JPH0436236Y2 - - Google Patents
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- JPH0436236Y2 JPH0436236Y2 JP1987124475U JP12447587U JPH0436236Y2 JP H0436236 Y2 JPH0436236 Y2 JP H0436236Y2 JP 1987124475 U JP1987124475 U JP 1987124475U JP 12447587 U JP12447587 U JP 12447587U JP H0436236 Y2 JPH0436236 Y2 JP H0436236Y2
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- Japan
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- adsorption layer
- temperature
- adsorption
- layer
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- 230000008531 maintenance mechanism Effects 0.000 claims description 11
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Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は温度維持機構を有する静電保持装置
に係り、特に吸着層の温度低下による吸着量の減
少を防止し得て安定した吸着力を発揮し得る温度
維持機構を有する静電保持装置に関する。
に係り、特に吸着層の温度低下による吸着量の減
少を防止し得て安定した吸着力を発揮し得る温度
維持機構を有する静電保持装置に関する。
静電気のクーロン力を利用して被吸着物を吸引
保持する静電保持装置は、絶縁基層と一組の電極
と吸着層とを順次に積層した吸着板を設け、電源
部からの直流電源の供給により前記吸着板の一組
の電極に夫々正負の電荷を付与して吸着層を誘電
し、この吸着層の静電的な吸引力により被吸着物
を吸着し保持するものである。この静電保持装置
は、使用場所の雰囲気により吸着力の変動を来す
ことがある。
保持する静電保持装置は、絶縁基層と一組の電極
と吸着層とを順次に積層した吸着板を設け、電源
部からの直流電源の供給により前記吸着板の一組
の電極に夫々正負の電荷を付与して吸着層を誘電
し、この吸着層の静電的な吸引力により被吸着物
を吸着し保持するものである。この静電保持装置
は、使用場所の雰囲気により吸着力の変動を来す
ことがある。
そこで、特公昭58−18239号公報に開示の如く、
平面状ヒータを設けて被吸着物の用紙等を乾燥さ
せることにより被吸着物の含有湿度を低下させ、
静電気の漏洩を防止して吸着力の低下を防止する
ものが提案されている。
平面状ヒータを設けて被吸着物の用紙等を乾燥さ
せることにより被吸着物の含有湿度を低下させ、
静電気の漏洩を防止して吸着力の低下を防止する
ものが提案されている。
ところが、従来の静電保持装置においては、単
に被吸着物の含有湿度のみならず、吸着板の吸着
層の温度や湿度により吸着力が変動する不都合が
あつた。特に、吸着層の温度は、第3図に示す如
く、温度が低下すると吸着力が弱まり、A,B材
とも30℃以下では吸着力が4Kgを下回るとともに
A材は15℃以下では1.5Kgを下回るため、被吸着
物を吸着層に吸着維持できない不都合があつた。
に被吸着物の含有湿度のみならず、吸着板の吸着
層の温度や湿度により吸着力が変動する不都合が
あつた。特に、吸着層の温度は、第3図に示す如
く、温度が低下すると吸着力が弱まり、A,B材
とも30℃以下では吸着力が4Kgを下回るとともに
A材は15℃以下では1.5Kgを下回るため、被吸着
物を吸着層に吸着維持できない不都合があつた。
そこでこの考案の目的は、吸着層の温度低下に
よる吸着力の減少を防止し得て安定した吸着力を
発揮し得る温度維持機構を有する静電保持装置を
実現することにある。
よる吸着力の減少を防止し得て安定した吸着力を
発揮し得る温度維持機構を有する静電保持装置を
実現することにある。
この目的を達成するためにこの考案は、絶縁基
層4と一組の電極6,8と吸着層10とを順次に
積層した吸着板11を設けるとともに前記一組の
電極6,8に直流電源を供給して前記吸着層10
