JPH04370243A - 結合部材用三次元織物の製造方法 - Google Patents

結合部材用三次元織物の製造方法

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JPH04370243A
JPH04370243A JP18903591A JP18903591A JPH04370243A JP H04370243 A JPH04370243 A JP H04370243A JP 18903591 A JP18903591 A JP 18903591A JP 18903591 A JP18903591 A JP 18903591A JP H04370243 A JPH04370243 A JP H04370243A
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JP
Japan
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bias
fabric
yarn
yarns
warp
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Application number
JP18903591A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Yasui
義治 安居
Akiji Anahara
穴原 明司
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は他の部材との連結状態で
使用される複合材の骨格材として好適な結合部材用三次
元織物の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数列、複数行に張設された多数の経糸
、該経糸群の列及び行間にそれぞれ経糸と直交する状態
に織り込まれた第1緯糸(垂直糸)及び第2緯糸の3種
類の糸から成る三次元織物を骨格材とし、樹脂あるいは
無機物をマトリックスとした複合材はロケット、航空機
、自動車、船舶及び建築物の構造材として幅広い用途が
期待されている。この種の複合材を幅広い用途に使用す
るためには、一般の金属製の構造材と同様に各部材同士
を連結可能とする必要がある。従来、三次元織物を骨格
材とした複合材同士を連結する使用例は無いが、多数枚
のクロスを積層した積層材を骨格材とした複合材では図
14に示すように、複合材60にメタルブッシング61
を挿入して複合材60同士あるいは複合材60と他の構
造材62とをボルト63及びナット64により連結する
方法が採用されている。三次元織物を骨格材とした複合
材をボルトとナットを用いてあるいはピンにより連結す
る場合にも、前記と同様に複合材に穴を開けてメタルブ
ッシング61を嵌入する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、複合材にメ
タルブッシング嵌入用の穴65を形成した場合には、図
15に示すように、穴65と対応する部分で三次元織物
Fを構成する糸が切断されるため、当該部分と対応する
部分の強度(特に矢印方向の力に対する強度)が低下し
、この部分の強度を増すためにはその部分の長さL及び
幅Wの値を大きくしなければならず、メタルブッシング
61を囲む部分の体積が大きくなるという不都合があり
、積層複合材と同様である。又、複合材を形成した後に
穴開け加工を行う為、加工の仕上り具合によっては微少
な亀裂等が発生し、応力集中による破壊が生じ易く設計
上強度予測が難しいという問題がある。
【0004】又、三次元織物がX,Y,Zの直交3軸の
みの糸(繊維)で構成されていると、この三次元織物を
骨格材として作られた複合材は、各軸方向の引張り荷重
に対しては充分な耐久性を示すが、織物の長手方向に対
して斜め方向の繊維がないため、三次元織物の軸線方向
に対して斜め方向の力に対する変形量が大きくなる。従
って、圧縮荷重に対しては引張り荷重に比べて抵抗力が
弱くなる傾向がある。
