JPH04369839A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH04369839A JPH04369839A JP21409491A JP21409491A JPH04369839A JP H04369839 A JPH04369839 A JP H04369839A JP 21409491 A JP21409491 A JP 21409491A JP 21409491 A JP21409491 A JP 21409491A JP H04369839 A JPH04369839 A JP H04369839A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高速動作および高集
積化が可能なバイポーラ型半導体集積回路装置の製造方
法に適用可能な半導体装置の製造方法に関する。
積化が可能なバイポーラ型半導体集積回路装置の製造方
法に適用可能な半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の用途として、特に
高速動作を必要とする分野では、一般にECL/CML
系のバイポーラ型半導体集積回路装置が用いられる。E
CL/CML系回路装置において、論理振幅を一定とし
た場合には、回路装置を構成する素子や配線の寄生容量
及びトランジスタのベース抵抗ならびに電流利得帯域幅
積によって回路の動作速度が決定される。
高速動作を必要とする分野では、一般にECL/CML
系のバイポーラ型半導体集積回路装置が用いられる。E
CL/CML系回路装置において、論理振幅を一定とし
た場合には、回路装置を構成する素子や配線の寄生容量
及びトランジスタのベース抵抗ならびに電流利得帯域幅
積によって回路の動作速度が決定される。
【0003】寄生容量を低減させる手段として、特に動
作速度への寄与が大きいトランジスタのベース・コレク
タ間接合容量を低減するために、多結晶シリコンを用い
てベース電極を素子領域の外部に引き出し、ベース面積
を縮小する方法がある。また、多結晶シリコン抵抗及び
金属配線を厚い分離酸化膜上に形成して配線容量を低減
する方法が一般に採用される。
作速度への寄与が大きいトランジスタのベース・コレク
タ間接合容量を低減するために、多結晶シリコンを用い
てベース電極を素子領域の外部に引き出し、ベース面積
を縮小する方法がある。また、多結晶シリコン抵抗及び
金属配線を厚い分離酸化膜上に形成して配線容量を低減
する方法が一般に採用される。
【0004】一方、ベース抵抗も低減する必要がある。
これには、不活性ベース層を低抵抗化すると共に可能な
限りエミッタに近接させ、また、エミッタ幅を細くして
エミッタ直下の活性ベース層の抵抗を減少させることが
考えられる。
限りエミッタに近接させ、また、エミッタ幅を細くして
エミッタ直下の活性ベース層の抵抗を減少させることが
考えられる。
【0005】また、電流利得帯域幅積は大きくすること
が必要である。これに対しては、エミッタ接合及びベー
ス接合を浅接合化すると共に、コレクタのエピタキシャ
ル層を薄くすることが有効である。
が必要である。これに対しては、エミッタ接合及びベー
ス接合を浅接合化すると共に、コレクタのエピタキシャ
ル層を薄くすることが有効である。
【0006】これらの事項を実現することを目的として
提案された従来技術として、同発明者が開発した製造方
法を図6および図7を参照して説明する。まず図6(A
)のように、N+ 型埋込層201と素子分離用酸化膜
202を形成した基板203上に窒化シリコン膜204
を形成する。そして、この窒化シリコン膜204のパタ
ーン204a,204bを基板203の素子形成領域2
03a上の中央部およびコレクタ取出し領域203b上
の全体に形成し(図6(B))、この窒化膜パターン2
04a,204bをイオン注入のマスクとして酸素をイ
オン注入することにより、素子形成領域中203a中に
シリコン酸化膜205を形成する(図6(C)。
提案された従来技術として、同発明者が開発した製造方
法を図6および図7を参照して説明する。まず図6(A
