JP3522985B2 - 耐熱性接着剤組成物及びフレキシブル印刷配線用基板 - Google Patents

耐熱性接着剤組成物及びフレキシブル印刷配線用基板

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐熱性接着剤組成物
及びプリント配線等に使用されるフレキシブル印刷配線
用基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フレキシブル印刷配線用基板のベースに
は、高い耐熱性と優れた電気・機械特性を備えているこ
とが好ましいことから、電気絶縁性のフィルムが基材フ
ィルムとして用いられ、この基材フィルムと銅箔とを接
着剤を介して積層一体化したものをフレキシブル印刷配
線用基板のベースとしている。このように積層化されて
なるフレキシブル印刷配線用基板に要求される特性とし
ては、接着性、耐熱性、耐薬品性、電気特性等が挙げら
れる。最近では、エレクトロニクスの高性能化に伴い、
フレキシブル印刷配線用基板についてもファインパター
ン化、高密度化が進んでおり、このためフレキシブル印
刷配線用基板においても、接着性ばかりでなく、耐熱
性、屈曲性、寸法安定性等の諸特性の良好なものが要求
されている。従来、これらの要求を満たすものとして、
ナイロン/エポキシ樹脂系、ポリエステル/エポキシ樹
脂系、NBR/エポキシ樹脂系等の接着剤が挙げられる
(特公平5−62156号公報、特開昭63−2974
83号公報、特開平4−206112号公報、特開昭6
4−26690号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの接着
剤では、バランス良く諸特性を向上させることは難し
く、例えば接着性を向上させれば、耐熱性や屈曲性等が
劣り、カールが大きくなり、さらに寸法安定性が低下し
てしまう。このように各特性について一長一短があり、
上記要求に対して十分満足できるものではなかった。本
発明者等は上記問題点に鑑み、鋭意検討を重ねた結果、
本発明に至ったものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、組成
が 1)エポキシ樹脂100重量部、 2)ニトリルゴム30〜100重量部、 3)硬化剤1〜30重量部、 4)イミダゾール化合物、第三級アミン類のテトラ硼素
酸塩、硼弗化物及びオクチル酸塩より選択された1種ま
たは2種以上の硬化促進剤0.1〜5重量部よりなり、
かつ、該ニトリルゴムが A:末端にカルボキシル基が含有されたニトリルゴム
と、 B:末端にカルボキシル基を有さないアクリロニトリル
含量が25〜45重量%で残りがブタジエンよりなるニ
トリルゴムよりなり、その配合比A/Bが、重量比で9
5/5〜55/45である耐熱性接着剤組成物を要旨と
するものである。また、上記接着剤組成においてエポキ
シ樹脂が、 C:多官能エポキシ樹脂と、 D:一官能ポキシ樹脂よりなり、その配合比C/Dが、
重量比で99.5/0.5〜60/40であることが望
ましい。さらに、電気絶縁性フィルムに接着剤を介して
金属箔を積層一体化してなるフレキシブル印刷配線用基
板において、請求項1または2に記載の耐熱性接着剤組
成物を用いるフレキシブル印刷配線用基板を要旨とする
ものである。本発明の耐熱性接着剤組成物は、このフレ
キシブル印刷配線用基板の剥離強度、半田耐熱性、耐溶
剤性、耐折性、電気特性、カール等の特性を均一に向上
させ、さらに寸法安定性を著しく向上させることができ
るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態をさら
に詳述する。本発明の接着剤に用いるエポキシ樹脂は、
多官能エポキシ樹脂(以下Cとする)であり1分子中に
エポキシ基を2個以上有するものであれば良く、例えば
ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型
エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、
脂環型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂
及びこれらがハロゲン化されたエポキシ樹脂等が用いら
れる。市販品としてはエピコート(以下、EKと略す)
828 、同5050、同154 、同604 、同871 、同1001、同15
2 、同5048、同5049(以上、油化シェルエポキシ社製商
品名)、スミエポキシELA 115 、同127 、ESCN-195XL、
ELM120、ESB400(以上、住友化学社製商品名)、BREN-S
(日本化薬社製商品名)、EP-4100 (旭電化社製商品
名)等が例示される。これらのエポキシ樹脂は単独ある
いは必要に応じて2種以上併用して用いられる。
【0006】本発明者等はさらに、上記の多官能エポキ
シ樹脂CにDとして一官能エポキシ樹脂を配合すると、
上記特性の向上に加えて、さらに寸法安定性が著しく向
上することを見いだした。Dの一官能エポキシ樹脂とし
ては、1分子中に1個のエポキシ基を有しているもので
あれば良く、脂肪族型、芳香族型や、硫黄、ハロゲン等
を含んでいるものでも差し支えない。例えば、市販品名
としてはED-501、ED-502S 、ED-509、ED-509S 、ED-529
(以上、旭電化社製商品名)等が例示される。これらを
単独、または二種以上併用してもよい。また、上記エポ
キシ樹脂のCとDの配合比C/Dは、重量比で99.5/0.
