JPH0437325Y2 - - Google Patents

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JPH0437325Y2
JPH0437325Y2 JP1986041997U JP4199786U JPH0437325Y2 JP H0437325 Y2 JPH0437325 Y2 JP H0437325Y2 JP 1986041997 U JP1986041997 U JP 1986041997U JP 4199786 U JP4199786 U JP 4199786U JP H0437325 Y2 JPH0437325 Y2 JP H0437325Y2
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link
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/675Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/675Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes
    • G11B15/67544Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes with movement of the cassette parallel to its main side and subsequent movement perpendicular thereto, i.e. front loading
    • G11B15/67555Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes with movement of the cassette parallel to its main side and subsequent movement perpendicular thereto, i.e. front loading the second movement only being made by the cassette holder

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、カセツトテープが装填されるテープ
プレーヤに係り、特にカセツトハーフをシヤーシ
上にガイドし、且つイジエクト操作時にはカセツ
トハーフをシヤーシ上から排除させるカセツトロ
ーデイング装置に関する。
〔従来技術〕
第8図〜第11図は従来のテーププレーヤのカ
セツトローデイング装置を示すものである。この
従来例は例えば実開昭61−3539号公報に開示され
ているものである。
図中の符号1はカセツトホルダである。第11
図に示すように、このカセツトホルダ1は、シヤ
ーシ2の両側板2aの内面に一対装備されている
ものであり、各カセツトホルダ1の対向する側面
にはカセツトハーフ10の側部を保持するガイド
溝1aが形成されている。第8図に示すように、
カセツトホルダ1の外側面にはガイドピン3なら
びに連結ピン4が設けられている。この両ピン3
と4は、シヤーシ2の両側板2aに垂直な方向に
形成された長穴によつて昇降自在にガイドされて
いる。カセツトハーフ10が装填されていない状
態では、第8図に示すようにカセツトホルダ1は
上昇している。
また第10図に示すようにシヤーシ2上には一
対のイジエクトリンク5と6が設けられている。
一方のイジエクトリンク5はピン7によつて回動
自在に支持されており、他方のイジエクトリンク
6はピン8によつて回転自在に支持されている。
そして両イジエクトリンク5と6は連結ピン9に
よつて連結されている。片方のイジエクトリンク
5はスプリング11によつて反時計方向へ付勢さ
れている。カセツトハーフ10が装填されていな
い状態では、一方のイジエクトリンク5が反時計
方向へ回動し、他方のイジエクトリンク6は時計
方向へ回動しており、両イジエクトリンク6と7
の先端の押圧部5aと6aは一点鎖線で示す状態
にてシヤーシ2上へ伸出している。
カセツトハーフ10を装填する場合には、第8
図の状態に上昇しているカセツトホルダ1のガイ
ド溝1a内にカセツトハーフ10の両側部をガイ
ドさせて押し込む。第10図にて一点鎖線で示す
位置へ移動しているイジエクトリンク5と6はカ