【0005】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は他の構造材と連結状態で使用す
るための三次元織物複合材として使用する場合、連結部
の体積を大きくすることなく強度を大きくすることがで
きるとともに、引張り荷重及び圧縮荷重に対する堅牢性
(耐久性)を向上することができ、しかも設計上強度予
測が容易な結合部材用三次元織物の製造方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明においては、複数本の経糸と複
数本のバイアス糸を固体部材に折り返し状に巻き付け且
つ該固体部材を支持部材に固定し、少なくとも前記固体
部材に巻き付けられた経糸を含む経糸群を織物の長手方
向に延びる状態で織物の厚さ方向に複数層に張設し、少
なくとも前記固体部材に巻き付けられたバイアス糸を含
むバイアス糸群を2層一組となるように、前記経糸層と
平行に層状に張設し、少なくとも垂直糸の織物の厚さ方
向への挿入を行い、1サイクルの垂直糸の挿入が終了し
た後、織前位置とバイアス糸供給部との間に織物の幅方
向に配設された送り装置の作用により、送り装置の係合
部と係合状態にある2層一組の各バイアス糸の係合位置
を織物の幅方向に沿って各バイアス糸層毎に互いに逆方
向へ所定ピッチ移動させてバイアス糸を織物の長手方向
に対して斜めに配列させた後、再び垂直糸の挿入を行う
ようにした。
【0007】又、請求項2に記載の発明においては、複
数本の経糸と複数本のバイアス糸を固体部材に折り返し
状に巻き付け且つ該固体部材を支持部材に固定し、少な
くとも前記固体部材に巻き付けられた経糸を含む経糸群
を織物の長手方向に延びる状態で織物の厚さ方向に複数
層に張設し、少なくとも前記固体部材に巻き付けられた
バイアス糸を含むバイアス糸群を2層一組となるように
、前記経糸層と平行に層状に張設し、垂直糸の織物の厚
さ方向への挿入と緯糸の織物の幅方向への挿入とを行い
、かつ1回のサイクルの垂直糸と緯糸の挿入が終了した
後、織前位置とバイアス糸供給部との間に織物の幅方向
に配設された送り装置の作用により、送り装置の係合部
と係合状態にある2層一組の各バイアス糸の係合位置を
織物の幅方向に沿って各バイアス糸層毎に互いに逆方向
へ所定ピッチ移動させてバイアス糸を織物の長手方向に
対して斜めに配列させた後、再び垂直糸と緯糸の挿入を
行うようにした。
【0008】
【作用】請求項1に記載の発明では、複数本の経糸と複
数本のバイアス糸が固体部材に折り返し状に巻き付けら
れ且つ該固体部材が支持部材に固定される。そして、少
なくとも前記固体部材に巻き付けられた経糸を含む経糸
群が織物の長手方向に延びる状態で織物の厚さ方向に複
数層に張設され、又、少なくとも前記固体部材に巻き付
けられたバイアス糸を含むバイアス糸群が2層一組とな
るように、前記経糸層と平行に層状に張設された状態で
製織が開始される。そして、少なくとも垂直糸の織物の
厚さ方向への挿入が行われるとともに、その1サイクル
の垂直糸の挿入が終了した後、織前位置とバイアス糸供
給部との間に配設された送り装置が作動される。これに
より送り装置の係合部と係合状態にある2層一組の各バ
イアス糸の係合位置が織物の幅方向に沿って各バイアス
糸層毎に互いに逆方向へ所定ピッチ移動され、バイアス
糸が織物の長手方向に対して斜めに配列される。その後
、再び垂直糸の挿入が行われる。
【0009】又、請求項2に記載の発明では、前記請求
項1に記載の発明と同様に経糸群及びバイアス糸群が張
設された状態で製織が開始される。そして、垂直糸の織
物の厚さ方向への挿入と、緯糸の織物の幅方向への挿入
とが行われるとともに、その1回のサイクルの垂直糸と
緯糸の挿入が終了した後、織前位置とバイアス糸供給部
との間に織物の幅方向に配設された送り装置が作動され
る。これにより送り装置の係合部と係合状態にある2層
一組の各バイアス糸の係合位置が織物の幅方向に沿って
各バイアス糸層毎に互いに逆方向へ所定ピッチ移動され
、バイアス糸が織物の長手方向に対して斜めに配列され
る。その後、再び垂直糸と緯糸の挿入が行われる。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明を具体化した第1実施例を図
