JP3516021B2 - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JP3516021B2
JP3516021B2 JP07036492A JP7036492A JP3516021B2 JP 3516021 B2 JP3516021 B2 JP 3516021B2 JP 07036492 A JP07036492 A JP 07036492A JP 7036492 A JP7036492 A JP 7036492A JP 3516021 B2 JP3516021 B2 JP 3516021B2
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光記録媒体、特にコン
パクトディスク対応等のライト・ワンス型の光記録ディ
スクに関する。
【0002】
【従来の技術】基板上に反射層を有する光情報媒体とし
て、例えば、コンパクトディスク(以下、CDと略称す
る)規格に対応して追記ないし記録を行なうことのでき
る光記録ディスクが提案されている(日経エレクトロニ
クス1989年1月23日号,No.465,P10
7、社団法人近畿化学協会機能性色素部会,1989年
3月3日,大阪科学技術センター、SPIE vol 1078 Optic
al Data Storage TopicalMeeting,80 1989等)。
【0003】このものは、透明樹脂基板上に、色素層、
Au反射層および保護膜をこの順に設層して形成され
る。すなわち、反射層を色素層に密着して設けるもので
ある。従来は、色素層にピットを形成するために色素層
上に空気層を設けていたが、この提案では、反射層を色
素層に密着して設ける密着型であるので、CD規格のデ
ィスク全厚1.2mmの構成が可能となっている。この
際、基板材料として、ポリカーボネートやポリメチルメ
タクリレート等の樹脂が用いられるが、光学特性や吸水
性の点で満足できない。
【0004】特開昭60−26024号公報、特開平3
−223341号公報には、光学特性や吸水性の点で良
好な基板材質として、ノルボルネンやテトラシクロドデ
セン等のノルボルネン系の環状ポリオレフィンを用いる
旨が提案されている。
【0005】この場合、基板は射出成形によって形成す
ることが好ましく、成形時の樹脂の流動性をよくして成
形性を向上するためには樹脂中に滑剤を含有させること
が好ましい。しかし、環状ポリオレフィンに、エステル
系、樹脂酸系、樹脂酸アミド系等の通常の滑剤を含有さ
せると、色素膜の設層が円滑に行えなく、また、成形時
にガスが発生しやすく、基板内にムラが発生することが
判明した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的
は、色素を含む記録層を有する光記録媒体において、記
録層の設層を円滑にできるようにするとともに、色素膜
の膜質がよく、記録層と基板との密着性が高く、耐久性
の優れた光記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(6)の本発明によって達成される。 (1) 樹脂製の基板上に、色素を含む記録層を塗設し
た光記録媒体において、前記基板が、下記化3で表わさ
れる繰り返し構造単位を有する環状ポリオレフィン、お
よびアルキルフェノール縮合物の1種以上0.3〜2wt
% を含有し、前記基板は、記録層側表層部に、熱軟化点
100〜140℃のスキン層を有し、射出成形によって
形成されているディスク状基板である光記録媒体。
【0008】
【化3】
【0009】(2) 前記アルキルフェノール縮合物が
下記化4の構造をもつ上記(1)に記載の光記録媒体。
【0010】
【化4】
【0011】(3) 前記基板は、他の滑剤を含有しな
い上記(1)または(2)に記載の光記録媒体。 (4) 前記基板上に前記記録層を設層する際に、前記
色素をケトン系の溶媒に溶解して塗布する上記(1)な
いし(3)のいずれかに記載の光記録媒体。 (5) 前記記録層上に反射層を有する上記(1)ない
し(4)のいずれかに記載の光記録媒体。 (6) 前記基板は、前記スキン層の熱軟化点と、この
熱軟化点より10〜50℃高い第2の熱軟化点とを有す
る上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の光記録媒
体。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【作用】本発明においては、基板に、アルキルフェノー
