JPH0988527A - エンジンの弁機構組立方法およびその装置 - Google Patents

エンジンの弁機構組立方法およびその装置

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JPH0988527A
JPH0988527A JP24324195A JP24324195A JPH0988527A JP H0988527 A JPH0988527 A JP H0988527A JP 24324195 A JP24324195 A JP 24324195A JP 24324195 A JP24324195 A JP 24324195A JP H0988527 A JPH0988527 A JP H0988527A
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JP
Japan
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cam
valve
work
camshaft
clearance
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JP24324195A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Miyanaka
弘志 宮中
Yuzo Uotani
祐三 魚谷
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブクリアランス計測時にカムシャフトの
動きを止める(換言すれば、カムシャフトを上方限ある
いは下方限に位置決めする)ことにより、バルブクリア
ランス計測精度を高める。 【解決手段】 シリンダヘッド1に対して吸気弁あるい
は排気弁を組み付けたものをワークとし、該ワークに対
して前記吸気弁あるいは排気弁上端のタペットを押圧す
るカム9を有するカムシャフト5(例えば、DOHCエ
ンジン用カムシャフト)を組み付けるに当たって、前記
シリンダヘッド1に対してカムキャップ11により拘束
された状態のカムシャフト5を、上方限あるいは下方限
に位置決め(例えば、カムシャフト5の軸端に形成され
ている芯穴33,34に対して該芯穴33,34より上
方に所定寸法だけ偏心して設けられたセンター支持部材
35,36を嵌合させることにより位置決め)した後、
この状態のカムシャフト5におけるカム9のベースサー
クル部と前記タペットとの間に形成されるクリアランス
を計測することにより、適正なバルブクリアランスを有
する弁機構を組み立て得るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、エンジンの弁機
構組立方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、DOHCエンジンの弁機構は、
図6に示すように、シリンダヘッド1の吸気通路2およ
び排気通路3をそれぞれ開閉する二つ(吸気用および排
気用)弁4,4と、シリンダヘッド1に組み付けられる
2本のカムシャフト5,5とによって構成されており、
カムシャフト5,5の回転により弁4,4をそれぞれ適
切なタイミングで開閉作動させることとなっている。前
記弁4,4は同一構造とされ、弁本体6と該弁本体6の
上端に配設されるタペット7と前記弁本体6を閉弁方向
(即ち、上方)に付勢するバルブスプリング8とによっ
て構成されている。一方、前記カムシャフト5は、前記
タペット7を押圧するカム9と、カムキャップ11によ
りシリンダヘッド1に拘束されるジャーナル部10とを
有している。符号12はカムキャップ11を固定するた
めのボルト、13はタペット7に挿入されるバルブクリ
アランス調整用のシムである。
【0003】ところで、上記のような構成の弁機構にお
いては、弁の閉弁状態を確保するために、カムシャフト
5におけるカム9のベースサークル部9aがタペット7
に対向している状態において、タペット7とカムベース
サークル部9aとの間に所定寸法のバルブクリアランス
Xを設ける必要がある。
【0004】上記バルブクリアランスの計測は、エンジ
ンの弁機構を組み立てる際における極めて重要なチェッ
クポイントであり、シリンダヘッドに弁とカムシャフト
を組み付けた状態で行われる。
【0005】なお、バルブクリアランスの計測方法とし
ては、特開平2ー207104号公報に開示されている
ように、基準位置にセットしたY型ロッカーアームの先
端上面に測定子を接触させ、この後測定子をバルブスプ
リングより強い力で下降させてY型ロッカーアームを揺
動させ、測定子のストロークおよび測定子がY型ロッカ
ーアームから受ける荷重を測定し、荷重が大幅に大きく
なったときのストロークをバルブクリアランスとして求
