JP4471468B2 - 構造部材の設置方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋根トラスといった横長状の構造部材をトラバーサを介しての吊下げ状態で取付対象に移動して設置させる設置方法に係り、詳しくは、構造部材の連結部スパンと取付対象の被連結部スパンとがずれている場合に、これら両スパンどうしを合致させる調節設備の簡略化やコストダウンを図る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図12に示すように、横に長い構造部材KBである屋根トラス3を、その長手方向で5箇所のワイヤによる吊下げ手段TSを介してトラバーサ31に吊下げ、そのトラバーサ31をクレーンで吊下げ移動することで取付対象TTの建物に運び、屋根トラス3両端の連結部11,11と、それらに対応して設けられた建物側の被連結部5a,5aとを位置合わせし、そして連結部11と被連結部5aとを連結するという工程手順が採られる。
【0003】
このとき、屋根トラスが長尺体であって連結部どうしのスパンが比較的長いものであること等から、被連結部どうしのスパンとに寸法誤差が生じ、屋根トラスと建物との連結が不能になることがしばしばある。そのような場合、従来では、一方若しくは双方の被連結部をワイヤーで引張る等により、建物側のスパンを調節することで対処していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、建物側被連結部のスパン調節を行う手段は、固定部である被連結部を引張る比較的大掛かりな設備や設置スペースが必要であり、どんな現場でも採用できるというものではなかったとともに、その設置に手間が掛るといった不利もあり、改善の余地が残されていた。
【0005】
本発明の目的は、大掛かりな設備や装置類を用意することが無く、簡単で手間もさほど要さず、かつ、どんな現場においても採用することが可能なスパン調節方法を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
〔方法〕
請求項1の方法は、図12〜図15に例示する如く、構造部材KBを、横方向に距離を隔てた複数箇所の吊下げ手段TSを用いてトラバーサ31に吊下げ、このトラバーサ31による吊下げ状態の構造部材KBを取付対象TT,TTに移動させてから、構造部材KBにおける横方向の両端側夫々の連結部r,rを取付対象TT,TTに連結する構造部材の設置方法において、
前記構造部材を、複数の丸太をボルト連結して形成した丸太トラスで構成し、前記丸太トラスを形成する際に、ボルトの仮締め状態で前記丸太トラスの全体に振動機で振動を付与した後にボルトを本締めして構造部材を構成し、
吊下げ手段TSを、互いに一横方向に距離を隔てた3箇所以上に配備し、
吊下げ状態における両連結部r,r間の第1スパンD1と、取付対象における両連結部r,rに対応した両被連結部f,f間の第2スパンD2とが異なるときには、いずれかの吊下げ手段TSの吊下げ長さを変更して構造部材KBを撓ませることにより、両スパンD1,D2を合致させることを特徴とする。
【0007】
請求項2の方法は、図13〜図15に例示する如く、請求項1の方法において、構造部材KBの側面視形状が、その横方向両端部が横方向中間部よりも下方に位置する略凸状の場合において、
構造部材KBの側面視略凸状形状を保持しながら複数の吊下げ手段TSで吊下げた状態で、第1スパンD1が第2スパンD2よりも短いときには、吊下げ手段TSのうちの一横方向の中央部に位置する中央部側吊下げ手段TSの吊下げ長さをより長く調整するか、又は一横方向の両端部に位置する端部側吊下げ手段TSの吊下げ長さをより短く調整し、第1スパンD1が第2スパンD2よりも長いときには、中央部側吊下げ手段TSの吊下げ長さをより短く調整するか、又は端部側吊下げ手段TSの吊下げ長さをより長く調整することを特徴とする。
