JPH041609Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH041609Y2 JPH041609Y2 JP1983190696U JP19069683U JPH041609Y2 JP H041609 Y2 JPH041609 Y2 JP H041609Y2 JP 1983190696 U JP1983190696 U JP 1983190696U JP 19069683 U JP19069683 U JP 19069683U JP H041609 Y2 JPH041609 Y2 JP H041609Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking
- pin
- lock
- piece
- electromagnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 7
- 230000005281 excited state Effects 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の属する技術分野〕
本考案は可逆的に使用される一対の電磁接触器
間に配置した相互鎖錠装置に関する。
間に配置した相互鎖錠装置に関する。
一般にこの種の鎖錠装置は、正逆転用の電動機
などのようにその正転用および逆転用の回路に挿
入されたそれぞれの電磁接触器が同時に投入され
るのを防止するためのもので、一方の電磁接触器
が投入状態にあるときは他方の電磁接触器は投入
が阻止されるように構成されている。
などのようにその正転用および逆転用の回路に挿
入されたそれぞれの電磁接触器が同時に投入され
るのを防止するためのもので、一方の電磁接触器
が投入状態にあるときは他方の電磁接触器は投入
が阻止されるように構成されている。
前述のような電磁接触器の鎖錠装置として本件
出願人より先に出願(特願昭58−58610号)され
たものを第1図に示す。
出願人より先に出願(特願昭58−58610号)され
たものを第1図に示す。
ここで一対の電磁接触器1a,1bは共に同一
のベース2上に並置され、この電磁接触器1a,
1bの可動接触子支え3a,3bに連結された相
互鎖錠装置が動作する。この相互鎖錠装置は、次
のように構成され双方の電磁接触器1a,1bの
間に取付ベース4を介して取付けられている。す
なわち、鎖錠片6a,6bは、対称形状をなし、
互いに対向した面同志で接触を保つようにそれぞ
れの可動接触子支え3a,3bに連結ピン7a,
7bで連結され、可動接触子支え3a,3bの移
動にともなつて上下に摺動する。また、鎖錠片6
a,6bは、その摺動方向の端部に形成されたテ
ーパ面6c,6dにより電磁接触器1a,1bの
双方が無励磁状態では逆V字状の凹み6eが形成
され、この凹み6eには、この鎖錠装置の保護カ
バー5に掛止された復帰ばね8により付勢された
丸棒状の鎖錠ピン9の外周面が当接している。ま
た、ベース2には取付ベース4を介して鎖錠台1
0が取付けられている。この鎖錠台10は、円弧
状の頂部10aが鎖錠ピン9と所定の間隙G(第
2図A参照)を保ち、この頂部10aに続く斜面
が凹み6eの形状に対応した形状とされている。
のベース2上に並置され、この電磁接触器1a,
1bの可動接触子支え3a,3bに連結された相
互鎖錠装置が動作する。この相互鎖錠装置は、次
のように構成され双方の電磁接触器1a,1bの
間に取付ベース4を介して取付けられている。す
なわち、鎖錠片6a,6bは、対称形状をなし、
互いに対向した面同志で接触を保つようにそれぞ
れの可動接触子支え3a,3bに連結ピン7a,
7bで連結され、可動接触子支え3a,3bの移
動にともなつて上下に摺動する。また、鎖錠片6
a,6bは、その摺動方向の端部に形成されたテ
ーパ面6c,6dにより電磁接触器1a,1bの
双方が無励磁状態では逆V字状の凹み6eが形成
され、この凹み6eには、この鎖錠装置の保護カ
バー5に掛止された復帰ばね8により付勢された
丸棒状の鎖錠ピン9の外周面が当接している。ま
た、ベース2には取付ベース4を介して鎖錠台1
0が取付けられている。この鎖錠台10は、円弧
状の頂部10aが鎖錠ピン9と所定の間隙G(第
2図A参照)を保ち、この頂部10aに続く斜面
