JPH04368770A - 乾電池用胴巻きラベル - Google Patents

乾電池用胴巻きラベル

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JPH04368770A
JPH04368770A JP3169151A JP16915191A JPH04368770A JP H04368770 A JPH04368770 A JP H04368770A JP 3169151 A JP3169151 A JP 3169151A JP 16915191 A JP16915191 A JP 16915191A JP H04368770 A JPH04368770 A JP H04368770A
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JP
Japan
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film
polyester
barrel
dry battery
label
Prior art date
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Pending
Application number
JP3169151A
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English (en)
Inventor
Shoichi Satani
佐谷 昭一
Kenji Yabe
矢部 健次
Mikio Kobayashi
幹雄 小林
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CI Kasei Co Ltd
Original Assignee
CI Kasei Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な乾電池用胴巻きラ
ベル、さらに詳しくは、装着時の収縮の不均一による図
柄の歪みやしわなどがない上、装着後の耐熱試験などの
後処理においてさらなる収縮によるフイルム切れ、はが
れや立ち上がり、基材の露出などのトラブルが生じるこ
とのない乾電池用胴巻きラベルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ポリエステル系シュリンクフイル
ムは透明性が良好であり、輸送中や保管中における収縮
、すなわち自然収縮による寸法不足や平面性低下などを
生じないことから、プラスチックボトルやガラスびん、
乾電池などに被装し、加熱収縮させて装着するためのラ
ベルや包装材料として注目されつつある。そして、必要
な加熱収縮率を発現させるために、ポリエチレンテレフ
タレートに多量の共重合成分を加えたり(特開昭63−
156833号公報)、ポリエチレンテレフタレートと
それらの共重合体をブレンドする(特公昭64−103
32号公報)ことなどが試みられている。
【0003】ところで、乾電池用胴巻きラベルとしては
、その作業性の点から縦巻きラベルが使用されることが
多い。そして、この縦巻きラベルとして、例えば感熱又
は感圧接着剤層を有する縦シュリンクフイルムを用い、
乾電池の胴部に胴巻きにするとともに仮接着したのち、
加熱収縮させ、乾電池の胴部に接着性よく、ラベルを装
着されることが行われている。
【0004】この際用いられる縦シュリンクフイルムと
しては、これまでポリ塩化ビニル系の縦シュリンクフイ
ルムなどが多く使用されていた。しかしながら、最近で
は、産業廃棄物問題からポリ塩化ビニル系縦シュリンク
フイルムよりも、ポリエステル系縦シュリンクフイルム
が望まれるようになり、その基材として前記のような共
重合体やそれとポリエチレンテレフタレートとのブレン
ド品が用いられはじめている。
【0005】しかしながら、従来のポリエステル系共重
合体やそれとポリエチレンテレフタレートとのブレンド
品から成るポリエステル系シュリンクフイルムは、これ
までシュリンクフイルムとして慣用されているポリ塩化
ビニル系やポリスチレン系のものに比べて高価であり、
かつ熱収縮率の温度依存性が大きく、そのガラス転移温
度付近で急激な熱収縮率の増加が起こるため、装着時に
収縮の不均一による図柄の歪やしわなどが発生し、仕上
