JPH03251594A - 糖脂質およびその製造法 - Google Patents

糖脂質およびその製造法

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JPH03251594A
JPH03251594A JP4579490A JP4579490A JPH03251594A JP H03251594 A JPH03251594 A JP H03251594A JP 4579490 A JP4579490 A JP 4579490A JP 4579490 A JP4579490 A JP 4579490A JP H03251594 A JPH03251594 A JP H03251594A
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JP
Japan
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general formula
group
formula
chx
hydrogen
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JP4579490A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Horie
堀江 隆一
Kazutoshi Hara
原 一利
Kimio Katsuura
勝浦 公男
Koichi Nakano
中野 功一
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は新規な糖脂質誘導体及びその製造方法に関する
ものである。
[従来の技術] スフィンゴ糖脂質の糖鎖は、癌に関連した抗原決定部位
として細胞表面に存在していることが知られている。す
なわち、細胞が癌化することにより、糖脂質糖鎖が変化
し、正常細胞では見られないような糖脂質が癌細胞表面
に検出されることが報告されている。
[発明が解決しようとする課題] 糖蛋白質の糖鎖は、糖脂質と同様に細胞が癌化すると癌
性変化を起こすことが知られている。特にムチン型糖蛋
白質は血清中に分泌されることが知られており、癌関連
抗原として非常に有用である。ところが、ムチン型糖蛋
白質を抗原としてモノクローナル抗体を作成すると、蛋
白質部分に関する抗体が得られ、糖鎖に関する抗体は得
ることが困難であった。従って、ムチン型糖蛋白質糖鎖
に対する抗体を得るための抗原となる化合物を開発する
ことは重要な技術的課題である。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは上記課題について鋭意検討を重ねた結果、
本発明に到達した。
すなわち本発明は、一般式(1)で表わされる糖脂質誘
導体である。
(式中 Rは水素または低級アシル基、 XはN   NHCOCH3またはNF2.3′ RRは、いずれか一方が水素で、他方が1′2 一般式(2)または(3) を示す。
一般式(2) 式中 Rは−CHX  −CHX  −(CH2)。
3    1   2 −CH3で、 xx  は、a ) X  = H、X 2 = H%
1°  21 b)X  −ORX  −H,または 1  5”  2 c)X  −ORX  −0R 15°  25 Rは−CH(OR)−CHX3−CHX45 (CH)  −CHまたは、 2m       3 ゝ 一〇−(CH2)m−CH3で 1 X3.X4は、d)X3−H,X4−H。
e)X   X  は両者合体して二重結合、3′4 またはf)X  −ORX  −R 35″ 4 R5は水素、アセチル基、ベンゾイル基、t−ブチルジ
メチルシリル基、またはt−ブチルジフェニルシリル基 n、mは10ないし25の正の整数 を表わす。
1−ICerまたはGal β1−4GlcNAcβ1
−BGalNACβ1−1Cerという、スフィンゴ糖
脂質誘導体となる。
またRは水素ばかりでなく、保護基であるアセチル基も
好ましい。R3については、特にXl−OR5、X2−
Hが、R4については、−CH(OR5)−CHX3−
CHX4− (CH2)mCH3でX3−H,X4−H
が好ましく、R5が水素又はベンゾイル基が好ましい。
m、nは天然物の糖脂質の脂質部分と同程度の10〜2
5である。
さらに本発明は、一般式(4) 式中RRは炭素数10ないし25のアルキロ′フ ル基である。) 特に一般式(1)においてRが水素であり、X1=OR