が凹み6eの形状に対応した形状とされている。
いま、双方の電磁接触器1a,1bが無励磁状
態で、第2図Aに示すような状態のとき、一方の
電磁接触器1bが励磁されると、可動接触子支え
3bが図示しない可動接触子を固定接触子に接触
させるために下降し、鎖錠片6bが第2図Bに示
すように下方に向けて移動する。すると鎖錠ピン
9は、鎖錠片6bのテーパ面6dにより凹み6e
の位置から左方向に向けて偏倚されることにな
り、電磁接触器1bの投入終了時点では、鎖錠ピ
ン9は、第2図Bに示すように鎖錠片6aのテー
パ面6cと鎖錠台10の斜面との間に挾まれた位
置にとどまる。こうして、もし、この状態で他方
の電磁接触器1aが励磁されても、鎖錠片6aは
鎖錠ピン9によつて下降を阻止されるから他方の
電磁接触器1aは投入されることがない。次に第
2図Bの状態から一方の電磁接触器1bの励磁が
断たれたとすると、鎖錠片6bは可動接触子支え
3bとともに第2図Aに示すように上方に引戻さ
れ、鎖錠ピン9もまた復帰ばね8の付勢により凹
み6eの位置に復帰する。このような動作は他方
の電磁接触器1aが先に投入されたときも同様で
あり、この説明は省略する。
態で、第2図Aに示すような状態のとき、一方の
電磁接触器1bが励磁されると、可動接触子支え
3bが図示しない可動接触子を固定接触子に接触
させるために下降し、鎖錠片6bが第2図Bに示
すように下方に向けて移動する。すると鎖錠ピン
9は、鎖錠片6bのテーパ面6dにより凹み6e
の位置から左方向に向けて偏倚されることにな
り、電磁接触器1bの投入終了時点では、鎖錠ピ
ン9は、第2図Bに示すように鎖錠片6aのテー
パ面6cと鎖錠台10の斜面との間に挾まれた位
置にとどまる。こうして、もし、この状態で他方
の電磁接触器1aが励磁されても、鎖錠片6aは
鎖錠ピン9によつて下降を阻止されるから他方の
電磁接触器1aは投入されることがない。次に第
2図Bの状態から一方の電磁接触器1bの励磁が
断たれたとすると、鎖錠片6bは可動接触子支え
3bとともに第2図Aに示すように上方に引戻さ
れ、鎖錠ピン9もまた復帰ばね8の付勢により凹
み6eの位置に復帰する。このような動作は他方
の電磁接触器1aが先に投入されたときも同様で
あり、この説明は省略する。
ところでこのような相互鎖錠装置の構造では、
一方の電磁接触器1bが投入されているとき、鎖
錠ピン9は、第2図Cに示すように鎖錠片6bと
鎖錠台10との互いに対向する面の間にLだけ嵌
り込んでいるから、もし急速切換操作が要求され
て、一方の電磁接触器1bの励磁が断たれないう
ちに他方の電磁接触器1aが励磁された場合或い
は一方の電磁接触器1bの励磁が断たれても、こ
の鎖錠片6bが未だ旧に復さないうちに他方の電
磁接触器1aが励磁された場合には、鎖錠ピン9
は鎖錠片6aと鎖錠台10との間に挾まれて、一
方の電磁接触器1bに偏倚できず、切換操作が行
われないことがある。
一方の電磁接触器1bが投入されているとき、鎖
錠ピン9は、第2図Cに示すように鎖錠片6bと
鎖錠台10との互いに対向する面の間にLだけ嵌
り込んでいるから、もし急速切換操作が要求され
て、一方の電磁接触器1bの励磁が断たれないう
ちに他方の電磁接触器1aが励磁された場合或い
は一方の電磁接触器1bの励磁が断たれても、こ
の鎖錠片6bが未だ旧に復さないうちに他方の電
磁接触器1aが励磁された場合には、鎖錠ピン9
は鎖錠片6aと鎖錠台10との間に挾まれて、一
方の電磁接触器1bに偏倚できず、切換操作が行
われないことがある。
本考案の目的は上述の点に鑑みてなされたもの
で、信頼性が高く確実に動作する電磁接触器の相
互鎖錠装置を提供することにある。
で、信頼性が高く確実に動作する電磁接触器の相
互鎖錠装置を提供することにある。
本考案は、対向並置された一対の電磁接触器の
それぞれの可動接触子支えに連結され、該可動接
触子支えの動作にそれぞれ応動し、対向配置され
た互いの接触面で摺動自在に形成され、前記接触
面の摺動方向の端部に形成されたテーパ面により
前記電磁接触器の双方が無励磁状態では逆V字状
の凹みが形成されるようにした鎖錠片と、丸棒状
で外周面が前記鎖錠片のテーパ面と接触する摺動
自在な鎖錠ピンと、該鎖錠ピンを前記凹みに当接
させる復帰ばねおよび上部に前記鎖錠片の摺動方
