JPH04371673A - 組立式ア−チ材を用いた屋根の構造 - Google Patents
組立式ア−チ材を用いた屋根の構造Info
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- JPH04371673A JPH04371673A JP17451591A JP17451591A JPH04371673A JP H04371673 A JPH04371673 A JP H04371673A JP 17451591 A JP17451591 A JP 17451591A JP 17451591 A JP17451591 A JP 17451591A JP H04371673 A JPH04371673 A JP H04371673A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組立式ア−チ材を用い
た屋根の構造に関するものである。
た屋根の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来より
、主として大スパンの建築物において、屋根の梁材とし
てア−チ形の構造材が利用されている。この組立式ア−
チ材は、加重を軸力として負担できるため、直線形の梁
材に比較して構造的合理性が高く、よって、上記の如く
大スパンの屋根に好適なものとなっていた。
、主として大スパンの建築物において、屋根の梁材とし
てア−チ形の構造材が利用されている。この組立式ア−
チ材は、加重を軸力として負担できるため、直線形の梁
材に比較して構造的合理性が高く、よって、上記の如く
大スパンの屋根に好適なものとなっていた。
【0003】一方、建設現場の仕事は、天候等の自然要
因に左右されることが多く、また、現場作業の安全化の
向上や、作業環境の向上等も要求されてきており、工期
の短縮化を困難としている。そこで、少なくとも現場作
業が天候による影響を極力受けないようにするために、
建設現場を仮設屋根で覆う手段が検討されている。
因に左右されることが多く、また、現場作業の安全化の
向上や、作業環境の向上等も要求されてきており、工期
の短縮化を困難としている。そこで、少なくとも現場作
業が天候による影響を極力受けないようにするために、
建設現場を仮設屋根で覆う手段が検討されている。
【0004】ところが、この仮設屋根は構築中の建築物
全体を覆う規模となるため、相当の大スパンとなってい
る。そこで、仮設屋根に上記ア−チ形の梁材を利用しよ
うという提案がなされているが、現場毎に規模が違うた
め、その都度、スパンの異なるア−チ形梁材を製作する
必要があるため、仮設工事の費用が嵩み、現実的でない
という課題を有していた。本発明は、かかる従来の問題
点を解決しうる、転用が可能で構造的にも十分な強度を
有する組立式ア−チ材を用いた屋根の構造を提供するこ
とを目的とするものである。
全体を覆う規模となるため、相当の大スパンとなってい
る。そこで、仮設屋根に上記ア−チ形の梁材を利用しよ
うという提案がなされているが、現場毎に規模が違うた
め、その都度、スパンの異なるア−チ形梁材を製作する
必要があるため、仮設工事の費用が嵩み、現実的でない
という課題を有していた。本発明は、かかる従来の問題
点を解決しうる、転用が可能で構造的にも十分な強度を
有する組立式ア−チ材を用いた屋根の構造を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明の組立式ア−チ材を用いた屋根の構造は、直線
材と角度調整部材を所定個数、剛接合により一体化して
形成された組立式ア−チ材を、桁行方向に所定間隔毎に
配置して梁間方向に架設し、この各組立式ア−チ材の上
面に屋根仕上げ材を配設して屋根面全体を覆ってなるこ
とを特徴とするものである。
、本発明の組立式ア−チ材を用いた屋根の構造は、直線
材と角度調整部材を所定個数、剛接合により一体化して
形成された組立式ア−チ材を、桁行方向に所定間隔毎に
配置して梁間方向に架設し、この各組立式ア−チ材の上
面に屋根仕上げ材を配設して屋根面全体を覆ってなるこ
とを特徴とするものである。
【0006】なお、前記屋根仕上げ材が膜材の場合には
