JPH04368394A - 糖脂質およびその製造法 - Google Patents

糖脂質およびその製造法

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JPH04368394A
JPH04368394A JP3167500A JP16750091A JPH04368394A JP H04368394 A JPH04368394 A JP H04368394A JP 3167500 A JP3167500 A JP 3167500A JP 16750091 A JP16750091 A JP 16750091A JP H04368394 A JPH04368394 A JP H04368394A
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JP
Japan
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formula
oligoglycolipid
chemical
represented
hydrogen atom
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Application number
JP3167500A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Hara
原 一利
Ryuichi Horie
堀江 隆一
Koichi Nakano
中野 功一
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Publication date
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な糖脂質誘導体及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スフィンゴ糖脂質の糖鎖は、癌に関連し
た抗原決定部位として細胞表面に存在していることが知
られている。すなわち、細胞が癌化することにより、糖
脂質糖鎖が変化し、正常細胞では見られないような糖脂
質が癌細胞表面に検出されることが報告されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】糖蛋白質の糖鎖は、糖
脂質と同様に細胞が癌化すると癌性変化を起こすことが
知られている。特にムチン型糖蛋白質は血清中に分泌さ
れることが知られており、癌関連抗原として非常に有用
である。ところが、ムチン型糖蛋白質を抗原としてモノ
クロ−ナル抗体を作製すると、蛋白質部分に関する抗体
が得られ、糖鎖に関する抗体は得ることが困難であった
。従って、ムチン型糖蛋白質糖鎖に対する抗体を得るた
めの抗原となる化合物を開発することは重要な技術的課
題であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題に
関し鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち本
発明は一般式化1
【0005】
【化1】で表わされるオリゴ糖誘導体である。(式中R
11は保護基ないしは水素原子であり、R1、R2はい
ずれか一方が水素原子で他方がYであり、R3、R4は
両方が水素原子、あるいは、いずれか一方が水素原子で
他方がアセチル基、あるいは両者が共同してN−フタリ
ル基を表し、YはOH、OTBDPS、OC(=NH)
CCl3を表す。)特にR11がアセチル基で、R13
は水素原子またはアセチル基である化2が好ましい例と
してあげられる。
【0006】
【化2】また本発明は一般式化5
【0007】
【化5】(式中R12は保護基ないしは水素原子を表し
、R7、R8はいずれか一方が水素原子で他方が一般式
化24を表し、
【0008】
【化24】(式中m、nは10ないし25の正の整数を
表わし、R9、R10は独立して水素原子、アセチル基
、TBDPS基を表す)XはN3、NH2、NHAcを
表す)で示されるオリゴ糖脂質、あるいはオリゴ糖脂質
誘導体である。
【0009】特に保護基がアセチル基で、R3,R4の
一方が水素原子、他方がアセチル基である化6が好まし
い例としてあげられる。
【0010】
【化6】さらに本発明は式化7で表されるオリゴ糖脂質
誘導体を還元し、1ポットあるいは2工程でアセチル化
し式化9で表されるオリゴ糖脂質誘導体とし、脱TBD
PS化した後アセチル化し式化11で表されるオリゴ糖
脂質誘導体とし、脱アセチル化して式化13で表される
オリゴ糖脂質を得るオリゴ糖脂質の製造方法である。
【0011】
【化7】
【0012】
【化9】
【0013】
【化11】
【0014】
【化13】また本発明は式化8で表されるオリゴ糖脂質
誘導体を還元し、1ポットあるいは2工程でアセチル化
し式化10で表されるオリゴ糖脂質誘導体とし、脱TB
DPS化した後アセチル化し式化12で表されるオリゴ
糖脂質誘導体とし、脱アセチル化して式化14で表され
るオリゴ糖脂質を得るオリゴ糖脂質の製造方法である。
【0015】
【化8】
【0016】
【化10】
【0017】
【化12】
【0018】
【化14】さらに本発明は式化3で表されるオリゴ糖脂
質誘導体のうちR3、R4が両者で共同してN−フタリ
ル基で表されるオリゴ糖脂質誘導体を、ヒドラジンで脱
N−フタリル化し、アセチル化し、脱TBDPS化後、
イミデート化した後、Lewis酸存在下式化21で表
