JPH04372321A - トランスファ装置 - Google Patents

トランスファ装置

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JPH04372321A
JPH04372321A JP14763691A JP14763691A JPH04372321A JP H04372321 A JPH04372321 A JP H04372321A JP 14763691 A JP14763691 A JP 14763691A JP 14763691 A JP14763691 A JP 14763691A JP H04372321 A JPH04372321 A JP H04372321A
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pallet
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rocker arm
conveyor
transfer device
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Tsugio Ueno
上野 二男
Mizuo Shibazaki
柴崎 瑞雄
Kazunori Kawai
和紀 河井
Keiichi Yamada
恵一 山田
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加工物、例えばロッ
カーアームを順次各ステーションに移送して所定の加工
作業を自動的に行うトランスファ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用エンジンのバルブを作
動させるためのロッカーアームは、効率的に大量生産す
ることが望まれており、この種のロッカーアームの加工
作業に、各種の加工機や計測機をライン状に配置させた
トランスファ装置が使用されている。
【0003】ところで、ロッカーアームには、カムシャ
フトに設けられたカム部に接するスリッパ面が備えられ
ており、このスリッパ面は、高面圧、高滑り速度となる
ために高精度に製造される必要がある。この場合、従来
のトランスファ装置では、搬送コンベアによって搬送さ
れてくるロッカーアームが、この搬送コンベア上で位置
ずれし易いため、前記搬送コンベアから各種加工機のワ
ーク取り付け治具に、ローダを介してこのロッカーアー
ムを確実かつ高精度に搬送することができないという問
題がある。そこで、ロッカーアームを搬送コンベアに対
して確実に固定するために、クランプ手段を設けること
が考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロッカ
ーアームをクランプ手段により搬送コンベア上に固定す
ると、このロッカーアームの着脱作業に相当な時間がか
かってしまい、特に複数の作業用ステーションを備えた
トランスファ装置では、効率的なトランスファ加工が達
成されないという問題が指摘されている。
【0005】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、ロッカーアーム等のワークを搬送コンベアと各ス
テーションのワーク取り付け治具との間で迅速かつ確実
に交換することができ、ワークのトランスファ加工を効
率的に遂行することが可能なトランスファ装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、搬送コンベアと、ワークに設けられた
一組の孔部に挿入されてこのワークを位置決め保持する
位置決めピンを有するとともに、前記搬送コンベア上に
水平姿勢で配置されて各ステーション間を搬送されるパ
レットと、前記パレット上でワークの少なくともいずれ
かの孔部に挿入されて前記孔部内壁面を押圧保持するチ
ャック部を有するとともに、前記ワークを前記パレット
から離脱させて各ステーションのワーク取り付け治具に
保持されている他のワークと交換自在なワーク交換機構
とを備えることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の本発明に係るトランスファ装置では、搬
送コンベア上のパレットに設けられた位置決めピンがワ
ークの孔部に挿入されて、このワークが前記パレットに
