JPH04366584A - 抵抗調節型ヒーター及びヒーターユニット - Google Patents

抵抗調節型ヒーター及びヒーターユニット

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JPH04366584A
JPH04366584A JP3167645A JP16764591A JPH04366584A JP H04366584 A JPH04366584 A JP H04366584A JP 3167645 A JP3167645 A JP 3167645A JP 16764591 A JP16764591 A JP 16764591A JP H04366584 A JPH04366584 A JP H04366584A
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resistance
slit
honeycomb structure
electrodes
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文夫 安部
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近藤 智治
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純一 鈴木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車排ガスの浄化等
に好適に用いることができる抵抗調節型ヒーター及びヒ
ーターユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】最近になり、自動車等の内燃機関から排
出される排気ガス中の窒素酸化物(NOX )、一酸化
炭素(CO)、炭化水素(HC)を浄化するための触媒
、触媒担体等として、従来公知の多孔質セラミックハニ
カム構造体のほかに、金属ハニカム構造体が注目を集め
るようになってきた。一方、排ガス規制の強化に伴ない
、コールドスタート時のエミッションを低減するヒータ
ー等の開発も切望されている。
【0003】このようなハニカム構造体として、例えば
実開昭63−67609号公報に記載の技術が知られて
いる。この実開昭63−67609号公報には、セラミ
ック製主モノリス触媒の上流側に近接させてメタル担体
にアルミナをコートした電気通電可能なメタルモノリス
触媒を配設した触媒コンバーターが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
63−67609号公報記載の触媒コンバーターにおい
ては、主モノリス触媒の上流側に近接させて配設したプ
レヒーターとしてのメタルモノリス触媒は、単にフォイ
ルタイプのメタルハニカム構造体の内周から外周へ通電
し発熱させるものであって、その抵抗が調節されておら
ず(即ち、材質、寸法、リブ厚が規定されるのみで、所
望の抵抗が調節されていない)、昇温特性が不十分であ
るという問題があった。
【0005】そこで、本出願人は、先に、ハニカム構造
体に通電のための少なくとも2つの電極を設けるととも
に、該電極間に抵抗調節機構を有するヒーターを提案し
た(特願平2−96866号)。このヒーターは、その
スリットの外周部にジルコニア系の耐熱性無機接着剤を
充填し、スリット間を絶縁している。このヒーターによ
れば、所望の発熱性を制御でき、かつ自動車排ガスのコ
ールドスタート時のエミッション低減に有用である。本
出願人はまた、ハニカム構造体の外周に設けたスリット
にアルミナ質等のセラミックからなる絶縁部材(スペー
サー)をセットして絶縁部を形成したヒーター、また、
ハニカムヒーターの外周部をセラミック質のマット、ク
ロス等の絶縁物質を介在させ金属質バンドで被覆するこ
とによりハニカムヒーターを保持する方法などを提案し
た(特願平3−15880号)。さらに特願平3−15
880号には、バンドやリング自体を、例えばAl2 
O3 やZrO2 を溶射してセラミックコーティング
し、バンド及びリング表面に絶縁保護膜を形成する方法
も開示されている。上記したいずれの方法もヒーターの
