JPH04366858A - 画像形成装置の用紙搬送装置 - Google Patents
画像形成装置の用紙搬送装置Info
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- JPH04366858A JPH04366858A JP3168767A JP16876791A JPH04366858A JP H04366858 A JPH04366858 A JP H04366858A JP 3168767 A JP3168767 A JP 3168767A JP 16876791 A JP16876791 A JP 16876791A JP H04366858 A JPH04366858 A JP H04366858A
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Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写機やレーザプ
リンター等の電子写真方式を用いる画像形成装置におい
て、トナー画像転写部の上下流部分に配置する搬送手段
に関し、特に、未定着トナー画像を担持する用紙に対す
る用紙搬送手段として、搬送装置とスターホイールとを
使用する装置で、スターホイールにトナーの移転を防止
できるようにする用紙搬送装置に関する。
リンター等の電子写真方式を用いる画像形成装置におい
て、トナー画像転写部の上下流部分に配置する搬送手段
に関し、特に、未定着トナー画像を担持する用紙に対す
る用紙搬送手段として、搬送装置とスターホイールとを
使用する装置で、スターホイールにトナーの移転を防止
できるようにする用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機やレーザプリンター等のよう
な電子写真方式を用いる画像形成装置においては、感光
体ドラム等の画像担持体に画像情報の書き込みを行って
静電潜像を形成し、その静電潜像にトナーを付着させて
トナー画像を形成する手段を用いている。そして、前記
感光体ドラムに形成されたトナー画像は、転写器からの
放電により用紙に転写され、その未定着トナー画像を担
持する用紙を、定着装置を通して定着し、コピーを作成
するようにしている。前述したような画像形成装置は、
例えば、特開平2−310246号公報等に示されるよ
うに構成される。前記従来例の画像形成装置においては
、感光体ドラムからトナー画像を転写した後で、用紙を
搬送装置により搬送し、定着装置に案内する方式の装置
を構成している。また、前記搬送装置による搬送部で、
ベルトに向けて用紙を押圧するためのスターホイールを
配置して、用紙が跳ね上がったりすることを防止する機
構を用いている。
な電子写真方式を用いる画像形成装置においては、感光
体ドラム等の画像担持体に画像情報の書き込みを行って
静電潜像を形成し、その静電潜像にトナーを付着させて
トナー画像を形成する手段を用いている。そして、前記
感光体ドラムに形成されたトナー画像は、転写器からの
放電により用紙に転写され、その未定着トナー画像を担
持する用紙を、定着装置を通して定着し、コピーを作成
するようにしている。前述したような画像形成装置は、
例えば、特開平2−310246号公報等に示されるよ
うに構成される。前記従来例の画像形成装置においては
、感光体ドラムからトナー画像を転写した後で、用紙を
搬送装置により搬送し、定着装置に案内する方式の装置
を構成している。また、前記搬送装置による搬送部で、
ベルトに向けて用紙を押圧するためのスターホイールを
配置して、用紙が跳ね上がったりすることを防止する機
構を用いている。
【0003】前記従来例に示される画像形成装置の用紙
搬送装置とは別に、従来の画像形成装置においては、図
7に示される画像形成装置1において、感光体ドラム2
からの画像転写部に対応させて、転写器3と分離除電針
部材4とを配置し、該転写器3からの放電によりトナー
画像を用紙に対して転写する。また、前記画像転写部の
下流部では、ベルト11を設けた搬送装置10を配置し
、該搬送装置に対して用紙を押圧するために2つのスタ
ーホイール20、21を配置している。さらに、前記搬
送装置10と定着装置15との間にガイド板12、13
を配置して、未定着トナー画像を担持する用紙を案内す
るようにしている。
搬送装置とは別に、従来の画像形成装置においては、図
7に示される画像形成装置1において、感光体ドラム2
からの画像転写部に対応させて、転写器3と分離除電針
部材4とを配置し、該転写器3からの放電によりトナー
画像を用紙に対して転写する。また、前記画像転写部の
下流部では、ベルト11を設けた搬送装置10を配置し
、該搬送装置に対して用紙を押圧するために2つのスタ
ーホイール20、21を配置している。さらに、前記搬
送装置10と定着装置15との間にガイド板12、13
を配置して、未定着トナー画像を担持する用紙を案内す
るようにしている。
【0004】前述したように構成される用紙搬送装置に
おいて、未定着トナー画像を担持する用紙に対して、そ
の画像面にスターホイール20、21により押圧作用を
加える作用を行っている。ところが、未定着トナー画像
に対してスターホイールが接触すると、そのスターホイ
ールにトナーが移転し、そのスターホイールに付着した
トナーが画像面に飛び散り、画像面を汚す等の問題が発
生する。そのような問題を解決するために、従来の用紙
搬送装置においては、2つのスターホイール20、21
を抵抗25を介してアースに接続し、スターホイールが
トナーと逆極性に帯電することを防止し、トナーが用紙
から離れてスターホイールに移転することを防止出来る
ようにしている。
おいて、未定着トナー画像を担持する用紙に対して、そ
の画像面にスターホイール20、21により押圧作用を
加える作用を行っている。ところが、未定着トナー画像
に対してスターホイールが接触すると、そのスターホイ
ールにトナーが移転し、そのスターホイールに付着した
トナーが画像面に飛び散り、画像面を汚す等の問題が発
生する。そのような問題を解決するために、従来の用紙
搬送装置においては、2つのスターホイール20、21
を抵抗25を介してアースに接続し、スターホイールが
トナーと逆極性に帯電することを防止し、トナーが用紙
から離れてスターホイールに移転することを防止出来る
ようにしている。
【0005】また、前記図7に示されるような用紙搬送
装置においては、ベルトに対して用紙を押圧するため用