める方法が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公知例の方法は、
ロッカーアーム式の弁機構におけるバルブクリアランス
測定には適用できても、図6に示すような構造の弁機構
には適用できない。また、上記公知例の方法の場合、ロ
ッカーアームから受ける荷重を測定するために測定子に
ロードセルを内蔵させる必要があるとともに、バルブク
リアランスを前記荷重が大幅に大きくなったときの測定
子のストロークとして求めるようにしているため、荷重
測定とストローク測定との両方を必要とすることとな
り、測定誤差が生じ易いという問題がある。
【0007】ところで、図6に示す構造の弁機構におけ
るバルブクリアランスXは、図7(イ)に示すようにタ
ペット7にカムベースサークル部9aが対向している状
態でのカム頂部9bと弁4の下端部との最大距離D
1(=A+B+X)を計測した後、図7(ロ)に示すよ
うにタペット7にカム頂部9bが対向している状態での
カムベースサークル部9aと弁4の下端部との最小距離
2(=A+B)を計測することにより、前記最大距離
1と最小距離D2の差(即ち、X=D1−D2)として理
論的には求められる。
【0008】ところが、バルブクリアランスXの測定時
には、カムシャフトのジャーナル部はカムキャップによ
って拘束された状態にあるが、カムシャフトが自由に回
転できるようにするために、ジャーナル部の外径よりカ
ムキャップおよびシリンダヘッドにより形成される軸受
穴の内径の方が若干大きくされている(つまり、両者間
には隙間が形成されている)ところから、図8(ロ)に
示すように、タペット7にカム頂部9bが対向している
状態においては、バルブスプリングの付勢力がタペット
7を介してカムシャフト5に作用することとなり、カム
シャフト5が前記隙間分Yだけ上方に動いてしまうとい
う現象が生ずる。つまり、タペット7にカムベースサー
クル部9aが対向している図8(イ)の状態においては
カムシャフト5は下方限に位置せしめられるのに対し
て、タペット7にカム頂部9bが対向している図8
(ロ)の状態においてはカムシャフト5は上方限に位置
せしめられることとなっているのである。その結果、カ
ムシャフト5の動き量(即ち、隙間分Y)の存在によ
り、計測誤差が生じることとなり、D1−D2が目標とす
るバルブクリアランスXと一致しなくなる。この現象
は、特にDOHCエンジンにおいて発生する。なお、1
本のカムシャフトで吸気弁および排気弁を開閉作動させ
るOHCエンジンの場合には、吸気弁用あるいは排気弁
用のカム頂部の一方がタペットを押圧する状態となって
いるので上記現象は発生しない。
【0009】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、バルブクリアランス計測時にカムシャフトの動き
を止める(換言すれば、カムシャフトを上方限あるいは
下方限に位置決めする)ことにより、バルブクリアラン
ス計測精度を高めることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明のエンジンの弁
機構組立方法では、上記課題を解決するための手段とし
て、シリンダヘッドに対して吸気弁あるいは排気弁を組
み付けたものをワークとし、該ワークに対して前記吸気
弁あるいは排気弁上端のタペットを押圧するカムを有す
るカムシャフト(例えば、DOHCエンジン用カムシャ
フト)を組み付けるに当たって、前記シリンダヘッドに
対してカムキャップにより拘束された状態のカムシャフ
トを上方限あるいは下方限に位置決めするカムシャフト
位置決め工程と、位置決めされた状態のカムシャフトに
おけるカムのベースサークル部と前記タペットとの間に
形成されるクリアランスを計測する計測工程と、該クリ
アランスに基づいて目標とするバルブクリアランスを得
るに最適なシムを選択する選択工程と、該選択工程にお
いて選択されたシムを前記タペットに組み付けるシム組
付工程とを順次実施することにより、適正なバルブクリ
アランスを有する弁機構を組み立て得るようにしてい
る。
【0011】本願発明のエンジンの弁機構組立方法にお
けるカムシャフト位置決め工程においては、前記カムシ
ャフトの軸端に形成されている芯穴に対して該芯穴より
上方あるいは下方に所定寸法だけ偏心して設けられたセ
ンター支持部材を嵌合させる作業を実施するようにする
のがカムシャフトの位置決めを容易且つ確実に達成でき
る点で好ましい。
【0012】また、本願発明のエンジンの弁機構組立方
法における計測工程においては、前記カムのベースサー
クル部が前記タペットに対応している状態におけるカム
頂部と前記吸気弁あるいは排気弁の下端との間の最大距
離を測定する最大距離測定と、前記カムの頂部が前記タ