ル縮合物を含有させる。ただし、その含有量は2wt% 以
下に規制する。そして、記録層に含有させる色素を、好
ましくはケトン系の溶媒に溶解して塗布を行う。こうす
ることにより、基板の特性が改善され、色素膜の塗布性
や膜質が向上し、基板との密着性がよくなるとともに、
記録層の設層が容易となる。
【0022】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
【0023】本発明の光記録媒体の好適例が図2に示さ
れる。この光記録媒体1は、基板2上に、色素を含有す
る記録層3を有し、記録層3に密着して、反射層4、保
護膜5を形成した密着型の光記録ディスクである。
【0024】基板2は、記録光および再生光(600〜
900nm程度、特に700〜800nm程度の半導体レー
ザー光、特に780nm)に対し、実質的に透明(好まし
くは透過率80%以上)な樹脂から形成される。これに
より、基板裏面側からの記録および再生が可能となる。
【0025】基板材質としては、前記化3をくり返し構
造単位とするノルボルネン系の環状ポリオレフィンを用
いる。
【0026】前記化3において、R1 およびR2 は、な
かでも炭化水素残基であることが好ましく、特に、炭素
数1〜5の非置換のアルキル基であることが好ましい。
用いる環状ポリオレフィンは、このような化3のくり返
し単位のなかの同一の単位のみからなるホモポリマーで
あることが好ましいが、R1 、R2 あるいはq の異なる
化3のくり返し単位の複数からなるコポリマーであって
もよい。また、場合によっては、これに加え他の構造単
位、例えばエチレン等を含むコポリマーであってもよ
い。そして、その数平均分子量は、5千〜10万、特に
1万〜4万であることが好ましい。なお、化3におい
て、ハロゲン原子、エステル基、ニトリル基、ピリジル
基は以下において極性基と称することもある。
【0027】このような環状ポリオレフィンは、単量体
として、例えば、ノルボルネン、およびそのアルキルお
よび/またはアルキリデン置換体、例えば、5−メチル
−2−ノルボルネン、5,6−ジメチル−2−ノルボル
ネン、5−エチル−2−ノルボルネン、5−ブチル−2
−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン
等:ジシクロペンタジエン、2,3−ジヒドロジシクロ
ペンタジエン、これらのメチル、エチル、プロピル、ブ
チル等のアルキル置換体、およびハロゲン等の極性基置
換体:ジメタノオクタヒドロナフタレン、そのアルキル
および/またはアルキリデン置換体、およびハロゲン等
の極性基置換体、例えば、6−メチル−1,4:5,8
−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オ
クタヒドロナフタレン、6−エチル−1,4:5,8−
ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オク
タヒドロナフタレン、6−エチリデン−1,4:5,8
−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オ
クタヒドロナフタレン、6−クロロ−1,4:5,8−
ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オク
タヒドロナフタレン、6−シアノ−1,4:5,8−ジ
メタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタ
ヒドロナフタレン、6−ピリジル−1,4:5,8−ジ
メタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタ
ヒドロナフタレン、6−メトキシカルボニル−1,4:
5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8
a−オクタヒドロナフタレン等;シクロペンタジエンの
3〜4量体、例えば、4,9:5,8−ジメタノ−3
a,4,4a,5,8,8a,9,9a−オクタヒドロ
−1H−ベンゾインデン、4,11:5,10:6,9
−トリメタノ−3a,4,4a,5,5a,6,9,9
a,10,10a,11,11a−ドデカヒドロ−1H
−シクロペンタアントラセン等を使用し、公知の開環重
合方法により重合して得られる開環重合体を、通常の水
素添加方法により水素添加して製造される飽和重合体で
ある。なお、このような環状ポリオレフィンについて
は、特開平3−223341号公報、特開昭60−26
024号公報等に記載されている。この環状ポリオレフ