されるセラミド誘導体と反応して式化7と式化8で表さ
れるオリゴ糖脂質誘導体を得るオリゴ糖脂質誘導体の製
造方法である。
【0019】
【化3】
【0020】
【化21】このとき、セラミド誘導体と結合する相手の
形として、例えば化4が上げられる。
【0021】
【化4】(式中R5、R6は、いずれか一方が水素原子
で他方が水酸基、あるいはいずれか一方が水素原子で他
方がOC(=NH)CCl3を表す)本発明で保護基に
ついては特に限定はないが、例えばアセチル基などがあ
げられる。
【0022】本発明のうち式化13、式化14で表わさ
れる糖脂質は、例えば以下のように合成できる。
【0023】出発物質であるオリゴ糖化15は、例えば
、アンゲバンテケミーインターナルエディション22(
1983)776−777記載の公知化合物から数工程
で誘導できる化22とカーボハイドレートリサーチ13
5  203−218(1985)記載の公知化合物化
23とからLewis酸の存在下容易に得ることができ
る。化15は構造確認のため、アセチル化して化16を
得る。化15はエチルアルコールなどの有機溶媒中ヒド
ラジンを作用させ化17を得、ピリジンなどの塩基の存
在下無水酢酸を作用させ化18に変換できる。化18は
、テトラヒドロフラン中、テトラ−n−ブチルアンモニ
ウムフルオリドで化19に変換でき、1,2−ジクロロ
エタンなどの有機溶媒中で炭酸カリウムやジアザビシク
ロウンデセンなどの塩基の存在下トリクロロアセトニト
リルと反応して化20とすることができる。
【0024】
【化15】
【0025】
【化16】
【0026】
【化22】
【0027】
【化23】
【0028】
【化17】
【0029】
【化18】
【0030】
【化19】
【0031】
【化20】 化20と化21をアルゴン気流下、分子篩例えばA型,
B型または天然ゼオライトなどの存在下1,2−ジクロ
ロエタンなどの有機溶媒中でLewis酸を触媒として
反応させ化7と化8のオリゴ糖脂質誘導体を得ることが
できる。化7と化8のオリゴ糖脂質誘導体はクロマトグ
ラフィ−により容易に分離できる。化7または化8のオ
リゴ糖脂質誘導体はチオ酢酸あるいは、二重結合が還元
されないように被毒して活性を低下させた触媒(例えば
、パラジウム−硫酸バリウム/キノリン)系を用いる水
素添加後アセチル化などにより、化9または化10に誘
導できる。化9または化10はテトラヒドロフラン中、
n−ブチルアンモニウムフルオリドで脱TBDPS化し
、ただちにアセチル化することにより化11または化1
2に誘導できる。
【0032】化11または化12のオリゴ糖脂質誘導体
を、メチルアルコールなどの有機溶媒中でナトリウムメ
チラートのような塩基を作用させ、化13または化14
のオリゴ糖脂質を得る事ができる。
【0033】
【発明の効果】本発明の糖脂質誘導体は、これを用いて
哺乳動物を感作することによって、糖鎖部分に対する抗
体を産生させることができる。本発明の糖脂質誘導体は
本発明方法によって製造する事ができる。
【0034】
【実施例】以下本発明を実施例でさらに詳しく説明する
。しかし本発明はこれら実施例のみに限定されるもので
はない。なお、1H  NMRにおいて化合物のナンバ
ーリングは、化25,化26の通りである。
【0035】
【化25】
【0036】
【化26】 実施例1 100mgの化合物化24を1mlの1,2−ジクロロ
エタンに溶解させ、アルゴン置換をし、−25℃に冷却
し116μlのトリクロロアセトニトリルを加え、26
μlのジアザビシクロウンデセンを加え室温に昇温し2
時間攪拌した。反応終了後、反応液をそのままシリカゲ
ルフラッシュカラムクロマトグラフィー(トルエン:酢
酸エチル=4:1で展開)にて精製し80mgの油状物
化23を得た。
【0037】アルゴン置換した反応器に、57mgの化
22及び80mgの化23を加え、さらに分子篩200
mgを加え、−20度で攪拌し、2.1mgのボロント
リフルオリドエーテル錯体の91μlの1,2−ジクロ
ロエタン溶液を加え、1晩室温で攪拌した。反応液をク
ロロホルムで希釈し、濾過後飽和重炭酸水素ナトリウム
水溶液、及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶液を減圧下留去し、残渣の油状物をゲ
ル濾過し(Toyopearl  HW−40F、メチ
ルアルコール溶出)、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(トルエン:酢酸エチル=1:2)にて精製し、4
4mgの化15を得た。
【0038】化15の1H  NMR  400MHz
,  CDCl3  δppm 7.3−7.7(m,14H,H−Arom−atic
),5.62(dd,1H,H−32,  J=7.8
Hz,J=10.3Hz),5.32(d,1H,H−
12、J1,2=8.3Hz),5.27(dd,1H
,H−44,J4,5<1.0Hz),5.19(dd
,1H,H−24,J2,3=10.7Hz),5.1
1(dd,1H,H−23,J2,3=10.3Hz)
,4.96(dd,1H,H−33,J3,4=  3
.4Hz),4.89(dd,1H,H−34,J3,
4=3.4Hz),4.56(d,1H,H−13,J
1,2=7.8Hz),4.54(dd,1H,H−6
B2),4.35(d,1H,H−14,J1,2=7
.8Hz),4.21(d,1H,H−11,J1,2
=7.8Hz),4.12(1H,H−6A2),4.
