信号を入力信号としてある定数倍に増幅された信号を
    出力する線形増幅回路と、前記線形増幅回路の出力信号
    を入力信号として出力振幅が非線形に変化する非線形回
    路と、前記非線形回路の出力信号を前記A/D変換され
    た入力ディジタル映像信号から時間軸を合わせた後に減
    算する減算器を具備し、入力ディジタル映像信号に対し
    て、微小振幅信号ほど振幅抑制率の大なる信号を位相歪
    なく得ることができることを特徴とする非線形信号処理
    装置。
  7. 【請求項7】  第1のIIRフィルターおよび他のI
    IRフィルター内の帰還ループに非線形回路が挿入され
    ており、大振幅信号と小振幅信号で周波数特性が変化す
    ることを特徴とする請求項5記載の非線形信号処理装置
  8. 【請求項8】  第1のIIRフィルターおよび他のI
    IRフィルター内の帰還ループに非線形回路が挿入され
    ており、大振幅信号と小振幅信号で周波数特性が変化す
    ることを特徴とする請求項6記載の非線形信号処理装置
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