JP2806732B2 - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

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JP2806732B2
JP2806732B2 JP5080193A JP8019393A JP2806732B2 JP 2806732 B2 JP2806732 B2 JP 2806732B2 JP 5080193 A JP5080193 A JP 5080193A JP 8019393 A JP8019393 A JP 8019393A JP 2806732 B2 JP2806732 B2 JP 2806732B2
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button switch
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/02Details
    • H01H13/12Movable parts; Contacts mounted thereon
    • H01H13/14Operating parts, e.g. push-button
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2217/00Facilitation of operation; Human engineering
    • H01H2217/01Off centre actuation

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Switches With Compound Operations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器等に用いる押
釦スイッチに関し、特に、釦部の隅押しによる動作不良
及び釦復帰不能現象の発生を防止できるとともに、防水
及び防塵効果の向上を図った押釦スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器等に設けられた押釦スイ
ッチには、図3に示すように、釦部100の一端部をW
方向に隅押しすることによって、釦部100が接触点Z
を支点にして過度に傾き(回動)、釦枠101の内壁と
接触点X.Y及びZの三点接触を起こし、動作不良及び
釦復帰不能現象が発生するという問題があった。そこ
で、このような問題点を解決するため、様々な押釦スイ
ッチが提案されている。図3に示す押釦スイッチが釦復
帰不能現象を生じる原因は、復帰ばね102を釦部10
0の中央部一ヶ所にしか設けていないため、三点接触時
に復帰力が十分作用しないことにあるといる観点から、
例えば、特開平1−197920号の公報では、図4に
示すような押釦スイッチが提案されている。この押釦ス
イッチは、釦部の復帰ばね112を釦基部111の四隅
にそれぞれ取り付けるとともに、釦基部111の内部に
は、可動接触子113を並列接続的に複数組設けてあ
り、釦部の隅押しによって、釦枠と釦基部111が無理
に接触したときでも、復帰ばね112が各接触点に有効
に作用して釦復帰不能現象を防止する構成となってい
る。
【0003】また、図5に示す従来の押釦スイッチは、
釦復帰不能現象の防止と防水及び防塵を図ったものであ
り、釦部120の側面に防水及び防塵のためのOリング
121を取り付けるとともに、底面には、弾性を有する
リブ122を一体形成し、この釦部120を筐体130
の内側から筐体開口部へ挿入し、前記リブ122の端部
122aを筐体130へ熱かしめなどによって固定する
構成となっている。このような押釦スイッチによれば、
釦部120のどの部分を押下しても釦部120は、常に
リブ112の固定部122aを支点に傾く。したがっ
て、図3に示す押釦スイッチのように釦部100の端部
が支点となって釦部100が過度に傾いてしまうような
ことはなく、釦復帰不能現象が発生することもない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
1−197920号に記載の押釦スイッチは、釦復帰不
能現象の根本原因である過度の釦部の傾きを何ら防ぐも
のではない。このため、三点接触の程度が復帰ばね11
2の復帰力以上であるときは、釦復帰不能現象が発生
し、また、これを解決するために、復帰ばね112の復
帰力を増加すれば、スイッチ作動に必要な釦部押下力が
増加するといった問題点があった。
【0005】一方、図5に示す従来の押釦スイッチは、
釦部120と筐体130が、この釦部120の一端に形
成したリブ122を介して固定されているので、釦部1
20の隅押し時において、Oリング121の一端部に大
