JPH04266897A - 糖脂質およびその製造法 - Google Patents

糖脂質およびその製造法

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JPH04266897A
JPH04266897A JP3048627A JP4862791A JPH04266897A JP H04266897 A JPH04266897 A JP H04266897A JP 3048627 A JP3048627 A JP 3048627A JP 4862791 A JP4862791 A JP 4862791A JP H04266897 A JPH04266897 A JP H04266897A
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JP
Japan
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hydrogen atom
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chemical formula
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Application number
JP3048627A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Horie
堀江 隆一
Koichi Nakano
中野 功一
Kazutoshi Hara
原 一利
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な糖脂質誘導体及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スフィンゴ糖脂質の糖鎖は、癌に関連し
た抗原決定部位として細胞表面に存在していることが知
られている。すなわち、細胞が癌化することにより、糖
脂質糖鎖が変化し、正常細胞では見られないような糖脂
質が癌細胞表面に検出されることが報告されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】糖蛋白質の糖鎖は、糖
脂質と同様に細胞が癌化すると癌性変化を起こすことが
知られている。特にムチン型糖蛋白質は血清中に分泌さ
れることが知られており、癌関連抗原として非常に有用
である。ところが、ムチン型糖蛋白質を抗原としてモノ
クロ−ナル抗体を作成すると、蛋白質部分に関する抗体
が得られ、糖鎖に関する抗体は得ることが困難であった
。従って、ムチン型糖蛋白質糖鎖に対する抗体を得るた
めの抗原となる化合物を開発することは重要な技術的課
題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に関し鋭意検討の結果本発明に到達した。すなわち本発
明は、下記一般式化1
【0005】
【化1】で表わされる糖脂質誘導体である。(式中Rは
、水素原子、または、低級アシル基などの水酸基の保護
基であり、XはN3,NHCOCH3,または、NH2
のうちいずれかであり、R1,R2は、いずれか一方が
水素原子で、他方が化2又は化3を示す。
【0006】
【化2】式中R3は−CHX1−CHX2−(CH2)
n−CH3で表わされ、ここでX1,X2は、a)X1
=H,X2=H、b)X1=OR5,X2=H、c)X
1=OR5,X2=OR5の3組の組み合わせのいずれ
かを含む。R4は−CH(OR5)−CHX3−CHX
4−(CH2)m−CH3または、−CO−(CH2)
m−CH3で表わされ、ここでX3,X4はd)X3=
H,X4=H、e)X3,X4は両者合体して二重結合
、f)X3=OR5,X4=Hの3組の組み合わせのい
ずれかを含む。さらに、R5は水素原子、アセチル基、
ベンゾイル基、t−ブチルジメチルシリル基、またはt
−ブチルジフェニルシリル基などの水酸基の保護基を表
わし、n,mは10ないし25の正の整数を表わす。
【0007】
【化3】式中R6,R7は炭素数10ないし25のアル
キル基である。)特に本発明の糖脂質誘導体の糖鎖部分
のRが水素原子であり、XがNHCOCH3であり、脂
