JPH04372743A - 被覆形成方法および光ディスク - Google Patents

被覆形成方法および光ディスク

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JPH04372743A
JPH04372743A JP3177162A JP17716291A JPH04372743A JP H04372743 A JPH04372743 A JP H04372743A JP 3177162 A JP3177162 A JP 3177162A JP 17716291 A JP17716291 A JP 17716291A JP H04372743 A JPH04372743 A JP H04372743A
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JP
Japan
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coating
ultraviolet
substrate
layer
cyclic olefin
Prior art date
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Pending
Application number
JP3177162A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Endo
広行 遠藤
Hideki Hirata
秀樹 平田
Shinichi Tezuka
信一 手塚
Yuichi Fujioka
裕一 藤岡
Tsuneo Kuwabara
恒男 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、傷防止のために
光ディスク等の表面に設けられるハードコート層等の被
覆形成方法と、それを用いた光ディスクとに関する。
【0002】
【従来の技術】大容量情報担持媒体として光ディスクが
注目されている。光ディスクは、通常、光記録ディスク
と再生専用光ディスクに大きく分類される。光記録ディ
スクとしては、光磁気記録ディスク等の消去可能タイプ
、あるいはピット形成型光記録ディスク等の追記タイプ
などがあり、再生専用光ディスクとしては、レーザーデ
ィスクやコンパクトディスクなどがある。
【0003】これらの光ディスクは、基板上に記録層あ
るいは情報担持層を有する構成となっており、基板材料
としては、成形が容易で、軽量で破損しにくく、取扱が
容易で、しかも低コストであることから、透明性を有す
る各種樹脂が用いられている。しかし、樹脂基板は硬度
が低いため傷つき易い。光ディスクは一般に基板を通し
て記録光や再生光を照射するため、基板に傷が生じると
情報の記録や再生が困難となる場合が生じる。
【0004】このため、基板の少なくとも光入射側表面
には、損傷防止のためのハードコート層が形成されてい
る。基板の光入射面側に設けられるハードコート層とし
ては、例えば特願昭62−72888号に開示されてい
るオリゴエステルアクリレート含有組成物の紫外線硬化
膜がある。
【0005】ところで、特開昭60−168708号公
報、特開昭61−120816号公報、特開昭61−1
15912号公報、特開昭61−115916号公報、
特願昭61−95905号公報、特願昭61−9090
6号公報、特開昭61−271308号公報、特開昭6
1−272216号公報等には、環状オレフィンとエチ
レンとの共重合体の2種以上をブレンドしたアモルファ
スポリオレフィンを、光ディスクの基板材料として用い
る旨が開示されている。このものは、従来、光ディスク
の基板材料として汎用されてきたポリカーボネートや、
ポリメチルメタクリレートと比較して、格段とすぐれた
光学特性を示し、吸水性も極めて少なく、光ディスクの
基板材料としてきわめて有利である。
【0006】しかし、紫外線硬化型のハードコート層等
、各種透明樹脂の被覆との接着性や密着性がきわめて低
いことが判明した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的は
、環状オレフィンの重合体に透明樹脂被覆を形成する場
合、接着性が格段と向上した被覆形成方法と、この被覆
形成方法を用いて形成したハードコート層を有する光デ
ィスクを提供することにある。
【0008】
【課題を解決しようとする手段】このような目的は下記
(1)〜(18)の本発明によって達成される。
【0009】(1)環状オレフィンの重合体の表面に紫
外線を照射し、次いで、この表面に、透明樹脂の被覆を
形成することを特徴とする被覆形成方法。
【0010】(2)前記照射される紫外線は、少なくと
も270nm以下の波長を有する上記(1)に記載の被
覆形成方法。
【0011】(3)前記紫外線の照射の際に、前記重合
体の表面をオゾンにさらす上記(1)または(2)に記
載の被覆形成方法。
【0012】(4)前記紫外線照射により、紫外線照射
面にカルボキシ基、アルデヒド基および水酸基の1種以
上が導入される上記(1)ないし(3)のいずれかに記
載の被覆形成方法。
【0013】(5)前記紫外線照射により、紫外線照射
面の水との接触角を60°以下に低下させる上記(1)
ないし(4)のいずれかに記載の被覆形成方法。
【0014】(6)前記重合体が透明成形体である上記
(1)ないし(5)のいずれかに記載の被膜形成方法。
【0015】(7)前記環状オレフィンの重合体が、下
記化3の繰り返し構造単位を有する上記(1)ないし(
6)のいずれかに記載の被覆形成方法。
【0016】
【化3】
【0017】(8)前記環状オレフィンの重合体が、下
記化4の環状オレフィンとエチレンとの共重合体である
上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の被覆形成方
法。
【0018】
【化2】
【0019】(9)前記透明樹脂の被覆が、放射線硬化
型化合物の塗膜を放射線硬化したものである上記(1)
ないし(8)のいずれかに記載の被覆形成方法。
【0020】(10)前記紫外線硬化型化合物がアクリ
ル基を有する上記(9)に記載の被覆形成方法。
【0021】(11)前記放射線硬化型化合物の塗膜は
、エポキシ樹脂と光カチオン重合触媒とを含有する上記
(9)に記載の被覆形成方法。
【0022】(12)前記環状オレフィンの重合体の基
板を有し、この基板の少なくとも一方の面に、上記(1
)ないし(11)のいずれかに記載の被覆形成方法によ
って形成された透明樹脂の被覆を有し、他方の面に記録
層または情報担持層を担持した光ディスク。
【0023】(13)前記基板は、環状オレフィンの重
合体を射出成形したものである上記(12)に記載の光
ディスク。
【0024】(14)前記基板は記録層を担持しており
、前記基板は、記録層側表層部に熱軟化点140℃以下
のスキン層を有する上記(13)に記載の光ディスク。
【0025】(15)前記基板は、一方の面に記録層を
担持しており、この記録層を形成した面に紫外線を照射
した後、樹脂製の保護コートを設けた上記(11)ない
し(14)のいずれかに記載の光記録ディスク。