きな負荷がかかり、他端部にはさほど負荷がかからない
といった圧縮量の不均衡を生じる。このため、Oリング
121と筐体130との摩擦力が部分的に大きくなり、
釦部120が過度に傾かなくとも釦復帰不能現象が発生
してしまうといった問題があった。また、釦隅押し時に
おけるOリング121の圧縮量が不均衡なために、筐体
130との隙間を十分に密封できず、防水及び防塵効果
が低下するという問題点もあった。
【0006】本発明は上述した問題点にかんがみてなさ
れたものであり、簡潔な構成とすることによって釦部の
隅押しによる動作不良及び釦復帰不能現象の発生を確実
に防止するとともに、防水及び防塵効果の向上を図れる
押釦スイッチの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の押釦スイッチは、筐体の開口部を軸部が貫
通し、軸部先端がスイッチを押す押釦スイッチにおい
て、前記軸部の上部に設けられた長尺形状の釦部と、前
記開口部の下部において前記釦部と平行に取り付けられ
た、前記釦部とほぼ同一形状の支持ガイドと、前記筐体
の表面に形成され、前記釦部とほぼ同一形状であって前
記釦部が傾動自在に係入する、前記スイッチの押下に必
要な押下量を与えるよう両端に向かう程深くなるととも
に中心に前記開口部を設けた凹部と、前記軸部の前記開
口部の壁部と対向する部分に、前記壁部と圧接するよう
に装着されたOリングと、前記スイッチ内に設けられ、
前記軸部先端を押圧する 押圧部と、を具備した構成とし
てあり、好ましくは、前記支持ガイドが、その中央部を
H字状に切り欠くことによって、前記軸部の貫通する係
合孔の両側に弾性的な係合片を形成し、この係合片を前
記軸部に係合させた構成としてある。
【0008】
【作用】上記構成からなる本発明の押釦スイッチによれ
ば、釦部を隅押した場合、釦部の隅押しした部分と対向
する支持ガイドの端部が筐体裏面に当接し、接触点を形
成する。そして、釦部は、この接触点を支点にして傾
く。
【0009】
【実施例】以下、本発明の押釦スイッチの実施例につい
て、図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は、本実
施例に係る押釦スイッチを示す分解斜視図である。ま
た、本実施例では、支持ガイドの形状を釦部の形状とほ
ぼ同一形状とし、また、防水及び防塵のためのOリング
を取り付けた構成としてある。
【0010】同図において、1は釦部であり、本実施例
では、この釦部1の形状を長楕円形としてある。この釦
部1の裏面中心には、下方に延びる軸部2が一体的に形
成してあり、この軸部2には、後述するOリング3を装
着するための溝2aと、支持ガイド5を取り付けるため
の係合切欠部2b,2bが形成してある。また、軸部2
の先端は、テーパ状としてあり、これによって上記Oリ
ング3と支持ガイド5を取り付けやすくなっている。
【0011】Oリング3は、上述した軸部2、開口部4
bの壁部と対向する部分に形成した溝2aに装着するこ
とによって、軸部2を後述する筐体4の開口部4bに挿
入したとき、軸部2aと筐体4との隙間を密封する。筐
体4の表面には、釦部1の形状と対応した形状であっ
て、釦部1が傾動自在に係入する凹部4aが形成してあ
り、この凹部4aの中心には、上述した開口部4bが設
けてある。また、凹部4aの底面は、それぞれ両端に向
う程深くなるように傾斜させてあり、これによって、釦
部1を隅押しした場合でも後述するプッシュスイッチ6
の動作に必要な釦押下量が得られるようになっている。
【0012】支持ガイド5は、釦部1とほぼ同一形状の
長方形板状部材であり、中央部をH字状に切り欠くこと
によって、弾性を有する係合片5a,5aを形成してあ
る。また、H字状に切り欠いたの中心部、すなわち、係
合片5a,5aの互いの先端部の間には、軸部2の係合
孔5bが形成してある。また、係合孔5bの両側壁に
は、軸部2の先端を係合しやすくるために、それぞれ円
弧状のテーパ面が形成してある。このような構成からな
る支持ガイド5は、筐体4の開口部4bを貫通した軸部
2の先端を係合孔5bに圧入すると、係合片5a,5a
の弾性によって、係合片5a,5aと軸部2の係合溝2
b,2bが係合し、釦部1と平行な状態で軸部2に強固
に固定される。プッシュスイッチ6は、内部にスプリン
グを備えており、釦部1の軸部2を常に押し上げるよう
に作用している。
【0013】次に、上述した構成からなる本実施例の押
釦スイッチの作用について、図2を参照しつつ説明す
る。図2は、図1に示す押釦スイッチを組立てた状態の
断面図であり、同図(a)は釦部の非押下時の状態を示
し、同図(b)は釦部の隅押し時の状態を示す。
【0014】同図(a)において、釦部1の非押下時
は、軸部2を介して釦部1がプッシュスイッチ6によっ
て押し上げられ、これによって支持ガイド5は水平とな
っており、筐体4の裏面に均等に当接した状態となって