、前記各組立式ア−チ材間の中間位置で前記膜材上に押
えケ−ブルを梁間方向に架設した構成とし、また、前記
各組立式ア−チ材の両端部を鋼製線条材で連結し、この
鋼製線条材を緊張してなる構成とし、前記組立式ア−チ
材相互を所定本数のつなぎ梁により連結、補強してなる
構成とするのが望ましい。
、前記各組立式ア−チ材間の中間位置で前記膜材上に押
えケ−ブルを梁間方向に架設した構成とし、また、前記
各組立式ア−チ材の両端部を鋼製線条材で連結し、この
鋼製線条材を緊張してなる構成とし、前記組立式ア−チ
材相互を所定本数のつなぎ梁により連結、補強してなる
構成とするのが望ましい。
【0007】また、前記組立式ア−チ材は、所定断面で
所定長さに設定された前記直線材の両端部を、前記角度
調整材を介して他の前記直線材の端部と、軸線方向に対
して所定角度を形成して、取り外し可能に剛接合し、所
定個数連結することにより、全体として所定の曲率を有
するア−チ形状に形成された構成とするのが望ましい。
所定長さに設定された前記直線材の両端部を、前記角度
調整材を介して他の前記直線材の端部と、軸線方向に対
して所定角度を形成して、取り外し可能に剛接合し、所
定個数連結することにより、全体として所定の曲率を有
するア−チ形状に形成された構成とするのが望ましい。
【0008】さらに、前記直線材の両端部には、所定個
数のボルト取付孔が穿設された接合プレ−トが固着され
ており、前記角度調整材は、前記所定角度分だけ傾斜し
て各々配設され、前記ボルト取付孔に対応したボルト取
付孔が穿設されている一対の梁受けプレ−トと、その中
間につなぎ梁受けプレ−トとが配設され、角度調整材の
前記一対の梁受けプレ−トに各々前記直線材端部の接合
プレ−トを当接し、ボルト、ナットにて梁受けプレ−ト
と接合プレ−トとを剛接合してなる構成とするのが好適
である。
数のボルト取付孔が穿設された接合プレ−トが固着され
ており、前記角度調整材は、前記所定角度分だけ傾斜し
て各々配設され、前記ボルト取付孔に対応したボルト取
付孔が穿設されている一対の梁受けプレ−トと、その中
間につなぎ梁受けプレ−トとが配設され、角度調整材の
前記一対の梁受けプレ−トに各々前記直線材端部の接合
プレ−トを当接し、ボルト、ナットにて梁受けプレ−ト
と接合プレ−トとを剛接合してなる構成とするのが好適
である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面により説
明する。図1乃至図5は本発明の一実施例を示すもので
あり、図1は本実施例に係る組立式ア−チ材の構成を示
す概念図、図2は、直線材の説明図、図3は、角度調整
材の説明図、図4は、直線材と角度調整材の接合部を示
す要部説明図、図5は、本実施例に係る組立式ア−チ材
を用いた屋根の構造を示す概念的斜視図である。
明する。図1乃至図5は本発明の一実施例を示すもので
あり、図1は本実施例に係る組立式ア−チ材の構成を示
す概念図、図2は、直線材の説明図、図3は、角度調整
材の説明図、図4は、直線材と角度調整材の接合部を示
す要部説明図、図5は、本実施例に係る組立式ア−チ材
を用いた屋根の構造を示す概念的斜視図である。
【0010】本実施例における組立式ア−チ材1を用い
た屋根20は、構築中の建築物の外周に設置された仮設
足場等の上部に配置される、仮設屋根として利用される
場合を例示している。
た屋根20は、構築中の建築物の外周に設置された仮設
足場等の上部に配置される、仮設屋根として利用される
場合を例示している。
【0011】本実施例では、屋根20は、図1に示す直
線材2と角度調整部材3を所定個数、剛接合により一体
化して形成された組立式ア−チ材1を、図5に示すよう
に、桁行方向に所定間隔毎に配置して梁間方向に架設し
、この各組立式ア−チ材1の上面に膜材21を張設して
屋根面全体を覆い、前記各組立式ア−チ材1間の中間位
置で前記膜材21上に押えケ−ブル22を梁間方向に架
設して構成されている。
線材2と角度調整部材3を所定個数、剛接合により一体
化して形成された組立式ア−チ材1を、図5に示すよう
に、桁行方向に所定間隔毎に配置して梁間方向に架設し