いるスターホイールを、図9に示されるスターホイール
20aのように構成したものを用いている。該スターホ
イール20aは、金属製の円板状の部材の周囲に、多数
の針状の突起22aを突出させて設けたものを用いてい
る。そして、前記針を用いて用紙を押圧することにより
、用紙の押圧作用を良好に行い得るとともに、未定着ト
ナー画像に針が接触した場合でも、針にトナーが付着す
ることが少なく、針の跡が用紙に残ることがないように
構成している。
装置においては、ベルトに対して用紙を押圧するため用
いるスターホイールを、図9に示されるスターホイール
20aのように構成したものを用いている。該スターホ
イール20aは、金属製の円板状の部材の周囲に、多数
の針状の突起22aを突出させて設けたものを用いてい
る。そして、前記針を用いて用紙を押圧することにより
、用紙の押圧作用を良好に行い得るとともに、未定着ト
ナー画像に針が接触した場合でも、針にトナーが付着す
ることが少なく、針の跡が用紙に残ることがないように
構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように構成さ
れる用紙搬送装置において、用紙が転写器3の部分を通
過している途中では、スターホイールに対して抵抗を介
して接地する手段を用いることにより、トナーがスター
ホイールに移転することを防止出来る。しかしながら、
用紙の後端部が画像転写部を通過した後では、スターホ
イールにより画像が抜けたり、スターホイールの突起の
マークが用紙に形成されるという問題があった。この現
象が発生する原因としては、次のような作用による。つ
まり、プラス帯電系のトナーを用いる画像形成装置にお
いては、転写器でマイナスの放電が行われることにより
、マイナスに帯電する用紙にトナーが移転し、そのまま
保持されている。
れる用紙搬送装置において、用紙が転写器3の部分を通
過している途中では、スターホイールに対して抵抗を介
して接地する手段を用いることにより、トナーがスター
ホイールに移転することを防止出来る。しかしながら、
用紙の後端部が画像転写部を通過した後では、スターホ
イールにより画像が抜けたり、スターホイールの突起の
マークが用紙に形成されるという問題があった。この現
象が発生する原因としては、次のような作用による。つ
まり、プラス帯電系のトナーを用いる画像形成装置にお
いては、転写器でマイナスの放電が行われることにより
、マイナスに帯電する用紙にトナーが移転し、そのまま
保持されている。
【0007】ところが、用紙の後端部が転写器の部分を
通過し終えると、図8に示されるように、用紙の帯電電
位がマイナス数100Vから、0Vに向かって急激に変
化する。一般に用紙の電気抵抗は吸湿状態により異なる
値を示すが、通常の環境の下では、表面固有抵抗が10
9 Ω前後で導電性を示している。これに対して、用紙
の後端部が転写器の部分を通過し終えると、用紙からの
自然放電が発生することや、用紙と他の部材との摩擦に
より、用紙がプラスに帯電するために、前述したような
用紙の急激な電位の変化が発生するものである。
通過し終えると、図8に示されるように、用紙の帯電電
位がマイナス数100Vから、0Vに向かって急激に変
化する。一般に用紙の電気抵抗は吸湿状態により異なる
値を示すが、通常の環境の下では、表面固有抵抗が10
9 Ω前後で導電性を示している。これに対して、用紙
の後端部が転写器の部分を通過し終えると、用紙からの
自然放電が発生することや、用紙と他の部材との摩擦に
より、用紙がプラスに帯電するために、前述したような
用紙の急激な電位の変化が発生するものである。
【0008】したがって、用紙の画像面に接するスター
ホイールは、アースされているために略0V程度に維持
されており、トナーの電位がプラス数100Vであるこ
とより、トナーがスターホイールに向けて移転すること
は避けられないものとなる。そして、前述したような状
態の下で、スターホイールに向けてトナーが移転され、
そのスターホイールの針に付着したトナーが用紙を汚す
ことや、スターホイールにトナーが移転し多結果、未定
着トナー画像に画像の抜け部分が発生する等の問題があ
る。また、用紙の後端部が転写器の部分を通過し終えた
場合は、用紙に対するトナーの付着力が低下するために
、前記スターホイールにより押圧する部分以外の箇所、
または、スターホイールのない部分でも、トナーが用紙
から容易に離間しやすいという問題がある。特に、用紙
に対して振動が付与された場合には、トナーが用紙から
飛散して、画像に乱れが発生しやすいという特性をもっ
ている。
ホイールは、アースされているために略0V程度に維持
されており、トナーの電位がプラス数100Vであるこ
とより、トナーがスターホイールに向けて移転すること
は避けられないものとなる。そして、前述したような状
態の下で、スターホイールに向けてトナーが移転され、
そのスターホイールの針に付着したトナーが用紙を汚す
ことや、スターホイールにトナーが移転し多結果、未定
着トナー画像に画像の抜け部分が発生する等の問題があ
る。また、用紙の後端部が転写器の部分を通過し終えた
場合は、用紙に対するトナーの付着力が低下するために
、前記スターホイールにより押圧する部分以外の箇所、
または、スターホイールのない部分でも、トナーが用紙
から容易に離間しやすいという問題がある。特に、用紙
に対して振動が付与された場合には、トナーが用紙から
飛散して、画像に乱れが発生しやすいという特性をもっ
ている。
【0009】前記問題を解決するために、前記図9に示
されるような針状突起を非常に細いものとして構成し、
針が接した場合でも、未定着トナー画像を乱すことがな
いようにしている。しかし、前記図9に示されるように
、多数の針状突起を突出させたスターホイールでは、そ
の針22aの間の谷間の部分に用紙Pの先端部が突入し
た場合には、次の針により用紙の先端部が弾かれて、用
紙に振動を与えることがあり、その振動により、トナー
が飛散して画像に乱れが発生する。
されるような針状突起を非常に細いものとして構成し、
針が接した場合でも、未定着トナー画像を乱すことがな
いようにしている。しかし、前記図9に示されるように
、多数の針状突起を突出させたスターホイールでは、そ
の針22aの間の谷間の部分に用紙Pの先端部が突入し
た場合には、次の針により用紙の先端部が弾かれて、用
紙に振動を与えることがあり、その振動により、トナー
が飛散して画像に乱れが発生する。
【0010】そこで、前記スターホイールに代えて、図