に静電的吸引力を生じさせる電極電源部12を設
けた静電保持装置2において、前記吸着板11の
吸着層10を加温すべくこの吸着層10に内装し
た発熱部18と、前記吸着層10の温度を検出す
る温度検出部20と、この温度検出部20の検出
する吸着層温度により前記吸着層10を所定温度
に維持すべく前記発熱部18に電源を供給する発
熱部電源部22とから成る温度維持機構16を設
けたことを特徴とする。
層4と一組の電極6,8と吸着層10とを順次に
積層した吸着板11を設けるとともに前記一組の
電極6,8に直流電源を供給して前記吸着層10
に静電的吸引力を生じさせる電極電源部12を設
けた静電保持装置2において、前記吸着板11の
吸着層10を加温すべくこの吸着層10に内装し
た発熱部18と、前記吸着層10の温度を検出す
る温度検出部20と、この温度検出部20の検出
する吸着層温度により前記吸着層10を所定温度
に維持すべく前記発熱部18に電源を供給する発
熱部電源部22とから成る温度維持機構16を設
けたことを特徴とする。
[作用]
この考案の構成によれば、温度維持機構16に
よつて、吸着板11の吸着層10を内部から加温
して所定温度に維持することにより、吸着層10
の温度低下による吸着力の減少を防止している。
よつて、吸着板11の吸着層10を内部から加温
して所定温度に維持することにより、吸着層10
の温度低下による吸着力の減少を防止している。
次にこの考案の実施例を図に基づいて詳細に説
明する。
明する。
第1図はこの考案の第1実施例を示すものであ
る。図において、2は静電保持装置であり、絶縁
基層4と一組の電極6,8と吸着層10とを順次
に積層した吸着板11を設けるとともに、電極
6,8に直流電源を供給して吸着層10に静電的
吸引力を生じさせる電源電源部12を設けてい
る。
る。図において、2は静電保持装置であり、絶縁
基層4と一組の電極6,8と吸着層10とを順次
に積層した吸着板11を設けるとともに、電極
6,8に直流電源を供給して吸着層10に静電的
吸引力を生じさせる電源電源部12を設けてい
る。
前記静電保持装置2は、吸着板11の絶縁基層
4上に一組の電極6,8を櫛歯状に配設してお
り、この電極6,8に電源電源部12により直流
電源を供給して夫々正負の電荷を付与する。前記
吸着板11の吸着層10は、前記一組の電極6,
8により誘電され、静電的吸引力により被吸着物
14を吸着保持する。
4上に一組の電極6,8を櫛歯状に配設してお
り、この電極6,8に電源電源部12により直流
電源を供給して夫々正負の電荷を付与する。前記
吸着板11の吸着層10は、前記一組の電極6,
8により誘電され、静電的吸引力により被吸着物
14を吸着保持する。
この静電保持装置2は、電源電源部12により
前記吸着板11の一組の電極6,8に直流電源を
供給して夫々正負の電荷を付与する。この一組の
電極6,8により吸着層10を誘電されるので、
吸着層10に被吸着物14を接触させると、被吸
着物14の前記各電極6,8と対向する部位に
夫々静電誘導により各電極6,8の電荷と異なる
極性の電荷が生じる。これにより、被吸着物14
に生じた電荷と各電極6,8の電荷との間に静電
的吸引力が作用し、被吸着物14を吸着層10の
表面に吸着保持される。
前記吸着板11の一組の電極6,8に直流電源を
供給して夫々正負の電荷を付与する。この一組の
電極6,8により吸着層10を誘電されるので、
吸着層10に被吸着物14を接触させると、被吸
着物14の前記各電極6,8と対向する部位に
夫々静電誘導により各電極6,8の電荷と異なる
極性の電荷が生じる。これにより、被吸着物14
に生じた電荷と各電極6,8の電荷との間に静電
的吸引力が作用し、被吸着物14を吸着層10の
表面に吸着保持される。
このように構成された静電保持装置2におい
て、前記吸着層10の温度低下による吸着力減少
を防止すべく、前記吸着層10を所定温度(例え
ば、30℃)に維持する温度維持機構16を設けて
いる。この実施例では、温度維持機構16とし
て、吸着板11の吸着層10を加温すべくこの吸
着層10に発熱部18を内装して設け、吸着層1
0の温度を検出する温度検出部20を設け、この
温度検出部20の検出する吸着層温度により吸着
層10を所定温度に維持するように前記吸着層1
0に内装された発熱部18に電源を供給する発熱
部電源部22を設けている。前記発熱部18は、
ニクロム線の如き線発熱材やプラスチツクの面発
熱材、カーボン系の半導体発熱材等からなり、一
体成形等により設けている。
て、前記吸着層10の温度低下による吸着力減少
を防止すべく、前記吸着層10を所定温度(例え