対して位置決め保持された後、前記搬送コンベアと一体
的に所定のステーションに対応して搬送される。ここで
、ワーク交換機構を構成するチャック部がワークの孔部
に挿入されてこの孔部内壁面が押圧保持されると、この
ワーク交換機構が、前記ワークをパレット上から離脱さ
せて所定のステーションのワーク取り付け治具側に移動
させ、このワーク取り付け治具に保持されている他のワ
ークと交換する作業が行われる。このため、ワークを搬
送コンベアに固定するためのクランプ手段が不要となり
、ワーク交換作業が一挙に迅速に遂行される。
【0008】
【実施例】本発明に係るトランスファ装置について実施
例を挙げ、添付の図面を参照して以下に説明する。
【0009】図2において、参照符号10は、本実施例
に係るトランスファ装置を示す。このトランスファ装置
10は、搬送コンベア12と、ロッカーアーム(ワーク
)14に設けられた一組の孔部16、18に挿入されて
このロッカーアーム14を位置決め保持する位置決めピ
ン20、22を有するとともに、前記搬送コンベア12
上に水平姿勢で配置されて第1ステーションS1乃至第
3ステーションS3間を搬送されるパレット24と、こ
のパレット24上でロッカーアーム14の孔部16に挿
入されて前記孔部16の内壁面を押圧保持するチャック
部26を有するとともに、前記ロッカーアーム14を前
記パレット24から離脱させて各ステーションS1乃至
S3のワーク取り付け治具28a乃至28cに保持され
た他のロッカーアーム14と交換自在なワーク交換機構
である旋回ローダ30、32および反転ローダ34とを
備える(図1および図2参照)。
【0010】この搬送コンベア12は、回転駆動源36
を備え、この回転駆動源36に連結された第1スプロケ
ット38と第2スプロケット40とにチェーン42が係
合される。図3に示すように、このチェーン42は、複
数の基部材44とこれを連結するローラ46とを備え、
各基部材44に治具プレート48が装着される。この治
具プレート48は、その搬送方向(矢印A方向)両端を
屈曲させて断面コ字状を有し、その各屈曲部にコイルス
プリングCとプランジャPとを備えたストッパ手段50
が装着されている。
【0011】図4に示すように、チェーン42の両側に
は、治具プレート48に係合してこの治具プレート48
を案内するための一組のガイド板52a、52bが矢印
A方向に延びて配置されるとともに、このチェーン42
の下方には、各ローラ46を保持するためのガイドレー
ル54が設けられている。ガイド板52aには、各ステ
ーションS1、S2に対応する位置に位置決め機構56
が装着される。この位置決め機構56は、シリンダ58
を備え、このシリンダ58から延びるロッド60に先端
突起状の位置決め部材62が固着される。
【0012】図5に示すように、パレット24の端部側
に基準点Fが設けられ、この基準点Fからロッカーアー
ム14のスリッパ面Mの形状(曲率等)に対応して所定
の距離Lだけ離間して位置決めピン22が設けられる。 この位置決めピン22には、ロッカーアーム14の孔部
18の内壁面を押圧してこのロッカーアーム14を固定
するためのコイルスプリングCとプランジャPとを備え
たストッパ手段23が設けられている。このパレット2
4の搬送方向両端面にV溝25が形成されるとともに、
このV溝25に交差する両端面には、それぞれ一組の孔
部64、66が形成され、この孔部66側の側面部にV
字状の切欠溝部68が形成される。
【0013】第1ステーションS1に配置される旋回ロ
ーダ30は、回転駆動源70に連結された回転台72を
備え、この回転台72の両側にそれぞれチャック部26
が装着される。このチャック部26は、公知の平行開閉
チャックであり、概略的に説明すると同軸的に配置され
た二つのピストンの移動によって互いに開閉動作する一
組の爪部材76を備えている。この第1ステーションS
1には、ワーク取り付け治具28aを構成する縦型揺動
ユニット79に保持されたロッカーアーム14のスリッ
パ面Mに研削加工を施すための研削機80が配設されて
いる。この研削機80は、アクチュエータ82a、82
bを介して矢印A方向およびこれに交差する矢印B方向
に移動自在な研削ユニット84を備え、この研削ユニッ
ト84に回転駆動源86に連結された研削砥石88が回
転自在に装着されている。
【0014】第2ステーションS2に配置されている旋