【0008】
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の方法に限定されるものではない。
【0009】
〔作用〕
請求項1の方法は、構造部材の自重による撓みを利用して、構造部材の連結部どうしのスパンを調節させるものであり、詳しくは実施形態の項にて説明するが、次のような作用がある。即ち、3箇所以上の吊下げ手段で構造部材をトラバーサに吊下げてあるので、例えば、図16に示すように、水平姿勢で横に長い矩形状の構造部材35を、3箇所の吊下げ手段38,39,38を介してトラバーサ31に吊下げてあるものにおいて、各吊下げ箇所に応じた荷重で吊下げている基本吊下げ状態のときにおける2箇所の連結部36,36どうしの基本スパンがL3であるときに、両端の吊下げ手段38,38の吊下げ長さを長く調節すれば、両端以外の吊下げ手段(中央側吊下げ手段)39に掛る吊下げ荷重が増え、構造部材35の両端が自重によって垂れ下がるような状態になる。
【0010】
つまり、調節吊下げ状態での連結部36,36どうしの調節スパンは、基本スパンL3よりも短くなるから、構造部材35の連結部間スパンL3が取付対象の被連結部間スパンL4よりも長い場合に有効であり、連結部間スパンL3を被連結部間スパンL4に合致させることが可能になる。
【0011】
又、図17に示すように、横方向で中央側が下がった側面視で略凹状の構造部材40を、4箇所の吊下げ手段41,42を介してトラバーサ31に吊下げてあるものにおいて、前述の基本吊下げ状態時の基本スパンがL5であるときに、中央側2箇所の吊下げ手段42,42の吊下げ長さを短く調節すれば、それら中央側2箇所の吊下げ手段42,42に掛る吊下げ荷重が増え、構造部材40の両端が自重によって垂れ下がるような状態になる。つまり、調節吊下げ状態での連結部43,43どうしの調節スパンは、基本スパンL5よりも長くなるから、構造部材40の連結部間スパンL5が取付対象TT,TTの被連結部間スパンL6よりも短い場合に有効であり、連結部間スパンL5を被連結部間スパンL6に合致させることが可能になる。
【0012】
要するに、吊下げ状態における両連結部間の第1スパンと、取付対象における両連結部に対応した両被連結部間の第2スパンとが異なるときには、構造部材の形状や重さ分布等に対応して、いずれかの吊下げ手段の吊下げ長さを変更して構造部材を撓ませることにより、これら第1スパンと第2スパンとを合致させることが可能になるのである。
【0013】
請求項2の方法は、詳しくは実施形態の項にて説明するが、図13に示すように、構造部材の側面視形状が、その横方向両端部が横方向中間部よりも下方に位置する略凸状の場合における取付対象とのスパン合わせに有効なものである。即ち、構造部材KBの連結部間スパンL1が取付対象TTの被連結部間スパンL2よりも短い場合には、中央側3箇所の吊下げ手段33,34の吊下げ長さをより長く調整すれば、両端の吊下げ手段32に掛る荷重が増大して構造部材KBの中央部分が垂れ下がるように撓み変形し、連結部間スパンL1を長くして被連結部間スパンL2に合致させることが可能になる。この場合、両端の吊下げ手段32の吊下げ長さをより短く調整することでも同様の作用を得ることができる。
【0014】
そして、構造部材の連結部間スパンが取付対象の被連結部間スパンよりも長い場合には、両端の吊下げ手段の吊下げ長さをより長く調整すれば、中央側2箇所の吊下げ手段に掛る荷重が増大して構造部材の両端部が垂れ下がるように撓み変形し、それによって連結部間スパンを短くして被連結部間スパンに合致させることが可能になる。この場合、中央側2箇所の吊下げ手段の吊下げ長さをより短く調整することでも同様の作用を得ることができる。
【0015】
〔効果〕