セツトハーフ10の先端面に押されて実線で示す
状態に収縮する。このイジエクトリンク5と6の
収縮動作の間、一方のイジエクトリンク6の基端
の駆動片6bが、第10図においてAで示す位置
からBで示す位置へ移動する。第8図に示すよう
に、前記駆動片6bは、シヤーシ2の側板2aの
外側に設けられたロツクレバー12に連結されて
いるので、駆動片6bがAの位置からBの位置へ
移動すると、ロツクレバー12も一緒に第8図の
位置から右方へ移動して第9図の位置に至る。シ
ヤーシ2の側板2aの外側には駆動リンク14が
支点ピン13を中心として回動自在に支持されて
おり、第8図の位置からロツクレバー12が右方
向へ移動すると、ロツクレバー12の下端の掛止
部12aが駆動リンク14の凸片14aの先端か
ら外れることになる。その結果、駆動リンク14
はスプリング15の付勢力によつて時計方向へ回
動し、第9図の状態になる。駆動リンク14の先
端の長穴14bは前記連結ピン4に掛止されてお
り、第9図に示すように駆動リンク14が時計方
向へ回動すると、連結ピン4を介してカセツトホ
ルダ1がシヤーシ2上へ下降され、カセツトホル
ダ10がシヤーシ2上の位置決めピン16(第1
1図参照)に当る状態に装填される。
またカセツトハーフ10を排出させる場合に
は、ロツク解除レバー17を図の右方向へ移動さ
せる。このロツク解除レバー17の解除片17a
は、駆動リンク14を第9図の状態から反時計方
向へ回動させる。これによりカセツトホルダ1が
上昇させられ、カセツトハーフ10がシヤーシ2
から浮き上げられる。またロツクレバー12はス
プリング11の付勢力によつてイジエクトレバー
6の駆動片6bと共にA方向へ付勢されているの
で、ロツク解除レバー17により駆動リンク14
が反時計方向へ駆動されると、第8図に示すよう
に凸片14aが再びロツクレバー12の掛止部1
2aによつてロツクされる状態となる。第8図の
ロツク状態となると、各イジエクトレバー5と6
は、第10図にて一点鎖線で示す状態に伸出する
と、押圧部5aと6aによつてカセツトハーフ1
0がシヤーシ2上から押し出されることになる。
〔従来技術の問題点〕
従来のこの種のテープローデイング装置では、
駆動リンク14が、シヤーシ2の両側板2aの外
端に一対設けられて、一対の駆動リンク14が連
結部材18によつて互いに連結されている。した
がつて一対の駆動リンク14は一体となつて駆動
されることになり、シヤーシ2上にて左右に設け
られているカセツトホルダ1も互いに一体の動作
となるように駆動されることになる。
装填されたカセツトハーフ10がシヤーシ2の
位置決めピン16上に適正な状態に装填されるた
めには、カセツトハーフ10の両側部が一対のカ
セツトホルダ1によつて確実に押えつけられなけ
ればならない。ところが、従来の構造では、左右
の駆動リンク14が一体となつているため、両カ
セツトホルダ1によつてカセツトハーフ10の両
側部を確実に押えつけるようにするためには、左
右の駆動リンク14の相互位置を調整しなければ
ならなくなる。そのため従来は、連結部材18と
一方の駆動リンク14とがねじ19によつて接合
されており、このねじ19の締め付け位置を調整
し左右の駆動リンク14の相互位置を調整して、
両駆動リンク14が左右のカセツトホルダ1を均
等に下降させるように設定している。
このねじ19による調整を誤り、両カセツトホ
ルダ1の下降位置が不均一な状態となると、第1
1図に示すように、カセツトハーフ10の両端の
下降位置がずれて、カセツトハーフ10が位置決
めピン16上に適正な状態にて装填されなくな
る。
このような従来の構造では、左右の駆動リンク
14の位置の調整が必要となるため、組立て作業
がきわめて煩雑になる欠点がある。
また、調整作業において、左右の駆動リンク1
4の位置を最適な状態に設定したとしても、装填
されるカセツトハーフ10自体に反りや平面度の
ばらつきがある場合には、左右均等な下降するカ
セツトホルダ1によつてカセツトハーフ10をシ
ヤーシ2上に確実に下降させることができなくな
る。この場合にも、カセツトハーフ10と位置決
めピン16の間に隙間が形成されるなどして、適
正なカセツトハーフ10の装填が不可能になる。
〔考案の目的〕
本考案は上記従来の問題点を着目してなされた
ものであり、左右一対設けられてる駆動リンクも
独立させて付勢できるようにして、カセツトハー
フの両側部が別々の付勢力によつてシヤーシ上に