5 〜60/40であり、好ましくは95/5〜75/25である。
C/Dが99.5/0.5 を超えると寸法安定性が著しく低下
してしまい、さらには接着剤の相溶性が低下し、粘度の
上昇、ゲル分の混入等が起こり、接着剤塗布時に悪影響
をもたらす。またC/Dが60/40未満では、硬化が不十
分となり、耐溶剤性、電気特性等に悪影響をもたらす。
【0007】次にニトリルゴム(以下、NBRと略す)
としては、Aとして末端にカルボキシル基が含有された
NBRと、Bとして末端にカルボキシル基を有さないア
クリロニトリル含量が25〜45重量%で残りがブタジ
エンよりなるNBRからなるものが用いられる。A/B
は、重量比で95/5〜55/45であることが必要で
あり、好ましくは85/15〜70/30である。A/
Bが55/45未満では電気特性が低下し、95/5を
超えるとカールが大きくなり、接着性も低下する。これ
らNBRの配合量は、エポキシ樹脂 100重量部に対
して30〜100重量部が必要であり、好ましくは40
〜60重量部であり、30重量部未満では、接着力が十
分でなく、100重量部を超えると耐熱性、電気特性が
低下する。
【0008】Aの、末端にカルボキシル基を含有したN
BRとしては、例えばアクリロニトリルとブタジエンと
を共重合させた共重合ゴムの末端基をカルボキシル化し
た共重合ゴムや、アクリロニトリル及びブタジエンとカ
ルボキシル基を含有した単量体との共重合ゴム等が挙げ
られる。このNBRは、アクリロニトリル含有量15〜
35重量%でさらに好ましくは20〜30重量%、末端
カルボキシル基含有量0.005〜5重量%で残りがブ
タジエンよりなるものが好ましい。末端カルボキシル基
含有量が0.005重量%未満では、硬化が十分でな
く、耐溶剤性、電気特性が低下し、また5重量%を超え
ると、剥離強度が低下し、カールも著しく大きなものと
なる。このNBRの市販品としては、ニポール(以下、
NPと略す)1072、同1072B、同DN631、
同1072J、同DN601(以上、日本ゼオン社製商
品名)、ハイカーCTBN、同CTBNX(以上、グッ
ドリッチ社製商品名)等が例示され、これらは単独ある
いは必要に応じて2種以上併用して用いることができ
る。
【0009】Bの、末端にカルボキシル基を有さないN
BRとしては、アクリロニトリル含量が25〜45重量
%で残りがブタジエンよりなるものである。このNBR
のアクリロニトリル含量は、25重量%未満では接着性
が充分でなく、45重量%を超えると電気特性が低下し
てしまい、さらには相溶性が悪く、塗布ムラが起きやす
くなることから、25〜45重量%が必要であり、好ま
しくは30〜45重量%のものである。このNBRの市
販品としては、例えばNP1031、同1001、同1
032、同DN225、同1041、同1042、同1
043、Zetpole2000、同2020、同31
10(以上、日本ゼオン社製商品名)等が挙げられ、こ
れらは単独あるいは必要に応じて2種以上併用して用い
ることができる。
【0010】硬化剤は、公知のエポキシ樹脂の硬化剤で
あれば良く、例えば、脂肪族アミン系硬化剤、脂環族ア
ミン系硬化剤、芳香族アミン系硬化剤、酸無水物系硬化
剤、ジシアンアミド、三フッ化硼素アミン錯塩等が例示
される。特に、4,4′−ジアミノジフェニルスルホン
(以下、DDSと略す)、4,4′−ジアミノジフェニ
ルメタン(以下、DDMと略す)が好ましい。これらは
単独あるいは必要に応じて2種以上併用して用いられ
る。これら硬化剤の配合量は、エポキシ樹脂 100重量部
に対して、1〜30重量部が必要であり、好ましくは 5.5
〜20重量部である。1重量部未満ではエポキシ樹脂の十