請求項1及び2に記載の構造部材の設置方法では、3箇所以上の吊下げ手段を介してトラバーサに吊下げられた構造部材の連結部間スパンの長さ調節を、いずれかの吊下げ手段の長さを変更調整することで行えるようにしたので、例えば、ワイヤ巻取り装置をトラバーサに装備する等の構造簡単で小型な調節手段で済み、取付対象の被連結部間スパンを調節していた従来方法に比べて、大掛かりな設備が不要でありかつ、周囲に余裕スペースが無い等の施工現場の条件如何に拘わらずに採用できる便利なものにできた。
【0016】
請求項2に記載の構造部材の設置方法では、ドーム屋根や橋脚等の構造物に好適で、比較的需要の多い側面視凸状の構造物に好適なスパン調節が行えるものを提供できた。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に、ドーム屋根Rを有したスポーツセンター(体育館)が示されている。ドーム屋根Rは、大別して両脇のスチールトラス屋根R1,R1と、これらの間に配置される丸太トラス屋根R2とで構成されている。
【0018】
スチールトラス屋根R1は、H型鋼等の普及品鋼材をトラス組して構成されたスチール骨組み1上に屋根パネル材2を設けた一般的な構造のものであり、丸太トラス屋根R2は、丸太を三角形状にトラス組して骨組みに構成された丸太トラス3上に、金属屋根パネル4を設けた構成である。
【0019】
ドーム屋根Rとしては、一対のスチール骨組み1,1( 又はトラス屋根R1,R1)を先に構築しておき、他の場所で予め予備組付けされた複数の丸太トラス3を、各スチール骨組み1先端に配置された湾曲状のアーチフレーム5,5に亘って架設連結することで作成されるようになる。次に、丸太トラス3の構造及び作成方法について説明する。
【0020】
図2〜図6に示すように、丸太トラス3は、主丸太6と2個の副丸太7,8、及び主丸太6の長手方向中央部と、両副丸太7,8の連結箇所とを連結するターンバックル9から成る単位三角トラスを、幅方向及び長さ方向に複合連結して構成されている。すなわち、両端に亘って1列状態で連結される計4組の第1三角トラスt1と、長手方向に2列状態で連結される計6組の第2三角トラスt2と、長手方向に2列状態で連結される計4組の第3三角トラスt3と、長手方向中央に配置される計2個の第4三角トラスt4との合計16組の三角トラスを用いて丸太トラス3を構成してある。
【0021】
つまり、平面視では丸太トラス3の長手方向中央部ほど、三角トラスの並設数が多くなり、側面視では両端部を除いて同じ高さのアーチ形状を呈する状態に組付け構成されている。各三角トラスt1〜t4は、第1三角トラスt1は2本の主丸太6,6を有するのに対して、第2〜第4三角トラスt2〜t4は主丸太6が1本である以外は基本的に同じ構造である。代表として第1三角トラスt1を参照して各三角トラスt1〜t4の構造を詳述すると次のようである。
【0022】
図6に示すように、第1三角トラスt1は、主仕口部10を備えた連結部11が両端にボルト連結された一対の主丸太6,6を備えるとともに、主丸太6,6一端の連結部11の副仕口部10Aにボルト連結される第1副丸太7と、主丸太6,6他端の連結部11の副仕口部10Aにボルト連結される第2副丸太8とを、一対の仕口部12,12を備えた副連結部材13を介して連結し、かつ、この副連結部材13と主丸太6,6の長手方向中央に連結される取付けステー14とに亘ってターンバックル9を架設連結して構成されている。
【0023】
図6、図7に示すように、連結部11は、パイプ材で成る軸部材15に、主仕口部10、副仕口部10A、中間連結部10T等を溶着等によって一体化した複合継手状に構成されている。各仕口部10,10A,12には、丸太6〜8における略半円筒に形成された端部を載置可能な半円状の受け板17が固着してあり、ボルト連結による丸太組付け時に丸太を位置決めできるようにしてある。
【0024】