回ローダ32は、上述した旋回ローダ30と同様に構成
されており、その詳細な説明は省略する。この第2ステ
ーションS2には、ロッカーアーム14の研削状態を検
査するための検査機90が配置され、この検査機90は
、ロッカーアーム14のスリッパ面Mに係合してこのス
リッパ面Mと孔部16の中心との距離を測定して前記ス
リッパ面Mの研削状態の良否を検査するためのダイヤル
ゲージ(図示せず)を備える。
【0015】第3ステーションS3には、搬送コンベア
12上のパレット24を、治具プレート48より離脱さ
せて水平姿勢から垂直姿勢に変換させる姿勢変換ユニッ
ト92が配置されている。図6に示すように、この姿勢
変換ユニット92は、ガイド板52a側に固持された取
り付け部材94を備え、この取り付け部材94に一対の
ガイドレール96a、96bが固定されるとともに、こ
のガイドレール96a、96bに、可動台98がシリン
ダ100を介して矢印A方向に進退自在に設けられる。 この可動台98に、シリンダ102を介して昇降台10
4が昇降自在に装着され、この昇降台104に固着され
た回転駆動源106から水平方向に向かって延びるロッ
ド108に揺動部材110の一端側が固定される。この
揺動部材110の他端側には、シリンダ112を介して
開閉自在な一対の開閉爪114a、114bが設けられ
、この開閉爪114a、114bには、互いに対向する
内壁にパレット24のそれぞれ一組の孔部64、66に
挿入自在なそれぞれ一組の位置決めピン116、118
が設けられる。
【0016】この第3ステーションS3に配置される反
転ローダ34は、上述した旋回ローダ30を横型に構成
したものであり、図2に示すように、矢印A方向に進退
自在な本体部120を備え、この本体部120に回転駆
動源122に連結された回転台124が装着されるとと
もに、この回転台124の両側にそれぞれチャック部1
26が装着される。このチャック部126に対向するワ
ーク取り付け治具28cは、ロッカーアーム14を立位
状態で固定可能なクランプ部材128を備え、駆動機構
130を介してこのロッカーアーム14を上下方向に揺
動自在に保持する。この駆動機構130は、回転駆動源
132の回転軸(図示せず)に連結された揺動アーム1
34を備え、この揺動アーム134の端部が、ワーク取
り付け治具28cに係合している。
【0017】第3ステーションS3に、ワーク取り付け
治具28cに保持されたロッカーアーム14のスリッパ
面Mに超仕上げ加工を施すための水平揺動研削機136
が配置される。この水平揺動研削機136は、水平方向
に揺動自在な揺動ユニット138を備え、この揺動ユニ
ット138に比較的軟質な砥石140が装着されている
(図2参照)。
【0018】次に、このように構成されるトランスファ
装置10の動作について説明する。
【0019】まずロッカーアーム14の種類に対応して
所望のパレット24が用意され、このパレット24が、
各治具プレート48にストッパ手段50を介して固定さ
れている。そして、搬送方向(矢印A方向)上流側のパ
レット24に、ロッカーアーム14が保持される。ここ
で、ロッカーアーム14の孔部16、18に、パレット
24の位置決めピン20、22が挿入されるとともに、
この位置決めピン22に設けられたストッパ手段23を
介してこのロッカーアーム14が、パレット24上に位
置決め固定される。
【0020】搬送コンベア12を構成する回転駆動源3
6の作用下に、第1および第2スプロケット38、40
を介してチェーン42が駆動され、このチェーン42の
各治具プレート48に装着されたパレット24が、矢印
A方向に移動を開始する。その際、治具プレート48は
、一組のガイド板52a、52bに案内されるとともに
、チェーン42の各ローラ46は、ガイドレール54に
よって保持されており、このチェーン42に弛みが生ず
ることなくパレット24を正確に搬送することができる
【0021】パレット24が、第1ステーションS1に
至ると、回転駆動源36が滅勢されるとともに、この第
1ステーションS1に対応して配置されている位置決め
機構56を構成するシリンダ58が駆動される。このた
め、ロッド60がパレット24側に突出し、このロッド
60に設けられている位置決め部材62がこのパレット
24の切欠溝部68に係合してパレット24の矢印A方