10に示されるような特殊な形状の突起を設けたスター
ホイール20bを用いることが提案されている。前記図
10に示されるスターホイール20bにおいては、突起
22bの回転方向の上流部を斜面23で構成し、該斜面
23に対して用紙Pの先端部が接した場合でも、その用
紙の先端部を弾いたりすることがないようにされる。と
ころが、前述したような特殊形状のスターホイールにお
いては、突起部材の斜面部23が用紙Pに対して、長く
線状に接触するために、その斜面に対して、未定着トナ
ー画像のトナーTが付着する度合が大きくなり、画像の
乱れを防止出来ないという問題が新たに発生する。
10に示されるような特殊な形状の突起を設けたスター
ホイール20bを用いることが提案されている。前記図
10に示されるスターホイール20bにおいては、突起
22bの回転方向の上流部を斜面23で構成し、該斜面
23に対して用紙Pの先端部が接した場合でも、その用
紙の先端部を弾いたりすることがないようにされる。と
ころが、前述したような特殊形状のスターホイールにお
いては、突起部材の斜面部23が用紙Pに対して、長く
線状に接触するために、その斜面に対して、未定着トナ
ー画像のトナーTが付着する度合が大きくなり、画像の
乱れを防止出来ないという問題が新たに発生する。
【0011】
【発明の目的】本発明は、前述したようなスターホイー
ルを用いる用紙搬送装置で、用紙の帯電電位の変化によ
るトナー画像の乱れを防止するもので、用紙が搬送装置
を通過し終えるまで、用紙に対して電位を供給する手段
を設けること、および、スターホイールの突起部材の形
状を規制することにより、該突起部材にトナーが付着す
ることを防止出来るようにする装置を提供することを目
的としている。
ルを用いる用紙搬送装置で、用紙の帯電電位の変化によ
るトナー画像の乱れを防止するもので、用紙が搬送装置
を通過し終えるまで、用紙に対して電位を供給する手段
を設けること、および、スターホイールの突起部材の形
状を規制することにより、該突起部材にトナーが付着す
ることを防止出来るようにする装置を提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、感
光体ドラムに形成したトナー画像を用紙に転写し、該未
定着トナー画像を担持する用紙を定着装置を通して定着
し、コピーを作成するように構成するとともに、前記感
光体ドラムからの画像転写部に設ける転写器と、該転写
器の近傍に配置するガイドローラまたはガイド板等の帯
電部材と、トナー画像を担持する用紙を定着装置に向け
て搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段に対して
用紙を押圧するための手段とを配置してなる用紙搬送装
置に関する。本発明においては、前記転写器の近傍に配
置する帯電部材と、トナー画像を担持する用紙を搬送す
る用紙搬送手段との各部材を導電体で構成し、両部材を
電気的に接続し、帯電器から供給される電荷を両部材に
印加するように構成している。
光体ドラムに形成したトナー画像を用紙に転写し、該未
定着トナー画像を担持する用紙を定着装置を通して定着
し、コピーを作成するように構成するとともに、前記感
光体ドラムからの画像転写部に設ける転写器と、該転写
器の近傍に配置するガイドローラまたはガイド板等の帯
電部材と、トナー画像を担持する用紙を定着装置に向け
て搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段に対して
用紙を押圧するための手段とを配置してなる用紙搬送装
置に関する。本発明においては、前記転写器の近傍に配
置する帯電部材と、トナー画像を担持する用紙を搬送す
る用紙搬送手段との各部材を導電体で構成し、両部材を
電気的に接続し、帯電器から供給される電荷を両部材に
印加するように構成している。
【0013】また、本発明の画像形成装置の用紙搬送装
置においては、前記未定着トナー画像を搬送する搬送手
段を、導電性を有するベルトを用いる搬送装置と、円板
の周囲に針状突起部材を設けた金属製のスターホイール
とにより構成するとともに、両部材に対してトナーの電
荷と逆極性のバイアスを印加するように構成している。 さらに、本発明では、画像転写部に配置される転写器に
対して、用紙搬送路内に配置される用紙センサーの情報
により給電を制御する手段を設けるとともに、用紙後端
部が用紙搬送装置の所定の部分を通過した後に、前記転
写器に対する給電を停止するような制御を行なうことが
出来る。前記手段に加えて、本発明においては、前記用
紙搬送手段を構成するスターホイールを、金属製の円板
部材の周囲に短い針状突起を突出させて構成し、前記針
状突起の間の部分を直線状に形成することが出来る。
置においては、前記未定着トナー画像を搬送する搬送手
段を、導電性を有するベルトを用いる搬送装置と、円板
の周囲に針状突起部材を設けた金属製のスターホイール
とにより構成するとともに、両部材に対してトナーの電
荷と逆極性のバイアスを印加するように構成している。 さらに、本発明では、画像転写部に配置される転写器に
対して、用紙搬送路内に配置される用紙センサーの情報
により給電を制御する手段を設けるとともに、用紙後端
部が用紙搬送装置の所定の部分を通過した後に、前記転
写器に対する給電を停止するような制御を行なうことが
出来る。前記手段に加えて、本発明においては、前記用
紙搬送手段を構成するスターホイールを、金属製の円板
部材の周囲に短い針状突起を突出させて構成し、前記針
状突起の間の部分を直線状に形成することが出来る。
【0014】前述したように構成した用紙搬送手段を用
いることにより、用紙が転写器の部分を通過し終えた状
態でも、その用紙が搬送手段の所定の位置を通過し終え
るまで、搬送手段を介して用紙に対して一定の値の電圧
を印加する作用を継続することができる。したがって、
前記給電手段を用いることにより、未定着トナー画像を
担持する用紙の電位が急激に変化することがなく、用紙
にトナーを確実に保持する状態で、用紙を定着装置に向
けて案内することができ、振動等によってトナーが遊離
することを防止出来る。そして、搬送装置に対して用紙
を押圧するスターホイールに、トナーが移転することを
防止出来るので、未定着トナー画像を乱したり、針のマ
ークが用紙の白紙の部分に形成されることがなくなる。 また、スターホイールの針状の突起の形状を規定するこ
とにより、該突起にトナーが付着することを防止出来る
