JPH04368615A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH04368615A
JPH04368615A JP17314991A JP17314991A JPH04368615A JP H04368615 A JPH04368615 A JP H04368615A JP 17314991 A JP17314991 A JP 17314991A JP 17314991 A JP17314991 A JP 17314991A JP H04368615 A JPH04368615 A JP H04368615A
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JP
Japan
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magnetic
molecule
acrylic resin
recording medium
group
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Withdrawn
Application number
JP17314991A
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English (en)
Inventor
Shoji Nishihara
昭二 西原
Ichiji Miyata
一司 宮田
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、磁気テ―プ、磁気デ
イスクなどの磁気記録媒体に関し、さらに詳しくは、磁
性粉末の結合剤の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】磁気記録媒体は、一般に、ポリエステル
フイルムなどの非磁性支持体上に、磁性粉末とその結合
剤とを含む磁性塗料を塗布,乾燥して、所定厚さの磁性
層を形成することにより、つくられている。この際、用
いられる結合剤は、磁性粉末の分散性にすぐれ、磁気記
録媒体にすぐれた電磁変換特性を付与できるとともに、
耐久性にすぐれたものが望まれる。 【0003】このため、従来より、磁性塗料中での磁性
粉末の分散性の向上のために、たとえば特開昭58−1
02504号公報に開示されているように、脂肪酸や種
々の界面活性剤を表面処理剤として用いて、この処理剤
で磁性粉末を処理したり、この処理剤を磁性塗料中に添
加することが行われている。 【0004】また、たとえば特開昭55−125539
号公報や特開昭56−58135号公報などに示されて
いるように、磁性粉末をシランカツプリング剤やチタン
カツプリング剤で表面改質することも行われている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の脂肪
酸や種々の界面活性剤で処理した磁性粉末を用いたり、
磁性塗料中にこれらを添加する方法では、十分な分散効
果は得られにくく、また多量の処理剤を用いると、塗膜
強度が著しく低下する欠点があつた。また、上記のシラ
ンカツプリング剤やチタンカツプリング剤で表面処理し
た磁性粉末では、粉末表面が疎水化されるため、磁性塗
料中における分散性は向上しても、結合剤に対する相溶
性が低下するため、磁性層中での磁性粉末の分散性は十
分に改善されるものとは言えなかつた。 【0006】この発明は、このような現状に鑑み、磁性
粉末の分散性にすぐれて、良好な電磁変換特性を付与し
うる新しい結合剤を探究することにより、上記従来技術
の問題を克服することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明者らは、上記の
目的を達成するために、鋭意検討した結果、分子内に特
定の官能基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル系ポリマ―を用いたときに、磁性粉末の分散性が改善
されて、すぐれた電磁変換特性を有する磁気記録媒体が
得られるものであることを知り、この発明を完成するに
至つた。 【0008】すなわち、この発明は、非磁性支持体上に
磁性粉末とその結合剤とを含む磁性層を設けてなる磁気
記録媒体において、上記の結合剤として、分子片末端に
カルボキシル基を有しかつ分子内に電子供与基を有する
(メタ)アクリル酸アルキルエステル系ポリマ―〔以下
、アクリル樹脂という〕を用いたことを特徴とする磁気
記録媒体に係るものである。 【0009】 【発明の構成・作用】この発明において、分子片末端に
カルボキシル基を有しかつ分子内に電子供与基を有する
アクリル樹脂は、分子片末端のカルボキシル基が磁性粉
末の表面に吸着することで、吸着樹脂間に立体反発効果
が生じ、一方分子内の電子供与基が磁性粉末と弱い相互
作用を示すため、この両作用によつて磁性粉末に対し良
好な分散性を発揮する。 【0010】また、このアクリル樹脂は、分子内に(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルに基づくカルボニル結
合を有するため、従来の脂肪酸、低分子界面活性剤、シ
ランカツプリング剤およびチタンカツプリング剤に比べ
、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、繊維素系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂などの他の結合剤とある程度の相溶性
があり、これが磁性層中での磁性粉末の分散性に一層良
好な結果を与える。 【0011】このように、分子片末端にカルボキシル基
を有しかつ分子内に電子供与基を有するアクリル樹脂を