1〜図11に従って説明する。
【0011】三次元織物を製織する装置は図1及び図2
に示すように、経糸zの行数と対応する数の経糸ビーム
2からなる経糸供給部と、バイアス糸層の半分の数のバ
イアス糸ビーム3からなるバイアス糸供給部とを備えて
いる。所定位置に配設された織前枠4を挟んで前記経糸
供給部及びバイアス糸供給部と反対側には、固体部材と
してのメタルブッシング1を支持する支持部材5を備え
、製織の進行に伴い図示しない駆動機構により支持部材
5を三次元織物Fの引取り方向(図1及び図2の左方)
に移動する装置が配設されている。織前枠4の後方(図
1及び図2の右方)には経糸開口装置6及びバイアス糸
開口装置7が配設されている。
【0012】経糸開口装置6は図3に示すように三次元
織物の幅より広い幅と、厚さより大きな高さとを有する
枠8に経糸zの通過を許容する間隔で一対のガイドロッ
ド8aが固定され、図示しない駆動機構により昇降動さ
れるようになっている。又、バイアス糸開口装置7も経
糸開口装置6とほぼ同様に構成されているが、後記する
バイアス糸送り装置の作動時にバイアス糸Bがガイドロ
ッド8aと接触しないように一対のガイドロッド8aの
間隔が経糸開口装置6の場合よりも広く設定されている
【0013】織前枠4と経糸開口装置6との間には垂直
糸ビーム9から繰り出される垂直糸yをその昇降動によ
り経糸z群の各列内に挿入する作用をなす垂直糸レピア
10が配設されている。図4に示すように垂直糸レピア
10は、図示しない駆動機構により昇降動される支持体
11に複数本のパイプ10aが嵌挿されることにより形
成され、経糸z群の各列間に同時に所定本数の垂直糸y
が挿通されるようになっている。経糸ビーム2の前方に
は経糸ビーム2及びバイアス糸ビーム3から繰り出され
た経糸z及びバイアス糸Bをガイドするガイド板12が
配設され、該ガイド板12には経糸z及びバイアス糸B
をそれぞれ1本ずつガイドするガイド孔12aが経糸ビ
ーム2及びバイアス糸ビーム3の上端と対応する位置に
形成されている。ガイド板12とバイアス糸ビーム3と
の間にはバイアス糸ビーム3から繰り出される各バイア
ス糸B毎に張力調整装置13(図1にのみ図示)が設け
られている。
【0014】前記両開口装置6,7の後方には経糸ガイ
ド14及び図5に示すバイアス糸送り装置15(図1中
の16,17に該当する)が配設されている。経糸ガイ
ド14は所定位置に配置されるとともに、表面に所定間
隔でガイド溝が形成されたロッドにより構成されている
。バイアス糸送り装置15は図5に示すように、係合部
としての螺旋溝16a,17aの向きが逆向きとなるよ
うに形成された各2本のスクリュー軸16,17が、三
次元織物の幅方向と平行に延びる状態でそれぞれバイア
ス糸Bと係合可能な作用位置とバイアス糸Bと係合不能
な退避位置とに移動配置可能に配設されるとともに、3
本のスクリュー軸16,17が上下方向に交互に配置可
能に構成されている。
【0015】経糸z群の各行間あるいは経糸z群の行と
バイアス糸Bの層間に挿入される緯糸xは、緯糸レピア
18(図9(c)及び図10(b)に図示)により先端
でループを形成して折り返し状に挿入されるようになっ
ている。挿入された緯糸xのループは昇降する抑えピン
(図示せず)の作用により一旦固定されるが、緯糸xを
挟む上下層の経糸zないしバイアス糸Bの開口が閉じ、
上下面から圧着されると糸相互の摩擦により緯糸xは挿
入された状態に固定され、抑えピンを抜いて先端ループ
をフリーにしても、ほとんど弛むことはない。しかし、
場合によっては図には示していないが、先端ループを止
めるために他の糸を耳糸として各ループに挿通すれば、
更に強固に緯糸xが固定される。
【0016】次に前記のように構成された装置による三
次元織物の製織作用について説明する。まず、バイアス
糸送り装置15によるバイアス糸Bの送り作用について
説明する。バイアス糸Bの横方向(三次元織物の幅方向
)への移動は、3本のスクリュー軸16,17を水平方
向に延びる状態で上下3段に配置するとともに、上下3
