JPH0436438Y2 - - Google Patents

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JPH0436438Y2
JPH0436438Y2 JP1985150687U JP15068785U JPH0436438Y2 JP H0436438 Y2 JPH0436438 Y2 JP H0436438Y2 JP 1985150687 U JP1985150687 U JP 1985150687U JP 15068785 U JP15068785 U JP 15068785U JP H0436438 Y2 JPH0436438 Y2 JP H0436438Y2
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JP
Japan
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crosshead
initial position
testing machine
tensile testing
test
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JP1985150687U
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【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 この考案は、引張試験機の復帰装置に関し、特
に、材料片に引張荷重を加えて材料試験を行なう
ような引張試験機を試験終了後に初期位置に復帰
させるような引張試験機の復帰装置に関する。
B 従来の技術とその問題点 一般に、上記のような引張試験機を用いて同一
の試験材料に対して繰返し何度も引張試験を行な
うような場合、テスト方向(荷重が増加する方
向)へは所定の試験速度でクロスヘツドを移動さ
せるが、試験終了後はクロスヘツドをなるべく高
速で初期位置に戻す方が時間的に有利である。
しかしながら、クロスヘツドを高速で戻すと、
クロスヘツドにオーバシユートが生じ、所定の初
期位置で止まらないという問題が生じていた。
C 問題点を解決するための手段 この考案は、上記問題点を解決するためになさ
れたもので、クロスヘツドを素早くしかも正確に
初期位置に戻すことのできるような引張試験機の
復帰装置を提供することを目的とする。
この考案の引張試験機の復帰装置は、クロスヘ
ツドの初期位置を記憶しておき、試験終了後にク
ロスヘツドを初期位置に復帰させるとき、当初は
高速でクロスヘツドを戻し、初期位置に所定距離
まで近づくとクロスヘツドの速度を落とし低速で
戻すようにしたものである。
D 実施例 図面は、この考案の一実施例を示す概略ブロツ
ク図である。図において、CPU1にはメモリ2
が接続され、いわゆるマイクロコンピユータを構
成している。メモリ2にはCPU1の動作プログ
ラムが格納される他、CPU1のデータ処理に必
要な種々のデータを記憶している。この考案に興
味あるデータとして、メモリ2は、後述するクロ
スヘツド84の初期位置を記憶している。CPU
1は、I/Oインタフエイス3を介してサーボア
ンプ4と接続される。サーボアンプ4の出力はベ
ースアンプ5に与えられ、ベースアンプ5の出力
は引張試験機8のモータ80に与えられる。この
モータ80にはタコジエネレータ6が連結されて
おり、モータ80の回転速度がタコジエネレータ
6によつて検出される。タコジエネレータ6の出
力はサーボアンプ4にフイードバツクされる。
引張試験機8は、本体81に2本のねじざお8
2および83が回転自在に立設される。これらね
じざお82および83は本体81の内部において
ギヤ等により連結されており、ねじざお82が回
転するとねじざお83も同方向に回転する。一方
のねじざお82の上端にはモータ80が連結され
る。他方のねじざお83の上端にはロータリエン
コーダ88が連結される。このロータリエンコー
ダ88はねじざお88の回転角を検出することに
より、クロスヘツド84の上下位置を検出するた
めのものである。ロータリエンコーダ88の出力
はI/Oインタフエイス3を介してCPU1に与
えられる。ねじざお82および83には、クロス
ヘツド84が螺合される。したがつて、モータ8
0によつてねじざお82および83が回転される
と、クロスヘツド84は上下に移動する。クロス
ヘツドの下部中央および本体81の上部中央に
は、それぞれチヤツク85および86が設けられ
る。これらチヤツク85および86によつて試験
片87が把持される。
次に、上記実施例の動作を説明する。まず、引
張試験中の動作を説明する。この場合、CPU1
はメモリ2に記憶されたテスト速度をI/Oイン
タフエイス3を介してサーボアンプ4に指令す
る。サーボアンプ4とベースアンプ5とモータ8
0とタコジエネレータ6とは、フイードバツク系
を構成しているので、モータ80の回転速度はこ
のフイードバツク系によつてテスト速度に制御さ
れる。したがつて、クロスヘツド84はテスト速
度で上昇され、試験片87に荷重を与える。
次に、試験終了後にクロスヘツド87を初期位
置に戻す場合の動作を説明する。この場合、
CPU1は当初、高速の移動指令をI/Oインタ
フエイス3を介してサーボアンプ4に与える。し
たがつて、前記フイードバツク系はモータ80を
高速で回転させる。そのため、クロスヘツド84
は最高速で下降される。ここで、CPU1はロー
タリエンコーダ88の出力を常に監視しており、
クロスヘツド84がメモリ2に記憶された初期位
置から所定距離(たとえば1mm)まで近づいたか
否かを判定する。もし、クロスヘツド84が上記
初期位置から所定距離まで近づくと、CPU1は
そのことを判断し、サーボアンプ4に低速の駆動
指令を出力する。したがつて、モータ80は低速
回転に切換えられ、クロスヘツド84の移動速度
も低速となる。以後、この低速の移動速度で復帰
動作が行なわれる。
クロスヘツド84が初期位置に復帰すると、
CPU1はロータリエンコーダ88の出力によつ
てそのことを判定し、サーボアンプ4への出力を
停止する。したがつて、モータ80の回転が停止
し、クロスヘツド84の移動も停止する。これ
で、クロスヘツド84の復帰動作が完了する。
E 考案の効果 以上のように、この考案によれば、クロスヘツ
ドを当初は高速で戻し、初期位置に近づくと低速
に切換えるようにしたので、オーバシユートを生
じることなく素早く正確にクロスヘツドを復帰さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示す概略ブロツク
図である。 1……CPU、2……メモリ、8……引張試験
機、80……モータ、82,83……ねじざお、
84……クロスヘツド、87……試験片、88…
…ロータリエンコーダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 材料片に引張荷重を加えて材料試験を行なうよ
    うな引張試験機において、試験終了後に当該引張
    試験機のクロスヘツドを初期位置に復帰させるた
    めの装置であつて、 前記引張試験機のクロスヘツドの初期位置を記
    憶する記憶手段と、当該クロスヘツドの現在位置
    を検出する位置検出手段とを備え、復帰時当初は
    クロスヘツドを高速で戻し、前記位置検出手段で
    検出される現在位置が前記記憶手段に記憶されて
    いる初期位置から所定距離まで近づくとクロスヘ
    ツドを低速で戻すようにしたことを特徴とする、 引張試験機の復帰装置。
JP1985150687U 1985-09-30 1985-09-30 Expired JPH0436438Y2 (ja)

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JP1985150687U JPH0436438Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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JP1985150687U JPH0436438Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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JPS6258739U JPS6258739U (ja) 1987-04-11
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JP4655911B2 (ja) * 2005-12-06 2011-03-23 株式会社島津製作所 材料試験機
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JPS57211452A (en) * 1981-06-16 1982-12-25 Fanuc Ltd Movable portion returning system
JPS603451B2 (ja) * 1976-08-24 1985-01-28 ラテンスタイン・ツエトメ−ル・ビ−・ヴイ 小麦グルテンおよび小麦澱粉の分離方法

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JPS6258739U (ja) 1987-04-11

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