質部分が化2のとき、 Galβ1→4GlcNAcβ1→6 GalNAcα1→1Cer Galβ1→4GlcNAcβ1→3 Galβ1→4GlcNAcβ1→6 GalNAcβ1→1Cer Galβ1→4GlcNAcβ1→3 という、スフィンゴ糖脂質誘導体となる。
【0008】又、Rは水素原子ばかりではなく、保護基
であるアセチル基も好ましい。R3については、特にX
1=OR5、X2=Hが、R4については−CH(OR
5)−CHX3−CHX4−(CH2)m−CH3で、
X3=H、X4=Hが好ましく、R5は水素原子又はベ
ンゾイル基が好ましい。m,nは天然物の糖脂質部分と
同程度の10〜25である。
【0009】さらに本発明は、下記一般式化4
【001
0】
【化4】(式中R8は、低級アシル基であり、R9はO
COCH3,F,Cl,Br,O−C(=NH)CCl
3,SCH3,または、OHであり、R10、R11は
どちらか一方が水素原子で、他方がアセチル基、または
、両者が共同してフタリル基を示す。)で表わされるオ
リゴ糖に、化5または化6で表わされる脂質を反応させ
ることを特徴とする、化7で表わされる糖脂質誘導体の
製造方法である。
【0011】
【化5】(式中、R3、R4、R5、n,mは前記と同
様を表わす。)
【0012】
【化6】R6、R7は前記と同様を表す。)
【0013
【化7】(式中、R8、R10、R11は前記と同様、
X5は、化2ないしは化3で表わされる脂質を示す。)
特にR8がアセチル基、R10、R11は一方が水素原
子、他方がアセチル基、X5は化2でR3のX1=OR
5、X2=H、R4が−CH(OR5)−CHX3−C
HX4−(CH2)m−CH3でX3=H、X4=H、
R5がベンゾイル基の場合、化7で表わされる化合物か
ら化1で表わされる化合物を容易に製造できるため、好
ましい組み合わせである。
【0014】さらに本発明は下記一般式化8
【0015
【化8】(式中,R、X5は、前記と同様、R12,R
13はどちらか一方が水素原子で、他方がアセチル基を
表わす。)で表わされる糖脂質誘導体のアジド基を還元
してアミノ基に変換し、このアミノ基をアセチル化し、
必要に応じて脱アセチル、脱ベンゾイル化など脱保護を
行うことを特徴とする、化9で表わされる糖脂質誘導体
の製造方法である。
【0016】
【化9】(式中、R,R1,R2は前記と同様。)特に
Rが水素原子又は保護基のアセチル基、R1、R2が一
方が水素原子、他方が化2を示し、R3のX1=OR5
、X2=H、R4が−CH(OR5)−CHX3−CH
X4−(CH2)m−CH3でX3=H、X4=H、R
5が水素原子又は、保護基のベンゾイル基であることが
好ましい。
【0017】なお本明細書においてBzとはベンゾイル
基を表す。
【0018】本発明のうち化10で表わされる糖脂質誘
導体は、例えば以下のように合成できる。
【0019】
【化10】 出発物質であるオリゴ糖化11、化12は、シュミット
(Schmidt,R.R.)ほか、カーボハイドレイ
ト・リサーチ(Carbohydrate  Res.
)135、203−218、1985、および、特願平
2−75652に記載された方法に準じて合成し、
【0
020】
【化11】
【0021】
【化12】 化11と化12で表わされる脂質誘導体をジクロロメタ
ン、1、2−ジクロロエタンなどの溶媒中、分子篩及び
グリコシデ−ション触媒の存在下に、反応させることに
より糖脂質誘導体化13を合成することができる。
【0022】
【化13】 分子篩としては、A型、Y型または天然のゼオライトを
例示できる。またグリコシデ−ション触媒としては、H
g(CN)2,HgBr2,HgO,Ag2CO3,C
F3SO3Ag,CF3SO3Si(CH3)3,BF
3・Et2O等を例示することができる。反応温度は限
定的ではないが、−20ないし130度程度の温度を用
いることができる。反応時間は反応条件によって変わり
得るが、1ないし120時間程度である。
【0023】この化合物をヒドラジン/エタノ−ル等に
より処理して、フタリル基を除去した後、無水酢酸/ピ
リジン/4−ジメチルアミノピリジン等により処理して
次式化14で表わされる化合物に誘導し、
【0024】
【化14】 さらにこの化合物ををテトラブチルアンモニウムフルオ
ライド等により処理して、1位のt−ブチルジフェニル
シリル基を脱離して化15に誘導した後、
【0025】