段に配置した各スクリュー軸16,17を同方向に回転
することにより行われる。図6(a)に示すように、3
本のスクリュー軸16,17が水平方向に延びる状態で
上下3段に配置されるとともに1本のスクリュー軸17
が最下段のスクリュー軸16と同軸上の退避位置に配置
された状態で、バイアス糸Bが上段及び中段に配置され
たスクリュー軸16,17の螺旋溝16a,17aに所
定ピッチPで相互に垂直線上に並ぶ位置に係合した状態
に配置される。この状態から作用位置に配置された各ス
クリュー軸16,17が同方向に2回転駆動されると、
上段のスクリュー軸16と係合状態にあるバイアス糸B
は右側に、中段のスクリュー軸17と係合状態にあるバ
イアス糸Bは左側にそれぞれ1ピッチP分移動される。 このとき中段に配置されたスクリュー軸17の先端付近
において螺旋溝17aと係合状態にあったバイアス糸B
は、該スクリュー軸17との係合が解除されて下段に配
置されたスクリュー軸16の基端寄りにおいて螺旋溝1
6aと係合した状態となる。又、上段に配置されたスク
リュー軸16の先端にあったバイアス糸Bが中段のスク
リュー軸17の基端部寄りに移載されて図6(b)の状
態となる。
【0017】以下同様にして作用位置に配置されたスク
リュー軸16,17が回転されてバイアス糸Bの横送り
が順次行われると、図6(a)に示す状態において中段
のスクリュー軸17と係合状態にあったバイアス糸Bが
下段に配置されたスクリュー軸16上に全て移載され、
上段に配置されたスクリュー軸16と係合状態にあった
バイアス糸Bは中段のスクリュー軸17上に移載されて
図6(c)に示す状態となる。上段に配置されたスクリ
ュー軸16と係合するバイアス糸Bが無くなると、該ス
クリュー軸16が図7(a)に示すように退避位置に後
退移動されるとともに、中段に配置されていたスクリュ
ー軸17及び下段に配置されていたスクリュー軸16が
上段及び中段へと1段ずつ上昇移動される。次いでそれ
まで下段の退避位置に配置されていたスクリュー軸17
が前進移動されて下段の作用位置に配置されるとともに
、上段の退避位置に配置されたスクリュー軸16が下段
の退避位置に下降移動されて図7(b)に示す状態にな
る。
【0018】この状態からスクリュー軸16,17が前
記と同方向に回転されると、中段に配置されたスクリュ
ー軸16と係合するバイアス糸Bは順次1ピッチずつ右
方へ移動されるとともに順次下段に配置されたスクリュ
ー軸17上へと移載される。又、上段に配置されたスク
リュー軸17と係合状態にあるバイアス糸Bは左方へ移
動されるとともに順次中段に配置されたスクリュー軸1
6上に移載される。そして、図8(a)に示すように上
段に配置されたスクリュー軸17と係合する状態にあっ
たバイアス糸Bが全て中段に配置されたスクリュー軸1
6上に移載されると、図8(b)に示すように上段のス
クリュー軸17が退避位置に後退移動されるとともに、
中段に配置されたスクリュー軸16及び下段に配置され
たスクリュー軸17が上段及び中段へと1段ずつ上昇移
動された状態となる。そして、次に下段の退避位置に配
置されていたスクリュー軸16が作用位置に配置され、
上段の退避位置に配置されたスクリュー軸17が下段の
退避位置に下降移動されることにより図6(a)に示す
状態に復帰する。以下同様にして順次バイアス糸Bの横
送り動作が行われる。なお、バイアス糸Bの横送りによ
りガイド板12と織前間のバイアス糸Bの経路長さが大
きく変動するが、バイアス糸Bの張力は張力調整装置1
3の作用によりほぼ一定に保持される。
【0019】次に三次元織物の製織手順について説明す
る。まず所定本数の経糸z、バイアス糸Bをメタルブッ
シング1の外周に折り返し状に巻き付け、各経糸zを経
糸開口装置6に挿通した後、経糸ビーム2に行(層)毎
に巻き取った状態に、バイアス糸Bをバイアス糸開口装
置7に挿通した後、バイアス糸ビーム3に各組毎に巻き
取った状態にそれぞれ準備した後、メタルブッシング1
を三次元織機の支持部材5に固定支持する。垂直糸yは
垂直糸ビーム9から端部を引き出し、垂直糸レピア10
のパイプ10a及び経糸z及びバイアス糸Bの各列間を