10(1H,H−22),4.07(1H,H−6B3
),4.04(1H,H−6A3),4.01(dd,
1H,H−6B4,J=7.3Hz,J=10.8Hz
),3.90(2H,H−6B1,H−6A4),3.
88(1H,H−53),3.80(1H,H−42)
,3.79(1H,H−52),3.74(d,1H,
H−41,J4,5=0Hz),3.61(dd,1H
,H−21,J2,3=10.3Hz),3.43(1
H,H−6A1),3.42(1H,H−54),3.
13(dd,1H,H−31,J3,4=2.9Hz)
,3.04(dd,1H,H−51,J=4.9Hz,
J=7.8Hz),2.78(bs,1H,OH),e
achs,30H,Ac(2.16,2.15,2.1
2,2.07,2.06,2.02,2.01,1.9
8,1.96,1.87),1.00(s,9H,t−
Bu) (3と4のガラクトースの環水素のナンバリングはそれ
ぞれ入れ代わる可能性がある) 実施例2 19mgの化合物化15を0.5mlのピリジンに溶解
し、0.2mlの無水酢酸、5mgジメチルアミノピリ
ジンを加え、室温で24時間攪拌した。氷水を加え、ク
ロロホルム抽出、塩水洗浄、硫酸マグネシウム乾燥後、
溶媒を減圧下留去し、残渣の油状物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィ−(ヘキサン:酢酸エチル=1:1展
開)にて精製し16mgの油状物化16を得た。
【0039】化16の1H  NMR  400MHz
,  CDCl3  δppm 7.23−7.85(m,14H,H−Aromati
c),5.62(dd,1H,H−32,  J3,4
=8.4Hz),5.32(d,1H,H−12、J1
,2=8.4Hz),5.32(dd,1H,H−44
,J4,5=0.6Hz),5.29(dd,1H,H
−43,J4,5=0.6Hz),5.17(d,1H
,H−41,J4,5=0Hz),5.12(dd,1
H,H−24,J2,3=11.2Hz),5.11(
dd,1H,H−23,J2,3=11.2Hz),4
.96(dd,1H,H−34,J3,4=4.0Hz
),4.93(dd,1H,H−33,J3,4=4.
0Hz),4.60(dd,1H,H−6B2,J6A
,6B=12.8Hz),4.53(each,d,2
H,H−13,H−14,J1,2=8.0Hz),4
.26(1H,H−11,J1,2=7.6Hz),4
.15(1H,H−22,J2,3=10.4Hz),
4.02(1H,H−6A2),3.99〜4.11(
m,4H,H−6A3,H−6A4,H−6B3,H−
6B4),3.86(1H,H−54),3.83(1
H,H−42,),3.72(1H,H−53,),3
.70(1H,H−52),3.63(dd,1H,H
−6B1,J5,6B=4.0Hz,J6A,6B=1
1.2Hz),3.50(1H,H−21,J2,3=
11.2Hz),3.38(1H,H−31,J3,4
=3.2Hz),3.32〜3.42(m,2H,H−
51,H−6A1),2.15(s,3H,Ac),2
.14(s,3H,Ac),2.07(s,9H,Ac
),2.05(s,6H,Ac),2.02(s,3H
,Ac),1.97(s,6H,Ac),1.87(s
,3H,Ac),0.94(s,9H,t−Bu) (3と4のガラクトースの環水素のナンバリングはそれ
ぞれ入れ代わる可能性がある) 実施例3 30mgの化16を3mlの2%抱水ヒドラジンのエチ
ルアルコール溶液中で終夜加熱還流した。反応液を減圧
下留去し真空ポンプで減圧し乾燥し化17を得た。化1
7の乾燥物を2mlのピリジンに溶解し、1mlの無水
酢酸、5mgのジメチルアミノピリジンを加え、室温で
24時間攪拌した。氷水を加え、クロロホルム抽出、塩
水洗浄、硫酸マグネシウム乾燥後、溶媒を減圧下留去し
、残渣の油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−
(トルエン:酢酸エチル=1:2展開)にて精製し16
mgの油状物化18を得た。
【0040】化18の1H  NMR  400MHz
,  CDCl3  δppm 7.23−7.85(m,10H,H−Aromati
c),5.34(d,1H,H−43,  J4,5=
0Hz),5.33(d,1H,H−44、J4,5=
0Hz),5.21(d,1H,H−41,J4,5=
0Hz),5.13(dd,1H,H−24,J2,3
=10.0Hz),5.12(dd,1H,H−23,
J2,3=10.0Hz),5.00(d,1H,H−
NH2,J=9Hz),4.97(dd,1H,H−3
4,J3,4=3.0Hz),4.95(dd,1H,
H−33,J3,4=3.0Hz),4.87(t,1
H,H−32,J3,4=9.5Hz),4.66(d
,1H,H−14,J1,2=8.0Hz),4.45
(d,1H,H−13,J1,2=8.0Hz),4.
