JPH0890858A - インクジェットプリンタにおける紙送り制御方法 - Google Patents

インクジェットプリンタにおける紙送り制御方法

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JPH0890858A
JPH0890858A JP26168794A JP26168794A JPH0890858A JP H0890858 A JPH0890858 A JP H0890858A JP 26168794 A JP26168794 A JP 26168794A JP 26168794 A JP26168794 A JP 26168794A JP H0890858 A JPH0890858 A JP H0890858A
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JP
Japan
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paper
roller
feed
feed roller
trailing edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP26168794A
Other languages
English (en)
Inventor
Daishi Konishi
題詞 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
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Publication of JPH0890858A publication Critical patent/JPH0890858A/ja
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  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録紙後端部で発生しやすい「白抜け」を的
確に防止し得るインクジェットプリンタの紙送り制御方
法を提案する。 【構成】 テンション付与方式のインクジェットプリン
タにおいて、記録紙後端部の印字の際に、記録紙後端が
送りローラのニップ点を離れるタイミングで排紙ローラ
の周速を低下(Se→Sed)させる紙送り制御を採用す
る。これにより記録紙後端が送りローラのニップ点を離
れる際の紙送り速度の増加を相殺し、「白抜け」を防止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タのノズルヘッドに対する記録紙送りの制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ノズルヘッドからインクを噴射して印字
するインクジェットプリンタにおいては、安定した印字
性能を確保する上で、ノズルヘッドと対向部位のペーパ
ーガイドの上に搬送される記録紙との距離を一定に保つ
ことが重要となる。
【0003】そのため、ノズルヘッドに対面される印字
部位の記録紙に適度なテンションを付与することが一般
に行われている。具体的には、図3に示すように、ノズ
ルヘッド1の出口側に設けられる排紙ローラ3の周速S
eを入口側に設けられる送りローラ4の周速Sfよりも
若干大きく設定(Se>Sf)して、この間に搬送され
る記録紙Pに弛みのない緊張状態を作り出すようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この方式の
インクジェットプリンタには、記録紙後端部の印字部分
で、図4に例示するように、俗に「白抜け」と呼ばれる
印字不良を発生しやすい欠点が見られる。
【0005】この原因については、次のように考えられ
る。すなわち、記録紙後端部が印字される際には、図3
に二点鎖線で示すように、記録紙Pの後端Peが送りロ
ーラ4のニップ点から離れて、前方の排紙ローラ3のみ
により紙送りされることになるが、送りローラ4のニッ
プ点を離れた時点で、記録紙Pには相対的に周速を小さ
くした送りローラ4からのバックテンションが作用しな
くなる。そのため、紙送り速度が定常値Voからある速
度Vx(>Vo)に瞬間的に増速し、結果として、図4
に示すように、例えば末行のみ改行送り量Dxが規定量
Dよりも異常に拡大される印字不良を発生することにな
る。
【0006】本発明は、かかる現状の問題点に着目し、
記録紙後端部で発生しやすい「白抜け」を的確に防止し
得るインクジェットプリンタにおける改良された紙送り
制御方法を提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の問題
点を解決するための手段として、上述したテンション付
与方式のインクジェットプリンタにおいて、記録紙後端
部の印字の際に、記録紙後端が送りローラのニップ点を
離れるタイミングで排紙ローラの周速を低下させる紙送
り制御を採用している。
【0008】記録紙後端が送りローラのニップ点を離れ
るタイミングは、普通には送りローラの上流側にペーパ
ーセンサを設けて、このペーパーセンサによる記録紙後
端の検出と、ペーパーセンサと送りローラとの離間距離
とに基づいて判別することができる。
【0009】その際、ペーパーセンサと送りローラとの
離間距離が、記録紙の1回分の改行送り量よりも大きい
か小さいかによって上記タイミングの判別方法が異なる
が、記録紙後端部の改行精度を高める上で、送りローラ
の上流側に設けられるペーパーセンサは、送りローラか
ら距離L=nD(ここにn:整数値、Dは記録紙の改行
送り量)だけ離間した位置に設置するのが好適となる。
【0010】
【作用】上記の制御方法を採用すれば、記録紙後端が送
りローラのニップ点を離れる際の紙送り速度の増加を、
排紙ローラの周速の低下によって相殺することができる