【0026】(16)前記照射される紫外線は、少なく
とも270nm以下の波長を有する上記(15)に記載
の光記録ディスク。
【0027】(17)前記紫外線の照射の際に、前記記
録層形成面をオゾンにさらす上記(15)または(16
)に記載の光記録ディスク。
【0028】(18)前記保護コートは、放射線硬化型
化合物を紫外線硬化したものである上記(15)ないし
(17)のいずれかに記載の光記録ディスク。
【0029】
【作用】本発明の好ましくはオゾンの共存を伴う、例え
ば254nmの紫外線照射により、環状オレフィンの重
合体中の表面には、カルボキシ基、アルデヒド基等のカ
ルボニル基や、水酸基などが導入される。そして、これ
らカルボニル基等の導入により、表面の水との接触角は
、90°程度から、60°以下にまで低下し、樹脂塗膜
との接着性が格段と向上する。
【0030】ところで、ポリカーボネートでは、300
nm〜400nmの紫外線(近紫外線)照射により表面
改質を行なうことが知られている。しかし、ポリカーボ
ネートでは、300〜400nmの紫外線照射によって
官能基は生成するが、接触角の低下は認められない。ま
た、ポリカーボネートでは、近紫外線の照射により耐溶
剤性が低下してしまい、実用には不適である。
【0031】一方、特開平3−63946号公報には、
光磁気記録ディスクの記録層を含む構成層の最表面(A
l Ti、SiN等)に紫外線−オゾン照射を行ない、
この最表面上に形成されるアクリル系紫外線硬化保護コ
ートとの接着性を向上させる旨が記載されている。しか
し、この公報には、環状オレフィンの重合体に紫外線を
照射したとき、カルボキシ基等が導入され、これにより
接触角が低下し、樹脂塗膜との接着性が向上する旨は示
唆すらされていない。
【0032】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
【0033】本発明において、透明樹脂被覆は、環状オ
レフィンの重合体表面に形成される。本発明が適用可能
な環状オレフィンの重合体としては、公知の種々のもの
であってよいが、特に光ディスク用基板として有用な環
状オレフィンの重合体としては、前記化3をくり返し構
造単位とするアモルファスの環状ポリオレフィンである
ことが好ましい。
【0034】前記化3においては、R1 およびR2 
は、炭化水素残基であるが、特に、炭素数1〜5の非置
換のアルキル基であることが好ましい。用いる環状ポリ
オレフィンは、このような化3のくり返し単位のみから
なるホモポリマーであることが好ましいが、R1 、R
2 の異なる化3のくり返し単位の複数からなるコポリ
マーであってもよい。そして、その数平均分子量は、5
千〜10万、特に1万〜4万であることが好ましい。
【0035】このような環状ポリオレフィンは、別途常
法に従い重合を行なって用いてもよく、また、例えば日
本ゼオン社製Zeonex 280等として市販されて
いるものを用いてもよい。
【0036】また、環状オレフィンの重合体としては、
特開平2−257446号等に記載された前記化4の環
状オレフィンとエチレンとの共重合体の好ましくはブレ
ンド体も好適である。前記化4で表わされる環状オレフ
ィンは、シクロペンタジエン類とこれに相応するオレフ
ィン類とをディールス・アルダー反応で縮合させて合成
すればよい。
【0037】化4で表わされる環状オレフィンとして具
体的には、テトラシクロ[4、4、0、12、5 、1
7、10]−3−ドデセン(1、4、5、8−ジメタノ
−1、2、3、4、4a、5、8、8a−オクタヒドロ
ナフタレン)、2−メチル−1、4、5、8−ジメタノ
−1、2、3、4、4a、5、8、8a−オクタヒドロ
ナフタレン、2−エチル−1、4、5、8−ジメタノ−
1、2、3、4、4a、5、8、8a−オクタヒドロナ
フタレン、2−プロピル−1、4、5、8−ジメタノ−
1、2、3、4、4a、5、8、8a−オクタヒドロナ
フタレン、2−ヘキシル−1、4、5、8−ジメタノ−
1、2、3、4、4a、5、8、8a−オクタヒドロナ
フタレン、2、3−ジメチル−1、4、5、8−ジメタ
ノ−1、2、3、4、4a、5、8、8a−オクタヒド
ロナフタレン、2−メチル−3−エチル−1、4、5、
8−ジメタノ−1、2、3、4、4a、5、8、8a−
オクタヒドロナフタレン、2−クロロ−1、4、5、8
−ジメタノ−1、2、3、4、4a、5、8、8a−オ
クタヒドロナフタレン、2−ブロモ−1、4、5、8−
ジメタノ−1、2、3、4、4a、5、8、8a−オク
タヒドロナフタレン、2−フルオロ−1、4、5、8−
ジメタノ−1、2、3、4、4a、5、8、8a−オク
タヒドロナフタレン、2、3−ジクロロ−1、4、5、
8−ジメタノ−1、2、3、4、4a、5、8、8a−
オクタヒドロナフタレン、2−シクロヘキシル−1、4
、5、8−ジメタノ−1、2、3、4、4a、5、8、
8a−オクタヒドロナフタレン、2−n−ブチル−−1
、4、5、8−ジメタノ−1、2、3、4、4a、5、
8、8a−オクタヒドロナフタレン、2−イソブチル−
1、4、5、8−ジメタノ−1、2、3、4、4a、5
、8、8a−オクタヒドロナフタレンなどのオクタヒド
ロナフタレン類などの化合物を挙げることができる。
【0038】さらに、化4で表わされる環状オレフィン
の例としては、以下に記載する化合物を挙げることがで
きる。ビシクロ[2、2、1]ヘプト−2−エン、6−
メチルビシクロ[2、2、1]ヘプト−2−エン、5、
6−ジメチルビシクロ[2、2、1]ヘプト−2−エン
、1−メチルビシクロ[2、2、1]ヘプト−2−エン
、6−エチルビシクロ[2、2、1]ヘプト−2−エン
、6−n−ブチルビシクロ[2、2、1]ヘプト−2−
エン、6−イソブチルビシクロ[2、2、1]ヘプト−
2−エン、7−メチルビシクロ[2、2、1]ヘプト−
2−エン、などのようなビシクロ[2、2、1]ヘプト
−2−エン誘導体;テトラシクロ[4、4、0、12、
5 、17、10]−3−ドデセン、5、10−ジメチ
ルテトラシクロ[4、4、0、12、5 、17、10
]−3−ドデセン、2、10−ジメチルテトラシクロ[
4、4、0、12、5 、17、10]−3−ドデセン
、11、12−ジメチルテトラシクロ[4、4、0、1
2、5 、17、10]−3−ドデセン、2、7、9−
トリメチルテトラシクロ[4、4、0、12、5 、1
7、10]−3−ドデセン、9−エチル−2、7−ジメ
チルテトラシクロ[4、4、0、12、5 、17、1
0]−3−ドデセン、9−イソブチル−2、7−ジメチ
ルテトラシクロ[4、4、0、12、5 、17、10
]−3−ドデセン、9、11、12−トリメチルテトラ
シクロ[4、4、0、12、5 、17、10]−3−
ドデセン、9−エチル−11、12−ジメチルテトラシ
クロ[4、4、0、12、5 、17、10]−3−ド
デセン、9−イソブチル−11、12−ジメチルテトラ
シクロ[4、4、0、12、5 、17、10]−3−
ドデセン、5、8、9、10−テトラメチルテトラシク
ロ[4、4、0、12、5 、17、10]−3−ドデ
セン、8−メチルテトラシクロ[4、4、0、12、5
 、17、10]−3−ドデセン、8−エチルテトラシ