がり外観がそこなわれる上、装着後の耐熱試験などの後
処理においてさらなる収縮が起こり、フイルム切れ、は
がれや立ち上がり、基材の露出などのトラブルが生じる
などの欠点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来のポリエステル系シュリンクフイルムから成る乾電
池用胴巻きラベルが有する欠点を克服し、装着時の収縮
の不均一による図柄の歪みやしわがないなど、仕上がり
外観が良好である上、装着後の耐熱試験などの後処理に
おいてさらなる収縮によるフイルム切れ、はがれや立ち
上がり、基材の露出などのトラブルが生じることのない
安価なポリエステル系シュリンクフイルムから成る乾電
池用胴巻きラベルを提供することを目的としてなされた
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の好
ましい性質を有するポリエステル系シュリンクフイルム
から成る乾電池用胴巻きラベルを開発すべく鋭意研究を
重ねた結果、テレフタル酸を主体とするジカルボン酸成
分と特定の組成をもつ混合ジオール成分とを重縮合させ
て得られるポリエステルのフイルムを縦方向に特定の倍
率で延伸させて得られた特定の熱収縮特性を有するシュ
リンクフイルムの片面に、接着剤層を設けたものにより
、その目的を達成しうることを見い出し、この知見に基
づいて本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、テレフタル酸を主体
とするジカルボン酸成分単位と、エチレングリコール9
9〜95モル%及びシクロヘキサンジメタノール1〜5
モル%から成る混合ジオール成分単位とで構成されたポ
リエステルのフイルムを、少なくとも縦方向に1.5〜
2.5倍延伸させて成る、縦方向の熱収縮率が80℃に
おいて25%以下、100℃において35%以上のポリ
エステル系シュリンクフイルムの片面に、接着剤層を有
することを特徴とする乾電池用胴巻きラベルを提供する
ものである。
【0009】本発明ラベルに用いられるポリエステル系
シュリンクフイルムにおいては、縦方向の熱収縮率が8
0℃において25%以下、100℃において35%以上
、好ましくは40〜50%の範囲にあることが必要であ
る。80℃における熱収縮率が25%を超えると装着後
の耐熱試験などの後処理において、さらなる収縮のため
にフイルム切れ、はがれや立ち上がり、基材の露出など
が生じやすくなるし、100℃における熱収縮率が35
%未満では収縮不足のため、ラベル端部などの高収縮を
必要とする部分に十分に密着させることができない。 また、100℃における熱収縮率が50%を超えると8
0〜100℃における熱収縮率増加が大きくなりすぎて
、装着時に収縮の不均一による図柄の歪みやしわなどが
発生しやすく、仕上がり外観がそこなわれるおそれが生
じ、好ましくない。
【0010】本発明で用いるポリエステルは、テレフタ
ル酸を主体とするジカルボン酸成分と特定の組成をもつ
混合ジオール成分との重縮合反応によって形成されるも
のであって、ガラス転移温度が75℃以上のものが有利
である。このガラス転移温度が75℃未満のものでは、
いかなる延伸条件においても、前記の熱収縮特性を満た
すフイルムが得られないおそれがあり、特にガラス転移
温度が77℃以上のものは延伸条件の選択幅が広く、好
適である。
【0011】該ポリエステルにおけるジカルボン酸成分
単位は、テレフタル酸単位95モル%以上、特に98モ
ル%以上を含むものが好ましい。ジカルボン酸成分単位
中のテレフタル酸単位の割合が少なくなると得られるフ
イルムの機械的強度が低下する傾向がみられる。ジカル
ボン酸成分単位中に存在しうるテレフタル酸単位以外の
カルボン酸単位としては、例えばイソフタル酸、ビフェ
ニルジカルボン酸、5‐第三ブチルイソフタル酸、2,
2,6,6‐テトラメチルビフェニルジカルボン酸、2
,6‐ナフタレンジカルボン酸、1,1,3‐トリメチ
ル‐3‐フェニルインデン‐4,5‐ジカルボン酸など
の芳香族ジカルボン酸の単位、シュウ酸、コハク酸、ア
ジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,10‐デカ
ン二酸などの脂肪族ジカルボン酸の単位、トリメリット
酸、1,2,4,5‐ベンゼンテトラカルボン酸などの