ペットに対応している状態におけるカムベースサークル
部と前記吸気弁あるいは排気弁の下端との間の最小距離
を測定する最小距離測定とを行い、前記クリアランスを
前記最大距離と最小距離との差として求めるようにする
のがクリアランス計測を容易に且つ精度良く行える点で
好ましく、その場合において、前記最大距離測定および
最小距離測定を同一の作業ステーションにおいて行うよ
うにするのが測定作業を迅速且つ正確に行える点でより
好ましい。
【0013】また、本願発明のエンジンの弁機構組立方
法における選択工程においては、前記タペットに基準シ
ムを組み付けた状態で前記カムベースサークル部と基準
シムとの間に形成されるクリアランスを計測するクリア
ランス計測と、該クリアランスと目標バルブクリアラン
スとの差に基づいて最適なシムを選択する最適シム選択
とを行うようにするのがバルブクリアランスを適正に確
保できる点で好ましい。
【0014】また、前記カムシャフト位置決め工程の前
に、内径共加工済みのカムキャップが組み付けられた状
態の搬入ワークからカムキャップを取り外す第1のカム
キャップ取り外し作業と、該カムキャップ取り外し作業
後において行われる基準シム、カムシャフトおよびカム
キャップの組付作業とを実施し、前記シム組付工程の前
に、ワークからカムキャップおよびカムシャフトを取り
外す第2のカムキャップ取り外し作業と、該カムキャッ
プ取り外し作業後において行われる基準シムと最適シム
との交換作業およびカムシャフト並びにカムキャップの
組付作業とを実施するのが作業の円滑化を図り得る点で
より好ましく、その場合において、前記第1および第2
のカムキャップ取り外し作業を同一の装置を用いて行う
ようにするのが装置の簡略化および装置コストの低減化
を図り得る点でより好ましい。
【0015】本願発明のエンジンの弁機構組立装置で
は、上記課題を解決するための手段として、シリンダヘ
ッドに対して吸気弁あるいは排気弁を組み付けたものを
ワークとし、該ワークに対して前記吸気弁あるいは排気
弁上端のタペットを押圧するカムを有するカムシャフト
(例えば、DOHCエンジン用カムシャフト)を組み付
けるエンジンの弁機構組立装置において、前記シリンダ
ヘッドに対してカムキャップにより拘束された状態のカ
ムシャフトの軸端に形成されている芯穴に対して該芯穴
より上方あるいは下方に所定寸法だけ偏心して設けられ
たセンター支持部材を有するカムシャフト位置決め手段
と、該カムシャフト位置決め手段により位置決めされた
状態のカムシャフトにおけるカムのベースサークル部と
前記タペットとの間に形成されるクリアランスを計測す
る計測手段とを付設して、適正なバルブクリアランスを
有する弁機構を組み立て得るようにしている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の好適な実施の形態について詳述する。
【0017】本願発明のエンジンの弁機構は、図1に示
す組立ラインLにより組み立てられる。本願発明は、D
OHCエンジンにおける弁機構の組立に適用されるもの
である。
【0018】該組立ラインLは、一端側にワーク搬入ス
テーションS1を有し他端側にワーク搬出ステーション
5を有する直線状の作業ラインL1と、該作業ラインL
1におけるワーク搬出ステーションS5側から直角に延び
る第1中間搬送ラインL2と、該中間搬送ラインL2に対
して一端側が接続され且つ前記作業ラインL2と平行に
延びるリターン搬送ラインL3と、該リターン搬送ライ
ンL3の他端側と前記作業ラインL1のワーク搬入ステー
ションS1側とを接続する第2中間搬送ラインL4とによ
って構成されており、前記ワーク搬入ステーションS1
には、内径共加工済みの吸気用および排気用の弁4,4
並びにカムキャップ11(図6参照)を組み付けた状態
のシリンダヘッド1がワークとして搬入され、前記ワー
ク搬出ステーションS5からは弁機構の組立が完了した
ワーク(即ち、シリンダヘッド1)が搬出されることと
なっている。
【0019】前記組立ラインLを構成する作業ラインL
1、第1中間搬送ラインL2、リターン搬送ラインL3
よび第2中間搬送ラインL4はともにコンベアにより構
成されており、この組立ラインLにおけるワークの流れ
は、作業ラインL1→第1中間搬送ラインL2→リターン
搬送ラインL3→第2中間搬送ラインL4→作業ラインL
1となっている。つまり、作業ラインL1にはワークが2
回流れることとなっているのである。
【0020】前記作業ラインL1には、ワーク搬入ステ
ーションS1の下流側に位置し、1回目のワーク流れ時
においてはカムキャップの取り外しを行い、2回目のワ
ーク流れ時においてはカムキャップおよびカムシャフト
の取り外しを行う分解ステーションS2と、該分解ステ
ーションS2の下流側に位置し、1回目および2回目の