クロ[4、4、0、12、5 、17、10]−3−ド
デセン、8−プロピルテトラシクロ[4、4、0、12
、5 、17、10]−3−ドデセン、8−ヘキシルテ
トラシクロ[4、4、0、12、5 、17、10]−
3−ドデセン、8−ステアリルテトラシクロ[4、4、
0、12、5 、17、10]−3−ドデセン、8、9
−ジメチルテトラシクロ[4、4、0、12、5 、1
7、10]−3−ドデセン、8−メチル−9−エチルテ
トラシクロ[4、4、0、12、5 、17、10]−
3−ドデセン、8−クロロテトラシクロ[4、4、0、
12、5 、17、10]−3−ドデセン、8−ブロモ
テトラシクロ[4、4、0、12、5 、17、10]
−3−ドデセン、8−フルオロテトラシクロ[4、4、
0、12、5 、17、10]−3−ドデセン、8、9
−ジクロロテトラシクロ[4、4、0、12、5 、1
7、10]−3−ドデセン、8−シクロヘキシルテトラ
シクロ[4、4、0、12、5 、17、10]−3−
ドデセン、8−イソブチルテトラシクロ[4、4、0、
12、5 、17、10]−3−ドデセン、8−ブチル
テトラシクロ[4、4、0、12、5 、17、10]
−3−ドデセン、8−エチリデンテトラシクロ[4、4
、0、12、5 、17、10]−3−ドデセン、8−
エチリデン−9−メチルテトラシクロ[4、4、0、1
2、5 、17、10]−3−ドデセン、8−エチリデ
ン−9−エチルテトラシクロ[4、4、0、12、5 
、17、10]−3−ドデセン、8−エチリデン−9−
イソプロピルテトラシクロ[4、4、0、12、5 、
17、10]−3−ドデセン、8−エチリデン−9−ブ
チルテトラシクロ[4、4、0、12、5 、17、1
0]−3−ドデセン、8−n−プロピリデンテトラシク
ロ[4、4、0、12、5 、17、10]−3−ドデ
セン、8−n−プロピリデン−9−メチルテトラシクロ
[4、4、0、12、5 、17、10]−3−ドデセ
ン、8−n−プロピリデン−9−エチルテトラシクロ[
4、4、0、12、5 、17、10]−3−ドデセン
、8−n−プロピリデン−9−イソプロピルテトラシク
ロ[4、4、0、12、5 、17、10]−3−ドデ
セン、8−n−プロピリデン−9−ブチルテトラシクロ
[4、4、0、12、5 、17、10]−3−ドデセ
ン、8−イソプロピリデンテトラシクロ[4、4、0、
12、5 、17、10]−3−ドデセン、8−イソプ
ロピリデン−9−メチルテトラシクロ[4、4、0、1
2、5 、17、10]−3−ドデセン、8−イソプロ
ピリデン−9−エチルテトラシクロ[4、4、0、12
、5 、17、10]−3−ドデセン、8−イソプロピ
リデン−9−イソプロピルテトラシクロ[4、4、0、
12、5 、17、10]−3−ドデセン、8−イソプ
ロピリデン−9−ブチルテトラシクロ[4、4、0、1
2、5 、17、10]−3−ドデセン、などのテトラ
シクロ[4、4、0、12、5 、17、10]−3−
ドデセン誘導体;ヘキサシクロ[6、6、1、13、6
 、110、13 、02、7 、09、14]−4−
ヘプタデセン、12−メチルヘキサシクロ[6、6、1
、13、6 、110、13 、02、7 、09、1
4]−4−ヘプタデセン、12−エチルヘキサシクロ[
6、6、1、13、6 、110、13 、02、7 
、09、14]−4−ヘプタデセン、12−イソブチル
ヘキサシクロ[6、6、1、13、6 、110、13
 、02、7 、09、14]−4−ヘプタデセン、1
、6、10−トリメチル−12−イソブチルヘキサシク
ロ[6、6、1、13、6 、110、13 、02、
7 、09、14]−4−ヘプタデセン、などのヘキサ
シクロ[6、6、1、13、6 、110、13 、0
2、7 、09、14]−4−ヘプタデセン誘導体;オ
クタシクロ[8、8、0、12、9 、14、7 、1
11、18 、113、16 、03、8 、012、
17 ]−5−ドコセン、15−メチルオクタシクロ[
8、8、0、12、9 、14、7 、111、18 
、113、16、03、8 、012、17 ]−5−
ドコセン、15−エチルオクタシクロ[8、8、0、1
2、9 、14、7 、111、18 、113、16
、03、8 、012、17 ]−5−ドコセン、など
のオクタシクロ[8、8、0、12、9 、14、7 
、111、18 、113、16 、03、8 、01
2、17 ]−5−ドコセン誘導体;ペンタシクロ[6
、6、1、13、6 、02、7 、09、14]−4
−ヘキサデセン、1、3−ジメチルペンタシクロ[6、
6、1、13、6 、02、7 、09、14]−4−
ヘキサデセン、1、6−ジメチルペンタシクロ[6、6
、1、13、6 、02、7 、09、14]−4−ヘ
キサデセン、15、16−ジメチルペンタシクロ[6、
6、1、13、6 、02、7 、09、14]−4−
ヘキサデセン、などのペンタシクロ[6、6、1、13
、6 、02、7、09、14]−4−ヘキサデセン誘
導体;ヘプタシクロ[8、7、0、12、9 、14、
7 、111、17 、03、8 、012、16 ]
−5−イコセン、ヘプタシクロ[8、7、0、12、9
 、14、7 、111、17 、03、8 、012
、16 ]−5−ヘンエイコセン、などのヘプタシクロ
−5−イコセン誘導体あるいはヘプタシクロ−5−ヘン
エイコセン誘導体;トリシクロ[4、3、0、12、5
]−3−デセン、2−メチルトリシクロ[4、3、0、
12、5 ]−3−デセン、5−メチル−トリシクロ[
4、3、0、12、5 ]−3−デセン、などのトリシ
クロ[4、3、0、12、5 ]−3−デセン誘導体;
トリシクロ[4、4、0、12、5 ]−3−ウンデセ
ン、10−メチル−トリシクロ[4、4、0、12、5
 ]−3−ウンデセン、などのトリシクロ[4、4、0
、12、5 ]−3−ウンデセン誘導体;ペンタシクロ
[6、5、1、13、6 、02、7 、09、13]
−4−ペンタデセン、1、3−ジメチル−ペンタシクロ
[6、5、1、13、6 、02、7 、09、13]
−4−ペンタデセン、1、6−ジメチルペンタシクロ[
6、5、1、13、6 、02、7 、09、13]−
4−ペンタデセン、14、15−ジメチルペンタシクロ
[6、5、1、13、6 、02、7 、09、13]
−4−ペンタデセン、などのペンタシクロ[6、5、1
、13、6 、02、7 、09、13]−4−ペンタ
デセン誘導体;ペンタシクロ[6、5、1、13、6 
、02、7 、09、13]−4、10−ペンタデカジ
エン誘導体;ペンタシクロ[4、7、0、12、5 、
08、13、09、12]−3−ペンタデセン、メチル
置換ペンタシクロ[4、7、0、12、5、08、13
、09、12]−3−ペンタデセン、などのペンタシク
ロ[4、7、0、12、5 、08、13、09、12
]−3−ペンタデセン誘導体;ヘプタシクロ[7、8、
0、13、6 、02、7 、110、17 、011
、16 、112、15 ]−4−エイコセン、ジメチ
ル置換ヘプタシクロ[7、8、0、13、6 、02、
7 、110、17 、011、16、112、15 
]−4−エイコセン、などのヘプタシクロ[7、8、0
、13、6 、02、7 、110、17 、011、