確実に押え付けられるようにし、カセツトハーフ
が必ず適正な状態にて装填できるようにしたテー
ププレーヤのカセツトローデイング装置を提供す
ることを目的としている。
〔考案の概要〕
本考案は、カセツトハーフの両側部をガイドし
且つシヤーシに対して昇降自在に設けられている
一対のカセツトホルダと、カセツトハーフの挿入
方向に沿つて進退自在に設けられ、且つカセツト
ハーフを押出す方向へ付勢されているイジエクト
部材と、カセツトホルダとの連結部を有し且つカ
セツトホルダをシヤーシに対して下降させる方向
へ付勢されている互いに連結された一対の駆動リ
ンクと、前記イジエクト部材に連結されてイジエ
クト部材の進退動作に応じて駆動され、且つイジ
エクト部材がカセツト押出方向へ伸出したときに
前記駆動リンクをカセツトホルダ上昇位置にて停
止させる掛止部を有しているロツク部材と、この
停止状態を解除するロツク解除部材とが設けられ
ているテーププレーヤのカセツトローデイング装
置において、 片側の前記カセツトホルダと駆動リンクとの連
結部では、カセツトホルダがシヤーシに対して下
降している状態にて、互いに余裕部を有して連結
されており、この片側のカセツトホルダに強制付
勢部材が連結され、且つこの強制付勢部材がカセ
ツトホルダをシヤーシに対して下降させる方向へ
付勢されていることを特徴とするものである。
本考案では、駆動リンクとの連結部の余裕のス
ペースの寸法内において、強制付勢部材によつて
押し下げられるようになる。よつて、一対のカセ
ツトホルダが各々独立した付勢力によつてシヤー
シ上に下降させられることになり、カセツトハー
フがシヤーシ上の所定位置に確実に装填されるよ
うになる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図〜第7図の各図
面によつて説明する。
第1図は本考案によるテーププレーヤのカセツ
トローデイング装置を示す分解斜視図、第2図は
本考案の特徴部分をシヤーシの左側板の外側から
見た分解斜視図、第3図と第4図はカセツトロー
デイング動作をシヤーシの左側板の外側から示す
側面図、第5図は第4図の一部拡大図、第6図は
イジエクトレバーの動作をシヤーシの上方向から
示す平面図、第7図はカセツトハーフの保持状態
をカセツト挿入側から見た正面図である。
第1図において、符号2はシヤーシである。シ
ヤーシ2上には一対のリール台、キヤプスタン、
磁気ヘツド(いずれも図示せず)など、テーププ
レーに必要となる部材が配置されている。
シヤーシ2の両側部には側板21と22が垂直
に折曲げて設けられている。一方の側板21に
は、長穴21aと21bが垂直方向に形成されて
おり、他方の側板22にも同様に長穴22aと2
2bが垂直方向に形成されている。両側板21と
22の内側には対称に形成された一対のカセツト
ホルダ1が各々配置されている。各カセツトホル
ダ1はその対向面にガイド溝1aを有している。
このガイド溝1aはカセツトハーフ10の両側部
が摺動できる上下幅寸法に形成されている。各カ
セツトホルダ1の外側面にはガイドピン3と連結
ピン4が固設されている。側板21側のカセツト
ホルダ1は、そのガイドピン3が長穴21aに挿
入され、連結ピン4が長穴21bに挿入されて、
シヤーシ2に対し、垂直方向へ昇降自在に支持さ
れている。同様に側板22側においても、ガイド
ピン3が長穴22aに、連結ピン4が長穴22b
に挿入されて、カセツトホルダ1が垂直方向へ昇
降自在に支持されている。
シヤーシ2上には一対の支点ピン7と8が設け
られている。一方の支点ピン7にはイジエクトレ
バー5の穴5bが挿通されて、イジエクトレバー
5が回動自在に支持されている。他方の支点ピン
8にはイジエクトレバー6の穴6cが挿通され
て、イジエクトレバー6が回転自在に支持されて
いる。イジエクトレバー6はイジエクトレバー5
の下側に配置され、且つイジエクトレバー5に設
けられた連結ピン9がイジエクトレバー6に形成
された自在穴6d内に挿入されている。両イジエ
クトレバー5と6は第6図において一点鎖線で示
すようにX字状に伸出するようになつており、自
在穴6dは伸縮動作の際の連結ピン9との位置ず
れを吸収できる形状となつている。また各イジエ
クトレバー5と6の先端は折曲げられて、押圧部
5aと6aが形成されている。一方のイジエクト
レバー5の基端にはフツク5cが形成されてお
り、このフツク5cとシヤーシ側板22の小穴2