)のように、N+ 型埋込層201と素子分離用酸化膜
202を形成した基板203上に窒化シリコン膜204
を形成する。そして、この窒化シリコン膜204のパタ
ーン204a,204bを基板203の素子形成領域2
03a上の中央部およびコレクタ取出し領域203b上
の全体に形成し(図6(B))、この窒化膜パターン2
04a,204bをイオン注入のマスクとして酸素をイ
オン注入することにより、素子形成領域中203a中に
シリコン酸化膜205を形成する(図6(C)。
【0007】次に、シリコン酸化膜205上の単結晶領
域(素子形成領域203a)から選択エピタキシャル成
長を行い、図6(D)のように選択エピタキシャル成長
層206を形成する。この時、窒化シリコン膜パターン
204a上で横方向へ成長する左右の選択エピタキシャ
ル成長層206が互いに接触することのないようにする
。この左右の成長層206間の間隔でエミッタ幅の制御
が可能となる。そして、選択エピタキシャル成長層20
6をP型にする。
域(素子形成領域203a)から選択エピタキシャル成
長を行い、図6(D)のように選択エピタキシャル成長
層206を形成する。この時、窒化シリコン膜パターン
204a上で横方向へ成長する左右の選択エピタキシャ
ル成長層206が互いに接触することのないようにする
。この左右の成長層206間の間隔でエミッタ幅の制御
が可能となる。そして、選択エピタキシャル成長層20
6をP型にする。
【0008】続いて、選択エピタキシャル成長層206
上にシリコン酸化膜207を形成し(図7(A))、こ
れをマスクとして窒化シリコン膜パターン204a,2
04bをエッチングすることにより、窒化シリコン膜パ
ターン204aにエミッタ電極引出し用の開口部208
を形成し、かつ窒化シリコン膜パターン204bをすべ
て除去してコレクタ取出し領域203b表面を露出させ
る(図7(B))。その後、開口部208からP型不純
物を導入して同図のように活性ベース領域209を素子
形成領域203a内に形成する。
上にシリコン酸化膜207を形成し(図7(A))、こ
れをマスクとして窒化シリコン膜パターン204a,2
04bをエッチングすることにより、窒化シリコン膜パ
ターン204aにエミッタ電極引出し用の開口部208
を形成し、かつ窒化シリコン膜パターン204bをすべ
て除去してコレクタ取出し領域203b表面を露出させ
る(図7(B))。その後、開口部208からP型不純
物を導入して同図のように活性ベース領域209を素子
形成領域203a内に形成する。
【0009】次に、図7(C)に示すように開口部20
8部分およびコレクタ取出し領域203b上に砒素ドー
プ多結晶シリコン210a,210bを形成し、多結晶
シリコン210aからの不純物拡散により活性ベース領
域209内にエミッタ領域211を形成する。この時、
選択エピタキシャル成長層206からの不純物拡散で不
活性ベース領域212が酸化膜205上の単結晶領域(
素子形成領域203a)に形成され、ベース領域が選択
エピタキシャル成長層206と接続される。最後に同図
のように、多結晶シリコン210a,210bおよび成
長層206上の酸化膜213にコンタクトホールを開口
し、金属電極214の形成を行う。
8部分およびコレクタ取出し領域203b上に砒素ドー
プ多結晶シリコン210a,210bを形成し、多結晶
シリコン210aからの不純物拡散により活性ベース領
域209内にエミッタ領域211を形成する。この時、
選択エピタキシャル成長層206からの不純物拡散で不
活性ベース領域212が酸化膜205上の単結晶領域(
素子形成領域203a)に形成され、ベース領域が選択
エピタキシャル成長層206と接続される。最後に同図
のように、多結晶シリコン210a,210bおよび成
長層206上の酸化膜213にコンタクトホールを開口
し、金属電極214の形成を行う。
【0010】以上の方法によれば、ベース,エミッタの
浅接合化、並びにエミッタ幅の微細化が実現される。ま
た、ベース・コレクタ間接合容量も低減することが可能
となり、トランジスタの高速動作性能を改善できた。