抵抗調節機構を絶縁して保護する手法を示すものである
が、自動車の苛酷な運転条件下(特に、振動と熱衝撃)
においては、破壊される恐れがあり、実用上問題がある
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決し、苛酷な運転条件下においても短絡を防止しその抵
抗調節機能を充分に発現させることができる抵抗調節型
ヒーター及びヒーターユニットを提供することを目的と
するものである。即ち、本発明によれば、多数の貫通孔
を有するハニカム構造体に通電のための少なくとも2つ
の電極を設けるとともに、該電極間に抵抗調節機構を設
けてなる抵抗調節型ヒーターであって、該抵抗調節機構
を形成する少なくとも一部分に絶縁性を有するセラミッ
クコーティングを施したことを特徴とする抵抗調節型ヒ
ーター、および、多数の貫通孔を有するハニカム構造体
に通電のための少なくとも2つの電極を設けるとともに
、該電極間に抵抗調節機構たるスリットを設けてなる抵
抗調節型ヒーターであって、該スリットの外周部に絶縁
性セラミックコーティングされた金属質のスペーサーを
挿入したことを特徴とする抵抗調節型ヒーター、が提供
される。
【0007】また、本発明によれば、多数の貫通孔を有
するハニカム構造体に通電のための少なくとも2つの電
極を設けるとともに、該電極間に抵抗調節機構を設けて
なる抵抗調節型ヒーターを金属質からなる缶体に保持し
てなるヒーターユニットであって、該抵抗調節機構を形
成する少なくとも一部分にあるいは該抵抗調節機構を形
成する少なくとも一部分と該缶体に絶縁性を有するセラ
ミックコーティングを施したことを特徴とするヒーター
ユニット、および、多数の貫通孔を有するハニカム構造
体に通電のための少なくとも2つの電極を設けるととも
に、該電極間に抵抗調節機構たるスリットを設けてなる
抵抗調節型ヒーターを金属質からなる缶体に保持してな
るヒーターユニットであって、該スリットの外周部に絶
縁性セラミックコーティングされた金属質のスペーサー
を挿入するとともに、該缶体に絶縁性を有するセラミッ
クコーティングを施したことを特徴とするヒーターユニ
ット、が提供される。本発明の抵抗調節型ヒーター、ヒ
ーターユニットとしては、さらに抵抗調節型ヒーターの
外周部に絶縁性を有するセラミックコーティングを施す
ことが好ましく、また、セラミックコーティングはほう
ろう加工(ほうろうがけ)により施されることが好まし
い。さらに、抵抗調節機構はスリットとすることが好ま
しい。
【0008】
【作用】本発明は、スリット等の抵抗調節機構を有する
ヒーターにおいて、苛酷な運転条件下においても短絡を
防止しその抵抗調節機能を充分に発現させるために、抵
抗調節機構を形成する少なくとも一部分に絶縁性を有す
るセラミックコーティングを施すか、及び/または、抵
抗調節機構たるスリットの外周部に絶縁性セラミックコ
ーティングされた金属質のスペーサーを挿入してなる抵
抗調節型ヒーターである。また、これらの抵抗調節型ヒ
ーターを金属質からなる缶体に保持してなるヒーターユ
ニットの場合には、さらに缶体に絶縁性を有するセラミ
ックコーティングを施すものである。本発明の抵抗調節
型ヒーター、ヒーターユニットは、上記のような構成で
あるため、自動車の苛酷な運転条件下においてもスリッ
ト等の抵抗調節機構の絶縁性を確実に保持することがで
きる。
【0009】次に、本発明において、スリット等抵抗調
節機構の抵抗調節機能を充分に発現させるための絶縁性
を有するセラミックコーティングについて説明する。本
発明では、抵抗調節機構を形成する部分に絶縁性を有す
るセラミックコーティングを施す。ここで抵抗調節機構
がスリットの場合、運転中にハニカム構造体のセルが変
形し、スリットを隔てたリブ(隔壁)が接触する危険が
あるため、スリット部にセラミックコーティングするこ
とが必要である。この場合、図2に示すように、スリッ
ト部10全域にコーティング12を施しても良いが、簡
易に使用するためには、外周部分11から10mm程度
コーティングして絶縁するだけでもよい。また、スリッ
ト部10全体を封止するようにセラミックコーティング
12を施すと、そこからのガスの吹き抜けが防止でき、
好ましい。
