JP2744388B2 - プリンタの用紙搬送制御方法 - Google Patents

プリンタの用紙搬送制御方法

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JP2744388B2
JP2744388B2 JP4226312A JP22631292A JP2744388B2 JP 2744388 B2 JP2744388 B2 JP 2744388B2 JP 4226312 A JP4226312 A JP 4226312A JP 22631292 A JP22631292 A JP 22631292A JP 2744388 B2 JP2744388 B2 JP 2744388B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,プリンタの用紙搬送制
御方法に関し,特に安定な改行動作又は給紙時間の短縮
のためのプリンタの用紙搬送制御方法に関する。
【0002】プリンタにおいては,通常,電子計算機等
の本体装置から改行コマンドや給紙コマンド等が送信さ
れてくるので,これらのコマンドの受信を待って改行や
給紙等の処理を行う。
【0003】
【従来の技術】従来のプリンタにおける改行処理は図5
に示す如く行われている。本体装置からの改行コマンド
をプリンタが受信すると,既に先に受信した改行コマン
ドに基づいてその時点で改行処理が実行中であるか否か
を調べる(S40)。改行中である場合,更にLF用
(改行用)モータがスルーダウン(減速)中か否かを調
べる(S41)。
【0004】スルーダウン中でない場合,当該改行コマ
ンドにおける指定改行量を先の(現在実行中の)改行コ
マンドに係る残りの改行量に加算し,一連の改行処理と
して改行を行う(S42)。
【0005】スルーダウン中である場合,先の改行コマ
ンドに基づく改行処理の停止を待ち(S43),その後
当該改行コマンドに基づく改行処理を行う(S44)。
また,S40において,改行処理が実行中でない場合,
直ちに当該改行コマンドに基づく改行処理を行う(S4
4)。即ち,S41乃至S43を行うことなくS44を
行う。
【0006】以上とは別に,従来のプリンタにおける給
紙処理は図6に示す如く行われている。本体装置からの
給紙コマンドをプリンタが受信すると,ホッパ等から用
紙をピックアップして印字ヘッド側へ送り(S50),
用紙検出センサにより用紙の先端の検出を行う(S5
1)。先端を検出するまでS51がくり返される。
【0007】用紙の先端を検出すると,用紙検出センサ
から印字第1行まで用紙を搬送するための送りパルス数
を所定の領域にセットし(S52),当該給紙した用紙
の当該送りパルスによる用紙送りが停止するのを待つ
(S53)。
【0008】用紙の送りが停止すると,プリンタは本体
装置に対して当該給紙コマンドについての給紙終了通知
を行う(S54)。そして,本体装置からの次のデータ
を受信すると(S55),当該データに従った各種の処
理を行う(S56)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す従来の改行
処理によれば,改行実行中に更に改行コマンドを受信し
た場合,S42において一律に指定改行量を実行中の残
り改行量に加算している。このため,モータの加速,停
止等を省略してプリンタの高スループットが実現できる
ものの,用紙位置に対応して必要となる動作(処理)が
あっても改行動作以外の動作を行うことができない場合
が生じる。
【0010】例えば,用紙の位置によっては,カールし
た用紙をキャリア部に取り付けられた用紙押えガイドで
押えながらローラに噛み込ませる動作(用紙押え動作)
が必要となる。また,手帳等の段差媒体に印刷する場
合,段差部においては,紙厚調整動作が必要となる。
【0011】従来は,指定改行量の加算により用紙押え
動作や紙厚調整動作が必要な改行に達する場合であって
も,一律に改行量を加算し一連の改行処理として実行す
るため,途中でこのような動作を行うことができなかっ
た。このため,安定な用紙の搬送ができない場合があ