16 、112、15 ]−4−エイコセン誘導体;ノ
ナシクロ[9、10、1、14、7 、03、8 、0
2、10、012、21 、113、20 、014、
19 、115、18 ]−5−ペンタコセン、トリメ
チル置換ノナシクロ[9、10、1、14、7 、03
、8 、02、10、012、21、013、20 、
014、19 、115、18 ]−5−ペンタコセン
、などのノナシクロ[9、10、1、14、7 、03
、8 、02、10、012、21 、013、20 
、014、19 、115、18 ]−5−ペンタコセ
ン誘導体。
【0039】化4の環状オレフィンの重合体は、エチレ
ンと前記化4で表わされる環状オレフィンを必須成分と
するものであるが、この他、必要に応じて他の共重合可
能な不飽和単量体成分を含有させてもよい。例えばプロ
ピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−
ヘキセン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセ
ン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコ
センなどの炭素原子数が3〜20のα−オレフィンなど
を挙げることができる。
【0040】これら環状オレフィンの重合体を1種用い
るか、または2種以上をブレンドして用いて、基板材質
とする。このような1種以上の環状オレフィン共重合体
は、特開昭60−168708号公報、特開昭61−1
20816号公報、特開昭61−115912号公報、
特開昭61−115916号公報、特願昭61−959
05号公報、特願昭61−90906号公報、特開昭6
1−271308号公報、特開昭61−272216号
公報などの方法に従い適宜条件を選択することにより、
製造することができる。
【0041】また、環状オレフィンのランダム共重合体
とともに、化4で表わされる環状オレフィンが開環重合
することにより形成される繰り返し単位を含む重合体、
もしくは共重合体が含まれていてもよく、さらに、この
繰り返し単位を水添することにより形成される繰り返し
単位を含む重合体あるいは共重合体が含まれていてもよ
い。
【0042】さらに、これら各種環状オレフィンの重合
体には酸化防止剤や安定剤が含有されていてもよい。こ
のような環状オレフィンの重合体は、常法に従い射出成
形等により、光ディスクの基板等の透明成形体とすれば
よい。
【0043】このような環状オレフィンの重合体には、
紫外線照射が行なわれる。酸素は、紫外線を吸収してオ
ゾンを生成し、オゾン生成波長は180nm程度である
。 また、オゾンの吸収帯は260nm程度に中心をもつ。 本発明では、酸素の存在下、260nm程度以下の波長
をもつ紫外線を照射すればよい。この場合、180nm
程度近辺と260nm程度近辺の波長が共存すると、オ
ゾンの連続的な生成と分解が起こる。このオゾンの生成
と分解に際しては、原子状の酸素が生成して、好ましい
結果を得る。
【0044】従って、光源は、少なくとも270nm程
度以下、特に250〜270nm程度範囲に波長成分を
もち、さらにこれに加え、170〜190nm程度の範
囲に波長成分をもつものが好ましく、波長184.9n
mおよび253.7nmの波長の紫外光を出す低圧水銀
灯が特に好適である。また、中圧や高圧水銀灯が使用で
きる場合もある。また、光源は、50〜5,000W、
程度とし、光源と試料との距離は3〜500mm程度と
することが好ましい。そして、照射時間は、0.5〜3
0分程度とすることが好ましい。
【0045】また、紫外線照射雰囲気としては、通常、
常圧の清浄な空気または酸素を用いればよい。雰囲気の
紫外線照射前の酸素分圧は、0.05〜1気圧程度、特
に大気中程度であればよい。また、試料温度は、120
℃以下、より好ましくは室温100℃程度であることが
好ましい。
【0046】このようにして、雰囲気中の酸素、あるい
はオゾンや、原子状の酸素等により、環状オレフィンの
重合体の基板等の表層部には、特に比較的低分子量の重
合体や、その解裂に伴い、極性基が導入される。極性基
の存在は、フーリエ変換赤外線吸収スペクトル(FTI
R)や、ESCAスペクトルによって確認される。この
場合、極性基としては、カルボニルCOを含有するカル
ボキシ基COOH、アルデヒド基CHOや、水酸基OH
の1種以上の生成が確認される。
【0047】より具体的には、IRにて1740〜17
20cm−1、特に1729cm−1のO=C−OH吸
収、1725〜1700cm−1、特に1712cm−
1のO=C−H吸収が紫外線照射時間に対応して増大す
る。
【0048】また、ESCAでは、下記の酸素および炭
素のケミカルシフトが紫外線照射時間とともに増大する
【0049】
【0050】このようなカルボキシ基等の導入により、
環状オレフィンの重合体の表面の水との接触角は、紫外
線照射前の90〜100°から60°以下、特に30〜
50°に低下し、樹脂被覆との接着性が格段と向上する
。そして、このような接着性は、紫外線波長が270n
m以下となると臨界的に向上する。このような紫外線照
射による前処理後に、環状オレフィンの重合体には、透
明樹脂の被覆を形成する。本発明の紫外線照射によって
、重合体の光学特性、例えば透明性、複屈折等には何ら
変化がないので、接着が高く、しかも光学的特性に何ら
影響を与えない透明樹脂のハードコート等の被覆が実現
する。
【0051】被覆を構成する樹脂材質には特に制限はな
いが、より簡便に、しかも良好な膜物性をもち、さらに
は接着力が格段と向上する点で、放射線、特に紫外線硬
化型化合物の塗膜を放射線、特に紫外線照射により硬化
したものであることが好ましい。そして、放射線、特に
紫外線硬化型化合物としては、特にアクリル基を有する
ものや、エポキシ樹脂と光カチオン重合触媒とを含有す
るものなどが、接着力向上の点で好ましく、これに他の
放射線、特に紫外線硬化型化合物や他の樹脂成分、光重
合開始剤、増感剤等を含有する塗布組成物を用いること
が好ましい。これらについては、後に詳述する。
【0052】被覆の厚さは一般に1〜30μm 程度と
する。そして、各種光ディスク、各種レンズ、ミラー、
フィルター等の光学部品や、透明カバー、透明ケーシン
グ等に適用可能である。
【0053】次に、本発明の被覆形成方法を、光ディス
クに適用した場合について説明する。
【0054】本発明の光ディスクは、情報を予め担持し
ている再生専用の光ディスク、および光記録により情報
を担持させうる記録層を有する光記録ディスクの双方を
指す。ただし、ここでは好適例として図1に示される光
磁気記録ディスクを例に挙げて説明する。図1に示され
る光磁気記録ディスク1は基板2表面上に、保護層4、
中間層5、記録層6、保護層7および保護コート8を順
次有する。この際、ディスク表面、すなわち基板2の裏
面側には、ハードコート3が設けられる。ハードコート
3は、各構成層設層前に予め形成しておくことが好まし
い。
【0055】このようなハードコート3は、前記のとお
り、特に、放射線硬化型化合物やその重合用組成物を、