【0010】また、本発明では、さらにハニカム構造体
の外周部、例えば、上側面、下側面または外側面に、セ
ラミックコーティングを施すことが好ましい。即ち、ヒ
ーターが缶体、あるいはヒーターを缶体に保持する保持
部材と接触する可能性のある個所、部分にはセラミック
コーティングすることが、短絡防止の点で好ましい。さ
らに、本発明においては、図3のように、絶縁性の確保
およびヒーターの変形防止の観点から、抵抗調節機構た
るスリット部10にスペーサー13を挿入することが好
ましい。スペーサーの材質としては、通常アルミナ質等
のセラミック質からなるスペーサーが考えられるが、セ
ラミック質の場合、固くて脆いため破損し易いという欠
点がある。一方、金属質の部材にセラミックコーティン
グしたスペーサーはそのもの自体が金属の性質を示すた
めに破損の恐れがなく、好ましい。またこの場合、金属
質の部材はヒーター本体の材質と同程度の熱膨張を示す
ものであることが望ましい。
【0011】ここで、スペーサーの構造としては特に限
定されないが、図4〜図6に示す通り、ヒーターの外周
から10mm程度挿入する構造(図4)、スリット全体
に挿入する構造(図5)、ヒーターの外側面を一体的に
保持する構造(図6)等、各種の構造が考えられる。上
記のうち、図4のスペーサーは簡易性から好ましく、図
5のスペーサーはスリット部のガス吹き抜け防止の点か
ら好ましく、図6のスペーサーはハニカム構造体の振動
による変形を防止できる点から好ましい。
【0012】なお、本発明においては、スリット部にセ
ラミックコーティングし、さらにスリット部にスペーサ
ーを挿入することが好ましいが、どちらか一方の絶縁処
理であっても十分に機能を発現するものである。本発明
におけるセラミックコーティングとしては、例えば溶射
、化学気相蒸着法(CVD)、物理気相蒸着法(PVD
)、ほうろう加工、ディップ法等を挙げることができる
が、簡易で耐熱性、耐熱衝撃性に優れることからほうろ
う加工が好ましい。
【0013】ほうろう加工は、例えば次のように実施さ
れる。所望の耐熱フリットに、耐火性物質としてアルミ
ナ、クロミヤ、溶融シリカ、粘土、その他と必要に応じ
て酸、アルカリ等の解膠剤を添加し、泥漿状スリップを
得る。一方、金属質からなる基材はその表面をサンドブ
ラスト等によって面出しし、さらに酸や合成洗剤等によ
って洗浄した後、これに上記の泥漿状スリップをスプレ
ー掛け、浸し掛け、ハケ塗り等により施釉する。次いで
、施釉後、乾燥工程を経て、焼成炉にて通常大気中60
0〜1150℃の温度で焼成することにより、金属質基
材上へのほうろう加工が施される。ここで代表的な釉薬
種としては、例えばN.B.S.(米国のビューロー・
オブ・スタンダード)のA−19、A−20、A−55
m、A−19H、A−417、A−520、M37〜M
41、M13、M43等が挙げられる。M13等は施釉
後1350℃程度のH2 雰囲気で焼成する。
【0014】耐熱フリットの材料選定に当っては、熱膨
張を基材と比較的合致するように(例えば、基材の熱膨
張の50%から100%までの範囲)選定することが好
ましく、さらに施釉部の耐熱性は400℃以上、好まし
くは600℃以上とする。フリットに添加する耐火性物
質の量は、5〜50%が好ましい。耐火性物質の量が5
%未満では耐熱性が劣り、50%を超えると施釉性が劣
る。上記のようにして得られるセラミックコーティング
の膜厚は5〜500μmの範囲が好ましい。膜厚が5μ
m未満では所望の絶縁性と耐久性が得られず、膜厚が5
00μmを超えるとチッピング等が起きはじめ、膜の付
着性に問題が生じる。次に、本発明のヒーターユニット
では、セラミックコーティングは缶体にも施す。即ち、
上記したように種々のセラミックコーティングが施され
た抵抗調節型ヒーター(ハニカムヒーター)が缶体に保
持され、ヒーターユニットとして用いられることになる
が、ハニカムヒーターが缶体と接触する可能性のある缶
体部分あるいは部材にはセラミックコーティング処理を
施すことがさらに好ましい。すなわち本発明では、通常
ハニカムヒーターの外周部をセラミック質のマット、ク
ロス等の絶縁物質を介在させ、金属質のバンドやリング
等を用いて缶体内に保持される。従って、これらの金属