ワーク流れ時においてカムキャップおよびカムシャフト
の組付を行う組付ステーションS3と、該組付ステーシ
ョンS3の下流側であって前記ワーク搬出ステーション
5の直上流側に位置し、カムベースサークル部とタペ
ットとのクリアランスを計測するクリアランス計測ステ
ーションS4とが配置されている。これらのステーショ
ンS2〜S4においてはコンベアによる搬送が一時的に停
止されることは勿論である。前記分解ステーションS2
と組付ステーションS3との間においては、分解された
カムキャップおよびカムシャフトがワークとともに搬送
されるととも、手作業によりタペットの挿入、基準シム
の組付および抜き取り、最適シムの組付が行われること
となっている。
【0021】前記分解ステーションS2には、図2に示
す分解装置14が設置されている。
【0022】該分解装置14は、ワークであるシリンダ
ヘッド1を所定位置においてチャックするワークチャッ
ク手段15と、カムキャップ11およびカムシャフト5
(図6参照)を取り外すための取り外し手段16とから
なっている。
【0023】前記ワークチャック手段15は、シリンダ
ヘッド1の所定位置あるいはカムシャフト5の両端を支
持する相対向する一対の支持部材17,17を有してお
り、該支持部材17,17は、ベース部材18に対して
エアシリンダ19,19により昇降自在に支持された昇
降台20,20に取り付けられている。一方の支持部材
17はロッドレスシリンダ21によりシリンダヘッド1
に向かって進退作動され、他方の支持部材17はエアシ
リンダ22によりシリンダヘッド1に向かって進退作動
されることとなっている。符号23は前記ベース部材1
8の両端を水平移動可能に支持している機枠である。
【0024】一方、前記取り外し手段16は、カムキャ
ップ11(図5参照)を固定しているボルト12を螺着
脱するためのナットランナ24,24・・を有してお
り、これらのナットランナ24,24・・は、機枠26
に対して昇降自在に支持されている昇降ベース25に取
り付けられている。符号27は昇降ベース25を昇降作
動させるためのエアシリンダ、28はシリンダヘッド1
上面を押圧するためのプッシュロッド、29はプッシュ
ロッド28を付勢するエアダンパ、30はシリンダヘッ
ド1側面を押さえる押圧部材である。
【0025】この分解装置14においては、搬入ワーク
(即ち、内径共加工済みのカムキャップ11が取り付け
られている状態のシリンダヘッド1)からカムキャップ
11を取り外す作業と、リターン搬送ラインL3を経て
リターンされたワーク(即ち、カムシャフト5が組み付
けられた状態のシリンダヘッド1)からカムキャップ1
1およびカムシャフト5を取り外す作業とが行われるこ
ととなっている。この取り外し作業は、シリンダヘッド
1をワークチャック装置15によりチャックした状態
で、ナットランナ24,24・・によりカムキャップ1
1のボルト12を緩めることにより行われる。このよう
にすれば、1台の分解装置で2回のカムキャップ取り外
し作業が行えることとなり、装置の簡略化および装置コ
ストの低減化を図ることができる。
【0026】前記組付ステーションS3には、組付装置
が設置されるが、該組付装置は、前記分解装置14と同
一構造のものとされており、分解装置における取り外し
手段は取付手段として作用することとなっている。
【0027】前記クリアランス計測ステーションS4
は、図3に示すカムシャフト位置決め手段31と図4に
示す計測手段32が設置されている。
【0028】前記カムシャフト位置決め手段31は、図
3(イ)および(ロ)に示すように、シリンダヘッド1
に組み付けられた状態(即ち、カムキャップ11により
拘束された状態)のカムシャフト5を持ち上げて上方限
(即ち、カムキャップ11の内周上面に当接する位置)
に位置決めするものであり、カムシャフト5の両軸端に
形成されている芯穴33,34と対向し且つ該芯穴3
3,34より上方に所定寸法H〔図3(ロ)参照〕だけ
偏心して設けられた一対のセンター支持部材35,36
を有している。ここで、前記偏心寸法Hは、カムシャフ
ト5が上方限に位置せしめられるに足る寸法(即ち、カ
ムシャフト5のジャーナル部10と該ジャーナル部10
を枢支している軸穴との間に形成される隙間量)とされ
ている。なお、クリアランス計測ステーションS4にお
いてはワークであるシリンダヘッド1は、クリアランス
を測定しようとする弁4の軸線が鉛直方向に向くように
位置決めされている。
【0029】一方のセンター支持部材35は、機枠37
に支持されたブラケット38に対して前後方向(即ち、
センター支持部材35をカムシャフト5の軸端側に前進
あるいは後退させる方向)に移動可能に支持されてお
り、スプリング39によりカムシャフト5側に付勢され