向の位置決めがなされる。その際に、このパレット24
がガイド板52bに押圧されてこの矢印A方向に交差す
る矢印B方向に対する位置決めが行われ、ロッカーアー
ム14は、第1ステーションS1に対して正確に配置さ
れることになる。
【0022】次に、旋回ローダ30を構成する回転駆動
源70の駆動作用下に回転台72が回転され、一方のチ
ャック部26が、パレット24上のロッカーアーム14
の上方に配置されると、このチャック部26が下降され
て一組の爪部材76をこのロッカーアーム14の孔部1
6内に挿入させる。そして、図示しない一方のピストン
が移動され、一組の爪部材76が、互いに離間する方向
にかつ位置決めピン20のすり割り方向に移動してロッ
カーアーム14の孔部16の内壁面を押圧保持する。
【0023】この状態で、チャック部26がロッカーア
ーム14と一体的に上昇されると、このロッカーアーム
14が、位置決めピン22のストッパ手段23に抗して
パレット24から取り出される。ここで、チャック部2
6に、ロッカーアーム14の孔部18に挿入してこのロ
ッカーアーム14の位置ずれを防止する係止ピン等を設
けておくとよい。回転駆動源70を介して回転台72が
旋回され、パレット24に保持されていたロッカーアー
ム14がワーク取り付け治具28a側に搬入されるとと
もに、このワーク取り付け治具28aに保持されて研削
機80による研削加工終了後のロッカーアーム14は、
他方のチャック部26に保持されてパレット24上に搬
送される。
【0024】ロッカーアーム14が、ワーク取り付け治
具28aを構成する縦型揺動ユニット79に装着された
後、研削機80を構成する研削ユニット84が、アクチ
ュエータ82a、82bを介して矢印A方向および矢印
B方向に移動しながら回転駆動源86の作用下に研削砥
石88が回転される。このため、縦型揺動ユニット79
に保持されて揺動するロッカーアーム14のスリッパ面
Mに研削加工が遂行される。
【0025】第1ステーションS1において所定の研削
加工が終了したロッカーアーム14は、旋回ローダ30
を介してパレット24上に保持された後、この第1ステ
ーションS1で別のロッカーアーム14の研削加工が行
われている際に、このパレット24と一体的に矢印A方
向に搬送されて第2ステーションS2に搬入される。こ
の第2ステーションS2では、同様に位置決め機構56
を介して位置決めされたロッカーアーム14が、旋回ロ
ーダ32に保持されてワーク取り付け治具28bに搬送
される一方、このワーク取り付け治具28bに保持され
ていた他のロッカーアーム14が、この旋回ローダ32
を介してパレット24側に同時に移動される。
【0026】この第2ステーションS2において、検査
機90を構成するダイヤルゲージ(図示せず)が、ワー
ク取り付け治具28bに保持されたロッカーアーム14
のスリッパ面Mに係合してこのスリッパ面Mと孔部16
の中心との距離を測定する。この結果、距離が許容範囲
であれば、ロッカーアーム14の研削加工が良好と判断
されて、次なる工程、すなわち第3ステーションS3に
向かう。
【0027】第3ステーションS3では、姿勢変換ユニ
ット92を構成する開閉爪114a、114bが搬送コ
ンベア12上で互いに開状態で待機している。この第3
ステーションS3に搬入されたパレット24は、開閉爪
114a、114b間で停止され、シリンダ112の作
用下にこの開閉爪114a、114bが互いに近接変位
する。従って、開閉爪114a、114bの内壁に設け
られた位置決めピン116、118が、パレット24の
両側部に形成された孔部64、66に挿入してこのパレ
ット24が位置決め保持される。
【0028】次いで、シリンダ102を介して昇降台1
04が所定の高さ位置まで上昇されると、開閉爪114
a、114bに保持されているロッカーアーム14が、
パレット24から離脱して上昇変位する。さらに、回転
駆動源106が駆動されてロッド108と揺動部材11
0とが、一体的に90°回転してシリンダ112側が上
方に配置される。従って、パレット24が、ロッカーア
ーム14を保持して垂直姿勢に配置され、この状態で、
シリンダ100の作用下に可動台98が、一対のガイド
レール96a、96bの案内作用下に反転ローダ34側
に移動して停止される。
【0029】そこで、反転ローダ34を構成する本体部
120が矢印A方向に移動して、この本体部120に備