り,また,印字ずれを招く場合があるという問題があっ
た。
【0012】一方,図6に示す給紙処理によれば,本体
装置からみたプリンタにおける給紙時間は,給紙コマン
ドの発行からS54における給紙終了通知までである。
このため,当該終了通知までは,給紙コマンド以降の印
字データ等を本体装置からプリンタへ送ることはできな
い。
【0013】しかし,給紙コマンド以降にS55におい
て受信するデータのうち送りの停止を待たなければなら
ないのは印字コマンドのみである。これは用紙の移動中
に印字が実行されるのを避けて印字を正確にするために
必要なことである。これに対し,印字データや用紙送り
系コマンド(改行コマンド)は,給紙コマンド実行中に
その送受を行っても何ら問題がない。
【0014】従って,これらの印字データや改行コマン
ド等の送受という点からみると,S53における待ち時
間は不要なものであり,この時間を有効に利用している
とは言えず,高スループット実現の障害となっていた。
【0015】本発明は,高スループットを実現しつつ用
紙の安定な搬送を可能としたプリンタの用紙搬送制御
を提供することを目的とする。また,本発明は,高ス
ループットを実現しつつ安定な印字を可能としたプリン
タの用紙搬送制御方法を提供することを目的とする。
【0016】更に,本発明は,印字の正確さを保ちつつ
高スループットを実現することを可能としたプリンタの
用紙搬送制御方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図であり,本発明によるプリンタの構成を示す。このプ
リンタは改行処理を行うための改行処理部3を備える。
改行処理部3は本体装置5から受信した改行コマンドに
応じてLF用モータ9を駆動して用紙の改行を実行す
る。
【0018】特に,改行コマンドの受信時に,既に先の
改行コマンドに応じて改行実行中でありかつLF用モー
タ9がスルーダウン中でない場合に,改行処理部3は,
当該改行コマンドによる指定改行量を改行した際の用紙
位置を求め,この用紙位置までの間に改行以外の処理
(以下所定の処理という)を実行することが必要な位置
の有無を調べ,有る場合には実行中の改行処理の停止を
待って当該必要な所定の処理を実行した後に当該改行コ
マンドに応じた改行を実行し,無い場合には当該改行コ
マンドによる指定改行量を先の改行コマンドの残り改行
量に加算する。
【0019】また,このプリンタは給紙処理部2と用紙
検出センサ14とを備える。給紙処理部2は本体装置5
から受信した給紙コマンドに応じて給紙用モータ10を
駆動して用紙の給紙を実行する。用紙検出センサ14は
用紙の位置(用紙の検出と用紙の現在位置と)を検出す
る。
【0020】用紙検出センサ14が用紙の先端を検出す
ると,給紙処理部2が,前記検出に応じて,用紙検出セ
ンサ14から第1印字行まで用紙を送るための送り量を
設定した後に直ちに本体装置5に対して給紙終了通知を
行う。この後,給紙処理部2は例えば本体装置5からの
データを受信する。
【0021】
【作用】改行処理部3は,所定の場合に一律に指定改行
量を実行中の残り改行量に加算することなく,指定改行
量まで改行した場合に所定の処理の実行が必要か否かを
調べる。
【0022】そして,当該所定の処理が必要な場合,前
述の加算をすることなく当該所定の処理を行う。これに
より,例えば紙押え動作を行い安定した用紙の搬送が可
能となる。
【0023】一方,当該所定の処理が必要でない場合,
前述の加算が行われる。これにより,モータの加減速や
停止の時間を省略して連続した改行が可能であるので,
高スループットが実現できる。
【0024】従って,全体としては,プリンタの高スル
ープットを保ちつつ,必要な場合には用紙押え動作や紙
厚調整動作を実行することにより,安定した用紙の搬送
や安定した印字が可能となる。
【0025】また,給紙処理部2は,所定の送り量を設
定した後,この送り量に従った用紙送りの停止(完了)
を待つことなく,直ちに本体装置5に対して給紙終了通
知を行う。
【0026】従って,この後は本体装置5からプリンタ
への印字データや用紙送り系コマンド等のデータの送信
