JPH04369795A - 商品の陳列状態表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は小売店の商品陳列棚に商
品が陳列されている状態をＣＲＴ表示装置の画面に表示
する装置として利用する。本発明は商品の販売拡大戦略
を支援する装置として利用する。本発明は小売店の商品
陳列棚に商品が陳列されている現在の状態をパーソナル
コンピュータに入力する手段の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】スーパーマーケットやコンビニエンスス
トアなどの小売店では、消費者が十分に満足できるよう
に、また商品の売上を伸ばすなど販売戦略のために、商
品陳列棚に陳列する商品は、■　　消費者のニーズに応
じた適切な品揃えを行うこと、■　　売行きに応じた適
切な陳列数を揃えること、■　　商品の用途別および種
類別に消費者にわかりやすいグループ分け配置を行うこ
と、■　　売りたい商品を最も客の目につきやすい位置
に配置すること、などが望まれる。

【０００３】これらを小売店の現場に任せることは人員
配置や経費の上からも適当ではなく、小売店を管理する
会社や、洗剤類や化粧品類などの販売会社は、以前から
商品の陳列状態を集中的に管理指導するシステムをとっ
ている。

【０００４】洗剤類の販売についてそのシステムの一例
を説明すると、多数の種類の商品についてスチル写真を
撮影し、これを画像データとしてパーソナルコンピュー
タに入力する。一方、そのパーソナルコンピュータには
小売店毎の商品の陳列棚の情報が画像データとして入力
される。そのパーソナルコンピュータに接続されたＣＲ
Ｔ表示装置の画面には、その入力された画像データに基
づいて、小売店毎の陳列棚が表示され、さらにその陳列
棚を指摘して商品番号を順に入力することにより、その
陳列棚に商品が陳列された状態の画像が同一縮尺で相似
形に表示されてシミュレーションが可能になる。商品の
画像データや小売店毎の陳列棚の画像データは、現状に
合うように更新される。従来からこのように工夫された
システムが利用されている。

【０００５】このシステムでは、表示はカラー表示で行
われて全体の色合いも評価できる。そしてハードコピー
としてその表示画面の複写を取り出すことができるよう
になっている。

【０００６】たとえば、現在の商品の陳列状態をそのパ
ーソナルコンピュータに入力し、このデータが販売を集
中管理する部門に送られる。その部門では商品の陳列状
態を管理する担当者が、そのデータをパーソナルコンピ
ュータのＣＲＴ表示装置の画面に表示させて評価する。 商品Ａについては陳列位置を上から３段目に変更すべき
である、商品Ｂについては数量をこれこれに増やすべき
である、商品Ｃと商品Ｄとはその陳列位置を入れ換える
べきである、などの評価が行われる。この評価をできる
だけ合理的に行うために、最近の販売状況の統計資料や
テレビコマーシャルの内容と関連する販売戦略上の重点
商品に関する資料などが参照され、また、商品の陳列棚
を見ながら買物をする顧客の行動などが、心理学的にあ
るいは人間工学的に詳しく分析された資料が用いられる
。

【０００７】その評価を行う担当者はＣＲＴ表示装置の
画面を見ながらこの作業を行うとともに、その画面を見
ながら画面の上で陳列状態を修正変更し、望ましい陳列
状態をあらたに設定することができる。これをハードコ
ピーに取り出して、そのハードコピーを該当小売店に届
けさせる。小売店では商品仕入れの配送が行われ陳列棚
に商品配列を行うときに、そのハードコピーにしたがっ
て商品を陳列配置しなおす。また、その陳列状態の変更
に伴いその小売店に配送すべき商品の種類や数量に変更
がある場合には、配送部門にその商品の種類および数量
の変更が通知される。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】このようなシステムは
有用に利用されているが、従来のシステムでは、その小
売店の陳列棚の棚毎にどの商品がいくつ陳列されている
かをメモしてきて、それをキーボードから入力するよう
になっている。すなわち、個々の小売店で現在の陳列棚
の陳列状態がどのようになっているのかを入力するため
にかなりの作業工数がかかるとともに、人手による作業
を伴うために誤りが発生するおそれがあるなどの欠点が
ある。

