JPH05294047A - 印字処理装置の第一桁目印字位置自動調整方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字処理装置の第一桁目印字位置の調整手段
の簡略化、設定ミスの誘発防止、および調整値の設定を
リアルタイムに、かつ自動的に設定する。 【構成】 印字を行う印字処理部１と、第一桁目印字位
置を調整する調整処理部２と、調整値を設定する調整値
設定部３と、最適な調整値を算出する調停値算出部４
と、印字結果のイメージ入力を行うイメージ入力処理部
５と、印字パターンを判定するパターン判定部６と、媒
体搬送を行う媒体搬送部７と、全体的制御を行う制御部
８とから構成され、制御部８により印字処理部１にて印
字実行後、パターン判定部６により印字パターンを判定
し、自動的にイメージ入力処理部５にてイメージ入力を
行い、調整値算出部４にて入力データから最適値を算出
し、調整値設定部３により設定処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は印字処理装置の印字位置
調整方式に関し、特にプリンタにおける第一桁目印字位
置の自動調整方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、印字処理装置の第一桁目印字位置
の調整方式は、印字処理装置の印字機構について、調整
者が印字機構の調整値を設定する手段を用いて設定し、
試験的に設定された固定値によって印字を実行し、その
印字結果を目視により測定し、最適な値を決定し設定し
ている。

【０００３】また、調整者が設定した調整値は固定値で
あり、印字機構の経年変化等によって調整値にずれを生
じると、調整者が調整を行い再設定している。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
印字処理装置の第一桁目印字位置調整方式は、試験的な
調整値の設定を調整者が設定しているため、調整時間が
長くなったり、設定ミスを誘発したり、また、調整値の
設定がリアルタイムに行うことができないという欠点が
ある。

【０００５】本発明の目的は、ある固定パターンの印字
処理を行った時に印字結果を自動的にイメージ入力を行
い、それにより調整値を算出しプログラムにて調整値を
設定することにより、上記の欠点を除去し調整手段の簡
略化、調整値の設定ミスの誘発防止、第一桁目印字位置
ずれ調整の劣化をリアルタイムに再調整の行うことので
きる印字処理装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、予め所定の位
置に調整処理手段により第一桁目の印字位置を仮設定し
た後、所定のパターンを印字し、この印字パターンをイ
メージ入力処理手段によりイメージデータとして読み取
り、次に、読み取った前記イメージデータを調整値算出
手段により印字位置の調整値を算出し、この調整値に基
づいて調整値設定手段が第一桁目の印字位置を調整し、
かつ設定することを特徴とする。

【０００７】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【０００８】図１は本発明の一実施例を実現するブロッ
ク図である。図１において、本実施例の印字処理装置の
制御機能は、印字処理を行う印字処理部１と、第一桁目
印字位置を調整する調整処理部２と、調整値をプログラ
ムにより設定する調整値設定部３と、最適な調整値を算
出する調整値算出部４と、印字結果のイメージ入力を行
うイメージ入力処理部５と、印字パターンを判定するパ
ターン判定部６と、イメージ入力時において媒体搬送処
理を行う媒体搬送部７と、全体的制御を行う制御部８と
により構成される。

【０００９】ここで、第一桁目印字位置を調整する場合
には、まず、制御部８の制御により、予め設定されてい
る第一桁目印字位置の調整値を用いて、調整処理部２に
より第一桁目印字位置の調整処理を行って仮設定し、印
字処理部１にて所定の印字を実行する。その後、パター
ン判定部６にて印字パターンが第一桁目印字位置を算出
することのできるパターンか否かを判定し、判定結果が
第一桁目印字位置の調整値を算出することのできるパタ
ーンであった場合、制御部８の制御により媒体搬送部７
にて印字済みの媒体を排出方向に媒体搬送実行時に、イ
メージ入力処理部５によって印字処理部１にて印字を行
った結果を自動的にイメージ入力を行う。そして、イメ
ージ入力後採取したイメージデータから第一桁目印字位
置調整値の最適な値を調整値算出部４によって算出し、
その算出した最適な第一桁目印字位置調整値を調整値設
定部３によって自動的に設定する。

【００１０】そして、次の印字処理実行時に、制御部８
の制御により調整値設定部３によって設定された最適な
第一桁目印字位置調整値を用い、調整値設定部２により
第一桁目印字位置調整を行い、さらに、印字処理部１に
より印字処理を行う。このようにして印字処理を繰り返
し実施し、最適な位置に調整する。

【００１１】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、リアルタ
イムに印字パターンを判定し、印字結果を自動的にイメ
ージ入力を行い、それにより調整値を算出しプログラム
にて調整値を設定することにより、調整手段の簡略化、
調整値の設定ミスの防止、および調整値設定の自動化、
リアルタイム化を可能とする効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を実現するブロック図であ
る。

【符号の説明】

１ 印字処理部 ２ 調整処理部 ３ 調整値設定部 ４ 調整値算出部 ５ イメージ入力処理部 ６ パターン判定部 ７ 媒体搬送部 ８ 制御部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 予め所定の位置に調整処理手段により第
   一桁目の印字位置を仮設定した後、所定のパターンを印
   字し、この印字パターンをイメージ入力処理手段により
   イメージデータとして読み取り、次に、読み取った前記
   イメージデータを調整値算出手段により印字位置の調整
   値を算出し、この調整値に基づいて調整値設定手段が第
   一桁目の印字位置を調整し、かつ設定することを特徴と
   する印字処理装置の第一桁目印字位置自動調整方式。