、磁性粉末の結合剤の少なくとも一部成分として用いる
ことにより、磁性粉末の分散性が十分に改善されて、電
磁変換特性にすぐれた磁気記録媒体が得られるものであ
る。 【0012】この発明に用いられる上記のアクリル樹脂
は、たとえば、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを
主成分とする主モノマ―と、分子内に電子供与基を含有
するモノマ―とを、分子内にカルボキシル基を含有する
連鎖移動剤および/または分子内にカルボキシル基を含
有する重合開始剤の存在下で、常法によりラジカル重合
させることにより、製造することができる。 【0013】(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、
アクリル酸またはメタクリル酸のアルキルエステルで、
たとえば、メチルアクリレ―ト、メチルメタクリレ―ト
、エチルアクリレ―ト、エチルメタクリレ―ト、プロピ
ルアクリレ―ト、プロピルメタクリレ―ト、ブチルアク
リレ―ト、ブチルメタクリレ―ト、ヘキシルアクリレ―
ト、ヘキシルメタクリレ―ト、ラウリルアクリレ―ト、
ラウリルメタクリレ―ト、ステアリルアクリレ―ト、ス
テアリルメタクリレ―トなどが挙げられ、その1種また
は2種以上が用いられる。 【0014】この(メタ)アクリル酸アルキルエステル
は、主モノマ―としてこれ単独で使用してもよいし、こ
の(メタ)アクリル酸アルキルエステルとともに、カル
ボキシル基含有モノマ―以外の他のモノマ―を、(メタ
)アクリル酸アルキルエステルとの合計量中50重量%
以下となる割合で、併用してもよい。 【0015】このように併用できる他のモノマ―には、
分子内に活性水素基を含有するモノマ―、スチレンまた
はその誘導体、アクリロニトリル、メタクリロニトリル
、酢酸ビニルなどの種々のモノマ―が含まれる。この中
でも、分子内に活性水素基を含有するモノマ―を用いる
と、得られるアクリル樹脂の分子内に活性水素基を導入
でき、この導入によつてポリイソシアネ―ト架橋剤など
との十分な反応を生起させて、三次元網目構造を有する
磁性層を形成できるため、磁性層の耐久性の向上に特に
望ましい結果が得られる。 【0016】この分子内に活性水素基を含有するモノマ
―としては、たとえば、2−ヒドロキシエチルアクリレ
―ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレ―ト、ヒドロキ
シプロピルアクリレ―ト、ヒドロキシプロピルメタクリ
レ―トなどの水酸基含有モノマ―があり、その他アクリ
ルアミド、メタクリルアミドなども使用できる。 【0017】このような主モノマ―とともに用いられる
、分子内に電子供与基を含有するモノマ―としては、た
とえば、ジメチルアミノエチルアクリレ―ト、ジメチル
アミノエチルメタクリレ―ト、ジエチルアミノエチルア
クリレ―ト、ジエチルアミノエチルメタクリレ―ト、ジ
ブチルアミノエチルアクリレ―ト、ジブチルアミノエチ
ルメタクリレ―ト、2−ビニルピリジン、4−ビニルピ
リジンなどが挙げられ、その1種または2種以上が用い
られる。 【0018】また、分子内にカルボキシル基を含有する
連鎖移動剤としては、たとえば、メルカプト酢酸、2−
メルカプトプロピオン酸、3−メルカプトプロピオン酸
、O−メルカプト安息香酸、チオリンゴ酸などが挙げら
れる。分子内にカルボキシル基を含有する重合開始剤と
しては、たとえば、4・4−アゾビス(4−シアノペン
タノイツク酸)、過酸化ジグルタル酸などが挙げられる
。 【0019】これらの連鎖移動剤および重合開始剤は、
これらの一方または両方を用いることにより、得られる
アクリル樹脂の分子片末端にカルボキシル基を導入させ
るためのものである。なお、言うまでもないが、分子内
にカルボキシル基を含有する重合開始剤を用いないとき
は、ラジカル重合のための通常の重合開始剤、たとえば
α・α−アゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ系化合
物や、過酸化ベンゾイルなどの過酸化物が用いられる。 【0020】このような方法で得られるこの発明に用い
るアクリル樹脂は、その数平均分子量(蒸気圧浸透法に
よる)が通常500〜50000、好ましくは2000
〜20000の範囲にあるのがよい。数平均分子量が5
00より小さいものでは、アクリル樹脂の性質が発現さ
れず、50000より大きくなると、アクリル樹脂の自
由度が低下し、磁性塗料化した場合の磁性粉末の分散性
が低下する。 【0021】また、このアクリル樹脂は、分子片末端に
カルボキシル基を有するとともに、分子内に電子供与基
を有しているが、この電子供与基の量としては、通常0
.1ミリモル/g以上、好ましくは0.5〜10ミリモ
ル/gであるのがよい。0.1ミリモル/gより少ない
と、磁性粉末の分散性の向上に寄与しない。 【0022】さらに、このアクリル樹脂の分子内に前記
した活性水素基を導入する場合は、この活性水素基の量
が、通常0.2〜5ミリモル/g、好ましくは0.5〜
2ミリモル/gであるのがよい。0.2ミリモル/gよ
り少ないと、耐久性の向上に寄与せず、5ミリモル/g
より多くなると、一般に磁性塗料に用いられる有機溶剤
に溶解したときの粘度が高くなり、磁性塗料化が困難と
なる。 【0023】この発明の磁気記録媒体は、たとえば、上
記の分子片末端にカルボキシル基を有しかつ分子内に電
子供与基を有するアクリル樹脂を、他の結合剤樹脂と併
用して、磁性粉末、有機溶剤およびその他の添加剤とと
もに混合分散して、磁性塗料を調製し、これをポリエス
テルフイルムなどの非磁性支持体上に、吹き付けまたは
ロ―ル塗りなどの任意の手段で塗布し、乾燥して、通常
0.1〜20μm程度の厚さの磁性層を形成することに