、この各組立式ア−チ材1の上面に膜材21を張設して
屋根面全体を覆い、前記各組立式ア−チ材1間の中間位
置で前記膜材21上に押えケ−ブル22を梁間方向に架
設して構成されている。
【0012】また、前記組立式ア−チ材1相互は、所定
本数のつなぎ梁15により連結、補強されて、横荷重に
対抗可能としている。なお、各つなぎ梁15は、組立式
ア−チ材1よりも梁成の小さいものでよいため、図3に
示すように、組立式ア−チ材1の天端よりも所定寸法低
い位置に各つなぎ梁15の天端がくるように接合して高
低差をつけ、押えケ−ブル22を緊張することにより膜
材21に張力を導入する際に、各つなぎ梁15の天端が
邪魔にならないように構成されている。
本数のつなぎ梁15により連結、補強されて、横荷重に
対抗可能としている。なお、各つなぎ梁15は、組立式
ア−チ材1よりも梁成の小さいものでよいため、図3に
示すように、組立式ア−チ材1の天端よりも所定寸法低
い位置に各つなぎ梁15の天端がくるように接合して高
低差をつけ、押えケ−ブル22を緊張することにより膜
材21に張力を導入する際に、各つなぎ梁15の天端が
邪魔にならないように構成されている。
【0013】次に、屋根20を構成する組立式ア−チ材
1について説明する。本実施例における組立式ア−チ材
1は、図1に示すように、直線材2と、角度調整材3と
、鋼製線条材4とから構成されている。
1について説明する。本実施例における組立式ア−チ材
1は、図1に示すように、直線材2と、角度調整材3と
、鋼製線条材4とから構成されている。
【0014】直線材2は、あらかじめ所定の強度を有す
るように設定された部材断面でもって、所定長さに設定
された直線状の規格材である。図1に示すように、本実
施例では、直線材2は、4本の丸形鋼管5を相互にラチ
ス材6で一体に緊結して構成された合成梁として構成さ
れている。直線材2としては、この他にも一対のC形チ
ャンネル材からなる合成梁、I型梁など適宜材質、形状
のものを使用しうる。直線材2の両端部には、剛接合が
可能なだけの所定個数のボルト取付孔8が穿設された、
接合プレ−ト7が固着されている。
るように設定された部材断面でもって、所定長さに設定
された直線状の規格材である。図1に示すように、本実
施例では、直線材2は、4本の丸形鋼管5を相互にラチ
ス材6で一体に緊結して構成された合成梁として構成さ
れている。直線材2としては、この他にも一対のC形チ
ャンネル材からなる合成梁、I型梁など適宜材質、形状
のものを使用しうる。直線材2の両端部には、剛接合が
可能なだけの所定個数のボルト取付孔8が穿設された、
接合プレ−ト7が固着されている。
【0015】直線材2としては、あらかじめ数種類のタ
イプの部材断面のものを用意しておき、現場の規模に応
じて、この数タイプの中から選択して使用しうるように
なっている。但し、1本の組立式ア−チ材1に使用する
直線材は、原則として1種類とするのが望ましい。
イプの部材断面のものを用意しておき、現場の規模に応
じて、この数タイプの中から選択して使用しうるように
なっている。但し、1本の組立式ア−チ材1に使用する
直線材は、原則として1種類とするのが望ましい。
【0016】角度調整材3は、直線材2の両端部を他の
前記直線材2の端部と、軸線方向に対して所定角度Aを
形成して剛接合するためのものである。本実施例では、
角度調整材3は、図3に示すように、一対の梁受けプレ
−ト9と、一対のつなぎ梁受けプレ−ト10とで、逆角
錐台形状に構成されている。
前記直線材2の端部と、軸線方向に対して所定角度Aを
形成して剛接合するためのものである。本実施例では、
角度調整材3は、図3に示すように、一対の梁受けプレ
−ト9と、一対のつなぎ梁受けプレ−ト10とで、逆角
錐台形状に構成されている。
【0017】梁受けプレ−ト9は、前記所定角度Aだけ
傾斜して各々配設されており、前記ボルト取付孔8に対
応した各ボルト取付孔11が穿設されている。この一対
の梁受けプレ−ト9を、角度調整材3の内部空間でボル
ト接合作業が可能なだけの所定間隔を画して、一対のつ
なぎ梁受けプレ−ト10で一体に緊結して形成されてい
る。なお、つなぎ梁受けプレ−ト10にも、所定個数の