40(dd,1H,H−6B2,J5,6B=3Hz,
J6A,6B=12.0Hz),4.15(d,1H,
H−12,J1,2=8.5Hz),4.07〜4.1
6(m,3H,H−6A4,H−6B3,H−6B4)
,4.04(dd,1H,H−6A3,),4.02(
dd,1H,H−6A2,J5,6A=4.5Hz,J
6A,6B=12.0Hz),3.99(d,1H,H
−11,J1,2=7.5Hz),3.82(1H,H
−22,J2,3=9.5Hz),3.82(2H,H
−53,H−54),3.67(t,1H,H−42,
J4,5=9.5Hz),3.65(1H,H−6B1
,),3.62(dd,1H,H−21,J2,3=1
0.0Hz),3.43(dd,1H,H−31,J3
,4=3.0Hz),3.34〜3.41(2H,H−
51,H−6A1),3.30(ddd,1H,H−5
2,J5,6A=4.5Hz),2.17(s,9H,
Ac),2.07(s,6H,Ac),2.06(s,
3H,Ac),2.03(s,3H,Ac),2.01
(s,3H,Ac),1.98(s,9H,Ac),1
.60(s,3H,Ac),1.06(s,9H,t−
Bu)(3と4のガラクトースの環水素のナンバリング
はそれぞれ入れ代わる可能性がある) 実施例4 713mgの化合物化18をテトラヒドロフラン50m
lに溶解した溶液に、89.5mgの酢酸を加え、−2
5℃に冷却し990μlのテトラ−n−ブチルアンモニ
ウムフルオリドのテトラヒドロフラン溶液を滴下した。 反応液を室温で4時間攪拌した後、クロロホルムで希釈
し飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した溶
媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマ
トグラフィ−(トルエン:酢酸エチル=1:1〜1:4
で展開)にて精製し404mgの油状物化19を得た。
【0041】356mgの化合物化19と1.65gの
炭酸カリウムの混合物に30mlの1,2−ジクロロエ
タンを加え、アルゴン置換をし、−25℃に冷却し86
1mgのトリクロロアセトニトリルを加え、室温で終夜
攪拌した。反応終了後、反応液をそのままシリカゲルフ
ラシュカラムクロマトグラフィ−(トルエン:酢酸エチ
ル=1:3で展開)にて精製し265mgの油状物化2
0を得た。
【0042】アルゴン置換した反応器に分子篩1gを加
え265mgの化20及び202mgの化21を加え、
さらに、−10度で攪拌し、39.6μlの1Mトリメ
チルシリルトリフルオロメタンスルホン酸の1,2−ジ
クロロメタン溶液を加え、1晩室温で攪拌した。反応液
をクロロホルムで希釈し、濾過後飽和重炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶液を減圧下留去し、残渣の油状物
をゲル濾過し(ToyopearlHW−40F、メチ
ルアルコール溶出)、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィ−(トルエン:酢酸エチル=5:1〜1:1)にて精
製し、29mgの化7及び54mgの化8を得た。
【0043】化7の1H  NMR  400MHz,
  CDCl3  δppm 7.23−7.85(m,20H,H−Aromati
c),7.06(d,1H,H−NH1,J=7.0H
z),6.88(d,1H,H−NH4,J=8.0H
z),5.46(dd,1H,H−34,),5.37
(dd,1H,H−41,J4,5=15.0Hz),
5.33(dd,1H,H−45,J4,5=1.0H
z),5.24(d,1H,H−43,J4,5=0H
z),5.24(d,1H,H−46),5.12(d
d,1H,H−26,J2,3=10.5Hz),5.
10(dd,1H,H−25,J2,3=10.5Hz
),4.94(dd,1H,H−36,J3,4=3.
0Hz),4.94(dd,1H,H−35,J3,4
=3.0Hz),4.86(d,1H,H−14,J1
,2=8.0Hz,),4.54(t,1H,H−31
,J3,4=8.0Hz),4.47(d,1H,H−
15,J1,2=8.0Hz),4.44(1H,H−
13,J1,2=4.0Hz),4.44(d,1H,
H−16,J1,2=8.0Hz),4.43(1H,
H−6B4),4.23(dd,1H,H−22,J=
3.5Hz,J=5.0Hz),4.12(1H,H−
6A4),4.07(1H,H−6B3),4.06(
1H,H−21,J2,3=8.0Hz),3.95(
dd,1H,H−1B1,J1A,1B=12.0Hz
,J1B,2=5.0Hz),3.83(1H,H−6
A33),3.82(1H,H−33,J3,4=4.
0Hz),3.66(1H,H−44),3.64(1
H,H−54),3.40(1H,H−53),3.3
2(1H,H−23),3.28(1H,H−24),
2.15(s,3H,Ac),2.13(s,3H,A
c),2.10(s,6H,Ac),2.06(s,3
H,Ac),2.04(s,3H,Ac),2.03(
s,3H,Ac),2.01(s,3H,Ac),1.
