JPH0437208Y2 - - Google Patents

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JPH0437208Y2
JPH0437208Y2 JP2497686U JP2497686U JPH0437208Y2 JP H0437208 Y2 JPH0437208 Y2 JP H0437208Y2 JP 2497686 U JP2497686 U JP 2497686U JP 2497686 U JP2497686 U JP 2497686U JP H0437208 Y2 JPH0437208 Y2 JP H0437208Y2
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JP
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arm
eccentric shaft
center
cam
valve
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、OHV(オーバーヘツドバルブ)式の
給排気用バルブ機構に関し、特にそのバルブ開閉
タイミングを可変にするための装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の給排気用バルブ機構は、例えば第6図に
示すように構成されており、バルブステム28が
ロツカアーム27、プツシユロツド2、タペツト
3を介しバルブ駆動用カム4により揺動される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、このような機構においては、そのバ
ルブ開閉タイミングを自由に変えることができな
いため、特に自動車用エンジンのように広範囲の
作動を要求されるものについては、その要求に十
分こたえることができない。
本考案は、このような問題点の解消をはかろう
とするもので、給排気用バルブ機構のバルブ開閉
タイミングを容易に変更できるようにした、エン
ジンのタイミング可変式給排気用バルブ機構を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案のエンジンのタイミング可変
式給排気用バルブ機構は、エンジンにおいてオー
バーヘツドバルブ式の給排気用バルブ機構をそな
え、同給排気用バルブ機構が、プツシユロツド
と、同プツシユロツドの下端に装着されたタペツ
トと、同タペツトの下方に配設されたバルブ駆動
用カムとをそなえて構成され、上記バルブ機構の
開弁タイミングまたは閉弁タイミングを変更すべ
く、先端部を上記タペツト下面と上記カムの周面
との間に介装された第1のアームと、同第1のア
ームと上記カムの周面との係合点を進角方向へ所
要量偏倚させるように上記第1のアームを駆動さ
せうる第1の駆動機構と、上記カムの厚み方向に
おいて上記アームに並設されるとともに上記タペ
ツト下面と上記カムの周面との間に介装された先
端部を有する第2のアームと、同第2のアームと
上記カムの周面との係合点を遅角方向へ所要量偏
倚させるように上記第2のアームを駆動させうる
第2の駆動機構とが設けられ、上記第1の駆動機
構が、上記第1のアームを枢支する第1の偏心シ
ヤフトと、同第1の偏心シヤフトを所要量回転駆
動する第1の回転駆動手段とで構成され、上記第
2の駆動機構が、上記第2のアームを枢支する第
2の偏心シヤフトと、同第2の偏心シヤフトを所
要量回転駆動する第2の回転駆動手段とで構成さ
れて、上記第1の偏心シヤフトの上記第1の回転
駆動手段による回転中心と上記第2の偏心シヤフ
トの上記第2の回転駆動手段による回転中心とが
整合するように配設されるとともに、上記第1の
偏心シヤフトの中心と上記第2の偏心シヤフトの
中心とが上記回転中心を挟んで対向する位置に配
設されていることを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案のエンジンのタイミング可変式給
排気用バルブ機構では、第1のアーム、第2のア
ームのそれぞれを第1の駆動機構、第2の駆動機
構により駆動することにより、各アーム下面とカ
ムとの係合点がそれぞれ進角位置、遅角位置に変
更されて、バルブ機構の開弁タイミングおよび閉
弁タイミングが調整される。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の実施例について説明
すると、第1〜5図は本考案の一実施例としての
エンジンのタイミング可変式給排気用バルブ機構
を示すもので、第1図はその要部を模式的に示す
正面図、第2図はその要部を模式的に示す横断面
図、第3図はその要部の作動状態を示す模式的正
面図、第4図はその要部の作動状態を示す模式的
横断面図、第5図はその作動を示すグラフであ
る。
第1〜5図に示すように、エンジンにおいて
OHV方式の給排気用バルブ機構1がそなえられ