ボルト取付孔12が穿設されている。
傾斜して各々配設されており、前記ボルト取付孔8に対
応した各ボルト取付孔11が穿設されている。この一対
の梁受けプレ−ト9を、角度調整材3の内部空間でボル
ト接合作業が可能なだけの所定間隔を画して、一対のつ
なぎ梁受けプレ−ト10で一体に緊結して形成されてい
る。なお、つなぎ梁受けプレ−ト10にも、所定個数の
ボルト取付孔12が穿設されている。
【0018】角度調整材3も、前記所定角度Aと、前記
嵌合孔41の寸法とが各々異なる数種類のタイプがあら
かじめ製作されており、構築現場の規模に応じて必要と
される梁スパンと、前記複数タイプの直線材2の部材断
面に対応可能となっている。よって、この数タイプの中
から選択して使用しうるようになっている。
嵌合孔41の寸法とが各々異なる数種類のタイプがあら
かじめ製作されており、構築現場の規模に応じて必要と
される梁スパンと、前記複数タイプの直線材2の部材断
面に対応可能となっている。よって、この数タイプの中
から選択して使用しうるようになっている。
【0019】組立式ア−チ材1を形成するにあたっては
、あらかじめ設定されている梁スパンに応じて、所定断
面性能の直線材2と、これに適応する角度調整材3とを
選択し、必要本数の直線材2と、必要個数の角度調整材
3とを構築現場に搬入する。
、あらかじめ設定されている梁スパンに応じて、所定断
面性能の直線材2と、これに適応する角度調整材3とを
選択し、必要本数の直線材2と、必要個数の角度調整材
3とを構築現場に搬入する。
【0020】そして、図4に示すように、各角度調整材
3の前記一対の梁受けプレ−ト9、9に各々前記直線材
2端部の接合プレ−ト7を当接し、ボルト13、ナット
14にて、梁受けプレ−ト9と接合プレ−ト7とを、取
り外し可能に剛接合する。このようにして、直線材2の
両端部を、角度調整材3を介して他の前記直線材2の端
部と梁の軸線方向に対して所定角度Aを形成して、剛接
合により所定個数連結する。
3の前記一対の梁受けプレ−ト9、9に各々前記直線材
2端部の接合プレ−ト7を当接し、ボルト13、ナット
14にて、梁受けプレ−ト9と接合プレ−ト7とを、取
り外し可能に剛接合する。このようにして、直線材2の
両端部を、角度調整材3を介して他の前記直線材2の端
部と梁の軸線方向に対して所定角度Aを形成して、剛接
合により所定個数連結する。
【0021】しかる後に、両端部に配設された一対の角
度調整材3相互を、前記鋼製線条材としてのタイバ−4
により連結し、このタイバ−4に緊張力を付与すること
により、全体として図1に示すような所定の曲率を有す
る組立式ア−チ材1が形成される。また、この組立式ア
−チ材1の曲率については、角度調整材3における前記
所定角度Aを変化させることにより、任意に設定可能で
ある。この曲率については、組立式ア−チ材1のスパン
寸法をL、最頂部の高さをHとすると、H/Lが1/5
〜1/10程度が適当である。なお、各組立式ア−チ材
1を仮設足場上の所定位置に配置、固定した後に、前記
各つなぎ梁15の端部を、図3のごとく、つなぎ梁受け
プレ−ト10に当接し、所定個数のボルト取付孔12か
らボルト、ナットで緊結すれば良い。
度調整材3相互を、前記鋼製線条材としてのタイバ−4
により連結し、このタイバ−4に緊張力を付与すること
により、全体として図1に示すような所定の曲率を有す
る組立式ア−チ材1が形成される。また、この組立式ア
−チ材1の曲率については、角度調整材3における前記
所定角度Aを変化させることにより、任意に設定可能で
ある。この曲率については、組立式ア−チ材1のスパン
寸法をL、最頂部の高さをHとすると、H/Lが1/5
〜1/10程度が適当である。なお、各組立式ア−チ材
1を仮設足場上の所定位置に配置、固定した後に、前記
各つなぎ梁15の端部を、図3のごとく、つなぎ梁受け
プレ−ト10に当接し、所定個数のボルト取付孔12か
らボルト、ナットで緊結すれば良い。
【0022】上述した如く構成された本実施例では、雨
天時でも図5に示すように屋根1で建築物を覆うことが
できるため、十分な雨仕舞性能を発揮することができ、
雨天時の作業も可能となるため、工程管理を確実に行う