ィンは、市販品を用いてもよく、例えば日本ゼオン社製
Zeonex 280等として市販されているものを用いることが
できる。
【0028】このような基板2の樹脂には、アルキルフ
ェノール縮合物の1種以上が添加される。アルキルフェ
ノール縮合物としては前記化4で示されるものが好まし
い。
【0029】上記において、R1 は、炭素数3〜30程
度の置換または非置換の直鎖あるいは分岐を有するアル
キル基が好ましく、これらが基換基を有する場合の置換
基としてはヒドロキシ基等が好ましい。
【0030】またAは、特に、p−フェニレン基が好ま
しい。ここで、Aで表わされるフェニレン基には、炭素
数1〜10程度の直鎖のあるいは分岐したアルキル基等
の置換基が結合したり、後述の−O−Ln −Yがさらに
結合したりしていてもよい。
【0031】Lは、アルキレンオキシ基−R2 O−が好
ましい。この場合、R2 は炭素数1〜5程度、好ましく
は1〜3の置換または非置換の直鎖または分岐を有する
アルキレン基であり、これらが基換基を有するときの置
換基としては、ヒドロキシ基等が好ましい。アルキルオ
キシ基またはエポキシ基Lのくり返し数nは、1〜30
程度、特に1〜20の整数である。
【0032】
【0033】このようなアルキルフェノール縮合物の具
体的例を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】これらのアルキルフェノール縮合物を得る
には、通常のノニオン界面活性剤の製法に従って、プロ
ピレンあるいはブチレン等の重合物をフェノールと縮合
した後にエチレンオキサイド等と反応させればよい。こ
の際、プロピレンやブチレン等のかわりに長鎖のオレフ
ィンを用いることもできる。
【0036】本発明で用いるアルキルフェノール縮合物
の分解温度は250℃〜350℃、より好ましくは29
0℃〜340℃(DSC)が好適である。分解温度が、
この範囲未満では成形時にガスが多量に発生してしまっ
たり、基板のガラス転移点が低下してしまう。また、こ
の範囲をこえると、相溶性が悪くなる傾向にある。
【0037】本発明では、基板は、後述の条件で射出成
形されるのが好ましい。そして、アルキルフェノール縮
合物は、基板製造時に用いる射出成形機に充填する樹脂
ペレットに含有させることが好ましい。樹脂ペレットを
射出成形する際、樹脂ペレット中に含有させたアルキル
フェノール縮合物の96%〜100%が基板中に残存す
るので、基板物性の設計を精度よく行なうことができ
る。
【0038】本発明では、アルキルフェノール縮合物の
基板樹脂中の含有量は、2wt% 以下であり、特に1.5
wt% 以下、より好ましくは、1.4wt% 以下とするのが
好適である。2wt% をこえると、成形時に、基板中にガ
スが発生し、光記録媒体の品質が低下する。また、アル
キルフェノール縮合物の含有量が多くなると後述の記録
層の色素塗布が困難となるので、塗布性の点では、含有
量は2wt% を上限とし、少なければ少ない程好適であ
る。
【0039】ただし、基板と記録層の密着性を向上する
ためには、アルキルフェノール縮合物を添加する。アル
キルフェノール縮合物の添加量の下限は、0.3wt% と
する。0.3wt% 未満では、特に、記録層上に反射層を
積層する場合、高温高湿下に長時間保存されたりすると
記録層等の剥離が生じてくる。そして、0.3〜2wt%
、特に0.3〜1.5wt% の含有量にてアルキルフェ
ノール縮合物は、樹脂の滑剤として機能し、射出成形性
が改良され、成形時の樹脂の流動性等が良好となる。
【0040】本発明では、基板中に、アルキルフェノー
ル縮合物以外の他の滑剤を、特に、全く含有させないこ
とが好ましい。このような滑剤としては、エステル系、
例えば、グリセリンモノエステル、グリセリンジエステ
ル、パルミチン酸エステル、エチレングリコールモノエ
ステル等;樹脂酸系、例えばステアリン酸、ベヘニン
酸、アラキジン酸等;樹脂酸アミド系、例えばエルシン
酸アミド、エイコセン酸アミド等が挙げられる。これら
の滑剤を含有させると、色素膜の塗布性が低下してしま
う。また、成形性の向上効果も低い。
【0041】なお、基板樹脂中には安定剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤等が含有されていてもよい。
【0042】このような環状ポリオレフィンを用いた基
板2の記録層設層側の表層部には、スキン層が存在し、
このスキン層の熱軟化点は、100〜140℃であり、
好ましくは100〜135℃、さらに好ましくは110
