JPH0436518Y2 - - Google Patents

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JPH0436518Y2
JPH0436518Y2 JP1984028898U JP2889884U JPH0436518Y2 JP H0436518 Y2 JPH0436518 Y2 JP H0436518Y2 JP 1984028898 U JP1984028898 U JP 1984028898U JP 2889884 U JP2889884 U JP 2889884U JP H0436518 Y2 JPH0436518 Y2 JP H0436518Y2
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JP
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lock
push
push button
lock pin
switch case
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JP1984028898U
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JPS60141033U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、スイツチケースに隣接して支持され
て押込み位置と戻り位置との間を往復動し得る一
対の押しボタンに、それらの対向面と交差して各
押しボタンの押込み方向に面するロツク面をそれ
ぞれ設け、両ロツク面に係合する中立位置を経由
して一方のロツク面のみに係合して一方の押しボ
タンの押込みを阻止する第1ロツク位置と、他方
のロツク面のみに係合して他方の押しボタンの押
込みを阻止する第2ロツク位置との間を転がり移
動するローラー状のロツクピンをスイツチケース
に配設した、一方の押しボタンを備えたスイツチ
の同時操作防止装置に関する。
従来、この種の同時操作防止装置では、ロツク
ピンを中立位置に保持する手段を備えていないの
で、ロツクピンは自重や慣性力により両押しボタ
ンのロツク面間を自由に転がることになる。その
ため、例えば一対の押しボタンが上下に配置され
る場合には、両押しボタンが戻り位置を占めると
きでも、ロツクピンは自重により下方の押しボタ
ンのロツク面のみに係合する位置まで下降してい
る。このような状態での両押しボタンの押込み操
作荷重を比較してみると、下方の押しボタンを押
込むときの操作荷重の方がロツクピンを上方へ排
除する抵抗の分だけ、上方の押しボタンを押込む
ときより大きく、その結果、両押しボタンの操作
フイーリングに差異が生じるという欠点がある。
本考案は、上記欠点を解消し得る構造簡単な前
記同時操作防止装置を提供することを目的とす
る。
以下、図面により本考案の実施例について説明
すると、第1、第2図は第1実施例を示し、箱形
のスイツチケース1の上面には回路閉成のための
第1押しボタン31と回路開成のための第2押し
ボタン32とが隣接して嵌装される。両押しボタ
ン31,32とスイツチケース1内面との間には
それぞれ戻しばね41,42が縮設され、それら
押しボタン31,32は戻しばね41,42によ
り弾発されて指圧面a1,a2側をスイツチケー
ス1の開口部2より長く突出させた戻り位置と、
戻しばね41,42に抗して押込まれ回路を開成
および閉成する押込み位置との間を往復動するこ
とができる。
両押しボタン31,32には、それらの対向面
b1,b2と交差して各押しボタン31,32の
押込み方向に面するロツク面c1,c2が形成さ
れる。本実施例においては、両ロツク面c1,c
2は各押しボタン31,32の押込み方向に向つ
て互いに離反するように傾斜する斜面となつてい
る。
両押しボタン31,32の戻り位置で、両ロツ
ク面c1,c2と対向するようにローラー状のロ
ツクピン6が配設され、そのロツクピン6の両端
部はスイツチケース1の両側壁7に形成された長
孔5に支承される。長孔5はロツクピン6が各押
しボタン31,32の押込み方向に直交する方向
に移動し得るように長く形成される。
ロツクピン6の両端部には挟みばね8が連結さ
れ、それら挟みばね8の弾発力によりロツクピン
6の軸線は両押しボタン31,32の戻り位置で
は両対向面b1,b2の仮想延長面間に位置す
る。各挟みばね8は、スイツチケース1の側壁7
にねじ9により固着されたコイル部10と、その
コイル部10より延出して互いに接近する方向に
偏位された一対の脚部11,11とよりなり、両
脚部11,11間にロツクピン6の端部が挟まれ
ている。
上記構成において、第1、第2押しボタン3
1,32が戻り位置に在るときにはロツクピン6
は挟みばね8に付勢されて、両ロツク面c1,c
2に係合し得る中立位置(第2図実線示)に在
る。回路を閉成すべく第1押しボタン31を第2
図矢印A方向に押込むと、そのロツク面c1の対
向面b1側がロツクピン6の外周面に係合してそ
れを第2押しボタン32側に押動するのでロツク
ピン6が第1押しボタン31のロツク面c1より
脱して、長孔5に案内されて転がり移動し、第2
押しボタン32のロツク面c2に係合する。そし
て第1押しボタン31が第2図鎖線示の押込み位
置に至るとロツクピン6は第2押しボタン32の
ロツク面c2に係合する第1ロツク位置に、第1
押しボタン31の対向面b1により保持される。
この状態では、第2押しボタン32の押込み操
作はロツクピン6により拘束されているので第2
押しボタン32は戻り位置に保持され、したがつ
て両押しボタン31,32の同時操作が防止され
る。
第1押しボタン31の押込み力を解放すると、
それは戻しばね41の弾発力により戻り位置に復
帰し、またロツクピン6も挟みばね8の脚部11
の弾発力により中立位置に復帰する。
第2押しボタン32を先に押込んだ場合には、
第1押しボタン31を先に押込んだときと同様
に、そのロツク面c2の対向面b2側がロツクピ
ン6の外周面に係合する。而してロツクピン6は
長孔5に案内されて、第1押しボタン31のロツ
ク面c1に係合する第2ロツク位置へ転がり移動
し、その位置に保持され、したがつて第1押しボ
タン31は戻り位置に保持される。
また両押しボタン31,32が戻り位置に在ると
きには、両押しボタン31,32を同時に押して
もそれらはロツクピン6が両ロツク面c1,c2
に係合するので移動することはできない。
而してロツクピン6が中立位置に在る場合に
は、ロツクピン6は両押しボタン31,32のロ