ポリカルボン酸の単位などが挙げられる。これらのテレ
フタル酸単位以外のカルボン酸単位の割合は、全カルボ
ン酸単位に対して、5モル%以下、好ましくは2モル%
以下であるのが望ましいが、ガラス転移温度を低下させ
る成分については、前記の理由から含有量をさらに制限
することが望ましい。
【0012】一方、ジオール成分単位は、エチレングリ
コール単位99〜95モル%、好ましくは98〜96%
とシクロヘキサンジメタノール単位1〜5モル%、好ま
しくは2〜4モル%とから成るものであって、シクロヘ
キサンジメタノール単位が1モル%未満では熱収縮率が
100℃で35%以上になりにくいし、5モル%を超え
ると熱収縮率が100℃で35%以上になる延伸条件で
は、逆に80℃の熱収縮率を25%以下に抑えることが
できない。
【0013】本発明で用いるポリエステルのジオール成
分単位中には、前記のエチレングリコール及びシクロヘ
キサンジメタノールの単位以外に、所望ならばポリエス
テルの物性に悪影響を及ぼさない程度において、少量の
他のジオール類やポリオール類の単位が含まれていても
よい。
【0014】このようなジオール類やポリオール類とし
ては、例えばジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,4‐ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,6‐ヘキサンジオール、キシリレングリコール
、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロール
プロパンなどを挙げることができる。
【0015】本発明で用いるポリエステルは、通常のポ
リエステルの製造方法に従い、前記のジカルボン酸成分
と混合ジオール成分とを重縮合反応させることにより、
製造することができる。この際、必要ならばジカルボン
酸成分として、ジカルボン酸の反応性官能的誘導体、例
えば酸ハロゲン化物や酸エステルなどを用いることもで
きるし、反応溶媒、縮合剤、触媒などの存在下で反応さ
せることもできる。本発明のポリエステルの重合度は特
に制限されるものではないが、固有粘度が0.50〜1
.20、好ましくは0.60〜0.90の範囲にあるの
が望ましい。
【0016】本発明におけるシュリンクフイルムは、こ
のようにして得たポリエステルをフイルム成形し、ロー
ル式縦延伸機あるいはテンター式縦延伸機などを用いて
少なくとも縦方向に1.5〜2.5倍、好ましくは1.
7〜2.3倍延伸処理することによって製造することが
できる。延伸倍率が前記範囲を逸脱すると100℃にお
ける熱収縮率が35%以上にならず、本発明の目的が達
せられない。この理由については必ずしも明確ではない
が、複屈折率で代表される配合度と、比重により示され
る結晶化度の相関関係において、解明されうるものと期
待される。
【0017】このフイルム成形は、例えば前記の重縮合
により得られたポリエステルを乾燥後、250〜300
℃の温度で溶融押出し、表面温度15〜70℃のキャス
ティングドラム上に、厚さ30〜300μmのフイルム
を形成させることによって行われる。
【0018】また延伸処理は、このようにして得たキャ
スティングフイルムを、ガラス転移温度以上の温度にお
いて、少なくとも縦方向に1.5〜2.5倍、好ましく
は1.7〜2.3倍延伸することにより行われる。この
延伸温度がガラス転移温度未満では延伸が困難であり、
均一に延伸するためには、ガラス転移温度より5〜50
℃、好ましくは15〜40℃高い温度にて行うのが望ま
しい。延伸後、通常延伸温度ないし延伸温度より15℃
低い範囲の温度において熱処理が施される。
【0019】本発明におけるポリエステル系シュリンク
フイルムは、前記したように縦方向の熱収縮率が80℃
において25%以下、100℃において35%以上であ
ることが必要であるが、横方向の熱収縮率は、100℃
において±10%以内、好ましくは±5%以内である。 横方向の熱収縮率を±10%以内にするために、必要に
応じ横方向に1.5倍以下、通常は1.3倍以下延伸処
理することができる。一般に熱収縮率は、延伸倍率より
も小さくなる傾向がある上に、その割合は、フイルムの
材質、延伸温度、延伸条件などによって変わるので、場
合によっては1.5倍程度の延伸が必要になる。
【0020】該フイルム厚さは特に限定されるものでは
