JPS5818239B2 - 製図板 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は製図板の図面保持構成に関するものである。

従来の製図板は磁化されたシートを表面に有する構成で
、その上に図面用紙を置き図面の上から磁性体金属で図
面用紙を挾んで使用するものであった。

そのため定規を動かすとき定規が前記磁性体金属にあた
り非常に使いにくいものであった。

本発明は上記欠点な艷消するもので、湿度の高低に関わ
らず図面用紙を確実に保持できる使い勝手のよい製図板
を提供することを目的とする。

以下、本発明の一実施例について図面に基づき説明する
。

第１図は本発明の一実施例における製図板の断面図で、
１は製図板ベースで木でできている。

２はその表面に図面を置くシート、３は電荷を帯電させ
る静電板、４は平面状抵抗体ヒータ、５は電極である。

６は例えば従来より公知の直流高電圧発生装置などを利
用した静電気発生装置、７は図面の取りはずし取り付け
のためのスイッチ、８は雰囲気中の湿度を検知する湿度
センサ、９は前記湿度センサからの情報を電圧に変換し
て平面状抵抗体ヒータ４に流す電流の量を加減する制御
装置である。

第２図は第１図に示す製図板の等価回路を示す。

静電板３は静電気発生装置６とスイッチ７と直列に接続
され、スイッチ７を入れることにより静電板３がアース
に対して電位を生じ帯電する。

平面状抵抗体ヒータ４は静電板３と電極５とに電気的に
直列に接続されており、平面状抵抗体ヒータ４への電力
は制御装置９から静電板３と電極５を介して供給される
。

１０は静電板３０対地容量を示す。

上記構成において、図面用紙（図示せず）をシート２上
に置き、スイッチ７を入れると、静電板３が帯電し、図
面用紙が分極し、図面用紙と製図板の間に吸引力が働き
図面用紙が固定される。

ところで雰囲気湿度が高いときには静電気の漏洩が大き
くなり吸引力が低くなるのでそれを防止するため、雰囲
気湿度を湿度センサ８で検知し、湿度の高いときには平
面状抵抗体ヒータ４に電流を多く流して発熱量を太きく
し図面用紙を乾燥させて適当なしめつけになるようにし
ている。

上記本発明の実施例によれば以下の効果が期待できる。

（１）図面用紙上に磁性体、又はテープを貼らなくても
よいので定規が動かしやすい。

（２）図面の貼付、取りはずしがスイッチ開閉のワンタ
ッチでできる。

（３）図面用紙の湿度がコントロールされるので図面の
線の太さや濃さが一定であり図面が書きやすい。

以上のように本発明によれば、湿度の高い雰囲気中にお
いて平面状抵抗体ヒータの発熱量が適当に制御され図面
用紙を乾燥させて静電気の漏洩を防止するので湿度の高
低に関わらず常に図面用紙を確実に保持するすぐれた製
図板を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す製図板の構成図、第２
図は同等価回路図である。 １・・・・・・製図板ベース、２・・・・・・シート、
３・・・・・・静電板、４・・・・・・平面状抵抗体ヒ
ータ（平面状ヒータ）、５・・・・・・電極、８・・・
・・・湿度センサ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 静電気発生装置と、前記静電気発生装置で発生した
   静電気を帯電させる静電板と、平面状ヒータと、雰囲気
   の湿度を検知する湿度センサとを備え、前記平面状ヒー
   タは前記静電板と平行の位置に設け、前記湿度センサの
   信号によって前記平面状ヒータの発熱量を制御する構成
   とした製図板。