【化15】 ジクロロメタンなどの溶媒中、塩基触媒下、トリクロロ
アセトニトリルと反応させ、化16を得ることができる
【0026】
【化16】 塩基触媒としては、K2CO3,NaH,1,8−ジア
ザビシクロ[5,4,0]−7ウンデセン等を例示する
ことができる。反応温度は限定的ではないが、−20な
いし130度程度の温度を用いることができる。反応時
間は反応条件によって変わり得るが、1ないし120時
間程度である。
【0027】一方、シグマ社から購入したセラミドから
、公知の方法により、トリチル化、ベンゾイル化、脱ト
リチル化した後、水素添加をおこない化17で表わされ
る脂質誘導体を誘導し、
【0028】
【化17】 化16と化17で表わされる脂質誘導体をジクロロメタ
ン、1、2−ジクロロエタンなどの溶媒中、分子篩及び
グリコシデ−ション触媒の存在下に、反応させることに
より糖脂質誘導体化18を合成することができる。
【0029】
【化18】 分子篩としては、A型、Y型または天然のゼオライトを
例示できる。またグリコシデ−ション触媒としては、H
g(CN)2,HgBr2,HgO,Ag2CO3,C
F3SO3Ag,CF3SO3Si(CH3)3,BF
3・Et2O等を例示することができる。反応温度は限
定的ではないが、−20ないし130度程度の温度を用
いることができる。反応時間は反応条件によって変わり
得るが、1ないし120時間程度である。
【0030】得られた糖脂質誘導体化18を、1)水素
添加によって、 2)そのアジド基にトリフェニルホスフィンを付加させ
たのち加水分解して、または 3)エタノ−ル等の溶媒中、NaBH4/NiCl2な
どで処理し、アジド基をアミノ基に変換し、形成された
アミノ基をアセチル化して化19および化22を得るこ
とができる。
【0031】水素添加を行うことは、慣用の方法によっ
て接触還元することにより容易に達成できる。接触還元
の触媒として、パラジウム−炭素、酸化白金、ラネ−ニ
ッケル、パラジウム−硫酸バリウムなどを例示すること
ができる。生成物は溶媒抽出、液体クロマトグラフィー
等による分離などの慣用の手段で精製回収できる。
【0032】アセチル化はピリジン中、無水酢酸などの
アセチル化剤により慣用の方法で行うことができる。そ
の使用量も慣用の量で良く、例えばアミノ基に対して1
ないし10倍量程度のアセチル化剤と、重量比で10な
いし100倍量程度の溶媒を使用できる。この生成物は
、通常の方法でα体化19とβ体化22に精製分離でき
る。
【0033】
【化19】
【0034】
【化22】 次に、この糖脂質誘導体化19及び化22をそれぞれ無
水メタノ−ル、無水エタノ−ルなどの溶媒中、触媒量の
ナトリウムアルコラート等の塩基性触媒により脱アシル
化し、目的の化合物化10及び化20で表わされる糖脂
質を合成できる。
【0035】
【化20】
【0036】
【発明の効果】本発明の糖脂質誘導体を用いて哺乳動物
を感作することによって、抗体を産生させることができ
る。さらに該糖脂質誘導体は本発明方法によって製造す
ることができる。
【0037】
【実施例】以下本発明を実施例でさらに詳しく説明する
。しかし本発明はこれら実施例にのみ限定されるもので
はない。なお、1H  NMRにおいて化合物のナンバ
−リングは、以下の化23の通りである。
【0038】
【化23】 実施例1 tert−Butyldiphenylsilyl−0
−(2,3,4,6−tetra−0−acetyl−
β−D−galactopyranosyl)−(1→
4)−0−(3,6−di−0−acetyl−2−d
esoxy−2−phthlimido−β−D−gl
ucopyranosyl)−(1→3)−azido
−2−desoxy−β−D−galactopyra
noside(化11)0.334g,0−[2,3,
4,6−0−Tetra−0−acetyl−β−D−
galactopyranosyl)−(1→4)−3
,6−di−0−acetyl−2−deoxy−2−
phthalimido−β−D−glucopyra
nosyl]trichloroacetoimida
te(化12)0.272g,の1,2−ジクロロエタ
ン溶液を、モレキュラ−シ−ブス4A0.80gに加え
、−20度に反応液を冷却した。この反応溶液に1N 
 BF3・Et2Oの1,2−ジクロロエタン溶液0.
