JPH04373249A - 集合住宅情報システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は集合住宅の情報システム
に係わり、住居者が不在の場合、訪問者の映像をファク
シミリ装置で再生記録するものに関する。

【０００２】

【従来の技術】玄関に設置したドアホン等により通話回
線を介し住居と通話を行うと共に、テレビカメラで訪問
者等を撮像しその映像信号を住居のモニター等に表示す
るようにしたシステムにおいて、住居者不在時の訪問者
に対して、留守番電話機で応答すると共に訪問者の映像
をＶＴＲに記録し、帰宅後再生して確認できるようにし
た装置がある。この様な装置では、住居者は外出の都度
、不在設定操作と記録用カセットテープをＶＴＲへ装填
する等が必要であり、また、帰宅後はテープを巻き戻し
てモニターで画面を再生して確認する等の煩雑な手間を
必要とした。そのため、時々しか訪問者の無いような一
般の住居者にとっては、この様な操作は煩わしく実際に
はほとんど使用されていないのが実情であった。従って
、簡単な不在設定操作だけで不在時の訪問者の映像を記
録し出力するような装置が求められていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点
に鑑みなされたもので、住居者は外出するとき不在設定
するだけで不在時の訪問者に対し留守番電話機で応答し
用件等を録音した後、テレビカメラで撮像した訪問者の
映像をファクシミリ信号に変換して通話回線を介し送出
して、訪問先住居のファクシミリ装置で再生記録するよ
うにした集合住宅情報システムを提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、玄関等に設置されたドアホン及びテレビカ
メラにて訪問者の映像を確認しながら通話できるように
したシステムにおいて、住居番号等を入力して呼出操作
を行うための入力部と、各住居の住居番号等に対応して
設定された電話及びファクシミリの内線番号等のデータ
を記憶したメモリ部と、前記入力部よりのデータと前記
メモリ部より読出したデータとを比較判別して相応する
データを出力する判別部と、同判別部よりのデータに基
づき訪問先住居のダイヤル信号を発生出力するダイヤル
信号発生部と、住居者の不在設定に基づき送出される不
在信号を検出する不在検出部と、同不在検出部よりの出
力に基づき、前記テレビカメラよりの映像信号を記憶す
るフレームメモリを有し同フレームメモリの画像データ
をファクシミリ信号に変換し出力するＦＡＸ信号生成部
と、前記ドアホン、テレビカメラ、入力部、メモリ部、
判別部、ダイヤル信号発生部、不在検出部及びＦＡＸ信
号生成部を制御する第一制御部とからなる玄関部装置と
、住居者が外出等不在の場合、不在設定することにより
訪問者の呼出操作に自動的に応答し対応する留守番電話
機と、前記ＦＡＸ信号生成部よりのデータを再生記録す
るファクシミリ装置と、構内交換機等を介し前記第一制
御部よりの信号に基づき前記留守番電話機、ファクシミ
リ装置を制御すると共に不在設定に基づく不在信号を前
記玄関部装置に送出する第二制御部とからなる住居部装
置とでに構成した集合住宅情報システムを提供するもの
である。

【０００５】

【作用】以上のように構成したので、本発明による集合
住宅情報システムにおいては、訪問者の呼出操作に応動
してテレビカメラが作動して訪問者等を撮像すると共に
ダイヤル信号を出力してドアホンと訪問先住居との通話
回線が選択接続される。外出等で不在設定がされている
場合、留守番電話が自動応答すると共に不在信号が出力
される。ドアホンと留守番電話機の通話が終了した後、
テレビカメラよりの訪問者の映像をファクシミリ信号に
変換して電話回線を介して送出し、訪問先住居のファク
シミリ装置で再生記録する。

【０００６】

【実施例】以下、図面に基づいて本発明による集合住宅
情報システムの実施例を詳細に説明する。図１は本発明
による集合住宅情報システムの一実施例の要部ブロック
図である。