浅接合化、並びにエミッタ幅の微細化が実現される。ま
た、ベース・コレクタ間接合容量も低減することが可能
となり、トランジスタの高速動作性能を改善できた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記製
造方法は以下に述べる問題点を有していた。すなわち、
素子分離用酸化膜202を形成した基板203上に窒化
シリコン膜のパターン204aを形成するが、従来のホ
トリソグラフィ技術を用いているため合わせ余裕を必要
とし、その分、素子分離用酸化膜202と窒化シリコン
膜パターン204aの間のベース引き出し部分が必要以
上に大きくなる。このため、素子形成領域203a(素
子面積)を縮小することができず、コレクタ・基板間接
合面積も縮小できない。したがって、コレクタ・基板間
接合容量も低減できない。このコレクタ・基板間接合容
量は、ECL回路の低電流域での動作速度に大きく影響
する。したがって、従来の方法では、低電流域での動作
速度の大きな改善は期待できず、主に高電流域での動作
速度の改善になっており、消費電力が大きく、発熱も大
きくなるため、この点からも集積度の向上が妨げられて
おり、技術的に満足できるものは得られなかった。
造方法は以下に述べる問題点を有していた。すなわち、
素子分離用酸化膜202を形成した基板203上に窒化
シリコン膜のパターン204aを形成するが、従来のホ
トリソグラフィ技術を用いているため合わせ余裕を必要
とし、その分、素子分離用酸化膜202と窒化シリコン
膜パターン204aの間のベース引き出し部分が必要以
上に大きくなる。このため、素子形成領域203a(素
子面積)を縮小することができず、コレクタ・基板間接
合面積も縮小できない。したがって、コレクタ・基板間
接合容量も低減できない。このコレクタ・基板間接合容
量は、ECL回路の低電流域での動作速度に大きく影響
する。したがって、従来の方法では、低電流域での動作
速度の大きな改善は期待できず、主に高電流域での動作
速度の改善になっており、消費電力が大きく、発熱も大
きくなるため、この点からも集積度の向上が妨げられて
おり、技術的に満足できるものは得られなかった。
【0012】この発明は上記の点に鑑みなされたもので
、素子形成領域(素子面積)の縮小を図ることができ、
その結果として例えばECL回路において低電流域での
動作速度の改善を図ることができるとともに、より一層
の高集積化を図ることができる半導体装置の製造方法を
提供することを目的とする。
、素子形成領域(素子面積)の縮小を図ることができ、
その結果として例えばECL回路において低電流域での
動作速度の改善を図ることができるとともに、より一層
の高集積化を図ることができる半導体装置の製造方法を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明では、半導体基
体の素子形成領域となる部分の表面に第1の膜のパター
ンを形成し、その側壁に第2の膜のサイドウォールを形
成し、そのサイドウォールと前記第1の膜のパターンを
マスクとして半導体基体に溝を掘り、その溝の内壁を含
む全面に絶縁膜を形成し、その後、半導体基体の前記溝
を多結晶半導体層で埋める。
体の素子形成領域となる部分の表面に第1の膜のパター
ンを形成し、その側壁に第2の膜のサイドウォールを形
成し、そのサイドウォールと前記第1の膜のパターンを
マスクとして半導体基体に溝を掘り、その溝の内壁を含
む全面に絶縁膜を形成し、その後、半導体基体の前記溝
を多結晶半導体層で埋める。
【0014】
【作用】上記この発明においては、第1の膜のパターン
とサイドウォールの下の半導体基体領域である素子形成
領域と素子分離領域(多結晶半導体層領域)がセルフア
ラインで形成され、さらにサイドウォールを除去するこ
とによりベース引き出し部をセルフアラインで形成でき
るので、マスク合わせ余裕は一切不要となる。したがっ
て、素子形成領域を縮小することができる。
とサイドウォールの下の半導体基体領域である素子形成
領域と素子分離領域(多結晶半導体層領域)がセルフア