挿通させた後、図1に示すy糸固定部材5aに固定する
。緯糸xは緯糸ビーム(図示せず)より端部を引き出し
緯糸レピア18に挿通後、図1に示すように支持部材5
の下部に設けられたy糸固定部材5aに固定される。 以上により三次元織物の製織準備作業が終了する。この
状態では支持部材5が織前枠4と接近する位置に配置さ
れ、緯糸レピア18が降下位置に配置された状態となる
【0020】又、メタルブッシング1と経糸挿入開始面
との間の部分の糸密度が低いことが問題になる場合には
、図11(b)に示すように別の緯糸x′を手作業で経
糸z層の層間あるいはバイアス糸B層と経糸z層の層間
に複数層蛇行状態に挿入してもよい。
【0021】図9(a)は三次元織物Fの緯糸レピア1
8による第4回目の緯糸xの緯入れが完了した状態を示
しており、この状態では垂直糸レピア10は上昇位置に
配置され、経糸開口装置6及びバイアス糸開口装置7は
ともに下降位置に配置されている(ただしバイアス糸の
スクリュー軸16,17への係合状態は簡略化して図示
してある。)。バイアス糸開口装置7が下降位置に配置
された状態では、各バイアス糸開口装置7のガイドロッ
ドは一対のガイドロッド間に挿通されたバイアス糸Bと
係合しない位置に配置される。この状態でバイアス糸送
り装置15が前記のように駆動され、各バイアス糸Bが
それぞれ三次元織物の幅方向に1ピッチPずつ移動され
る。次に図9(b)に示すように、全ての経糸開口装置
6及びバイアス糸開口装置7が上昇位置に配置されると
ともに、垂直糸レピア10が下降移動されて垂直糸yが
経糸zの各列間及び列の外側に挿入される。この時垂直
糸レピア10の各パイプ10aは図2に示すように、互
いに交差する状態で配置されたバイアス糸Bの交差部よ
り後方、すなわちバイアス糸開口装置7寄りにおいてバ
イアス糸B間に挿入される。
【0022】次に緯糸レピア18により最下段の経糸z
と垂直糸yとの間に緯糸xの緯入れが行われる。垂直糸
レピア10が織前位置から離れているため、垂直糸レピ
ア10の下降移動だけでは垂直糸yは織前位置に経糸z
と直交する状態に配置されずに織前位置から離れた状態
となっているが、最下段への緯糸xの緯入れにより第図
9(c)に示すように垂直糸yは織前位置において経糸
zと直交状態となるように配置される。なお、緯糸xの
緯入れを行う前に筬打ちを行い垂直糸yを織前側に移動
させておいてもよい。
【0023】次に垂直糸レピア10が上昇位置に移動配
置されて垂直糸yが上方へ折り返された後、経糸開口装
置6及びバイアス糸開口装置7が織前枠4から最も離れ
た側から順に下降位置に配置されて開口が形成されると
ともに、該開口に緯糸レピア18により緯糸xの緯入れ
が行われる。垂直糸レピア10が上昇位置に移動配置さ
れた時点では図10(a)に示すように垂直糸レピア1
0から織前に連なる垂直糸yは織前に対して斜めに配置
されているが、図10(b),(c)に示すように緯糸
レピア18による緯糸xの緯入れに伴い順次織前の直近
位置に移動される。全段への緯糸xの緯入れが完了して
図10(c)に示す状態となった後、支持部材5が移動
されて三次元織物Fが1ピッチ分移動され、その端部が
図9(a)に示す状態となる。以下同様な操作が繰り返
されて図11に示す三次元織物Fと同様な組成の三次元
織物Fが製織される。この製造方法は三次元織物Fを機
械的に大量に生産する場合に適する。
【0024】前記のようにして製織された三次元織物F
は図11に示すように、複数列、複数行(この実施例で
は8列4行)に張設された多数本の経糸zからなる経糸
層と、経糸zの列間に経糸zと直交する状態で織り込ま
れて織物の厚さ方向に配列された各列毎に連続する多数
本の垂直糸yと、経糸zの行間において経糸層と平行な
平面内で織物の長手方向に対して互いに隣接して対称的
に傾斜するようにシート状に配列されたバイアス糸Bか
らなる2層一組のバイアス糸層と、経糸zと直交する状
態で経糸層及びバイアス糸層との間に織物の幅方向に配
列された連続する緯糸xとから構成されている。すなわ
ち、この三次元織物Fは面内4軸の織物が垂直糸yで結
合された5軸の三次元織物となっている。なお、一組の
