JPH0436449A - 溶融金属浴中のロール軸受構造およびその使用方法 - Google Patents

溶融金属浴中のロール軸受構造およびその使用方法

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JPH0436449A
JPH0436449A JP2139715A JP13971590A JPH0436449A JP H0436449 A JPH0436449 A JP H0436449A JP 2139715 A JP2139715 A JP 2139715A JP 13971590 A JP13971590 A JP 13971590A JP H0436449 A JPH0436449 A JP H0436449A
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JP
Japan
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molten metal
bearing
roll
bearing box
roll shaft
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JP2139715A
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English (en)
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Takao Noguchi
孝男 野口
Tadashi Nara
正 奈良
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)
  • Coating With Molten Metal (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、溶融亜鉛めっきラインの溶融亜鉛浴等、溶融
金属浴中において使用さ九るロールのロール軸受構造お
よびその使用方法に関する。
〔従来の技術〕
銅帯の連続溶融亜鉛めっきラインは、第8図に示すよう
な溶融亜鉛ポット1を備えている。この溶融亜鉛ポット
1内の亜鉛浴2は460℃前後の温度を有しており、亜
鉛浴2内に浸漬された被めっき鋼帯3は、ポット内のジ
ンクロール4で上方にターンした後、めっき量調整と銅
帯の形状矯正を目的としたサポートロール5を経て浴外
に導かれる。
前記ジンクロール4は、銅帯にかけられる1、5kg/
閣2前後の張力の荷重を上方向に受ける。通常ジンクロ
ール4は、第9図に示すように、ポット内のメタル軸受
6によりそのロール#41が支持されており、上記荷重
を左右のロール軸41および軸受6で受けている。この
荷重は、銅帯サイズ1.0mm t X 100100
Oの場合で約3トン前後となる。
このように大きな荷重を受けるロール軸は、460℃前
後という高温の環境に置かれているため、剛性、耐摩耗
性が低下し、しかも、高温の溶融亜鉛中では、鉄等の金
属は非常に侵食されやすいことから、ロール軸が著しく
腐食、摩耗するという大きな問題がある。
このような問題に対し、従来ロール軸および軸受として
、ステンレス系合金製のもの、Co−W−Cr系合金を
溶射したもの、さらにはセラミックスを成形したもの等
が用いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、これらの材質でも金属製のロール軸は、腐食、
摩耗が激しく、またセラミックス製のロール軸は、熱衝
撃や機械的衝撃で欠損し、使用不能となることが多く、
いずれの場合も7〜10日程度の連続使用しかできなか
った。また、このため上記日数毎にラインを停止してロ
ール交換を行う必要があり、−回のロール交換に約4時
間程度の時間を要することから、その分製品の減産を余
儀なくされていた。
また、軸受としてベアリング軸受を用いた場合には、上
述した腐食、摩耗に加え、ポット中のドロスが軸受に巻
き込まれてベアリングが破損し、使用不能となることが
多かった。
本発明は、このような従来の問題に鑑みなされたもので
、溶融金属浴中に配されるロール軸の腐食や摩耗を抑え
、従来に較ベロール軸の寿命を大幅に延ばすことができ
るロール軸受構造およびその使用方法を提供しようとす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
このため本発明のロール軸受構造は、ロール軸が挿入さ