〜135℃であることが好ましい。熱軟化点が140℃
以下であると、記録感度が向上し、C/Nも向上する。
また記録層の塗布性も向上する。
【0043】また100℃未満となると、例えば反射層
積層時の耐熱性に問題が生じたり、寸法精度が低下して
きたりする。
【0044】この場合、表層部のスキン層の熱軟化点と
は、下記のように測定された温度である。まず、被検基
板の上に針を置いて、5g 程度の荷重を加え、昇温速度
2℃/min 程度で、30℃程度から昇温していって、針
の進入量を測定する。針の断面は直径1mm程度の円柱形
とする。
【0045】このように測定される温度と針進入量との
関係が図1に示される。図1に示されるように、本発明
の基板では、針進入量の温度特性プロファイルにおい
て、第1の屈曲点と第2の屈曲点とが生じる。
【0046】例えば、注型基板や、ある種の射出成形基
板では、針進入量の温度特性には1つの屈曲点しか現わ
れないか、あるいは第1の屈曲点はわずかにしか現われ
ない。また、第1の屈曲点によって生じる1段目の針進
入量は、概ね200μm程度以下である。従って、これ
らから第1の屈曲点は、基板表層のスキン層の軟化点に
由来するものと考えられる。
【0047】そこで、温度特性プロファイルの第1の屈
曲点近傍にて、針進入前の直線部と、1段目の進入時の
直線部との交点をT1 とし、これをスキン層の熱軟化点
1と定義する。そして、本発明では、このT1 を前記
のとおり規制するものである。
【0048】一方、第2の屈曲点近傍においても、1段
目の進入時と2段目の進入時との直線部の交点をT2
し、これを第2の熱軟化点T2と定義する。この第2の
熱軟化点T2 は、基板中心部での熱軟化点であると考え
られる。
【0049】そして、この第2の熱軟化点T2 は、第1
の熱軟化点T1 より10℃以上、より好ましくは10〜
50℃高い温度であり、140℃以上、特に145〜1
80℃の温度であると好ましい。これにより、寸法精度
や機械的特性や耐熱性等がすぐれたものとなる。
【0050】なお、スキン層は、基板表層部断面のSE
M像からも、周囲と色の異なる層として確認でき、その
厚さは、一般に1〜200μm、特に10〜100μm
程度であると考えられる。また、前記の針進入量の温度
特性プロファイルは、TMA(熱機械分析装置、サーモ
メカニカルアナライザー)として市販されている各種装
置、例えばデュポン社製943熱機械分析装置等によっ
て測定すればよい。
【0051】このようなスキン層を形成するには、特に
環状ポリオレフィンを用いて射出成形によって基板を形
成する。
【0052】そして、これらは、例えば注型したとき、
前記の第2の熱軟化点T2 をもつものとする。
【0053】射出成形時にスキン層を形成するには、射
出圧を250〜400kg/cm2程度に設定することが好ま
しい。そして、溶融温度は300〜400℃程度、金型
温度は90〜120℃程度とし、その他、保圧や型締力
等は通常の条件とすればよい。
【0054】なお、必要に応じ、基板2の外表面や、外
周面等に酸素遮断性の被膜を形成してもよい。また、基
板2の記録層3形成面には、トラッキング用のグルーブ
が形成されていてもよい。
【0055】基板2の記録層3形成面には、トラッキン
グ用のグルーブ23が形成されることが好ましい。グル
ーブ23は、スパイラル状の連続型グルーブであること
が好ましく、深さは250〜1800A、幅は0.2〜
1.1μm 、特に0.3〜0.6μm 、ランド(隣り合
うグルーブ同士の間の部分)幅は0.5〜1.4μm、
特に1.0〜1.3μm であることが好ましい。グルー
ブをこのような構成とすることにより、グルーブ部の反
射レベルを下げることなく、良好なトラッキング信号を
得ることができる。なお、グルーブには、アドレス信号
用の凹凸を設けることもできる。
【0056】本発明では、基板2がグルーブを有する場
合、記録光はグルーブ23内の記録層3に照射されるよ
う構成されることが好ましい。すなわち、本発明の光記
録媒体は、グルーブ記録の光記録媒体として用いられる
ことが好ましい。グルーブ記録とすることにより、記録
層の有効厚さを大きくすることができる。
【0057】記録層3は、1種あるいは2種以上の色素
を相溶して形成される。
【0058】この場合、光吸収色素にクエンチャーを混
合してもよく、さらに、色素カチオンとクエンチャーア
ニオンとのイオン結合体を光吸収色素として用いてもよ
い。
【0059】記録層3の記録光および再生光波長におけ
る消衰係数(複素屈折率の虚部)kは、0.03〜0.
