JPH04364979A - プリンタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【技術分野】本発明はプリンタ装置に関し、特にプリン
タ装置の印字結果における第１行目印字位置の調整方式
に関する。

【０００２】

【従来技術】従来、プリンタ装置においては、予め決め
られた第１行目印字位置を得るために、まず試験的に設
定された固定値に基づいて印字を行う。その印字結果を
目視し、人手によって計測した調整値を再度設定して印
字を行い、その印字結果を目視によって確認するという
作業を繰返し行うことで、第１行目印字位置を得るため
の調整値が決定されている。

【０００３】このような従来のプリンタ装置では、第１
行目印字位置を得るための調整値の決定を人手によって
行っているので、調整値を決定するまでに多大な調整時
間を要し、調整値の設定ミスを誘発するという問題があ
る。

【０００４】

【発明の目的】本発明は上記のような従来のものの問題
点を除去すべくなされたもので、調整時間を短縮するこ
とができ、調整値の設定ミスを防止することができるプ
リンタ装置の提供を目的とする。

【０００５】

【発明の構成】本発明によるプリンタ装置は、印字処理
がテストモード時の印字か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果が前記テストモード時の印字を
示すときに印字結果をイメージデータとして入力する入
力手段と、前記入力手段のイメージデータから前記印字
結果の第一行目印字位置を検出する検出手段と、前記検
出手段によって検出された前記第一行目印字位置と予め
設定された所定位置とから調整値を算出する算出手段と
、前記算出手段で算出した前記調整値によって前記印字
結果の第一行目印字位置が前記所定位置となるよう制御
する制御手段とを設けたことを特徴とする。

【０００６】

【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。

【０００７】図１は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図において、印字処理部１は媒体搬送部
８によって搬送されてきた用紙（図示せず）に印字を行
い、印字を施した用紙を媒体切換部９に送出する。媒体
搬送調整処理部２は媒体搬送部８に設けられたセンサ（
図示せず）から送られてきた用紙先端の検出信号と調整
値設定部３によって設定された設定値とにしたがって、
印字処理部１による第一行目印字位置が予め決められた
所定位置となるように媒体搬送部８を制御して用紙先端
からの用紙の搬送量を調整する。調整値設定部３は調整
値算出部５で算出された調整値を媒体搬送調整処理部２
に設定する。

【０００８】イメージ入力処理部４は媒体切換部９から
送られてきた用紙から印字結果をイメージ入力し、その
イメージデータを調整値算出部５に送出する。調整値算
出部５はイメージ入力処理部４によって送られてきた印
字結果のイメージデータから印字結果の先端から第一行
目印字背位置までの距離を検出し、この距離と媒体搬送
部８による用紙先端から第一行目印字位置までのステッ
プ数とから最適な調整値を算出し、その調整値を調整値
設定部３に送出する。

【０００９】テストモード判定部６は入力されたテスト
モード信号がテストモードを示しているか否かを判定し
、その判定結果を制御部７に出力する。制御部７はテス
トモード判定部６の判定結果にしたがって、印字処理部
１と、媒体搬送調整処理部２と、調整値設定部３と、イ
メージ入力処理部４と、調整値算出部５と、テストモー
ド判定部６と、媒体切換部９とを夫々制御する。

【００１０】媒体搬送部８は媒体搬送調整処理部２の制
御によって搬送動作を行い、センサによって検出された
用紙先端から調整値分だけ用紙を搬送し、印字が開始さ
れる第一行目印字位置が所定位置となるように用紙を印
字処理部１に搬送する。媒体切換部９は印字処理部１に
よって印字が施された用紙を制御部７の制御にしたがっ
て、外部もしくはイメージ入力処理部４に送出する。