放射線硬化させた物質から構成されることが好ましい。 このようなものとしては、イオン化エネルギーに感応し
、ラジカル重合性を示す不飽和二重結合を有するアクリ
ル酸、メタクリル酸、あるいはそれらのエステル化合物
のようなアクリル系二重結合、ジアリルフタレートのよ
うなアリル系二重結合、マレイン酸、マレイン酸誘導体
等の不飽和二重結合等の放射線照射による架橋あるいは
重合する基を分子中に含有または導入したモノマー、オ
リゴマーおよびポリマー等を挙げることができる。これ
らは多官能、特に3官能以上であることが好ましく、1
種のみ用いても2種以上併用してもよい。
【0056】放射線硬化性モノマーとしては、分子量2
000未満の化合物が、オリゴマーとしては分子量20
00〜10000のものが好適である。これらはスチレ
ン、エチルアクリレート、エチレングリコールジアクリ
レート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチ
レングリコールジアクリレート、ジエチレングリコール
メタクリレート、1,6−ヘキサングリコールジアクリ
レート、1,6−ヘキサングリコールジメタクリレート
等も挙げられるが、特に好ましいものとしては、ペンタ
エリスリトールテトラアクリレート(メタクリレート)
 、ペンタエリスリトールアクリレート(メタクリレー
ト) 、トリメチロールプロパントリアクリレート(メ
タクリレート) 、トリメチロールプロパンジアクリレ
ート(メタクリレート)、ウレタンエラストマー(ニッ
ポラン4040)のアクリル変性体、あるいはこれらの
ものにCOOH等の官能基が導入されたもの、フェノー
ルエチレンオキシド付加物のアクリレート(メタクリレ
ート) 、特願昭62−072888号に示されるペン
タエリスリトール縮合環にアクリル基(メタクリル基)
またはε−カプロラクトン−アクリル基のついた化合物
、および特願昭62−072888号に示される特殊ア
クリレート類等のアクリル基含有モノマーおよび/また
はオリゴマーが挙げられる。この他、放射線硬化性オリ
ゴマーとしては、オリゴエステルアクリレートやウレタ
ンエラストマーのアクリル変性体、あるいはこれらのも
のにCOOH等の官能基が導入されたもの等が挙げられ
る。
【0057】また、上記の化合物に加えて、あるいはこ
れにかえて熱可塑性樹脂を放射線感応変性することによ
って得られる放射線硬化型化合物を用いてもよい。この
ような放射線硬化性樹脂の具体例としては、ラジカル重
合性を示す不飽和二重結合を有するアクリル酸、メタク
リル酸、あるいはそれらのエステル化合物のようなアク
リル系二重結合、ジアリルフタレートのようなアリル系
二重結合、マレイン酸、マレイン酸誘導体等の不飽和結
合等の、放射線照射による架橋あるいは重合する基を熱
可塑性樹脂の分子中に含有、または導入した樹脂である
。放射線硬化性樹脂に変性できる熱可塑性樹脂の例とし
ては、塩化ビニル系共重合体、飽和ポリエスルテル樹脂
、ポリビニルアルコール系樹脂、エポキシ系樹脂、フェ
ノキシ系樹脂、繊維素誘導体等を挙げることができる。 その他、放射線感応変性に用いることのできる樹脂とし
ては、多官能ポリエステル樹脂、ポリエーテルエステル
樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂および誘導体(PVP
オレフィン共重合体)、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹
脂、フェノール樹脂、スピロアセタール樹脂、水酸基を
含有するアクリルエステルおよびメタクリルエステルを
重合成分として少くとも一種含むアクリル系樹脂等も有
効である。
【0058】重合用塗布組成物は放射線照射、特に紫外
線照射により硬化されるので、重合用組成物中には光重
合開始剤ないし増感剤が含有されることが好ましい。用
いる光重合開始剤ないし増感剤に特に制限はなく、例え
ば、アセトフェノン系、ベンゾイン系、ベンゾフェノン
系、チオキサントン系等の通常のものから適宜選択すれ
ばよい。なお、光重合開始剤ないし増感剤として、複数
の化合物を併用してもよい。重合用組成物中における光
重合開始剤の含有量は、通常0.5〜5重量%程度とす
ればよい。このような透明樹脂製ハードコートを形成す
るための重合用組成物は、常法に従い合成してもよく、
市販の化合物を用いて調製してもよい。
【0059】ハードコート3を形成するための放射線硬
化型化合物を含有する組成物としては、エポキシ樹脂お
よび光カチオン重合触媒を含有する組成物も好適に使用
される。
【0060】エポキシ樹脂としては、脂環式エポキシ樹
脂が好ましく、特に、分子内に2個以上のエポキシ基を
有するものが好ましい。
【0061】脂環式エポキシ樹脂としては、3,4−エ
ポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロ
ヘキサンカルボキシレート、ビス−(3,4−エポキシ
シクロヘキシルメチル)アジペート、ビス−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)アジペート、2−(3,4−
エポキシシクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4−エ
ポキシ)シクロヘキサン−メタ−ジオキサン、ビス(2
,3−エポキシシクロペンチル)エーテル、ビニルシク
ロヘキセンジオキシド等の1種以上が好ましい。脂環式
エポキシ樹脂のエポキシ当量に特に制限はないが、良好
な硬化性が得られることから、60〜300、特に10
0〜200であることが好ましい。
【0062】光カチオン重合触媒は、公知のいずれのも
のを用いてもよく、特に制限はない。例えば、1種以上
の金属フルオロホウ酸塩および三フッ化ホウ素の錯体、
ビス(ペルフルオロアルキルスルホニル)メタン金属塩
、アリールジアゾニウム化合物、6A族元素の芳香族オ
ニウム塩、5A族元素の芳香族オニウム塩、3A族〜5
A族元素のジカルボニルキレート、チオピリリウム塩、
MF6 アニオン(ただしMは、P、AsまたはSb)
を有する6A族元素、トリアリールスルホニウム錯塩、
芳香族イオドニウム錯塩、芳香族スルホニウム錯塩等を
用いることができ、特に、ポリアリールスルホニウム錯
塩、ハロゲン含有錯イオンの芳香族スルホニウム塩また
はイオドニウム塩、3A族元素、5A族元素および6A
族元素の芳香族オニウム塩の1種以上を用いることが好
ましい。
【0063】また、有機金属化合物と光分解性を有する
有機けい素化合物とを含有する光カチオン重合触媒も用
いることができる。このような光カチオン重合触媒は非
強酸系であるため、光磁気記録ディスク等の腐食性の高
い記録層に対する悪影響を避けることができる。有機金
属化合物としては、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co
、Ni、Cu、Zn、Al 、Zr等の金属原子に、ア
ルコキシ基、フェノキシ基、β−ジケトナト基等が結合
した錯体化合物が好ましい。これらのうち特に有機アル
ミニウム化合物が好ましく、具体的には、トリスメトキ
シアルミニウム、トリスプロピオナトアルミニウム、ト