ており(第6図参照)、バルブステム28がバル
ブ駆動用カム4により、タペツト3、プツシユロ
ツド2、ロツカアーム27を介して駆動されるよ
うになつている。
そして、プツシユロツド2下端に装着されたタ
ペツト3と、カムシヤフトに取り付けられたバル
ブ駆動用カム4との間に、第1のアーム5がその
先端部を介装されるようにして装備されている。
第1のアーム5先端部にはその下面から突出す
るローラ17が装備されており、ローラ17はバ
ルブ駆動用カム4の周面を転動するようになつて
いる。
そして、第1のアーム5の下面としてのローラ
17下面とバルブ駆動用カム4周面との係合点1
6を変更すべく第1のアーム5を移動させうる第
1の駆動機構6が設けられている。
第1の駆動機構6は、駆動手段(後述のロータ
29)により回転駆動される第1の偏心シヤフト
9に第1のアーム5の基端が枢支されることによ
り構成されており、第1の偏心シヤフト9の回転
中心13の回りの回動により第1のアーム5の揺
動中心14が偏倚し、第1のアーム5とバルブ駆
動用カム4との係合点16が進角方向へ偏倚する
ようになつている。
さらに、第1のアーム5と同方向に延在する第
2のアーム7が並設されており、第2のアーム7
の先端部にはローラ18がそなえられ、バルブ駆
動用カム4の周面に係合して、第2のアーム7と
第1のアーム5とがその先端部を並設されてい
る。
また、第1のアーム5と第2のアーム7との上
面はともに第1のアーム5、第2のアーム7の延
在方向に沿い弯曲して形成され、これらはタペツ
ト3の下面に当接するようになつている。
第2のアーム7は第2の駆動機構8により駆動
されるようになつており、第2の駆動機構8は駆
動手段(ロータ29)により回転駆動される第2
の偏心シヤフト11に第2のアーム7の基端が枢
支されることにより構成されている。
そして、第2のアーム7の揺動中心15は、第
2の偏心シヤフト11の回転中心13′から偏倚
するように配設されており、第2の偏心シヤフト
11の回転により揺動中心15が前後方向へ変位
して、第2のアーム7とバルブ駆動用カム4との
係合点16が、遅角方向に偏倚するようになつて
いる。
ところで、第1の偏心シヤフト9と第2の偏心
シヤフト11とはロータ29の両面に固着され
て、一体に形成されることにより、第1の偏心シ
ヤフト9の回転中心13と第2の回転駆動手段1
2としての第2の偏心シヤフト11の回転中心1
3′とを同軸的に設けられており、ロータ29の
回転を行なうと、第1の偏心シヤフト9と第2の
偏心シヤフト11とが同時に回転駆動されるよう
になつている。
また、第1の偏心シヤフト9、第2の偏心シヤ
フト11はロータ29に対し、第1のアーム5の
揺動中心14と第2のアーム7の揺動中心15と
が回転中心13,13′を挟んで対向する位置に
配設されている。
本考案の一実施例としてのエンジンのタイミン
グ可変式給排気用バルブ機構は上述のごとく構成
されているので、第3,4図に示すように、ロー
タ29を右回転させて第1のアーム5の揺動中心
14を第1の偏心シヤフト9の回転中心13の上
方に位置させるように、また、第2のアーム7の
揺動中心15を第2の偏心シヤフト11の回転中
心13′の下方に位置させるようにすると、タペ
ツト3と第1のアーム5、第2のアーム7との係
合点およびローラ17,18とバルブ駆動用カム
4との係合点16とは中央に設定される。
この状態で、バルブ駆動用カム4を作動させる
と、第1のアーム5は揺動中心14を、第2のア
ーム7は揺動中心15を中心に揺動され、タペツ
ト3、プツシユロツド2は第5図に鎖線A,
A′で示すタイミングで駆動される。
そして、ロータ29を所要量左回転させると、
第1図に示すように、第1のアーム5の揺動中心
14が第1の偏心シヤフト9の回転中心13の左
方へ、第2のアーム7の揺動中心15が回転中心
13′の右方へ同時に位置するようになり、第1
のアーム5はそのバルブ駆動用カム4との係合点
16を進角方向に所要量偏倚させた状態で揺動さ
れ、第2のアーム7はそのバルブ駆動用カム4と
の係合点16を遅角方向に所要量偏倚させた状態
で揺動されるようになる。
これにより、タペツト3、プツシユロツド2、
ロツカアーム27、バルブステム28の揺動タイ
ミングは、立ち上がりが早くなるとともに締め切
りが遅くなり、バルブの開閉タイミングは、第5
図に鎖線A,A′で示す状態から実線B,B′で示
す状態に変化する。
このようにして、プツシユロツド2、タペツト
3、ロツカアーム27、バルブステム28を介し
バルブの開閉タイミングが所要量変更される。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案のエンジンのタイ
ミング可変式給排気用バルブ機構によれば、エン
ジンにおいてオーバーヘツドバルブ式の給排気用
バルブ機構をそなえ、同給排気用バルブ機構が、
プツシユロツドと、同プツシユロツドの下端に装
着されたタペツトと、同タペツトの下方に配設さ