ば、30℃)に維持する温度維持機構16を設けて
いる。この実施例では、温度維持機構16とし
て、吸着板11の吸着層10を加温すべくこの吸
着層10に発熱部18を内装して設け、吸着層1
0の温度を検出する温度検出部20を設け、この
温度検出部20の検出する吸着層温度により吸着
層10を所定温度に維持するように前記吸着層1
0に内装された発熱部18に電源を供給する発熱
部電源部22を設けている。前記発熱部18は、
ニクロム線の如き線発熱材やプラスチツクの面発
熱材、カーボン系の半導体発熱材等からなり、一
体成形等により設けている。
この実施例の構成によれば、吸着板11の吸着
層10の温度が低下した場合には、温度維持機構
16によつて、温度検出部20の検出する吸着層
温度により吸着層10を所定温度(例えば、30
℃)に維持するように、発熱部電源部22により
発熱部18に電源を供給して発熱させ、吸着層1
0を内部から加温する。
層10の温度が低下した場合には、温度維持機構
16によつて、温度検出部20の検出する吸着層
温度により吸着層10を所定温度(例えば、30
℃)に維持するように、発熱部電源部22により
発熱部18に電源を供給して発熱させ、吸着層1
0を内部から加温する。
これにより、吸着板11の吸着層10の温度低
御を防止して所定温度(例えば、30℃)に維持す
ることができるので、吸着力の減少を防止するこ
とができ、安定した吸着力を発揮することができ
る。
御を防止して所定温度(例えば、30℃)に維持す
ることができるので、吸着力の減少を防止するこ
とができ、安定した吸着力を発揮することができ
る。
また、この実施例の構成によれば、発熱部18
を吸着板11の吸着層10に内装しているので、
吸着層10を内部から的確に加温して所定温度に
確実に維持することができる。このため、従来の
吸着層と電極との間や絶縁基層内に発熱部を設け
たり熱風により加温するものに比較して、より安
定した吸着力を発揮することができるものであ
る。
を吸着板11の吸着層10に内装しているので、
吸着層10を内部から的確に加温して所定温度に
確実に維持することができる。このため、従来の
吸着層と電極との間や絶縁基層内に発熱部を設け
たり熱風により加温するものに比較して、より安
定した吸着力を発揮することができるものであ
る。
なお、この考案は、上述実施例を限定されるも
のではない。例えば、第2図に示す如く、吸着板
11の吸着層10を部分的に加温するように発熱
部18を配設することにより、吸着層10に吸着
力を相違させて生じさせることができる。このよ
うに、吸着層10に吸着力を相違させて生じさせ
ることにより、例えば、布やフイルム等のように
薄膜状の被吸着物14を弛みや皺等を生ぜずに吸
着させることができ、また、吸着層10を曲面に
形成した場合において被吸着物14を良好に吸着
させることができるものである。
のではない。例えば、第2図に示す如く、吸着板
11の吸着層10を部分的に加温するように発熱
部18を配設することにより、吸着層10に吸着
力を相違させて生じさせることができる。このよ
うに、吸着層10に吸着力を相違させて生じさせ
ることにより、例えば、布やフイルム等のように
薄膜状の被吸着物14を弛みや皺等を生ぜずに吸
着させることができ、また、吸着層10を曲面に
形成した場合において被吸着物14を良好に吸着
させることができるものである。
また、前記温度検出部20は、吸着板11の吸
着層10の端縁部位に配設したが、吸着層10内
に配設することもできる。このように、温度検出
部20を吸着層10内に配設することによつて、
吸着層温度をより的確に検出することができるの
で、温度維持機構16により所定温度の維持をよ
り確実に機能させることができるものである。
着層10の端縁部位に配設したが、吸着層10内
に配設することもできる。このように、温度検出
部20を吸着層10内に配設することによつて、
吸着層温度をより的確に検出することができるの
で、温度維持機構16により所定温度の維持をよ
り確実に機能させることができるものである。
さらに、前記電極6,8は、所要の電気抵抗値
を有せしめることにより、発熱部18として機能
させることができる。これにより、構造の簡素化
を果し得て、実用上有利である。
を有せしめることにより、発熱部18として機能
させることができる。これにより、構造の簡素化
を果し得て、実用上有利である。
[考案の効果]
このようにこの考案によれば、温度の低下した
場合には、温度維持機構16によつて吸着板11
の吸着層10を内部から加温して所定温度に維持
することができる。