質のバンドやリングなどの部材、及び缶体の内側そのも
のにセラミックコーティング処理を実施することが好ま
しい。このようなヒーターユニットは、主モノリス触媒
の上流側あるいは下流側等に配設して触媒コンバーター
を形成することもでき、またハニカムヒーター上に触媒
を担持し、それ自体触媒コンバーターとして作用するこ
ともできる。
【0015】本発明の基体であるハニカム構造体の構成
材料としては、通電により発熱する材料からなるもので
あれば制限はなく、金属質でもセラミック質でもよいが
、金属質が機械的強度が高いため好ましい。金属質の場
合、例えばステンレス鋼やFe−Cr−Al、Fe−C
r、Fe−Al、Fe−Ni、W−Co、Ni−Cr等
の組成を有する材料からなるものが挙げられる。上記の
うち、Fe−Cr−Al、Fe−Cr、Fe−Alが耐
熱性、耐酸化性、耐食性に優れ、かつ安価で好ましい。 ハニカム構造体は、多孔質であっても非多孔質であって
もよいが、触媒を担持する場合には、多孔質のハニカム
構造体が触媒層との密着性が強く熱膨張差による触媒の
剥離が生ずることが殆どないことから好ましい。
【0016】次に、本発明のハニカム構造体のうち金属
質ハニカム構造体の製造方法の例を説明する。まず、所
望の組成となるように、例えばFe粉末、Al粉末、C
r粉末、又はこれらの合金粉末などにより金属粉末原料
を調製する。次いで、このように調製された金属粉末原
料と、メチルセルロース、ポリビニルアルコール等の有
機バインダー、水を混合した後、この混合物を所望のハ
ニカム形状に押出成形する。
【0017】次に、押出成形されたハニカム成形体を、
非酸化雰囲気下1000〜1450℃で焼成する。ここ
で、水素を含む非酸化雰囲気下において焼成を行なうと
、有機バインダーがFe等を触媒にして分解除去し、良
好な焼結体(ハニカム構造体)が得られ好ましい。
【0018】焼成温度が1000℃未満の場合、成形体
が焼結せず、焼成温度が1450℃を超えると得られる
焼結体が変形するため、好ましくない。なお、望ましく
は、得られたハニカム構造体の隔壁及び気孔の表面を耐
熱性金属酸化物で被覆する。
【0019】次に、得られたハニカム構造体について、
後述する電極間に、各種の態様により抵抗調節機構を設
ける。ハニカム構造体に設ける抵抗調節機構としては、
例えば■スリットを種々の方向、位置、長さで設けるこ
と、■貫通軸方向の隔壁長さを変化させること、■ハニ
カム構造体の隔壁の厚さ(壁厚)を変化させるか、また
は貫通孔のセル密度を変化させること、および■ハニカ
ム構造体の隔壁にスリットを設けること、等が好ましい
ものとして挙げられる。このうち、発熱部分を簡易に調
節できる方法として、■のスリットの形成が特に好まし
い。
【0020】上記のようにして得られた金属質ハニカム
構造体は、通常その外周部の隔壁または内部に、ろう付
け、溶接などの手段によって電極を設けることにより、
ハニカム型のヒーターが作製される。なお、ここでいう
電極とは、当該ヒーターに電圧をかけるための端子の総
称を意味し、ヒーター外周部と缶体を直接接合したもの
や、アース等の端子を含む。
【0021】この金属質ハニカム構造体はヒーターとし
て用いる場合、全体としてその抵抗値が0.001Ω〜
0.5Ωの範囲となるように形成することが好ましい。 また、上記の金属質ハニカム構造体の表面にさらに触媒
を担持させることにより、排気ガスの浄化反応(酸化反
応熱等)による温度上昇が期待できるため、好ましい。
【0022】金属質ハニカム構造体の表面に担持する触
媒は、大きな表面積を有する担体に触媒活性物質を担持
させたものである。ここで、大きな表面積を有する担体
としては、例えばγ−Al2 O3 系、TiO2 系
、SiO2 −Al2 O3 系などやペロブスカイト
系のものが代表的なものとして挙げられる。触媒活性物
質としては、例えばPt、Pd、Rh等の貴金属、Cu
、Ni、Cr、Co等の卑金属などを挙げることができ
る。上記のうち、γ−Al2 O3 系に貴金属を10
〜100g/ft3 担持したものが好ましい。
【0023】本発明におけるハニカム構造体のハニカム
形状としては特に限定はされないが、具体的には、例え
ば6〜1500セル/インチ2 (cpi2 )(0.