5、X2=H、R4は、−CH3であり、R1又はR2
が一般式%式% (式中 R8は低級アシル基、 Rは0COCHF、CI、Br。
9          3′ 0−C(−NH)CCI   SCHまた3°    
   3′ はOH。
RR 10’  11はどちらか一方が水素原子で、他方がア
セチル基、または、両者が共同してフタリル基 を示す。) で表わされるオリゴ糖に、一般式(5)または−般式(
6)で表わされる長鎖のアルキル鎖を持つ脂質を反応さ
せることにより、一般式(7)で表1つされる糖脂質誘
導体の製造方法である。
一般式(5) 一般式(6) 一般式(7) (式中 X5は一般式(2)または(3)を示し、RRRR 3′ 4″  5・  6′  7゛R8・R1゜R1
1、m、  nは前記と同様を示す。)特にR8がアセ
チル基、Rlo、11の一方が水素、他方がアセチル基
、X5が一般式(2)でR3のXl−0R5,X2−H
,R4が−CH(OR)−CHX  −CHX4− (
CH2)m3 CH3でX3−H,X4−H,R5がベンゾイル基の場
合、本発明の一般式(1)で表される化合物を容易に製
造できるので、好ましい組み合わせである。
さらに本発明は、この一般式(7)で表わされる化合物
のアジド基を還元してアミノ基に変換し、このアミノ基
をアセチル化し、必要に応じて水酸基の脱保護を行うこ
とを特徴とする一般式(1)で表わされる糖脂質誘導体
の製造方法である。
特にRが水素又はその保護基のアセチル基、R1又はR
2が一般式(2)を示し、Xl−0R5,X2−H,R
4−−CH(OR5)CHX3−CHX4− (CH,
2) m−CH3で、X  −H,X  −H,R5が
水素又はその保護基3       4 のベンゾイル基であることが好ましい。
本発明のうち次式(8)で表わされる糖脂質状−Tet
ra−0−acetyl−β−D−galactopy
ranosyl)−(1−4)−3,8−di−0−a
cetyl−2−deoxy−2−phthaliff
lldo−β−D−glueopyranosyl]t
richloroaeetoimidateと、ter
t−ButyldiphenyIsilyI−2−az
ldo−3−0−benzoyI−2−deoxY−β
−D−ga111QtOpyranQS1deをジクロ
ロメタン、1,2−ジクロロエタンなどの溶媒中、分子
篩及びHg (CN)   HgBr   HgO,A
g22′     2′ COCF SO3Ag、CF3SO3Si1  3 (CH)   またはBF  −Et20等のグリ3 
3°          3 コシデージヨン触媒の存在下に−20ないし130度程
度の温度で、ユないし120時間程度反応させて、次式
(9)で表わされる化合物に誘導し、この化合物をヒド
ラジン/エタノール等により処理して、フタリル基を除
去した後、無水酢酸/ピリジン/4−ジメチルアミノピ
リジン等により処理して次式(10)で表わされる化合
物に誘導し、さらにこの化合物ををテトラブチルアンモ
ニウムフルオライド等により処理して、1位のt−ブチ
ルジフェニルシリル基(TBDPS)を脱離して化合物
(11)に誘導した後、 H ジクロロメタンなどの溶媒中、塩基触媒下、トリクロロ
アセトニトリルと反応させ、化合物(12)を得ること
ができる。
tri触媒としては、K2CO2,NaH,1,ll−
ジアザビシクロ[5,4,01−7ウンデセン(D B
 U)等を例示することができる。反応温度は限定的で
はないが、−20ないし130度程度の温度を用いるこ
とができる。反応時間は反応条件によって変わり得るが
、1ないし120時間程度である。
この化合物(12)と次式(13)で表わされる脂質誘
導体を ジクロロメタン、1.2−ジクロロエタンなどの溶媒中
、分子篩及びグリコシデージ日ン触媒の存在下に、反応
させることにより糖脂質誘導体(14)を合成すること
ができる。
分子篩としては、A型、Y型または天然のゼオライトを
例示できる。またグリコシデージョン触媒としては、H
g (CN)   HgBr   Hg2°     
   2゜ 0、Ag  Co   CF  SOAg、CF352
    3’      3    30  S i(
CH)   B F  −E t 20等を例3   
      3B’3 示することかできる。反応温度は限定的ではないが、−
20ないし130度程度の温度を用いることができる。