06mlを滴下し、−20度にて2時間攪拌した。反応
終了後、トリエチルアミン0.1ml加え、反応混合物
を濾過し、濾液を、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄後、
硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を減圧下留去した。残渣
の油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−
ヘキサン:酢酸エチル=1:2で展開)にて精製し0.
123gの油状物化13および、化12,化13,化2
1を含む混合物0.245gを得た。
【0039】
【化21】 化13の1H  NMR  400MHz,CDCl3
  δppm 化21の1H  NMR  400MHz,CDCl3
  δppm 実施例2 0.132gの化合物化13をH2NNH2・H2O/
EtOH=1:507.0mlに溶解し、反応液を1晩
加熱環流させた。反応終了後放冷し、溶媒を減圧下留去
した。残渣を減圧下乾燥し、この残渣と3mgの4−ジ
メチルアミノピリジンをピリジン6mlに溶解した反応
液に無水酢酸1mlを滴下し1晩攪拌した。反応液にメ
タノールを加えた後、減圧下溶媒を乾固し、得られた残
渣をクロロホルムに溶解し、飽和重曹水、飽和食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を減圧下留去し
た。残渣の油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ジクロロメタン:アセトン=2:1で展開)にて精
製し0.082gの油状物化14を得た。
【0040】化14の1H  NMR  400MHz
,CDCl3  δppm 実施例3 0.120gの化合物化14をテトラヒドロフラン2.
5mlに溶解した反応液を0度に冷却し、酢酸4μl、
1Nテトラブチルアンモニウムフルオライドのテトラヒ
ドロフラン溶液を滴下した。反応液を2時間攪拌した後
、クロロホルム50mlを加えた反応混合物を、飽和食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した溶媒を減圧
下留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフ
ィー(ジクロロメタン:アセトン=2:1で展開)にて
精製し0.091gの油状物化15を得た。
【0041】0.030gの化合物化15、K2CO3
0.006gおよびトリクロロアセトニトリル0.02
mlを1,2−ジクロエタン0.5mlに溶解した反応
液を一晩攪拌した後、反応混合物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ジクロロメタン:アセトン=3:2
で展開)にて分離精製し0.032gの油状物化16を
得た。 化16の1H  NMR  200MHz,CDCl3
δppm  α:β=2:5 実施例4 0.082のイミデ−ト化16、および0.061gの
化合物化17を1,2−ジクロロエタン2.0mlにア
ルゴン気流下溶解した溶液をモレキュラ−シ−ブ4A0
.10g、−5度に冷却した。この反応溶液に0.1M
  トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホン酸の
1,2−ジクロロエタン溶液0.50mlを滴下し、1
時間室温で攪拌した。反応終了後、反応混合物を濾過し
、濾液を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネ
シウムで乾燥し溶媒を減圧下留去した。残渣の油状物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン
:アセトン=2:1で展開で展開)にて精製し0.02
9gの油状物化18を得た。
【0042】化18の1H  NMR400MHz,C
DCl3δppm  α:β=2:1 実施例5 0.038gの化合物化18と塩化ニッケル6水和物0
.060gをエタノ−ル0.6mlに溶解し、硼酸0.
031gのエタノール溶液0.6ml,及び水素化ホウ
素ナトリウム0.017gのエタノール懸濁液0.4m
lを滴下した。室温で2.5時間攪拌した後、反応液に
無水酢酸0.6mlを滴下し室温で1晩攪拌した。 反応終了後、水を加え攪拌した後、クロロホルムで抽出
し、有機層を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣の油状物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン
:アセトン=2:1で展開で展開)にて精製し、0.0
34gの油状物(化22と化19の混合物)を得た。 この混合物を、プレパラティブTLC(Merck  
silica  gel60  plate  F25
4  20×20cm×0.5mm)にて精製し、0.
