JPH0436438Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0436438Y2 JPH0436438Y2 JP1985150687U JP15068785U JPH0436438Y2 JP H0436438 Y2 JPH0436438 Y2 JP H0436438Y2 JP 1985150687 U JP1985150687 U JP 1985150687U JP 15068785 U JP15068785 U JP 15068785U JP H0436438 Y2 JPH0436438 Y2 JP H0436438Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crosshead
- initial position
- testing machine
- tensile testing
- test
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009864 tensile test Methods 0.000 claims description 15
- 238000012360 testing method Methods 0.000 claims description 15
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
A 産業上の利用分野
この考案は、引張試験機の復帰装置に関し、特
に、材料片に引張荷重を加えて材料試験を行なう
ような引張試験機を試験終了後に初期位置に復帰
させるような引張試験機の復帰装置に関する。
に、材料片に引張荷重を加えて材料試験を行なう
ような引張試験機を試験終了後に初期位置に復帰
させるような引張試験機の復帰装置に関する。
B 従来の技術とその問題点
一般に、上記のような引張試験機を用いて同一
の試験材料に対して繰返し何度も引張試験を行な
うような場合、テスト方向(荷重が増加する方
向)へは所定の試験速度でクロスヘツドを移動さ
せるが、試験終了後はクロスヘツドをなるべく高
速で初期位置に戻す方が時間的に有利である。
の試験材料に対して繰返し何度も引張試験を行な
うような場合、テスト方向(荷重が増加する方
向)へは所定の試験速度でクロスヘツドを移動さ
せるが、試験終了後はクロスヘツドをなるべく高
速で初期位置に戻す方が時間的に有利である。
しかしながら、クロスヘツドを高速で戻すと、
クロスヘツドにオーバシユートが生じ、所定の初
期位置で止まらないという問題が生じていた。
クロスヘツドにオーバシユートが生じ、所定の初
期位置で止まらないという問題が生じていた。
C 問題点を解決するための手段
この考案は、上記問題点を解決するためになさ
れたもので、クロスヘツドを素早くしかも正確に
初期位置に戻すことのできるような引張試験機の
復帰装置を提供することを目的とする。
れたもので、クロスヘツドを素早くしかも正確に
初期位置に戻すことのできるような引張試験機の
復帰装置を提供することを目的とする。
この考案の引張試験機の復帰装置は、クロスヘ
ツドの初期位置を記憶しておき、試験終了後にク
ロスヘツドを初期位置に復帰させるとき、当初は
高速でクロスヘツドを戻し、初期位置に所定距離
まで近づくとクロスヘツドの速度を落とし低速で
戻すようにしたものである。
ツドの初期位置を記憶しておき、試験終了後にク
ロスヘツドを初期位置に復帰させるとき、当初は
高速でクロスヘツドを戻し、初期位置に所定距離
まで近づくとクロスヘツドの速度を落とし低速で
戻すようにしたものである。
D 実施例
図面は、この考案の一実施例を示す概略ブロツ
ク図である。図において、CPU1にはメモリ2
が接続され、いわゆるマイクロコンピユータを構
成している。メモリ2にはCPU1の動作プログ
ラムが格納される他、CPU1のデータ処理に必
要な種々のデータを記憶している。この考案に興
味あるデータとして、メモリ2は、後述するクロ
スヘツド84の初期位置を記憶している。CPU
1は、I/Oインタフエイス3を介してサーボア
ンプ4と接続される。サーボアンプ4の出力はベ
ースアンプ5に与えられ、ベースアンプ5の出力
は引張試験機8のモータ80に与えられる。この
モータ80にはタコジエネレータ6が連結されて
おり、モータ80の回転速度がタコジエネレータ
6によつて検出される。タコジエネレータ6の出
力はサーボアンプ4にフイードバツクされる。
ク図である。図において、CPU1にはメモリ2
が接続され、いわゆるマイクロコンピユータを構
成している。メモリ2にはCPU1の動作プログ
ラムが格納される他、CPU1のデータ処理に必
要な種々のデータを記憶している。この考案に興
味あるデータとして、メモリ2は、後述するクロ
スヘツド84の初期位置を記憶している。CPU
1は、I/Oインタフエイス3を介してサーボア
ンプ4と接続される。サーボアンプ4の出力はベ
ースアンプ5に与えられ、ベースアンプ5の出力
は引張試験機8のモータ80に与えられる。この
モータ80にはタコジエネレータ6が連結されて