25であることが好ましい。kが0.03未満となると
記録層の吸収率が低下し、通常の記録パワーで記録を行
うことが困難となってくる。また、kが0.25をこえ
ると、反射率が60%を下回ってきて、CD規格による
再生を行うことが困難となってくる。
【0060】また、屈折率(複素屈折率の実部)nは、
1.8〜4.0、より好ましくは、2.2〜3.3であ
ることが好ましい。n<1.8では反射率が低下し、C
D規格による再生が困難となる傾向にある。また、n>
4.0とするためには、原料色素の入手が難しい。
【0061】nおよびkの測定に際しては、所定の透明
基板上に、記録層を例えば400〜1000A程度の厚
さに実際の条件にて設層して、測定サンプルを作製す
る。次いで、基板を通しての、あるいは記録層側からの
反射率を測定する。反射率は記録再生光波長を用いて鏡
面反射(5°程度)にて測定する。また、サンプルの透
過率を測定する。これらの測定値から、例えば、共立全
書「光学」石黒浩三P168〜178に準じ、n、kを
算出すればよい。
【0062】用いる光吸収性の色素としては、吸収極大
が600〜900nm、好ましくは600〜800nm、よ
り好ましくは650〜750nmであれば、他に特に制限
はないが、シアニン系、フタロシアニン系、ナフタロシ
アニン系、アントラキノン系、アゾ系、トリフェニルメ
タン系、ピリリウムないしチアピリリウム塩系、スクワ
リリウム系、クロコニウム系、金属錯体色素系等の1種
ないし2種以上が好ましい。シアニン色素としては、イ
ンドレニン環、特にベンゾインドレニン環を有するシア
ニン色素であることが好ましい。
【0063】記録層3を設層するには塗布による。塗布
により設層する場合、溶媒としては、ケトン系、エステ
ル系、エーテル系、芳香族系、ハロゲン化アルキル系、
アルコール系等の各種溶媒を用いることができるが、特
にシクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン等のケトン系溶剤を用いることが好まし
い。ケトン系溶媒を用いることにより、前記色素の溶解
性が向上し、色素膜の膜質が向上し、塗布性がよくなる
とともに、ケトン系溶媒が基板表面を化学的に損傷する
ことがないので光記録媒体の品質が大幅に向上する。
【0064】記録層3の厚さは、500〜2000Aと
することが好ましい。この範囲外では反射率が低下し
て、CD規格の再生を行うことが難しくなってくる。
【0065】このような記録層3には、直接密着して反
射層4が設層される。反射層4には、Au、Ag、Cu
等の高反射率金属ないし合金を用いればよい。
【0066】反射層4の厚さは500A以上であること
が好ましく、蒸着、スパッタ等により設層すればよい。
また、厚さの上限に特に制限はないが、コスト、生産作
業時間等を考慮すると、1200A程度以下であること
が好ましい。これにより、反射層4単独での反射率は、
90%以上、媒体の未記録部の基板をとおしての反射率
は、60%以上、特に70%以上がえられる。
【0067】反射層4上には、保護膜5が設層されるこ
とが好ましい。保護膜5は、例えば紫外線硬化樹脂等の
各種樹脂材質から、通常は、0.1〜100μm 程度の
厚さに設層すればよい。保護膜5は、層状であってもシ
ート状であってもよい。保護膜5は、特に放射線硬化型
化合物および光重合増感剤を含有する塗膜を放射線硬化
したものであることが好ましい。
【0068】そして、保護膜5の硬度が、25℃におけ
る鉛筆硬度(JIS K−5400)で、H〜8H、特
に2H〜7Hであるように構成されることが好ましい。
【0069】このように構成することにより、アイパタ
ーンが良好になり、ジッターが格段と減少する。また、
高温・高湿あるいは温湿度変化条件下の保存において
も、保護膜と反射層との剥離が生じない。より具体的に
は、保護膜の硬度がHより軟らかいとアイパターンが乱
れ、ジッターが増大し、8Hより硬くなると塗膜がもろ
くなり膜形成能が低下する他、反射層との接着力が低下
する。
【0070】このような保護膜形成に用いる放射線硬化
型化合物には、オリゴエステルアクリレートが含まれる
ことが好ましい。オリゴエステルアクリレートは、アク
リレート基またはメタクリレート基を複数有するオリゴ
エステル化合物である。そして好ましいオリゴエステル
アクリレートとしては、分子量1000〜10000、
好ましくは2000〜7000であって、重合度2〜1
0、好ましくは、3〜5のものが挙げられる。また、こ
れらのうちアクリレート基またはメタクリレート基を2
〜6個、好ましくは3〜6個有する多官能オリゴエステ