分な硬化が得られず、耐溶剤性、電気特性が低下し、30
重量部を超えると半田耐熱性が低下する。
【0011】硬化促進剤としては、例えば2−アルキル
−4−メチルイミダゾール、1−(2−シアノエチル)
−2−アルキルイミダゾール、2−フェニルイミダゾー
ル等のイミダゾール化合物、トリエチレンアンモニウム
テトラフェニルボレート等の第三級アミンのテトラフェ
ニル硼素酸塩、硼弗化亜鉛、硼弗化錫、硼弗化ニッケル
等の硼弗化物、オクチル酸亜鉛、オクチル酸錫等のオク
チル酸塩が挙げられ、これらは単独あるいは必要に応じ
て2種以上併用して用いることができる。またこれら硬
化促進剤の配合量は、エポキシ樹脂 100重量部に対し
て、 0.1〜5重量部が必要であり、好ましくは 0.3〜1
重量部である。 0.1重量部未満ではエポキシ樹脂の硬化
が不十分で、耐溶剤性、電気特性が低下し、5重量部を
超えると保存性が劣化し、また接着性、半田耐熱性が低
下する。
【0012】また、諸特性を低下させない範囲でその他
の樹脂や添加物を加えても良い。例えばポリエステル樹
脂、フェノール樹脂、酸化防止剤または難燃剤として有
機ハロゲン化合物、三酸化アンチモン、水酸化アルミニ
ウム、二酸化珪素等が挙げられる。
【0013】本発明の接着剤に用いられる溶剤として
は、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール
(IPA)、アセトン、メチルエチルケトン(ME
K)、トルエン、トリクロロエチレン、1,4−ジオキ
サン、1,3−ジオキサン、ジオキソラン等が挙げられ
る。上記溶剤溶液の、固形分濃度は10〜45重量%で
あればよく、好ましくは20〜35重量%である。固形
分濃度が45重量%を超えると粘度の上昇や相溶性の低
下により、塗布性が悪く、また10重量%未満では塗工
ムラが生じやすくなり、さらに脱溶媒量が多くなるとい
う問題がある。これらの接着剤組成は、ポットミル、ボ
ールミル、ロールミル、ホモジナイザー、スーパーミル
等を用いて混合される。
【0014】前記組成からなる接着剤の塗布厚は、乾燥
状態で5〜45μmであればよく、好ましくは5〜25μm
である。
【0015】本発明で用いられる電気絶縁性フィルムと
しては、ポリイミドフィルム、ポリエステルフィルム、
ポリパラバン酸フィルム、ポリエーテルエーテルケトン
フィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルム、アラ
ミドフィルム等が例示され、なかでもポリイミドフィル
ムが好ましい。フィルムの厚さは、必要に応じて適宜の
厚さのものを使用すれば良く、12.5〜125μmが好まし
い。またこれらフィルムの片面もしくは両面に表面処理
を行うことも可能であり、この表面処理としては、低温
プラズマ処理、コロナ放電処理、サンドブラスト処理等
が挙げられる。
【0016】金属箔としては、銅箔、アルミニウム箔、
タングステン箔、鉄箔等が例示され、特に銅箔を用いる
ことが好ましい。金属箔の厚さは、必要に応じて適宜の
厚さのものを使用すれば良く、18〜70μmが好ましい。
【0017】次に、本発明のフレキシブル印刷配線用基
板の製造方法について述べる。予め調製された前記組成
に必要量の溶剤を添加してなる接着剤溶液を、リバース
ロールコーター、コンマコーター等を用いて、前記電気
絶縁性フィルムに塗布する。これをインラインドライヤ
ーに通して80〜 140℃で2〜10分処理して接着剤の溶剤
を乾燥除去して半硬化状態とした後、加熱ロールにてこ
の接着剤塗布面に金属箔を線圧 0.2〜20kg/cm 、温度60
〜 150℃で圧着させる。得られた積層フィルムをさらに
キュアさせるために加熱してもよい。その加熱温度とし