ている。符号40は前記ブラケット38を前後方向に移
動させるためのエアシリンダである。
【0030】他方のセンター支持部材36は、前記機枠
37に対して前後方向(即ち、センター支持部材35を
カムシャフト5の軸端側に前進あるいは後退させる方
向)に移動可能に支持されたブラケット42に支持され
ており、スプリング43によりカムシャフト5側に付勢
されている。このセンター支持部材35は、前記ブラケ
ット42に対して回転自在に枢支された回転軸44内に
スプリング43により付勢された状態で内装されてお
り、該回転軸44は、モータ45により回転せしめられ
ることとなっている。また、前記回転軸44の先端面に
は、カムシャフト5の端面の偏心位置に突設されたピン
46を嵌合するための嵌合穴47〔図3(ロ)参照〕が
形成されており、嵌合穴47へのピン46の嵌合により
回転軸44とカムシャフト5とが共回り可能状態とされ
ることとなっている。符号48は前記ブラケット42を
前後方向に移動させるためのエアシリンダ、49は前記
ブラケット43をガイドするガイドレール、50はカム
シャフト5の回転位相を検知するためのエンコーダであ
る。
【0031】一方、計測手段32は、図4に示すよう
に、前記カムシャフト位置決め手段31により位置決め
された状態のカムシャフト5におけるカム9のベースサ
ークル部9aとタペット7との間に形成されるクリアラ
ンスX(図6参照)を計測するものであり、カム頂部9
bあるいはカムベースサークル部9aと弁4の下端部と
の最大距離D1あるいは最小距離D2(図5参照)を計測
するための計測治具51を有している。
【0032】該計測治具51は、上端に前記カム頂部9
bあるいはカムベースサークル部9aに当接される上部
当接部53を有するL字状アーム52と、該L字状アー
ム52の下端に取り付けられた支持板56に対して昇降
自在に支持され、前記上部当接部53と対向する下部当
接部54を有する昇降部材55と、前記支持板56に支
持された測長センサー57と、前記昇降部材55と連動
して昇降し且つ前記測長センサー57の下端と対向する
計測部59を有する計測部材58とを備えている。
【0033】そして、前記計測治具51は、前記カムシ
ャフト位置決め手段31により位置決めされたカムシャ
フト5と直交する方向に延びる機枠60に対して前後方
向に移動自在に支持されたブラケット61に対して昇降
自在に支持されている。符号62はブラケット61を前
後方向にガイドするガイドレール、63はブラケット6
1を前後方向に移動させるための前後進用エアシリン
ダ、64はブラケット61の前進限を検知する近接スイ
ッチ、65は計測治具51を昇降させるための昇降用エ
アシリンダ、66は計測部材58を逃がすためのエアシ
リンダ、67はエアバランサ、68は昇降部材55を上
方に付勢するスプリング、69は昇降部材55と計測部
材58とを連結する連結ロッドである。
【0034】次に、前記計測手段32によるバルブクリ
アランス計測について図5を参照して説明する。
【0035】まず、カムシャフト位置決め手段31によ
り持ち上げてカムシャフト5を上方限に位置決めし、そ
の状態のもとにエンコーダ50によりカムシャフト5の
回転位相を検知しつつモータ45を駆動させてカムシャ
フト5をカムベースサークル部9aとタペット7とが対
向する状態〔図5(イ)参照〕とする。
【0036】その後前後進用エアシリンダ63の作動に
よりブラケット61とともに計測治具51を前進限まで
前進させ、次いで昇降用エアシリンダ65の作動により
計測治具51を下降させて上部当接部53をカム頂部5
bに当接させる(図4鎖線図示参照)。すると、下部当
接部54はスプリング68に付勢された状態で弁4の下
端部に当接されることとなり、その時の計測部材58に
おける計測部59と測長センサー57下端とのギャップ
ΔL1が測長センサー57により計測される。
【0037】次いで、モータ45を駆動させてカムシャ
フト5をカム頂部5bとタペット7とが対向する状態
〔図5(ロ)参照〕とすると、下端当接部54がスプリ
ング68に付勢されて弁4の下端部に当接する位置まで
上昇することとなり、その時の計測部材58における計
測部59と測長センサー57下端とのギャップΔL2
測長センサー57により計測される。
【0038】上記のようにして計測されたギャップΔL
1とΔL2の差は、カム頂部9bあるいはカムベースサー
クル部9aと弁4の下端部との最大距離D1あるいは最
小距離D2(図5参照)の差(即ち、バルブクリアラン
スX)と等しくなる。つまり、この計測手段32におい
ては、前記下部当接部54の昇降度を前記測長センサー
57下端と計測部59とのギャップ変動度として計測す
ることにより、前記最大距離D1と最小距離D2の差(即
ち、バルブクリアランスX)が計測されることとなって