中間連結部10Tは、主丸太6の長手方向中央に形成された面取り加工部6aを連結するための一対の取付けステー14,14と、これらの間に配置されてターンバックル9の下端部にも固着される補強板19、これら三者に亘って固着される取付け座20、横向きボルト16Aや縦向きボルト16B等といった各種補助部材を用いて、主丸太6と軸部材15とを強固に連結一体化できるように構成されている。
【0025】
連結部11の長さ及び付設される部品数は、丸太トラス3の長手方向部位によって異なっている。すなわち、丸太トラス3の長手方向で端のものは、アーチフレーム5の取付け片5a,5aにピン装着するための長さの短い軸部材15に、一対の主仕口部10,10と、1個の副仕口部10Aとが一体形成された三口仕口部m(図5、図6参照)の状態で固着された小さな部品に構成される。
【0026】
これに対して、丸太トラス3の長手方向で中央の連結部11は、左右方向で中央に位置する2組の三口仕口部m,mと、1個の主仕口部10と1個の副仕口部10Aとが一体形成された二口仕口部h(図5、図6参照)が計4組と、4組の中間連結部10Tとが、長さの長い軸部材15に固着された大部品に構成されている。
【0027】
図6,7に示すように、副連結部材13は、前記受け板17が固着された副丸太7,8のボルト連結用の仕口部12の一対と、屋根パネル取付け用の支持部18とで構成されるとともに、ターンバックル9の上端部を固着連結してある。つまり、副連結部材13は、ターンバックル9を介して軸部材15に、すなわち連結部11に一体化されている。ターンバックル9は、上バックル部9aと、下バックル部9bとをネジ連結して成るものであり、丸太連結前の上下バックル部9a,9bの相対回動操作によって、軸部材15と副連結部材13との間隔を調節することができる。
【0028】
各丸太6〜8と各仕口部10,10A,12との連結構造を、主丸太6に関して説明する。図8,9に示すように、主丸太6の端面6Aを、仕口部10への当接面となるように平面状に加工してあり、この丸太端面6Aと仕口部10の当接面材10sとを、木口金属板S1と隙間調整用金属スペーサS2とを介して対向配置した状態で4本の連結ボルト24を用いて螺着させる。
【0029】
連結ボルト24は、両端にねじ切りされた軸ボルトであり、主丸太6には、連結ボルト24の全長より長いボルト穴25を、丸太端面6Aから丸太長手方向に沿って4箇所形成するとともに、ボルト内奥側に螺装される角ナット26を挿入自在とするナット穴27を、丸太側面に開口する状態で4箇所形成してある。尚、ボルト穴25とナット穴27による応力集中を避けるため、4個の連結ボルト24のうちの2個ずつを長さの異なるものとして、ボルト穴25の長さとナット穴27との位置の夫々を2種類に分けてある。
【0030】
そして、連結ボルト24の仕口部側端面に、マイナスドライバー等の治具によってボルトの緊緩操作(回動操作)を自在とするための治具嵌合用溝28を形成するとともに、ボルト穴25に対応したボルト挿通孔29を当接面材10sに4箇所形成する。尚、副仕口部10Aにおける受け板17は、丸太7,8の上側に位置するようにしてあり、端面下端部が若干斜めカットされた第1及び第2副丸太7,8と主丸太6夫々の端部を、上下の受け板17,17で挟み込んで連結する構造としてある。
【0031】
しかして、ナット穴27に角ナット26を入れて、連結ボルト24をボルト穴25に挿入して締込み側に回動することにより、角ナット26を連結ボルト24に螺装することができ、かつ、連結ボルト24を主丸太6内に完全に埋設する状態を現出できる(図8参照)。このボルト埋設状態の主丸太6を受け板17に載置した状態で一対の主仕口部10,10間には設置し、それからボルト挿通孔29を通して治具を治具嵌合用溝28に差し込んで回動操作することで、連結ボルト24の外端側ネジ部をボルト挿通孔29より外方に抜き出し移動させる。
【0032】
