JPH04360884A - ホモセリンラクトンの製造方法 - Google Patents

ホモセリンラクトンの製造方法

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JPH04360884A
JPH04360884A JP4021315A JP2131592A JPH04360884A JP H04360884 A JPH04360884 A JP H04360884A JP 4021315 A JP4021315 A JP 4021315A JP 2131592 A JP2131592 A JP 2131592A JP H04360884 A JPH04360884 A JP H04360884A
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JP
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alkyl
homoserine lactone
last
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JP4021315A
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Michael G Hoffman
ミヒヤエル・ゲー・ホフマン
Hans-Joachim Zeiss
ハンス−ヨアヒム・ツアイス
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Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D307/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
    • C07D307/26Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member
    • C07D307/30Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D307/32Oxygen atoms
    • C07D307/33Oxygen atoms in position 2, the oxygen atom being in its keto or unsubstituted enol form

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、式I
【0002】
【化5】 〔式中Rは水素、アルキル、アルケニル、アルキニル(
前記3つの基は鎖中にヘテロ原子を有することができる
)、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アル
キルスルホニル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル
、アリールカルボニルまたはアリールスルホニル(最後
に挙げた4つの基はアリール部分において場合により置
換されることができる)である。〕で表されるホモセリ
ンラクトン、およびそれと無機または有機の酸または塩
基との塩の製造方法に関する。
【0003】
【従来の技術】α−アミノ−γ−ブチロラクトン(ホモ
セリンラクトン)は、多くの生物学的活性化合物におけ
る中心的構造要素である。従って、例えば、それらは、
レニン阻害剤(特許協力条約に基づく国際出願第870
5909号)、ACE阻害剤(ヨーロッパ特許出願第2
66568号)中のそして防カビ剤(ヨーロッパ特許出
願第51742号または西ドイツ特許出願公開第280
4299号)中の重要な構造成分として存在する。それ
らは、鎮静剤としておよびアルコール中毒症の治療のた
めにも使用される。さらに、光学的に活性なホモセリン
ラクトンは、鏡像異性体的に純粋な誘導体の製造のため
の高価なシントンである。従って、例えば、それらは、
対応するホモセリン誘導体に変換されることもでき、当
該誘導体は、引き続いて、更にまた、生物学的に活性な
化合物の重要な構造要素でもある(Tetrahedr
on Lett. 1978 (26)2243−22
46) 。
【0004】光学的に活性なホモセリンラクトンの製造
について従来開示された合成は、欠点と関連している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、光学的に活性
なメチオニン誘導体から出発する方法は、D−およびL
−メチオニンが比較的費用のかかるまたは入手するのが
困難であるという欠点を有している。付加的なファクタ
ーは、これらの方法において使用されるヨードメタンの
高価格および極めて高い毒性である(日本国特許出願第