反応時間は反応条件によって変わり得るが、1ないし1
20時間程度である。
得られた糖脂質誘導体(14)を、 1)水素添加によって、 2)そのアジド基にトリフェニルホスフィンを付加させ
たのち加水分解して、 3)エタノール等の溶媒中、N a B H4/N i
C12などで処理し、 アジド基をアミノ基に変換し、形成されたアミノ基をア
セチル化して化合物(15)を得ることが水素添加を行
う場合は、慣用の方法によって接触還元することにより
容具に達成できる。接触還元の触媒として、パラジウム
−炭素、酸化白金、ラネーニッケル、パラジウム−硫酸
バリウムなどを例示することができる。
糖脂質誘導体(14)にトリフェニルホスフィンを付加
させる場合には、この糖脂質誘導体の有機溶媒溶液中に
トリフェニルホスフィンを加え、必要に応じて攪拌を行
って保持することによって行うことができる。用いる有
機溶媒としてはテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル
、ジオキサンなどを例示することができる。その使用量
は限定的でなく糖脂質誘導体(14)を溶解することが
できる全以上あれば良いが、通常糖脂質誘導体(14)
1重量部に対して3ないし30重量部程度を用いる。ト
リフェニルホスフィンの量は等全以上、好ましくは糖脂
質誘導体1モルに対して5モル程度を用いる。反応温度
は限定的ではないが、−20ないし130度程度の温度
を用いることができる。反応時間は反応条件によって変
わり得るが、1ないし120時間程度である。トリフェ
ニルホスフィン付加体の加水分解は、反応系に水を加え
ることによって容易に達成できる。加える水の量は等全
以上であることが必要であるがその上限はまったく限定
的でない。通常付加体1モルに対して水2モルないし1
00モル程度用いる。反応温度は限定的でなく、溶媒系
が凍結しない程度の温度から溶媒系の沸点までの温度で
行うことができるが、室温付近で行って良い。反応時間
は反応条件によって変わり得るが、数時間ないし1日程
度である。生成物は溶媒抽出、液体クロマトグラフィー
等による分離などの慣用の手段で精製回収できる。
アセチル化はピリジン中、無水酢酸などのアセチル化剤
により慣用の方法で行うことができる。
その使用量も慣用の量で良く、例えばアミノ基に対して
1ないし10倍量程度のアセチル化剤と重量比で10な
いし100倍量程度の溶媒を使用できる。この生成物は
通常の方法でα体(15α)とβ体(15β)に精製分
離できる。
[実施例コ 以下本発明を実施例でさらに詳しく説明する。
なお、 HNMRにおいて化合物のナンバーリ次に、こ
の糖脂質誘導体(15α)及び(15β)を無水メタノ
ール、無水エタノールなどの溶媒中、触媒量のナトリウ
ムアルコラード等の塩基性触媒により脱アシル化し、目
的の化合物(8)及び(16)で表わされる糖脂質を合
成できる。
本発明の糖脂質誘導体を用いて哺乳動物を感作すること
によって、該糖脂質誘導体に対する抗体を産生させるこ
とができる。また、本発明の糖脂質誘導体は本発明方法
によって製造することができる。
また第1図〜第3図に各実施例における生成物を示す。
(実施例1) 0−[2,3,4,6−O−Tetra−0−acet
yl−β−D−galactopyranosyl)−
(1→4)−3,6−di−0−acetyl−2−d
eoxy−2−phthalimido−β−D−gl
ucopyranosylコtrichloroace
toimidate  2.256g、tert−Bu
tyldiphenylsj Iyl−2−azido
−3−0−benzoyl−2−deoxy−β−D−
galactopyranoside  1.100g
および、モレキュラーシーブス4 A 1.OOgを1
,2−ジクロロエタンに溶解させ、−20度に反応液を
冷却した。
この反応溶液にB F  −E t 200.851を
滴下し、1晩室温で攪拌した。反応終了後、反応混合物
を濾過し、濾液を、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄後、
硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を減圧下留去した。残渣
の油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−
へキサン:酢酸エチル−3=1で展開)にて精製し0.