が可能となる。これにより,本体装置5から見たプリン
タにおける給紙時間を短くできる。そして,この受信し
たデータについての処理をプリンタで行うことにより,
全体としては,高スループットを実現できる。
【0027】
【実施例】最初に,便宜上図2を参照して,プリンタの
概略について説明する。図2において,一点鎖線は,印
刷用紙の流れを示している。用紙は,ホッパ15に用意
され,印字ヘッド6下へ給紙されて印刷された後,スタ
ッカ23に排出される。このプリンタは用紙の搬送のた
めに2つのモータ(10,9)を有する。プリンタの前
半において,給紙用モータ10により一対の給紙ローラ
18が駆動される。プリンタの後半において,LF(改
行)用モータ9(及びベルト)によりプラテン20が駆
動される。
【0028】用紙は、給紙用モータ10により駆動され
るローラ(図示せず)でピックアップされ,給紙ローラ
18へ送られる。そして,給紙ローラ18により,印字
ヘッド6下(印字ヘッド6とプラテン20との間)に給
紙される。更に,印字ヘッド6により印字が行われる。
この時,LF用モータ9及び給紙用モータ10によって
駆動されるプラテン20及び2対のローラ18,21に
従って,用紙が,印字タイミングに合わせて改行され
る。印字の終了後,用紙は,一対の紙押えローラ21を
介して,一対の排出ローラ22からスタッカ23へ排出
される。紙押えローラ21及び排出ローラ22は,LF
用モータ9によって駆動される。
【0029】給紙用モータ10を駆動源とする前半とL
F用モータ9を駆動源とする後半との間,具体的には,
給紙ローラ18と印字ヘッド6及びプラテン20との間
に,用紙検出センサ14が設けられる。用紙検出センサ
14は,用紙の先端が横切ると,これを検出する。これ
により,給紙用モータ10の駆動が開始される。
【0030】次に,図1を参照して,更に本実施例のプ
リンタについて説明する。図1において,処理装置1
は,CPU(中央処理装置)と,プログラム格納用のR
OMやデータ格納用のRAM等を含むメモリとからな
る。処理装置1には,本体装置5が接続される。本体装
置5は,プリンタ,特にその処理装置1に対して印刷処
理を依頼し,改行コマンド,給紙コマンド等を送る。
【0031】印字制御部8は,印字ヘッド6及びCRモ
ータ7等を制御する。CRモータ7は,印字ヘッド6の
取り付けられたキャリアの駆動のためのモータである。
改行制御部11は,LF用モータ9を制御し,印字タイ
ミングに合わせた改行を行う。給紙制御部12は,給紙
用モータ10を制御する。これらの制御は,処理装置1
からの指示に従って行われる。用紙検出センサ14の検
出出力は,処理装置1に入力される。給紙処理部2は用
紙検出センサ14の出力を監視する。
【0032】給紙処理部2及び改行処理部3は,処理装
置1を構成するメモリ上に存在する給紙処理プログラム
及び改行処理プログラム(及びこれらとCPU)によっ
て構成される。給紙処理部2は給紙処理及び印字処理の
全体を制御する。改行処理部3は改行処理を制御する。
【0033】改行処理部3は,電子計算機等の本体装置
5から改行コマンドを受けた場合,改行制御部11を介
してLF用モータ9を駆動して,当該改行コマンドにお
いて指定された改行量(指定改行量)の分だけ改行処理
を行う。
【0034】改行処理は例えば指定改行量に見合った数
のパルス数をメモリの所定領域又は改行制御部11にセ
ットすることにより行われる。改行制御部11は所定の
タイミングで当該パルス数の分だけLF用モータ9を駆
動する。LF用モータ9はパルスモータ又はステッピン
グモータからなる(他のモータも同様である)。
【0035】改行処理部3の行う改行処理の内容は,改
行コマンド受信時における改行処理の状態及びLF用モ
ータ9の状態と当該改行コマンドの実行時の用紙の状態
とに基づいて決定される。当該改行コマンドの実行時の
用紙の状態は,指定改行量から実行後の用紙の位置を求
めることにより予測される。
【0036】以下,図3により改行処理部3の行う改行
処理について説明する。本体装置5からの改行コマンド