98(s,3H,Ac),1.96(s,3H,Ac)
,1.95(s,3H,Ac),1.76(s,3H,
Ac),1.12(s,9H,t−Bu),1.07(
s,9H,t−Bu),0.87(t,6H,Me) (5と6のガラクトースの環水素のナンバリングはそれ
ぞれ入れ代わる可能性がある) 化8の1H  NMR  400MHz,  CDCl
3  δppm 7.23−7.85(m,20H,H−Aromati
c),7.10(d,1H,H−NH1,J=7.0H
z),6.92(d,1H,H−NH4,J=9.0H
z),5.35(1H,H−51,),5.34(1H
,H−45,),5.32(1H,H−46,),5.
29(dd,1H,H−41,J4,5=15.0Hz
),5.24(d,1H,H−43),5.18(dd
,1H,H−34,J3,4=9.0Hz),5.14
(dd,1H,H−25,J2,3=10.0Hz),
5.09(dd,1H,H−26,J2,3=10.0
Hz),4.99(dd,1H,H−35,J3,4=
3.5Hz),4.94(dd,1H,H−36,J3
,4=3.5Hz,),4.62(d,1H,H−15
,J1,2=8.0Hz),4.58(d,1H,H−
14,J1,2=8.0Hz),4.53(dd,1H
,H−31,J3,4=7.0Hz),4.48(d,
1H,H−16,J1,2=8.0Hz),4.42(
dd,1H,H−6B4,J6A,6B=12.0Hz
),4.29(1H,H−22,),4.25(1H,
H−21),4.08(1H,H−1B1),4.08
(1H,H−6A4),4.05(d,1H,H−13
,J1,2=8.5Hz,),4.00〜4.09(m
,4H,H−6A5,H−6A6,H−6B5,H−6
B6),3.83(1H,H−56),3.84(1H
,H−24,J2,3=10.0Hz),3.81(d
d,1H,H−6B3),3.72(t,1H,H−4
4,J4,5=9.0Hz),3.58(1H,H−5
3),3.56(1H,H−54),3.45(dd,
1H,H−6A3),3.40(1H,H−33),3
.38(1H,H−23),3.22(t,1H,H−
1A1,J1A,1B=9.0Hz,J1A,2=9.
0Hz),(each  s,36H,Ac,2.15
,2.14,2.12,2.09,2.06,2.05
,2.04,2.03,1.98,1.97,1.96
,1.64),1.12(s,9H,t−Bu)1.0
7(s,9H,t−Bu),0.87(t,6H,Me
) (5と6のガラクトースの環水素のナンバリングはそれ
ぞれ入れ代わる可能性がある) 実施例5 28mgの化合物化7をアルゴン置換し、チオ酢酸10
0μlを加え、室温で8日間攪拌した後、チオ酢酸を減
圧下留去した。得られた残渣をフラッシュシリカゲルク
ロマトグラフィー(トルエン:酢酸エチル=1:1〜1
:3で展開)にて精製し14mgの油状物化9を得た。
【0044】化9の1H  NMR  400MHz,
  CDCl3  δppm 7.23−7.85(m,20H,H−Aromati
c),7.18(d,1H,H−NH1,),6.24
(d,1H,H−NH3,J2,NH=10.0Hz)
,5.95(d,1H,H−NH4,J2,NH=9.
0Hz),5.67(dt,1H,H−51,J4,5
=15.0Hz),5.35(d,1H,H−45,J
4,5=0Hz),5.34(d,1H,H−46,J
4,5=0Hz),5.32(1H,H−41),5.
27(d,1H,H−43,J4,5=0Hz),5.
16(t,1H,H−34,J3,4=10.0Hz)
,5.11(dd,1H,H−25,J2,3=11.
0Hz),5.05(dd,1H,H−26,J2,3
=11.0Hz),4.96(dd,1H,H−35,
J3,4=4.0Hz,),4.91(dd,1H,H
−36,J3,4=4.0Hz),4.53(d,1H
,H−16,J1,2=8.0Hz),4.52(d,
1H,H−14,J1,2=8.0Hz),4.47(
d,1H,H−15,J1,2=8.0Hz),4.4
5(1H,H−6B4),4.44(1H,H−23)
,4.36(d,1H,H−13,J1,2=4.0H
z),4.34(1H,H−31),4.23(1H,
H−22,J=5.0Hz),4.12(1H,H−2
1),4.08(1H,H−6A4),3.90〜4.
15(m,4H,H−6A5,H−6B5,H−6A6
,H−6B6),3.83〜3.90(m,2H,H−
55,H−56),3.78〜3.85(m,2H,H
−6A3,H−6B3),3.77(1H,H−33)
,3.76(1H,H−24,J2,3=10.0Hz
),3.72(t,1H,H−44,J4,5=10.
0Hz),3.62(ddd,1H,H−54,J5,
6=2.5Hz,J5,6=5.0Hz),3.58(
1H,H−1B1,J1B,2=2.0Hz),3.3
7(dd,H−53,J5,6=6.0Hz,J5,6
=10.0Hz),2.92(t,1H,H−1A1,
J1A,1B=J1A,2=11.0Hz),  2.