783gの油状物(9)を得た。
(9)のIHNMR400MHz。
(CDCI   δppm) 8.14−7.12 (m、19H。
H−Aroma t i c)。
5.67 (dd、  IH,H−32J 3 、4 
= 8 、 3 Hz ) 。
5.33 (d、IH,H−12 J 1 、 2−8 、8 Hz ) 5.31 (d、IH,H−43)。
5.11 (dd、IH,H−23 J2. 3−10.7Hz)。
4.95 (dd、IH,H−33 J5,6a−1゜9Hz)。
4.70 (dd、IH,H−31 J 3.4−2. 9 Hz ) 。
4.54 (d、IH,H−13 J      =7. 8Hz)。
1.2 4.40 (d、IH,H−11 J      =7. 8Hz)。
1.2 4、 10−3. 96  (m、  5H,H426
a   6b3)。
1   2     3 3.93 (dd、IH,H−6b2 J6. 6b−12,2Hz)。
3.86 (dt、IH,H−51 J 5. 6b−9,3Hz)。
3.83 (dt、IH,H−53)。
3.78 (dd、IH,H−42 J、、  5=10.3Hz)。
3.70 (m、IH,H−52)。
3.45 (dd、IH,H−6a IJ5. 6a−
9,3Hz)。
3.26 (d、IH,4l−OH J=5. 4Hz)。
3.22 (dd、IH,H−6bI J6. 6b−4,4Hz)。
2、 35. 2. 1B、  2. 03. 1゜1
、 88. 1. 86 (each   s、  18H,Ac)。
1、 06  (s、  9H,tBu)。
95゜ (実施例2) 化合物(9) 0.783gをHNNH−HO/2  
2 2 E t OH=1:5040m1に溶解し、反応液を1
晩加熱環流させた。反応終了後放冷し、溶媒を減圧下留
去した。残渣を減圧下乾燥し、この残渣と 3Bの4−
ジメチルアミノピリジンをピリジン15ffllに溶解
した反応液に無水酢酸51を滴下し1晩攪拌した。
得られた残渣をクロロホルムに溶解し、飽和重曹水、飽
和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を減
圧下留去した。残渣の油状物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(n−へキサン:酢酸エチル−1=2で展
開)にて精製し0.592gの油状物(10)を得た。
(10)のIHNMR400MHz (CDCI   δppm) 7.80−7.12 (m、IOH。
H−Aroma t i c)。
5.35 (dd、IH,H−4、)。
5.22 (dd、IH,H−41 J、  5−0.5Hz)。
− 5,13(d、IH,2NH。
J=10.3Hz)。
5.12 (dd、IH,H−23 J 2. 3 = 10. 3 Hz ) 。
3 5.00−4.93 (m、2H,H−3,3)4.6
6 (dd、IH,H−31 J    =2.9Hz)。
3.4 4.48 (d、IH,H−11 J    =7.8Hz)。
1.2 4.45 (d、IH,H−13 J    =7.8Hz)。
1.2 4.40 (dd、IH,H−6a2)。
4.27 (d、IH,H−12 J 1. 2−7.8Hz)。
4.12 (dd、IH,H−6a3)。
4.09 (dd、IH,H−6b3)。
4.03 (dd、IH,H−6b2)。
3.86 (dt、IH,H−53 J 5. 6b−6,8Hz)。
3.79−3.65 (m、3H,H−212 2,4)。
3.61  (dd、IH,H−6aIJ、、6a−5
,4Hz。
J、  6b−10,8Hz) 3.47 (dt、IH,H−51 J 5. 6.−5.4Hz)。
3.44−3.34 (m、2H,H−6b152)。
2、 16. 2. 15. 2. 08. 2. 0
7゜2、 05. 2. 03. 2. 01. 1.