ラインで形成され、さらにサイドウォールを除去するこ
とによりベース引き出し部をセルフアラインで形成でき
るので、マスク合わせ余裕は一切不要となる。したがっ
て、素子形成領域を縮小することができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明する。図1〜図5は、この発明の一実施例を
示す工程断面図である。まず図1(A)に示すように、
P− 型シリコン基板101にN+ 型埋込層102を
形成し、全面にN− 型のエピタキシャル層103を成
長させた後、該エピタキシャル層103の表面にCVD
法を用いて膜厚が5000〜10000Åの窒化シリコ
ン膜を生成し、これをホトリソ・エッチング技術を用い
てパターニングすることにより、エピタキシャル層10
3の将来素子を形成する領域上、およびコレクタ取出し
領域となる領域上に窒化シリコン膜のパターン104a
,104bを形成する。
詳細に説明する。図1〜図5は、この発明の一実施例を
示す工程断面図である。まず図1(A)に示すように、
P− 型シリコン基板101にN+ 型埋込層102を
形成し、全面にN− 型のエピタキシャル層103を成
長させた後、該エピタキシャル層103の表面にCVD
法を用いて膜厚が5000〜10000Åの窒化シリコ
ン膜を生成し、これをホトリソ・エッチング技術を用い
てパターニングすることにより、エピタキシャル層10
3の将来素子を形成する領域上、およびコレクタ取出し
領域となる領域上に窒化シリコン膜のパターン104a
,104bを形成する。
【0016】次に、窒化シリコン膜パターン104a,
104b上を含むエピタキシャル層103上の全面にC
VD法を用いてシリコン酸化膜105を形成する(図1
(B))。シリコン酸化膜105の膜厚は、5000〜
10000Å程度とする。
104b上を含むエピタキシャル層103上の全面にC
VD法を用いてシリコン酸化膜105を形成する(図1
(B))。シリコン酸化膜105の膜厚は、5000〜
10000Å程度とする。
【0017】続いて、異方性エッチングを用いてシリコ
ン酸化膜105のエッチングを行うことにより、窒化シ
リコン膜パターン104a,104bの側壁にシリコン
酸化膜のサイドウォール105a,105bを形成する
(図1(C))。
ン酸化膜105のエッチングを行うことにより、窒化シ
リコン膜パターン104a,104bの側壁にシリコン
酸化膜のサイドウォール105a,105bを形成する
(図1(C))。
【0018】次に、窒化シリコン膜パターン104a,
104bとシリコン酸化膜のサイドウォール105a,
105bをエッチングのマスクとして用いて、N− 型
エピタキシャル層103,N+ 型埋込層102,P−
型シリコン基板101の異方性エッチングを行うこと
により、これらに溝106を形成する(図1(D))。 この時、エッチングは、N+ 型埋込層102の途中ま
での深さとし、該埋込層102が該埋込層形成部分の全
体に残るようにする。このエッチングにより、窒化シリ
コン膜パターン104aとサイドウォール105a下に
は、エピタキシャル層103による凸状の素子形成領域
103aが形成され、窒化シリコン膜パターン104b
とサイドウォール105b下には、エピタキシャル層1
03による凸状のコレクタ取出し領域103bが形成さ
れる。
104bとシリコン酸化膜のサイドウォール105a,
105bをエッチングのマスクとして用いて、N− 型
エピタキシャル層103,N+ 型埋込層102,P−
型シリコン基板101の異方性エッチングを行うこと
により、これらに溝106を形成する(図1(D))。 この時、エッチングは、N+ 型埋込層102の途中ま
での深さとし、該埋込層102が該埋込層形成部分の全
体に残るようにする。このエッチングにより、窒化シリ
コン膜パターン104aとサイドウォール105a下に
は、エピタキシャル層103による凸状の素子形成領域
103aが形成され、窒化シリコン膜パターン104b
とサイドウォール105b下には、エピタキシャル層1
03による凸状のコレクタ取出し領域103bが形成さ