場合には、温度維持機構16によつて吸着板11
の吸着層10を内部から加温して所定温度に維持
することができる。
これにより、吸着層10の温度低下を防止して
所定温度に維持することができるので、吸着力の
減少を防止することができ、安定した吸着力を発
揮することができる。
所定温度に維持することができるので、吸着力の
減少を防止することができ、安定した吸着力を発
揮することができる。
第1図はこの考案の実施例を示す静電保持装置
の断面説明図、第2図は別の実施例を示す静電保
持装置の平面説明図、第3図は吸着力と温度との
関係を示す図である。 図において、2は静電保持装置、4は絶縁基
層、6,8は電極、10は吸着層、11は吸着
板、12は電極電源部、14は被吸着物、16は
温度維持機構、18は発熱部、20は温度検出
部、22は発熱部電源部である。
の断面説明図、第2図は別の実施例を示す静電保
持装置の平面説明図、第3図は吸着力と温度との
関係を示す図である。 図において、2は静電保持装置、4は絶縁基
層、6,8は電極、10は吸着層、11は吸着
板、12は電極電源部、14は被吸着物、16は
温度維持機構、18は発熱部、20は温度検出
部、22は発熱部電源部である。
Claims (1)
- 絶縁基層4と一組の電極6,8と吸着層10と
を順次に積層した吸着板11を設けるとともに前
記一組の電極6,8に直流電源を供給して前記吸
着層10に静電的吸引力を生じさせる電極電源部
12を設けた静電保持装置2において、前記吸着
板11の吸着層10を加温すべくこの吸着層10
に内装した発熱部18と、前記吸着層10の温度
を検出する温度検出部20と、この温度検出部2
0の検出する吸着層温度により前記吸着層10を
所定温度に維持すべく前記発熱部18に電源を供
給する発熱部電源部22とから成る温度維持機構
16を設けたことを特徴とする温度維持機構を有
する静電保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987124475U JPH0436236Y2 (ja) | 1987-08-14 | 1987-08-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987124475U JPH0436236Y2 (ja) | 1987-08-14 | 1987-08-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6430691U JPS6430691U (ja) | 1989-02-27 |
JPH0436236Y2 true JPH0436236Y2 (ja) | 1992-08-26 |
Family
ID=31374239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987124475U Expired JPH0436236Y2 (ja) | 1987-08-14 | 1987-08-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0436236Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4233866B2 (ja) | 2002-12-27 | 2009-03-04 | 三菱重工業株式会社 | 印刷機の廃液再生装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54163118A (en) * | 1978-06-15 | 1979-12-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Drafting board |
-
1987
- 1987-08-14 JP JP1987124475U patent/JPH0436236Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54163118A (en) * | 1978-06-15 | 1979-12-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Drafting board |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6430691U (ja) | 1989-02-27 |
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