009gの油状物化22、0.019gの化19、およ
び化19と化22の混合物0.005gを得た。
【0043】化19の1H  NMR  400MHz
,CDCl3  δppm 実施例6 0.008gの化合物化19をテトラヒドロフラン:メ
タノ−ル=1:1  2mlに溶解し1Nナトリウムメ
チラ−ト0.1ML滴下し、1晩室温で攪拌した。反応
液をToyopearl  HW−40カラムにて粗精
製した。粗精製物をシリカゲルカラムにて精製し、0.
004gの白色固体化10を得た。
【0044】化10の1H  NMR  400MHz
,DMSO−d6:D2O  δppm 実施例7 0.008gの化合物化22をテトラヒドロフラン:メ
タノ−ル=1:1  2.0mlに溶解し1Nナトリウ
ムメチラ−ト0.10ML滴下し、1晩室温で攪拌した
。 反応液に1M  HClを加え攪拌して中和した後、溶
媒を減圧下留去し、得られた残渣をプレパラティブTL
Cにて分離し、0.004gの白色固体化20を得た。
【0045】化20の1H  NMR  400MHz
,DMSO−d6:D2O  δppm

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】下記一般式化1 【化1】 で表わされる糖脂質誘導体。(式中Rは、水素原子、ま
    たは、低級アシル基などの水酸基の保護基であり、Xは
    N3,NHCOCH3,または、NH2のうちいずれか
    であり、R1,R2は、いずれか一方が水素原子で、他
    方が化2又は化3を示す。 【化2】 式中R3は−CHX1−CHX2−(CH2)n−CH
    3で表わされ、ここでX1,X2は、a)X1=H,X
    2=H、b)X1=OR5,X2=H、c)X1=OR
    5,X2=OR5の3組の組み合わせのいずれかを含む
    。R4は−CH(OR5)−CHX3−CHX4−(C
    H2)m−CH3または、−CO−(CH2)m−CH
    3で表わされ、ここでX3,X4はd)X3=H,X4
    =H、e)X3,X4は両者合体して二重結合、f)X
    3=OR5,X4=Hの3組の組み合わせのいずれかを
    含む。さらに、R5は水素原子、アセチル基、ベンゾイ
    ル基、t−ブチルジメチルシリル基、またはt−ブチル
    ジフェニルシリル基などの水酸基の保護基を表わし、n
    ,mは10ないし25の正の整数を表わす。 【化3】 式中R6,R7は炭素数10ないし25のアルキル基で
    ある。) 【請求項2】Rが水素原子であり、XがNHCOCH3
    であり、R1,R2はいずれか一方が水素原子であり、
    他方が化2で表わされる特許請求範囲第1項記載の糖脂
    質誘導体(化2において、X1=OR5,X2=Hであ
    り、R4は、−CH(OR5)−CHX3−CHX4−
    (CH2)m−CH3であり、X3=H,X4=Hであ
    る。R5は水素原子を表わす。)。 【請求項3】Rがアセチル基であり、XはNHCOCH
    3であり、R1、R2はいずれか一方が水素原子であり
    、他方が化2で表わされる特許請求範囲第1項記載の糖
    脂質誘導体(化2において、X1=OR5,X2=Hで
    あり、R4は、−CH(OR5)−CHX3−CHX4
    −(CH2)m−CH3であり、X3=H,X4=Hで
    ある。さらに、R5はベンゾイル基を表わす。)。 【請求項4】下記一般式化4 【化4】 (式中R8は、低級アシル基であり、R9はOCOCH
    3,F,Cl,Br,O−C(=NH)CCl3,SC
    H3,または、OHであり、R10、R11はどちらか
    一方が水素原子で、他方がアセチル基、または、両者が
    共同してフタリル基を示す。)で表わされるオリゴ糖に
    、化5または化6で表わされる脂質を反応させることを
    特徴とする、化7で表わされる糖脂質誘導体の製造方法
    。 【化5】 (式中、R3は−CHX1−CHX2−(CH2)n−
    CH3  で表わされ、ここでX1,X2はa)X1=
    H,X2=H、b)X1=OR5,X2=H、c)X1