れる。
【0019】次に、溝106の内壁を含む全面に窒化シ
リコン膜107を500Å〜2000Å程度、減圧CV
D法を用いて形成する(図2(A))。
リコン膜107を500Å〜2000Å程度、減圧CV
D法を用いて形成する(図2(A))。
【0020】続いて、溝106を埋込むようにCVD法
を用いて全面に多結晶シリコン108を形成する(図2
(B))。そして、レジストを塗布して表面の平坦化を
行った後、レジストと多結晶シリコンの等速エッチング
を行うことにより、多結晶シリコン108を溝106内
にのみ残し、溝106が多結晶シリコン108で埋込ま
れた状態とする(図2(C))。
を用いて全面に多結晶シリコン108を形成する(図2
(B))。そして、レジストを塗布して表面の平坦化を
行った後、レジストと多結晶シリコンの等速エッチング
を行うことにより、多結晶シリコン108を溝106内
にのみ残し、溝106が多結晶シリコン108で埋込ま
れた状態とする(図2(C))。
【0021】続いて、熱酸化法を用いて、埋込み多結晶
シリコン108の表面に多結晶シリコン酸化膜109を
形成する(図3(A))。この多結晶シリコン酸化膜1
09の膜厚は、1000Å〜2000Å程度とする。
シリコン108の表面に多結晶シリコン酸化膜109を
形成する(図3(A))。この多結晶シリコン酸化膜1
09の膜厚は、1000Å〜2000Å程度とする。
【0022】次に、多結晶シリコン酸化膜109をエッ
チングのマスクとして、窒化シリコン膜パターン104
a,104bおよびサイドウォール105a,105b
表面の露出窒化シリコン膜107をエッチング除去し、
シリコン酸化膜のサイドウォール105a,105bを
露出させる(図3(B))。このエッチングは例えば熱
リン酸を用いて行う。
チングのマスクとして、窒化シリコン膜パターン104
a,104bおよびサイドウォール105a,105b
表面の露出窒化シリコン膜107をエッチング除去し、
シリコン酸化膜のサイドウォール105a,105bを
露出させる(図3(B))。このエッチングは例えば熱
リン酸を用いて行う。
【0023】次に、ホトリソグラフィ技術を用いて、素
子形成領域103a上およびそれと隣接する多結晶シリ
コン酸化膜109の一部の上以外にレジストを形成し、
それをマスクとして緩衝フッ酸によりサイドウォール1
05aおよび多結晶シリコン酸化膜109を除去するこ
とにより、素子形成領域103aの周辺部表面(ベース
引き出し部)と、それと隣接する多結晶シリコン108
の一部表面を露出させる(図3(C))。
子形成領域103a上およびそれと隣接する多結晶シリ
コン酸化膜109の一部の上以外にレジストを形成し、
それをマスクとして緩衝フッ酸によりサイドウォール1
05aおよび多結晶シリコン酸化膜109を除去するこ
とにより、素子形成領域103aの周辺部表面(ベース
引き出し部)と、それと隣接する多結晶シリコン108
の一部表面を露出させる(図3(C))。
【0024】続いて、O+ (酸素イオン)を200k
eV 程度の加速エネルギーでイオン注入する。ドーズ
量は、1.2×1018cm−2とする。次に1150
℃,2時間のアニールを行うことによって、O+ が打
込まれた領域、つまり素子形成領域103aの周辺部内
および多結晶シリコン108内に図4(A)に示すよう
にシリコン酸化膜110を形成する。ここで、上記条件
では、表面から約1500Å下の素子形成領域103a
内および多結晶シリコン108内に約3800Åの厚さ
にシリコン酸化膜110が形成される。したがって、素
子形成領域103aの周辺部および多結晶シリコン10
8は上下に二分される。なお、シリコン酸化膜を形成し
た方が寄生容量が減少し性能は向上するが、多結晶シリ
コン108中にはシリコン酸化膜を必ずしも形成する必
要はない。また、窒化シリコン膜パターン104a,1
04bおよびシリコン酸化膜のサイドウォール105b
の直下の領域は、これらの膜がイオン打込みのマスクと
なるため、シリコン酸化膜は形成されない。
eV 程度の加速エネルギーでイオン注入する。ドーズ