48076857号(Derwent V 4816 
(1974))、日本国特許出願第48018229号
(DerwentV 14063 (1974)) 、
Bull. Chem. Soc. 46,669 (
1973))。
【0006】さらに、文献中に、D−またはL−アスパ
ラギン酸誘導体から出発して、金属水素化物を用いた還
元を介して、光学的に活性なホモセリンラクトンに導く
方法の記載がある(Tetrahedron 1988
, 637; J. Org. Chem. 1990
, 55, 4763) 。これらの方法は、使用され
る錯塩水素化物の高価格およびその廃棄物の処分が困難
であるため、経済的観点からふさわしくない。
【0007】それ故、ホモセリンラクトンを、低価格の
そして容易に入手できる出発原料から合成することを可
能にする方法が要求されておりそしてかなり有利である
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、式II
【00
09】
【化6】 〔式中Rは式I中と同一の意味を有する。〕で表される
ラセミ体のまたは光学的に活性なアルデヒドを、水素添
加に適当な触媒の存在下に水素添加することを特徴とす
る、上記式Iで表されるラセミ体のまたは光学的に活性
なホモセリンラクトンの製造方法に関する。
【0010】本発明による方法は、アルデヒド基をアル
コールに触媒により水素添加することそして、オキサリ
ジン環の開環およびホルムアルデヒドの除去を伴う、ラ
クトン化に相当する。
【0011】式中のアルキル、アルケニルおよびアルキ
ニルは、直鎖であるかまたは枝分かれしている。同じこ
とが複合基、例えば、アルキルカルボニル、アルコキシ
カルボニル、アルキルスルホニルなどに当てはまる;ア
ルキルの意味の例は、メチル、エチル、n−およびi−
プロピル、n−,i−,t−および2−ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、例えばn−ヘキシル、i−ヘキシルおよ
び1,3−ジメチルブチル、ヘプチル、例えばn−ヘプ
チル、i−メチルヘキシルおよび1,4−ジメチルペン
チルである;アルケニルの意味の例は、アリル、1−メ
チル−2−プロペニル、2−ブテニル、3−ブテニル、
1−メチル−3−ブテニルおよび1−メチル−2−ブテ
ニルである;アルキニルの意味の例は、プロパルギル、
2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−3−ブチニ
ルである;アリールの意味の例は、フェニル、ナフチル
、チエニルおよび別のヘテロアリールである;場合によ
り置換されているアリールは、例えば、置換されていな
いかまたは、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ハロゲ
ノアルキル、ハロゲノアルコキシおよびニトロからなる
群からの基によって1回またはそれ以上置換されている
アリールである。
【0012】式I中のRは、好ましくは、水素、C1 
〜C6 −アルキル、C2 〜C6 −アルケニル、C
2 〜C6 −アルキニルであり、その際、最後に挙げ
た3つの基は鎖中にヘテロ原子を、例えば1つまたはそ
れ以上の二価基、例えば、−O−、−S−、−NH−お
よび−N(CH3 )−の形で、含むことができ、ある
いは、(C1 〜C6 −アルキル)−カルボニル、(
C1 〜C6 −アルコキシ)−カルボニル、ベンジル
、ベンジルオキシカルボニル、フェニルオキシカルボニ
ルまたはフェニルスルホニルであり、但し、最後に挙げ
た4つの基は、置換されていないかまたは、フェニル部
分において、ハロゲン、C1 〜C4 −アルキル、C
1 〜C4 −アルコキシ、C1 〜C4 −ハロゲノ
アルキル、C1 〜C4 −ハロゲノアルコキシおよび
ニトロからなる群からの1つまたはそれ以上の基によっ
て、置換されている。
【0013】Rは、特に、水素、C1 〜C4 −アル
キル、C2 〜C4 −アルケニル、C2 〜C4 −
アルキニル、(C1 〜C4 −アルキル)−カルボニ
ル、(C1 〜C4 −アルコキシ)−カルボニル、ベ
ンジル、ベンジルオキシカルボニル、フェニルオキシカ
ルボニル、フェニルスルホニルであり、但し、最後に挙
げた4つの基は、置換されていないかまたは、メチル、
エチル、メトキシ、エトキシおよびニトロからなる群か
らの1つまたはそれ以上の基によって置換されている。
【0014】式IIで表される出発原料は、文献から公
知の方法によって、例えば、ローゼムント(Rosen
mund) 反応によって、式III
【0015】
【化7】 〔式中Rは式I中と同一の意味を有する。〕で表される
、対応するラセミ体のまたは光学的に活性なカルボニル
クロリドから容易に入手できる (Helvetica
