JP2000027873A - 熱間搬送テーブル用軸受箱 - Google Patents

熱間搬送テーブル用軸受箱

Info

Publication number
JP2000027873A
JP2000027873A JP10207093A JP20709398A JP2000027873A JP 2000027873 A JP2000027873 A JP 2000027873A JP 10207093 A JP10207093 A JP 10207093A JP 20709398 A JP20709398 A JP 20709398A JP 2000027873 A JP2000027873 A JP 2000027873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing box
bearing
roll
grease
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10207093A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenari Takahashi
秀成 高橋
Sanae Suzuki
早苗 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP10207093A priority Critical patent/JP2000027873A/ja
Publication of JP2000027873A publication Critical patent/JP2000027873A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 熱間圧延搬送テーブルのロールの軸受にて潤
滑剤としてグリースを用いる軸受箱において、シールが
摩耗した場合でも、水及び塵埃の軸受箱への侵入を起こ
さない軸受箱を提供する。 【解決手段】 軸受箱のシールに直接水がかからないた
めに、軸受箱のロール側にロール端内部へ入る水切板を
設け、給脂作業確認用の常に解放された排脂管を設け、
水切板内部の容積を減らすと共に、ラビリンス効果によ
る水侵入防止を図るため、水切板内部に、複数の内径の
異なる穴あき板(大穴)及び穴あき板(小穴)を重ねて
配置することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱間圧延搬送テ
ーブルのロールの軸受にて潤滑剤としてグリースを用い
る軸受箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の熱間圧延搬送テーブルのロールの
軸受にて潤滑剤としてグリースを用いる軸受箱の代表的
な例を図1にて説明する。ロール1は軸受3によって支
持されている。軸受3は軸受箱4によって固定されてい
る。軸受3を潤滑するために給脂口6から供給されたグ
リースはシール5より排出される。シール5は軸受箱4
外部からの水及び塵埃の侵入を防ぐために設置されてい
る。
【0003】その他の軸受箱に関する技術としては、特
開平6−81849号がある。この発明は、軸受の排脂
方法及びその装置に関するものであり、本願発明におけ
る排脂管部分の改善に当たるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において
は、シール5が摩耗した場合、水及び塵埃の軸受箱4へ
の侵入を起こしてしまうが、一般にシール5は、ロール
1の摩耗によるロール交換の時期まで交換できず、また
シール5の摩耗による寿命よりも、ロール交換の周期が
はるかに長いため、軸受箱4は、しばしばシール性が悪
い条件に置かれており、軸受故障を生じがちである。ま
た、シール5を交換するためには設備を止めなければな
らず、設備の稼働率を下げる原因にもなっていた。
【0005】シール5が摩耗した場合にも、グリースを
大量に軸受箱4へ供給すれば軸受箱4への水侵入を防げ
るが、この方法では、グリース使用量が多く不経済であ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような原因を踏ま
え、発明者は水が軸受箱4に入らないための対策として
以下のような方法を発明した。本発明は以下の通りであ
る。
【0007】(1)熱間圧延搬送テーブルのロールの軸
受にて潤滑剤としてグリースを用いる軸受箱において、
軸受箱のロール側にロール端内部へ入る水切板を設ける
ことを特徴とする熱間搬送テーブル用軸受箱。
【0008】(2)熱間圧延搬送テーブルのロールの軸
受にて潤滑剤としてグリースを用いる軸受箱において、
軸受箱のロール側にロール端内部へ入る水切板を設ける