いるのである。この場合、カムシャフト5が上方限に位
置決めされた状態で最大距離D1および最小距離D2を計
測することとなっているので、従来のように2回の計測
時においてカムシャフト5が変位するということがなく
なり、バルブクリアランス計測精度が大幅に向上するこ
ととなる。しかも、最大距離D1の計測と最小距離D2
計測とが同一の作業ステーション(換言すれば、同一の
装置)で行われることとなり、測定作業が迅速且つ正確
に行えることとなる。
【0039】なお、本実施の形態においては、センター
支持部材35,36をカムシャフト5の軸端に形成され
た芯穴33,34より上方に偏心させて、位置決め状態
においてはカムシャフト5が上方限に位置決めされるよ
うにしているが、センター支持部材35,36をカムシ
ャフト5の軸端に形成された芯穴33,34より下方に
偏心させて、位置決め状態においてはカムシャフト5が
下方限に位置決めされるようにしてもよい。
【0040】次に、本実施の形態にかかるエンジンの弁
機構組立装置による弁機構組立方法について図1を参照
して詳述する。
【0041】まず、ワーク搬入ステーションS1に弁4
および内径共加工済みのカムキャップ11が組み付けら
れた状態のシリンダヘッド1が搬入されると、分解ステ
ーションS2において分解装置14を用いてカムキャッ
プ11が取り外される。ついで、手作業によりタペット
7の挿入、基準シム13′の組付を行った後、組付ステ
ーションS3に搬送され、ここでカムシャフト5および
カムキャップ11の組付が行われる。
【0042】その後、シリンダヘッド1はクリアランス
計測ステーションS4に搬送され、ここでシリンダヘッ
ド1を弁4の軸線が鉛直方向に向くような姿勢で姿勢保
持した後、カムシャフト位置決め手段31によりカムシ
ャフト5を持ち上げて上方限位置に位置決めする。この
状態のもとに計測手段32によって前述したような方法
によりカムベースサークル部9aと基準シム13′との
間のクリアランスXが計測される。かくして計測された
クリアランスXと基準シム13′の厚さとに基づいて最
適な厚さのシム13が選択され、該最適シム13を組み
付けるべき指令が分解ステーションS2と組付ステーシ
ョンS3との間の手作業領域に送られる。
【0043】クリアランス計測後にシリンダヘッド1は
ワーク搬出ステーションS5を素通りして、第1中間搬
送ラインL2、リターン搬送ラインL3および第2中間搬
送ラインL4を経てワーク搬入ステーションS1へリター
ンされた後、分解ステーションS2に再び搬送され、こ
こで分解装置14によりカムシャフト5およびカムキャ
ップ11が取り外される。ついで、手作業によりタペッ
ト7の挿入、最適シム13の組付を行った後、組付ステ
ーションS3に搬送され、ここでカムシャフト5および
カムキャップ11の組付が行われる。
【0044】その後、シリンダヘッド1はクリアランス
計測ステーションS4に再度搬送され、ここで前記と同
様にしてカムベースサークル部9aと最適シム13との
間のクリアランスXが計測される。このようにして計測
されたクリアランスXは、目標とするバルブクリアラン
スと一致することとなる。次いで、シリンダヘッド1は
弁機構組付完了品としてワーク搬出ステーションS5
搬送され、ここから搬出される。
【0045】上記したように、ワーク搬出ステーション
5から搬出されるシリンダヘッド1は、適正なバルブ
クリアランスを有する弁機構が組み立てられたものとな
るのである。
【0046】
【発明の効果】本願発明によれば、リンダヘッドに対し
て吸気弁あるいは排気弁を組み付けたものをワークと
し、該ワークに対して前記吸気弁あるいは排気弁上端の
タペットを押圧するカムを有するカムシャフト(例え
ば、DOHCエンジン用カムシャフト)を組み付けるに
当たって、前記シリンダヘッドに対してカムキャップに
より拘束された状態のカムシャフトを上方限あるいは下
方限に位置決めし、かくして位置決めされた状態のカム
シャフトにおけるカムのベースサークル部と前記タペッ
トとの間に形成されるクリアランスを計測し、該クリア
ランスに基づいて目標とするバルブクリアランスを得る
に最適なシムを選択し、かくして選択されたシムを前記
タペットに組み付けるようにしているので、カムシャフ
トとシリンダヘッドとの支持隙間に起因する計測誤差の
発生が解消されることとなり、適正なバルブクリアラン
スを有する弁機構を組み立てることができるという優れ
た効果がある。
【0047】本願発明において、前記カムシャフトの位
置決めを、前記カムシャフトの軸端に形成されている芯
穴に対して該芯穴より上方あるいは下方に所定寸法だけ
偏心して設けられたセンター支持部材を嵌合させること
により行うようにした場合、カムシャフトの上方限ある
いは下方限への位置決めが容易且つ確実に達成できる。