バイアス糸Bの本数は当該バイアス糸B層の組が折り返
される幅内に挿入される垂直糸yの本数の2倍の数とな
る。
【0025】経糸z及びバイアス糸Bの大部分は、三次
元織物Fの一端に配置されたメタルブッシング1の外周
に折り返し状に巻き付けられているから、経糸z群及び
バイアス糸B群を構成する本数の約半分の数の経糸z及
びバイアス糸Bがメタルブッシング1の外周に巻き付け
られることになる。又、垂直糸yは三次元織物Fの上方
から先端でループを形成して折り返し状に挿入されると
ともに、先端ループの抜け止めを図るために緯糸xが先
端ループ部に耳糸として挿入されている。緯糸xも先端
でループを形成して折り返し状に挿入されている。各糸
に実質的に撚のかかっていないロービングを使用した場
合は、先端でループを形成して折り返し状に挿入された
これらの緯糸x及び垂直糸yは製織後1本に束ねられて
図11に示すようになる。
【0026】前記のように構成された三次元織物Fに樹
脂を含浸させて形成された複合材をメタルブッシング1
の部分で他の部材と連結して使用すると、メタルブッシ
ング1に加えられた荷重が経糸z及びバイアス糸Bを介
して三次元織物の本体部分に確実に伝えられる。そして
、メタルブッシング1に圧縮荷重が加えられた場合は、
バイアス糸Bがそれに耐える方向の力を分担するため、
強固な堅牢性を示し結合部材としての機能が高められる
。又、経糸zの列間分離を防いで、機能を高めるために
緯糸xの結合力が大きな力を発揮する。又、垂直糸yが
経糸z、緯糸x及びバイアス糸Bの各層を結合して層間
剥離を防ぎ、メタルブッシング1にその軸方向の力が加
わったり、三次元織物の層に直角に衝撃が加わった場合
の抵抗力となる。又、メタルブッシング1に加わる引張
り力はほとんどすべての経糸z及びバイアス糸Bにより
担われるため、経糸z及びバイアス糸Bが有効に寄与し
て連結部の強度が高くなる。又、織物の長手方向に対し
て傾斜する方向に配列されたバイアス糸Bの存在により
、従来の3軸三次元織物を骨格材として使用したものに
比較して斜め方向の力に対する変形量が減少する。 図では経糸zが8列、4行、バイアス糸Bの層が2組で
説明したが、三次元織物が骨格材として使用される複合
材の大きさ及び要求される物性により、経糸z及びバイ
アス糸Bの層数が決定される。
【0027】(実施例2)次に第2実施例を図12及び
図13に従って説明する。この実施例では三次元織物の
本体部の製造には前記第1実施例と同様な三次元織機が
使用され、メタルブッシング1に対する経糸z、バイア
ス糸B等のセット方法が異なる。すなわち、基板19上
に配置されたメタルブッシング1の周囲にのみピン20
が立設され、経糸z、バイアス糸Bあるいは緯糸xとな
るべき糸がピン20の間に配列される。経糸z及びバイ
アス糸Bは図12(経糸zのみについて図示)に示す状
態に配列され、緯糸xは図13に示す状態に配列される
。緯糸xは1本でよいため、メタルブッシング1の周囲
に放射方向に配列される糸を緯糸xと連続するものとす
ると、メタルブッシング1の周囲に放射方向に配列され
る糸層が1層となり、三次元織機により製織される部分
と、メタルブッシング1の周囲に配設される糸層の厚さ
が異なる状態となる。両者の厚さを同じとするため、メ
タルブッシング1の周囲に放射方向に配列される糸を緯
糸xと同一層数となるよう独立して配列してもよい。
【0028】各糸層の配列終了後、ピン20が垂直糸y
と置換され、メタルブッシング1が三次元織機の支持部
材に支持される。そして、各糸が第1実施例と同様に各
ビームに巻き取られた状態にセットされ、その状態から
三次元織物の本体部が製織される。ピン20を垂直糸y
と置換する方法としては、ピン20を押出しながらピン
によって形作られた空隙に垂直糸yを先端から挿入し、
織物の一方の面で次のピン位置へ移動するようにしてジ
グザグ状に置換する方法と、ピン20を押出しながら垂
直糸yをループ状に挿入し、ループ部に耳糸を挿入して
抜け止めをする方法とがある。又、ピンに代えてパイプ
を使用し、パイプに垂直糸yを挿通してパイプも一緒に
三次元織物に組み込んでもよい。又、ピン20と垂直糸