リストリフルオロアセチルアルミニウム、トリスエチル
アセトアセトナトアルミニウムが好ましい。
【0064】光分解性を有する有機けい素化合物は、紫
外線等の光照射によりシラノールを生じるものであり、
ペルオキシシラノ基、o−ニトロベンジル基、α−ケト
シリル基等を有するけい素化合物が好ましい。
【0065】組成物中の光カチオン重合触媒の含有量は
、エポキシ樹脂100重量部に対し、0.05〜0.7
重量部、特に0.1〜0.5重量部であることが好まし
い。
【0066】ハードコート3を形成するには、例えば下
記のようにすればよい。まず、前記したようなハードコ
ート用組成物の塗膜を少なくとも基板2裏面上に形成す
る。塗膜の形成方法に特に制限はなく、通常、スピンナ
ーコート、グラビア塗布、スプレーコート、ディッピン
グ等、種々の公知の方法を組み合わせて形成すればよい
。この際の塗布条件は、重合用組成物の粘度、目的とす
る塗膜厚さ等を考慮して適宜決定すればよい。
【0067】次いで、塗膜を加熱する。加熱温度は、通
常、60〜90℃程度とすればよい。そして、加熱後に
、紫外線を照射して塗膜を硬化する。なお、場合によっ
ては、加熱せずに紫外線を照射してもよく、紫外線のか
わりに電子線等を照射してもよい。
【0068】塗膜に照射する紫外線強度は、通常、50
mW/cm2程度以上、照射量は、通常、500〜20
00mJ/cm2程度とすればよい。また、紫外線源と
しては、水銀灯などの通常のものを用いればよい。紫外
線の照射により、上記各化合物はラジカル重合する。
【0069】硬化後の塗膜の厚さ、すなわちハードコー
ト3の厚さは、1〜30μm 、特に3〜10μm で
あることが好ましい。膜厚が薄すぎると一様な膜を形成
することが困難となり、耐久性が不十分となってくる。 また、厚すぎると、硬化の際の収縮によりクラックが生
じたり、ディスクに反りが発生し易くなってくる。
【0070】このようなハードコート3を塗布した基板
2の記録光および再生光に対する透過率は、80%以上
、特に85%以上であることが好ましい。なお、両面記
録型の光磁気記録ディスクでは、両基板にハードコート
を設ける。また、ハードコートは、ディスク主面のみに
限らず、外周側面や内周側面にも形成されていてもよい
【0071】基板2の材質としては、前記のとおり、環
状オレフィンの重合体を用いる。そして、基板2の記録
層設層側の表層部にはスキン層が存在し、このスキン層
の熱軟化点は、140℃以下、特に100〜140℃、
より好ましくは100〜135℃、さらに好ましくは1
10〜135℃であることが好ましい。熱軟化点140
℃以下のスキン層を設けることによって、ハードコート
の接着性はさらに向上する。ただし、熱軟化点が低くな
りすぎると、成膜時の耐熱性に問題が生じたり、寸法精
度が低下してきたりする。
【0072】この場合、表層部のスキン層の熱軟化点と
は、下記のように測定された温度である。まず、被検基
板の上に針を置いて、5g 程度の荷重を加え、昇温速
度2℃/min 程度で、30℃程度から昇温していっ
て、針の進入量を測定する。針の断面は直径1mm程度
の円柱形とする。このように測定される温度と針進入量
との関係が図2に示される。図2に示されるように、本
発明の基板では、針進入量の温度特性プロファイルにお
いて、第1の屈曲点と第2の屈曲点とが生じる。
【0073】例えば、注型基板や、ある種の射出成形基
板では、針進入量の温度特性には1つの屈曲点しか現わ
れないか、あるいは第1の屈曲点はわずかにしか現われ
ない。また、第1の屈曲点によって生じる1段目の針進
入量は、概ね200μm程度以下である。従って、これ
らから第1の屈曲点は、基板表層のスキン層の軟化点に
由来するものと考えられる。そこで、温度特性プロファ
イルの第1の屈曲点近傍にて、針進入前の直線部と、1
段目の進入時の直線部との交点をT1 とし、これをス
キン層の熱軟化点T1 と定義する。そして、このT1
 を前記のとおり規制するものである。
【0074】一方、第2の屈曲点近傍においても、1段
目の進入時と2段目の進入時との直線部の交点をT2 
とし、これを第2の熱軟化点T2と定義する。この第2
の熱軟化点T2 は、基板中心部での熱軟化点であると
考えられる。そして、この第2の熱軟化点T2 は、第
1の熱軟化点T1 より10℃以上、より好ましくは1
0〜50℃高い温度であり、140℃以上、特に145
〜180℃の温度であると好ましい。これにより、寸法
精度や機械的特性や耐熱性等がすぐれたものとなる。
【0075】なお、スキン層は、基板表層部断面のSE
M像からも、周囲と色の異なる層として確認でき、その
厚さは、一般に1〜200μm、特に10〜100μm
程度であると考えられる。また、前記の針進入量の温度
特性プロファイルは、TMA(熱機械分析装置、サーモ
メカニカルアナライザー)として市販されている各種装
置、例えばデュポン社製943熱機械分析装置等によっ
て測定すればよい。
【0076】このようなスキン層を形成するには、特に
環状オレフィンの重合体を射出成形して基板を形成する
ことが好ましい。そして、射出圧を250〜400kg
/cm2程度に設定することが好ましい。また、溶融温
度は300〜400℃程度、金型温度は80〜120℃
程度とし、その他、保圧や型締力等は通常の条件とすれ
ばよい。
【0077】なお、基板2の記録層6形成面には、トラ
ッキング用のグルーブが形成されていてもよい。
【0078】図1に示される光磁気記録ディスクにおい
て、基板2上には、下地層としての保護層4、中間層5
を介して記録層6が形成されている。中間層5は、C/
N比を向上させるために設けられ、各種誘電体物質から
形成されることが好ましく、その層厚は30〜150n
m程度であることが好ましい。
【0079】また保護層4とともに記録層6の上にも保
護層7を設けることもできる。併用する場合には、保護
層4と保護層7の組成は同一であっても異っていてもよ
い。必要に応じて設けられる保護層4および保護層7は
、記録層6の耐食性向上のために設けられるものであり
、これらは少なくとも一方、好ましくは両方が設けられ
ることが好ましい。これら保護層は、各種酸化物、炭化
物、窒化物、硫化物あるいはこれらの混合物からなる無
機薄膜から構成されることが好ましい。また、保護層4
、7は、上記の中間層材質で形成してもよい。保護層の
層厚は30〜300nm程度であることが耐食性向上の
点から好ましい。このような保護層4、7や中間層5は
、スパッタ、蒸着、イオンプレーティング等の各種気相
成膜法、特にスパッタによって形成されることが好まし
い。
【0080】記録層6は、変調された熱ビームあるいは
変調された磁界により、情報が磁気的に記録されるもの
であり、記録情報は磁気−光変換して再生されるもので
ある。記録層6は、光磁気記録が行なえるものであれば
その材質に特に制限はないが、希土類金属元素を含有す
る合金、特に希土類金属と遷移金属との合金を、スパッ
タ、蒸着、イオンプレーティング等、特にスパッタによ
り、非晶質膜として形成したものであることが好ましい
。希土類金属としては、Tb、Dy、Nd、Gd、Sm
、Ceのうちの1種以上を用いることが好ましい。遷移
金属としては、FeおよびCoが好ましい。この場合、