おり、モータ80の回転速度がタコジエネレータ
6によつて検出される。タコジエネレータ6の出
力はサーボアンプ4にフイードバツクされる。
引張試験機8は、本体81に2本のねじざお8
2および83が回転自在に立設される。これらね
じざお82および83は本体81の内部において
ギヤ等により連結されており、ねじざお82が回
転するとねじざお83も同方向に回転する。一方
のねじざお82の上端にはモータ80が連結され
る。他方のねじざお83の上端にはロータリエン
コーダ88が連結される。このロータリエンコー
ダ88はねじざお88の回転角を検出することに
より、クロスヘツド84の上下位置を検出するた
めのものである。ロータリエンコーダ88の出力
はI/Oインタフエイス3を介してCPU1に与
えられる。ねじざお82および83には、クロス
ヘツド84が螺合される。したがつて、モータ8
0によつてねじざお82および83が回転される
と、クロスヘツド84は上下に移動する。クロス
ヘツドの下部中央および本体81の上部中央に
は、それぞれチヤツク85および86が設けられ
る。これらチヤツク85および86によつて試験
片87が把持される。
2および83が回転自在に立設される。これらね
じざお82および83は本体81の内部において
ギヤ等により連結されており、ねじざお82が回
転するとねじざお83も同方向に回転する。一方
のねじざお82の上端にはモータ80が連結され
る。他方のねじざお83の上端にはロータリエン
コーダ88が連結される。このロータリエンコー
ダ88はねじざお88の回転角を検出することに
より、クロスヘツド84の上下位置を検出するた
めのものである。ロータリエンコーダ88の出力
はI/Oインタフエイス3を介してCPU1に与
えられる。ねじざお82および83には、クロス
ヘツド84が螺合される。したがつて、モータ8
0によつてねじざお82および83が回転される
と、クロスヘツド84は上下に移動する。クロス
ヘツドの下部中央および本体81の上部中央に
は、それぞれチヤツク85および86が設けられ
る。これらチヤツク85および86によつて試験
片87が把持される。
次に、上記実施例の動作を説明する。まず、引
張試験中の動作を説明する。この場合、CPU1
はメモリ2に記憶されたテスト速度をI/Oイン
タフエイス3を介してサーボアンプ4に指令す
る。サーボアンプ4とベースアンプ5とモータ8
0とタコジエネレータ6とは、フイードバツク系
を構成しているので、モータ80の回転速度はこ
のフイードバツク系によつてテスト速度に制御さ
れる。したがつて、クロスヘツド84はテスト速
度で上昇され、試験片87に荷重を与える。
張試験中の動作を説明する。この場合、CPU1
はメモリ2に記憶されたテスト速度をI/Oイン
タフエイス3を介してサーボアンプ4に指令す
る。サーボアンプ4とベースアンプ5とモータ8
0とタコジエネレータ6とは、フイードバツク系
を構成しているので、モータ80の回転速度はこ
のフイードバツク系によつてテスト速度に制御さ
れる。したがつて、クロスヘツド84はテスト速
度で上昇され、試験片87に荷重を与える。
次に、試験終了後にクロスヘツド87を初期位
置に戻す場合の動作を説明する。この場合、
CPU1は当初、高速の移動指令をI/Oインタ
フエイス3を介してサーボアンプ4に与える。し
たがつて、前記フイードバツク系はモータ80を
高速で回転させる。そのため、クロスヘツド84
は最高速で下降される。ここで、CPU1はロー
タリエンコーダ88の出力を常に監視しており、
クロスヘツド84がメモリ2に記憶された初期位
置から所定距離(たとえば1mm)まで近づいたか
否かを判定する。もし、クロスヘツド84が上記
初期位置から所定距離まで近づくと、CPU1は
そのことを判断し、サーボアンプ4に低速の駆動
指令を出力する。したがつて、モータ80は低速
回転に切換えられ、クロスヘツド84の移動速度
も低速となる。以後、この低速の移動速度で復帰
動作が行なわれる。
置に戻す場合の動作を説明する。この場合、
CPU1は当初、高速の移動指令をI/Oインタ
フエイス3を介してサーボアンプ4に与える。し
たがつて、前記フイードバツク系はモータ80を
高速で回転させる。そのため、クロスヘツド84
は最高速で下降される。ここで、CPU1はロー
タリエンコーダ88の出力を常に監視しており、
クロスヘツド84がメモリ2に記憶された初期位
置から所定距離(たとえば1mm)まで近づいたか
否かを判定する。もし、クロスヘツド84が上記
初期位置から所定距離まで近づくと、CPU1は
そのことを判断し、サーボアンプ4に低速の駆動
指令を出力する。したがつて、モータ80は低速
回転に切換えられ、クロスヘツド84の移動速度
も低速となる。以後、この低速の移動速度で復帰
動作が行なわれる。
クロスヘツド84が初期位置に復帰すると、
CPU1はロータリエンコーダ88の出力によつ
てそのことを判定し、サーボアンプ4への出力を
停止する。したがつて、モータ80の回転が停止
し、クロスヘツド84の移動も停止する。これ
で、クロスヘツド84の復帰動作が完了する。
CPU1はロータリエンコーダ88の出力によつ