9〜233セル/cm2 )の範囲のセル密度を有する
ように形成することが好ましい。又、隔壁の厚さは50
〜2000μmの範囲が好ましい。
【0024】また、上記したようにハニカム構造体は多
孔質であっても非多孔質でもよくその気孔率は制限され
ないが、0〜50%、好ましくは25%未満の範囲とす
ることが強度特性、耐酸化性、耐食性の面から望ましい
。また、触媒を担持する場合には、触媒層との密着性の
点から5%以上の気孔率を有することが好ましい。 尚、本発明においてハニカム構造体とは、隔壁により仕
切られた多数の貫通孔を有する一体構造をいい、例えば
貫通孔の断面形状(セル形状)は円形、多角形、コルゲ
ート形等の各種の任意な形状が使用できる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて更に詳しく
説明するが、本発明はこれらの実施例に限られるもので
はない。 (実施例1)純Fe粉末、純Cr粉末、Fe−50wt
%Al合金粉末、Fe−20wt%B粉末、Fe−75
wt%Si粉末をFe−20Cr−5Al−1Si−0
.05B(重量%)の組成になるよう原料を配合し、こ
れに有機バインダー(メチルセルロース)と酸化防止剤
(オレイン酸)、水を添加して坏土を調整し、四角セル
よりなるハニカムを押出成形し、乾燥後H2 雰囲気下
1350℃で焼成し、リブ厚4mil 、貫通孔数40
0cpi2のハニカム構造体を得た。
【0026】上記方法により得られた外径90mmφ、
長さ40mmのハニカム構造体に対して、図7に示すよ
うに、その外側面20上に2ヶ所電極21をセットした
。 又、図に示すように、70mmの長さのスリット22を
貫通孔の軸方向に6ヶ所設け(両端のスリット長さは5
0mm)、かつスリット22間のセル数が7個(約10
mm)となるように形成した。次に、日本フリット(株
)製耐熱ホーロー用スリップS−6163Sを用い、ハ
ニカム構造体の外側面20及びスリット22の外周部2
3から10mmの位置まで浸し掛けにより施釉した。S
−6163SはSiO2 −BaOを主成分とするベー
スフリットに酸化クロム30%と粘土5%を添加したス
リップである。ベースフリットの軟化温度は720℃、
線熱膨張係数は8.2×10/−6℃である。施釉後1
50℃で16時間乾燥し、次いで大気中1100℃で5
分間熱処理して膜厚100μm のホーロー加工された
ハニカムヒーター24を得た。
【0027】ハニカムヒーター24のスリット外周部2
3には、さらに耐熱性のZrO2 質からなる無機接着
剤を充填し、図1に示すような缶体30にヒーター24
をセットし、ヒーターユニットを得た。また、ヒーター
24と接触する可能性のあるリング31の面32にも同
様にホーローがけした。(ホーロー膜厚100μm )
又、缶体30とハニカムヒーター24との間にはセラミ
ック質のマット33(住友3M製インタラム(商標)マ
ット)を配設した。
【0028】(実施例2)ハニカム構造体の外側面20
及びスリット22の外周部23にホーロー加工を施さな
かった以外は実施例1と同様の方法でハニカムヒーター
24を得た。一方、このハニカムヒーター24のスリッ
ト22の外周部23から10mm挿入するための図4に
示すT字型のスペーサー13にS−6163をホーロー
がけした。これをハニカムヒーター24のスリット22
に挿入し、実施例1と同様に図1に示す缶体30にセッ
トし、ヒーターユニットを得た。尚、スペーサーとして
は板厚0.8mmのフェライト系の耐熱ステンレス鋼(
100℃熱膨張10×10−6/℃)を用いた。
【0029】(実施例3)実施例2のヒーターユニット
において、さらに図1に示すように、缶体30の内側部
分34にホーローがけをした。
【0030】(比較例1)スリット22の外周部23に
耐熱性接着剤のみを充填し、またリング31の配設およ
びホーロー掛けを行なわなかった以外は実施例1と同様
にヒーターユニットを得た。
【0031】(比較例2)スリット22のスペーサー1
3としてAl2 O3 質で、厚み1.0mmのものを
用い、またリング31の配設およびホーロー掛けを行な
わなかった以外は実施例2と同様にヒーターユニットを
得た。
【0032】[加振バーナー耐久試験]実車耐久を模擬
した加振バーナー耐久試験により、上記実施例および比
較例のヒーターユニット及びハニカムニーターの耐久性
を調べた。即ち、プロパンバーナーの燃焼排ガス(吸入
空気量1m3/min,プロパン21l/min )を
用い、ヒーター温度が100℃から980℃まで5分間
昇温し、さらに980℃から100℃まで5分間で降温
するサイクルを100サイクル繰り返した。この時、ヒ
ーターユニットには加振機を用い強制的に20G、20
0Hzの振動が与えられた。試験後のヒーターの絶縁状
況を下表に示す。
【0033】
【0034】加振バーナーの耐久試験の結果、実施例の
ヒーターユニットおよびヒーターは、耐久後に抵抗調節
機構が維持され、しかもヒーターと缶体との絶縁も維持
でき、ヒーター機構を損なわず、しかもヒーター自体の
変形も防止できたのに対し、比較例のものは、いずれも