をプリンタが受信すると,既に先に受信した改行コマン
ドに基づいてその時点で改行処理が実行中であるか否か
を調べる(S1)。改行中である場合,更にLF用モー
タ9がスルーダウン(減速)中か否かを調べる(S
2)。
【0037】ここで,改行中であるからLF用モータ9
は駆動中である。改行は,LF用モータ9の所定速度で
の定速動作時に行われるが,定速動作後停止するまでの
減速をスルーダウンという。
【0038】スルーダウン中でない場合,まず,当該改
行コマンドにおける指定改行量まで改行を実行した時の
用紙の位置を算出し(S3),この改行を実行した場合
に所定の処理(用紙押え処理,紙厚調整処理)が必要な
位置を通るか否かを調べる(S4)。
【0039】通る場合,即ち,当該用紙位置に到るまで
の間に所定の処理が必要となる位置がある場合,先の改
行コマンドに基づく改行処理の停止(LF用モータ9の
停止)を待ち(S5),当該必要な所定の処理を実行し
(S6),この後当該改行コマンドに応じた改行処理を
行う(S7)。
【0040】なお,実際は,用紙押え処理の場合,改行
処理の停止後,紙押えガイドによる紙押え動作を行い,
この後当該改行コマンドによる改行を行う。紙厚調整処
理の場合,改行処理の停止後,当該改行コマンドによる
改行処理を実行しつつ,その途中で紙厚調整が必要な段
差部に到った時点で紙厚調整動作を行う。これは,改行
の一行毎にS5乃至S7をくり返すか,又は,段差部の
前で改行を停止し(S5に相当),紙厚調整(S6に相
当)の後に残りの改行を行う(S7に相当)ことにより
可能である。
【0041】紙押え処理により,用紙のジャムの発生等
を防止でき,安定な用紙の搬送が可能となる。紙厚調整
処理により,段差部での印字ずれを防止でき,安定な印
字が可能となる。なお,S6において実行する処理は,
紙押え処理,紙厚調整処理に限られない。
【0042】通らない場合,即ち,当該用紙位置に到る
までの間に所定の処理が必要となる位置でない場合,当
該改行コマンドにおける指定改行量を先の(現在実行中
の)改行コマンドに係る残りの改行量に加算し,一連の
改行処理として改行を行う(S8)。
【0043】これにより,S6において実行すべき処理
が不要な場合には,LF用モータ9を停止させることな
く連続して改行が可能であるので,高スループットを実
現できる。更に,S6における所定の処理が必要な場合
にはこれを実行可能とし,かつ,必要でない場合には高
スループットの実現を可能とすることにより,全体とし
ては,高スループットで安定な動作のプリンタを得るこ
とができる。
【0044】スルーダウン中である場合,先の改行コマ
ンドに基づく改行処理の停止を待ち(S9),その後当
該改行コマンドに基づく改行処理を行う(S10)。ま
た,S1において,改行処理が実行中でない場合,直ち
に当該改行コマンドに基づく改行処理を行う(S1
0)。即ち,S3乃至S9を行うことなくS10を行
う。
【0045】次に,給紙処理部2について説明する。給
紙処理部2は,給紙系全体の制御を行い,給紙制御部1
2を介して給紙用モータ10を駆動して,用紙を印字ヘ
ッド6下まで給紙する給紙処理を行う。特に,本体装置
5からの印刷処理の開始の指示後,受信した給紙コマン
ドに応じて用紙をピックアップして給紙ローラ18へ送
り,更に用紙の先端が用紙検出センサ14を通過した
ら,印字第1行が印字ヘッド6下となるように給紙を行
う。なお,排出(改行)系の制御等は,処理装置1内の
他の処理部(図示せず)によって行われる。
【0046】給紙処理は,前述の改行処理と同様に,用
紙検出センサ14から用紙の第1印字行までの用紙送り
量に見合った数のパルス数をメモリ上の所定の領域又は
給紙制御部12にセットすることにより行われる。給紙
制御部12は所定のタイミングで当該パルス数の分だけ
給紙用モータ10を駆動する。
【0047】給紙処理部2は,用紙送り量の設定後,当
該送り量に従った用紙送りが完了(停止)するのを待た
ずに,設定後直ちに本体装置5に対して給紙終了通知を
行う。そして,この後に本体装置5から受信したデータ
に従った処理を,当該送り量に従った用紙送りの実行中