ことができ、工期の短縮化を容易に実現することが可能
となる。
天時でも図5に示すように屋根1で建築物を覆うことが
できるため、十分な雨仕舞性能を発揮することができ、
雨天時の作業も可能となるため、工程管理を確実に行う
ことができ、工期の短縮化を容易に実現することが可能
となる。
【0023】構造的にも、膜材21から伝達される鉛直
荷重を軸力として負担可能であり、通常のア−チ梁と同
様の強固なものとなる。
荷重を軸力として負担可能であり、通常のア−チ梁と同
様の強固なものとなる。
【0024】さらに、組立式ア−チ材1は、各直線材2
と角度調整材3とが、ボルト13、ナット14により取
り外し可能に接合されているため、仮設屋根に利用した
場合には、工事終了後に各直線材2と角度調整材3とに
分解して、他の現場で再利用が可能であり、膜材21や
押えケ−ブル22も転用可能であるため、仮設工事の費
用をコストダウンすることができる。
と角度調整材3とが、ボルト13、ナット14により取
り外し可能に接合されているため、仮設屋根に利用した
場合には、工事終了後に各直線材2と角度調整材3とに
分解して、他の現場で再利用が可能であり、膜材21や
押えケ−ブル22も転用可能であるため、仮設工事の費
用をコストダウンすることができる。
【0025】また、あらかじめ製作された規格材として
の直線材2と角度調整材3とを組み合わせることにより
、組立式ア−チ材1を形成することができ、直線材2と
角度調整材3の個数を調整するだけで、任意のスパンの
ものを形成しうるため、製作効率が良好となり、規格材
としての機能を十分に発揮して、コストダウンが可能と
なる。
の直線材2と角度調整材3とを組み合わせることにより
、組立式ア−チ材1を形成することができ、直線材2と
角度調整材3の個数を調整するだけで、任意のスパンの
ものを形成しうるため、製作効率が良好となり、規格材
としての機能を十分に発揮して、コストダウンが可能と
なる。
【0026】なお、本実施例の組立式ア−チ材1は、通
常のア−チ梁と異なり、各直線材2と角度調整材3との
接合部に鉛直荷重や横荷重が作用した場合に、若干の曲
げ応力が発生するため、両端部の直線材2だけは、剛性
のより高い部材断面のタイプを使用して組み合わせるこ
ともできる。
常のア−チ梁と異なり、各直線材2と角度調整材3との
接合部に鉛直荷重や横荷重が作用した場合に、若干の曲
げ応力が発生するため、両端部の直線材2だけは、剛性
のより高い部材断面のタイプを使用して組み合わせるこ
ともできる。
【0027】また、上記実施例では屋根仕上げ材として
膜材21を使用した膜屋根を例示したが、屋根仕上げ材
としては、通常の金属系の材など適宜材質のものを使用
しうる。
膜材21を使用した膜屋根を例示したが、屋根仕上げ材
としては、通常の金属系の材など適宜材質のものを使用
しうる。
【0028】また、上記実施例では、直線材2と角度調
整材3とが交互に1個ずつ配設されて緊結された組立式
ア−チ材1を例示したが、これに限定されるものではな
く、例えば、角度調整材3を、所定本数連結された前記
直線材2毎に配設、緊結されて組立式ア−チ材1を形成
したり、あるいは、直線材2と、所定個数連結された前
記角度調整材3とが交互に配設、緊結されて組立式ア−
チ材1を形成する構成とすることも可能である。このよ
うな構成とすれば、1種類の角度調整材3を用いて、組
立式ア−チ材1のア−チ曲率を任意に変化させることが
できるという利点がある。
整材3とが交互に1個ずつ配設されて緊結された組立式
ア−チ材1を例示したが、これに限定されるものではな
く、例えば、角度調整材3を、所定本数連結された前記
直線材2毎に配設、緊結されて組立式ア−チ材1を形成
したり、あるいは、直線材2と、所定個数連結された前
記角度調整材3とが交互に配設、緊結されて組立式ア−
チ材1を形成する構成とすることも可能である。このよ
うな構成とすれば、1種類の角度調整材3を用いて、組
立式ア−チ材1のア−チ曲率を任意に変化させることが
できるという利点がある。
【0029】本発明の屋根20は、仮設屋根に適用した
場合に組立式ア−チ材1などが転用可能であるため、特