と共に、給脂作業確認用の常に解放された排脂管を排脂
管出口を下向きにしたことを特徴とする熱間搬送テーブ
ル用軸受箱。
【0009】(3)給脂作業確認用の常に解放された排
脂管を排脂管出口を水平に配置したことを特徴とする請
求項2記載の熱間搬送テーブル用軸受箱。
【0010】(4)水切板内部に、複数の内径の異なる
穴あき板(大穴)及び穴あき板(小穴)を交互に重ねて
配置することを特徴とした請求項1記載の熱間搬送テー
ブル用軸受箱。
【0011】(5)穴あき板(小穴)の材質を耐水性の
樹脂としたことを特徴とする請求項4記載の熱間搬送テ
ーブル用軸受箱。
【0012】(6)潤滑油を含んだ樹脂による穴あき板
を水切板内部に配置したことを特徴とする請求項1記載
の熱間搬送テーブル用軸受箱。
【0013】
【発明の実施の形態】先ず、第1番目は、軸受箱4の
シール5に直接水がかからないために、軸受箱4のロー
ル1側にロール1端内部へ入る水切板7を設けることを
特徴とする軸受箱4であり、概略構造を図2に示す。図
2はパイプと穴あき円盤とからなる水切板7を施した例
である。
【0014】2番目は、にて給脂確認の際、水切板
7とロール1端部から新しいグリースの流出をもって、
給脂確認となるが、これでは、水切板7内部に充填され
るグリースは無駄となる。これを防ぐために、給脂作業
確認用の常に解放された排脂管8を設けたことを特徴と
する軸受箱4であり、概略構造を図3に示す。図3は排
脂管8出口を下向きにした例である。
【0015】3番目は、排脂管8出口を水平に配置し
た軸受箱4で、基本構造を図4に示す。
【0016】4番目は、にて給脂確認の際、水切板
7とロール1端部から新しいグリースの流出をもって、
給脂確認となるが、これでは、水切板7内部に充填され
るグリースは無駄となる。この、無駄になるグリース量
を低減するために、水切板7内部の容積を減らすと共
に、ラビリンス効果による水侵入防止を図るもので、水
切板7内部に複数の内径の異なる穴あき板(大穴)9及
び穴あき板(小穴)10を重ねて配置することを特徴と
した軸受箱4であり、概略構造を図5に示す。ラビリン
スのクリアランスは1〜10mm程度が適当である。
【0017】5番目は、にて穴あき板(小穴)10
が軸2と干渉した際、焼付を防ぐために、穴あき板(小
穴)10の材質を耐水性の樹脂としたことを特徴とする
軸受箱4における水切板用穴あき板(小穴)10であ
る。耐水性の樹脂として、例えば、POMが適してい
る。
【0018】6番目は、にて水切板7内部にグリー
スが充填され無駄となるのを防ぐために、水切板7内部
の容積を減らすと共に、シール5が摩耗後も、ラビリン
ス効果によるグリース流出量低減を図るため、潤滑油を
含んだ樹脂による穴あき板11を配置したことを特徴と
する軸受箱であり、概略構造を図6に示す。軸2と潤滑
油を含んだ樹脂による穴あき板11とのクリアランスは
0〜5mm程度が適当である。
【0019】
【実施例】図2〜7に実施例を示す。図2は、軸受箱4
のロール1側にロール1端内部へ入る水切板7を設けた
例であり、これにより、軸受箱4への水の侵入を防ぐこ
とができ、軸受故障を減らすことができた。
【0020】図3は、水切板7内部にグリースが充填さ
れないように、給脂作業確認用の常に解放された排脂管
8を設け、排脂管8出口を下向きにした例であり、図4
は排脂管8出口を水平に配置した例である。排脂管8の
形状は、例えば、内径φ8mm、長さ200mm程度が
適当である。これにより、給脂作業確認のために大量に
グリースを水切板7内に充填させずに済み、グリース使
用量を低減することができた。
【0021】図5は、水切板7内部の容積を減らすと共
に、ラビリンス効果による水侵入防止を図るもので、水
切板7内部に、複数の内径の異なる穴あき板(大穴)9
及び穴あき板(小穴)10を重ねて配置した軸受箱の例
であり、これにより、容易にラビリンスを設置すること
が可能となる。また、ラビリンスのクリアランスは1〜
10mm程度、穴あき板(大穴)9及び穴あき板(小
穴)10の厚みは2〜50mmが適当で、ラビリンス効
果を保ちながら、ロール1の偏心にも対応できる。
【0022】また、穴あき板(小穴)10が軸2と干渉
した際、焼付を防ぐために、穴あき板(小穴)10の材
質を耐水性の樹脂とし、耐水性の樹脂として例えばPO
Mを使用することもできる。これにより、軸受箱4への
水侵入をさらに防ぐことができ、軸受故障を減らすこと
ができた。また、給脂作業確認のために大量にグリース
を水切板7内に充填せずに済み、グリース使用量を低減
することができた。
【0023】図6は、水切板7内部の容積を減らすと共
に、シール5が摩耗後も、ラビリンス効果によるグリー