ので、紙送り速度、即ち印字の改行送り量に生じる狂い
を解消乃至軽減することができる。
【0011】
【実施例】以下、図1と図2に示す実施例について説明
する。
【0012】図において、1はノズルヘッド、2はノズ
ルヘッド1の近接対向位置に設けられて、その上に記録
紙Pを通すペーパーガイド、3はノズルヘッド1の出口
側に設けられる排紙ローラ、4はノズルヘッド1の入口
側に設けられる送りローラをそれぞれ示す。
【0013】ここに、排紙ローラ3と送りローラ4と
は、共通の駆動源をなすパルスモータ(ステッピングモ
ータ)5からベルト・プーリのような機構を介して動力
伝達され、常時は前述した周速Se、Sf(Se>S
f)でそれぞれ間欠的に回転されることになる。なお、
排紙ローラ3と送りローラ4の回転数(送り量)は、制
御手段6から記録紙Pの設定改行送り量Dに基づいてパ
ルスモータ5に入力されるパルス数に応じて可変制御さ
れる。
【0014】しかして、このインクジェットプリンタに
おいては、前述した記録紙後端部における印字不良の発
生を防止する目的で、記録紙後端部の印字の際には、記
録紙後端が送りローラ4のニップ点を離れるタイミング
で、図2に示すように、排紙ローラ3の周速を定常値S
eからそれよりも小さいある値Sed(<Se)に低下さ
せるようにしている。
【0015】上記のタイミングは、具体的には、送りロ
ーラ4の上流側に記録紙後端の検出手段としてペーパー
センサ7を設けることにより判別し得る。すなわち、予
めペーパーセンサ7と送りローラ4との離間距離Lを制
御手段6に記憶させておけば、ペーパーセンサ7による
記録紙後端の検出と離間距離Lとの関係に基づいて制御
手段6の処理装置により容易に演算処理することができ
る。
【0016】その際の処理は、より具体的には、離間距
離Lと制御手段6からパルスモータ5に出力される印字
の設定改行送り量Dとの関係に基づいて行われるが、離
間距離Lが記録紙Pの1回分の改行送り量Dよりも大き
いか小さいかによって、判別方法が異なるものとなる。
【0017】即ち、離間距離をL、記録紙Pの1回分の
改行送り量Dとして、まずL<Dの場合は、次回の紙送
り時に記録紙Pの後端Peが送りローラ4のニップ点を
通過してしまうことになるので、ペーパーセンサ7が記
録紙後端Peを検出した時点のタイミングでパルスモー
タ5に出力する1回分のパルス数を減らし、排紙ローラ
3の紙送り速度を周速Sedに低下させる。
【0018】一方、L≧nD(n:整数値)の場合につ
いては、ペーパーセンサ7により記録紙後端Peが検出
された時点から、さらにn回改行送りされた後に記録紙
後端Peが送りローラ4のニップ点を通過することにな
るから、制御手段6で改行回数をカウントしつつn回改
行された時点で、上記と同じく排紙ローラ3の紙送り速
度を周速Sedに低下させるようにする。
【0019】ところで、L<D、L>nDの場合には、
厳密には排紙ローラ3の周速を低下させるタイミング
を、記録紙後端Peが現実に送りローラ4のニップ点を
離れるタイミングと同期させることができない。それ
故、送りローラ4に対するペーパーセンサ7の離間距離
Lは、ノズルヘッド1の印字サイズと関係づけて設定さ
れる改行送り量Dの整数倍の位置(L=nD)に設定す
るのが好ましい。
【0020】かくして、図2に例示する如く、記録紙後
端部の印字の際に記録紙後端Peが送りローラ4のニッ
プ点を離れるタイミングで排紙ローラ3の周速を低下
(Se→Sed)させるようにすれば、記録紙後端Peが
送りローラ4のニップ点を離れる際の紙送り速度の増加
を、排紙ローラ3の周速の低下によって相殺することが
でき、これにより印字の改行送り量Dに狂いを生じるこ
とが回避され、いわゆる「白抜け」の発生を防止するこ
とができる。
【0021】そして、必要な上記タイミングの判別は、
送りローラ4の上流側にペーパーセンサ7を設け、この
ペーパーセンサ7による記録紙後端Peの検出と、ペー
パーセンサ7と送りローラ4との離間距離Lとに基づい
て制御手段6により容易に判別することができる。
【0022】また、その際、送りローラ4の上流側に設
けられるペーパーセンサ7を、送りローラ4から距離L
=nDだけ離間した位置に設置すれば、排紙ローラ3の
周速を低下させるタイミングと、記録紙後端Peが送り
ローラ4のニップ点を離れるタイミングとを過不足なく
完全に同期させることができるので、記録紙後端部の改
行送り精度により一層の完全を期することができる。
【0023】なお、記録紙後端Peが送りローラ4のニ
ップ点を離れるタイミングの検出判別手段としては、必
ずしも、実施例で示したペーパーセンサ7による記録紙
後端Peの検出と、該センサ7と送りローラ4との離間
距離に基づき演算処理する方式に限る必要はなく、他の
方式に置き換えることも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上の如く、本発明による紙送り制御方
法では、記録紙後端部の印字の際に、記録紙後端が送り
ローラのニップ点を離れるタイミングで排紙ローラの周
速を低下させるようにしたことで、テンション付与方式
のインクジェットプリンタで問題とされる記録紙後端部
の印字不良を的確に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るインクジェットプリンタの要部構
成を示す構造説明図である。
【図2】制御方法の実施例を示す排紙ローラの周速変化
図である。
【図3】インクジェットプリンタにおける紙送り動作を
示す説明図である。
【図4】インクジェットプリンタによる印字不良例を示
す印字のパターン図である。
【符号の説明】
1 ノズルヘッド 2 ペーパーガイド 3 排紙ローラ 4 送りローラ 5 パルスモータ 6 制御手段 7 ペーパーセンサ P 記録紙 Pe 記録紙後端 Se、Sed 周速 D 改行送り量 L 離間距離