ツク面c1,c2に同じ条件で対向して、両押し
ボタン31,32に対し、押込み抵抗を等しく発
揮することになる。したがつて両押しボタン3
1,32の押込み操作荷重が等しくなつて両押し
ボタン31,32の操作フイーリングも等しくな
る。しかもロツクピン6は挟みばね8により中立
位置に付勢されており、押しボタン31,32を
縦、横、傾斜のいかなる方向に配列しても、ロツ
クピン6は中立位置に保持され、したがつて両押
しボタン31,32の押込み操作フイーリングを
常に等しくすることができる。
またロツクピン6は長孔5によりその移動方向
が規制されていて、しかも移動可能な方向には前
記挟みばね8が作用しているので、スイツチケー
ス1が振動を受けてもロツクピン6は振動を抑え
られ、両押しボタン31,32とロツクピン6と
の係合位置は変化せず、よつて押しボタン31,
32の押込み操作フイーリングを安定させること
ができる。
さらにロツクピン6に対する中立位置保持手段
として挟みばね8を使用したことにより、1つの
ばねでロツクピン6の両側面を押圧して、ロツク
ピン6を中立位置に確実に保持することができ
る。
第3図は本考案の第2実施例を示し、両ロツク
面c1,c2を対向面b1,b2に対してそれぞ
れ直角に形成したものである。この場合両押しボ
タン31,32の戻り位置から、例えば第1押し
ボタン31を同図矢印A方向に押込むと、その対
向面b1とロツク面c1の稜線部d1がロツクピ
ン6を押動することになる。d2は他方の稜線部
である。
以上のように本考案によれば、箱形のスイツチ
ケースの両側壁に、ロツクピンの両端を支承して
該ロツクピンの第1、第2ロツク位置間での転が
り移動を案内する長孔を設けると共に、ロツクピ
ンを挟んでこれを中立位置に付勢する挟みばねを
スイツチケースに取付けたので、押しボタンがい
かなる方向に配列されようとも、両押しボタンが
戻り位置を占める場合、ロツクピンは自重や慣性
力に拘わらず常に中立位置に保持され、両押しボ
タンのロツク面に同条件で対向して、両押しボタ
ンに対し、押込み抵抗を等しく発揮することがで
き、したがつて両押しボタンの押込み操作フイー
リングを常に等しくすることができる。またスイ
ツチケースが振動を受けても、挟みばねおよび長
孔の協働によりロツクピンの振動を抑え、押しボ
タンの操作フイーリングの安定化を図ることがで
きる。
さらに、ロツクピンの中立位置保持手段として
挟みばねを用いたので、それにより部品点数の増
加を最少限にとどめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1、第2図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は全体斜視図、第2図は作用説明図、
第3図は他の実施例の作用説明図である。 b1,b2……対向面、c1,c2……ロツク
面、1……スイツチケース、31,32……第
1、第2押しボタン、5……長孔、6……ロツク
ピン、7……側壁、8……挟みばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スイツチケース1に隣接して支持されて押込み
    位置と戻り位置との間を往復動し得る一対の押し
    ボタン31,32に、それらの対向面b1,b2
    と交差して各押しボタンの押込み方向に面するロ
    ツク面c1,c2をそれぞれ設け、両ロツク面c
    1,c2に係合する中立位置を経由して一方のロ
    ツク面c2のみに係合して一方の押しボタン32
    の押込みを阻止する第1ロツク位置と、他方のロ
    ツク面c1のみに係合して他方の押しボタン31
    の押込みを阻止する第2ロツク位置との間を転が
    り移動するローラー状のロツクピン6をスイツチ
    ケース1に配設した、一方の押しボタンを備えた
    スイツチの同時操作防止装置において、 箱形のスイツチケース1の両側壁7に、ロツク
    ピン6の両端を支承して該ロツクピン6の第1、
    第2ロツク位置間での転がり移動を案内する長孔
    5を設けると共に、ロツクピン6を挟んでこれを
    中立位置に付勢する挟みばね8をスイツチケース
    1に取付けたことを特徴とする、一対の押しボタ
    ンを備えたスイツチの同時操作防止装置。
JP2889884U 1984-02-29 1984-02-29 一対の押しボタンを備えたスイツチの同時操作防止装置 Granted JPS60141033U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2889884U JPS60141033U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 一対の押しボタンを備えたスイツチの同時操作防止装置

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JP2889884U JPS60141033U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 一対の押しボタンを備えたスイツチの同時操作防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60141033U JPS60141033U (ja) 1985-09-18
JPH0436518Y2 true JPH0436518Y2 (ja) 1992-08-28

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ID=30527210

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JP2889884U Granted JPS60141033U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 一対の押しボタンを備えたスイツチの同時操作防止装置

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49117457U (ja) * 1973-02-02 1974-10-07

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JPS60141033U (ja) 1985-09-18

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