    =OR5,X2=OR5の3組の組み合わせのいずれか
    を含む。R4は−CH(OR5)−CHX3−CHX4
    −(CH2)m−CH3、または、−CO−(CH2)
    m−CH3で表わされ、ここでX3,X4はd)X3=
    H,X4=H、e)X3,X4は両者合体して二重結合
    、f)X3=OR5,X4=Hの3組の組み合わせのい
    ずれかを含む。さらに、R5は水素原子、アセチル基、
    ベンゾイル基、t−ブチルジメチルシリル基、またはt
    −ブチルジフェニルシリル基などの水酸基の保護基を表
    わし、n,mは10ないし25の正の整数を表わす。)
    【化6】 (式中R6,R7は炭素数10ないし25のアルキル基
    である。) 【化7】 (式中、R8、R10、R11は、前記と同様、X5は
    、化2ないしは化3で表わされる脂質を示す。 【化2】式中R3、R4、R5、n,mは前記と同様を
    表わす。 【化3】式中R6,R7は前記と同様である。)【請求
    項5】R8がアセチル基であり、R10、R11はどち
    らか一方が水素原子で、他方がアセチル基を表わし、X
    5が化2である特許請求範囲第4項記載の糖脂質誘導体
    の製造方法(化2において、X1,X2は、X1=OR
    5,X2=Hであり、R4は−CH(OR5)−CHX
    3−CHX4−(CH2)m−CH3ここでX3,X4
    はX3=H,X4=H、R5は、ベンゾイル基を表わす
    。)。 【請求項6】下記一般式化8 【化8】 (式中Rは、水素原子または低級アシル基などの水酸基
    の保護基であり、R12,R13はどちらか一方が水素
    原子で、他方がアセチル基を表わし、X5は、化2また
    は化3である。 【化2】式中、R3は−CHX1−CHX2−(CH2
    )n−CH3で表わされ、ここでX1,X2はa)X1
    =H,X2=H、b)X1=OR5,X2=H、c)X
    1=OR5,X2=OR5の3組の組み合わせのいずれ
    かを含む。R4は−CH(OR5)−CHX3−CHX
    4−(CH2)m−CH3または、−CO−(CH2)
    m−CH3で表わされ、ここでX3,X4はa)X3=
    H,X4=H、b)X3,X4は両者合体して二重結合
    、c)X3=OR5,X4=Hの3組の組み合わせのい
    ずれかを含む。さらに、R5は水素原子、アセチル基、
    ベンゾイル基、t−ブチルジメチルシリル基、またはt
    −ブチルジフェニルシリル基を表わし、n,mは10な
    いし25の正の整数を表わす。 【化3】式中R6,R7は炭素数10ないし25のアル
    キル基である。)で表わされる糖脂質誘導体のアジド基
    を還元してアミノ基に変換し、このアミノ基をアセチル
    化し、必要に応じて脱アセチル、脱ベンゾイル化など脱
    保護を行うことを特徴とする、化9で表わされる糖脂質
    誘導体の製造方法。 【化9】 (式中、Rは、前記と同様、R1,R2は、いずれか一
    方が水素原子で、他方が、化2ないしは化3で表わされ
    る長鎖のアルキル基を持つ脂質を示す。化2、化3は前
    記と同様。) 【請求項7】Rがアセチル基であり、R1,R2はいず
    れか一方が水素原子で、他方が化2である特許請求範囲
    第6項記載の糖脂質誘導体の製造方法(化2において、
    X1=OR5,X2=Hであり、R4は−CH(OR5
    )−CHX3−CHX4−(CH2)m−CH3ここで
    X3,X4は、X3=H,X4=H、R5は、ベンゾイ
    ル基を表わす。)。 【請求項8】Rが水素原子であり、R1,R2はいずれ
    か一方が水素原子で、他方が化2である請求範囲第6項
    記載の糖脂質誘導体の製造方法(化2において、X1=
    OR5,X2=Hであり、R4は−CH(OR5)−C
    HX3−CHX4−(CH2)m−CH3ここでX3,
    X4は、X3=H,X4=H、R5は、水素原子を表わ
    す。)。
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