より、製造される。 【0024】ここで用いられる他の結合剤としては、た
とえば、ポリウレタン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル
系共重合体、繊維素系樹脂、ポリビニルブチラ―ル系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリアクリル系樹脂、エポキ
シ系樹脂、フエノ―ル系樹脂などの従来公知の結合剤樹
脂が広く使用可能であり、これらの樹脂成分とともにポ
リイソシアネ―ト架橋剤なども用いられる。 【0025】この発明の分子片末端にカルボキシル基を
有しかつ分子内に電子供与基を有するアクリル樹脂は、
上記の他の結合剤との合計量中、通常2〜30重量%程
度の使用量とするのがよく、また磁性粉末に対して0.
1〜20重量%、好ましくは0.5〜5重量%の使用量
とするのがよい。 【0026】磁性粉末としては、たとえば、γ−Fe2
 O3 粉末、Fe3 O4 粉末、γ−Fe2 O3
 とFe3 O4 との中間酸化状態の酸化鉄粉末、C
o含有γ−Fe2 O3 粉末、Co含有Fe3 O4
 粉末、CrO2 粉末のほか、Fe粉末、Co粉末、
Fe−Ni−Cr合金粉末などの金属粉末や、バリウム
フエライト粉末、窒化鉄などの窒化物系磁性粉末など、
従来公知の各種の磁性粉末が広く包含される。これらの
磁性粉末は、針状の磁性粉末の場合、その平均粒子径(
長軸)が通常0.2〜1.0μm程度で、その平均軸比
(平均長軸径/平均短軸径)が通常5〜10程度である
のが好ましく、板状の場合は、その平均長軸径が通常0
.07〜0.3μm程度であるのが好ましい。 【0027】また、有機溶剤としては、メチルイソブチ
ルケトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢
酸エチル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチル
ホルムアミドなど、一般の磁気記録媒体に使用されるも
のが1種または2種以上用いられる。さらに、他の添加
剤としては、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤、分散剤など
が挙げられ、これらは必要に応じて用いられる。 【0028】この発明の磁気記録媒体において、磁性層
は非磁性支持体の両面に設けてもよいし、片面に設けて
もよい。また、片面の場合、その反対面にバツクコ―ト
層を設けてもよい。バツクコ―ト層を設ける場合、この
層の樹脂成分の一種として、上記この発明のアクリル樹
脂を使用することができる。 【0029】 【発明の効果】以上のように、この発明においては、磁
性粉末の結合剤として、分子片末端にカルボキシル基を
有しかつ分子内に電子供与基を有する特定のアクリル樹
脂を用いたことにより、磁性粉末の分散性が良好で、電
磁変換特性の改良された磁気記録媒体を得ることができ
る。また、上記のアクリル樹脂の分子内にさらに活性水
素基を導入したものを用いることにより、電磁変換特性
とともに、耐久性の良好な磁気記録媒体を得ることがで
きる。 【0030】 【実施例】つぎに、この発明の実施例を記載してより具
体的に説明する。なお、以下において部とあるのは重量
部を意味する。また、実施例で用いたアクリル樹脂A〜
Fは、それぞれ下記の合成例1〜6の方法により、合成
したものである。 【0031】   合成例1     メチルメタクリレ―ト           
               40部    ジメチ
ルアミノエチルメタクリレ―ト        10.
1部    α・α−アゾビスイソブチロニトリル  
        0.8部    メルカプトプロピオ
ン酸                      1
.6部    テトラヒドロフラン         
                   60部  【
0032】上記の組成物を、冷却器を取りつけたフラス
コ内に入れ、十分に窒素置換したのち、攪拌しながら、
60℃で3時間反応させた。ついで、得られた反応物を
石油エ―テルおよび水に再沈殿させて精製し、60℃で
48時間減圧乾燥させて、アクリル樹脂Aを得た。 【0033】このアクリル樹脂Aは、分子片末端にカル
ボキシル基を有するとともに、分子内に電子供与基とし
てのジメチルアミノ基を1.7ミリモル/gの割合で有
し、その数平均分子量は6000であつた。 【0034】合成例2 メルカプトプロピオン酸の使用量を0.8部に変更した
以外は、合成例1と同様にして、アクリル樹脂Bを得た
。このアクリル樹脂Bは、分子片末端にカルボキシル基
を有するとともに、分子内に電子供与基としてのジメチ
ルアミノ基を1.5ミリモル/gの割合で有し、その数
平均分子量は3000であつた。 【0035】合成例3 メルカプトプロピオン酸1.6部をチオリンゴ酸1.2
部に変更した以外は、合成例1と同様にして、アクリル
樹脂Cを得た。このアクリル樹脂Cは、分子片末端にカ
ルボキシル基を有するとともに、分子内に電子供与基と
してのジメチルアミノ基を1.8ミリモル/gの割合で
有し、その数平均分子量は6100であつた。 【0036】   合成例4     メチルメタクリレ―ト           
           33.5部    2−ヒドロ
キシエチルメタクリレ―ト          8.4
部    ジメチルアミノエチルメタクリレ―ト   
     10.5部    α・α−アゾビスイソブ
チロニトリル          0.8部    メ
ルカプトプロピオン酸               
       3.2部    テトラヒドロフラン 
                         