れる軸受ボックスと、該軸受ボックスのロール軸挿入部
とロール軸間をシールするシール部材と、該シール部材
よりも軸受ボックス内方側にあってロール軸を支持する
軸受部と、軸受ボックス内にガスを圧入するためのガス
供給手段と。
上端が前記シール部材と前記軸受部間の位置において軸
受ボックス内部と連通し、その下部に垂設される溶融金
属排出管とからなることをその特徴とする。
また、上記ロール軸受の使用方法に係る本発明法は、前
記ガス供給手段により、溶融金属排出管の途中に溶融金
属の液面が形成されるような圧力で、軸受ボックス内に
N2等の不活性ガスを圧入するようにしたことをその特
徴とする。
〔作用〕
ガス供給手段により、溶融金属排出管の途中に溶融金属
の液面が形成されるような圧力で、軸受ボックス内にN
2等の不活性ガスを圧入する。このガス加圧により、軸
受ボックス内への溶融金属の浸入が効果的に抑えられ、
溶融金属によるロール軸の侵食およびこれによるロール
軸の摩耗や、ドロスの軸受への噛み込み等が適切に防止
される。
また、このようなロール軸の腐食、摩耗の防止によって
、摩耗に起因したロール軸の偏心回転が防止されるため
、シール部材とロール軸とのギャップ変動が極力抑えら
れる。この結果、シール部が長期間安定して維持される
ことになり、上記ガス加圧による溶融金属の浸入防止作
用を長期間維持することができる。
また、上記軸受ボックス内のガス加圧により溶融金属排
出管内部の溶融金属は下方に押し下げられ、その液面が
溶融金属排出管の途中に形成される。したがって、何ら
かの原因で溶融金属がシール部から浸入した場合でも、
この溶融金属は軸受部に達する前に、軸受ボックス下部
に接続された溶融金属排出管内に流れ込み、軸受ボック
スから排出されて溶融金属浴に戻される。
〔実施例〕
第1図ないし第6図は、本発明を溶融亜鉛ポット内のジ
ンクロールに適用した場合の一実施例を示すもので、亜
鉛ポット、亜鉛浴、ジンクロールおよびそのロール軸に
ついては第8図および第9図と同一の符号を付しである
本発明のロール軸受構造は、亜鉛浴2中に浸漬される軸
受ボックス7と、この軸受ボックスのロール軸挿入部と
ロール軸間をシールするシール部材8と、このシール部
材よりも軸受ボックス内方側にあってロール軸を支持す
る軸受部9と、軸受ボックス内にガスを圧入するための
ガス供給手段1oと、前記シール部材と前記軸受部間の
位置において軸受ボックスの下部に垂設される溶融金属
排出管26とからなっている。
前記軸受ボックス7は、一端側にロール軸挿入部11(
挿入孔)を有し、吊下フレーム12によって、溶融亜鉛
ポット1の上方から亜鉛浴2中に吊下保持されている。
そして、この軸受ボックス7内に、ロール軸挿入部11
からジンクロール4のロール軸41が挿入される。なお
、前記吊下フレーム12は、本実施例では軸受ボックス
7に対し脱着可能となっているが、軸受ボックス7と一
体構造としてもよい。
前記シール部材8はシールリング13a、13bから構
成されている。第3図および第4図はこのシールリング
の構造を示すもので、各シールリング13は、ロール軸
41の回転を許容するため、その内径D□がロール軸4
1の外径よりも若干太き目に構成されている。このシー
ルリングは耐熱性、耐摩耗性を有するものであればその
材質は問わないが、例えばカーボングラファイト等によ
り構成することが好ましい。また、このシールリング1
3は任意の数だけ設けることができる。
本実施例では、シール部材8を構成するシールリング1
3bよりもボックス内方側にさらにシールリング14が
配され、且つシールリング13bとシールリング14と
の間には、ロール軸周方向にスペースを設け、圧入ガス
をロール軸41の周方向に均一に供給するためのスペー
スリング15が配されている。
このスペースリング15は、第5図および第6図に示す
ように、1対のリング板16a、16bと、これらリン
グ板16a、16bをその周方向複数箇所で連結する連
結板17とからなり、これら各連結板17には通孔18
が形成されている。
この通孔18は、供給されたガスをロール軸周方向に流
す他に、仮に前記シール部材8とロール軸41との間か
ら溶融金属が浸入した場合でも、この溶融金属をスペー
スリング15の下部に導く作用をする。なお、このスペ
ースリング15の内径D2も、ロール軸の外径より太き
目に構成されている。
以上のようなシーリング13a、13b、スペースリン
グ15およびシールリング14は、ロール軸41とのギ
ャップが一定となるような状態で、先端がシールリング
14に当接した筒状の押え部材20とロール軸挿入部1