FeとCoの総含有量は、65〜85at%であること
が好ましい。そして、残部は実質的に希土類金属である
【0081】好適に用いられる記録層の組成としては、
TbFeCo、DyTbFeCo、NdDyFeCo、
NdGdFeCo等がある。なお、記録層中には、10
at%以下の範囲でCr、Al、Ti、Pt、Si、M
o、Mn、V、Ni、Cu、Zn、Ge、Au等が含有
されてもよい。また、10at%以下の範囲で、Sc、
Y、La、Ce、Pr、Pm、Sm、Eu、Ho、Er
、Tm、Yb、Lu等の他の希土類金属元素を含有して
もよい。このような記録層6の層厚は、通常、10〜1
000nm程度である。そして、保護層7上には金属製
の反射層が設けられていてもよい。
【0082】このような記録層6や、下地層としての保
護層4や中間層5をスパッタ等の気相成膜法で設層して
も、前記のスキン層により、記録層や下地層等の基板2
からの膜はがれを効果的に防止することができる。
【0083】保護層7上には、保護コート8が設層され
ることが好ましい。保護コート8は、例えば紫外線硬化
樹脂等の各種樹脂材質から、通常は、0.1〜100μ
m程度の厚さに設層すればよい。保護コート8は、層状
であってもシート状であってもよい。保護コート8は、
特に放射線硬化型化合物および光重合増感剤ないし開始
剤を含有する塗膜を放射線、特に紫外線硬化したもので
あることが好ましい。このような放射線硬化型化合物と
しては、前述のアクリル基を含有するものが好ましい。 そして、前記ハードコートと同様にして、光重合増感剤
ないし開始剤が添加され、好ましくは紫外線硬化される
【0084】このような場合、基板上に各構成層を気相
法により形成したのち、構成層最上層(保護層7)表面
と、記録層形成側の基板の構成層が形成されていない領
域とに、前記の好ましくはオゾンを共存させた状態での
紫外線照射を施すことが好ましい。これによって、保護
コート8の密着性が向上する。紫外線照射条件は前記と
同様である。
【0085】また本発明は、この他、いわゆる相変化型
等の記録層を有し、反射率変化により記録・再生を行な
う光記録ディスクにも適用することができる。さらには
、色素の塗布膜等を記録層とし、この上に空隙を設けて
内封したり、色素層上に反射層を密着して積層した光記
録ディスクであってもよい。特に、密着型のものはコン
パクトディスク(CD)規格対応やビデオディスク用の
光記録ディスク等として好適であるが、このものでは、
スキン層の生成により、感度やC/Nが向上する。 密着型の色素層を有するものや、相変化型のものは、上
記の保護コートを設けることが好ましい。このとき、前
記と同様、保護コート形成前に紫外線照射処理を施して
おくことが好ましい。
【0086】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0087】実施例1 前記化3において、R1 =R2 =エチルの1,4−
ジメチレン−2,3−ジエチルシクロペンタンをくり返
し単位とし、分子量29,000の環状ポリオレフィン
のペレットを得た。これを350℃にて溶融し、金型温
度100℃、射出圧350kg/cm2で射出成形し、
120mm径、厚さ1.2mmの基板サンプルNo. 
1を得た。
【0088】基板の熱軟化点を、TMAにて下記のよう
に測定した。 針断面:1mm径円柱 荷重:5g 昇温速度:2℃/min
【0089】上記条件にて、針進入量の温度プロファイ
ルを測定し、第1および第2の熱軟化点T1 、T2 
を算出したところ、T1=130℃、T2 =165℃
であった。また、この基板のSEM像から、スキン層の
厚さは100μm程度以下であると考えられた。
【0090】次に、下記の条件で低圧水銀灯を用いて、
基板の記録層形成側裏面から光照射を行った。光照射に
は、市販の紫外線−オゾン洗浄装置を用いた。
【0091】紫外線照射出力          10
0W紫外線照射時間          3分光源と試
料との距離      50mm雰囲気       
           1気圧・空気試料温度    
            室温
【0092】これら紫外
線照射を行なったものおよび行なわなかったものにつき
、ESCAスペクトルを測定した。結果を表1に示す。 表1から、紫外線−オゾン処理により、カルボニルが導
入されたことがわかる。
【0093】
【表1】
【0094】また、FTIRの測定を行ったところ、1
729cm−1のO=C−OHと1712cm−1のO
=C−Hとの吸収が確認された。
【0095】さらに、処理による水との接触角を測定し
たところ、92°が40°に低下していた。
【0096】次いで、上記と同一の処理を施した基板の
記録層形成側裏面および周面に、ハードコート層用組成
物の塗膜を形成し、この塗膜を紫外線硬化してハードコ
ートを形成した。ハードコートは、下記の重合用組成物
中をスピンナーコートにより塗布し、加熱した後、紫外
線を照射して硬化したものであり、硬化後の平均厚さは
5μm とした。
【0097】 重合用組成物   オリゴエステルアクリレート          
      50重量部              
      (分子量5,000)  ポリメチロール
プロパントリアクリレート    50重量部  アセ
トフェノン系光重合開始剤             
   3重量部
【0098】こうして作製したハードコ
ートについて密着性試験を行った。密着性試験はJIS
  K5400の碁盤目試験に準じて行った。すなわち
、サンプルのハードコート上に、直交する縦横11本ず
つの平行線をカッターナイフを用いて2mmの間隔でひ
き、4cm2 の中に100個の升目ができるように碁
盤目状の切傷をつける。 この上にセロハンテープ(ニチバン製)を貼りつけ剥離
評価を行った。
【0099】ハードコート形成直後と、温度80℃、湿
度80%RHの条件下で1000時間保存した後の紫外
線照射処理の有無による密着性を測定した。結果を表1
に示す。なお、表中の100/100は100個の升目
のうち剥離しなかった升目が100個あることを示す。
【0100】
【表2】
【0101】表2に示される結果から、本発明の効果が
明らかである。
【0102】次いで、上記のようにハードコートを形成
した基板の他面上の一定領域に、ガラス製の保護層を高
周波マグネトロンスパッタにより40nmの層厚に設層
した。この保護層上に、SiNx 中間層を高周波マグ
ネトロンスパッタにより層厚80nmに設層した。次に
、この中間層上に、Tb23Fe72Co5 の組成を
有する記録層を、スパッタにより層厚80nmに設層し
た。
【0103】さらに、この記録層上に、前記保護層と同
組成100nmの保護層を高周波マグネトロンスパッタ
により設層し、この保護層上に、保護コートを設層した
。 なお、保護コートは、オリゴエステルアクリレートを含
有するハードコート用組成物と同様の紫外線硬化型樹脂
を塗布した後、紫外線硬化して5μm厚の保護膜とした
【0104】紫外線照射を行なった本発明のディスクは
、良好な記録再生特性を示した。
【0105】なお、以上とは別に紫外光波長と、水との