いる。また、同図(b)において、釦部1の一端を矢印
P方向に隅押しした場合、釦部1は、支持ガイド5の他
端と筐体4裏面との接触点Qを支点にして傾き、プッシ
ュスイッチ6を作動させる。
【0015】上記構成からなる本実施例の押釦スイッチ
によれば、釦部1の軸部2に支持ガイド5を取り付けた
ことによって、釦部1を隅押しした場合、釦部1は支持
ガイド5の端部を支点にして傾くので、従来の押釦スイ
ッチのように釦部の端部が支点となって釦部が過度に傾
いてしまうことはない。したがって、釦部1の隅押しに
よる不良動作や釦復帰不能現象が発生することはない。
また、本実施例に係る押釦スイッチの場合、支持ガイド
5の形状を釦部1の形状とほぼ同一形状とし、かつ、こ
の支持ガイド5を釦部1と平行に軸部2に取り付けた構
成としたことによって、釦部1のどの部分を隅押しして
も支持ガイド5が筐体4の裏面と接触して支点を形成
し、また、釦部1の隅を少しの力で押下すれば支持ガイ
ド5が筐体4の裏面に接触する。したがって、どのよう
に釦部1を隅押ししても釦部1が過度に傾くことはな
く、釦部1の隅押しによる不良動作や釦復帰不能を確実
に防止できる。
【0016】さらに、本実施例の押釦スイッチは、釦部
1を筐体4に直接固定してないので、釦部1を隅押しし
たときは、軸部2が開口部4bの中において、いずれか
の方向に移動し、Oリング3にかかる負荷を均一にす
る。したがって、図3に示す従来の押釦スイッチのよう
に釦押下時において、Oリングの圧縮量が不均衡になる
ようなことはなく、釦押下時においてもOリングの防水
及び防塵効果が有効に働く。またさらに、支持ガイド5
は釦非押下時において、釦部1の脱落を防止する効果も
ある。
【0017】なお、本発明の押釦スイッチは、上述した
実施例に限定されるものではない。例えば、本実施例で
は支持ガイド5の形状を釦部1とほぼ同一形状とした
が、この支持ガイド5の形状は、釦部1の形状や隅押し
時に必要な釦部1の押下量に応じて様々な形状に変更で
きる。このように、支持ガイドの形状(大きさ)を変え
ることによって、支点の位置を変更し、押下量を調節す
ることもできる。また、支持ガイドは図面に示すような
板部材に限らず、棒状あるいは枠状としてもよい。さら
に、本実施例では、釦部1を、中央に軸部2備えた断面
T字形のものとしたが、これも特に限定されるのもでは
なく、本発明の押釦スイッチは、従来例のような釦部下
側にスプリングを設ける構成等様々な種類の押釦スイッ
チに利用できる。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の押釦ス
イッチによれば、簡潔な構成によって釦部の隅押しによ
る動作不良及び釦復帰不能現象の発生を確実に防止でき
るとともに、防水及び防塵効果の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る押釦スイッチを示す分
解斜視図である。
【図2】図1の押釦スイッチを組立てた状態の断面図で
あり、同図(a)は、釦部の非釦押下時の状態を示し、
同図(b)は釦部の隅押し時の状態を示す。
【図3】第一従来例に係る押釦スイッチを示す部分拡大
断面図である。
【図4】第二従来例に係る押釦スイッチを示す斜視図で
ある。
【図5】第三従来例に係る押釦スイッチを示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1…釦部 2…軸部 2a…溝 2b…係合切欠部 3…Oリング 4…筐体 5…支持ガイド 5a…係合片 5b…係合孔 6…プッシュスイッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体の開口部を軸部が貫通し、軸部先端が
    スイッチを押す押釦スイッチにおいて、 前記軸部の上部に設けられた長尺形状の釦部と、 前記開口部の下部において前記釦部と平行に取り付けら
    れた、前記釦部とほぼ同一形状の支持ガイドと、 前記筐体の表面に形成され、前記釦部とほぼ同一形状で
    あって前記釦部が傾動自在に係入する、前記スイッチの
    押下に必要な押下量を与えるよう両端に向かう程深くな
    るとともに中心に前記開口部を設けた凹部と、 前記軸部の前記開口部の壁部と対向する部分に、前記壁
    部と圧接するように装着されたOリングと 前記スイッチ内に設けられ、前記軸部先端を押圧する押
    圧部と、 を具備したことを特徴とする押釦スイッチ。
  2. 【請求項2】前記支持ガイドが、その中央部をH字状に
    切り欠くことによって、前記軸部の貫通する係合孔の両
    側に弾性的な係合片を形成し、この係合片を前記軸部に
    係合させた請求項1記載の押釦スイッチ。
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