yとの置換あるいはパイプへの垂直糸yの挿入を製織終
了後に行ってもよい。
【0029】この実施例の三次元織物はメタルブッシン
グ1の周囲に配列された経糸z及びバイアス糸Bに対し
て、直交する方向に配列された二方向の糸が存在するた
め、メタルブッシング1を囲む部分がより強靱となる。
【0030】なお、本発明は前記両実施例に限定される
ものではなく、例えば、メタルブッシング1の周囲に配
列される糸のうち、放射方向に配列される糸(放射方向
糸)及び厚さ方向に配列される糸(垂直糸y)は両者が
常に必要とされるのではなく、少なくとも一方の糸が存
在すればメタルブッシング1の周囲の強度が向上する。 放射方向糸が存在する場合は、第2実施例において垂直
糸yは放射方向糸を跨ぐようにも円周方向に配列される
経糸zあるいはバイアス糸Bを跨ぐようにも配列される
が、放射方向糸が存在しない場合は、後者の配列のみと
なる。又、放射方向にのみ糸を配列するには第1実施例
においてメタルブッシング1の外周に半径方向に小孔を
設け、糸を束ねたロッド(後述する)を突き立てて放射
方向の糸としてもよい。
【0031】又、メタルブッシング1に巻き付けられた
糸がメタルブッシング1の軸方向に移動するのを防止す
るため、メタルブッシング1の両端部にフランジを設け
たり、メタルブッシング1の外周面に糸の一部が収容さ
れる多数の凹溝を周方向に沿って形成してもよい。又、
メタルブッシング1の一部に糸挿通孔を形成し、メタル
ブッシング1に巻き付ける経糸z、バイアス糸Bの一部
あるいは織成開始点で追加する糸の一部を糸挿通孔に通
した状態で三次元織物Fを製織してもよい。又、三次元
織物Fに織り込む固体部材は円筒形状に限らず断面三角
形や四角形の筒状部材を織り込んだり、固体部材を複数
個織り込んでもよい。
【0032】又、第2実施例においてピン20として三
次元織物に使用される素材のロービングで作られたロッ
ドを使用し、経糸z、バイアス糸B及び緯糸xの配列が
完了した後、ピン20を垂直糸yと置換することなく、
全体を樹脂含浸硬化処理してもよい。この場合ロッドは
例えば、ロービングを樹脂に含浸した後、任意形状のダ
イス中を通してロッドに仕上げられ、その断面形状は円
に限らない。この場合、樹脂が完全に硬化した状態で使
用せずに半硬化の状態で糸の配列を行い、三次元織物全
体の樹脂含浸硬化処理の時にロッドの樹脂の硬化反応が
進むようにすると、全体樹脂との結合がより強固になる
【0033】又、三次元織機による製織の際に、経糸z
の列間に折り返し状に挿入された垂直糸yの折り返し先
端ループ部分のみならず各経糸z及びバイアス糸Bとの
間にも緯糸xを挿入して緯糸xの密度を大きくしたり、
緯糸xとして1本の連続した糸でなく各段毎にそれぞれ
独立した糸を使用したり、垂直糸y及び緯糸xをシャト
ルを使用して挿入し、折り返しによる耳部の形成を堅固
に行ってもよい。又、経糸層及びバイアス糸層の組が少
なくとも1層ずつ存在する状態で経糸zの層及びバイア
ス糸層の組の数及び配置関係を任意に変更してもよい。
【0034】さらには、緯糸xを使用せず、経糸z及び
バイアス糸Bで構成された面内3軸を構成する層が多層
に重ねられて厚み方向に垂直糸yで結合された4軸三次
元織物に適用してもよい。4軸三次元織物の場合に面内
3軸を構成する経糸z及びバイアス糸Bを互いに60度
の角度をなして交差する状態に配列すると、5軸三次元
織物に比較して繊維充填率を高め易く、バイアス糸Bの
太さを太くすることができ、複合材とした場合に斜め方
向の力に対する強度が向上し、たて方向の剪断圧縮に対
する強度が増す。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、経
糸とバイアス糸を固体部材に折り返し状に巻き付けた状
態で支持部材に固定し、経糸とバイアス糸を張設し、織
物を製造しているので、糸を切断しないで、織物内に固
体部材を織り込むことができ、引張り荷重及び圧縮荷重
に対して強く、他の部材との連結状態で使用される複合
材の骨格材として好適な三次元織物を容易に製造するこ
とができ、しかも垂直糸の挿入とバイアス糸の織物の幅