1の内フランジ状の内壁面71との間に挟設されている
。前記押え部材20は軸受ボックス7の内壁にボルト1
9により固定されている。
なお、前記上記シールリング14の構成は前記シールリ
ング13a、13bと同様である。このシールリング1
4は、何らかの原因で溶融金属がシール部材8を通じて
浸入してきた場合、これをシールするための予備的なシ
ール部材であり、装置の大型化を避けたい場合には、必
ずしも設ける必要はない。
前記軸受部9は、軸受ボックス7の他端側の内部に設け
られ、ボックス内に挿入されたロール軸41の端部を回
転自在に支持している。この軸受部9は、本実施例では
ベアリング軸受(25はベアリング)により構成されて
いる。この軸受部の形式に特に限定はないが、460℃
前後の高温下における摩耗性を考慮すると1例えばメタ
ル軸受を使用した場合には、温度の影響で軸受が著しく
摩耗し、この結果、回転するロール軸の芯が振れてシー
ルリングを損傷させ、溶融金属のシール性が著しく損な
われる恐れがある。このため、軸受は本実施例のように
ベアリング軸受により構成することが最も好ましい。ま
た、このベアリング軸受のベアリングとしては、耐熱性
、耐摩耗性に優れた高クロム合金製のベアリングやセラ
ミックベアリングを用いることが好ましい。
前記ガス供給手段10は、前記スペースリング15に達
する軸受ボックスの貫通孔21と、この貫通孔21に接
続されるガス供給管22とから構成されている。このガ
ス供給管22には圧力調整器23が設けられ、軸受ボッ
クス内に供給するガス圧力を調整する。
前記溶融金属排出管26は、何らかの原因でシール部か
ら浸入した溶融金属を軸受ボックス7から排出するため
に設けられるもので、下端が開放し、且つ上端が軸受ボ
ックス7の内部と連通するようにして軸受ボックス7の
下部に垂設されている。
この実施例では、軸受ボックス7の下部に前記スペース
リング15に達する貫通孔27が設けられ、この貫通孔
27に溶融金属排出管26の上端が接続されている。こ
の溶融金属排出管26は、軸受ボックス7内のガス加圧
によってその管途中に溶融金属の液面を確実に形成させ
るようにするため、適当な長さを有している。
本発明において、溶融金属のシール構造、ガスの供給位
置、溶融金属排出管の接続位置等は上記実施例に限定さ
れるものではなく、例えば第7図に示されるように、よ
り簡易な構造とすることもできる。
第7図に示される実施例では、ロール軸41の外周にシ
ール部材8が固定され、このシール部材8が軸受ボック
ス7のロール軸挿入部11前面に設けられた受は部24
内に位置し、シール部を構成している。そして、ガス供
給用の貫通孔21が、前記シール部内方のボックス内の
空間に連通し、この貫通孔21にガス供給管22が接続
されている。
また、軸受ボックス7の下部にはボックス内の空間に連
通ずる貫通孔27が設けられ、この貫通孔27に溶融金
属排出管26が接続されている。
また、軸受ボックス7内部には、浸入した溶融金属が軸
受部9方向へ流出することを防止し、これを貫通孔27
から適切に排出するための堰28が設けられている。
このように本発明のロール軸受構造は、軸受ボックスの
シール部と軸受部との間に外部からガスを供給でき、且
つシール部材と前記軸受部間の位置から溶融金属を排出
できるような構造であれば、その構成は問わない。
なお、上記各実施例において、軸受部と接するロール軸
41は、その耐摩耗性を向上させるため表面に耐摩耗性
材料の溶射層を有するものを用いることができる。また
、この場合ステンレス系材料を軸芯に用いてもよい。
次に、第1図ないし第6図に示される装置を例に、本発
明のロール軸受構造の作用および使用方法を説明する。
上記ロール軸受構造では、ガス供給管22がら常時軸受
ボックス7内に圧縮ガスを供給する。この圧縮ガスとし
ては、溶融金属浴への影響を避けるためN2等の不活性
ガスが用いられる。この実施例では、圧縮ガスはガス供
給管22がら貫通孔21を通じ、スペースリング15に
より形成されたスペースに導入される。このガスは第1
図に示すように、溶融金属排出管26の途中に溶融金属
の液面Wが形成されるような圧力で圧入され、このガス
加圧により、軸受ボックス7内への溶融金属の浸入が適
切に抑えられる。
また、軸受ボックス7内のガス加圧により溶融金属排出
管26内部の溶融金属は下方に押し下げられ、その液面
Wが溶融金属排出管26の途中に形成されているため、
仮に何らかの原因でシール部材8とロール軸41との間
隙を通じて溶融金属が浸入した場合でも、浸入した溶融
金属はスペースリング15を通じて溶融金属排出管26
