JP2991484B2 - フレキシブル印刷配線用基板 - Google Patents
フレキシブル印刷配線用基板Info
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Description
半田耐熱性及び高温特性に優れたフレキシブル印刷配線
用基板に関するものである。
信用、民生用などの電子機器の小型化、軽量化、高密度
化が進み、これらの性能に対する要求が益々コードなも
のとなってきている。このような要求に対してフレキシ
ブル印刷配線用基板は、可撓性を有し繰返し屈曲に耐え
るため、狭い空間に立体的高密度の実装が可能であり、
電子機器への配線、ケーブル、或はコネクター機能を付
与した複合部品としてその用途が拡大しつつある。
材としてポリイミド樹脂またはポリエステル樹脂のフィ
ルムが用いられ、これらの基材フィルムと銅箔、アルミ
ニウム箔などの金属箔とを接着剤を介して積層一体化し
たものをベースとし、これに回路を形成してカメラ、電
卓、コンピュータなどの多くの機器に実装されている。
このフレキシブル印刷配線用基板には、金属箔とフィル
ムとの接着性ばかりでなく、寸法安定性、耐熱性、耐薬
品性、可撓性、電気絶縁性などの諸特性の良好なことが
要求されている。
イロン/エポキシ系樹脂、ポリエステル/エポキシ系樹
脂及びアクリル系樹脂など種々の接着剤が提案されてい
るが、それぞれ一長一短があり、前記した諸特性を満足
することは、極めて困難であった。
ので特に接着性、半田耐熱性及び高温特性に優れたフレ
キシブル印刷配線用基板を提供しようとするものであ
る。
剤について鋭意検討した結果、本発明を完成するに至っ
たものであり、その要旨とするところは、 イ)エポキシ樹脂 100重量部 ロ)カルボキシル基含有ニトリルゴム 20〜150重量部 ハ)芳香族アミン系硬化剤 5〜50重量部 ニ)第三級アミン類のテトラフェニル硼素酸塩、亜鉛、
錫、ニッケルの硼弗化物及びオクチル酸塩より選択され
た1種又は2種以上の硬化促進剤 0.1〜5重量部 からなる接着剤を介して得られたフレキシブル印刷配線
用基板にある。
ると、 イ)エポキシ樹脂としては、1分子中にエポキシ基を2
個以上有するものであればよく、例えばビスフェノール
A型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、
ノボラック型エポキシ樹脂、脂環型エポキシ樹脂、グリ
シジルアミン型エポキシ樹脂及びこれらのハロゲン化さ
れたエポキシ樹脂等が用いられる。市販品ではエピコー
ト828,871,1001,152,154,604,5048,5049,5059(油化シ
ェルエポキシ社製、商品名)スミエポキシELA115,127,E
SCN−195XL,ELM120,ESB340,400(住友化学社製、商品
名)BREN−S(日本化薬製、商品名)等が挙げられる。
これらのエポキシ樹脂を単独もしくは2種以上併用する
ことも可能である。
ロニトリルとブタジエンとを共重合させた共重合ゴムの
末端基をカルボキシル化したもの、もしくはアクリロニ
トリル、ブタジエンとカルボキシル基を含有した重合性
の単量体との共重合ゴムが用いられる。市販品ではハイ
カーCTBN,CTBNX,1072(グッドリッチ社製、商品名)、
ニポール1072,1072J,1072B、ニポールDN612,631,601
(日本ゼオン社製、商品名)等が挙げられる。これらの
カルボキシル基含有ニトリルゴムを、単独もしくは2種
以上併用することも可能である。また用いられるカルボ
キシル基含有ニトリルゴムの縮合アクリロニトリル量は
10〜30重量%。カルボキシル基含有量は1〜8重量%が
好ましい。
ルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、フェニレンジ
アミン等が挙げられる。これらを単独または2種以上併
用することも可能である。
トラフェニルボレート等の第三級アミンのテトラフェニ
ル硼素酸塩、硼弗化亜鉛、硼弗化錫、硼弗化ニッケルの
硼弗化物、及びオクチル酸亜鉛、オクチル酸錫等のオク
チル酸塩が挙げられる。これらを単独または2種以上併
用することも可能である。
び添加剤を加えることも可能である。例えば、ポリエス
テル樹脂、フェノール樹脂、酸化防止剤、難燃剤として
有機ハロゲン化合物、三酸化アンチモン、水酸化アルミ
ニウム、二酸化ケイ素等が挙げられる。
下記に示す通りである。
に拠る)に対し、 ロ)カルボキシル基含有ニトリルゴムは、20〜150部加
えるのが好ましく、さらに好ましくは40〜120部であ
り、多過ぎると耐熱性、電気特性、長期耐熱性が低下
し、少な過ぎると接着性、高温特性、可撓性が低下す
る。
びロ)成分により適宜決められる。硬化剤が多過ぎると
未反応の硬化剤が残り耐熱性、接着性が低下し、少な過
ぎると硬化が十分に進まず耐熱性が低下する。
ぎると接着剤の保存性が悪くなるとともに耐熱性、接着
性が低下し、少な過ぎると硬化が十分に進まず耐熱性が
低下してしまう。
イミドフィルム、ポリエステルフィルム、ポリパラバン
酸フィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポ
リフェニレンサルファイドフィルム、アラミドフィルム
等が例示されるが、本発明の効果を十分に生かすために
はポリイミドフィルムを用いることが好ましい。厚さは