ないが、通常15〜150μm、好ましくは20〜70
μmの範囲で選ばれる。このポリエステル系シュリンク
フイルムはコロナ放電処理、プラズマ照射処理などの表
面処理や、プライマー処理、静電防止コーティングなど
の各種コーティングを行い、印刷インクの密着性、金属
蒸着性、滑り性、アンチブロッキング性、易シール性、
静電防止性などを改良することもできる。
【0021】本発明の乾電池用胴巻きラベルは、このよ
うにして得られたポリエステル系シュリンクフイルムの
片面に、接着剤層、通常は感熱又は感圧接着剤層を形成
させることにより製造することができる。
【0022】該感熱接着剤については、通常の状態では
強く接着することがなく、熱又は熱と圧力とで強く接着
するものであればよく、特に制限はない。このような感
熱接着剤としては、例えば酢酸ビニル樹脂系接着剤など
を好ましく挙げることができる。
【0023】一方、感圧接着剤については、通常の状態
では強く接着することがなく、加圧により強く接着する
ものであればよく、特に制限はない。このような感圧接
着剤としては、例えばアクリル酸エステル‐アクリル酸
共重合体、天然ゴムなどを主剤とし、これにエステルガ
ム、ロジン、クマロン樹脂、ポリブテンなどの粘着付与
剤を配合した接着剤などを挙げることができる。
【0024】このような感熱又は感圧接着剤から成る層
をシュリンクフイルムに設けることにより、このフイル
ムを乾電池の胴部に装着させるための熱収縮処理の際に
、熱又は収縮による圧によって、該フイルムは乾電池に
接着性よく装着される。
【0025】フイルムの片面に直接、接着剤層を形成さ
せてもよいが、通常は、フイルムと接着剤層との間に、
印刷層又は金属薄膜層あるいはその両方を介在させる。 この金属薄膜層は、例えば蒸着、スパッタリングなどに
より設けることができる。また、感圧接着剤層の上に、
所望に応じ、シリコーンオイルなどで表面処理された離
型紙を設けることもできる。
【0026】本発明ラベルを乾電池に装着させるには、
フイルムの縦方向を乾電池の胴部の円周方向に、接着剤
層が乾電池に接するように合わせ、かつフイルム端部に
1〜4mmの余分をつけて乾電池の胴部に装着させて巻
きつけたのち、該フイルムを加熱収縮させればよい。
【0027】
【発明の効果】本発明の乾電池用胴巻きラベルは、縦シ
ュリンクフイルムとして必要な熱収縮性を有し、かつ装
着時の仕上がり外観や接着性に優れる上、装着後の耐熱
試験などの後処理においてもさらなる収縮のためフイル
ム切れ、はがれや立ち上がり、基材の露出などのトラブ
ルが起こらないという優れた特性を有し、かつ安価であ
る。
【0028】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。なお、各例における熱収縮率及び装着
性は次のようにして求めた。
【0029】(1)熱収縮率 シュリンクフイルムを100mm角に裁断してサンプル
とし、このサンプルを80℃及び100℃に調整したグ
リセリン浴中に30秒間浸せきしたのち、縦又は横の寸
法を測定し、それぞれの熱収縮率を
【式1】 に従って求めた。
【0030】(2)装着性 アクリル系感圧接着剤層を設けたシュリンクフイルムを
、フイルムの縦方向に47mm、横方向に51.5mm
の長方形に切断し、フイルムの縦方向を単三乾電池の胴
部の円周方向に合わせ、かつ単三乾電池胴部にその両端
部よりフイルム両端がそれぞれ2〜3mmずつはみ出さ
せるようにして接着させて巻き付けたのち、端部を加熱
して収縮させ、しわの有無などの仕上り状態を目視で観
察し、次の基準で評価した。 評価;○:良好、△:やや不良、×:不良
【0031】
(3)耐熱試験 装着試験のサンプルのうち、収縮不足のものを除いて、
70℃て1週間、熱処理を行い、フイルムの接合部分や
端部のフイルム切れ、はがれや立上がり、基材の露出な
どの有無を判定した。評価;○:良好、△:部分的なフ
イルム切れ、はがれや立上がりが見られるが、基材の露
出までにはいたっていない、×:(フイルム切れ、はが
れや立上がり、接合部分の収縮等により)基材の露出が
見られる。
【0032】実施例1 ステンレス鋼製オートクレーブに、所定量のテレフタル
酸、エチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール
から成る混合物を装入し、常法に従って、重縮合反応を
行わせ、固有粘度が0.80に達するまで継続すること
により、ガラス転移温度78℃のポリエステル重合体を
製造した。このものは、ジカルボン酸成分単位としてテ
レフタル酸単位100モル%、ジオール成分単位として
エチレングリコール単位97モル%及びシクロヘキサン
ジメタノール単位3モル%から構成されている。
【0033】このようにして得たポリエステル系重合体
を、270℃の温度においてTダイを用い、表面温度3
0℃のキャスティングドラム上に溶融押出し、厚さ10
0μmのフイルムを形成させた。次いで、このフイルム
を110℃の温度でロール式縦延伸機で縦方向に2倍延
伸を行い、その後105℃で熱処理して厚さ50μmの
シュリンクフイルムを得た。このシュリンクフイルムの
熱収縮率を表3に示す。次に、前記シュリンクフイルム
の片面に、アクリル系感圧接着剤層を設けて乾電池用胴
巻きラベルを作製し、装着性を求めた。その結果を表3
に示す。
【0034】実施例2 実施例1において、延伸温度を100℃に変えた以外は
、実施例1と全く同様にして実施した。その結果を表3
に示す。
【0035】実施例3、4、比較例1、2実施例1と同
じポリエステル系重合体を用い、表1に示す厚さのフイ
ルムを形成させ、同じく表1に示す延伸温度、延伸倍率
で実施例1と同様に縦延伸を行い、厚さ50μmのシュ
リンクフイルムを得た。これらのシュリンクフイルムの
熱収縮率を表3に示す。次に、これらのシュリンクフイ
ルムの片面に、アクリル系感圧接着剤層を設けて乾電池
用胴巻きラベルを作製し、装着性を求めた。その結果を
表3に示す。
【表1】
【0036】比較例3〜9 表2に示すジカルボン酸成分及びジオール成分を用い、
実施例1と同様にして固有粘度0.80のポリエステル
系重合体を製造した。これらのポリエステル系重合体の
構成単位の割合及びそのガラス転移温度を表2に示す。
【0037】次にこれらのポリエステル系重合体を用い
、表2に示す厚さのフイルムを形成させ、同じく表2に
示す延伸温度、延伸倍率で実施例1と同様に縦延伸を行
ったのち、延伸温度より5℃低い温度で熱処理して厚さ
50μmのシュリンクフイルムを得た。これらのシュリ
ンクフイルムの熱収縮率を表3に示す。
【0038】次に、これらのシュリンクフイルムの片面
に、アクリル系感圧接着剤層を設けて乾電池用胴巻きラ
ベルを作製し、装着性を求めた。その結果を表3に示す
【表2】
【表3】
【0039】表3から明らかなように、本発明ラベルは
、乾電池胴巻き用縦シュリンクフイルムとして必要な熱
収縮性を有し、かつ装着後の後処理においてもトラブル
を生じることがない。
【0040】これに対し、比較例では、100℃の熱収
縮率が35%以上であっても、80℃の熱収縮率が25
%を超えるものは、耐熱試験でさらなる収縮を起こし、
フイルム切れ、はがれや立ち上がり、基材の露出などが
発生する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  テレフタル酸を主体とするジカルボン
    酸成分単位と、エチレングリコール99〜95モル%及
    びシクロヘキサンジメタノール1〜5モル%から成る混
    合ジオール成分単位とで構成されたポリエステルのフイ
    ルムを、少なくとも縦方向に1.5〜2.5倍延伸させ
    て成る、縦方向の熱収縮率が80℃において25%以下
    、100℃において35%以上のポリエステル系シュリ
    ンクフイルムの片面に、接着剤層を有することを特徴と
    する乾電池用胴巻きラベル。
  2. 【請求項2】  ポリエステル系シュリンクフイルムの
    片面に、印刷層又は金属薄膜層を介して、接着層を有す
    る請求項1記載の乾電池用胴巻きラベル。
  3. 【請求項3】  ポリエステル系シュリンクフイルムの
    片面に、それと接して設けた印刷層及びさらにその上に
    設けた金属薄膜層を介して接着層を有する請求項1記載
    の乾電池用胴巻きラベル。
JP3169151A 1991-06-14 1991-06-14 乾電池用胴巻きラベル Pending JPH04368770A (ja)

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