【０００９】本発明はこれを改良するもので、小売店の
陳列棚の現在の陳列状態を入力するデータが正確であり
、入力のための作業工数を小さくすることができる商品
の陳列状態表示装置を提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は、多数の種類の
商品についてその商品毎のスチル写真を画像データとし
て蓄積する手段と、複数の小売店の商品陳列棚の配置に
関する画像データを蓄積する手段と、一つの小売店につ
いて陳列されている商品の種類およびその数量をその棚
配置にしたがってメモリに入力する入力手段と、このメ
モリに入力された前記商品の種類および数量にしたがっ
て前記二つの画像データを組合せ当該小売店の陳列棚に
商品が陳列された状況を画像として表示させるプログラ
ム制御手段とを備えた商品の陳列状態表示装置において
、前記入力手段は、商品のバーコードを光学的に読取り
そのバーコードデータを一時蓄積する携帯形のハンディ
ターミナルと、このハンディターミナルに一時蓄積され
たバーコードデータを前記商品の種類を表す記号に変換
して前記メモリにその読取り順を付して入力する手段と
を含むことを特徴とする。前記ハンディターミナルは商
品販売管理用の装置と共用されることが望ましい。

【００１１】

【作用】小売店の陳列棚の棚毎にどの商品がいくつ陳列
されているかを入力するには、ハンディターミナルをそ
の棚のところまで持っていって、棚毎にしかも棚の段毎
に区切り記号を入れて、陳列されている商品のバーコー
ドを端から順にそのハンディターミナルに読取らせる。 ハンディターミナルに読取られたバーコードデータは商
品の種類毎の画像データに対応する記号に変換されてメ
モリに入力される。これにより、現在の商品陳列状態を
入力するための作業はきわめて単純化され、誤りが発生
する可能性は小さくなるとともに、その作業工数を小さ
くすることができる。

【００１２】

【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図１は本発明実施例の構成を示すブロック図である
。

【００１３】本発明実施例は、カメラ１により撮影した
多数の種類の商品についてその商品毎のスチル写真を画
像データとして蓄積する商品画像データ蓄積手段３と、
一つの小売店について陳列されている商品の種類および
その数量をその棚配置にしたがってメモリ４に入力する
入力手段５と、このメモリ４に入力された前記商品の種
類および数量にしたがって前記二つの画像データを組合
せ当該小売店の陳列棚に商品が陳列された状況を画像と
して商品陳列状態表示緩衝手段２を利用してモニタ６ま
たはプリンタ７に表示させるプログラム制御手段８とを
備え、さらに、本発明の特徴として、入力手段５には、
商品のバーコードを光学的に読取りそのバーコードデー
タを一時蓄積する携帯形のハンディターミナル９と、こ
のハンディターミナル９に一時蓄積されたバーコードデ
ータを前記商品の種類を表す記号に変換してメモリ４に
その読取り順を付して入力するラップトップ入力手段１
０とを含み、ハンディターミナル９は商品販売管理用の
装置と共用される。

【００１４】次に、このように構成された本発明実施例
の処理動作について説明する。

【００１５】商品画像データ蓄積手段３には、カメラ１
によって撮影された多数の種類の商品についての商品毎
のスチル写真が画像データとして蓄積される。

【００１６】ハンディターミナル９により商品のバーコ
ードが光学的に読取られると、バーコードデータとして
一時蓄積され、この蓄積されたバーコードデータがラッ
プトップ入力手段１０により商品の種類を表す記号に変
換される。次いで、一つの小売店について陳列されてい
る商品の種類およびその数量がその棚の配置にしたがっ
た読取り順が付されてメモリ４に入力される。プログラ
ム制御手段８はメモリ４に入力された商品の種類および
数量にしたがって、商品画像データ蓄積手段３および商
品陳列状態表示緩衝手段２に蓄積されている商品画像デ
ータおよび陳列棚配置画像データを組合せ、当該小売店
の陳列棚に商品が陳列された状況を画像として商品陳列
状態表示緩衝手段２を利用してモニタ６に表示する。必
要があればプリンタ７からプリントとして出力する。

