JPH04366204A - 無散水消雪方法 - Google Patents

無散水消雪方法

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JPH04366204A
JPH04366204A JP16888791A JP16888791A JPH04366204A JP H04366204 A JPH04366204 A JP H04366204A JP 16888791 A JP16888791 A JP 16888791A JP 16888791 A JP16888791 A JP 16888791A JP H04366204 A JPH04366204 A JP H04366204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snow
road
road surface
snowfall
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP16888791A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Tobiyama
飛山 隆幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON CHIKASUI KAIHATSU CORP Ltd
Original Assignee
NIPPON CHIKASUI KAIHATSU CORP Ltd
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Filing date
Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Road Paving Structures (AREA)
  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は路面または地上構造物
上に降る雪の無散水消雪方法に係り、特に温かい流体を
降雪強度に応じて流速を調整して放熱管内に通し、この
温かい流体の熱だけを利用して冬期に路面や地上構造物
上に降る雪を融かす無散水消雪方法に関するものである
【0002】
【従来の技術】従来、道路等に降る雪の消雪方法として
特公昭52−36326号公報に開示されているように
、道路等の浅い部分に路面温度感温体を設置し、深い部
分には路床温度感温体を設置し、無降雪時はボイラー熱
源を路床温度感温体により制御し、降雪時は降雪感知器
からの信号により路面温度感温体に切り換えてボイラー
熱源を制御して消雪を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、このような従
来の消雪方法では、無降雪時はボイラーの微弱な発熱に
よる低温水を流して路面内を0℃以上に保ち、次に降っ
てくる雪に備えて路面を予備加熱しておき、降雪時には
ボイラーの多量の発熱による高温水を流して融雪を行う
方法であり、この従来の方法では、無降雪時と降雪時と
ではボイラーから出る通水温度を変えて対処する方法を
採っていた。
【0004】しかし、上記の消雪方法では通水温度の調
整を路面温度を感知してボイラーを制御して行うために
、降雪時にはわずかな降雪でも、あるいは大量の降雪で
も、路面温度が一定温度以下になるとボイラーに多量の
発熱をさせて融雪を行う結果、消費エネルギーと融雪量
との間に大幅な差が発生する欠点があった。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みて完成されたも
のであり、本発明は地下水、温泉廃湯、ヒートポンプ利
用熱等の多種類の熱源が利用でき、しかも降雪強度に応
じて温かい流体の通水速度を制御することによって路面
上に降る雪を均一に融かすことのできる無散水消雪方法
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、冬期に設定気温0℃以下でかつ降雪時に温
かい流体を路面または地上構造物内に埋設した放熱管内
に、路面温度を0℃以上に保つために降雪強度に応じて
上記放熱管の出口の流体温度を7℃〜8℃になるように
流速を調整して、流速0.3m/秒〜1.5m/秒の範
囲で通し、該流体の熱を路面または地上構造物内に蓄熱
し、該熱の放熱により路面または地上構造物上に降る雪
を融かすと共に凍結防止を行うことを特徴とする無散水
消雪方法である。
【0007】
【作用】上記の構成によるこの発明の作用を説明する。 この発明の無散水消雪方法は降雪時には降雪検知器が降
雪量に見合った信号を発し、これによりインバーターが
降雪量に応じてポンプの回転数を制御し、路面内に埋設
された放熱管内に放熱管の出口の流体温度を7℃〜8℃
になるように流速を調整して、流速0.3m/秒〜1.
5m/秒の範囲で一定温度の温かい流体を送って路面ま
たは地上構造物上に降る雪を効率よく融かす。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1にはこの発明の無散水消雪方法を路面に適用し
た場合の一実施例が示されている。図示されるようにこ
の発明に係る無散水消雪方法を実施するためには路面1
内に放熱管2が蛇行した屈曲形に、あるいは平行形や渦
巻形の適宜な形状をもって所定深さ及び所定間隔で埋設
される。勿論、放熱管は路面だけでなく、例えば建造物
や鉄道線路の路床等の消雪を計るべき如何なる場所にも
適宜設けて実施できるものであり、地上には降雪検知器
3を設置してある。また、前記降雪検知器3は操作盤4
に内蔵された図示しないインバーターと接続し、この操
作盤は図示しないポンプの回転数の制御、運転停止を行
えるように接続してある。
【0009】また、路面内の放熱管の中間部分の任意の
深さに路体温度検知器を設置して操作盤内のインバータ
ーと接続し、ポンプの運転を制御して無降雪時の路面の
凍結を防止すると共に、路床5の凍上による路面の凍上
被害の防止もできる。また、熱源としては地下水、温泉
水や温泉廃湯を通してもよく、ボイラーやヒートポンプ
により造った温水または電力トランスからの廃熱、空調
廃熱や各種工場廃熱や発酵熱等を熱交換した温かい不凍