ては、80〜 200℃、加熱時間を1分〜10時間かけて処理
するとよい。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。 実施例1 接着剤組成として、表1の実施例1の欄に示す接着剤組
成を用い、溶剤のMEK 250g及びトルエン 220gと共
に撹拌混合し、完全に溶解させて固形分濃度27重量%の
接着剤溶液を得た。次いで厚さが25μm、 200mm×200
mmのアピカル(鐘淵化学社製ポリイミドフィルム商品
名)に、リバースロールコーターにより該接着剤溶液を
乾燥後の厚さが20μmになるように塗布し、120 ℃×5
分の条件でインラインドライヤーを通して溶剤を乾燥除
去し、接着剤を半硬化状態とした。
【0019】この接着剤層付きフィルムの接着剤塗布面
に、厚さ35μm、 200mm× 200mmのBHN(ジャパンエ
ナジー社製圧延銅箔商品名)を重ね合わせ、温度 100
℃、線圧15kg/cm 、ラインスピード2m/min でロールラ
ミネーターにより加熱圧着し、さらに、170 ℃で3時間
加熱硬化させてフレキシブル印刷配線用基板を得た。こ
のフレキシブル印刷配線用基板の特性を測定し、結果を
表5に記す。
【0020】
【表1】
【0021】実施例2〜実施例8 接着剤組成として、表1の実施例2〜実施例8の各欄に
示す接着剤組成を用いる以外は実施例1と同様に行いフ
レキシブル印刷配線用基板を作製した。このフレキシブ
ル印刷配線用基板の特性の測定結果を表5に併記する。
【0022】比較例1〜比較例4 接着剤組成として、表2の比較例1〜比較例4の各欄に
示す接着剤組成を用いる以外は実施例1と同様に行いフ
レキシブル印刷配線用基板を作製した。このフレキシブ
ル印刷配線用基板の特性の測定結果を表5に併記する。
【0023】
【表2】
【0024】実施例9〜実施例14、比較例5 表3に示す接着剤組成の配合で、実施例1と同様に行
い、フレキシブル印刷配線用基板を作製した。このフレ
キシブル印刷配線用基板の特性の測定結果を表6に記
す。
【0025】
【表3】
【0026】なお、表1〜表3に記載のエポキシ樹脂
(C)、NBR(A、B)の具体的な特徴を表4に示
す。
【0027】
【表4】
【0028】また、表5、表6に示したフレキシブル印
刷配線用基板の物性測定方法は、次の通りである。 1)剥離強度 JIS C 6481に準拠して行う。1mm幅のフレキシブル印刷
配線用基板を固定して、90°方向に50mm/minの速度で銅
箔を引き剥し、その強度を測定した。
【0029】2)半田耐熱性 JIS C 6481に準拠して行う。25mm角のフレキシブル印刷
配線用基板をフロー半田浴に30秒間浮かべた後ふくれ、
剥れ等が生じない最高温度を測定した。
【0030】3)耐溶剤性 印刷と銅箔のエッチングとを施した1mm幅のフレキシブ
ル印刷配線用基板を70℃に加温したトルエン中に10分間
浸漬し、直ちに上記の剥離強度試験を行った。
【0031】4)耐折性(MIT法) JIS P 8115に準拠し、回路幅 1.5mm、全幅15mmのフレキ
シブル印刷配線用基板により行った。
【0032】5)線間絶縁抵抗 JIS C 6471に準じて、IPC FC 241のテストパターンによ
り、20℃、相対湿度60%雰囲気中に96時間放置したフレ
キシブル印刷配線用基板を、直流電圧 500Vを印加して
1分間保った後の電圧印加状態で、絶縁抵抗を測定し
た。
【0033】6)カール 20cm×20cm角のフレキシブル印刷配線用基板について、
銅箔を除去後、平坦な台の上に接着面を上に静置し、こ
のフィルムの四隅の、カール高さを測定し、平均を求め
た。(〇…0〜2cm、△…2〜5cm、×…5cm以上また