方向への所定ピッチの移動のサイクルを繰り返すという
単純な動作で織物が製造されるので、自動化も容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】製織状態を示す概略側断面図である。
【図2】同じく概略平面図である。
【図3】開口装置の概略斜視図である。
【図4】垂直糸レピアの概略斜視図である。
【図5】バイアス糸送り装置の要部概略斜視図である。
【図6】バイアス糸送り装置の作用を示す概略断面図で
ある。
【図7】バイアス糸送り装置の作用を示す概略断面図で
ある。
【図8】バイアス糸送り装置の作用を示す概略断面図で
ある。
【図9】製織作用を示す概略側面図である。
【図10】製織作用を示す概略側面図である。
【図11】(a)は三次元織物の一部破断部分平面図、
(b)は別の緯糸x′を加えた場合の三次元織物の一部
破断部分平面図である。
【図12】経糸の配列状態を示す概略平面図である。
【図13】緯糸の配列状態を示す概略平面図である。
【図14】従来の複合材と構造材の連結状態を示す側断
面図である。
【図15】三次元織物に穴を開けた状態を示す概略斜視
図である。
【符号の説明】
1…固体部材としてのメタルブッシング、3…バイアス
糸供給部としてのバイアス糸ビーム、5…支持部材、1
5…バイアス糸送り装置、16,17…スクリュー軸、
16a,17a…係合部としての螺旋溝、x…緯糸、y
…垂直糸、z…経糸、B…バイアス糸、F…三次元織物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数本の経糸と複数本のバイアス糸を
    固体部材に折り返し状に巻き付け且つ該固体部材を支持
    部材に固定し、少なくとも前記固体部材に巻き付けられ
    た経糸を含む経糸群を織物の長手方向に延びる状態で織
    物の厚さ方向に複数層に張設し、少なくとも前記固体部
    材に巻き付けられたバイアス糸を含むバイアス糸群を2
    層一組となるように、前記経糸層と平行に層状に張設し
    、少なくとも垂直糸の織物の厚さ方向への挿入を行い、
    1サイクルの垂直糸の挿入が終了した後、織前位置とバ
    イアス糸供給部との間に織物の幅方向に配設された送り
    装置の作用により、送り装置の係合部と係合状態にある
    2層一組の各バイアス糸の係合位置を織物の幅方向に沿
    って各バイアス糸層毎に互いに逆方向へ所定ピッチ移動
    させてバイアス糸を織物の長手方向に対して斜めに配列
    させた後、再び垂直糸の挿入を行う結合部材用三次元織
    物の製造方法。
  2. 【請求項2】  複数本の経糸と複数本のバイアス糸を
    固体部材に折り返し状に巻き付け且つ該固体部材を支持
    部材に固定し、少なくとも前記固体部材に巻き付けられ
    た経糸を含む経糸群を織物の長手方向に延びる状態で織
    物の厚さ方向に複数層に張設し、少なくとも前記固体部
    材に巻き付けられたバイアス糸を含むバイアス糸群を2
    層一組となるように、前記経糸層と平行に層状に張設し
    、垂直糸の織物の厚さ方向への挿入と緯糸の織物の幅方
    向への挿入とを行い、かつ1回のサイクルの垂直糸と緯
    糸の挿入が終了した後、織前位置とバイアス糸供給部と
    の間に織物の幅方向に配設された送り装置の作用により
    、送り装置の係合部と係合状態にある2層一組の各バイ
    アス糸の係合位置を織物の幅方向に沿って各バイアス糸
    層毎に互いに逆方向へ所定ピッチ移動させてバイアス糸
    を織物の長手方向に対して斜めに配列させた後、再び垂
    直糸と緯糸の挿入を行う結合部材用三次元織物の製造方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102560802A (zh) * 2010-11-30 2012-07-11 美利肯公司 具有多插入纬线纱线的机织纺织织物和内导管

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