向と直角方向の平面を有し、かつ前記凹みに当接
した前記鎖錠ピンと所定の間隙を保ち、前記平面
に続く斜面が前記鎖錠片のテーパ面に対応する6
角状断面の鎖錠台とを備え、前記鎖錠台の上部の
平面の寸法を前記鎖錠ピンの断面寸法と同一かそ
れよりも大きくするようにしたもので、6角状断
面の鎖錠台の上部が鎖錠片の摺動方向とほぼ直角
な平面で、この鎖錠片により形成される逆V字状
の凹みのテーパ面とは一定の角度をなして鎖錠ピ
ンを偏倚させる方向に開いているから、たとえ他
方の鎖錠片が鎖錠ピンを挾んでも、一方の鎖錠片
が上昇すればこのとき鎖錠ピンは摩擦を受けるこ
となく解放され鎖錠が解かれる。なお、鎖錠台は
双方の電磁接触器の間に鎖錠装置を囲むように対
向して設けられた保護壁の鎖錠ピンの両端部と関
連する位置に前記鎖錠ピンの保持孔を設け、該保
持孔に鎖錠台を形成してもよく、当然設けるべき
保護壁を利用して、部材を節約することができ
る。
それぞれの可動接触子支えに連結され、該可動接
触子支えの動作にそれぞれ応動し、対向配置され
た互いの接触面で摺動自在に形成され、前記接触
面の摺動方向の端部に形成されたテーパ面により
前記電磁接触器の双方が無励磁状態では逆V字状
の凹みが形成されるようにした鎖錠片と、丸棒状
で外周面が前記鎖錠片のテーパ面と接触する摺動
自在な鎖錠ピンと、該鎖錠ピンを前記凹みに当接
させる復帰ばねおよび上部に前記鎖錠片の摺動方
向と直角方向の平面を有し、かつ前記凹みに当接
した前記鎖錠ピンと所定の間隙を保ち、前記平面
に続く斜面が前記鎖錠片のテーパ面に対応する6
角状断面の鎖錠台とを備え、前記鎖錠台の上部の
平面の寸法を前記鎖錠ピンの断面寸法と同一かそ
れよりも大きくするようにしたもので、6角状断
面の鎖錠台の上部が鎖錠片の摺動方向とほぼ直角
な平面で、この鎖錠片により形成される逆V字状
の凹みのテーパ面とは一定の角度をなして鎖錠ピ
ンを偏倚させる方向に開いているから、たとえ他
方の鎖錠片が鎖錠ピンを挾んでも、一方の鎖錠片
が上昇すればこのとき鎖錠ピンは摩擦を受けるこ
となく解放され鎖錠が解かれる。なお、鎖錠台は
双方の電磁接触器の間に鎖錠装置を囲むように対
向して設けられた保護壁の鎖錠ピンの両端部と関
連する位置に前記鎖錠ピンの保持孔を設け、該保
持孔に鎖錠台を形成してもよく、当然設けるべき
保護壁を利用して、部材を節約することができ
る。
以下本考案の一実施例を第3図ないし第5図に
基づいて詳細に説明する。これらの図において、
第1図および第2図と同一の機能を有するものは
同一符号を用いてその説明の詳細を省略する。第
3図は本考案の一実施例を示す鎖錠装置の分解図
であり、それぞれの電磁接触器側の鎖錠片6a,
6bは従来のものと同様に互いに対向した面同志
で接触を保ち、連結ピン7a,7bで図示しない
可動接触子支えに連結され、可動接触子支えの動
作に伴なつてそれぞれ上下に摺動する。この鎖錠
片6a,6bの下面に形成されているテーパ面6
c,6dは、両電磁接触器1a,1bが無励磁の
ときV字状の凹みが形成され、この凹みに復帰ば
ね8で、保護カバー5に吊られた鎖錠ピン9が当
接する点も従来のものと同様である。この考案が
従来のものと異なる点は、鎖錠ピン9と接する鎖
錠台20の上部に平面20aを有していることで
あり、この平面20aの幅は鎖錠ピン9の直径と
同じか、これより大きく形成されている。この鎖
錠台20の平面20aに続く斜面は鎖錠片6a,
6bのテーパ面6c,6dに対応し全体として6
角状断面を形成している。
基づいて詳細に説明する。これらの図において、
第1図および第2図と同一の機能を有するものは
同一符号を用いてその説明の詳細を省略する。第
3図は本考案の一実施例を示す鎖錠装置の分解図
であり、それぞれの電磁接触器側の鎖錠片6a,
6bは従来のものと同様に互いに対向した面同志
で接触を保ち、連結ピン7a,7bで図示しない
可動接触子支えに連結され、可動接触子支えの動
作に伴なつてそれぞれ上下に摺動する。この鎖錠
片6a,6bの下面に形成されているテーパ面6
c,6dは、両電磁接触器1a,1bが無励磁の
ときV字状の凹みが形成され、この凹みに復帰ば
ね8で、保護カバー5に吊られた鎖錠ピン9が当
接する点も従来のものと同様である。この考案が
従来のものと異なる点は、鎖錠ピン9と接する鎖