量は、1.2×1018cm−2とする。次に1150
℃,2時間のアニールを行うことによって、O+ が打
込まれた領域、つまり素子形成領域103aの周辺部内
および多結晶シリコン108内に図4(A)に示すよう
にシリコン酸化膜110を形成する。ここで、上記条件
では、表面から約1500Å下の素子形成領域103a
内および多結晶シリコン108内に約3800Åの厚さ
にシリコン酸化膜110が形成される。したがって、素
子形成領域103aの周辺部および多結晶シリコン10
8は上下に二分される。なお、シリコン酸化膜を形成し
た方が寄生容量が減少し性能は向上するが、多結晶シリ
コン108中にはシリコン酸化膜を必ずしも形成する必
要はない。また、窒化シリコン膜パターン104a,1
04bおよびシリコン酸化膜のサイドウォール105b
の直下の領域は、これらの膜がイオン打込みのマスクと
なるため、シリコン酸化膜は形成されない。
【0025】次に、シリコン酸化膜110上の素子形成
領域103a周辺部表面およびその周囲の多結晶シリコ
ン108表面からシリコンの選択成長を行い、図4(B
)に示すように選択シリコン成長層111を形成する。 このとき、単結晶の素子形成領域103aからは単結晶
シリコン、多結晶シリコン108からは多結晶シリコン
が成長する。また、窒化シリコン膜パターン104a上
にも横方向固相成長が起こる。このとき、窒化シリコン
膜パターン104a上で周囲の選択シリコン成長層11
1が互いに接触することのないようにする。選択シリコ
ン成長層111の窒化シリコン膜パターン104a上で
の間隔は、将来エミッタ幅を決定する要因の一つとなる
ため、トランジスタ性能に重大な影響を及ぼす。
領域103a周辺部表面およびその周囲の多結晶シリコ
ン108表面からシリコンの選択成長を行い、図4(B
)に示すように選択シリコン成長層111を形成する。 このとき、単結晶の素子形成領域103aからは単結晶
シリコン、多結晶シリコン108からは多結晶シリコン
が成長する。また、窒化シリコン膜パターン104a上
にも横方向固相成長が起こる。このとき、窒化シリコン
膜パターン104a上で周囲の選択シリコン成長層11
1が互いに接触することのないようにする。選択シリコ
ン成長層111の窒化シリコン膜パターン104a上で
の間隔は、将来エミッタ幅を決定する要因の一つとなる
ため、トランジスタ性能に重大な影響を及ぼす。
【0026】次に、熱酸化法を用いて選択シリコン成長
層111の表面に厚さ1000〜2000Å程度のシリ
コン酸化膜112を形成する(図4(C))。そして、
このシリコン酸化膜112を介して選択シリコン成長層
111にB+ (硼素)をイオン注入する。このとき、
窒化シリコン膜パターン104a,104bおよびサイ
ドウォール105bの直下の領域は、窒化シリコン膜パ
ターン104a,104bおよびサイドウォール105
bがイオン打込みのマスクとなるため、B+ が打込ま
れない。
層111の表面に厚さ1000〜2000Å程度のシリ
コン酸化膜112を形成する(図4(C))。そして、
このシリコン酸化膜112を介して選択シリコン成長層
111にB+ (硼素)をイオン注入する。このとき、
窒化シリコン膜パターン104a,104bおよびサイ
ドウォール105bの直下の領域は、窒化シリコン膜パ
ターン104a,104bおよびサイドウォール105
bがイオン打込みのマスクとなるため、B+ が打込ま
れない。
【0027】次に、シリコン酸化膜112,109をマ
スクとして窒化シリコン膜パターン104a,104b
のエッチングを行うことにより、窒化シリコン膜パター
ン104aにエミッタ電極引出し用の開口部113を形
成し、かつ窒化シリコン膜パターン104bをすべて除
去してコレクタ取出し領域103b表面を露出させる(
図5(A))。その後、コレクタ取出し領域103b上
をホトリソグラフィ技術を用いてレジストで覆った上で
、開口部113からB+ を素子形成領域103a内に
打込み、該素子形成領域103a内に活性ベース領域1
14を形成する。
スクとして窒化シリコン膜パターン104a,104b