とともに、突起の谷間の部分に用紙の先端部が入り込ん
だ場合でも、用紙を弾いたりすることがなく、未定着ト
ナー画像を担持する用紙に対して、余分な振動を付与す
ることがなくなる。
いることにより、用紙が転写器の部分を通過し終えた状
態でも、その用紙が搬送手段の所定の位置を通過し終え
るまで、搬送手段を介して用紙に対して一定の値の電圧
を印加する作用を継続することができる。したがって、
前記給電手段を用いることにより、未定着トナー画像を
担持する用紙の電位が急激に変化することがなく、用紙
にトナーを確実に保持する状態で、用紙を定着装置に向
けて案内することができ、振動等によってトナーが遊離
することを防止出来る。そして、搬送装置に対して用紙
を押圧するスターホイールに、トナーが移転することを
防止出来るので、未定着トナー画像を乱したり、針のマ
ークが用紙の白紙の部分に形成されることがなくなる。 また、スターホイールの針状の突起の形状を規定するこ
とにより、該突起にトナーが付着することを防止出来る
とともに、突起の谷間の部分に用紙の先端部が入り込ん
だ場合でも、用紙を弾いたりすることがなく、未定着ト
ナー画像を担持する用紙に対して、余分な振動を付与す
ることがなくなる。
【0015】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の画像形
成装置の用紙搬送装置を説明する。図1に示される本発
明の画像形成装置1においては、前記従来例の場合と同
様に、感光体ドラム2の画像転写部に転写器3を配置し
、該転写器3からの放電により、感光体ドラム2に形成
したトナー画像を用紙に転写するようにしている。前記
転写器3に対して、その上流部にはガイドローラ8を、
下流部には分離除電針部材4をそれぞれ配置しており、
ガイドローラ8により用紙を感光体ドラムに向けて案内
する作用を行い、分離除電針部材4からの放電により、
用紙を感光体ドラムから剥離する作用を行わせるように
している。
成装置の用紙搬送装置を説明する。図1に示される本発
明の画像形成装置1においては、前記従来例の場合と同
様に、感光体ドラム2の画像転写部に転写器3を配置し
、該転写器3からの放電により、感光体ドラム2に形成
したトナー画像を用紙に転写するようにしている。前記
転写器3に対して、その上流部にはガイドローラ8を、
下流部には分離除電針部材4をそれぞれ配置しており、
ガイドローラ8により用紙を感光体ドラムに向けて案内
する作用を行い、分離除電針部材4からの放電により、
用紙を感光体ドラムから剥離する作用を行わせるように
している。
【0016】さらに、前記転写器3による画像転写部の
上流部には、レジローラ5と、ゲート部材7とを配置し
、用紙搬送路内を搬送されてくる用紙の先端部を、ゲー
ト部材7により係止して停止させ、用紙のスキュー等を
補正する作用を行わせるようにする。そして、感光体ド
ラム2に形成されるトナー画像にタイミングを合わせて
ゲートを開き、レジローラ5により用紙の速度を規制し
ながら、該用紙を画像転写部に案内する。なお、前記ゲ
ート部材の近傍には、用紙センサー6を配置しており、
該用紙センサー6は、一般の画像形成装置の場合と同様
に、用紙の通過の検知作用を行うようにする。しかし、
本発明においては、前記用紙センサー6からの用紙の後
端部の検知情報を、転写器3の制御手段に伝達し、転写
器からの放電時間を延長する制御の動作をも行い得るよ
うにしている。
上流部には、レジローラ5と、ゲート部材7とを配置し
、用紙搬送路内を搬送されてくる用紙の先端部を、ゲー
ト部材7により係止して停止させ、用紙のスキュー等を
補正する作用を行わせるようにする。そして、感光体ド
ラム2に形成されるトナー画像にタイミングを合わせて
ゲートを開き、レジローラ5により用紙の速度を規制し
ながら、該用紙を画像転写部に案内する。なお、前記ゲ
ート部材の近傍には、用紙センサー6を配置しており、
該用紙センサー6は、一般の画像形成装置の場合と同様
に、用紙の通過の検知作用を行うようにする。しかし、
本発明においては、前記用紙センサー6からの用紙の後
端部の検知情報を、転写器3の制御手段に伝達し、転写
器からの放電時間を延長する制御の動作をも行い得るよ
うにしている。
【0017】前記画像転写部の下流部には、ベルト11
を設けた搬送装置10を配置しており、該搬送装置10
の上部にスターホイール20、21を配置し、用紙を搬
送装置に向けて押圧させるとともに、該スターホイール
を100MΩの抵抗25を介して接地している。なお、
前記ベルト11は、ゴムの中にカーボン等を混入して、
体積固有抵抗値を108 Ωcm以下に設定したものを
用いている。さらに、前記搬送装置10の下流部には、
傾斜方向が異なる2つのガイド板12、13を配置して
、用紙を定着装置15のローラの間のニップ部分に向け
て案内する。また、前記ガイド板12、13は、金属の
板部材により構成し、導電性を有するものとしている。
を設けた搬送装置10を配置しており、該搬送装置10
の上部にスターホイール20、21を配置し、用紙を搬
送装置に向けて押圧させるとともに、該スターホイール
を100MΩの抵抗25を介して接地している。なお、
前記ベルト11は、ゴムの中にカーボン等を混入して、
体積固有抵抗値を108 Ωcm以下に設定したものを
用いている。さらに、前記搬送装置10の下流部には、
傾斜方向が異なる2つのガイド板12、13を配置して
、用紙を定着装置15のローラの間のニップ部分に向け
て案内する。また、前記ガイド板12、13は、金属の
板部材により構成し、導電性を有するものとしている。
【0018】前述したように構成される図1の画像形成
装置1において、転写器3の近傍に設けられているガイ
ドローラ8は金属製のローラ部材として構成されており
、該ガイドローラ8と2つのガイド板12、13とは、
バリスタ26を介して接地されている。また、前記各部
材と同様に、搬送装置10のベルト11に対しても、シ
ュー部材27を介してガイドローラ8から給電されるよ
うに構成される。そして、前記転写器3からの放電によ
り、ガイドローラ8に所定の値の電位が付与され、前記
ガイド板等とともに、各部材の電位を同電位に維持させ
るようにしている。
装置1において、転写器3の近傍に設けられているガイ
ドローラ8は金属製のローラ部材として構成されており
、該ガイドローラ8と2つのガイド板12、13とは、
バリスタ26を介して接地されている。また、前記各部
材と同様に、搬送装置10のベルト11に対しても、シ