ルアクリレートが好ましい。また、上記の化合物に加え
て、あるいはこれにかえて熱可塑性樹脂を放射線感応変
性することによって得られる放射線硬化型化合物を用い
てもよい。
【0071】このような放射線硬化型化合物の保護膜の
膜厚は0.1〜30μm 、より好ましくは1〜10μm
である。この膜厚が0.1μm 未満になると、一様な膜
を形成しにくく、湿度が高い雰囲気中での防湿効果が十
分でなく、記録層の耐久性が下がる。しかも、ジッター
防止効果が低下する。また、30μm をこえると、樹脂
膜の硬化の際に伴う収縮により記録媒体の反りや保護膜
中のクラックが生じやすい。
【0072】このような塗膜は、通常、スピンナーコー
ト、グラビア塗布、スプレーコート、ディッピング等、
種々の公知の方法を組み合わせて設層すればよい。この
時の塗膜の設層条件は、塗膜組成の混合物の粘度、目的
とする塗膜厚さ等を考慮して適宜決定すればよい。
【0073】本発明において塗膜に照射する放射線とし
ては、紫外線、電子線等が挙げられるが、紫外線が好ま
しい。紫外線を用いる場合には、前述したような放射線
硬化型化合物の中には、通常、光重合増感剤が加えられ
る。
【0074】光重合増感剤としては、例えば、ベンゾイ
ンメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、α−メ
チルベンゾイン、α−クロルデオキシベンゾイン等のベ
ンゾイン系、ベンゾフェノン、アセトフェノン、モルホ
リノジメチルメチル−4−メチルチオフェニルケトン、
ビスジアルキルアミノベンゾフェノン等のケトン類、ア
ントラキノン、フェナントラキノン等のキノン類、ベン
ジルジスルフィド、テトラメチルチウラムモノスルフィ
ド等のスルフィド類等を挙げることができる。
【0075】そして、このような光重合増感剤と放射線
硬化型化合物を含有する塗膜を紫外線によって硬化させ
るには、公知の種々の方法に従えばよい。たとえば、キ
セノン放電管、水銀放電管などの紫外線電球等を用いれ
ばよい。また、場合によっては電子線を用いることもで
きる。
【0076】このような構成の光記録媒体1に記録ない
し追記を行なうには、例えば780nmの記録光を、基板
2をとおしてパルス状に照射する。
【0077】これにより、記録層3が光を吸収して発熱
し、同時に基板2も加熱される。この結果、基板2と記
録層3との界面近傍において、色素等の記録層材質の融
解や分解が生じ、記録層3と基板2との界面に圧力が加
わり、グルーブ23の底壁や側壁を変形させる。
【0078】この場合記録層3の融解物や分解物を含有
する分解物層61が、通常グルーブ23の底部および基
板2との境界を覆うような形状に残存する。しかも、基
板表層部は所定の熱軟化点をもつので、分解物層61
は、さらに凸状に基板側に侵入し、ピット部6の形状は
より大きく形成される。基板2のへこみ量は、ピット部
6の寸法が大きい程大きく、300A程度以下の深さで
ある。
【0079】分解物層61の材質は、実質的に基板材質
を含まない材質であり、記録層材質の分解物あるいは記
録層材質の分解物と、記録層材質との混合物によって構
成される。分解物層61は、グルーブ内の記録層3の厚
さの通常30〜100%程度の厚さである。そして、通
常、分解物層61上には、反射層との界面に空隙63が
形成され、分解物層61と、空隙63とがピット部6に
形成される。空隙63は、記録層3の厚さの通常5〜7
0%程度の厚さである。
【0080】また、ピット部の外形形状や、凹形状も良
好なものである。そして、その結果、ピット形状が大き
くなるとともに良好となり、C/Nが向上するものであ
る。
【0081】なお、記録光のパワーは5〜9mW程度、基
板回転線速度は1.2〜1.4m/s程度とする。
【0082】このようにして、微小記録部ないしピット
部6を形成したのち、例えば780nmの再生光を、基板
2をとおして照射すると、ピット部6により未記録部や
ランド部21との間に反射光の位相差を生じ、再生反射
レベルが未記録部分の60%以下、特に50%以下、さ
らには40%以下に低下する。
【0083】一方、未記録部では、60%以上、特に7
0%以上の高反射率を示しているので、CD規格による
再生が可能となる。再生光のパワーは、0.1〜2mW程
度とする。
【0084】なお、以上では、記録層に反射層を密着し
て積層した光記録媒体について説明してきたが記録層に
反射層を積層せず記録層を、空隙を介して内封するか、
あるいは記録層を空隙を介して対向させたいわゆるエア
ーサンドイッチ構造であって、ピット形成により反射率
変化を生じる光記録ディスク等にも本発明は有効に適用