てそのことを判定し、サーボアンプ4への出力を
停止する。したがつて、モータ80の回転が停止
し、クロスヘツド84の移動も停止する。これ
で、クロスヘツド84の復帰動作が完了する。
E 考案の効果
以上のように、この考案によれば、クロスヘツ
ドを当初は高速で戻し、初期位置に近づくと低速
に切換えるようにしたので、オーバシユートを生
じることなく素早く正確にクロスヘツドを復帰さ
せることができる。
ドを当初は高速で戻し、初期位置に近づくと低速
に切換えるようにしたので、オーバシユートを生
じることなく素早く正確にクロスヘツドを復帰さ
せることができる。
図面はこの考案の一実施例を示す概略ブロツク
図である。 1……CPU、2……メモリ、8……引張試験
機、80……モータ、82,83……ねじざお、
84……クロスヘツド、87……試験片、88…
…ロータリエンコーダ。
図である。 1……CPU、2……メモリ、8……引張試験
機、80……モータ、82,83……ねじざお、
84……クロスヘツド、87……試験片、88…
…ロータリエンコーダ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 材料片に引張荷重を加えて材料試験を行なうよ
うな引張試験機において、試験終了後に当該引張
試験機のクロスヘツドを初期位置に復帰させるた
めの装置であつて、 前記引張試験機のクロスヘツドの初期位置を記
憶する記憶手段と、当該クロスヘツドの現在位置
を検出する位置検出手段とを備え、復帰時当初は
クロスヘツドを高速で戻し、前記位置検出手段で
検出される現在位置が前記記憶手段に記憶されて
いる初期位置から所定距離まで近づくとクロスヘ
ツドを低速で戻すようにしたことを特徴とする、 引張試験機の復帰装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985150687U JPH0436438Y2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985150687U JPH0436438Y2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6258739U JPS6258739U (ja) | 1987-04-11 |
JPH0436438Y2 true JPH0436438Y2 (ja) | 1992-08-27 |
Family
ID=31067050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985150687U Expired JPH0436438Y2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0436438Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4655911B2 (ja) * | 2005-12-06 | 2011-03-23 | 株式会社島津製作所 | 材料試験機 |
JP6658383B2 (ja) * | 2016-07-27 | 2020-03-04 | 株式会社島津製作所 | 材料試験機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57211452A (en) * | 1981-06-16 | 1982-12-25 | Fanuc Ltd | Movable portion returning system |
JPS603451B2 (ja) * | 1976-08-24 | 1985-01-28 | ラテンスタイン・ツエトメ−ル・ビ−・ヴイ | 小麦グルテンおよび小麦澱粉の分離方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4938893U (ja) * | 1972-07-13 | 1974-04-05 | ||
JPS603451U (ja) * | 1983-06-20 | 1985-01-11 | 株式会社 東洋精機製作所 | 引張り試験機 |
-
1985
- 1985-09-30 JP JP1985150687U patent/JPH0436438Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS603451B2 (ja) * | 1976-08-24 | 1985-01-28 | ラテンスタイン・ツエトメ−ル・ビ−・ヴイ | 小麦グルテンおよび小麦澱粉の分離方法 |
JPS57211452A (en) * | 1981-06-16 | 1982-12-25 | Fanuc Ltd | Movable portion returning system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6258739U (ja) | 1987-04-11 |
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