ュー部材27を介してガイドローラ8から給電されるよ
うに構成される。そして、前記転写器3からの放電によ
り、ガイドローラ8に所定の値の電位が付与され、前記
ガイド板等とともに、各部材の電位を同電位に維持させ
るようにしている。
【0019】さらに、本発明の画像形成装置1において
は、図2に示されるように、転写器3に対する給電の制
御を行うための制御装置30を構成している。前記図2
に示される制御装置30には、CPU31に対して用紙
センサー6からの信号と、他のセンサ類からの信号、お
よび、画像形成装置のコントロールパネル32からの信
号等を入力して、通常の画像形成装置の制御を行うよう
にしている。また、前記CPU31からは、転写器3に
向けて高電圧を印加するための高圧電源33の制御手段
を設け、該高圧電源からの給電時間を制御出来るように
構成している。そして、前記用紙センサー6が、用紙の
後端部を検知した情報をCPU31に入力した際に、そ
の用紙の後端部が用紙搬送装置のスターホィールにより
押圧される部分を通過し終えるまで、給電の動作を継続
するようなプログラムをCPU31に設定し、転写器3
からの放電の作用を継続させるようにしている。
は、図2に示されるように、転写器3に対する給電の制
御を行うための制御装置30を構成している。前記図2
に示される制御装置30には、CPU31に対して用紙
センサー6からの信号と、他のセンサ類からの信号、お
よび、画像形成装置のコントロールパネル32からの信
号等を入力して、通常の画像形成装置の制御を行うよう
にしている。また、前記CPU31からは、転写器3に
向けて高電圧を印加するための高圧電源33の制御手段
を設け、該高圧電源からの給電時間を制御出来るように
構成している。そして、前記用紙センサー6が、用紙の
後端部を検知した情報をCPU31に入力した際に、そ
の用紙の後端部が用紙搬送装置のスターホィールにより
押圧される部分を通過し終えるまで、給電の動作を継続
するようなプログラムをCPU31に設定し、転写器3
からの放電の作用を継続させるようにしている。
【0020】前述したように、制御装置30を構成する
ことにより、該制御装置30では、図3のタイミングチ
ャートに示されるように、用紙搬送装置に対する駆動の
制御が行われる。すなわち、コントロールパネルのボタ
ンを押して装置の作動を開始すると、メインモータが駆
動され、コピーを作成するための各部材の動作が開始さ
れ、それと同時に、転写器3に対する電圧の印加の作用
が開始される。そして、感光体ドラムに対してトナー画
像の作成が開始されて、用紙が給紙装置から送り出され
、その用紙が用紙センサー6により検知される。
ことにより、該制御装置30では、図3のタイミングチ
ャートに示されるように、用紙搬送装置に対する駆動の
制御が行われる。すなわち、コントロールパネルのボタ
ンを押して装置の作動を開始すると、メインモータが駆
動され、コピーを作成するための各部材の動作が開始さ
れ、それと同時に、転写器3に対する電圧の印加の作用
が開始される。そして、感光体ドラムに対してトナー画
像の作成が開始されて、用紙が給紙装置から送り出され
、その用紙が用紙センサー6により検知される。
【0021】前記用紙センサー6が用紙の後端部を検知
し、その検知情報が前記図2のCPUに入力され、所定
の時間tが経過した後で、前記転写器3に対する給電が
停止されるように、そのCPUに対する給電の制御を行
うようにする。したがって、前記転写器3に対する給電
を継続している間は、図1に示されるように、ガイドロ
ーラ8に帯電される電気は、ガイド板12とシュー部材
27とを介して、搬送装置10のベルト11に印加され
る。そして、前記ベルト11に対してガイドローラ8の
電位を印加することが出来、該ベルト11を介して、用
紙を帯電させる状態を維持させることができる。例えば
、転写器3に対して−5KVの電圧を印加した場合に、
ガイドローラ8は−400V程度に帯電され、その電位
をベルト11に対して印加することにより、ベルトを介
して用紙に給電する作用を継続させることができる。
し、その検知情報が前記図2のCPUに入力され、所定
の時間tが経過した後で、前記転写器3に対する給電が
停止されるように、そのCPUに対する給電の制御を行
うようにする。したがって、前記転写器3に対する給電
を継続している間は、図1に示されるように、ガイドロ
ーラ8に帯電される電気は、ガイド板12とシュー部材
27とを介して、搬送装置10のベルト11に印加され
る。そして、前記ベルト11に対してガイドローラ8の
電位を印加することが出来、該ベルト11を介して、用
紙を帯電させる状態を維持させることができる。例えば
、転写器3に対して−5KVの電圧を印加した場合に、
ガイドローラ8は−400V程度に帯電され、その電位
をベルト11に対して印加することにより、ベルトを介
して用紙に給電する作用を継続させることができる。
【0022】前記図2に示されるような制御装置を用い
て、図3のタイミングチャートに示されるような制御の
動作を行うことにより、本発明の装置においては、図4
のグラフに示されるように、用紙に対して給電の作用を
行うことができる。つまり、前記図4に示されるように
、用紙の後端部が転写器の放電部分を通過し終えた後で
も、その用紙の電位が急激に低下することを防止出来る
ようにしている。前記図4のグラフにおいて、用紙に転
写されるトナーの電位は、プラスの高電位のままでの維
持され、スターホイールの電位も0Vに近似する電位に
なる。これに対して、未定着トナー画像を担持する用紙
の電位は、その用紙が転写器の部分を離れた後でも、図
の実線で示されるように、次第に電位が低下する状態と
なり、図の仮想線で示されるように、急激に電位が低下
する状態とはならない。
て、図3のタイミングチャートに示されるような制御の
動作を行うことにより、本発明の装置においては、図4
のグラフに示されるように、用紙に対して給電の作用を
行うことができる。つまり、前記図4に示されるように
、用紙の後端部が転写器の放電部分を通過し終えた後で
も、その用紙の電位が急激に低下することを防止出来る
ようにしている。前記図4のグラフにおいて、用紙に転
写されるトナーの電位は、プラスの高電位のままでの維
持され、スターホイールの電位も0Vに近似する電位に
なる。これに対して、未定着トナー画像を担持する用紙
の電位は、その用紙が転写器の部分を離れた後でも、図
の実線で示されるように、次第に電位が低下する状態と
なり、図の仮想線で示されるように、急激に電位が低下
