JPH04372654A - 熱硬化性接着フィルム及びその使用法 - Google Patents

熱硬化性接着フィルム及びその使用法

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JPH04372654A
JPH04372654A JP3177667A JP17766791A JPH04372654A JP H04372654 A JPH04372654 A JP H04372654A JP 3177667 A JP3177667 A JP 3177667A JP 17766791 A JP17766791 A JP 17766791A JP H04372654 A JPH04372654 A JP H04372654A
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weight
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thermosetting adhesive
adhesive film
diisocyanate
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Setsuo Itami
節男 伊丹
Hitoshi Yano
仁志 矢野
Kazutsune Kikuta
菊田 一恒
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Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリカプロラクトンポ
リオール、ジアミン及びジイソシアネートから成る共重
合体、及びノボラック型エポキシ樹脂を主成分として含
有する熱硬化性接着フィルム及びその使用法に関するも
のである
【0002】
【従来の技術とその問題点】一般に、熱硬化性接着フィ
ルムはエレクトロニクス関連分野において幅広く使用さ
れており、その用途は例えばフレキシブルプリント配線
板の多層板の作製、プリント配線板の基板と導体回路の
接着、表面実装部品の固定、半導体チップの接着、電子
部品の組立等である。フレキシブルプリント配線板の多
層化には、熱硬化性接着フィルムが用いられ、熱プレス
やロールプレスにより行われる。その際、レジンフロー
がないことが要求され、更に最終的に熱硬化した接着フ
ィルムにおいては、優れた接着強度、耐熱性、耐薬品性
、電気特性等が要求される。また、スルーホール加工を
施される工程に於ては、レジンスミアがないことが要求
される。これらの要求に対して多くの熱硬化性接着フィ
ルム及びその応用製品が上市されているが、その主流で
あるゴム系、エポキシ系、アクリル系、ポリアミド系等
は、保存安定性、接着強度、耐熱性、耐薬品性、電気特
性等の要求される性能を全て保持しているとは言えない
。また、最近開発が進んでいるポリイミド系に於いては
、軟化温度が極めて高いか、軟化点が無いために、極め
て高温での加工条件が必要になり、加工性に劣るという
欠点がある。従来、接着剤としてニトリルゴム系(特開
昭51−135936号,特開昭57−3877号)、
ポリアミド系(特開昭54−125285号)、ポリエ
ステル系(特開昭50−16866号,特開昭54−7
441号)、ポリイミド系(特開昭62−30122号
,特開昭62−232475号)、ポリアクリル系等、
数多く提案されている。しかしながら、いずれも保存安
定性、接着強度、耐熱性、耐薬品性、電気特性、加工性
等の要求される性能を全て保持しているものはない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、保存安定性
、耐熱性、接着強度、耐薬品性、電気特性に優れた熱硬
化性接着剤フィルム及びその使用を提供することを目的
とする。本発明者等は多項目にわたる要求性能を全て満
足する熱硬化性接着フィルム及びその使用法を見出すた
め種々検討した。その結果、下記の態様の組成物が、熱
硬化性接着フィルムとして保存安定性、耐熱性、接着強
度、耐薬品性、電気特性に優れていることを見出した。 以上の記述から明らかなように本発明の目的は、上記要
求性能が全て満足された熱硬化性接着フィルムならびに
該フィルム製造用の組成物を提供することである。 この発明の熱硬化性接着フィルムは、比較的低温で熱硬