のエッチングを行うことにより、窒化シリコン膜パター
ン104aにエミッタ電極引出し用の開口部113を形
成し、かつ窒化シリコン膜パターン104bをすべて除
去してコレクタ取出し領域103b表面を露出させる(
図5(A))。その後、コレクタ取出し領域103b上
をホトリソグラフィ技術を用いてレジストで覆った上で
、開口部113からB+ を素子形成領域103a内に
打込み、該素子形成領域103a内に活性ベース領域1
14を形成する。
【0028】次に多結晶シリコンを全面に堆積させ、こ
の多結晶シリコンの表面を100〜200Åのシリコン
酸化膜115を覆ったのち、この多結晶シリコン中にA
s+ (砒素)をイオン注入する。そして、その多結晶
シリコンを公知のホトリソ・エッチング技術でパターニ
ングすることにより、前記開口部113部分とコレクタ
取出し領域103b上部分にエミッタ電極多結晶シリコ
ン116とコレクタ電極多結晶シリコン117を形成す
る(図5(B))。
の多結晶シリコンの表面を100〜200Åのシリコン
酸化膜115を覆ったのち、この多結晶シリコン中にA
s+ (砒素)をイオン注入する。そして、その多結晶
シリコンを公知のホトリソ・エッチング技術でパターニ
ングすることにより、前記開口部113部分とコレクタ
取出し領域103b上部分にエミッタ電極多結晶シリコ
ン116とコレクタ電極多結晶シリコン117を形成す
る(図5(B))。
【0029】その後、熱酸化法やCVD法を用いて、エ
ミッタ電極多結晶シリコン116やコレクタ電極多結晶
シリコン117の露出部を図5(C)に示すシリコン酸
化膜118で覆う。そして、その状態で熱処理を行い、
エミッタ電極多結晶シリコン116から砒素を活性ベー
ス領域114中に拡散させることにより、該活性ベース
領域114内に図5(C)に示すようにエミッタ領域1
19を形成する。このとき、選択シリコン成長層11か
らの硼素の拡散により、素子形成領域103a内に不活
性ベース領域120が形成され、ベース領域が選択シリ
コン成長層111と接続される。しかる後は、多結晶シ
リコン116,117および選択シリコン成長層111
上のシリコン酸化膜にコンタクトホールを開口し、金属
電極200a,200b,200cを形成する。
ミッタ電極多結晶シリコン116やコレクタ電極多結晶
シリコン117の露出部を図5(C)に示すシリコン酸
化膜118で覆う。そして、その状態で熱処理を行い、
エミッタ電極多結晶シリコン116から砒素を活性ベー
ス領域114中に拡散させることにより、該活性ベース
領域114内に図5(C)に示すようにエミッタ領域1
19を形成する。このとき、選択シリコン成長層11か
らの硼素の拡散により、素子形成領域103a内に不活
性ベース領域120が形成され、ベース領域が選択シリ
コン成長層111と接続される。しかる後は、多結晶シ
リコン116,117および選択シリコン成長層111
上のシリコン酸化膜にコンタクトホールを開口し、金属
電極200a,200b,200cを形成する。
【0030】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、この発明
によれば、半導体基体の素子形成領域となる部分の表面
に第1の膜のパターンとその側壁のサイドウォールを形
成し、それらをマスクとして半導体基体に溝を掘り、そ
の内壁に絶縁膜を形成した後、溝を多結晶半導体層で埋
めるようにしたので、素子形成領域と素子分離領域とを
セルフアラインで形成でき、かつサイドウォールを除去
することでベース引き出し部もセルフアラインで形成可
能となり、マスク合わせ余裕は一切考慮する必要がなく
なった。このため、素子形成領域(素子面積)を縮小す
ることが可能となり、コレクタ・基板間接合面積の縮小
が可能となる。したがって、コレクタ・基板間接合容量
の低減が可能となり、例えばECL回路において低電流
域での動作速度を大きく改善できる。そして、この低電
流側での改善は消費電力や発熱を抑えることにつながる
ので、素子の高集積化も可能となる。さらにセルフアラ
イン化により工程の短縮も可能となる。