【００１１】この図１を用いて本発明の一実施例の動作
について説明する。まず、テストモード判定部６がテス
トモード信号からテストモードを検出すると、その検出
結果が制御部７に通知される。制御部７はテストモード
判定部６からテストモードが検出されたことを示す通知
を受取ると、テストデータの印字を行うよう印字処理部
１を制御する。また、制御部７は印字処理部１で印字が
施された用紙をイメージ入力処理部４に送出するよう媒
体切換部９を制御するとともに、媒体搬送調整処理部２
と調整値設定部３とイメージ入力処理部４と調整値算出
部５とを夫々起動する。

【００１２】イメージ入力処理部４は制御部７によって
起動されると、媒体切換部９によって送られてきた用紙
から印字結果をイメージ入力し、そのイメージデータを
調整値算出部５に送出する。調整値算出部５は制御部７
によって起動されると、イメージ入力処理部４によって
送られてきた印字結果のイメージデータから最適な調整
値を算出し、その調整値を調整値設定部３に送出する。

【００１３】調整値設定部３は制御部７によって起動さ
れると、調整値算出部５で算出された調整値を媒体搬送
調整処理部２に設定する。媒体搬送調整処理部２は制御
部７によって起動された後に媒体搬送部８のセンサから
用紙先端の検出信号が送られてくると、調整値設定部３
によって設定された設定値にしたがって媒体搬送部８を
制御する。尚、調整値設定部３による調整値の設定およ
び調整値算出部５での調整値の算出はプログラムによっ
て実現することができる。

【００１４】これにより、印字処理部１による第一行目
印字位置が予め決められた所定位置となるように用紙先
端からの用紙の搬送量が調整される。よって、人手によ
って調整作業を繰返し行う必要がなくなるので、調整時
間を短縮することができる。また、印字処理部１での第
一行目印字位置を自動的に所定位置とすることができる
ので、調整値の設定ミスを防止することができる。

【００１５】このように、テストモード判定部６がテス
トモードを検出したとき、印字処理部１によるテストデ
ータの印字結果をイメージ入力処理部４によってイメー
ジ入力し、調整値算出部５でそのイメージデータから算
出された調整値を調整値設定部３によって媒体搬送調整
処理部２に設定し、この調整値に基づいて印字処理部１
による印字結果の第一行目印字位置が所定位置となるよ
う媒体搬送部８を制御することによって、印字処理部１
による第一行目印字位置が予め決められた所定位置とな
るように用紙先端からの用紙の搬送量が自動的に調整さ
れる。よって、人手による調整作業を繰返し行う必要が
なくなり、調整時間を短縮することができる。また、印
字処理部１での第一行目印字位置を自動的に所定位置と
することができるので、調整値の設定ミスを防止するこ
とができる。

【００１６】尚、本発明の一実施例では用紙が媒体搬送
部８によって搬送される例について述べたが、印字タイ
ミングをずらすことによって搬送量の調整を行うような
場合などにも適用できることは明白であり、これに限定
されない。

【００１７】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、印
字処理がテストモード時の印字であると判定されたとき
に印字結果をイメージデータとして入力し、該イメージ
データから検出された第一行目印字位置と予め設定され
た所定位置とから算出された調整値によって印字結果の
第一行目印字位置が所定位置となるように制御すること
によって、調整時間を短縮することができ、調整値の設
定ミスを防止することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。

【符号の説明】

１　　印字処理部 ２　　媒体搬送調整処理部 ３　　調整値設定部 ４　　イメージ入力処理部 ５　　調整値算出部 ６　　テストモード判定部 ８　　媒体搬送部 ９　　媒体切換部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　印字処理がテストモード時の印字か否
   かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果が前
   記テストモード時の印字を示すときに印字結果をイメー
   ジデータとして入力する入力手段と、前記入力手段のイ
   メージデータから前記印字結果の第一行目印字位置を検
   出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前
   記第一行目印字位置と予め設定された所定位置とから調
   整値を算出する算出手段と、前記算出手段で算出した前
   記調整値によって前記印字結果の第一行目印字位置が前
   記所定位置となるよう制御する制御手段とを設けたこと
   を特徴とするプリンタ装置。