化可能であるため非常に加工性に優れており、接着剤と
して種々の複合材料(フレキシブルプリント配線板の多
層板の作製、補強板の接着、及び銅箔、銅線とポリイミ
ドフィルムとの複合材料など)の製造に好適に使用する
ことができる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記(1)な
いし(4)の構成を有する。(1)ポリカプロラクトン
ポリオール、ジアミン及びジイソシアネートから成る共
重合体100重量部に対して、ノボラック型エポキシ樹
脂30〜300重量部、可撓性付与剤3〜100重量部
、塗膜性付与剤0.2〜20重量部を配合した組成物を
成形してなる熱硬化性接着フィルム。(2)前記共重合
体が、ポリカプロラクトンポリオール、ジアミン及びジ
イソシアネートの合計量に対して前記ポリカプロラクト
ンポリオールが20〜80重量%、前記ジアミンが10
〜40%、ジイソシアネートが10〜40重量%の割合
で使用して重合させて得られる共重合体である前記熱硬
化性接着フィルム。(3)離型フィルム上で130〜1
50℃で乾燥後、半硬化状態にして製造されてなること
を特徴とする前記熱硬化性接着フィルム。(4)ポリカ
プロラクトンポリオール、ジアミン及びジイソシアネー
トから成る共重合体100重量部に対して、ノボラック
型エポキシ樹脂30〜300重量部、可撓性付与剤3〜
100重量部、塗膜性付与剤0.2〜20重量部を配合
した組成物を成形してなる熱硬化性接着フィルムと被接
着物との最終的な硬化を150〜200℃という低温で
行うことを特徴とする熱硬化性接着フィルムの使用法。
【0005】本発明の構成と効果につき以下に詳述する
。本発明の第1の発明は、ポリカプロラクトンポリオー
ル、ジアミン及びジイソシアネートから成る共重合体1
00重量部に対してノボラック型エポキシ樹脂約30〜
約300重量部、好ましくは約50〜約150重量部、
可撓性付与剤約3〜約100重量部、好ましくは約5〜
約50重量部、塗膜性付与剤約0.2〜約20重量部、
好ましくは約0.4〜約15重量部を配合してなる組成
物を成形してなる熱硬化性接着フィルムである。上記の
熱硬化性接着フィルム中にはエポキシ樹脂の硬化触媒等
を含有しても良い。この態様の熱硬化性接着フィルムは
、多項目にわたる要求性能を全て満足することができ、
加工性にも優れており、積層板等の作成用接着フィルム
としての仕様にも十分な性能を兼ね備えている。
【0006】本発明に用いられるポリカプロラクトンポ
リオール、ジアミン及びジイソシアネートから成る共重
合体の使用原料であるポリカプロラクトンポリオール(
以下[PC]と略記する。)は分子量及び末端水酸基の
数に特に制約はなく、市販されているものをそのまま使
用することができる。例えばダイセル社製Placce
l(同社商標)、UCC社製NIAX  PCP(同社
商標)などが挙げられる。またジアミンとしては、炭素
環式芳香族ジアミン、複素環式ジアミン、脂肪族ジアミ
ン、脂環式ジアミン、芳香脂肪族ジアミン等が挙げられ
る。炭素環式芳香族ジアミン類の例としては次の化合物
が挙げられる。1,4−フェニレンジアミン、1,3−
フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエ
ーテル、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4
’−ジアミノジフェニルスルフォン等。複素環式ジアミ
ンの例としては次の化合物が挙げられる。2,6−ジア
ミノピリジン、2,4−ジアミノピリミジン、2,4−
ジアミノ−s−トリアジン等。脂肪族ジアミン類の例と
しては次の化合物が挙げられる。ジメチレンジアミン、
ヘキサメチレンジアミン、2,2−ジメチルプロピレン
ジアミン等。脂環式ジアミンの例としては次の化合物が
挙げられる。1,4−ジアミノシクロヘキサン、4,4
’−ジアミノジシクロヘキシルメタン等。芳香脂肪族ジ
アミン類の例としては次の化合物が挙げられる。 1,3−ビス(アミノメチルベンゼン)、1,4−ビス
(アミノメチルベンゼン)等。これらジアミンは単独で
も、2種類以上組み合わせても使用することが出来る。 ジイソシアネートとしては、例えば2,4−トリレンジ
イソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、
ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート、シクロ
ヘキサンジイソシアネート、等が挙げられる。
【0007】前記共重合体の製造方法としては溶液重合
,乳化重合等公知の方法を採用することができる。前記
共重合体の製造に於て使用するPC、ジアミン及びジイ
ソシアネートの割合は、これらの合計量に対してPCが
約20〜約80重量%、ジアミンが約10〜約40重量
%、ジイソシアネートが約10〜約40重量%とするの
がよい。本発明に用いられるノボラック型エポキシ樹脂
は、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェノール
ノボラック型エポキシ樹脂及びこれらをハロゲン化して
難燃化させたもの等が挙げられる。より具体的にはダウ
・ケミカル社製のDEN−438(商品名)、QUAT
REX2010(商品名)、日本化薬製のEOCN−1
025(商品名)、BREN−S(商品名)、東都化成
製のYDPN−638(商品名)、YDCN−702(
商品名)等が挙げられる。その添加量が前記組成比を超
えて約300重量部より多いと可撓性を損なう恐れがあ
る。また約30重量部よりも少ないと耐熱性、耐薬品性
等を損なう恐れがある。
【0008】本発明に用いられる可撓性付与剤としては
次のものが挙げられる。 1.エポキシ系 ■モノエポキサイド フェニルグリシジルエーテル、ジブロムフェニルエーテ
ル、脂肪族グリシジルエーテル、脂環式モノエポキサイ
ド等。 ■ジエポキサイド ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ビス
フェノール核を含むポリプロピレングリコールのジグリ
シジルエーテル、ビスフェノールA型エポキシ樹脂の部
分付加物、ポリサルファイドの末端変性エポキシ樹脂、
N,N−ジグリシジル化アニリン誘導体、ジカルボン酸
ジグリシジルエステル、脂環式エポキシ樹脂等。2.非
エポキシ系末端アミノ基変性ブタジエン−アクリロニト
リル共重合体、末端カルボキシル基変性ブタジエレンア
クリロニトリル共重合体等。前記可撓性付与剤の添加量
は、前記組成比を超えて100重量部より多いと耐熱性
、耐薬品性が劣る。また3重量部より少ないと電気特性
に悪影響を及ぼす。
【0009】本発明に用いられる塗膜性付与剤としては
、シリカ、アルミナの微粉末状品が好ましい。より具体
的には微粉末シリカとして例えば日本アエロジル社製の
アエロジル200、同300(いずれも商品名)等の表
面処理されていない標準品、アエロジルR972、アエ
ロジルRY200(いずれも商品名)等の表面処理され
た疎水性品等が挙げられ、また微粉末アルミナとしては
日本アエロジル社製のアルミニウムオキサイドC(商品
名)等が挙げられる。塗膜性付与剤の添加量が、前記組
成比を超えて20重量部より多いと、得られた熱硬化性
接着剤組成物の塗膜後の表面が著しく粗いものとなる。 添加量が0.2重量部より少ないとうまく塗膜できない
【0010】本発明の熱硬化性接着組成物中には、塗工
時の塗膜性の点から、粘度調節のために有機溶媒を添加
することができる。その例として次のものが挙げられる
。メチルエチルケトン、アセトン等のケトン系溶媒;γ
−ブチロラクトン、酢酸ブチル、アセト酢酸エチル等の
エステル系溶媒;ブタノール、ベンジルアルコール等の
アルコール系溶媒;セロソルブ(登録商標)系、カルビ
トール系及びそれらのエステル、エーテル誘導体の溶媒
;N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピ
ロリドン系のアミド系溶媒;ジメチルスルホキシド;フ
ェノール、クレゾール等のフェノール系溶媒;ニトロ化
合物系溶媒;クロロホルム、塩化メチレン等の塩素化炭
化水素系溶媒;トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒;
及びヘプタン、シクロヘキサン等の脂肪族系溶媒等が挙
げられる。これらは単独でも、2種類以上の組合せでも
使用できる。
【0011】本発明の熱硬化性接着フィルムの硬化剤に
エポキシ樹脂の硬化触媒を用いることができる。この硬
化触媒は、保存安定性が必要であるため、常温では低活