 97゜1、 73  (each   s、  27
H,Ac)。
1、 09  (s、  9H,tBu)。
(実施例3) 化合物(10) 0.592gをテトラヒドロフラン1
01に溶解した反応液を一20度に冷却し、INテトラ
ブチルアンモニウムフルオライドのテトラヒドロフラン
溶液を滴下した。反応液を1時間攪拌した後、水50n
+lを加えた反応混合物を、クロロホルムで抽出した。
有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
した溶媒を減圧下留去した。
得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(n−へキ
サン:酢酸エチル−1=2で展開)にて精製し0.37
8gの油状物(11)を得た。
(11)の1HNMR400MHz (CDCI   δppm) 6.13 (d、IH,22−NH。
J=9.3Hz)。
6.10 (bs、  IH,1l−OH)。
4.85 (d、IH,H−1” J 1.2−6.8Hz)。
4.72 (bd、IH,H−11 J      =8. 6Hz)。
1.2 4.48 (d、IH,H−13 J       =8. 3Hz) 1.2 (実施例4) 化合物(11)O,100gおよびトリクロロアセトニ
トリル0.10m1を1.2−ジクロロエタン0.5+
Ill に溶解した反応液に、D B U 0.02m
1を滴下した、反応液を3時間攪拌した後、反応混合物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(トルエン:酢
酸エチル−1:2にて展開)にて分離精製し0.091
gの油状物(12)を得た。
(12)のIHN M R200M Hz 。
(CDCI   δppm) 9.30 (s、0.5H,C−NH)。
8.78 (s、0.5H,C−NH)。
6.40 (d、0.5H,H−11 J    =3.4Hz)。
1.2 5.65 (d、0.5H,H−11 J    −3,4Hz) 1.2 (実施例5) イミデート(12) 0.145g、化合物(13)0
.100g及びモレキュラーシーブ4 A  0.20
0gを1゜2−ジクロロエタン2.5mlアルゴン気流
下溶解し、−20度に冷却した。この反応溶液にトリメ
チルシリルトリフルオロメタンスルホン酸0.03m1
を滴下し、1晩室温で攪拌した。反応終了後、反応混合
物を濾過し、濾液を、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄後
、硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を減圧下留去した。残
渣の油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n
−へキサン:酢酸エチル−に2で展開)にて精製し0.
114gの油状物(14)を得た。
(14)のIHNMR400MHz。
(CDCI   δppm) 8.20−7.30 (m、IOH,Bz)。
7.08 (d、NH)。
6.88 (dd、NH)。
6.20 (d、IH,22−NH)。
6゜ 4゜ 5 3 (d。
(d。
IH,22−NH) H−1,J□、2−3゜ 9Hz) 4.54 (d、H−1、J□。
4.50 (d、H−1、Jl。
4.49 (d、H−1、Jl。
4.17 (d、H−1、Jl。
1.30 (S、CH2) 。
屹85 (t、 CH3) 。
2−7 、 8 Hz ) 2−7 、 8 Hz ) 2−7 、 8 Hz ) 2−7 、 8 Hz ) (実施例6) 化合物(14) 0.028gと塩化ニッケル6水和物
0.058gをエタノール4.61に溶解し、水素化ホ
ウ素ナトリウム0.028gのエタノール懸濁液0.4
mlを滴下した。室温で1時間攪拌した後、反応液に酢
酸1.4ml、エタノール2.8mlを加えた後、溶媒
を減圧下留去した。得られた残渣をピリジン21に溶解
した反応液に、無水酢酸を滴下し室温で1晩攪拌した。
反応終了後、メタノールを加え、攪拌した後、溶媒を留
去した。得られた残渣をクロロホルムに溶解し、飽和重
曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し
溶媒を減圧下留去した。
残渣の油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
n−ヘキサン:酢酸エチル−1=2で展開)にて精製し
0.015gの油状物を得た。この油状物を、高速液体
クロマトグラフィー(東ソーSt l tea−60,
4,[i++un*25cm、酢酸エチル1ml/1m
1nで展開)で精製し、化合物(15α) 0.005
gと化合物(15β)0.004gを分離した。
(15α)のIHN M R400M Hz 。
(CDCI   δppm) 8.1−7.3 (m、IOH,Bz)。
6.80 (d、IH,NH,J=9.8Hz)。
6.06 (d、  IH,2l−NH。
J=9.8Hz)。
5.89 (d、IH,22−NH。
J=8.8Hz)。
5.49 (t、IH,H−2−)。
5.35−5.27 (m、2H,H−3,43)。
5.13 (dd、  IH,H−32)。
5.06 (dd、IH,H−23)。
4.93  (dd、IH,H−32 J       =3. 4Hz)。
3、4 4.85  (dd、LH,H−31 J       =3. 4Hz)。
3、4 4、 76  (dd、  IH,H−4、)。
4.55 (d、IH,H−11 J 1.2−3.4Hz)。
4.48 (d、IH,H−12 J       −6,8Hz)。
1.2 4.47 (d、IE(、H−13 J       =7. 3Hz)。
1.2 4.50−4.40  (m、3H,H−2,216a
2)。
4.16−4.00 (m、3H,H−6a36b  
 6b2)。
3.84 (dt、IH,H−53)。
3、 80−3. 67  (m、  4H,H−1a
    2 2  .4   )。
3.58 (m、IH,H−52)。
3、 35  (dd、  IH,H−1b)。
3.33 (dd、IH,H−6a1)。
3.26 (dd、IH,H−6b1)。
2、 18. 2. 17. 2. 10. 2. 0
9゜2、 08. 2. 03. 1. 98. 1.