14(s,6H,Ac),2.12(s,3H,Ac)
,2.09(s,3H,Ac),2.07(s,3H,
Ac),2.04(s,6H,Ac),2.03(s,
3H,Ac),2.02(s,3H,Ac),1.96
(s,3H,Ac),1.95(s,3H,Ac),1
.83(s,3H,Ac),1.71(s,3H,Ac
),1.07(s,18H,t−Bu),0.87(t
,6H,Me) (5と6のガラクトースの環水素のナンバリングはそれ
ぞれ入れ代わる可能性がある) 実施例6 化合物化856mgをアルゴン置換し、チオ酢酸100
μlを加え、室温で2日間攪拌した後、チオ酢酸を減圧
下留去した。得られた残渣をフラッシュシリカゲルクロ
マトグラフィー(トルエン:酢酸エチル=1:1〜1:
3で展開)にて精製し30mgの油状物化10を得た。
【0045】化10の1H  NMR  400MHz
,  CDCl3  δppm 7.12(d,1H,H−NH1,J2,NH=8.0
Hz) 6.50(bs,1H,H−NH4) 5.94(bs,1H,H−NH3) 5.45(dt,1H,H−51,J4,5=16.0
Hz,J5,6A=J5,6B=6.0Hz)5.36
(1H,H−46,J3,4=4.0Hz)5.36(
1H,H−45,J3,4=4.0Hz))5.32(
1H,H−43) 5.28(dd,1H,H−41,J3,4=7.0H
z) 5.16(t,1H,H−34,J2,3=J3,4=
9.0Hz) 5.10(dd,1H,H−25,J1,2=8.0H
z,J2,3=10.0Hz) 5.09(dd,1H,H−26,J1,2=8.0H
z,J2,3=10.0Hz) 4.96(dd,H−35) 4.95(dd,1H,H−36) 4.68(d,1H,H−13,J1,2=8.0Hz
),4.60(d,1H,H−16)4.57(d,1
H,H−14,J1,2=8.0Hz) 4.48(d,1H,H−15) 4.45(1H,H−33) 4.45(dd,1H,H−6B4,J6A,6B=1
2.0Hz) 4.34(dd,1H,H−31) 4.30(t,1H,H−2´2,J2´,3´A=J
2´,3´B=6.0Hz) 4.25(m,1H,H−21,J1A,2=7.0H
z) 4.08(1H,H−6A4) 4.00〜4.15(2H,H−6A5,H−6B5)
4.00〜4.15(2H,H−6A6,H−6B6)
3.88(1H,H−24) 3.85(1H,H−55) 3.85(1H,H−56) 3.81(dd,1H,H−6B3,J5,6B=4.
0Hz,J6A,6B=12.0Hz)3.76(1H
,H−44) 3.72(1H,H−1B1,J1A,1B=11.0
Hz) 3.72(1H,H−53,J5,6A=7.0Hz)
3.59(ddd,1H,H−54) 3.49(dd,1H,H−6A3) 3.36(1H,H−23) 3.33(dd,1H,H−1A1) 2.14(s,6H,H−Ac,H−Ac)2.10(
s,6H,H−Ac,H−Ac)2.09(s,3H,
H−Ac) 2.06(s,3H,H−Ac) 2.05(s,6H,H−Ac,H−Ac)2.04(
s,3H,H−Ac) 2.02(s,3H,H−Ac) 1.96(s,6H,H−Ac,H−Ac)1.77(
s,3H,H−Ac) 1.10(s,9H,H−tBu) 1.05(s,9H,H−tBu) 0.96(t,6H,H−Me,H−Me)実施例7 11mgの化合物化9を4mlのテトラヒドロフランに
溶解し、60μlのテトラ−n−ブチルアンモニウムフ
ルオリドの1Mテトラヒドロフラン溶液を加え50℃で
終夜攪拌した後、溶媒をを減圧下留去した。得られた残
渣をピリジン中、無水酢酸でアセチル化した。フラッシ
ュシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチルで展開)
にて精製し9mg  の油状物化11を得た。
【0046】化11の1H  NMR  400MHz
,  CDCl3  δppm 6.70(d,1H,H−NH1,J2,NH=9.0
Hz) 6.10(d,1H,H−NH3,J2,NH=10.
0Hz) 5.97(d,1H,H−NH4,J2,NH=10.
0Hz) 5.85(dt,1H,H−51) 5.52(dd,1H,H−41,J4,5=15.0
Hz) 5.41(dd,1H,H−31,J3,4=7.0H
z) 5.36(d,1H,H−45,J4,5=0Hz)5
.33(d,1H,H−46,J4,5=0Hz)5.