性で加熱硬化時に高活性となる潜在的硬化触媒であるこ
とが好ましい。具体的には三弗化ホウ素アミン錯塩、ジ
シアンジアミド類が好ましい。この硬化触媒を使用する
ときの添加量は、前記エポキシ樹脂に対して0.1重量
%以上、好ましくは0.3重量%以上、更に好ましくは
1重量%以上、かつ80重量%以下、好ましくは50重
量%以下、更に好ましくは10重量%以下である。
【0012】本発明に係る熱硬化性接着剤組成物は、上
記のPC、ジアミン及びジイソシアネートから成る共重
合体、ノボラック型エポキシ樹脂、可撓性エポキシ樹脂
、塗膜性付与剤、有機溶媒、硬化触媒等を三本ロール等
のインキミルを用いて常法によりインキ化されたもので
あり、保存安定性の良好な熱硬化性接着剤組成物である
。本発明の熱硬化性接着フィルムの使用法は、まず、熱
硬化性接着剤組成物を、OPP(二軸延伸ポリプロピレ
ンフィルム),PP(ポリプロピレンフィルム),離型
紙などの離型フィルムに、バーコーター等により塗布し
、熱風乾燥炉で130〜150℃で10〜90分、好ま
しくは135〜145℃で30〜60分乾燥させる。 その後、離型フィルムより熱硬化性接着フィルムを剥し
、フレキシブルプリント配線板等の被接着物間に挟み込
み熱プレス機等によって150〜200℃で5〜60分
、10〜50kg/cm2 、好ましくは160〜18
0℃、15〜30分10〜30kg/cm2 の圧で加
熱圧着することにより硬化させ積層体を得る。
【0013】
【実施例】次に、本発明に用いられるPC、ジアミン及
びジイソシアネートから成る共重合体の合成の参考例及
び本発明の実施例を比較例と共に挙げて、本発明を具体
的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。尚参考例、実施例、比較例において「部
」とあるのは特に断わらない限り、重量部であることを
示す。 参考例 撹拌棒、凝縮器、滴下装置、窒素吹込菅、温度計を備え
た反応容器を用いる。まず反応器を50℃に加温し、窒
素置換をし、ジフェニルメタンジイソシアネートを10
部及び平均分子量1250のポリカプロラクトンジオー
ルを25部添加し、内容物を撹拌しながら窒素雰囲気下
80℃、4時間反応を行う。反応終了後50℃まで冷却
させる。一方ジメチルフォルムアマイド40部に4,4
’−ジアミノジフェニルスルホン9.95部を溶解させ
たものを調整し、前記反応生成物に添加し撹拌しながら
窒素雰囲気下50℃、2時間反応させ、反応後室温まで
冷却させる。得られた反応生成物の樹脂濃度は53重量
%であった。
【0014】実施例1 参考例で得られた共重合体100部に対し、ノボラック
型エポキシ樹脂(ダウ・ケミカル社製;商品名:DEN
−438)47.7部、ビスフェノール型エポキシ樹脂
(旭電化工業社製;商品名:エピコート4000)8部
、塗膜性付与剤(日本アエロジル社製;商品名:アエロ
ジル300)1.8部、三弗化ホウ素エチルアミン(B
F3 EtNH2 )0.9部の配合比で混合し、3本
ロールミルで3回混練してペースト状の熱硬化性接着剤
組成物を得た。このようにして得られた、熱硬化性接着
剤組成物を離型フィルム(OPP;50цm)上に、バ
ーコーターにより乾燥後50цmになるように塗布し、
140℃の熱風乾燥炉で45分間乾燥させ半硬化状態の
熱硬化性接着フィルムを得た。さらにこのフィルムを銅
箔のシャイン面同士で挟み込み、160℃20kg/c
m2 で30分間プレス、熱硬化させ積層体を得た。そ
の後硬化物の、耐熱性、接着強度、耐薬品性、電気特性
を調べた。耐熱性は、280℃の半田浴中に60秒間フ
ロートさせた時の銅箔と接着剤間のハガレ、フクレ、接
着剤の変色を目視により判定し、試験前後でその変化が
認められないものを良好とし、いずれかの変化が認めら
れるものを不良とした。接着強度は、JIS  C64
81に基づき1cm幅のサンプルで180°方向の測定
を行った。電気特性は、JISC6481に基づき線間
1.0mm、総延長80mmの平行パターンをエッチン
グにより形成したものについて、DC100V印加後1
分経過時の線間絶縁抵抗として示した。耐薬品性は、塩
化メチレン、メチルエチルケトン、10%HC1水溶液
、10%NaOH水溶液中に24時間、室温で浸せきし
た時の被膜の剥がれや発泡、溶解等を目視で観察し、全