に効果を発揮するが、本設の建築物の屋根としても適用
しうる。また、角度調整材3としては、上記実施例に示
した構成以外にも、同機能を果たしうる適宜構成のもの
とすることができる等、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内で種々の変形例が可能なことは言うまでもない。
場合に組立式ア−チ材1などが転用可能であるため、特
に効果を発揮するが、本設の建築物の屋根としても適用
しうる。また、角度調整材3としては、上記実施例に示
した構成以外にも、同機能を果たしうる適宜構成のもの
とすることができる等、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内で種々の変形例が可能なことは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】本発明は上述した如く構成されており、
以下の効果を奏し得る。 (1) 仮設屋根に利用した場合には、雨天時でも屋根
で建築物を覆うことができるため、雨天時の作業も可能
となり、工程管理を確実に行うことができ、工期の短縮
化を実現可能である。 (2) 仮設屋根に利用した場合には、工事終了後に分
解して、他の現場で再利用が可能なため、仮設工事の費
用をコストダウンすることができる。 (3) 構造的にも、膜材から伝達される鉛直荷重を軸
力として負担可能であり、通常のア−チ梁と同様の強固
なものとなる。 (4) 規格材としての直線材と角度調整材とを組み合
わせることにより、組立式ア−チ材を形成することがで
き、直線材と角度調整材の個数を調整するだけで、任意
のスパンのものを形成しうるため、製作効率が良好とな
り、規格材としての機能を十分に発揮して、コストダウ
ンが可能となる。
以下の効果を奏し得る。 (1) 仮設屋根に利用した場合には、雨天時でも屋根
で建築物を覆うことができるため、雨天時の作業も可能
となり、工程管理を確実に行うことができ、工期の短縮
化を実現可能である。 (2) 仮設屋根に利用した場合には、工事終了後に分
解して、他の現場で再利用が可能なため、仮設工事の費
用をコストダウンすることができる。 (3) 構造的にも、膜材から伝達される鉛直荷重を軸
力として負担可能であり、通常のア−チ梁と同様の強固
なものとなる。 (4) 規格材としての直線材と角度調整材とを組み合
わせることにより、組立式ア−チ材を形成することがで
き、直線材と角度調整材の個数を調整するだけで、任意
のスパンのものを形成しうるため、製作効率が良好とな
り、規格材としての機能を十分に発揮して、コストダウ
ンが可能となる。
【図1】組立式ア−チ材の構成例を示す概念図である。
【図2】直線材の説明図である。
【図3】角度調整材の説明図である。
【図4】直線材と角度調整材の接合部を示す要部説明図
である。
である。
【図5】組立式ア−チ材を用いた屋根の構造例を示す概
念的斜視図である。
念的斜視図である。
1 組立式ア−チ材
2 直線材
3 角度調整材
4 鋼製線条材(タイバ−)7
接合プレ−ト 8 ボルト取付孔 9 梁受けプレ−ト 10 つなぎ梁受けプレ−ト11
ボルト取付孔 15 つなぎ梁 20 屋根 21 膜材 22 押えケ−ブル
接合プレ−ト 8 ボルト取付孔 9 梁受けプレ−ト 10 つなぎ梁受けプレ−ト11
ボルト取付孔 15 つなぎ梁 20 屋根 21 膜材 22 押えケ−ブル
Claims (7)
- 【請求項1】直線材と角度調整部材を所定個数、剛接合
により一体化して形成された組立式ア−チ材を、桁行方
向に所定間隔毎に配置して梁間方向に架設し、この各組
立式ア−チ材の上面に屋根仕上げ材を配設して屋根面全
体を覆ってなることを特徴とする組立式ア−チ材を用い
た屋根の構造。 - 【請求項2】前記屋根仕上げ材が膜材であり、前記各組
立式ア−チ材間の中間位置で前記膜材上に押えケ−ブル
を梁間方向に架設してなることを特徴とする請求項1に
記載の組立式ア−チ材を用いた屋根の構造。 - 【請求項3】前記各組立式ア−チ材の両端部を鋼製線条
材で連結し、この鋼製線条材を緊張してなる請求項1も
しくは請求項2に記載の組立式ア−チ材を用いた屋根の