する状態とはならない。
【0023】したがって、感光体ドラムからトナー画像
が転写された用紙は、ベルト11から供給される電荷に
より、その電位が急激に低下することがないようにされ
、トナーを用紙の表面に対して電気的に支持させた状態
のままで、定着装置に向けて搬送される。そして、用紙
に担持される未定着トナー画像は、用紙に振動が加えら
れた場合でも、遊離したりすることがなく、スターホイ
ールにより押圧された状態でも、画像の抜け等が発生せ
ずに定着作用が行われる。
が転写された用紙は、ベルト11から供給される電荷に
より、その電位が急激に低下することがないようにされ
、トナーを用紙の表面に対して電気的に支持させた状態
のままで、定着装置に向けて搬送される。そして、用紙
に担持される未定着トナー画像は、用紙に振動が加えら
れた場合でも、遊離したりすることがなく、スターホイ
ールにより押圧された状態でも、画像の抜け等が発生せ
ずに定着作用が行われる。
【0024】なお、前記本発明の実施例において、ベル
トに対する給電系統は、転写コロトロンからの放電によ
り、ガイドローラ8に発生する電気を用いるようにする
場合で示しているが、本発明においては、帯電部材とし
て、ガイド板等を用いることも可能である。さらに、本
発明の装置では、搬送ベルトを用いずに、用紙を案内す
るガイド板部材を用いることもでき、そのようなガイド
板を用いる場合には、スターホイールを設けることを省
略して搬送機構を構成することができる。そして、前記
ベルトやガイド板に対して電圧を印加するための手段と
しては、転写コロトロンからの放電を用いずに、別の給
電系統を用いることもできる。前述したように、画像転
写後の用紙を案内するための部材に対して、別の給電系
統を用いる場合でも、未定着トナー画像を担持する用紙
の後端部が、用紙搬送手段の所定の位置を通過した後で
、用紙に対して電荷を印加する作用を停止させるような
手段を用いることができる。
トに対する給電系統は、転写コロトロンからの放電によ
り、ガイドローラ8に発生する電気を用いるようにする
場合で示しているが、本発明においては、帯電部材とし
て、ガイド板等を用いることも可能である。さらに、本
発明の装置では、搬送ベルトを用いずに、用紙を案内す
るガイド板部材を用いることもでき、そのようなガイド
板を用いる場合には、スターホイールを設けることを省
略して搬送機構を構成することができる。そして、前記
ベルトやガイド板に対して電圧を印加するための手段と
しては、転写コロトロンからの放電を用いずに、別の給
電系統を用いることもできる。前述したように、画像転
写後の用紙を案内するための部材に対して、別の給電系
統を用いる場合でも、未定着トナー画像を担持する用紙
の後端部が、用紙搬送手段の所定の位置を通過した後で
、用紙に対して電荷を印加する作用を停止させるような
手段を用いることができる。
【0025】(スターホイールの構成)前記図1に示さ
れるように、搬送装置10の上部に配置されるスターホ
イール20、21は、図5および図6に示されるように
構成される。前記図5に示されるスターホイール20は
、金属製の円板状の部材の周囲に、一定のピッチで針状
の突起22……を多数突出させて設けている。前記突起
22は、その傾斜面の角度を、スターホイールの軸心を
通る線に対して、両側に30°±5°の角度に設定され
、その突起の突出高さtを1mm程度に設定している。
れるように、搬送装置10の上部に配置されるスターホ
イール20、21は、図5および図6に示されるように
構成される。前記図5に示されるスターホイール20は
、金属製の円板状の部材の周囲に、一定のピッチで針状
の突起22……を多数突出させて設けている。前記突起
22は、その傾斜面の角度を、スターホイールの軸心を
通る線に対して、両側に30°±5°の角度に設定され
、その突起の突出高さtを1mm程度に設定している。
【0026】また、前記突起22の間の谷間の部分では
、図6に示されるように、平面部24として形成してお
り、谷の部分が深く形成されないようにしている。そし
て、前記スターホイール20の突起の間の部分に対して
、用紙の先端部が入り込んだ場合でも、その用紙の先端
部は、スターホイール20が回転されることにより、平
面部の傾斜にしたがって滑り、突起により弾かれたりす
ることがないようになる。したがって、前記図5に示さ
れるようなスターホイールを用いることにより、用紙に
担持される未定着トナー画像を突起部材により乱すこと
を防止出来、用紙の先端部を弾いたりして、用紙に振動
を付与したりする等の不都合な状態が発生することを防
止することができる。
、図6に示されるように、平面部24として形成してお
り、谷の部分が深く形成されないようにしている。そし
て、前記スターホイール20の突起の間の部分に対して
、用紙の先端部が入り込んだ場合でも、その用紙の先端
部は、スターホイール20が回転されることにより、平
面部の傾斜にしたがって滑り、突起により弾かれたりす
ることがないようになる。したがって、前記図5に示さ
れるようなスターホイールを用いることにより、用紙に
担持される未定着トナー画像を突起部材により乱すこと
を防止出来、用紙の先端部を弾いたりして、用紙に振動
を付与したりする等の不都合な状態が発生することを防
止することができる。
【0027】そして、前記図1に示されるように、用紙
の後端部が用紙搬送装置の部分を通過し終えるまで、ベ
ルトを介して用紙に電荷を供給する手段を設け、用紙の
電位が0Vに低下することを防止出来るようにすること
に加えて、図5のようなスターホイールを用いることに
よる効果を追加することができる。したがって、前述し
たように、用紙搬送装置の部分で、用紙に対してトナー
を電気的に保持させる作用を発揮させることにより、ス
ターホイールが用紙の画像担持面に接した場合でも、ス
ターホイールに向けてトナーが移転することを防止出来
る。また、本発明の用紙搬送装置においては、トナー画
像が転写された用紙をスターホイール20……により搬
送装置10に対して押圧する部分で、用紙の先端部がス
ターホイールに接触した場合でも、該スターホイール2
0…の表面には、従来のスターホイールのように深い谷
の部分がないので、用紙をスターホイールによりベルト
に向けて押圧する作用を良好に発揮させることができる
。
の後端部が用紙搬送装置の部分を通過し終えるまで、ベ
ルトを介して用紙に電荷を供給する手段を設け、用紙の
電位が0Vに低下することを防止出来るようにすること