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルヘッドの出口側に設けられる排紙
    ローラの周速を入口側に設けられる送りローラの周速よ
    りも大きく設定して、記録紙にテンションを付与するイ
    ンクジェットプリンタにおいて、記録紙後端部の印字の
    際に、記録紙後端が送りローラのニップ点を離れるタイ
    ミングで排紙ローラの周速を低下させることを特徴とす
    るインクジェットプリンタにおける紙送り制御方法。
  2. 【請求項2】 記録紙後端が送りローラのニップ点を離
    れるタイミングが、送りローラの上流側に設けられるペ
    ーパーセンサによる記録紙後端の検出と、ペーパーセン
    サと送りローラとの離間距離とに基づいて判別される請
    求項1記載のインクジェットプリンタにおける紙送り制
    御方法。
  3. 【請求項3】 ペーパーセンサが送りローラの上流側
    に、距離L=nD(ここにn:整数値、Dは記録紙の改
    行送り量)だけ離間した位置に設けられる請求項2記載
    のインクジェットプリンタにおける紙送り制御方法。
JP26168794A 1994-09-28 1994-09-28 インクジェットプリンタにおける紙送り制御方法 Pending JPH0890858A (ja)

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JPH0890858A true JPH0890858A (ja) 1996-04-09

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229940A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Sharp Corp インクジェット記録装置
JP2009006567A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の記録方法
US7883282B2 (en) * 2006-09-15 2011-02-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US8205881B2 (en) 2008-02-29 2012-06-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet feeding device, image recording apparatus and sheet feeding amount compensating method

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