【０００７】図において、イは玄関部装置、ロは住居部
装置である。玄関部装置イの１はテレビカメラで、玄関
等に設置され訪問者等を撮像し映像信号を出力する。２
は入力部で、住居番号等を入力し訪問先の呼出操作を行
う。３はドアホンで、通話回線等を介して訪問先住居と
の通話を行う。４はメモリ部で、各住居の住居番号等に
対応して設定された電話及びファクシミリの内線番号等
のデータを記憶する。５は判別部で、入力部３より入力
された住居番号等のデータとメモリ部４より読出したデ
ータとを比較判別し、相応する内線番号等のデータを出
力する。６はダイヤル信号発生部で、判別部５の出力に
基づくダイヤル信号を出力する。７は不在検出部で、訪
問先住居部装置ロから送出される不在信号を検出し出力
する。８はＦＡＸ信号生成部で、不在検出部７の出力に
基づきテレビカメラ１よりの映像信号をファクシミリ信
号に変換し出力する。９は第一制御部で、装置の各部を
制御する。１０は構内交換機等で、第一制御部９と接続
され住居部装置ロとの通話回線を交換接続する。

【０００８】住居部装置ロにおいて、１１は留守番電話
機で、不在設定により外出等の不在時における着信に対
し自動的に応答し用件等を録音する。１２はファクシミ
リ装置で、ＦＡＸ信号生成部８より第一制御部９、構内
交換機１０等を介し送出されるファクシミリ信号を再生
記録する。１３は第二制御部で、構内交換機１０等を介
して第一制御部９よりの信号で留守番電話機１１、ファ
クシミリ装置１２を制御すると共に不在設定に基づく不
在信号を第一制御部９に送出する。１４は通話回線で、
構内交換機１０に接続される。

【０００９】次に、本発明による集合住宅情報システム
の動作を説明する。まず、玄関の訪問者は訪問先を呼び
出すためキーパッド等の入力部２を操作して住居番号等
を入力する。この入力操作に応動してテレビカメラ１が
作動し訪問者を撮像した映像信号を出力する。一方、入
力部２に入力された住居番号等のデータは第一制御部９
を介して判別部５に入力される。メモリ部４には住居番
号等に対応して電話及びファクシミリの内線番号等のデ
ータ並びに各装置を制御するためのプログラム等が記憶
されている。判別部５は入力データとメモリ部４より読
みだしたデータと比較判別して訪問先の内線番号に相応
するデータを出力する。このデータに基づきダイヤル信
号発生部６はＰＢ信号等の選択信号を第一制御部９を介
して構内交換機１０に送出し、訪問先の留守番電話機１
１のオフフックでドアホン３と通話状態にはいる。テレ
ビカメラ１の映像が共視ライン等に混合されて各住居に
配信されていれば、住居者はモニター等で訪問者を映像
で確認しながら通話することができる。

【００１０】今もし、訪問先が留守で不在設定されてい
る場合、留守番電話機１１が自動的に応答すると共に第
二制御部１３は予め設定された不在信号を玄関部装置イ
に送出する。不在検出部７は第一制御部９を介して入力
された不在信号を検出し出力する。この不在検出出力に
基づきテレビカメラ１よりの映像信号は第一制御部９を
介してＦＡＸ信号生成部８に出力される。ＦＡＸ信号生
成部８は内蔵されたフレームメモリに一画面分の映像信
号を記憶する。このとき、フレームメモリに記憶する画
面を選択するタイミングは、訪問者の顔等が安定に得ら
れるような、例えばキーパッドへの入力直後のタイミン
グなどを選び、また、テレビカメラ１は訪問者の顔が良
く見えて最適な大きさになるような位置に設置する。ド
アホン３と留守番電話機１１との通話が終了し通話回線
が断となり復旧すると、ＦＡＸ信号生成部８は判別部５
よりの訪問先ファクシミリ内線番号のデータを第一制御
部９を介して読み取り、相応するダイヤル信号を構内交
換機１０等を介して送出する。訪問先ファクシミリ装置
１２は自動的に応答し、ＦＡＸ信号生成部８は引き続き
所要の制御信号と共にフレームメモリに記録された画像
データをファクシミリ信号に変換して第一制御部９、構
内交換機１０等を介してファクシミリ装置１２に送出す
る。送信が完了すると第一制御部９は各装置を待機状態
に復旧する。本実施例で説明した入力部２、ドアホン３
及びダイヤル信号発生部６は、例えばロビー電話機等に
置き換えて実施することができる。この場合、来訪者は
ロビー電話機をオフフックして住居番号等を入力すれば
前述したのと同じように動作する。