液を通してもよい。
【0010】したがって、このような温かい流体を冬期
に路面内に埋設された放熱管の中に毎秒0.3m〜1.
5mの速さで通水すれば、温かい流体の熱を路面に蓄熱
し、路面からの放熱により路面が0℃以上に保たれ、そ
の表面あるいは地上構造物上に降る雪を直接融かし、か
つ路面上を0℃以上に保温しておくためにインバーター
と降雪検知器を用い、降雪強度に応じてポンプの回転数
を制御し、通水量を調節して凍結も防ぐことができ、路
面や建造物上に降った雪を有効に消雪できると共に凍結
も防ぐことができ、さらに路床の凍上による被害も防止
できる。
【0011】次に本実施例の消雪実験について説明する
。流体温度17℃の温水を気温−5℃で一時間の降雪量
が0cm〜5cmの際に行った消雪実験結果を図2に示
す。
【0012】この実験に使用した放熱管の内径は15m
m、放熱管の延長距離は100m、放熱管の埋設深さは
5cm、埋設間隔20cmで消雪路面面積は20m2で
ある。 また、本実験における評価は無積雪時(0cm/時)に
おいて路面を0℃以上に保つための通水量と各降雪強度
における消雪状況を目視で判断し、路面の露出率90%
以上をもって良好な消雪状況として図中○印で示し、そ
れ以下を不良な消雪状況として×印で示し、さらに路面
温度が2℃以上の高い温度を示す場合はエネルギーの無
駄が生ずるので同様に×印で示した。
【0013】この図2に示したグラフの結果から、無積
雪時から各降雪強度に応じて、路面を0℃〜2℃に保ち
、消雪を行うと共に凍結防止を行うためには、放熱管の
出口の流体温度が7℃〜8℃において均一な消雪ができ
ることが判明し、そのためには通水量は概ね各降雪強度
に応じて放熱管内の温度勾配が0.1℃/mとなるよう
に0.3m/秒〜1.5m/秒の範囲の通水量を選べば
よいことが明らかとなった。
【0014】実際の施設の設計に際しては図2の結果を
利用して、当該地域の過去5年間の降雪量を気象データ
ーより調査し、1日あたりの最大降雪量を求め、これよ
り1時間当たりの最大降雪量、すなわち最大降雪強度(
cm/時)を求めて、当該地域に施工する無散水消雪施
設の放熱管内への最大通水量を決定する。また、我国に
おける最大降雪強度が5cm/時を超えることは希れで
あり、施設の運転にあたっては当該地域の最大降雪強度
に見合うポンプを設置しておき、放熱管出口の流体温度
が7℃〜8℃になるように各降雪強度に応じた0.3m
/秒〜1.5m/秒の通水量を自動的に調整して通水す
れば良い。
【0015】したがって、本実施例によれば、路面また
は地上構造物上に降る雪を路面から直接融かすと共に凍
結防止を行うから、従来の消雪方法と比較にならない少
ない水量と少ないエネルギーで良好な消雪効果を発揮し
、効率的な消雪効果が得られる。
【0016】
【発明の効果】上述の本発明に係る無散水消雪方法によ
れば、温かい流体を降雪強度に応じて流速を調整して放
熱管内に通し、路面または地上構造物上に降る雪を融か
すと共に、凍結防止を行うので、従来の消雪方法と比べ
て比較にならない少ないエネルギーで良好な消雪効果を
発揮する。また、降雪強度に応じて上記放熱管の出口の
流体温度を7℃〜8℃になるように流速を調整して、0
.3m/秒〜1.5m/秒の範囲で通すから、路面全面
の温度を0℃以上に保って全路面の均一な消雪ができ、
温かい流体の保有する熱エネルギーのみを有効に活用し
て、降雪強度に応じた無駄のない効率的な消雪が可能と
なる。
【0017】さらに、本発明では地下水、温泉廃湯、ヒ
ートポンプ利用熱等の多種類の熱源が利用でき、しかも
路面を0℃以上の一定温度に保つから路面内部の路床の
冷却も防ぐことができ、路床の凍上によって路面に発生
するヒビ割れ等の凍上被害も未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す路面の一部断面図であ
る。
【図2】降雪強度に対する通水速度の実験結果を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1  路面 2  放熱管 3  降雪検知器 4  操作盤 5  路床

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  冬期に設定気温0℃以下でかつ降雪時
    に温かい流体を路面または地上構造物内に埋設した放熱
    管内に、路面温度を0℃以上に保つために降雪強度に応
    じて上記放熱管出口の流体温度を7℃〜8℃になるよう
    に流速を調整して、流速0.3m/秒〜1.5m/秒の
    範囲で通し、該流体の熱を路面または地上構造物内に蓄
    熱し、該熱の放熱により路面または地上構造物上に降る
    雪を融かすと共に凍結防止を行うことを特徴とする無散
    水消雪方法。
JP16888791A 1991-06-13 1991-06-13 無散水消雪方法 Pending JPH04366204A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005336815A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Nippon Steel Corp 回転圧入工法で埋設された中空管体による地下融雪槽およびそれを備えた融雪設備並びに融雪設備の運転方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0247403A (ja) * 1988-08-08 1990-02-16 Nippon Chikasui Kaihatsu Kk 地下深部の帯水層の保温効果を利用した無散水消雪方法

Patent Citations (1)

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JP4528029B2 (ja) * 2004-05-26 2010-08-18 新日鉄エンジニアリング株式会社 回転圧入工法で埋設された中空管体による地下融雪槽およびそれを備えた融雪設備

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