【００１７】図２は本発明実施例におけるプログラム制
御手段の処理内容を示す図である。プログラム制御手段
８は、前述した本発明に係る処理動作として、スキャナ
処理、陳列パターン分析処理、および帳票出力処理を実
行する。その他の処理内容としては、売場指定、売場確
認および修正、配置シミュレーション、マスタメンテナ
ンス、および補助的処理動作を実行する。

【００１８】図３は本発明実施例に係るスキャナ処理の
内容を示す図である。スキャナ入力処理ではハンディタ
ーミナル９により商品のバーコードを読取り、読取った
バーコードデータを一時蓄積し、スキャナデータ処理で
一時蓄積したバーコードデータを商品の種類を表す記号
に変換する。さらに、読取られたバーコードデータに基
づき売場指定処理を行い、指定した売場を確認し修正の
必要があれば修正処理を施すとともに、配置データを確
認して修正の必要があれば修正を行う。また、読取られ
たデータに基づき作成された帳票の出力を行う。

【００１９】図４は本発明実施例に係る陳列パターン分
析処理の内容を示す図である。品揃え処理では標準パタ
ーンと画像とを照合して品揃えを行い、グルーピング処
理では色分けを行うことによって認識し易くしてグルー
プ分けをする。また、フェイシング処理でメーカ別分類
を行い、位置診断処理で配置が正しく行われたか否かの
診断を行う。

【００２０】図５は本発明実施例に係る帳票出力処理の
内容を示す図である。この処理では棚割表、メーカ別に
分類されたフェース管理表、縦および横形式の陳列台帳
を編成してメモリ４に記憶し、出力要求があれば出力す
る。

【００２１】このような動作により、陳列されている商
品の陳列状態を図６に示すようにモニタ６の画面に表示
することができ、陳列状態改善のための支援を行うこと
ができる。

【００２２】図７にスキャナ入力から出力データを得る
までの一連の操作手順をフローチャートにより示す。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、小
売店の棚に商品が陳列されている状態を表示装置の画面
に表示することができ、買物客が最も買いやすい配列を
考え出すための支援を行うことができる。さらに、商品
陳列状態を入力する作業が単純化され、入力誤りの発生
を少なくして作業工数を低減することができる効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明実施例の構成を示すブロック図。

【図２】本発明実施例におけるプログラム制御手段の処
理内容を示す図。

【図３】本発明実施例に係るスキャナ処理の内容を示す
図。

【図４】本発明実施例に係る陳列パターン分析処理の内
容を示す図。

【図５】本発明実施例に係る帳票出力処理の内容を示す
図。

【図６】本発明実施例におけるモニタ表示例を示す図。

【図７】本発明実施例の操作手順を示す図。

【符号の説明】

１　　カメラ ２　　商品陳列状態表示緩衝手段 ３　　商品画像データ蓄積手段 ４　　メモリ ５　　入力手段 ６　　モニタ ７　　プリンタ ８　　プログラム制御手段 ９　　ハンディターミナル １０　　ラップトップ入力手段

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　多数の種類の商品についてその商品毎
   のスチル写真を画像データとして蓄積する手段と、複数
   の小売店の商品陳列棚の配置に関する画像データを蓄積
   する手段と、一つの小売店について陳列されている商品
   の種類およびその数量をその棚配置にしたがってメモリ
   に入力する入力手段と、このメモリに入力された前記商
   品の種類および数量にしたがって前記二つの画像データ
   を組合せ当該小売店の陳列棚に商品が陳列された状況を
   画像として表示させるプログラム制御手段とを備えた商
   品の陳列状態表示装置において、前記入力手段は、商品
   のバーコードを光学的に読取りそのバーコードデータを
   一時蓄積する携帯形のハンディターミナルと、このハン
   ディターミナルに一時蓄積されたバーコードデータを前
   記商品の種類を表す記号に変換して前記メモリにその読
   取り順を付して入力する手段とを含むことを特徴とする
   商品の陳列状態表示装置。
2. 【請求項２】　　前記ハンディターミナルは商品販売管
   理用の装置と共用される請求項１記載の商品の陳列状態
   表示装置。