錠台20の上部に平面20aを有していることで
あり、この平面20aの幅は鎖錠ピン9の直径と
同じか、これより大きく形成されている。この鎖
錠台20の平面20aに続く斜面は鎖錠片6a,
6bのテーパ面6c,6dに対応し全体として6
角状断面を形成している。
この鎖錠装置は、第4図Aに示すように双方の
電磁接触器1a,1bの間の取付ベース4状に鎖
錠台20を除いて従来と全く同様に組立てられ
る。そして相対する鎖錠片6a,6bの下面が、
逆V字状の凹み6eを形成し、この凹み6eに復
帰ばね8で吊られた鎖錠ピン9が当接している。
鎖錠台20は、その上部平面20aが鎖錠ピン9
と間隙Gをもつて取付ベース4上に取付けられて
いる。
電磁接触器1a,1bの間の取付ベース4状に鎖
錠台20を除いて従来と全く同様に組立てられ
る。そして相対する鎖錠片6a,6bの下面が、
逆V字状の凹み6eを形成し、この凹み6eに復
帰ばね8で吊られた鎖錠ピン9が当接している。
鎖錠台20は、その上部平面20aが鎖錠ピン9
と間隙Gをもつて取付ベース4上に取付けられて
いる。
第4図Aの状態は、双方の電磁接触器1a,1
bが無励磁状態である。ここで一方の電磁接触器
1bが励磁されると、可動接触子支え3bが図示
しない可動接触子を固定接触子に接触させるため
に下降し、これにしたがつて鎖錠片6bが第4図
Bに示すように下降する。すると鎖錠ピン9は鎖
錠片6bのテーパー面6dに押されて凹み6eの
位置から左方向に向けて偏倚し、電磁接触器1b
の投入終了時点では、鎖錠ピン9は、第4図Bに
示すように平面20a上の最左方にとどまる。こ
の状態でもし仮に他方の電磁接触器1aが励磁さ
れても、鎖錠片6aは鎖錠ピン9によつて下降を
阻止されるから他方の電磁接触器1aは投入され
ることがない。次に第4図Bの状態から一方の電
磁接触器1bの励磁が断たれたとすると、鎖錠片
6bは可動接触子支え3bとともに第4図Aに示
すように上方に引戻され、鎖錠ピン9もまた復帰
ばね8の付勢力により凹み6eの位置に復帰す
る。このような動作は他方の電磁接触器1aが先
に投入された場合にも鎖錠片6a,6bと鎖錠ピ
ン9の動作が逆になるのみで動作そのものは同様
であるので、この説明は省略する。
bが無励磁状態である。ここで一方の電磁接触器
1bが励磁されると、可動接触子支え3bが図示
しない可動接触子を固定接触子に接触させるため
に下降し、これにしたがつて鎖錠片6bが第4図
Bに示すように下降する。すると鎖錠ピン9は鎖
錠片6bのテーパー面6dに押されて凹み6eの
位置から左方向に向けて偏倚し、電磁接触器1b
の投入終了時点では、鎖錠ピン9は、第4図Bに
示すように平面20a上の最左方にとどまる。こ
の状態でもし仮に他方の電磁接触器1aが励磁さ
れても、鎖錠片6aは鎖錠ピン9によつて下降を
阻止されるから他方の電磁接触器1aは投入され
ることがない。次に第4図Bの状態から一方の電
磁接触器1bの励磁が断たれたとすると、鎖錠片
6bは可動接触子支え3bとともに第4図Aに示
すように上方に引戻され、鎖錠ピン9もまた復帰
ばね8の付勢力により凹み6eの位置に復帰す
る。このような動作は他方の電磁接触器1aが先
に投入された場合にも鎖錠片6a,6bと鎖錠ピ
ン9の動作が逆になるのみで動作そのものは同様
であるので、この説明は省略する。
もし、双方の電磁接触器1a,1bが同時に投
入されたときは、第4図Aに示すように鎖錠ピン
9と鎖錠台20の平面20aとの間には間隙Gの
分だけは両鎖錠片6a,6bが同時下降するが、
このときは未だ可動接触子は固定接触子に接触す
ることなく、それ以降は機械的に鎖錠されるから
何らの支障はない。
入されたときは、第4図Aに示すように鎖錠ピン
9と鎖錠台20の平面20aとの間には間隙Gの
分だけは両鎖錠片6a,6bが同時下降するが、
このときは未だ可動接触子は固定接触子に接触す
ることなく、それ以降は機械的に鎖錠されるから
何らの支障はない。
次に第4図Bに示すように一方の電磁接触器1
bが投入されているとき、急速切換操作が要求さ
れて、一方の電磁接触器1bが無励磁とされない
うちに他方の電磁接触器1aが励磁された場合或
いは一方の電磁接触器1bが無励磁とされても鎖
錠片6bが未だ旧に復さないうちに他方の電磁接
触器1aが励磁された場合、第4図Cに示すよう