 85(each   s、  30H,Ac)1、 
25 (s 、    H,CH2) 。
0.88 (t、6H,CH3)。
(15β)のIHNMR400MHz。
(CDC1δ ppm) 8、 1−7. 3  (m、  IOH,Bz)。
7、 104  (d、  IH,NH,J−8,1H
z)。
6.11  (d、IH,22−NH。
J=9. 3Hz)。
一 5、 67  (d、  IH,2NH。
J−8,3Hz)、  5. 37  (t、  IH
H−2−)。
5.34 (dd、IH,H−43)。
5.25 (dd、IH,H−41)。
5.22−5.15  (m、3H,H−33132)
5.11  (dd、IH,H−23 J、  3−10.3H2)。
4.97 (dd、IH,H−33 J3,4−3.4Hz)。
4.71  (cl、IH,H−11 J 1.2”’8.3Hz)。
4.57 (d、IH,H−12 J       =7. 3Hz)。
1.2 4.49 (d、IH,H−13 J :t、  2−7.8Hz)。
4.47 (dd、IH,H−6a2)。
4、 41  (m、  IH,H−2)。
4.15−4.03 (m、3H,H−6a36b  
、6b2)。
3、 92−3. 80  (m、  3H,H−1a
    3 2.5)。
3.79−3.50 (m、7H,H−1b、211 
     1      122 5  .6a   、6b   、4  .5   )
2、 18  2. 1B、  2. 08. 2゜2
、 05. 1. 90. 1. 88. 1゜(ea
ch   s、  30H,Ac)。
1.25 (s、    H,CH2) 。
0.88 (t、6H,CH3)。
06゜  6 (実施例7) 化合物(15α) 0.020gをテトラヒドロフラン
:メタノール−1:11m1 に溶解し0.INナトリ
ウムメチラート 0,11滴下し、1晩室温で攪拌した
反応液にDOWEX 50W−X8を加え攪拌して中和
した後、樹脂を濾過した。濾液を減圧下留去し、得られ
た残渣をプレバラティブTLCにて分離し、0.010
gの白色固体(8)を得た。
(8)のIHNMR400MHz。
(CDCl  −CD30D (2: 1)   δp
pm)4.52 (d、IH,H−11 J    −3,4Hz)。
1.2 4.19 (d、IH,H−12 J    =7.8Hz)。
1.2 4.11  (d、IH,H−13 J、  2−7.8Hz)。
3.96 (dd、IH,H−21)。
3、 79  (dd、  IH,H−21。
3.74 (dd、IH,H−6a3)。
3、 69  (dd、  IH,H−2)。
3.67−3.52 (m、6H,H−1a、411 
    2     2   3 5  .6a   、6b   、5   )。
3.51−3.37 (m、5H,H−31122 6a  、2 .3 .6b3)。
3、 36−3. 27  (m、  5H,H−1b
、  3゜1   2   3 6b     4    2)。
3.26 (dd、IH,H−33>。
3.17 (m、IH,H−52)。
1、 79. 1. 75  (each   s、 
 6H,Ac)1.08 (s、    H,CH2)
 。
0.63  (t、6H,CH3)。
メタノール−1:11+nlに溶解し0.INナトリウ
ムメチラート 0.1m1滴下し、1晩室温で攪拌した
反応液にDOWEX 50W−X8を加え攪拌して中和
した後、樹脂を濾過した。濾液を減圧下留去し、得られ
た残渣をプレバラティブTLCにて分離し、0.002
gの白色固体(16)を得た。
(16)の1HNMR400MHz (CDCI  −CD30D (2: 1)   δp
pm)4.20 (d、IH,H−12 J    −7,3Hz)。
1.2 4.09 (d、IH,H−13 J x、  2−7.3Hz)。
4.07 (d、IH,H−11 J 1 、 2−7− 3 Hz ) 。
1.73,1.70 (each  s、6H,Ac)
0.99 (s、   H,CH2)。
0.57 (t、6H,CH3) (実施例8) 化合物(15β) 0.020gをテトラヒドロフラン