【0048】また、前記クリアランスの計測を、前記カ
ムのベースサークル部が前記タペットに対応している状
態におけるカム頂部と前記吸気弁あるいは排気弁の下端
との間の最大距離を測定し、前記カムの頂部が前記タペ
ットに対応している状態におけるカムベースサークル部
と前記吸気弁あるいは排気弁の下端との間の最小距離を
測定した後、前記最大距離と最小距離との差として求め
るようにした場合、クリアランス計測が容易に且つ精度
良く行えるし、その場合において、前記最大距離測定お
よび最小距離測定を同一の作業ステーションにおいて行
うようにすれば、測定作業が迅速且つ正確に行える。
【0049】また、前記最適シムの選択を、前記タペッ
トに基準シムを組み付けた状態で前記カムベースサーク
ル部と基準シムとの間に形成されるクリアランスを計測
し、該クリアランスと目標バルブクリアランスとの差に
基づいて最適なシムを選択するようにした場合、バルブ
クリアランスが適正に確保できる。
【0050】また、前記カムシャフトの位置決めの前
に、内径共加工済みのカムキャップが組み付けられた状
態の搬入ワークからカムキャップを取り外した後に、基
準シム、カムシャフトおよびカムキャップの組付作業を
実施し、前記最適シムの組付前に、ワークからカムキャ
ップおよびカムシャフトを取り外した後に、基準シムと
最適シムとの交換作業およびカムシャフト並びにカムキ
ャップの組付作業を実施するようにした場合、作業の円
滑化が図れるし、その場合において、前記第1および第
2のカムキャップ取り外し作業を同一の装置を用いて行
うようにすれば、装置の簡略化および装置コストの低減
化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態にかかるエンジンの弁機
構組立装置を構成する組立ラインの概略構成図である。
【図2】本願発明の実施の形態にかかるエンジンの弁機
構組立装置における分解装置の側面図である。
【図3】本願発明の実施の形態にかかるエンジンの弁機
構組立装置におけるカムシャフト位置決め手段を示し、
(イ)は平面図、(ロ)はカムシャフト位置決め手段に
おけるセンター支持部材とカムシャフトとの関係を示す
一部を省略した断面図である。
【図4】本願発明の実施の形態にかかるエンジンの弁機
構組立装置における計測手段の側面図である。
【図5】図4に示す計測手段を用いてバルブクリアラン
スを計測する手順を示す説明図であり、(イ)は最大距
離計測時の状態を、(ロ)は最小距離計測時の状態を示
す。
【図6】一般のDOHCエンジンにおけるシリンダヘッ
ドの構造を示す断面図である。
【図7】バルブクリアランスの理論的測定手順を示す説
明図であり、(イ)は最大距離計測時の状態を、(ロ)
は最小距離計測時の状態を示す。
【図8】従来実施されているバルブクリアランスの実際
測定手順を示す説明図であり、(イ)は最大距離計測時
の状態を、(ロ)は最小距離計測時の状態を示す。
【符号の説明】
1はワーク(シリンダヘッド)、2は吸気通路、3は排
気通路、4は弁(吸気弁あるいは排気弁)、5はカムシ
ャフト、7はタペット、9はカム、9aはベースサーク
ル部、9bは頂部、10はジャーナル部、11はカムキ
ャップ、13はシム、13′は基準シム、14は分解装
置、15はワークチャック手段、16は取り外し手段、
31はカムシャフト位置決め手段、32は計測手段、3
3,34は芯穴、35,36はセンター支持部材、S1
はワーク搬入ステーション、S2は分解ステーション、
3は組付ステーション、S4はクリアランス計測ステー
ション、S5はワーク搬出ステーション、D1は最大距
離、D2は最小距離、Xはバルブクリアランス。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドに対して吸気弁あるいは
    排気弁を組み付けたものをワークとし、該ワークに対し
    て前記吸気弁あるいは排気弁上端のタペットを押圧する
    カムを有するカムシャフトを組み付けるに当たって、前
    記シリンダヘッドに対してカムキャップにより拘束され
    た状態のカムシャフトを上方限あるいは下方限に位置決
    めするカムシャフト位置決め工程と、位置決めされた状
    態のカムシャフトにおけるカムのベースサークル部と前
    記タペットとの間に形成されるクリアランスを計測する
    計測工程と、該クリアランスに基づいて目標とするバル
    ブクリアランスを得るに最適なシムを選択する選択工程
    と、該選択工程において選択されたシムを前記タペット
    に組み付けるシム組付工程とを順次実施することを特徴
    とするエンジンの弁機構組立方法。
  2. 【請求項2】 前記カムシャフト位置決め工程において