に、鎖錠片6bが遅れてP矢印の方向に上昇すれ
ば、鎖錠ピン9はQ矢印の方向に開放されて偏倚
するから鎖錠片6aは下降することが可能とな
り、電磁接触器1aは投入可能となる。したがつ
て、切換操作の誤りによる切換不能に陥ることが
ない。
bが投入されているとき、急速切換操作が要求さ
れて、一方の電磁接触器1bが無励磁とされない
うちに他方の電磁接触器1aが励磁された場合或
いは一方の電磁接触器1bが無励磁とされても鎖
錠片6bが未だ旧に復さないうちに他方の電磁接
触器1aが励磁された場合、第4図Cに示すよう
に、鎖錠片6bが遅れてP矢印の方向に上昇すれ
ば、鎖錠ピン9はQ矢印の方向に開放されて偏倚
するから鎖錠片6aは下降することが可能とな
り、電磁接触器1aは投入可能となる。したがつ
て、切換操作の誤りによる切換不能に陥ることが
ない。
なお、本考案は第5図Aに示すように両電磁接
触器の間に鎖錠装置を挾むように設けられた保護
カバー5の側壁5aに第5図Bに示すように鎖錠
ピン9の保持孔5bを設け、この保持孔5bに台
形の鎖錠台20を形成すると、第5図Aに示すよ
うに復帰ばね8は、1個でよく、この復帰ばね8
はコ字状として対向させた鎖錠片6a,6bの中
央に形成される縦溝6f,6gの中に配置され
る。この場合の鎖錠動作は第4図A,Bについて
述べた動作とほぼ同じであるからその詳細は省略
するが、この実施例では鎖錠片6a,6bと鎖錠
台20とは鎖錠ピン9を長さ方向の異なる位置で
互に反対方向に押圧することになるから、鎖錠ピ
ン9には曲げ応力が作用する点に注意を要する。
しかし、この力は余り大きくはないから、普通は
第4図A,Bに示す実施例の棒状の鎖錠ピンで十
分に耐える。
触器の間に鎖錠装置を挾むように設けられた保護
カバー5の側壁5aに第5図Bに示すように鎖錠
ピン9の保持孔5bを設け、この保持孔5bに台
形の鎖錠台20を形成すると、第5図Aに示すよ
うに復帰ばね8は、1個でよく、この復帰ばね8
はコ字状として対向させた鎖錠片6a,6bの中
央に形成される縦溝6f,6gの中に配置され
る。この場合の鎖錠動作は第4図A,Bについて
述べた動作とほぼ同じであるからその詳細は省略
するが、この実施例では鎖錠片6a,6bと鎖錠
台20とは鎖錠ピン9を長さ方向の異なる位置で
互に反対方向に押圧することになるから、鎖錠ピ
ン9には曲げ応力が作用する点に注意を要する。
しかし、この力は余り大きくはないから、普通は
第4図A,Bに示す実施例の棒状の鎖錠ピンで十
分に耐える。
以上述べたように本考案による電磁接触器の相
互鎖錠装置は、可動接触子支えのそれぞれに連結
された鎖錠片を互いに摺動自在に接触させて対向
配置し、この鎖錠片には摺動方向に対して傾斜し
たテーパ面を設けて、電磁接触器が無励磁状態の
とき二つの鎖錠片のテーパ面が形成する凹みに復
帰ばねで付勢された鎖錠ピンを当接させ、この凹
みと対向する側の位置に鎖錠ピンと所定の間隙を
保ち、上部に平面を有し、斜面が鎖錠片のテーパ
面に対応する6角状断面の鎖錠台を固定して、一
方の電磁接触器が投入されると、鎖錠ピンが他方
の鎖錠片と鎖錠台の上部平面との間に偏倚して他
方の鎖錠片の摺動を阻止し、この鎖錠片を介して
他方の電磁接触器の投入動作が阻止されるように
したもので、たとえ、急速切換操作が行われて、
一方の鎖錠片が旧に復しないうちに他方の鎖錠片
が動作しようとしても、この切換えは円滑に行わ
れ、動作不能に陥ることがないという優れた利点
を有する。また、本考案によれば、電磁接触器の
取付姿勢や振動によつて鎖錠ピンの位置が変わる
ことがなく安定した動作を可能とし、さらに一対
の電磁接触器の急速な切換操作に対しても確実に
切換操作することができるという効果を有する。
互鎖錠装置は、可動接触子支えのそれぞれに連結
された鎖錠片を互いに摺動自在に接触させて対向
配置し、この鎖錠片には摺動方向に対して傾斜し
たテーパ面を設けて、電磁接触器が無励磁状態の
とき二つの鎖錠片のテーパ面が形成する凹みに復
帰ばねで付勢された鎖錠ピンを当接させ、この凹
みと対向する側の位置に鎖錠ピンと所定の間隙を
保ち、上部に平面を有し、斜面が鎖錠片のテーパ
面に対応する6角状断面の鎖錠台を固定して、一
方の電磁接触器が投入されると、鎖錠ピンが他方
の鎖錠片と鎖錠台の上部平面との間に偏倚して他
方の鎖錠片の摺動を阻止し、この鎖錠片を介して