ス流出量低減を図るため、潤滑油を含んだ樹脂による穴
あき板11を配置したものを示した。この潤滑油を含ん
だ樹脂による穴あき板11は、水切板7に固定されてお
り、軸2と潤滑油を含んだ樹脂による穴あき板11との
クリアランスは0〜5mm程度が適当である。グリース
使用量を低減することができる。
【0024】図7は、水切板7、排脂管8、穴あき板
(大穴)9及び穴あき板(小穴)10及び、潤滑油を含
んだ樹脂による穴あき板11を組み合わせた例である。
【0025】
【発明の効果】本発明により、水の軸受箱への侵入を防
ぐことが可能となった。また、給脂確認の際、グリース
を大量に水切板に充填することを不必要とすることが可
能となった。これらの結果、水侵入による軸受故障を防
ぐことが可能となり、メンテナンスの省力化、効率化が
可能となり、あわせて設備の稼働率の向上を図ることが
できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の熱間搬送テーブル用軸受箱を示す図であ
る。
【図2】本発明による水切板を設けた軸受箱を示す図で
ある。
【図3】本発明による水切板と下向き排脂管を設けた軸
受箱を示す図である。
【図4】本発明による水切板と水平に排脂管を設けた軸
受箱を示す図である。
【図5】本発明による水切板内部に、複数の内径の異な
る穴あき板(大穴)9及び穴あき板(小穴)10を重ね
て配置する軸受箱を示す図である。
【図6】本発明による水切板に潤滑油を含んだ樹脂によ
る穴あき板11を配置した軸受箱を示す図である。
【図7】本発明による水切板、排脂管、穴あき板(大
穴)及び穴あき板(小穴)10及び、潤滑油を含んだ樹
脂による穴あき板11を組み合わせた軸受箱を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ロール 2 軸 3 軸受 4 軸受箱 5 シール 6 給脂口 7 水切板 8 排脂管 9 穴あき板(大穴) 10 穴あき板(小穴) 11 潤滑油を含んだ樹脂による穴あき板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J016 AA01 BB01 CA08 3J101 AA01 AA62 CA05 CA11 FA32 FA48 GA36 3J103 AA01 BA47 DA05 FA08 FA16 FA25 GA02 GA12 GA32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間圧延搬送テーブルのロールの軸受に
    て潤滑剤としてグリースを用いる軸受箱において、軸受
    箱のロール側にロール端内部へ入る水切板を設けること
    を特徴とする熱間搬送テーブル用軸受箱。
  2. 【請求項2】 熱間圧延搬送テーブルのロールの軸受に
    て潤滑剤としてグリースを用いる軸受箱において、軸受
    箱のロール側にロール端内部へ入る水切板を設けるとと
    もに、給脂作業確認用の常に解放された排脂管を排脂管
    出口を下向きに配置したことを特徴とする熱間搬送テー
    ブル用軸受箱。
  3. 【請求項3】 給脂作業確認用の常に解放された排脂管
    を排脂管出口を水平に配置したことを特徴とする請求項
    2記載の熱間搬送テーブル用軸受箱。
  4. 【請求項4】 水切板内部に、複数の内径の異なる穴あ
    き板を交互に重ねて配置することを特徴とした請求項1
    記載の熱間搬送テーブル用軸受箱。
  5. 【請求項5】 内径の小さい穴あき板の材質を耐水性の
    樹脂としたことを特徴とする請求項4記載の熱間搬送テ
    ーブル用軸受箱。
  6. 【請求項6】 潤滑油を含んだ樹脂による穴あき板を水
    切板内部に配置したことを特徴とする請求項1記載の熱
    間搬送テーブル用軸受箱。
JP10207093A 1998-07-08 1998-07-08 熱間搬送テーブル用軸受箱 Pending JP2000027873A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10207093A JP2000027873A (ja) 1998-07-08 1998-07-08 熱間搬送テーブル用軸受箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10207093A JP2000027873A (ja) 1998-07-08 1998-07-08 熱間搬送テーブル用軸受箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000027873A true JP2000027873A (ja) 2000-01-25