    は、前記カムシャフトの軸端に形成されている芯穴に対
    して該芯穴より上方あるいは下方に所定寸法だけ偏心し
    て設けられたセンター支持部材を嵌合させる作業が実施
    されることを特徴とする前記請求項1記載のエンジンの
    弁機構組立方法。
  3. 【請求項3】 前記計測工程においては、前記カムのベ
    ースサークル部が前記タペットに対応している状態にお
    けるカム頂部と前記吸気弁あるいは排気弁の下端との間
    の最大距離を測定する最大距離測定と、前記カムの頂部
    が前記タペットに対応している状態におけるカムベース
    サークル部と前記吸気弁あるいは排気弁の下端との間の
    最小距離を測定する最小距離測定とが行われ、前記クリ
    アランスを前記最大距離と最小距離との差として求める
    ようにしたことを特徴とする前記請求項1および請求項
    2のいずれか一項記載のエンジンの弁機構組立方法。
  4. 【請求項4】 前記最大距離測定および最小距離測定は
    同一の作業ステーションにおいて行われることを特徴と
    する前記請求項3記載のエンジンの弁機構組立方法。
  5. 【請求項5】 前記選択工程においては、前記タペット
    に基準シムを組み付けた状態で前記カムベースサークル
    部と基準シムとの間に形成されるクリアランスを計測す
    るクリアランス計測と、該クリアランスと目標バルブク
    リアランスとの差に基づいて最適なシムを選択する最適
    シム選択とが行われることを特徴とする前記請求項1な
    いし請求項4記載のエンジンの弁機構組立方法。
  6. 【請求項6】 前記ワークは、内径共加工済みのカムキ
    ャップが組み付けられた状態で搬入されることとなって
    おり、前記カムシャフト位置決め工程の前には、搬入ワ
    ークからカムキャップを取り外す第1のカムキャップ取
    り外し作業と、該カムキャップ取り外し作業後において
    行われる基準シム、カムシャフトおよびカムキャップの
    組付作業とが実施され、前記シム組付工程の前には、ワ
    ークからカムキャップおよびカムシャフトを取り外す第
    2のカムキャップ取り外し作業と、該カムキャップ取り
    外し作業後において行われる基準シムと最適シムとの交
    換作業およびカムシャフト並びにカムキャップの組付作
    業とが実施されることを特徴とする前記請求項5記載の
    エンジンの弁機構組立方法。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2のカムキャップ取り
    外し作業は同一の装置を用いて行われることを特徴とす
    る前記請求項6記載のエンジンの弁機構組立方法。
  8. 【請求項8】 前記カムシャフトはDOHCエンジン用
    とされていることを特徴とする前記請求項1ないし請求
    項7のいずれか一項記載のエンジンの弁機構組立方法。
  9. 【請求項9】 シリンダヘッドに対して吸気弁あるいは
    排気弁を組み付けたものをワークとし、該ワークに対し
    て前記吸気弁あるいは排気弁上端のタペットを押圧する
    カムを有するカムシャフトを組み付けるエンジンの弁機
    構組立装置であって、前記シリンダヘッドに対してカム
    キャップにより拘束された状態のカムシャフトの軸端に
    形成されている芯穴に対して該芯穴より上方あるいは下
    方に所定寸法だけ偏心して設けられたセンター支持部材
    を有するカムシャフト位置決め手段と、該カムシャフト
    位置決め手段により位置決めされた状態のカムシャフト
    におけるカムのベースサークル部と前記タペットとの間
    に形成されるクリアランスを計測する計測手段とが付設
    されていることを特徴とするエンジンの弁機構組立装
    置。
  10. 【請求項10】 前記カムシャフトはDOHCエンジン
    用とされていることを特徴とする前記請求項9記載のエ
    ンジンの弁機構組立装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100501435B1 (ko) * 2002-06-25 2005-07-18 현대자동차주식회사 밸브 간극 측정장치
KR101380915B1 (ko) * 2012-09-03 2014-04-02 텔스타홈멜 주식회사 내연기관의 밸브 간극 측정방법 및 측정장치
CN107953293A (zh) * 2017-12-29 2018-04-24 安徽全柴动力股份有限公司 一种发动机凸轮轴盖装配专用工具

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