2cとの間にスプリング11が掛けられている。
このスプリング11の付勢力により、イジエクト
リンク5と6は、第6図に一点鎖線で示す伸出状
態となる方向へ付勢されている。またイジエクト
レバー6の基端は駆動片6bとされており、この
駆動片6bはシヤーシ側板21の溝21cから外
方へ突出している。
シヤーシ2の左側の側板21の外面にはロツク
レバー31が設けられている。第2図に示すよう
にロツクレバー31には水平方向に延びる長穴3
1aと切欠き31bが設けられている。側板21
の外面には一対の短いガイドピン32aと32b
が設けられており、ロツクレバー31は、長穴3
1aと切欠き31bがガイドピン32aと32b
に嵌合することによつて、水平方向へ摺動自在に
支持されている。ロツクレバー32には嵌合溝3
1cが形成されており、側板21の溝21cから
突出している前記イジエクトレバー6の駆動片6
bがこの嵌合溝31cに嵌合している。したがつ
て、第6図に示すように、イジエクトレバー6の
駆動片6bがA−B方向へ移動するのに追従し
て、ロツクレバー31は、第3図のA位置から第
4図のB位置へ駆動されるようになる。またロツ
クレバー31の下端には掛止部31dが外側に折
曲げられている。
符号24と25は駆動リンクである。この駆動
リンク24と25は連結板23によつて連結され
ている。各駆動リンク24,25と連結板23
は、一枚の板材から折曲げ成形されたものであ
る。駆動リンク24には支持穴24aが、また駆
動リンク25には支持穴25aが穿設されてい
る。シヤーシ2の右側の側板21の外面には支点
ピン26(第2図参照)が、右側の側板22の外
面には支点ピン27(第1図参照)が固設されて
おり、各駆動リンク24と25の穴24aと25
aが各支点ピン26と27に挿通されている。同
駆動リンク24と25は、連結板23とともに一
体となつて回動するように支持されている。
また、左側の駆動リンク24には上方へ延びる
凸片24cとその側方に位置する凹部24dが設
けられており、前記ロツクレバー31の掛止部3
1dが、この凸片24cまたは凹部24dに係合
する位置に対向している(第2図参照)。
一方の駆動リンク24の先端には連結穴24b
が穿設され、他方の駆動リンク25の先端には連
結穴25bが穿設されている。左側のカセツトホ
ルダ1に設けられている連結ピン4は、前述の如
く側板21の長穴21bから外方へ突出している
が、その先端は駆動リンク24の連結穴24bに
挿入されている。同様に、右側のカセツトホルダ
1に設けられてる連結ピン4は、側板22の長穴
22bから外方へ突出して、その先端が駆動リン
ク25の連結穴25bに挿入されている。すなわ
ち、各駆動リンク24と25が支点ピン26と2
7を中心として回動すると、この動作に応じてカ
セツトホルダ1が昇降駆動されることになる。
駆動リンク24の連結穴24bと駆動リンク2
5の連結穴25bは互いに異なる形状となつてい
る。第1図に示すように、右側の駆動リンク25
の連結穴25bは、上下幅寸法dが長手方向にわ
たつて同一の長穴となつている。この幅寸法dは
カセツトホルダ1の連結ピン4の径とほぼ同一で
あり、連結ピン4は、連結穴25bに対して上下
のガタがほとんどなく、その長手方向へ摺動でき
るように連結されている。これに対し、左側の駆
動リンク24の連結穴24bは、その長手方向に
おいて上下幅寸法が異なる長穴となつている。第
1図と第3図に示すように、連結穴24bは、基
端側が小さい幅寸法dで先端側が大きい幅寸法D
の卵形状となつている。基端側の幅寸法dはカセ
ツトホルダ1の連結ピン4の径とほぼ同一寸法と
なつており、先端側の幅寸法Dは連結ピン4の径
よりも大きい寸法となつている。このように、左
右の駆動リンク24と25の連結穴24bと25
bの形状が異なることにより、左右のカセツトホ
ルダ1が必ずしも一体となつて動作しないことに
なる。すなわち、右側のカセツトホルダ1は、均
一な幅寸法dの連結穴25bによつて駆動される
ため、駆動リンク25の回動動作に従つてカセツ
トホルダ1が一体となつて昇降駆動されることに
なる。これに対し、左側のカセツトホルダ1と駆
動リンク24との関係においては、第3図に示す
ように駆動リンク24が反時計方向へ回動し、連
結ピン4が連結穴24bの基端部(寸法d)に嵌
合しているときにのみ、両者が一体となつてい
る。しかしながら、第4図に示すように、駆動リ
ンク24が時計方向へ回動して、連結ピン4が連