に加えて、図5のようなスターホイールを用いることに
よる効果を追加することができる。したがって、前述し
たように、用紙搬送装置の部分で、用紙に対してトナー
を電気的に保持させる作用を発揮させることにより、ス
ターホイールが用紙の画像担持面に接した場合でも、ス
ターホイールに向けてトナーが移転することを防止出来
る。また、本発明の用紙搬送装置においては、トナー画
像が転写された用紙をスターホイール20……により搬
送装置10に対して押圧する部分で、用紙の先端部がス
ターホイールに接触した場合でも、該スターホイール2
0…の表面には、従来のスターホイールのように深い谷
の部分がないので、用紙をスターホイールによりベルト
に向けて押圧する作用を良好に発揮させることができる
。
【0028】なお、前記図5および図6に示される本発
明のスターホイールにおいて、突起22の突出角度を6
0°±10°に設定する場合で示しているが、前記突起
の角度をそれ以上に大きく設定すると、用紙の先端部を
弾く作用が発生し、トナーを飛散させるという問題が発
生する。また、前記突起部材の突出高さを1mm以上に
すると、突起の間に用紙が入り込んでしまい、その用紙
の先端部を弾く作用が発生する。しかし、前記突起を1
mm程度に設定する場合には、突起の間の平面部が未定
着トナー画像をこすったりすることがなく、搬送装置に
向けて用紙を押圧する作用を良好に発揮させることがで
きる。また、前述したようにスターホイールを構成する
場合には、スターホイールの突起の間の部分を平面部と
せずに、曲面として構成することも可能であり、その場
合でも、用紙の先端部を弾いたりすることがない。
明のスターホイールにおいて、突起22の突出角度を6
0°±10°に設定する場合で示しているが、前記突起
の角度をそれ以上に大きく設定すると、用紙の先端部を
弾く作用が発生し、トナーを飛散させるという問題が発
生する。また、前記突起部材の突出高さを1mm以上に
すると、突起の間に用紙が入り込んでしまい、その用紙
の先端部を弾く作用が発生する。しかし、前記突起を1
mm程度に設定する場合には、突起の間の平面部が未定
着トナー画像をこすったりすることがなく、搬送装置に
向けて用紙を押圧する作用を良好に発揮させることがで
きる。また、前述したようにスターホイールを構成する
場合には、スターホイールの突起の間の部分を平面部と
せずに、曲面として構成することも可能であり、その場
合でも、用紙の先端部を弾いたりすることがない。
【0029】前述したように構成される用紙搬送装置は
、電子写真方式を用いる電子複写機や、レーザプリンタ
ー等の任意の画像形成装置に適用することが可能であり
、ベルトに対する給電手段も、ガイド板を経由せずに、
直接給電ブラシ等を用いて行うことも出来る。さらに、
ベルトに対して電荷を供給する時間等は、未定着トナー
画像を乱すことがない範囲で、任意に設定することがで
きる。
、電子写真方式を用いる電子複写機や、レーザプリンタ
ー等の任意の画像形成装置に適用することが可能であり
、ベルトに対する給電手段も、ガイド板を経由せずに、
直接給電ブラシ等を用いて行うことも出来る。さらに、
ベルトに対して電荷を供給する時間等は、未定着トナー
画像を乱すことがない範囲で、任意に設定することがで
きる。
【0030】
【発明の効果】本発明の画像形成装置の用紙搬送装置は
、前述したように構成した用紙搬送手段を用いることに
より、用紙が転写器の部分を通過し終えた状態でも、そ
の用紙が搬送手段の所定の位置を通過し終えるまで、搬
送手段を介して用紙に対して一定の値の電圧を印加する
作用を継続することができる。したがって、前記給電手
段を用いることにより、未定着トナー画像を担持する用
紙の電位が急激に変化することがなく、用紙にトナーを
確実に保持する状態で、用紙を定着装置に向けて案内す
ることができ、振動等によってトナーが遊離することを
防止出来る。そして、搬送装置に対して用紙を押圧する
スターホイールに対して、トナーが移転することを防止
出来るので、未定着トナー画像を乱したり、針のマーク
が用紙の白紙の部分に形成されることがなくなる。また
、スターホイールの針状の突起の形状を規定することに
より、該突起にトナーが付着することを防止出来、突起
の谷間の部分に用紙の先端部が入り込んだ場合でも、用
紙の先端部を弾いたりすることがなく、未定着トナー画
像を担持する用紙に対して、余分な振動を付与すること
がなくなる。
、前述したように構成した用紙搬送手段を用いることに
より、用紙が転写器の部分を通過し終えた状態でも、そ
の用紙が搬送手段の所定の位置を通過し終えるまで、搬
送手段を介して用紙に対して一定の値の電圧を印加する
作用を継続することができる。したがって、前記給電手
段を用いることにより、未定着トナー画像を担持する用
紙の電位が急激に変化することがなく、用紙にトナーを
確実に保持する状態で、用紙を定着装置に向けて案内す
ることができ、振動等によってトナーが遊離することを
防止出来る。そして、搬送装置に対して用紙を押圧する
スターホイールに対して、トナーが移転することを防止
出来るので、未定着トナー画像を乱したり、針のマーク
が用紙の白紙の部分に形成されることがなくなる。また
、スターホイールの針状の突起の形状を規定することに
より、該突起にトナーが付着することを防止出来、突起
の谷間の部分に用紙の先端部が入り込んだ場合でも、用
紙の先端部を弾いたりすることがなく、未定着トナー画
像を担持する用紙に対して、余分な振動を付与すること
がなくなる。
【図1】 本発明の画像形成装置の要部の構成を示す
説明図である。
説明図である。
【図2】 本発明の制御装置の構成を示すブロック図
である。
である。
【図3】 本発明の装置において、制御の動作を示す
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図4】 用紙の帯電とトナーの電位の関係を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図5】 本発明のスターホイールの構成を示す正面
図である。
図である。
【図6】 スターホイールの表面の形状を示す説明図
である。
である。
【図7】 従来の画像形成装置の説明図である。
【図8】 従来例における用紙の帯電とトナーの電位
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図9】 従来のスターホイールの構成を示す説明図