Family

ID=16534093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10207093A Pending JP2000027873A (ja) 1998-07-08 1998-07-08 熱間搬送テーブル用軸受箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000027873A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006054439A1 (ja) * 2004-11-22 2006-05-26 Thk Co., Ltd. 真空環境用運動案内装置
JP2006170254A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Nisshin Steel Co Ltd 焼鈍炉ロール軸受け構造
JP2012154374A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Ntn Corp 車輪用軸受装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006054439A1 (ja) * 2004-11-22 2006-05-26 Thk Co., Ltd. 真空環境用運動案内装置
JPWO2006054439A1 (ja) * 2004-11-22 2008-05-29 Thk株式会社 真空環境用運動案内装置
US8033729B2 (en) 2004-11-22 2011-10-11 Thk Co., Ltd. Movement guiding device for vacuum environment
JP5069470B2 (ja) * 2004-11-22 2012-11-07 Thk株式会社 真空環境用運動案内装置
KR101268210B1 (ko) * 2004-11-22 2013-05-27 티에치케이 가부시끼가이샤 진공 환경용 운동 안내 장치
JP2006170254A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Nisshin Steel Co Ltd 焼鈍炉ロール軸受け構造
JP2012154374A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Ntn Corp 車輪用軸受装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EA006115B1 (ru) Вращательные соединения
US7220359B2 (en) Lubrication system
JP2000027873A (ja) 熱間搬送テーブル用軸受箱
JP2004245134A (ja) ポンプの軸封構造
CN108194513A (zh) 一种船用大型可拆卸及自润滑的滚动轴承装置
US2832230A (en) Vertical reducer
CN2204293Y (zh) 螺旋输送机中间轴的支承装置
CN112343918B (zh) 轴承的润滑构造
JPH09177797A (ja) 軸箱構造
JP2585019Y2 (ja) 軸受箱
JPH08159163A (ja) プランマブロック
JPS61181641A (ja) 印刷機における高速回転軸受の潤滑油排出方法
JPH0949572A (ja) 圧延機ロールネック用密封装置
JP4067627B2 (ja) オイルエア潤滑装置
CN218152231U (zh) 一种齿轮润滑装置
CN2218285Y (zh) U形螺旋密封装置
JPH0436449A (ja) 溶融金属浴中のロール軸受構造およびその使用方法
JP2016044799A (ja) 密封装置
JPH11325078A (ja) ポンプにおけるセラミックス軸受装置
JP3416014B2 (ja) ロールネック用内部加圧軸受箱
CN213446291U (zh) 一种用于转鼓式格栅的水下支撑轴承
JPH10238541A (ja) 回転軸軸受保持装置
CN217356442U (zh) 一种新型发电机轴承甩油结构
JPS62137493A (ja) 循環給油装置
CN210619371U (zh) 一种有效延长除油机运行寿命的改进装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060203

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060523