27(d,1H,H−43,J4,5=0Hz)5.1
2(H−2´2) 5.11(dd,1H,H−25,J2,3=10.0
Hz) 5.08(dd,1H,H−26,J2,3=10.0
Hz) 5.04(dd,1H,H−34,J3,4=8.0H
z) 4.97(dd,1H,H−35,J3,4=4.0H
z) 4.94(dd,1H,H−36,J3,4=4.0H
z) 4.70(d,1H,H−13,J1,2=4.0Hz
) 4.62(d,1H,H−16,J1,2=8.0Hz
) 4.54(1H,H−23,J2,3=10.0Hz)
4.49(1H,H−21,J2,3=4.0Hz)4
.48(d,1H,H−15,J1,2=8.0Hz) 4.44(dd,1H,H−6B4,J6A,6B=1
2.0Hz) 4.39(d,1H,H−14,J1,2=8.0Hz
) 4.14(1H,H−6B6) 4.13(1H,H−6A4) 4.11(1H,H−6B5) 4.07(1H,H−6A5) 4.04(1H,H−6A6) 4.00(1H,H−24,J2,3=10.0Hz)
3.98(1H,H−6B3) 3.88(1H,H−33,J3,4=4.0Hz)3
.86(1H,H−55) 3.85(1H,H−6A3) 3.84(1H,H−56) 3.74(t,1H,H−44,J4,5=8.0Hz
) 3.72(1H,H−1B1) 3.67(ddd,1H,H−54,J5,6A=6.
0Hz,J5,6B=3.0Hz) 3.36(dd,1H,H−53,J5,6=8.0H
z,J5,6=10.0Hz) 3.18(dd,1H,H−1A1) 2.15,2.15,2.13,2.12,2.11,
2.07,2.06,2.05,2.05,2.05,
2.03,2.01,1.97,1.96,1.88(
Ac) 0.88(Me) 実施例8 28mgの化合物化10を4mlのテトラヒドロフラン
に溶解し124μlのn−ブチルアンモニウムフルオリ
ドの1Mテトラヒドロフラン溶液を加え50℃で終夜攪
拌した後、溶媒をを減圧下留去した。得られた残渣をピ
リジン中、無水酢酸でアセチル化した。フラッシュシリ
カゲルクロマトグラフィー(酢酸エチルで展開)にて精
製し18mgの油状物化12を得た。
【0047】化12の1H  NMR  400MHz
,  CDCl3  δppm 7.80(d,1H,H−NH4) 7.68(d,1H,H−NH3) 7.58(d,1H,H−NH1) 5.75(dt,1H,H−51) 5.34(1H,H−41,J4,5=15.0Hz)
5.32(1H,H−45) 5.31(1H,H−46) 5.26(1H,H−43) 5.25(1H,H−31,J3,4=7.0Hz)5
.07(t,1H,H−34,J3,4=10.0Hz
) 5.02(1H,H−25) 4.99(1H,H−26) 4.96(1H,H−36) 4.96(1H,H−35) 4.60(d,1H,H−16,J1,2=8.0Hz
) 4.55(d,1H,H−15,J1,2=8.0Hz
) 4.50(d,1H,H−14,J1,2=8.0Hz
) 4.49(1H,H−13) 4.25(m,1H,H−21) 4.14(1H,H−33) 3.81(1H,H−24,J2,3=10.0Hz)
3.75(1H,H−1B1) 3.72(1H,H−44) 3.64(1H,H−23) 3.60(1H,H−54) 3.51(dd,1H,H−1A1,J1A,B=11
.0Hz,J1A,2=5.0Hz)2.09×3,2
.06,2.01,2.00×2,1.99×2,1.
