JPH05272105A - 法面にソーラー装置を設けた道路消雪装置 - Google Patents

法面にソーラー装置を設けた道路消雪装置

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JPH05272105A
JPH05272105A JP4067567A JP6756792A JPH05272105A JP H05272105 A JPH05272105 A JP H05272105A JP 4067567 A JP4067567 A JP 4067567A JP 6756792 A JP6756792 A JP 6756792A JP H05272105 A JPH05272105 A JP H05272105A
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solar
heat
horizontal well
snow
road
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JP4067567A
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Michio Komatsuzaki
通雄 小松崎
Masashi Ikeno
正志 池野
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Kouwa Co Ltd
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Kouwa Co Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers

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  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 法面2にソーラー装置3を付設し、このソー
ラー装置3を用いて夏期の太陽熱を横井戸4内の周辺の
土中に蓄熱して置き、冬期の降雪時や凍結時には横井戸
4付近の蓄熱を利用して効果的な道路消雪を行うこと。 【構成】 道路1に近い法面2に太陽熱を捕集するソー
ラー装置3を設け、このソーラー装置3により捕集した
太陽熱を蓄熱する横井戸4を前記法面2にさく井し、こ
の横井戸4に集熱管5を配管し、この集熱管5の中心に
採熱管6を配管し、この採熱管6に放熱管7を延長連設
し、この放熱管7を道路のような消雪部8に消雪できる
状態に配管し、この放熱管7とソーラー装置3と集熱管
5と採熱管6とに水若しくは不凍水を循環せしめる循環
ポンプ9を設け、消雪するときは横井戸4と消雪部8を
循環し、横井戸4に蓄熱する時はソーラー装置3と横井
戸4とを循環させるバルブ機構10,11を設けた法面にソ
ーラー装置を設けた道路消雪装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日照の良い法面を有す
る道路にコスト安に施設できる法面にソーラー装置を設
けた道路消雪装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来路
面や屋根などに配管したパイプを夏期には温水を得る集
熱器として利用し、冬期には前記パイプに深い井戸より
汲み上げた地下水や加熱温水を通して凍結防止や道路消
雪に使用することが試みられた。
【0003】しかし、これらの方法ではいくつかの問題
点が生じている。
【0004】 立地条件などで路面や屋根を利用して
の集熱ができない場合はどうするか。
【0005】 地下深部(40m〜200m)に保温
効果を持つ被圧滞水層がない場合はどうするか。
【0006】 地盤沈下の発生している地域では地下
深部(たとえば20m以下)の地下水の採取を規制して
いる地域もある。
【0007】本発明はかかる問題点を解決するため、新
たな発想が求められ、法面にソーラー装置を付設し、こ
のソーラー装置を用いて夏期の太陽熱を横井戸内の周辺
の土中に蓄熱して置き、冬期の降雪時や凍結時には横井
戸付近の蓄熱を利用して効果的な道路消雪を行う本発明
を完成した。
【0008】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0009】道路1に近い法面2に太陽熱を捕集するソ
ーラー装置3を設け、このソーラー装置3により捕集し
た太陽熱を蓄熱する横井戸4を前記法面2にさく井し、
この横井戸4に集熱管5を配管し、この集熱管5の中心
に採熱管6を配管し、この採熱管6に放熱管7を延長連
設し、この放熱管7を道路のような消雪部8に消雪でき
る状態に配管し、この放熱管7とソーラー装置3と集熱
管5と採熱管6とに水若しくは不凍水を循環せしめる循
環ポンプ9を設け、消雪するときは横井戸4と消雪部8
を循環し、横井戸4に蓄熱する時はソーラー装置3と横
井戸4とを循環させるバルブ機構10,11を設けたことを
特徴とする法面にソーラー装置を設けた道路消雪装置に
係るものである。
【0010】
【作用】消雪時はバルブ機構10によりソーラー装置3へ