抵抗調節機能を失い、ヒーターとして使用できなくなっ
た。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の抵抗調節
型ヒーター及びヒーターユニットによれば、自動車の苛
酷な運転条件下においても短絡を防止し、スリット等の
抵抗調節機構の絶縁性を確実に保持することができると
いう利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハニカムヒーターの一例を示す部分断
面説明図である。
【図2】ハニカムヒーターのスリットにセラミックコー
ティングを施した例を示す部分説明図である。
【図3】ハニカムヒーターのスリットにスペーサーを挿
入した例を示す部分説明図である。
【図4】スペーサーの一例を示す部分説明図である。
【図5】スペーサーの他の例を示す部分説明図である。
【図6】スペーサーのさらに他の例を示す部分説明図で
ある。
【図7】ハニカムヒーターの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10  スリット部、11  外周部分、12  コー
ティング、13  スペーサー、20  外側面、21
  電極、22  スリット、23  外周部、24 
 ハニカムヒーター、30  缶体、31  リング、
32  面、33  マット、34  内側部分。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  多数の貫通孔を有するハニカム構造体
    に通電のための少なくとも2つの電極を設けるとともに
    、該電極間に抵抗調節機構を設けてなる抵抗調節型ヒー
    ターであって、該抵抗調節機構を形成する少なくとも一
    部分に絶縁性を有するセラミックコーティングを施した
    ことを特徴とする抵抗調節型ヒーター。
  2. 【請求項2】  ハニカム構造体が金属質である請求項
    1記載の抵抗調節型ヒーター。
  3. 【請求項3】  抵抗調節型ヒーターの外周面に絶縁性
    を有するセラミックコーティングを施した請求項1また
    は2記載の抵抗調節型ヒーター。
  4. 【請求項4】  抵抗調節機構がスリットである請求項
    1、2または3記載の抵抗調節型ヒーター。
  5. 【請求項5】  スリットの外周部に絶縁性セラミック
    コーティングされた金属質のスペーサーを挿入した請求
    項4記載の抵抗調節型ヒーター。
  6. 【請求項6】  セラミックコーティングがほうろう加
    工により施された請求項1〜5のいずれかに記載の抵抗
    調節型ヒーター。
  7. 【請求項7】  多数の貫通孔を有するハニカム構造体
    に通電のための少なくとも2つの電極を設けるとともに
    、該電極間に抵抗調節機構たるスリットを設けてなる抵
    抗調節型ヒーターであって、該スリットの外周部に絶縁
    性セラミックコーティングされた金属質のスペーサーを
    挿入したことを特徴とする抵抗調節型ヒーター。
  8. 【請求項8】  多数の貫通孔を有するハニカム構造体
    に通電のための少なくとも2つの電極を設けるとともに
    、該電極間に抵抗調節機構を設けてなる抵抗調節型ヒー
    ターを金属質からなる缶体に保持してなるヒーターユニ
    ットであって、該抵抗調節機構を形成する少なくとも一
    部分に、あるいは該抵抗調節機構を形成する少なくとも
    一部分と該缶体に、絶縁性を有するセラミックコーティ
    ングを施したことを特徴とするヒーターユニット。
  9. 【請求項9】  ハニカム構造体が金属質である請求項
    8記載のヒーターユニット。
  10. 【請求項10】  抵抗調節型ヒーターの外周面に絶縁
    性を有するセラミックコーティングを施した請求項8ま
    たは9記載のヒーターユニット。
  11. 【請求項11】  抵抗調節機構がスリットである請求
    項8、9または10記載のヒーターユニット。
  12. 【請求項12】  スリットの外周部に絶縁性セラミッ
    クコーティングされた金属質のスペーサーを挿入した請
    求項11記載のヒーターユニット。
  13. 【請求項13】  セラミックコーティングがほうろう
    加工により施された請求項8〜12のいずれかに記載の
    ヒーターユニット。
  14. 【請求項14】  多数の貫通孔を有するハニカム構造
    体に通電のための少なくとも2つの電極を設けるととも
    に、該電極間に抵抗調節機構たるスリットを設けてなる
    抵抗調節型ヒーターを金属質からなる缶体に保持してな
    るヒーターユニットであって、該スリットの外周部に絶
    縁性セラミックコーティングされた金属質のスペーサー
    を挿入するとともに、該缶体に絶縁性を有するセラミッ
    クコーティングを施したことを特徴とするヒーターユニ
    ット。
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