結穴24bの先端側(寸法D)に移動した状態で
は、連結ピン4は連結穴24bに対し上下方向へ
δ1,δ2(第5図参照)で示す動作余裕を有するこ
とになる。すなわち、カセツトホルダ1の下降状
態に限つては、右側のカセツトホルダ1だけが駆
動リンク25と一体となつて下降し、左側のカセ
ツトホルダ1は駆動リンク24に対して、第5図
にてδ1,δ2で示す動作余裕を有して下降すること
になる。結果的には下降状態において、左右のカ
セツトホルダ1がδ1,δ2の余裕分だけ独立してい
ることになる。
さらに、左側の駆動リンク24の外側には強制
付勢リンク35が設けられている。この強制付勢
リンク35は、その支持穴35aが側板21の外
面の前記支点ピン26に挿入されて支持されてい
る(第2図参照)。この支点ピン26を共通の支
点として、強制付勢リンク35と駆動リンク24
が各々独立して回動するようになつている。強制
付勢リンク35の先端には長穴35bが穿設され
ている。左側のカセツトホルダ1の連結ピン4
は、駆動リンク24に設けられた卵形状の連結穴
24bと強制付勢リンク35の前記長穴35bに
対し共通に嵌合されている。第2図に示すよう
に、強制付勢リンク35の長穴35bはその幅寸
法dが長手方向にわたつて同一に形成されてお
り、連結ピン4は、この長穴35bに対し上下方
向にガタがなく、長手方向にのみ摺動できるよう
に連結されている。
第1図に示すように、右側の駆動リンク25の
下端にはフツク溝25cが形成されており、この
フツク溝25cと側板22の下方のフツク22d
との間にスプリング36が掛けられている。この
スプリング36により、駆動リンク25は支点ピ
ン27を介して時計方向へ付勢されている。
また、第2図に示すように、駆動リンク24の
下端にはフツク溝24eが、また強制付勢リンク
35の下端にはフツク溝35cが形成されてい
る。フツク溝24eとフツク溝35cは支点ピン
26に対してほぼ同じ位置に設けられている。こ
の両フツク溝24eと35cの両者に対してスプ
リング37の端部が掛けられている(第3図参
照)。またスプリング37の他端はシヤーシ2の
下面に設けられたフツク2bに掛けられている。
第2図に示すように、フツク溝24eの奥行寸法
W1はフツク溝35cの奥行寸法W2よりも大きく
形成されている。よつて、スプリング37の弾性
力は、駆動リンク24よりも強制付勢リンク35
の方へ強く作用するようになつている。
また、第4図に示すようにシヤーシ2の下側に
はロツク解除レバー17が摺動自在に設けられて
いる。このロツク解除レバー17には解除片17
aが突設されており、この解除片17aが駆動リ
ンク24と強制付勢リンク35の下端側部に対向
している。
次に、カセツトハーフ10の装填ならびに排出
動作について説明する。
カセツトハーフ10が装填されていない状態で
は、第6図に一点鎖線で示すように各イジエクト
レバー5と6の押圧部5a,6aはカセツト挿入
方向へ突出している。そして、イジエクトレバー
6の駆動片6bはA方向へ移動している。したが
つて、第3図に示すように駆動片6bに連結され
ているロツクレバー31は図の左方向へ移動して
いる。この状態では、左側の駆動リンク24に設
けられている凸片24cはロツクレバー31の掛
止部31dに当接しており、駆動リンク24は反
時計方向へ回動された状態にて停止している。ま
た、連結板23を介して駆動リンク24と連結さ
れている右側の駆動リンク25も同方向に回動さ
れている。そして、各駆動リンク24と25の先
端に設けられている連結穴24bと25bが連結
ピン4を持ち上げ、一対のカセツトホルダ1はシ
ヤーシ2に対して上昇させられている。第3図に
示すように強制付勢リンク35も駆動リンク24
に追従して反時計方向へ回動している。第3図の
状態では、連結ピン4が駆動リンク24の連結穴
24bの基端側の幅寸法dの部分に嵌合している
ので、上昇させられたカセツトホルダ1と駆動リ
ンク24は上下方向にガタなく連結されている。
右側の駆動リンク25の連結穴25b(幅寸法d)
と右側の連結ピン4も上下のガタがなく連結され
ているので、上昇している一対のカセツトホルダ
1は互いに一体化された状態にて連動しているこ
とになる。
この状態でスプリングハーフ10を両カセツト
ホルダ1のガイド溝1aに挿入して奥方向へ押し
込むと、カセツトハーフ10の先端面によつてイ
ジエクトレバー5と6の押圧部5a,6aが収縮