えられている一方のチャック部126が、垂直姿勢のパ
レット24に保持されているロッカーアーム14の孔部
16の内壁面を保持する。このチャック部126は、本
体部120と一体的にパレット24から離間する方向に
移動した後、回転駆動源122を介して回転台124と
ともに180°反転し、ワーク取り付け治具28cに配
置される。その際、このワーク取り付け治具28cに保
持されて超仕上げ加工が終了した他のロッカーアーム1
4は、回転台124に設けられている他のチャック部1
26を介して搬送コンベア12の上方で立位姿勢に保持
されているパレット24に装着される。
【0030】ワーク取り付け治具28cに、クランプ部
材128を介してロッカーアーム14が固定された後、
駆動機構130を構成する回転駆動源132の作用下に
揺動アーム134が揺動してこの揺動アーム134に係
合するワーク取り付け治具28cが、上下方向に揺動す
る。これに同期して、水平揺動研削機136を構成する
揺動ユニット138が、砥石140と一体的に水平方向
に進退変位する。これによって、ロッカーアーム14の
スリッパ面Mに、比較的軟質な砥石140を介して超仕
上げ加工が施されることになる。
【0031】第3ステーションS3で超仕上げ加工が行
われたロッカーアーム14は、反転ローダ34を介して
立位状態のパレット24側に搬送されてこのパレット2
4に保持される。次に、姿勢変換ユニット92を構成す
る可動台98が、シリンダ100を介して矢印A方向に
移動した後、回転駆動源106の駆動作用下に揺動部材
110が、前記とは逆方向に揺動変位して開閉爪114
a、114bが水平姿勢に配置される。さらに、シリン
ダ102の作用下に昇降台104が下降し、開閉爪11
4a、114bに保持されているロッカーアーム14が
、搬送コンベア12上の治具プレート48に配置される
。ここで、シリンダ112が駆動されて開閉爪114a
、114bが互いに離間する方向に変位し、この開閉爪
114a、114bに設けられた位置決めピン116、
118が、パレット24の両側部に形成された孔部64
、66から離間してこのパレット24を治具プレート4
8に保持させる。
【0032】治具プレート48は、ロッカーアーム14
を保持した状態で搬送コンベア12の駆動作用下に矢印
A方向に移動し、このロッカーアーム14を次なる作業
ステーション等に搬送する。
【0033】この場合、本実施例では、ロッカーアーム
14に設けられている一組の孔部16、18にパレット
24の位置決めピン20、22を挿入させることにより
、このロッカーアーム14をパレット24に対して位置
決め保持するよう構成されている。このため、旋回ロー
ダ30を構成する一方のチャック部26の爪部材76を
、パレット24上のロッカーアーム14に設けられてい
る孔部16に挿入して開動させることにより、このパレ
ット24からロッカーアーム14を容易かつ迅速に取り
出すことができる。
【0034】従って、ロッカーアーム14をパレット2
4に固定するために従来のクランプ手段を設けるものに
比べ、このパレット24に対するロッカーアーム14の
着脱作業が一挙に短時間で遂行されるという効果が得ら
れる。その際、パレット24の位置決めピン22に、コ
イルスプリングCとプランジャPとを備えたストッパ手
段23が設けられているため、ロッカーアーム14をこ
のパレット24により確実に固定することができる。し
かも、パレット24は、搬送コンベア12を構成する治
具プレート48上に残置されるため、旋回ローダ30、
32および反転ローダ34を有効に小型化することが可
能になる。
【0035】これによって、各ステーションS1乃至S
3においてパレット24とワーク取り付け治具28a乃
至28cとの間におけるロッカーアーム14の受渡し作
業が容易かつ効率的に行われるという利点が得られる。
【0036】さらに、ロッカーアーム14の種類が異な
る際には、そのロッカーアーム14の形状に応じたパレ
ット24を治具プレート48に装着するだけで、容易に
対応することができる。すなわち、図7に示すように、
種類の異なるロッカーアーム14a乃至14cに応じて
パレット24a乃至24cが用意される。このパレット
24a乃至24cは、同一の位置に基準点Fが設けられ
ており、この基準点Fから位置決めピン22までの距離
L1乃至L3が、各ロッカーアーム14a乃至14cの