によれば、半導体基体の素子形成領域となる部分の表面
に第1の膜のパターンとその側壁のサイドウォールを形
成し、それらをマスクとして半導体基体に溝を掘り、そ
の内壁に絶縁膜を形成した後、溝を多結晶半導体層で埋
めるようにしたので、素子形成領域と素子分離領域とを
セルフアラインで形成でき、かつサイドウォールを除去
することでベース引き出し部もセルフアラインで形成可
能となり、マスク合わせ余裕は一切考慮する必要がなく
なった。このため、素子形成領域(素子面積)を縮小す
ることが可能となり、コレクタ・基板間接合面積の縮小
が可能となる。したがって、コレクタ・基板間接合容量
の低減が可能となり、例えばECL回路において低電流
域での動作速度を大きく改善できる。そして、この低電
流側での改善は消費電力や発熱を抑えることにつながる
ので、素子の高集積化も可能となる。さらにセルフアラ
イン化により工程の短縮も可能となる。
【図1】この発明の一実施例の一部を示す工程断面図で
ある。
ある。
【図2】この発明の一実施例の一部を示す工程断面図で
ある。
ある。
【図3】この発明の一実施例の一部を示す工程断面図で
ある。
ある。
【図4】この発明の一実施例の一部を示す工程断面図で
ある。
ある。
【図5】この発明の一実施例の一部を示す工程断面図で
ある。
ある。
【図6】従来の製造方法の一部を示す工程断面図である
。
。
【図7】従来の製造方法の一部を示す工程断面図である
。
。
101 P− 型シリコン基板
103 N− 型エピタキシャル層
103a 素子形成領域
104a 窒化シリコン膜パターン
105a サイドウォール
106 溝
107 窒化シリコン膜
108 多結晶シリコン
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基体の素子形成領域となる部分
の表面に第1の膜のパターンを形成し、その側壁に第2
の膜のサイドウォールを形成する工程と、前記サイドウ
ォールと前記第1の膜のパターンをマスクとして半導体
基体に溝を掘り、その溝の内壁を含む全面に絶縁膜を形
成する工程と、その後、半導体基体の前記溝を多結晶半
導体層で埋める工程とを具備してなる半導体装置の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21409491A JPH04369839A (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21409491A JPH04369839A (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04369839A true JPH04369839A (ja) | 1992-12-22 |
Family
ID=16650131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21409491A Pending JPH04369839A (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04369839A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08186123A (ja) * | 1994-12-20 | 1996-07-16 | Korea Electron Telecommun | 柱状バイポーラトランジスターおよびその製造方法 |
-
1991
- 1991-06-18 JP JP21409491A patent/JPH04369839A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08186123A (ja) * | 1994-12-20 | 1996-07-16 | Korea Electron Telecommun | 柱状バイポーラトランジスターおよびその製造方法 |
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