方向へ押される。各イジエクトレバー5と6が第
6図にて実線で示す状態に収縮すると、イジエク
トレバー6の駆動片6bがBの位置まで移動す
る。駆動片6bがAの位置からBの位置まで移動
すると、この駆動片6bに連結されているロツク
レバー31が第3図の位置から右方向へ駆動さ
れ、第4図の位置に至ることになる。この動作の
間、ロツクレバー31の掛止部31dが駆動リン
ク24の凸片24cから外れて駆動リンク24の
ロツクが解除される。その瞬間、駆動リンク24
は強制付勢リンク35とともにスプリング37の
弾性力を受けて時計方向へ駆動される。右側の駆
動リンク25もスプリング36の弾性力を受けて
同時に回動する。また掛止部31dは第4図に示
すように駆動リンク24の凹部24d内に入り込
むことになる。
両駆動リンク24と25が回動すると、まず駆
動リンク25の連結穴25により、連結ピン4を
介して右側のカセツトホルダ1がシヤーシ2上へ
下降させられる。また、駆動リンク24と強制付
勢リンク35が回動すると、駆動リンク24の連
結穴24bと強制付勢リンク35の長穴35bの
両者に係合している連結ピン4を介して、左側の
カセツトホルダ1もシヤーシ2上に下降させられ
る。第5図に示すように、駆動リンク24が時計
方向へ回動すると、連結ピン4は連結穴24bの
先端の幅寸法Dの部分に進む。連結穴24bの先
端部では幅寸法Dが連結ピン4の径よりも大きい
ため、連結ピン4と連結穴24bとの間には上下
にδ1とδ2とで示す余裕が生じる。しかしながら、
強制付勢リンク35の長穴35bは連結ピン4に
対して上下のガタを生じることなく挿入されてお
り、しかも、強制付勢リンク35のフツク溝35
cは駆動リンク24のフツク溝24eよりも奥行
寸法が浅くなつているので、第4図の状態では、
スプリング37の弾性力は強制付勢リンク35を
介して連結ピン4に作用していることになる。
すなわち、カセツトホルダ1の下降状態では、
左側のカセツトホルダ1がスプリング37の力に
よつて下方へ押えられ、右側のカセツトホルダ1
がスプリング36によつて下方へ押えられること
になる。したがつて両カセツトホルダ1に保持さ
れているカセツトハーフ10は、その両者が別々
のスプリング36と37の力によつて付勢され、
第7図に示すように、独立した力Fa,Fbによつ
てシヤーシ2上に押え付けられることになる。そ
のため、カセツトハーフ10は各力FaとFbによ
つて確実に押えられ、シヤーシ2上の位置決めピ
ン16上に確実に密着するようになる。
また、カセツトハーフ10に反りなどが生じた
としても、カセツトハーフ10の両側部は独立し
た力Fa,Fbによつて押え付けられるので、位置
決めピン16上に適正な状態にて配置されること
になる。
次に、カセツトハーフ10を排出させるときに
は、第4図の状態において、ロツク解除レバー1
7を図の右方向へ移動させる。ロツク解除レバー
17に設けられている解除片17aは駆動リンク
24と強制付勢リンク35の側部に当たり、両者
を反時計方向へ回転させる。また前記ロツクレバ
ー31はイジエクトレバー6を付勢しているスプ
リング11の力を受けて第4図の左方向へ付勢さ
れているので、駆動リンク24が反時計方向へ回
動し第3図に示す状態になると、ロツクレバー3
1は、掛止部31が凸片24cの上に係合する位
置まで移動することになる。そして、駆動リンク
24は第3図の状態にてロツクされる。このよう
にして駆動リンク24およびこれに連結されてい
る駆動リンク25が回動する間、カセツトホルダ
1が持ち上げられ、カセツトハーフ10がシヤー
シ2から持ち上げられる。またロツクレバー31
が第3図の位置に移動する間、各イジエクトレバ
ー5と6がスプリング11の力によつて第6図の
一点鎖線の状態に伸出し、押圧部5aと6aがカ
セツトハーフ10を挿入口方向へ押出することに
なる。
なお、図の実施例では駆動リンク24の連結穴
24bと強制付勢リンク35の長穴35bがとも
に連結ピン4に係合しているが、他の実施例とし
ては、カセツトホルダ1に連結ピン4とは別のピ
ンを設け、強制付勢リンク35の長穴35bをこ
の別のピンに係合させることも可能である。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、一対設けられた
カセツトホルダの一方が駆動リンクにより、他方
が強制付勢部材により別々に独立した力を受けて
下降させられるので、カセツトハーフの両側部は