構造。 - 【請求項4】前記組立式ア−チ材相互を所定本数のつな
ぎ梁により連結、補強してなる請求項1乃至請求項3の
いずれかに記載の組立式ア−チ材を用いた屋根の構造。 - 【請求項5】前記組立式ア−チ材は、所定断面で所定長
さに設定された前記直線材の両端部を、前記角度調整材
を介して他の前記直線材の端部と、軸線方向に対して所
定角度を形成して、取り外し可能に剛接合し、所定個数
連結することにより、全体として所定の曲率を有するア
−チ形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃
至請求項4のいずれかに記載の組立式ア−チ材を用いた
屋根の構造。 - 【請求項6】前記直線材の両端部には、所定個数のボル
ト取付孔が穿設された接合プレ−トが固着されており、
前記角度調整材は、前記所定角度分だけ傾斜して各々配
設され、前記ボルト取付孔に対応したボルト取付孔が穿
設されている一対の梁受けプレ−トと、その中間につな
ぎ梁受けプレ−トとが配設され、角度調整材の前記一対
の梁受けプレ−トに各々前記直線材端部の接合プレ−ト
を当接し、ボルト、ナットにて梁受けプレ−トと接合プ
レ−トとを剛接合してなることを特徴とする請求項5に
記載の組立式ア−チ材を用いた屋根の構造。 - 【請求項7】前記一対のつなぎ梁受けプレ−トに、所定
個数のボルト取付孔が穿設されており、前記つなぎ梁の
端部を前記受けプレ−トに取り外し可能にボルト接合し
てなる請求項6に記載の組立式ア−チ材を用いた屋根の
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17451591A JPH04371673A (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 組立式ア−チ材を用いた屋根の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17451591A JPH04371673A (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 組立式ア−チ材を用いた屋根の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04371673A true JPH04371673A (ja) | 1992-12-24 |
Family
ID=15979865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17451591A Pending JPH04371673A (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 組立式ア−チ材を用いた屋根の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04371673A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009187557A (ja) * | 2009-02-13 | 2009-08-20 | Canon Inc | 情報処理システム及びその制御方法及びサーバ装置とその制御プログラム |
JP2016211167A (ja) * | 2015-04-30 | 2016-12-15 | 清水建設株式会社 | 膜構造体 |
-
1991
- 1991-06-19 JP JP17451591A patent/JPH04371673A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009187557A (ja) * | 2009-02-13 | 2009-08-20 | Canon Inc | 情報処理システム及びその制御方法及びサーバ装置とその制御プログラム |
JP2016211167A (ja) * | 2015-04-30 | 2016-12-15 | 清水建設株式会社 | 膜構造体 |
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