  60部  【0037】上記の組成物を使用した以
外は、合成例1と同様にして、アクリル樹脂Dを得た。 このアクリル樹脂Dは、分子片末端にカルボキシル基を
有するとともに、分子内に電子供与基としてのジメチル
アミノ基を1.5ミリモル/gの割合で、また活性水素
基としての水酸基を1.3ミリモル/gの割合で有し、
その数平均分子量は3000であつた。 【0038】合成例5 メルカプトプロピオン酸の使用量を1.6部に変更した
以外は、合成例4と同様にして、アクリル樹脂Eを得た
。このアクリル樹脂Eは、分子片末端にカルボキシル基
を有するとともに、分子内に電子供与基としてのジメチ
ルアミノ基を1.4ミリモル/gの割合で、また活性水
素基としての水酸基を1.2ミリモル/gの割合で有し
、その数平均分子量は6000であつた。 【0039】合成例6 メルカプトプロピオン酸3.2部をチオリンゴ酸1.2
部に、2−ヒドロキシエチルメタクリレ―ト8.4部を
アクリルアミド4.5部に変更した以外は、合成例4と
同様にして、アクリル樹脂Fを得た。このアクリル樹脂
Fは、分子片末端にカルボキシル基を有するとともに、
分子内に電子供与基としてのジメチルアミノ基を1.6
ミリモル/gの割合で、また活性水素基としてのアミド
基を1.8ミリモル/gの割合で有し、その数平均分子
量は5800であつた。 【0040】   実施例1     α−Fe磁性粉末             
                         