そして、抜き出された連結ボルト24にナット30を螺着することにより、主丸太6と主仕口部10との連結一体化が行えるのである。尚、後述する「仮り締め」とは、ナット30を外れない程度に連結ボルト24に螺着させただけの状態のことを、かつ、「本締め」とは、ナット30を強く締め側に回動して完全に締め切る状態のことを夫々意味している。
【0033】
次に、丸太トラス3の作成方法と設置方法について説明する。前述したように、丸太トラス3は16組の三角トラスt1〜t4から成るが、これら三角トラスt1〜t4は独立したものではなく、軸部材15を介してすべて繋がっているため、組付け方法としては、計9個の連結部11に対して丸太6〜8を順次ボルト連結して行くことになる。しかしながら、丸太トラス3は言わば多結節構造体であり、しかも主な材料が丸太であることから寸法精度が出難いので、各丸太6〜8と各仕口部10,10A,12との連結ボルト24を初めから本締めすると組付けできない箇所が出てきて、丸太トラス3を構成不能になることから、以下に述べる形成方法が採られる。
【0034】
図10(イ)に示すように、上面に軸部材15を載置する半円状の円弧受け部21が形成され、かつ、5種類の高さを有した計9個の架台k1〜k5を作業台22に所定間隔を空けて並べ、各架台k1〜k5の円弧受け部21に、対応する連結部11を載置する。
【0035】
そして、図10(ロ)に示すように、一つ飛ばして隣合う連結部11,11に亘って、主丸太6,6を仮締め連結するとともに、副連結部材13を用いて第1及び第2副丸太8も仮締め連結し、かつ、ターンバックル9も仮締め連結する。つまり、仕口部10,10Aを備えた連結部11の一対と主丸太6とを、この主丸太6の両端部に各仕口部10,10A,12を仮締めすることで連結するとともに、主丸太6一端の連結部11に連結される第1副丸太7と、主丸太6他端の連結部11に連結される第2副丸太8とも仮締め連結し、かつ、副連結部材13とブラケット板20とに亘ってターンバックル9も仮締め連結して、三角形状の仮締め構造材t( 仮締め状の三角トラスt1〜t4)を形成する。
【0036】
このように、各仕口部10,10A,12と各丸太6〜8との連結ボルト24を仮締めすることにより、各部に寸法誤差があっても全て三角トラスt1〜t4としての仮組付けが行えるので、図11に示すように、仮締め状態の丸太トラス3が現出される。すなわち、計16組の仮締め三角トラスt1〜t4を、主丸太6端の連結部11を介して主丸太6の長手方向、並びに左右方向に連ねて連結し、これら連結された仮締め三角トラスt1〜t4のうちの隣合うものどうしを、それらの主丸太6の長手方向中央部に連結部11( 軸部材15)が連結される状態に仮締め三角トラスt1〜t4を介して連結し、かつ、主丸太6における連結部11の連結箇所であるブラケット板20と、第1副丸太7と第2副丸太8との連結箇所である副連結部材13とをターンバックル(連結部材の一例)9で連結して、仮締め丸太トラス3に形成する。
【0037】
しかしながらこの仮締め状態では、各連結部11,11間に現れる長い側の寸法誤差の総和により、丸太トラス3としての長さは長い目になるので、図10(ロ)に示すように、両端の連結部11,11を第1架台k1に載置した状態に固定すると、中間の連結部11は円弧受け部21から上方に浮いてしまい、正規の位置が出ない。
【0038】
そこで、図11に示すように、長手方向中央の一対の第1三角トラスt1,t1の主丸太6,6に亘って作用するようにチェーン・ワイヤーロープ等の吊下げ部材23aを介連結ボルトして吊下げられた振動機23を作動させて、仮締め状態の丸太トラス3全体に振動を付与する。振動により、各仕口部10,10A,12に接当する各丸太6〜8の端面が、面接触状態となるように圧縮されるので、寸法が次第に短くなり、かつ、各丸太6〜8と各仕口部10,10A,12とが広い面で接触する状態に移行して行き、図11に示すように、全ての軸部材15が円弧受け部21に載置する正規の寸法状態が現出されるようになる。