の送水を止め、バルブ機構11により横井戸4の集熱管5
から採熱管6を介して放熱管7に温水を送り、この送水
操作を循環ポンプ9により循環せしめ、道路1上の積雪
を消雪する。
【0011】また、夏期においてはバルブ機構10により
ソーラー装置3に送水し、横井戸4の集熱管5を介して
太陽熱を横井戸4の周辺の土中に蓄熱する。この際バル
ブ機構11により放熱管7にも送水し、この送水操作を循
環ポンプ9に循環せしめると蓄熱を一層効果的にでき
る。
【0012】
【実施例】図1,2,3,4は第一実施例、図5,6は
第二実施例を示すもので、道路1に近い法面2に太陽熱
を捕集するソーラー装置3を設ける。この際ソーラー装
置3は法面2を保護するように設けることが望ましい。
【0013】このソーラー装置3により捕集した太陽熱
を蓄熱する横井戸4を前記法面2にさく井する。図面の
ように押管工法やボーリング工法により少し斜設するこ
とが望ましい。
【0014】この横井戸4に集熱管5を配管し、この集
熱管5の中心に採熱管6を配管する。この集熱管5は熱
伝導率の良い鋼管,ステンレス管,銅管などを採用し、
採熱管6は熱伝導率の悪いプラスチック製パイプを使用
する。
【0015】この採熱管6に放熱管7を延長連設し、こ
の放熱管7を道路のような消雪部8に消雪できる状態に
配管する。放熱管7は例えば道路1の舗装層1'内に蛇
行状態に或いは並列状態に埋設する。
【0016】この放熱管7と前記ソーラー装置3と集熱
管5と採熱管6とに水若しくは不凍水を循環せしめる循
環ポンプ9を設ける。
【0017】消雪するときは横井戸4と消雪部8を循環
し、横井戸4に蓄熱する場合にはソーラー装置3と横井
戸4とを循環させるバルブ機構10,11を設ける。バルブ
機構10,11は三方弁スタイルのモーターバルブを採用し
た場合を図示している。
【0018】図5,6に示す第二実施例は道路1の上下
の法面2の双方にソーラー装置3を付設し、横井戸4も
ソーラー装置3に応じて上下二本さく井し、消雪効果を
向上せしめるようにした実施例である。
【0019】図中符号12は閉塞盤、13は制御部で、外気
温や日照時間など循環ポンプ9やバルブ機構10,11を制
御して作動せしめるものである。
【0020】本発明は次の特長を発揮する。
【0021】(A)道路下に蓄熱装置を埋設するに当たり
従来は、開削を行って埋設したため、交通規制を行う必
要がある。また、開削を行うことにより品質管理が難し
い事、工事期間を長く必要とするなどの問題点があっ
た。
【0022】本発明は法面からボーリングや、押管によ
り集蓄熱装置を形成出来ることは上記の問題点を解決出
来る。
【0023】(B)通行中の道路でも施工が出来る。
【0024】法面に集熱装置を付けた場合、法面が崩れ
た場合、故障や事故の原因となる問題が生ずる。集熱器
は擁壁構造とし、法面の崩れなどを防止するように形成
することが出来る。
【0025】(C)集蓄熱装置を道路に縦に設置した場
合、工事区間が長く必要なのと、装置範囲が長く必要で
あり、メンテナンスやコストが高くなる。これに比べ、
横に施工することで、工事区間を短くすることや、装置
を取付管理を集中出来るのでメンテナンスやコストなど
施工性に秀れる。
【0026】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、法
面に設けたソーラー装置により太陽熱を横井戸内に蓄熱
し、この蓄熱を冬期に取り出して道路上の積雪を消雪す
る実用性に秀れた法面にソーラー装置を設けた道路消雪
装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の説明断面図である。
【図2】第一実施例の配列説明平面図である。
【図3】横井戸の断面図である。
【図4】放熱管敷設状態の断面図である。
【図5】第二実施例の説明断面図である。
【図6】第二実施例の配列説明平面図である。
【符号の説明】
1 道路 2 法面 3 ソーラー装置 4 横井戸 5 集熱管 6 採熱管 7 放熱管 8 消雪部 9 循環ポンプ 10 バルブ機構 11 バルブ機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路に近い法面に太陽熱を捕集するソー
    ラー装置を設け、このソーラー装置により捕集した太陽
    熱を蓄熱する横井戸を前記法面にさく井し、この横井戸
    に集熱管を配管し、この集熱管の中心に採熱管を配管
    し、この採熱管に放熱管を延長連設し、この放熱管を道
    路のような消雪部に消雪できる状態に配管し、この放熱
    管とソーラー装置と集熱管と採熱管とに水若しくは不凍
    水を循環せしめる循環ポンプを設け、消雪するときは横
    井戸と消雪部を循環し、横井戸に蓄熱する時はソーラー
    装置と横井戸とを循環させるバルブ機構を設けたことを
    特徴とする法面にソーラー装置を設けた道路消雪装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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