される。
【0085】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0086】実施例1 前記化4のくり返し単位を有する環状ポリオレフィンと
して、市販品である日本ゼオン社製Zeonex280 の分子量
29,000の環状ポリオレフィンのペレットを得た。
この環状ポリオレフィンのペレットには下記化5、化6
で表される2種以上のアルキルフェノール縮合物を、化
5:化6の重量比3.2:1でその総含有量を表2のよ
うにかえてサンプルNo. 1〜サンプルNo. 4とした。
【0087】
【化5】
【0088】
【化6】
【0089】
【表2】
【0090】なお、比較例として、アルキルフェノール
縮合物に変えて、滑剤としてグリセリンモノエステルお
よびグリセリンジエステルを1.25wt% 添加して、比
較サンプルNo. 5を作製した。
【0091】これを350℃にて溶融し、金型温度10
0℃、射出圧350kg/cm2で射出成形し、120mm径、
厚さ1.2mmの基板サンプルNo. 1〜サンプルNo. 5を
得た。なおアルキルフェノールの含有量が2.3wt% で
あるサンプルNo. 4は基板内に、ガスムラあとが認めら
れた。
【0092】また、アルキルフェノール縮合物の含有量
が1.2wt% であるサンプルNo. 3のペレットを用い、
射出圧を370kg/cm2、溶融温度を330℃、金型温度
を80℃とした他は、同様に射出成形を行い、スキン層
熱軟化点が140℃を超えるサンプルNo. 6を作製し
た。
【0093】基板の熱軟化点を、TMAにて下記のよう
に測定した。 針断面:1mm径円柱 荷重:5g 昇温速度:2℃/min
【0094】上記条件にて、針進入量の温度プロファイ
ルを測定し、第1および第2の熱軟点T1 、T2 を算出
した。表2に使用基板のT1 、T2 を示す。また、この
基板のSEM像から、スキン層の厚さは100μm程度
以下であると考えられた。
【0095】この基板上に色素を含有する記録層を設層
した。記録層に含有される色素を下記に示す。
【0096】
【化7】
【0097】記録層の設層は、基板を500rpm で回転
させながら、スピンコート塗布により行なった。塗布溶
液としては、3.5wt% シクロヘキサノンの溶液を用い
た。乾燥後の色素層の厚さはグルーブ部で1400A、
ランド部で900Aであった。
【0098】記録層に含有される色素およびその含有量
比はA1が60wt%、A2が30wt% 、一重項酸素クエ
ンチャーが10wt% であり、記録層の屈折率(n)は
2、6、消衰係数(k)は、0.06であった。nおよ
びkは、上記色素を含有する溶液を測定用基板上に乾燥
膜厚1000Aに成膜して被検記録層とし、この被検記
録層のnおよびkを測定することにより求めた。なお、
この測定は、「光学」(石黒浩三著、共立全書)第16
8〜178ページの記載に準じて行なった。
【0099】その結果、本発明のサンプルNo. 1〜サン
プルNo. 3およびサンプルNo. 6は良好な塗布性を示し
た。これに対し、サンプルNo. 4およびNo. 5では成膜
ができなかった。
【0100】さらにこの記録層上に、スパッタリングに
よりAu膜を1000A厚に設層して反射層とし、さら
に、オリゴエステルアクリレートを含有する紫外線硬化
型樹脂を塗布した後、紫外線硬化して5μm 厚の保護膜
とし、光記録ディスクサンプルNo. 1〜No. 3、No. 6
を得た。
【0101】保護膜は、下記の放射線硬化型化合物およ
び光重合増感剤を含む塗布組成物をスピンナーコートで
設層した。
【0102】(塗布組成物)多官能オリゴエステルアク
リレート[オリゴエステルアクリレート(3官能以上)
30重量%、トリメチルプロパンアクリレート70重量
%、商品名アロニックスM−8030;東亜合成社製]
100重量部 光重合増感剤(前記化合物A:商品名IRGACURE
907;日本チバガイギー社製) 5重量部
【0103】このような塗布組成物を設層後、120W/
cmの紫外線を15sec 照射し架橋硬化させ、硬化膜とし
た。この膜の鉛筆硬度は2Hであった。
【0104】得られた各サンプルに対し、感度を測定し
た。感度の測定は、CD信号としてEFM変調信号によ
り記録を行ない、再生HF信号のアイパターンからアシ
ンメトリーが−5%となる記録パワーをもって記録感度
とした。結果を表2に示す。
【0105】これとは別にサンプルNo. 1〜No. 3、N
o.6について耐食性試験を行った。すなわち、サンプル
No. 1〜No. 3、No. 6を温度80℃、湿度85%RH