である。
である。
【図10】 別の従来例のスターホイールの構成を示
す説明図である。
す説明図である。
1 画像形成装置、 2 感光体ドラム
、 3 転写器、8 ガイドローラ、
10 搬送装置、 11 ベルト、1
2 ガイド板、 15 定着装置、
20・21 スターホイール、22 突起
、 30 制御装置。
、 3 転写器、8 ガイドローラ、
10 搬送装置、 11 ベルト、1
2 ガイド板、 15 定着装置、
20・21 スターホイール、22 突起
、 30 制御装置。
Claims (4)
- 【請求項1】 感光体ドラムに形成したトナー画像を
用紙に転写し、該未定着トナー画像を担持する用紙を定
着装置を通して定着し、コピーを作成するように構成す
るとともに、前記感光体ドラムからの画像転写部に設け
る転写器と、該転写器の近傍に配置し、前記転写器から
の放電により帯電する部材と、トナー画像を担持する用
紙を定着装置に向けて搬送する用紙搬送手段と、前記用
紙搬送手段に対して用紙を押圧するための手段とを配置
してなる用紙搬送装置において、前記転写器の近傍に配
置する帯電部材と、トナー画像を担持する用紙を搬送す
る用紙搬送手段とを電気的に接続し、帯電器から供給さ
れる電荷を用紙搬送手段に印加し、搬送中の用紙に給電
作用を行なうことを特徴とする画像形成装置の用紙搬送
装置。 - 【請求項2】 感光体ドラムに形成したトナー画像を
用紙に転写し、該未定着トナー画像を担持する用紙を定
着装置を通して定着し、コピーを作成するように構成す
るとともに、前記感光体ドラムからの画像転写部に設け
る転写器と、トナー画像を担持する用紙を定着装置に向
けて搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段に対し
て用紙を押圧するための手段とを配置してなる用紙搬送
装置において、トナー画像を担持する用紙を搬送する用
紙搬送手段に、画像上のトナーとは逆極性のバイアス電
圧を印加し、搬送中の用紙に給電作用を行なうことを特
徴とする画像形成装置の用紙搬送装置。 - 【請求項3】 画像転写部に配置される転写器に対し
て、用紙搬送路内に配置される用紙センサーの情報を用
いて、給電を制御する手段を設けるとともに、用紙後端
部が用紙搬送部を通過した後に、前記転写器に対する給
電を停止するように制御を行なうことを特徴とする請求
項1に記載の画像形成装置の用紙搬送装置。 - 【請求項4】 前記用紙搬送手段を構成するスターホ
イールを、金属製の円板部材の周囲に短い針状突起を突
出させて構成し、前記針状突起の間の部分を直線状に形
成することを特徴とする請求項1、2または請求項3の
いずれかに記載の画像形成装置の用紙搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3168767A JP3019483B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 画像形成装置の用紙搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3168767A JP3019483B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 画像形成装置の用紙搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04366858A true JPH04366858A (ja) | 1992-12-18 |
JP3019483B2 JP3019483B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=15874077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3168767A Expired - Fee Related JP3019483B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 画像形成装置の用紙搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019483B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7251450B2 (en) * | 2002-10-29 | 2007-07-31 | Sharp Kabushiki Kaisha | Paper separator and processor cartridge |
JP2012034555A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Ask:Kk | 被覆電線の分別処理装置 |
US8131202B2 (en) * | 2007-02-17 | 2012-03-06 | Seiko I Infotech Inc. | Image forming apparatus having spur unit for regulating conveyance of sheet |
-
1991
- 1991-06-13 JP JP3168767A patent/JP3019483B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7251450B2 (en) * | 2002-10-29 | 2007-07-31 | Sharp Kabushiki Kaisha | Paper separator and processor cartridge |
US8131202B2 (en) * | 2007-02-17 | 2012-03-06 | Seiko I Infotech Inc. | Image forming apparatus having spur unit for regulating conveyance of sheet |
JP2012034555A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Ask:Kk | 被覆電線の分別処理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3019483B2 (ja) | 2000-03-13 |
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