に並列して実行する。
【0048】これにより,本体装置5から見た給紙時間
(給紙コマンドの発行から給紙終了通知までの時間)が
短くなる一方,給紙制御部12による用紙送りの期間中
に給紙処理部2による他の処理を実行できる。従って,
全体として高スループットが実現できる。
【0049】なお,給紙終了通知後に受信したデータが
印字コマンドである場合,用紙送りの停止を待って印字
コマンドが実行される。これにより,高スループットを
実現する一方で,印字の乱れ等を防止できる。
【0050】以下,図4により給紙処理部2の行う給紙
処理について説明する。本体装置5からの給紙コマンド
をプリンタが受信すると,ホッパ15から用紙をピック
アップして給紙ローラ18側へ送り(S21),用紙検
出センサ14により用紙の先端の検出を行う(S2
2)。先端を検出するまでS22がくり返される。
【0051】用紙の先端を検出すると,用紙検出センサ
14から印字第1行まで用紙を搬送するための送りパル
ス数を所定の領域にセットし(S23),当該給紙した
用紙の当該送りパルスによる用紙送りが停止するのを待
つことなく,セット後直ちに本体装置5に対して当該給
紙コマンドについての給紙終了通知を行う(S24)。
【0052】そして,本体装置5からの次のデータを受
信すると(S25),当該データに従った各種の処理を
行う。まず,受信したデータが印字データであるか否か
を調べる(S26)。
【0053】印字データである場合,当該受信した印字
データを編集し(S27),データの受信(S25)以
下をくり返す。これにより,単に,用紙送り中にデータ
編集を行うことにより処理時間の短縮のみでなく,印字
実行コマンドを受信した時点で,給紙の用紙送りの停止
後直ちに印字コマンドを実行できるので,よりスループ
ットを向上できる。
【0054】S26において印字データでない場合,次
に,受信したデータが印字コマンドか否かを調べる(S
28)。印字コマンドである場合,キャリア(印字ヘッ
ド6)を印字開始位置に移動する(S29)。これは,
印字制御部8を介してCRモータ7を駆動することによ
り行う。そして,給紙の用紙送りが停止するのを待って
(S30),当該印字コマンドを実行する。即ち,印字
を開始し(S31),印字終了後に次処理を実行する。
【0055】これにより,用紙送りの停止前に印字デー
タの編集及び印字コマンドの受信までが終了している場
合,当該停止後直ちに印字処理を開始できるので,スル
ープットを向上できる。更に,この場合,当該停止前に
キャリアを印字開始位置まで移動できるので,よりスル
ープットを向上できる。なお,用紙送りの停止後に印字
コマンドを受信した場合,S30は省略される。
【0056】S28において印字コマンドでない場合,
更に,受信したデータが用紙送り系コマンド(改行コマ
ンド等)か否かを調べる(S32)。用紙送り系コマン
ドである場合,用紙送り系コマンドによる指定送り量
を,給紙コマンドに応じてS23において設定した送り
量の残りの送り量に加算する(S33)。これにより,
新たに用紙送り(改行)ルーチンを起動することなく,
用紙送りを実行し,用紙送りの停止を待つことなくS2
4の如く用紙送り系コマンドの終了を通知し,S25の
如く次のコマンドを取り込むことが可能となる。従っ
て,スループットを向上できる。
【0057】なお,S32において特に改行コマンドで
ある場合,S33に代えて,図3に示すS1乃至S10
を実行するようにしてもよい。このため,改行コマンド
である場合,S32の後改行処理部3が起動される。
【0058】また,S27の印字データの編集,S29
乃至S31の印字処理は,処理装置1内の印字処理部
(図示せず)が行う。このために,S27及びS29に
おいて印字処理部が起動される。
【0059】S32において用紙送り系コマンドでない
場合,当該コマンドに従ったその他の処理が実行され
る。その他の処理も用紙送りと並列して実行されるの
で,スループットの向上に寄与できる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