は測定不可)
【0034】7)寸法安定性 IPCFC 241 に準じ、フレキシブル印刷配線用基板の熱処
理(150 ℃×30分)によるMD(塗布)方向の寸法の変
化を下式より求めた。 寸法安定性={(熱処理後)−(熱処理前)}/(熱処
理前)×100 [%]
【0035】
【表5】
【0036】
【表6】
【0037】表5から、接着剤の組成が本発明の範囲と
した実施例1〜実施例8においては、表記した特性値が
均一に向上しており、いずれも良好な値を示しているこ
とがわかる。また表6から、エポキシ樹脂の組成を本発
明の範囲とした実施例9〜実施例15は、上記特性の均
一な向上に加えて、さらに寸法安定性の優れたものが得
られることがわかる。
【0038】
【発明の効果】本発明の耐熱性接着剤組成物により、優
れた接着性を保持しつつ、電気特性・屈曲性にも優れた
接着剤層を有するフレキシブル印刷配線用基板を提供す
ることができる。
フロントページの続き (72)発明者 栄口 吉次 茨城県鹿島郡神栖町大字東和田1番地 信越化学工業株式会社 塩ビ技術研究所 内 (56)参考文献 特開 平4−202318(JP,A) 特開 平4−206112(JP,A) 特開 平4−197746(JP,A) 特開 昭64−26690(JP,A) 特開 平6−1961(JP,A) 特開 平7−231162(JP,A) 特開 平6−330014(JP,A) 特開 平6−322324(JP,A) 特開 平4−328183(JP,A) 特開 平5−287255(JP,A) 特開 平4−370996(JP,A) 特開 昭59−140279(JP,A) 特開 昭59−218738(JP,A) 特開 平3−220281(JP,A) 特開 平6−128547(JP,A) 特開 昭60−243181(JP,A) 国際公開96/031574(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 4/00 201/10 C08G 59/00 - 59/72 H05K 3/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組成が、 1)エポキシ樹脂100重量部、 2)ニトリルゴム30〜100重量部、 3)硬化剤1〜30重量部、 4)イミダゾール化合物、第三級アミン類のテトラ硼素
    酸塩、硼弗化物及びオクチル酸塩より選択された1種ま
    たは2種以上の硬化促進剤0.1〜5重量部よりなり、 かつ、該ニトリルゴムが A:末端にカルボキシル基が含有されたニトリルゴム
    と、 B:末端にカルボキシル基を有さないアクリロニトリル
    含量が25〜45重量%で残りがブタジエンよりなるニ
    トリルゴムよりなり、 その配合比A/Bが、重量比で95/5〜55/45で
    ある耐熱性接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 エポキシ樹脂が、 C:多官能エポキシ樹脂と、 D:一官能エポキシ樹脂よりなり、その配合比C/D
    が、重量比で99.5/0.5〜60/40である請求
    項1に記載された耐熱性接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 電気絶縁性フィルムに接着剤を介して金
    属箔を積層一体化してなるフレキシブル印刷配線用基板
    において、請求項1または2に記載の耐熱性接着剤組成
    物を用いることを特徴とするフレキシブル印刷配線用基
    板。
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