通常12.5〜75μmの範囲であるが、必要に応じて適宜の
厚さのものが使用される。また、フィルムの片面もしく
は両面に表面処理として低温プラズマ処理、コロナ放電
処理、サンドブラスト処理等を行なうことも可能であ
る。金属箔としては銅箔、アルミニウム箔、タングステ
ン箔、鉄箔等が例示されるが、特に銅箔を用いることが
好ましい。厚さは通常18〜70μmの範囲であるが、必要
に応じて適宜の厚さのものが使用される。
いて説明する。あらかじめ調整された接着剤組成物溶液
をリバースロールコーター、コンマコーター等を用いて
ポリイミドフィルム等の電気絶縁性フィルム(または金
属箔)に乾燥状態で厚さ25±15μmになるように塗布
し、インラインドライヤーにより80〜140℃で加熱乾燥
して溶剤を蒸発させ、接着剤を半硬化の状態とする。こ
の接着剤付き電気絶縁性フィルム(または金属箔)の接
着剤面に銅箔、アルミ箔などの金属箔(または電気絶縁
性フィルム)を重ね合わせ、ロールラミネーターにより
加熱圧着し、さらに必要に応じてアフターキュアを行な
うことによってフレキシブル印刷配線用基板が得られ
る。圧着条件としては、通常、温度80〜140℃、線圧10
〜30kg/cm、速度1〜10m/minの範囲が好ましい。
を挙げて説明するが、本発明はこれら実施例に限定さる
ものではない。なお、具体例中の部数および%は全て固
型分の重量による。
行ない30%MEK(メチルエチルケトン)溶液とした。こ
の接着剤溶液をリバースロールコーターを用いてカプト
ン100H(デュポン社製ポリイミドフィルム商品名、厚さ
25μm)に乾燥状態で厚さ20μmになるように塗布し、
インラインドライヤーにより120℃で5分間加熱乾燥し
て溶剤を蒸発させ、接着剤を半硬化の状態とした。この
接着剤付ポリイミドフィルムの接着面に電解銅箔(三井
金属社製、3EC−III、35μm)を重ね合わせ、ロールラ
ミネーターにより加熱圧着した。圧着条件としては、温
度100℃、線圧15kg/cm、速度2m/minで行なった。得られ
たフレキシブル印刷配線用基板を温度130℃で2時間ア
フターキュアを行ない、その特性を表−2に示した。
側から引き剥す。
レ、ハガレ等が生じない温度を示す。
(JIS C 6481に準拠)を測定する。
溶剤中に10分間浸漬し、これを取り出して目視によりフ
クレ、ハガレ等の有無を調べた。使用した溶剤:MEK、ト
ルエン、1.1.1−トリクロロエタン。
フレキシブル印刷配線用基板を提供することが可能であ
り、産業上その利用価値が極めて高いものである。
Claims (1)
- 【請求項1】電気絶縁性フィルムに下記組成の接着剤を
介して金属箔と積層一体化させてなるフレキシブル印刷
配線用基板。 イ)エポキシ樹脂 100重量部 ロ)カルボキシル基含有ニトリルゴム 20〜150重量部 ハ)芳香族アミン系硬化剤 5〜50重量部 ニ)第三級アミン類のテトラフェニル硼素酸塩、亜鉛、
錫、ニッケルの硼弗化物及びオクチル酸塩より選択され
た1種又は2種以上の硬化促進剤 0.1〜5重量部
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2331762A JP2991484B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | フレキシブル印刷配線用基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2331762A JP2991484B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | フレキシブル印刷配線用基板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04206112A JPH04206112A (ja) | 1992-07-28 |
JP2991484B2 true JP2991484B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=18247336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2331762A Expired - Lifetime JP2991484B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | フレキシブル印刷配線用基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2991484B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5742346B2 (ja) * | 2010-03-25 | 2015-07-01 | ヤマハ株式会社 | エポキシ樹脂系接着剤用硬化剤組成物および多孔質体用接着剤 |
-
1990
- 1990-11-29 JP JP2331762A patent/JP2991484B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04206112A (ja) | 1992-07-28 |
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