【0039】
正規の寸法状態が現出されたら、振動機23の作動を停止して取り去り、仮り締め状態にある連結ボルト24を本締めすることにより、丸太トラス3の作成作業が終了する。つまり、仮り締め構造体である仮り締め丸太トラス3に振動を作用させて、連結部11を受止め部である円弧受け部21に誘導した後に、各仕口部10,10A,12と各丸太6〜8とを本締めするのである。
【0040】
そして、作成された丸太トラス3は、図12に示すように、トラバーサ31を介してのクレーン等の起重機による吊下げ状態で建築現場に運び、持ち上げて、両端の連結部11,11を、アーチフレーム5の取付け片5a,5aに連結して設置するようになる。この設置作業を、必要となる丸太トラス3の数の分行うことにより、ドーム屋根Rの骨組みを完成させることができる。
【0041】
次に、丸太トラス(構造部材KBの一例)3の両スチール骨組み(取付対象T,Tの一例)1,1への設置方法について詳述すると、図12に示すように、左右両端の連結部11,11部位に繋がれた2組の第1ワイヤ32,32、左右の第2三角トラスt2夫々における頂部の仕口部12,12部位に繋がれた2組の第2ワイヤ33,33、及び、第4三角トラスt4頂部の仕口部12に繋がれた1組の第3ワイヤ34による計5組の第1〜第3ワイヤ(吊下げ手段TSの一例)32〜34を用いて、丸太トラス3をトラバーサ31に吊下げてある。
【0042】
各ワイヤ32〜34の夫々には、必要に応じてその吊下げ長さを増減調節自在な長さ調節機構nを装備してある。長さ調節機構nは、例えば、これとトラバーサ31とを連結する上部ワイヤ32a〜34aの巻取り及び巻き解し自在なウィンチや、そのウィンチの正逆駆動及び停止等を遠隔操作自在なもの等、種々のものが可能である。次に、スパン長さの調節例を説明する。
【0043】
−第1調節例−
図12に示す吊下げ状態において、丸太トラス3での連結箇所に応じた荷重条件で、5箇所の第1〜第3ワイヤ32〜34を介してトラバーサ31に吊下げている基本吊下げ状態の丸太トラス3両連結部11,11間の取付側スパン(第1スパンD1の一例)L1が、取付対象である両スチール骨組み1のアーチフレーム5の取付け片(被連結部の一例)5a、5a間の被取付側スパン(第2スパンD2の一例)L2よりも短い(L1<L2)場合(図13の仮想線参照)には、次のように対処する。
【0044】
即ち、図13に示すように、中央側3箇所のワイヤ、即ち、2組の第2ワイヤ33,33と第3ワイヤ34夫々を、それらの長さ調節機構nを操作し上部ワイヤ33a,33a,34aを伸ばしてより長く調整する。これによると、各ワイヤ32〜34の荷重バランスが崩れて、両端の第1ワイヤ32,32の荷重負担が増大するので、丸太トラス3の自重によってその中央側部分が撓み変形して垂れ下がった調節姿勢に変形するようになり、その結果、取付側スパンL1を伸ばして被取付側スパンL2に合致させることができるのである。
【0045】
−第2調節例−
図12に示す吊下げ状態において、取付側スパンL1が被取付側スパンL2よりも短い場合(図14の仮想線参照)は、図14に示すように、両端の第1ワイヤ32,32の吊下げ長さをより短く調整して、各第1ワイヤ32,32の荷重負担を増すことで、取付側スパンL1を伸ばして被取付側スパンL2に合致させるという、結果的に図13に示す場合と同様の作用を得るようにしても良い。この両1ワイヤ32,32の吊下げ長さを短くする方法では、両連結部11,11の高さ位置が若干高くなるが、前述した第2ワイヤと第3ワイヤ33,33,34を短くする方法では、両連結部11,11の高さ位置が殆ど変わらない点で好ましいものである。
【0046】
−第3調節例−