94,1.93,1.89×2,1.77,1.70(
Ac) 0.82×2(t,Me) 実施例9 7mgの化合物化11を4mlのテトラヒドロフラン:
メチルアルコール(1:1)溶液に溶解し、4μlのナ
トリウムメチラートのメチルアルコール溶液を加え、室
温で終夜攪拌した後、反応液をDowex50W−X8
で中和し、ToyopearlHW−40F(クロロホ
ルム:メチルアルコール:水=55:40:10で溶出
)で2回ゲル濾過し、溶媒を減圧下留去し4mg の化
13を得た。
【0048】化13の1H  NMR  400MHz
,  CDCl3  δppm 6.20(dt,1H,H−51) 6.07(dd,1H,H−41) 5.42(d,1H,H−13,J1,2=4.0Hz
) 4.98(d,1H,H−16,J1,2=8.0Hz
) 4.92(d,1H,H−15,J1,2=8.0Hz
) 4.87(d,1H,H−14,J1,2=8.0Hz
) 2.19(s,NAc) 2.15(s,NAc) 実施例10 7mgの化合物化12を4mlのテトラヒドロフラン:
メチルアルコール(1:1)溶液に溶解し、4μlのナ
トリウムメチラートのメチルアルコール溶液を加え、室
温で終夜攪拌した後、反応液をDowex50W−X8
で中和し、ToyopearlHW−40F(クロロホ
ルム:メチルアルコール:水=55:40:10で溶出
)で2回ゲル濾過し、溶媒を減圧下留去し4mg の化
14を得た。
【0049】化14の1H  NMR  400MHz
,  CDCl3  δppm 8.62(d,1H,H−NH4,J2,NH=7.0
Hz) 8.59(d,1H,H−NH3,J2,NH=9.0
Hz) 8.06(d,1H,H−NH1,J2,NH=9.0
Hz) 5.97(dd,1H,H−41,J4,5=15.0
Hz) 5.91(dt,1H,H−51,J5,6=6.0H
z) 5.15(d,1H,H−13,J1,2=8.0Hz
) 5.06(d,1H,H−14,J1,2=8.0Hz
) 4.97(d,1H,H−16,J1,2=8.0Hz
) 4.97(d,1H,H−15,J1,2=8.0Hz
) 4.83(1H,H−23) 4.73(1H,H−21) 4.69(1H,H−31,J3,4=6.0Hz)4
.60(1H,H−1B1) 4.58(1H,H−43) 4.45(1H,H−33) 4.42(1H,H−24) 4.42(1H,H−25) 4.30(1H,H−26) 4.28(1H,H−1A1) 2.23(s,NAc) 2.17(s,NAc) 0.88(t,Me) 0.87(t,Me)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式化1 【化1】 で表わされるオリゴ糖誘導体。(式中R11は保護基な
    いしは水素原子であり、R1、R2はいずれか一方が水
    素原子で他方がYであり、R3、R4は両方が水素原子
    、あるいは、いずれか一方が水素原子で他方がアセチル
    基、あるいは両者が共同してN−フタリル基を表し、Y
    はOH、OTBDPS、OC(=NH)CCl3を表す
    。)
  2. 【請求項2】一般式化2 【化2】 (式中R1、R2、R3、R4、Yは前記と同様、R1
    3は水素またはアセチル基を表す)で示される請求項1
    に記載のオリゴ糖誘導体。
  3. 【請求項3】一般式化3、化4 【化3】 【化4】 (式中R3、R4は前記と同様、R5、R6は、いずれ
    か一方が水素原子で他方が水酸基あるいはいずれか一方
    が水素原子で他方がOC(=NH)CCl3を表す)で
    示される請求項2に記載のオリゴ糖誘導体。
  4. 【請求項4】一般式化5 【化5】 (式中R3,R4は両方が水素原子、あるいはいずれか
    一方が水素原子で他方がアセチル基、あるいは両者が共
    同してN−フタリル基を表し、R12は保護基ないしは
    水素原子を表し、R7、R8はいずれか一方が水素原子
    で他方が一般式化24を表し、 【化24】 (式中m、nは10ないし25の正の整数を表わし、R
    9、R10は独立して水素原子、アセチル基、TBDP
    S基を表す)XはN3、NH2、NHAcを表す)で示
    されるオリゴ糖脂質、あるいはオリゴ糖脂質誘導体。
  5. 【請求項5】一般式化6 【化6】 (式中R7、R8、Xは前記と同様)で示される請求項
    4に記載のオリゴ糖脂質、あるいはオリゴ糖脂質誘導体
  6. 【請求項6】式化7〜式化14 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】 【化11】 【化12】 【化13】 【化14】 のいずれかで示される請求項4に記載のオリゴ糖脂質、
    あるいはオリゴ糖脂質誘導体。
  7. 【請求項7】式化7で表されるオリゴ糖脂質誘導体を還
    元し、1ポットあるいは2工程でアセチル化し式化9で
    表されるオリゴ糖脂質誘導体とし、脱TBDPS化した
    後アセチル化し式化11で表されるオリゴ糖脂質誘導体
    とし、脱アセチル化して式化13で表されるオリゴ糖脂
    質を得るオリゴ糖脂質の製造方法。 【化7】 【化9】 【化11】 【化13】
  8. 【請求項8】式化8で表されるオリゴ糖脂質誘導体を還
    元し、1ポットあるいは2工程でアセチル化し式化10
    で表されるオリゴ糖脂質誘導体とし、脱TBDPS化し
    た後アセチル化し式化12で表されるオリゴ糖脂質誘導
    体とし、脱アセチル化して式化14で表されるオリゴ糖
    脂質を得るオリゴ糖脂質の製造方法。 【化8】 【化10】 【化12】 【化14】
  9. 【請求項9】式化3で表されるオリゴ糖脂質誘導体のう
    ちR3、R4が両者で共同してN−フタリル基で表され
    るオリゴ糖脂質誘導体を、ヒドラジンで脱N−フタリル
    化し、アセチル化し、脱TBDPS化後、イミデート化
    した後、Lewis酸存在下式化21で表されるセラミ
    ド誘導体と反応させて式化7と式化8で表されるオリゴ
    糖脂質誘導体を得るオリゴ糖脂質誘導体の製造方法。 【化3】 【化21】 【化7】 【化8】
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