れたバルブ駆動用カムとをそなえて構成され、上
記バルブ機構の開弁タイミングまたは閉弁タイミ
ングを変更すべく、先端部を上記タペツト下面と
上記カムの周面との間に介装された第1のアーム
と、同第1のアームと上記カムの周面との係合点
を進角方向へ所要量偏倚させるように上記第1の
アームを駆動させうる第1の駆動機構と、上記カ
ムの厚み方向において上記アームに並設されると
ともに上記タペツト下面と上記カムの周面との間
に介装された先端部を有する第2のアームと、同
第2のアームと上記カムの周面との係合点を遅角
方向へ所要量偏倚させるように上記第2のアーム
を駆動させうる第2の駆動機構とが設けられ、上
記第1の駆動機構が、上記第1のアームを枢支す
る第1の偏心シヤフトと、同第1の偏心シヤフト
を所要量回転駆動する第1の回転駆動手段とで構
成され、上記第2の駆動機構が、上記第2のアー
ムを枢支する第2の偏心シヤフトと、同第2の偏
心シヤフトを所要量回転駆動する第2の回転駆動
手段とで構成されて、上記第1の偏心シヤフトの
上記第1の回転駆動手段による回転中心と上記第
2の偏心シヤフトの上記第2の回転駆動手段によ
る回転中心とが整合するように配設されるととも
に、上記第1の偏心シヤフトの中心と上記第2の
偏心シヤフトの中心とが上記回転中心を挟んで対
向する位置に配設されるという簡素な構成で、給
排気用バルブ機構の開閉タイミングが容易に変更
されるようになる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の一実施例としてのエンジ
ンのタイミング可変式給排気用バルブ機構を示す
もので、第1図はその要部を模式的に示す正面
図、第2図はその要部を模式的に示す横断面図、
第3図はその要部の作動状態を示す模式的正面
図、第4図はその要部の作動状態を示す模式的横
断面図、第5図はその作動を示すグラフであり、
第6図は従来のオーバーヘツドバルブ式給排気用
バルブ機構を示す模式図である。 1……給排気用バルブ機構、2……プツシユロ
ツド、3……タペツト、4……バルブ駆動用カ
ム、5……第1のアーム、6……第1の駆動機
構、7……第2のアーム、8……第2の駆動機
構、9……第1の偏心シヤフト、10……第1の
回転駆動手段、11……第2の偏心シヤフト、1
2……第2の回転駆動手段、13,13′……回
転中心、14,15……揺動中心、16……係合
点、17,18……ローラ、27……ロツカアー
ム、28……バルブステム、29……ロータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンにおいてオーバーヘツドバルブ式の給
    排気用バルブ機構をそなえ、同給排気用バルブ機
    構が、プツシユロツドと、同プツシユロツドの下
    端に装着されたタペツトと、同タペツトの下方に
    配設されたバルブ駆動用カムとをそなえて構成さ
    れ、上記バルブ機構の開弁タイミングまたは閉弁
    タイミングを変更すべく、先端部を上記タペツト
    下面と上記カムの周面との間に介装された第1の
    アームと、同第1のアームと上記カムの周面との
    係合点を進角方向へ所要量偏倚させるように上記
    第1のアームを駆動させうる第1の駆動機構と、
    上記カムの厚み方向において上記アームに並設さ
    れるとともに上記タペツト下面と上記カムの周面
    との間に介装された先端部を有する第2のアーム
    と、同第2のアームと上記カムの周面との係合点
    を遅角方向へ所要量偏倚させるように上記第2の
    アームを駆動させうる第2の駆動機構とが設けら
    れ、上記第1の駆動機構が、上記第1のアームを
    枢支する第1の偏心シヤフトと、同第1の偏心シ
    ヤフトを所要量回転駆動する第1の回転駆動手段
    とで構成され、上記第2の駆動機構が、上記第2
    のアームを枢支する第2の偏心シヤフトと、同第
    2の偏心シヤフトを所要量回転駆動する第2の回
    転駆動手段とで構成されて、上記第1の偏心シヤ
    フトの上記第1の回転駆動手段による回転中心と
    上記第2の偏心シヤフトの上記第2の回転駆動手
    段による回転中心とが整合するように配設される
    とともに、上記第1の偏心シヤフトの中心と上記
    第2の偏心シヤフトの中心とが上記回転中心を挟
    んで対向する位置に配設されていることを特徴と
    する、エンジンのタイミング可変式給排気用バル
    ブ機構。
JP2497686U 1986-02-22 1986-02-22 Expired JPH0437208Y2 (ja)

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JPS62137314U JPS62137314U (ja) 1987-08-29
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