接触角の関係を調べた。図3に、照射光量を同一とし、
254nmと、365nmとでの接触角の変化を示す。 254nmの光を用いると、カルボニル基が導入され、
図3に示されるように、水との接触角が40°まで低下
するのに対し、365nmではカルボニル基の導入がほ
とんど導入されず、水との接触角も低下しない。この結
果、剥離試験に大きな差を生じた。
【0106】実施例2 特開昭60−168708号公報の記載に従い、テトラ
シクロ[4、4、0、12、5 、17、10]−3−
ドデセン(以下DMON)]とエチレンとをランダム重
合させて、共重合体を得た。
【0107】この2種の共重合体を、ブレンドし、これ
を350℃にて溶融し、金型温度100℃、射出圧35
0kg/cm2で射出成形し、120mm直径、厚さ1
.2mmの基板を得た。この基板のT1 は131℃、
T2 は163℃であった。この基板に、実施例1と同
様の紫外線処理およびハードコート被覆を行ったところ
、前記とほぼ同等の効果が得られた。
【0108】実施例3
【0109】化5の構造の化合物(ダイセル化学工業(
株)製、EHPE−3150、軟化点71℃)30部、
【0110】
【化5】
【0111】3,4−エポキシシクロヘキシメチル−3
,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート60部
、SP−170(旭電化(株)製、光カチオン重合触媒
、プロピレンカーボネート50%希釈品)0.6部を混
合し、紫外線硬化型ハードコート組成物を調整した。
【0112】これを、実施例1の環状ポリオレフィン基
板に、実施例1の紫外線照射を施した後、上記の紫外線
硬化型組成物をスピンコートし、紫外線を照射して硬化
させた。このものの密着性も、実施例1と同等であった
【0113】実施例4 保護コート成膜直前に、記録層形成面に実施例1の紫外
線照射を行った以外は、実施例1と全く同様にして光記
録ディスクを作製した。この紫外線照射により、保護コ
ートの密着性が向上した。
【0114】
【発明の効果】本発明によれば、環状オレフィンの重合
体の基板と、透明樹脂のハードコート等の接着性が格段
と向上し、きわめて高い耐久性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光記録媒体の1例を示す部分断面図で
ある。
【図2】基板の熱軟化点を説明するためのグラフである
【図3】照射紫外線波長による照射時間と、水との接触
角との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1  光記録媒体 2  基板 3  ハードコート 4  保護層 5  中間層 6  記録層 7  保護膜 8  保護コート T1   第1の軟化点 T2   第2の軟化点
【化4】

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  環状オレフィンの重合体の表面に紫外
    線を照射し、次いで、この表面に、透明樹脂の被覆を形
    成することを特徴とする被覆形成方法。
  2. 【請求項2】  前記照射される紫外線は、少なくとも
    270nm以下の波長を有する請求項1に記載の被覆形
    成方法。
  3. 【請求項3】  前記紫外線の照射の際に、前記重合体
    の表面をオゾンにさらす請求項1または2に記載の被覆
    形成方法。
  4. 【請求項4】  前記紫外線照射により、紫外線照射面
    にカルボキシ基、アルデヒド基および水酸基の1種以上
    が導入される請求項1ないし3のいずれかに記載の被覆
    形成方法。
  5. 【請求項5】  前記紫外線照射により、紫外線照射面
    の水との接触角を60°以下に低下させる請求項1ない
    し4のいずれかに記載の被覆形成方法。
  6. 【請求項6】  前記重合体が透明成形体である請求項
    1ないし5のいずれかに記載の被膜形成方法。
  7. 【請求項7】  前記環状オレフィンの重合体が、下記
    化1の繰り返し構造単位を有する請求項1ないし6のい
    ずれかに記載の被覆形成方法。 【化1】
  8. 【請求項8】  前記環状オレフィンの重合体が、下記
    化2の環状オレフィンとエチレンとの共重合体である請
    求項1ないし6のいずれかに記載の被覆形成方法。 【化2】
  9. 【請求項9】  前記透明樹脂の被覆が、放射線硬化型
    化合物の塗膜を放射線硬化したものである請求項1ない
    し8のいずれかに記載の被覆形成方法。
  10. 【請求項10】  前記紫外線硬化型化合物がアクリル
    基を有する請求項9に記載の被覆形成方法。
  11. 【請求項11】  前記放射線硬化型化合物の塗膜は、
    エポキシ樹脂と光カチオン重合触媒とを含有する請求項
    9に記載の被覆形成方法。
  12. 【請求項12】  前記環状オレフィンの重合体の基板
    を有し、この基板の少なくとも一方の面に、請求項1な
    いし11のいずれかに記載の被覆形成方法によって形成
    された透明樹脂の被覆を有し、他方の面に記録層または
    情報担持層を担持した光ディスク。
  13. 【請求項13】  前記基板は、環状オレフィンの重合
    体を射出成形したものである請求項12に記載の光ディ
    スク。
  14. 【請求項14】  前記基板は記録層を担持しており、
    前記基板は、記録層側表層部に熱軟化点140℃以下の
    スキン層を有する請求項13に記載の光ディスク。
  15. 【請求項15】  前記基板は、一方の面に記録層を担
    持しており、この記録層を形成した面に紫外線を照射し
    た後、樹脂製の保護コートを設けた請求項11ないし1
    4のいずれかに記載の光記録ディスク。
  16. 【請求項16】  前記照射される紫外線は、少なくと
    も270nm以下の波長を有する請求項15に記載の光
    記録ディスク。
  17. 【請求項17】  前記紫外線の照射の際に、前記記録
    層形成面をオゾンにさらす請求項15または16に記載
    の光記録ディスク。
  18. 【請求項18】  前記保護コートは、放射線硬化型化
    合物を紫外線硬化したものである請求項15ないし17
    のいずれかに記載の光記録ディスク。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014101232A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Ushio Inc 環状オレフィン樹脂からなる成形体表面への酸化チタン膜形成方法
JP2017124626A (ja) * 2009-10-14 2017-07-20 キシレコ インコーポレイテッド 紙製品のマーキング法
US10410453B2 (en) 2014-07-08 2019-09-10 Xyleco, Inc. Marking plastic-based products

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