図12に示す吊下げ状態において、取付側スパンL1が被取付側スパンL2よりも長い場合(図15の仮想線参照)には、図15に示すように、中央側3箇所の第2ワイヤ33,33及び第3ワイヤ34の吊下げ長さをより短く調整する、或いは、両側の第1ワイヤ32,32の吊下げ長さをより長く調整することにより、丸太トラス3の両端側を垂れ下がらせて取付側スパンL1を短くし、被取付側スパンL2に合致させることができる。又、図示しないが、中央1組の第3ワイヤ34のみをより短くするか、或いは第1及び第2ワイヤ32,33の4組の吊下げ長さをより長くし、両端を大きく撓ませて取付側スパンL1を短くすることも可能である。
【0047】
〔別実施形態〕
図16に示すように、3組の吊下げ手段38,39,38(TS)を介してトラバーサ31に吊下げられた長さの長いH型鋼等の横長部材35において、その両端の連結部36,36の取付側スパン(第1スパンD1の一例)L3の長さが、取付対象TTの被連結部37,37の被取付側スパン(第2スパンD2の一例)L4の長さよりも長い場合(L3>L4)には、中央の吊下げ手段39の長さ調節機構nを操作してその吊下げ長さを短くして、横長部材35をその中央部が引張り上げられた側面視で凸状に撓ませることにより、取付側スパンL3を短縮化して被取付側スパンL4の長さに合致させることができる。
【0048】
又、この横長部材35の場合では、両端の吊下げ手段38,38の長さ調節機構nを操作してその吊下げ長さを短くし、横長部材35の中央部が垂れ下がる側面視で凹状に撓ませることにより、取付側スパンL3を短縮化しても良い。更に、中央の吊下げ手段39をより長く調節することで、中央部を垂れ下がらせて同様の作用を得る方法、或いは、両端の吊下げ手段38,38をより長く調節して、両端が垂れ下がるように撓ませることで同様の作用を得る方法も可能である。つまり、一直線状の構造部材を設置する場合は、基本状態が最も取付側スパンが長くなるので、吊下げ手段の如何なる長さ調節でも取付側スパンを短くする調整が行えるものとなる。
【0049】
図17に示すように、横方向両端部が横方向中間部よりも上方に位置する略凹状の側面視形状を有したトラス(構造部材KBの一例)40を、4箇所の吊下げ手段41,42,42,41(TS)を介してトラバーサ31に吊下げたものにおいて、両端の連結部43,43の取付側スパン(第1スパンD1の一例)L5が、取付対象TTの両被連結部44,44の被取付側スパン(第2スパンD2の一例)L6よりも長い場合には、中央2組の吊下げ手段42,42の吊下げ長さを長くして、中央部が垂れ下がるように撓み変形させることで取付側スパンL5を、被取付側スパンL6に合致させるべく短縮化することができる。又、両端2組の吊下げ手段41,41の吊下げ長さを短くして、トラス40の両端部をより上方に持ち上がるように撓ませて取付側スパンL5を短くし、被取付側スパンL6に合致させることもできる。
【0050】
図18に示すように、図17に示す側面視略凹状の取付側スパンL5が被取付側スパンL6よりも短い場合において、中央2組の吊下げ手段42,42の吊下げ長さを短くするか、或いは、両端2組の吊下げ手段41,41の吊下げ長さを長くすることにより、取付側スパンL5を長くして被取付側スパンL6に合致させることもできる。
【0051】
以下、参考として記載するが、振動機23を用いて仮締め状態の丸太トラス3に振動を付与する方法(図11参照)を、図19に示すように、吊下げ支持された起振装置45を丸太トラス3の複数箇所に作用させる方法に換えても良い。即ち、第1副丸太7と第2副丸太8とを連結する仕口部12の左右方向で隣合うものどうしに亘ってアングル材46等を架設し、図外のクレーンで吊下げ支持されている起振装置45をアングル材46に連結してから、起振装置45を起動させるのである。
【0052】