他方の電磁接触器の投入動作が阻止されるように
したもので、たとえ、急速切換操作が行われて、
一方の鎖錠片が旧に復しないうちに他方の鎖錠片
が動作しようとしても、この切換えは円滑に行わ
れ、動作不能に陥ることがないという優れた利点
を有する。また、本考案によれば、電磁接触器の
取付姿勢や振動によつて鎖錠ピンの位置が変わる
ことがなく安定した動作を可能とし、さらに一対
の電磁接触器の急速な切換操作に対しても確実に
切換操作することができるという効果を有する。
第1図は先願の電磁接触器の相互鎖錠装置を示
す正面図、第2図は第1図の相互鎖錠装置の動作
を示す正面断面図で、第2図のAは電磁接触器の
双方が無励磁状態、第2図のBは一方が励磁され
た状態、第2図のCはBの鎖錠状態を示す拡大
図、第3図以下は本考案による相互鎖錠装置を示
し、第3図は一実施例を示す分解斜視図、第4図
は第3図の部材を組立てその動作を示す正面断面
図で、第4図のAは電磁接触器の双方が無励磁状
態、第4図のBは一方が励磁された状態、第4図
のCは鎖錠ピンの解錠動作を示す拡大図、第5図
は第3図と異なる実施例を示し、第5図のAは平
面図、第5図のBは正面図である。 1a,1b……一対の電磁接触器、3a,3b
……可動接触子支え、5a……保護カバーの側
壁、5b……鎖錠ピンの保持孔、6a,6b……
鎖錠片、6c,6d……鎖錠片のテーパ面、8…
…復帰ばね、9……鎖錠ピン、10、20……鎖
錠台,20a……鎖錠台の上部平面。
す正面図、第2図は第1図の相互鎖錠装置の動作
を示す正面断面図で、第2図のAは電磁接触器の
双方が無励磁状態、第2図のBは一方が励磁され
た状態、第2図のCはBの鎖錠状態を示す拡大
図、第3図以下は本考案による相互鎖錠装置を示
し、第3図は一実施例を示す分解斜視図、第4図
は第3図の部材を組立てその動作を示す正面断面
図で、第4図のAは電磁接触器の双方が無励磁状
態、第4図のBは一方が励磁された状態、第4図
のCは鎖錠ピンの解錠動作を示す拡大図、第5図
は第3図と異なる実施例を示し、第5図のAは平
面図、第5図のBは正面図である。 1a,1b……一対の電磁接触器、3a,3b
……可動接触子支え、5a……保護カバーの側
壁、5b……鎖錠ピンの保持孔、6a,6b……
鎖錠片、6c,6d……鎖錠片のテーパ面、8…
…復帰ばね、9……鎖錠ピン、10、20……鎖
錠台,20a……鎖錠台の上部平面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 対向並置された一対の電磁接触器のそれぞれ
の可動接触子支えに連結され、該可動接触子支
えの動作にそれぞれ応動し、対向配置された互
いの接触面で摺動自在に形成され前記接触面の
摺動方向の端部に形成されたテーパ面により前
記電磁接触器の双方が無励磁状態では逆V字状
の凹みが形成されるようにした鎖錠片と、丸棒
状で外周面が前記鎖錠片のテーパ面と接触する
摺動自在な鎖錠ピンと、該鎖錠ピンを前記鎖錠
片により形成された凹みに当接させる復帰ばね
および上部に前記鎖錠片の摺動方向とほぼ直角
方向の平面を有し、かつ前記凹みに当接した前
記鎖錠ピンと所定の間隙を保ち、前記平面に続
く斜面が前記鎖錠片のテーパ面に対応する6角
状断面の鎖錠台とを備え、前記鎖錠台の上部の
平面の寸法を前記鎖錠ピンの断面寸法と同一か
それよりも大きくしたことを特徴とする電磁接
触器の相互鎖錠装置。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載の相互鎖
錠装置において、鎖錠台は双方の電磁接触器の
間に鎖錠装置を囲むように対向して設けた保護
壁の鎖錠ピンの両端部と関連する位置に前記鎖
錠ピンの保持孔が形成され、該保持孔に鎖錠台
を形成してなることを特徴とする電磁接触器の
相互鎖錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19069683U JPS6098219U (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | 電磁接触器の相互鎖錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19069683U JPS6098219U (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | 電磁接触器の相互鎖錠装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6098219U JPS6098219U (ja) | 1985-07-04 |