ての薬品について異状の見られないものを良好とした。 硬化物の物性を表に示す。
【0015】実施例2 参考例において平均分子量1250のポリカプロラクト
ンジオールの代わりに、平均分子量2000のポリカプ
ロラクトンジオールを用いた他は実施例1と同様にして
積層体を得た。 実施例3 参考例において溶剤のジメチルフォルムアマイドの代わ
りに、アセト酢酸エチルを用いた他は実施例1と同様に
して積層体を得た。 実施例4 実施例1において、160℃20kg/cm2 で30
分間プレスする代わりに、180℃20kg/cm2 
で15分間プレスした他は実施例1と同様にして積層体
を得た。 実施例5 実施例1において、140℃の熱風乾燥炉で45分間乾
燥させ半硬化状態にする代わりに、150℃の熱風乾燥
炉で20分間乾燥させ半硬化状態の熱硬化性接着フィル
ムを得た他は実施例1と同様にして積層体を得た。
【0016】比較例1 参考例で得られた共重合体100部に対し、ノボラック
型エポキシ樹脂(ダウ・ケミカル社製;商品名:DEN
−438)47.7部、三弗化ホウ素エチルアミン(B
F3 EtNH2)0.9部の配合比で混合し、他は実
施例1と同様にして積層体を得た。 比較例2 実施例1において、塗膜性付与剤(日本アエロジル社製
;商品名:アエロジル300)を除いた他は実施例1と
同様にして、熱硬化性接着剤組成物を得た。しかし、そ
れを離型フイルム(OPP;50цm)に塗布したとこ
ろ、離型フィルム状でハジキが見られうまく塗布するこ
とが出来なかった。 比較例3 実施例1において、160℃20kg/cm2 で30
分間プレスする代わりに、220℃20kg/cm2 
で10分間プレスした他は実施例1と同様にして積層体
を得た。 比較例4 実施例1において、140℃の熱風乾燥炉で45分間乾
燥させ半硬化状態にする代わりに、125℃熱風乾燥炉
で120分間乾燥させ半硬化状態の熱硬化性接着フィル
ムを得た他は実施例1と同様にして積層体を得た。
【0017】
【表】
【0018】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係わる熱硬化性接着フィルムは熱硬化性接着剤組成
物として、保存安定性、耐熱性、接着強度、耐薬品性及
び電気特性に優れたものであり、OPP等の離型フィル
ム上に塗布、乾燥することにより容易に半硬化状の熱硬
化性接着フィルムを形成することができる。しかも、こ
の発明の熱硬化性接着フィルムは、比較的低温で熱硬化
可能であるため非常に加工性に優れており、接着剤とし
て種々の複合材料(フレキシブルプリント配線板の多層
板の作製、補強板の接着、及び銅箔、銅線とポリイミド
フィルムとの複合材料など)の製造に好適に使用するこ
とができるものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ポリカプロラクトンポリオール、ジア
    ミン及びジイソシアネートから成る共重合体100重量
    部に対して、ノボラック型エポキシ樹脂30〜300重
    量部、可撓性付与剤3〜100重量部、塗膜性付与剤0
    .2〜20重量部を配合した組成物を成形してなる熱硬
    化性接着フィルム。
  2. 【請求項2】前記共重合体が、ポリカプロラクトンポリ
    オールが20〜80重量%、前記ジアミンが10〜40
    重量%、ジイソシアネートが10〜40重量%の割合で
    使用して重合させて得られる共重合体である請求項(1
    )記載の熱硬化性接着フィルム。
  3. 【請求項3】離型フィルム上で130〜150℃で乾燥
    後、半硬化状態にすることを特徴とする請求項(1)記
    載の熱硬化性接着フィルム。
  4. 【請求項4】ポリカプロラクトンポリオール、ジアミン
    及びジイソシアネートから成る共重合体100重量部に
    対して、ノボラック型エポキシ樹脂30〜300重量部
    、可撓性付与剤3〜100重量部、塗膜性付与剤0.2
    〜20重量部を配合した組成物を成形してなる熱硬化性
    接着フィルムと被接着物との最終的な硬化を150〜2
    00℃で行うことを特徴とする熱硬化性接着フィルムの
    使用法。
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