100部    (保磁力1500エルステツド、飽和
磁化120emu /g)    アクリル樹脂A  
                         
                 3部    塩化
ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコ―ル共重合体   
     12部    (UCC社製のVAGH)     ポリウレタン樹脂             
                         
    8部    (日本ポリウレタン社製のM−5
033)    多官能イソシアネ―ト化合物    
                         
   2部    カ―ボンブラツク        
                         
         3部    α−Al2 O3 粉
末                        
                3部    ミリス
チン酸                      
                        2
部    ステアリン酸n−ブチル         
                       2.
5部    シクロヘキサノン           
                         
  130部    トルエン           
                         
          130部【0041】上記の組成
物をボ―ルミル中で72時間混合分散して、磁性塗料を
調製した。この磁性塗料を厚さが20μmのポリエステ
ルフイルム上に、乾燥後の厚さが5μmとなるように塗
布,乾燥して磁性層を形成し、カレンダ―処理後、8m
m幅に裁断して、磁気テ―プを作製した。 【0042】実施例2 アクリル樹脂Aに代えて、アクリル樹脂Bを同量使用し
た以外は、実施例1と同様にして、磁気テ―プを作製し
た。 【0043】実施例3 アクリル樹脂Aに代えて、アクリル樹脂Cを同量使用し
た以外は、実施例1と同様にして、磁気テ―プを作製し
た。 【0044】実施例4 アクリル樹脂Aの配合量を0.5部に変更した以外は、
実施例1と同様にして、磁気テ―プを作製した。 【0045】実施例5 アクリル樹脂Aに代えて、アクリル樹脂Dを同量使用し
た以外は、実施例1と同様にして、磁気テ―プを作製し
た。 【0046】実施例6 アクリル樹脂Aに代えて、アクリル樹脂Eを同量使用し
た以外は、実施例1と同様にして、磁気テ―プを作製し
た。 【0047】実施例7 アクリル樹脂Aに代えて、アクリル樹脂Fを同量使用し
た以外は、実施例1と同様にして、磁気テ―プを作製し
た。 【0048】実施例8 アクリル樹脂Aに代えて、アクリル樹脂Eを0.5部使
用した以外は、実施例1と同様にして、磁気テ―プを作
製した。 【0049】比較例1 アクリル樹脂Aを使用しなかつた以外は、実施例1と同
様にして、磁気テ―プを作製した。 【0050】上記の実施例1〜8および比較例1で得ら
れた各磁気テ―プについて、下記の方法でC/N比およ
びRF出力を測定した。また、実施例5〜8および比較
例1で得られた各磁気テ―プについては、下記の方法で
耐久性試験も行つた。これらの結果を、後記の表1に示
す。 【0051】<C/N比> 8mm方式のVTRを用い、各磁気テ―プに7MHzの
信号を記録し、この信号を再生したときの7±1MHz
の範囲内に発生するノイズを測定し、このノイズに対す
る再生信号の比をSONY社製;ED−V900型出力
レベル測定機を用いて測定して、比較例1の磁気テ―プ
を基準(0dB)とした相対値で示した。 【0052】<RF出力> RF出力測定用VTRを用い、各磁気テ―プに7MHz
の信号を一定レベルで記録したのち、再生したときの出
力を測定して、比較例1の磁気テ―プを基準(0dB)
とした相対値で示した。 【0053】<耐久性試験> 各磁気テ―プにつき、20℃,40%RH保存後および
40℃,60%RH保存後に、VTRのスチルモ―ドで
再生し、再生RF出力レベルが初期出力レベルの1/2
に低下するまでに要する時間を測定した。 【0054】 【表1】表1       【0055】上記の表1から明らかなよう
に、実施例1〜8の磁気テ―プは、比較例1の磁気テ―
プに比べ、C/N比およびRF出力が高くなつており、
磁性粉末の分散性が良好で、電磁変換特性にすぐれてい
ることがわかる。また、特に、実施例5〜8の磁気テ―
プは、比較例1の磁気テ―プに比べ、耐久性の面でもす
ぐれていることがわかる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  非磁性支持体上に磁性粉末とその結合
    剤とを含む磁性層を設けてなる磁気記録媒体において、
    上記の結合剤として、分子片末端にカルボキシル基を有
    しかつ分子内に電子供与基を有する(メタ)アクリル酸
    アルキルエステル系ポリマ―を用いたことを特徴とする
    磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】  分子片末端にカルボキシル基を有しか
    つ分子内に電子供与基を有する(メタ)アクリル酸アル
    キルエステル系ポリマ―が、分子内に電子供与基ととも
    に活性水素基を有する請求項1に記載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】  分子片末端にカルボキシル基を有しか
    つ分子内に電子供与基を有する(メタ)アクリル酸アル
    キルエステル系ポリマ―が、数平均分子量500〜50
    000である請求項1または請求項2に記載の磁気記録
    媒体。
JP17314991A 1991-06-17 1991-06-17 磁気記録媒体 Withdrawn JPH04368615A (ja)

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