JPH041609Y2 true JPH041609Y2 (ja) | 1992-01-21 |
Family
ID=30410824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19069683U Granted JPS6098219U (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | 電磁接触器の相互鎖錠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6098219U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5018905B2 (ja) * | 2010-01-27 | 2012-09-05 | 富士電機機器制御株式会社 | 電磁接触器ユニット |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5251586A (en) * | 1975-10-23 | 1977-04-25 | Matsushita Electric Works Ltd | Mechanical interlocking device for electromagnetic contactor |
-
1983
- 1983-12-09 JP JP19069683U patent/JPS6098219U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5251586A (en) * | 1975-10-23 | 1977-04-25 | Matsushita Electric Works Ltd | Mechanical interlocking device for electromagnetic contactor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6098219U (ja) | 1985-07-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0222489B2 (ja) | ||
KR890004818Y1 (ko) | 개폐기의 가동 접촉자 유지구조 | |
US4121065A (en) | Toggle switch lever lock | |
JPH0532915Y2 (ja) | ||
JPH041609Y2 (ja) | ||
JP2000348569A (ja) | スイッチ装置 | |
US5587568A (en) | Interlock switch | |
JP7565759B2 (ja) | マイクロスイッチ | |
US4795860A (en) | Push switch | |
JP4256708B2 (ja) | スイッチ装置 | |
JPS6260784B2 (ja) | ||
GB1599179A (en) | Electric switch | |
JPS5928587Y2 (ja) | スライドスイツチ | |
JPS6033542Y2 (ja) | キ−ボ−ドスイツチ | |
JPH0436518Y2 (ja) | ||
JPH0329904Y2 (ja) | ||
JPS5925072Y2 (ja) | プツシユ型切換スイツチ | |
JP3472892B2 (ja) | スライド式スイッチ装置 | |
JPH05120962A (ja) | スイツチ | |
JPH0643954Y2 (ja) | マイクロスイッチ | |
JP2504513Y2 (ja) | 電気機器のスイッチ構造 | |
JP3295049B2 (ja) | キースイッチ | |
JPS6144350Y2 (ja) | ||
JPH0311785Y2 (ja) | ||
JPH0356008Y2 (ja) |