左右別々の力を受け、シヤーシ上に確実に押下げ
られるようになる。よつて、カセツトハーフの反
りなどが生じていても、カセツトハーフは必ず適
正な状態に装填されるようになる。また、第8
図、第9図に示す従来例のように、ねじ19によ
つて左右の駆動リンクの位置調整をする必要がな
くなるので、組立調整作業も簡単になる。さら
に、図の実施例のように、一対の駆動リンクを一
枚の板材から折曲げて一体に形成することも可能
であるため、部品数を少なくすることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図までは本考案の実施例を示す
ものであり、第1図はテーププレーヤのカセツト
ローデイング装置の全体構造を示す分解斜視図、
第2図はシヤーシの左側板の外側の構成を示す分
解斜視図、第3図と第4図はシヤーシの左側板の
外側部分の構造を動作別に示す側面図、第5図は
カセツトホルダと駆動リンクとの連結部の余裕を
示す第4図の部分拡大図、第6図はイジエクト部
材の動作をシヤーシ上方向から示す平面図、第7
図はカセツトハーフの保持状態をカセツト挿入口
方向から示す正面図、第8図し第9図は従来のカ
セツトローデイング装置をシヤーシの左側から示
す側面図、第10図は従来のイジエクト部材を示
す平面図、第11図は従来の問題点を説明するた
めにカセツトハーフの保持状態を示した正面図で
ある。 1……カセツトホルダ、2……シヤーシ、4…
…連結ピン、5,6……イジエクト部材、10…
…カセツトハーフ、11……イジエクト部材を付
勢するスプリング、24,25……駆動リンク、
24b,25b……連結穴(連結ピン4との連結
部)、δ1,δ2……連結部の余裕、31……ロツク
部材、17……ロツク解除部材、35……強制付
勢部材、36……駆動リンク25を付勢するスプ
リング、37……強制付勢部材を付勢するスプリ
ング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カセツトハーフの両端部をガイドし、且つシヤ
    ーシに対して昇降自在に設けられている一対のカ
    セツトホルダと、 カセツトハーフの挿入方向に沿つて進退自在に
    設けられ、且つカセツトハーフを押出す方向へ付
    勢されているイジエクト部材と、 カセツトホルダとの連結部を有し、且つカセツ
    トホルダをシヤーシに対して下降させる方向へ付
    勢されている互いに連結された一対の駆動リンク
    と、 前記イジエクト部材に連結されてイジエクト部
    材の進退動作に応じて駆動され、且つイジエクト
    部材がカセツト押出方向へ伸出したときに前記駆
    動リンクをカセツトホルダ上昇位置にて停止させ
    る掛止部を有しているロツク部材と、 この停止状態を解除するロツク解除部材と が設けられているテーププレーヤのカセツトロ
    ーデイング装置において、 片側の前記カセツトホルダと駆動リンクとの連
    結部では、カセツトホルダがシヤーシに対して下
    降している状態にて、互いに余裕部を有して連結
    されており、 この片側のカセツトホルダに強制付勢部材が連
    結され、且つこの強制付勢部材がカセツトホルダ
    をシヤーシに対して下降させる方向へ付勢されて
    いる ことを特徴とするテーププレーヤのカセツトロー
    テイング装置。
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JP1986041997U JPH0437325Y2 (ja) 1986-03-22 1986-03-22
US07/004,980 US4796119A (en) 1986-03-22 1987-01-20 Cassette loading apparatus for tape player

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JPS62153640U JPS62153640U (ja) 1987-09-29
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US4796119A (en) 1989-01-03
JPS62153640U (ja) 1987-09-29

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