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1〜4の 第2図は、 実施例5゜ 6の 第3図は、 実施例7゜ 8の各反応における生成 物及び収率を表す図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式(1)で表わされる糖脂質誘導体。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中 Rは水素または低級アシル基、 XはN_3、NHCOCH_3またはNH_2、R_1
    、R_2は、いずれか一方が水素で、他方が一般式(2
    )または(3) を示す。 一般式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) 式中 R_3は−CHX_1−CHX_2−(CH_2)_n
    −CH_3で、 X_1、X_2は、a)X_1=H、X_2=H、b)
    X_1=OR_5、X_2=H、またはc)X_1=O
    R_5、X_2=OR_5 R_4は−CH(OR_5)−CHX_3−CHX_4
    −(CH_2)_m−CH_3、または、 ▲数式、化学式、表等があります▼で X_3、X_4は、d)X_3=H、X_4=H、e)
    X_3、X_4は両者合体して二重結合、またはf)X
    _3=OR_5、X_4=H R_5は水素、アセチル基、ベンゾイル基、t−ブチル
    ジメチルシリル基、またはt−ブチルジフェニルシリル
    基 n、mは10ないし25の正の整数 を表わす。 一般式(3) ▲数式、化学式、表等があります▼(3) 式中R_6、R_7は炭素数10ないし25のアルキル
    基である。)
  2. (2)Rが水素、XがNHCOCH_3、R_1が水素
    、R_2が一般式(2)で表わされる特許請求の範囲第
    1項記載の糖脂質誘導体。 (ただし一般式(2)において、 R_3は前記と同様だがX_1=OR_5、X_2=H
    、R_4は、−CH(OR_5)−CHX_3−CHX
    _4−(CH_2)_m−CH_3で、X_3=H、X
    _4=H R_5は水素 n、mは前記と同様 を示す。)
  3. (3)Rがアセチル基、XがNHCOCH_3、R_1
    、R_2はいずれか一方が水素であり、他方が一般式(
    2)で表される特許請求の範囲第1項記載の糖脂質誘導
    体。 (ただし一般式(2)において、 R_3は前記と同様だがX_1=OR_5、X_2=H
    、R_4は、−CH(OR_5)−CHX_3−CHX
    _4−(CH_2)_m−CH_3で、X_3=H、X
    _4=H R_5はベンゾイル基 n、mは前記と同様 を示す。)
  4. (4)一般式(4) ▲数式、化学式、表等があります▼(4) (式中 R_8は低級アシル基 R_9はOCOCH_3、F、Cl、Br、O−C(=
    NH)CCl_3、SCH_3、またはOH R_1_0、R_1_1はどちらか一方が水素で、他方
    がアセチル基、または両者が共同してフタリル基 を示す) で表わされるオリゴ糖に、一般式(5)または(6)で
    表わされる長鎖のアルキル鎖を持つ脂質を反応させるこ
    とを特徴とする、一般式(7)で表わされる糖脂質誘導
    体の製造方法。 一般式(5) ▲数式、化学式、表等があります▼(5) (式中 R_3は−CHX_1−CHX_2−(CH_2)_n
    −CH_3で、 X_1、X_2は、a)X_1=H、X_2=H、b)
    X_1=OR_5、X_2=H、またはc)X_1=O
    R_5、X_2=OR_5 R_4は−CH(OR_5)−CHX_3−CHX_4
    −(CH_2)_m−CH_3、または、 ▲数式、化学式、表等があります▼で X_3、X_4は、d)X_3=H、X_4=H、e)
    X_3、X_4は両者合体して二重結合、またはf)X
    _3=OR_5、X_4=H R_5は水素、アセチル基、ベンゾイル基、t−ブチル
    ジメチルシリル基、またはt−ブチルジフェニルシリル
    基 n、mは10ないし25の正の整数 を表わす。) 一般式(6) ▲数式、化学式、表等があります▼(6) (式中R_6、R_7は炭素数10ないし25のアルキ