がら軸受ボックス外に円滑に排出される。なお、シール
部から浸入した溶融金属はスペースリング15の通孔1
8と、ロール軸41とスペースリング15との間隙とを
通じてスペースリング15の下部に集められるため、貫
通孔27に容易に導かれる。
また、溶融金属は内方のシールリング14によりシール
されるため、溶融金属が軸受部9まで達することが適切
に防止される。なお、シールリング14は溶融金属をス
ペースリング15内に留めるための堰の役目もする。
以上の結果、軸受部9におけるロール軸41の腐食およ
び摩耗を従来に較べ著しく抑えることができる。
また、摩耗に起因したロール軸41の偏心回転の発生も
抑えることができるため、シール部材8とロール軸41
とのギャップを一定に維持し、そのシール作用を長期間
にわたって維持することができる。
なお、本発明のロール軸受構造はジンクロールのみなら
ず、サポートロール等、溶融金属浴中で使用されるあら
ゆる種類のロールに適用することができる。また、本発
明は溶融亜鉛めっきのロールに限定されるものでもない
本発明のロール軸受構造について1本発明者等による実
施結果を以下に示す。第1図に示すような構成のロール
軸受構造を溶融亜鉛ポット内のジンクロールに下記条件
で適用した。
・ロール軸の浴中深さ: 1.Om (静圧0.7kg/ad G ) 2460℃ :3トン ・溶融亜鉛温度 ・軸荷重(平均) ・ロール軸受の材質 シールリング:カーボンプラファイト 軸受    :セラミックベアリング 軸受 ・圧縮ガス圧力   : 0.7kg/adこのような
構成および条件で操業を行った結果、ロール軸の使用期
間(寿命)を30日間以上(従来は10日間以下)に延
ばすことができた。
〔発明の効果〕
以上述べた本発明によれば、軸受部への溶融金属の浸入
やドロスの噛み込みを適切に防止できるため、溶融亜鉛
等の溶融金属によるロール軸の腐食およびこれによる摩
耗やドロス噛み込みによる損傷を効果的に抑えることが
可能となり、加えて、何らかの原因で溶融金属が浸入し
ても、これを軸受部に接触させることなく外部に排出さ
せることができ、これらによって、ロール軸の連続使用
期間を従来の3倍以上の30日間以上に延ばすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明のロール軸受構造の一実施
例を示すもので、第1図は縦断面図、第2図は軸受の支
持構造を含む全体縦断面図である。 第3図および第4図はシールリングを部分的に示すもの
で、第3図は正面図、第4図は側面図である。第5図お
よび第6図はスペースリングを部分的に示すもので、第
5図は正面図、第6図は側面図である。第7図は本発明
のロール軸受構造の他の実施例を示す縦断面図である。 第8図は溶融亜鉛めっきの実施状況を示す説明図である
。第9図は溶融亜鉛ポット中の従来のロール軸受構造を
示す斜視図である。 図において、4はジンクロール、7は軸受ボックス、8
はシール部材、9は軸受部、10はガス供給手段、11
はロール軸挿入部、12は吊下フレーム、13a、13
b、14はシールリング、15はスペースリング、21
は貫通孔、22はガス供給管、26は溶融金属排呂管、
27は貫通孔である。 第  1 図 ニろ 第 図 力ゝ又

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶融金属浴中に配されるロールのロール軸受構造
    において、ロール軸が挿入される軸受ボックスと、該軸
    受ボックスのロール軸挿入部とロール軸間をシールする
    シール部材と、該シール部材よりも軸受ボックス内方側
    にあってロール軸を支持する軸受部と、軸受ボックス内
    にガスを圧入するためのガス供給手段と、上端が前記シ
    ール部材と前記軸受部間の位置において軸受ボックス内
    部と連通し、その下部に垂設される溶融金属排出管とか
    らなることを特徴とする溶融金属浴中のロール軸受構造
  2. (2)ガス供給手段により、溶融金属排出管の途中に溶
    融金属の液面が形成されるような圧力で、軸受ボックス
    内にN_2等の不活性ガスを圧入することを特徴とする
    請求項(1)記載のロール軸受構造の使用方法。
JP2139715A 1990-05-31 1990-05-31 溶融金属浴中のロール軸受構造およびその使用方法 Pending JPH0436449A (ja)

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