の条件下で2500時間放置し、基板、積層体間の状態
を目視および光学顕微鏡により観察した。
【0106】これらの状態のうち、全く異常のない場合
を◎、10μm 〜100μm 程度の微小なフクレがごく
わずかに発生した場合を○、またこのフクレが一部にで
はあるが明瞭に発生した場合を△、そして、全面に発生
し、かつハガレも発生した場合を×として評価した。結
果を表2に示す。
【0107】表2に示される結果から本発明の効果が明
らかである。
【0108】
【発明の効果】本発明の光記録媒体によれば記録層の設
層が容易となり、色素膜の膜質が向上するとともに、記
録層の基板との密着性が向上し、耐久性、耐湿性、保存
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光記録媒体の熱軟化点を説明するため
のグラフである。
【図2】本発明の光記録媒体の1例を示す部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1 光記録媒体 2 基板 21 ランド部 23 グルーブ 24 基板ピット部 3 記録層 4 反射層 5 保護膜 6 ピット部 61 分解物層 63 空隙 T1 第1の熱軟化点 T2 第2の熱軟化点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 節子 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−168708(JP,A) 特開 平2−223477(JP,A) 特開 昭61−292601(JP,A) 特開 昭63−281240(JP,A) 特開 平5−39403(JP,A) 特開 平4−161408(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製の基板上に、色素を含む記録層を塗
    設した光記録媒体であって、前記基板が、下記[化1]
    で表わされる繰り返し構造単位を有する環状ポリオレフ
    ィン、および下記[化2]で表されるアルキルフェノー
    ル縮合物を0.3〜2wt%含有し、前記基板は、射出成形に
    よって形成されることにより、記録層側表層部に、熱軟
    化点100〜140℃のスキン層を有しているディスク状基板
    である光記録媒体。 【化1】 (上記式中、qはO,1,2,3または4であり、RlおよびR2は、
    それぞれ水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチル
    基、プロピル基、ブチル基、エチリデン基、メトキシカ
    ルボニル基、シアノ基またはピリジル基を表し、これら
    は同一でも異なっていてもよい。また、RlおよびR2は互
    いに結合して環を形成していてもよい。)【化2】 ( ただし、R は、イソブチル基、イソヘキシル基、イ
    ソヘプチル基、イソオクチル基、イソノニル基、 2,4
    ジメチルヘプチル基、デシル基、イソドデシル基、テト
    ラデシル基、シクロヘキシル基、オレイル基、カプロイ
    ル基またはラウロイル基、 A は、 p −フェニレン基、 o
    メチル− p −フェニレン基または o −, m −ジイソプチル
    p −フェニレン基、 L は、 2 −ヒドロキシ− n −プロペノ
    キシ基、エテノキシ基または 1 −メチル−エテノキシ
    基、 n は、 1 30 の整数、 Y は、水素またはカルボキシメ
    チル基を表す。 )
  2. 【請求項2】 前記基板は、他の滑剤を実質的に含有し
    ない請求項1に記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記基板上に前記記録層を設層する際
    に、前記色素をケトン系の溶媒に溶解して塗布する請求
    項1ないし2のいずれかに記載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記記録層上に反射層を有する請求項1
    ないし3のいずれかに記載の光記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記基板は、前記スキン層の熱軟化点
    と、この熱軟化点より10〜50℃以上高い第2の熱軟
    化点とを有する請求項1ないし4のいずれかに記載の光
    記録媒体。
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