    ル基である。) 一般式(7) ▲数式、化学式、表等があります▼(7) (式中 R_8は低級アシル基、 R_1_0、R_1_1はどちらか一方が水素で、他方
    がアセチル基、または両者が共同してフタリル基 を示す) X_5は、一般式(2)または(3)を示す。 一般式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) 一般式(3) ▲数式、化学式、表等があります▼(3) 式中、R_3、R_4、R_5、R_6、R_7、m、
    n、は前記と同様を示す。)
  5. (5)R_8がアセチル基、 R_1_0、R_1_1はどちらか一方が水素原子で、
    他方がアセチル基、 X_5が一般式(2) を示す特許請求の範囲第4項記載の糖脂質誘導体の製造
    方法。 (一般式(2)において、 R_3は、前記と同様だがX_1=OR_5、X_2=
    H、R_4は−CH(OR_5)−CHX_3−CHX
    _4−(CH_2)_m−CH_3で X_3=H、X_4=H R_5は、ベンゾイル基、 n、mは前記と同様 を示す。)
  6. (6) 一般式(7) ▲数式、化学式、表等があります▼(7) (式中 R_8は、低級アシル基 R_1_0、R_1_1はどちらか一方が水素、他方が
    アセチル基、または両者が共同してフタリル基 X_5は、一般式(2)または一般式(3)を示す。 一般式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) 式中 R_3は−CHX_1−CHX_2−(CH_2)_n
    −CH_3で、 X_1、X_2は、a)X_1=H、X_2−H、b)
    X_1=OR_5、X_2=H、またはc)X_1=O
    R_5、X_2=OR_5、R_4は−CH(OR_5
    )−CHX_3−CHX_4−(CH_2)_m−CH
    _3、または、 ▲数式、化学式、表等があります▼で X_3、X_4は、d)X_3=H、X_4=H、e)
    X_3、X_4は両者合体して二重結合、またはf)X
    _3=OR_5、X_4=H R_5は水素、アセチル基、ベンゾイル基、t−ブチル
    ジメチルシリル基、またはt−ブチルジフェニルシリル
    基 n、mは10ないし25の正の整数 を表わす。 一般式(3) ▲数式、化学式、表等があります▼(3) 式中R_6、R_7は炭素数10ないし25のアルキル
    基である。) で表わされる糖脂質誘導体のアジド基を還元してアミノ
    基に変換し、このアミノ基をアセチル化し、必要に応じ
    て水酸基の脱保護を行うことを特徴とする、一般式(1
    )で表わされる糖脂質誘導体の製造方法。 一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中 Rは水素または低級アシル基、 XはN_3、NHCOCH_3またはNH_2、R_1
    、R_2は、いずれか一方が水素で、他方が一般式(2
    )または(3) を示す。)
  7. (7)Rがアセチル基、R_1、R_2はいずれか一方
    が水素、他方が一般式(2)を示す特許請求の範囲第6
    項記載の糖脂質誘導体の製造方法。 (だだし一般式(2)において、 R_3は前記と同様だがX_1=OR_5、X_2=H
    、R_4は−CH(OR_5)−CHX_3−CHX_
    4−(CH_2)_m−CH_3で、 X_3、X_4は、X_3=H、X_4=HR_5は、
    ベンゾイル基 n、mは前記と同様
  8. (8)Rが水素、R_1、R_2はいずれか一方が水素
    で、他方が一般式(2)である請求の範囲第6項記載の
    糖脂質誘導体の製造方法。 (ただし一般式(2)において、 R_3のX_1=OR_5、X_2=H R_4は−CH(OR_5)−CHX_3−CHX_4
    −(CH_2)_m−CH_3でX_3=H、X_4=
    H R_5は水素 n、mは前記と同様 を示す。)
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