スリッパ面Mの形状(曲率等)に対応して選択されてい
る。
【0037】このように、パレット24a乃至24cの
基準点Fの位置が常に同一であるため、旋回ローダ30
、32および反転ローダ34のシフトが不要になり、異
なるロッカーアーム14を用いる際に効率的に対応する
ことが可能になるという効果がある。
【0038】
【発明の効果】本発明に係るトランスファ装置によれば
、以下の効果が得られる。
【0039】搬送コンベア上のパレットに設けられた位
置決めピンがワークの孔部に挿入されて、このワークが
前記パレットに対して位置決め保持されるため、ワーク
を搬送コンベアにクランプ手段を介して固定するものに
比べ、ワークの着脱作業が一挙に迅速に遂行される。こ
のため、ワーク交換機構を構成するチャック部によりワ
ークを容易に保持することができ、このワーク交換機構
を介してパレットと各ステーションとの間におけるワー
ク交換作業を効率的に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るトランスファ装置の要部
斜視説明図である。
【図2】前記トランスファ装置の概略構成説明図である
【図3】パレットおよび治具プレートの側面図である。
【図4】前記トランスファ装置を構成する搬送コンベア
の説明図である。
【図5】前記パレットおよびロッカーアームの平面図で
ある。
【図6】前記トランスファ装置を構成する姿勢変換ユニ
ットの斜視説明図である。
【図7】種々のロッカーアームとこれに対応するパレッ
トとの平面説明図である。
【符号の説明】
10…トランスファ装置 12…搬送コンベア 14…ロッカーアーム 16、18…孔部 20、22…位置決めピン 23…ストッパ手段 24…パレット 26…チャック部 28a〜28c…ワーク取り付け治具 30、32…旋回ローダ 34…反転ローダ 42…チェーン 48…治具プレート 56…位置決め機構 64、66…孔部 68…切欠溝部 76…爪部材 80…研削機 92…姿勢変換ユニット 114a、114b…開閉爪 136…水平揺動研削機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送コンベアと、ワークに設けられた一組
    の孔部に挿入されてこのワークを位置決め保持する位置
    決めピンを有するとともに、前記搬送コンベア上に水平
    姿勢で配置されて各ステーション間を搬送されるパレッ
    トと、前記パレット上でワークの少なくともいずれかの
    孔部に挿入されて前記孔部内壁面を押圧保持するチャッ
    ク部を有するとともに、前記ワークを前記パレットから
    離脱させて各ステーションのワーク取り付け治具に保持
    されている他のワークと交換自在なワーク交換機構とを
    備えることを特徴とするトランスファ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、パレットに
    設けられた少なくとも一方の位置決めピンは、ワークの
    孔部内壁面を押圧してこのワークを保持可能な弾性体を
    有したストッパ手段を備えることを特徴とするトランス
    ファ装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の装置において、パレットは
    、搬送コンベアと一体的に移動する治具プレートに取り
    外し自在に装着されることを特徴とするトランスファ装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の装置において、搬送コンベ
    ア上のパレットを、治具プレートから離脱させて水平姿
    勢から垂直姿勢に変換させる姿勢変換ユニットを備える
    ことを特徴とするトランスファ装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の装置において、垂直姿勢の
    パレットに保持されているワークを前記パレットから離
    脱させ、加工ステーションのワーク取り付け治具に垂直
    姿勢で保持されている他のワークと交換するワーク交換
    機構を備えることを特徴とするトランスファ装置。
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