プリンタの用紙搬送制御において,改行コマンドの受信
時に紙押え処理等の必要の有無を予め判断することによ
り,必要な場合には紙押え処理を実行し不要な場合には
指定改行量の加算を行うことができるので,高スループ
ットで安定な用紙の搬送が可能となる。また給紙コマン
ドの受信の時に用紙送り量の設定後直ちに給紙終了通知
をすることにより,本体装置から見た見かけ上の給紙時
間を短くできるので,高スループットを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】プリンタの概略構成図である。
【図3】改行処理フローである。
【図4】給紙処理フローである。
【図5】従来技術説明図である。
【図6】従来技術説明図である。
【符号の説明】
1 処理装置 2 給紙処理部 3 改行処理部 5 本体装置 6 印字ヘッド 7 CRモータ 8 印字制御部 9 LF用モータ 10 給紙用モータ 11 改行制御部 12 給紙制御部 14 用紙検出センサ 15 ホッパ 18 給紙ローラ 20 プラテン 21 紙押えローラ 22 排出ローラ 23 スタッカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−78553(JP,A) 特開 平3−47776(JP,A) 特開 昭59−7069(JP,A) 特開 昭62−179971(JP,A) 特開 昭61−3771(JP,A) 特開 昭57−203582(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体装置(5)から受信した改行コマン
    ドに応じてLF用モータ(9)を駆動して用紙の改行を
    実行する改行処理部(3)と, 前記用紙の位置を検出するための用紙検出センサ(1
    4)とを備えたプリンタにおけるプリンタの用紙搬送制
    御方法 において, 前記改行コマンドの受信時に,既に先の改行コマンドに
    応じて改行実行中でありかつ前記LF用モータ(9)が
    スルーダウン中でない場合に, 前記改行処理部(3)が,用紙検出センサからの用紙位
    置の情報を利用して,当該改行コマンドによる指定改行
    量を改行した際の用紙位置を求め,この用紙位置までの
    間に改行以外の処理を実行することが必要な位置の有無
    を調べ,有る場合には前記実行中の改行処理の停止を待
    って当該必要な改行以外の処理を実行した後に当該改行
    コマンドに応じた改行を実行し,無い場合には当該改行
    コマンドによる指定改行量を前記先の改行コマンドの残
    り改行量に加算することを特徴とするプリンタの用紙搬
    送制御方法
  2. 【請求項2】 本体装置(5)から受信した給紙コマン
    ドに応じて給紙用モータ(10)を駆動して用紙の給紙
    を実行する給紙処理部(2)と, 前記用紙の位置を検出するための用紙検出センサ(1
    4)とを備えたプリンタにおけるプリンタの用紙搬送制
    御方法において, 前記用紙検出センサ(14)が前記用紙の先端を検出
    し, 前記給紙処理部(2)が,前記検出に応じて,前記用紙
    検出センサ(14)から第1印字行まで前記用紙を送る
    ための送り量を設定した後に直ちに前記本体装置(5)
    に対して給紙終了通知を行うことを特徴とするプリンタ
    の用紙搬送制御方法
  3. 【請求項3】 前記給紙終了通知の後に受信したデータ
    が用紙送り系コマンドである場合に,前記給紙処理部
    (2)が,当該用紙送り系コマンドによる指定送り量
    を,前記給紙コマンドに応じて前記給紙処理部(2)の
    設定した前記送り量の残りの送り量に加算することを特
    徴とする請求項2記載のプリンタの用紙搬送制御方法
JP4226312A 1992-08-26 1992-08-26 プリンタの用紙搬送制御方法 Expired - Fee Related JP2744388B2 (ja)

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