起振作用を付与する箇所は、図19示すように、両第2三角トラスt2,t2と、第4三角トラスt4との3箇所の他、全ての三角トラスt1〜t4とするものでも良く、作用箇所が多いほど望ましい結果が得られる。又、三角トラスt1〜t4を作成する段階でもこの起振装置45を用いて振動を与えることにより、木材と仕口部とのなじみが良くなって、実質的に強度アップされた三角トラスt1〜t4を得ることができる。
【0053】
図20に示すように、起振装置45は、クレーンのフック51に吊下げされる略二股状の支持部47と、この支持部47に一対のコイルバネ機構48,48を介して吊設される起振部49と、アングル材46等を挟持支持自在なチャック部50とを備えて構成されている。振動に伴なって丸太トラス3が下降すると、その分コイルバネ機構48が伸張することで自動的に対処される。
【図面の簡単な説明】
【図1】スポーツセンター全体の形状を示す側面図
【図2】ドーム屋根の内部構造を示す側面図
【図3】ドーム屋根の内部構造を示す正面図
【図4】丸太トラスの構造を示す側面図
【図5】丸太トラスの構造を示し、(イ)は第1,2丸太部分を示す平面図、(ロ)は主丸太部分を示す平面図
【図6】三角トラスを示す側面図
【図7】連結部材中間部、及び副連結部材部分の構造を示す正面図と側面図
【図8】丸太と仕口部との連結構造を示す断面側面図
【図9】丸太と仕口部との連結構造を示す斜視図
【図10】丸太トラスの作成方法を示す作用図
【図11】丸太トラスの作成方法における振動付与工程を示す作用図
【図12】丸太トラスの設置状況を示す側面図
【図13】丸太トラスにおけるスパンの第1調節例を示す作用図
【図14】丸太トラスにおけるスパンの第2調節例を示す作用図
【図15】丸太トラスにおけるスパンの第3調節例を示す作用図
【図16】横長部材のスパン調節前の状況を示す側面図
【図17】凹状トラスにおけるスパンの調節例を示す作用図
【図18】凹状トラスにおけるスパンの別調節例を示す作用図
【図19】振動付与工程の別例を示す作用図
【図20】図19に示す起振装置の正面図
【符号の説明】
31 トラバーサ
KB 構造部材
TS 吊下げ手段
TT 取付対象
D1 第1スパン
D2 第2スパン
r 連結部
f 被連結部

Claims (2)

  1. 構造部材を、横方向に距離を隔てた複数箇所の吊下げ手段を用いてトラバーサに吊下げ、このトラバーサによる吊下げ状態の前記構造部材を取付対象に移動させてから、前記構造部材における横方向の両端側夫々の連結部を前記取付対象に連結する構造部材の設置方法であって、
    前記構造部材を、複数の丸太をボルト連結して形成した丸太トラスで構成し、前記丸太トラスを形成する際に、ボルトの仮締め状態で前記丸太トラスの全体に振動機で振動を付与した後にボルトを本締めして構造部材を構成し、
    前記吊下げ手段を、互いに一横方向に距離を隔てた3箇所以上に配備し、
    前記吊下げ状態における前記両連結部間の第1スパンと、前記取付対象における前記両連結部に対応した両被連結部間の第2スパンとが異なるときには、いずれかの吊下げ手段の吊下げ長さを変更して前記構造部材を撓ませることにより、前記両スパンを合致させる構造部材の設置方法。
  2. 前記構造部材の側面視形状が、その横方向両端部が横方向中間部よりも下方に位置する略凸状の場合において、
    前記構造部材の側面視略凸状形状を保持しながら複数の前記吊下げ手段で吊下げた状態で、前記第1スパンが前記第2スパンよりも短いときには、前記吊下げ手段のうちの前記一横方向の中央部に位置する中央部側吊下げ手段の吊下げ長さをより長く調整するか、又は前記一横方向の両端部に位置する端部側吊下げ手段の吊下げ長さをより短く調整し、前記第1スパンが前記第2スパンよりも長いときには、前記中央部側吊下げ手段の吊下げ長さをより短く調整するか、又は前記端部側吊下げ手段の吊下げ長さをより長く調整する請求項1に記載の構造部材の設置方法。
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