【００１１】次に、住居部装置ロの動作を説明する。第
二制御部１３は小型交換機の機能を有し留守番電話機１
１、ファクシミリ装置１２の回線を交換接続する。また
、訪問者の画像をモニターに表示するようにしたシステ
ムではモニター等の装置も制御する。訪問者が玄関部装
置イで呼び出し操作を行い構内交換機１０等を介して選
択信号が送出されると第二制御部１３は自動的に留守番
電話機１１を選択接続して呼出しドアホン３との通話が
できる。不在設定のモードの場合は、第二制御部１３は
ＰＢ信号等の不在信号を玄関部装置イに送出すると共に
留守番電話機１１を選択接続する。留守番電話機１１は
自動的に応答し不在理由・時間等の応答メッセージを送
出した後、訪問者の用件等を録音する。無音時間等を検
出して通話の終了が判定されると通話回線は断となり復
旧する。次いで、玄関部装置イよりファクシミリ装置１
２の選択信号が送出されると第二制御部１３は自動的に
ファクシミリ装置１２を選択接続する。ファクシミリ信
号の受信が終了すると通話回線は復旧する。以上のよう
に不在時の訪問者の映像はファクシミリ装置１２で再生
記録され、住居者は帰宅時に出力された受信紙の画面に
より訪問者及び時間等の確認ができると共に留守番電話
機１１の録音を再生して必要な対応をすることができる
。外部回線との発着信においては、発信のときは操作す
る機器が優先使用できるように第二制御部１３は交換接
続し、着信のときは、先ず、留守番電話機１１を優先接
続し、若しファクシミリの受信であれば手動でファクシ
ミリ装置１２に切換接続するようにしてもよいし、自動
的にファクシミリ装置１２に切換接続されるように構成
することもできる。

【００１２】

【発明の効果】以上に説明したように、本発明による集
合住宅情報システムにおいては、住居者が外出するとき
不在設定するだけで不在時の訪問者に対し留守番電話機
で応答し用件等を録音すると共に、テレビカメラで撮像
した訪問者の映像をファクシミリ信号に変換して通話回
線を介して送出し、訪問先住居のファクシミリ装置が画
像を受信紙に印刷出力するものであるから、煩わしい操
作は不要であり実用性が高い。特に、帰宅時は印刷出力
された受信紙を一目見るだけで来訪を知り、留守番電話
機に録音されたメッセージを確認して対応すればよく、
急いで返事をしなければならない場合等に好都合である
。また、ファクシミリ装置は外部回線と送受信可能な通
常の装置をそのまま使用すればよく特別の操作は不要で
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による集合住宅情報システムの一実施例
の要部ブロック図である。

【符号の説明】

イ　　玄関部装置 ロ　　住居部装置 １　　テレビカメラ ２　　入力部 ３　　ドアホン ４　　メモリ部 ５　　判別部 ６　　ダイヤル信号発生部 ７　　不在検出部 ８　　ＦＡＸ信号生成部 ９　　第一制御部 １０　　構内交換機 １１　　留守番電話 １２　　ファクシミリ装置 １３　　第二制御部 １４　　通話回線

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　玄関等に設置されたドアホン及びテレ
   ビカメラにて訪問者の映像を確認しながら通話できるよ
   うにしたシステムにおいて、住居番号等を入力して呼出
   操作を行うための入力部と、各住居の住居番号等に対応
   して設定された電話及びファクシミリの内線番号等のデ
   ータを記憶したメモリ部と、前記入力部よりのデータと
   前記メモリ部より読出したデータとを比較判別して相応
   するデータを出力する判別部と、同判別部よりのデータ
   に基づき訪問先住居のダイヤル信号を発生出力するダイ
   ヤル信号発生部と、住居者の不在設定に基づき送出され
   る不在信号を検出する不在検出部と、同不在検出部より
   の出力に基づき、前記テレビカメラよりの映像信号を記
   憶するフレームメモリを有し同フレームメモリの画像デ
   ータをファクシミリ信号に変換し出力するＦＡＸ信号生
   成部と、前記ドアホン、テレビカメラ、入力部、メモリ
   部、判別部、ダイヤル信号発生部、不在検出部及びＦＡ
   Ｘ信号生成部を制御する第一制御部とからなる玄関部装
   置と、住居者が外出等不在の場合、不在設定することに
   より訪問者の呼出操作に自動的に応答し対応する留守番
   電話機と、前記ＦＡＸ信号生成部よりのデータを再生記
   録するファクシミリ装置と、構内交換機等を介し前記第
   一制御部よりの信号に基づき前記留守番電話機、ファク
   シミリ装置を制御すると共に不在設定に基づく不在信号
   を前記玄関部装置に送出する第二制御部とからなる住居
   部装置とでに構成したことを特徴とする集合住宅情報シ
   ステム。