 Chim. Acta 73, 405 (1990
); Tetrahedron 42 (1986) 
6551)。
【0016】式IIIで表される酸クロリドは、開示さ
れているものもありまたは、文献から公知の方法によっ
て、式IV
【0017】
【化8】 〔式中Rは式I中と同一の意味を有する。〕で表される
対応するカルボン酸から製造され得る(Organik
um, VEB Deutscher Verlag 
der Wissenschaften, Berli
n 1976,   第526 頁; Helveti
ca Chim. Acta 73 (1990) 4
05) 。
【0018】式IVで表されるカルボン酸は文献から公
知のものもありまたはそれ自体公知の方法によって、式
【0019】
【化9】 〔式中Rは式I中と同一の意味を有する。〕で表される
(S)−または(R)−アスパラギン酸誘導体あるいは
それらの混合物から製造され得る(Synthesis
 1989, 542; Chem. Ber. 95
, 1009 (1962); Tetrahedro
n 42 (1986) 6551) 。
【0020】式IIで表されるものと構造的に異なるア
ルデヒドを、触媒の存在下に水素添加することは知られ
ている(Chem. Commun. 1967, 9
23; Chemistry Lett. 1988,
1965; Chemistry Lett. 197
7, 1085; Synthesis 1988, 
966)。
【0021】しかしながら、本発明による方法は、例え
ば、α−アミノ酸基を含む式IIで表されるアルデヒド
の還元を、広汎な種類の基Rの存在下に化学選択的に行
なうことができるということは驚くべきことである。さ
らに、オキサゾリジン環の開環を伴う、式Iで表される
ホモセリンラクトンへのアルコール再配列が、この反応
において起こり、そしてラセミ化が起こらないというこ
とは同様に驚くべきことである。
【0022】従って、本発明による方法は、特に、光学
的に活性なホモセリンラクトンを、容易に入手できる光
学的に活性なアスパラギン酸誘導体からエナンチオ選択
方法で製造できるようにする。光学的に活性な出発原料
を使用することおよび式(I)で表される光学的に活性
な化合物を得ることが好ましく、当該化合物は、50%
より高い、好ましくは80%より高い、特に30%より
高い(S)形または(R)形の光学的純度を有する。
【0023】本発明による方法は、例えば、式IIで表
されるアルデヒドを適当な無機または有機溶剤中で適当
な触媒と混合し、そして水素添加を30〜200℃、好
ましく50〜150℃の温度で、そして1bar〜10
0bar、好ましくは1bar〜20barの水素圧下
で行うような方法で行われることができる。
【0024】適当な溶剤は、アルコール群、例えば、メ
タノール、エタノール、n−およびi−プロパノール、
n−およびi−ブタノールから、脂肪族および芳香族炭
化水素群、例えば、シクロヘキサンおよび石油エーテル
またはベンゼン、トルエンおよびキシレンから、エーテ
ル群、例えば、(ポリ)グリコールモノアルキルエーテ
ルまたはジアルキルエーテル、ジエチルエーテル、テト
ラヒドロフランおよびジオキサンから、およびエステル
群、例えば、酢酸エチルから選択される有機溶剤である
。ベンゼン、トルエンおよびテトラヒドロフランのよう
な有機溶剤が好ましい。有機溶剤の混合物を使用するこ
ともできる。
【0025】適当な触媒は、当該反応条件下に、水素に
よってアルデヒド官能価をヒドロキシメチル基に還元す
ることを触媒できる水素添加触媒である。
【0026】適当な触媒の例は、パラジウム、ルテニウ
ム、イリジウムおよび白金ならびにこれらの、無機およ
び有機配位子との錯体または錯塩である。ルテニウムの
二価塩およびイリジウムの三価塩が特に適当でありそし
てそれらのトリフェニルホスフィン錯体を使用するのが
好ましい。これらの例は、例えば、RuCl2 (PP
h3 )3 およびIrH3 (PPh3 )3 であ
る。
【0027】基質と触媒との重量比は、広い範囲内で変
動することができそして、例えば、個々の触媒および変
換速度によって決まる。必要な変換速度および使用され
る触媒量に関して最適である比は、予備テストで容易に
決定できる。一般に、良好な変換速度は、1:10,0
00〜1:20(重量による)の触媒:基質比で可能で
ある。RuCl2 (PPh3 )3 のような触媒錯
体の場合、例えば、1:500〜1:50(重量による
)の触媒:基質比が好ましい。
【0028】生成物は、慣用の方法で単離されることが
できる。一般に、溶剤を蒸留により減圧下に除去する。 一般に、固体または油状物である粗生成物を、次いで、
例えば、(再)結晶化するかまたはクロマトグラフィー
で分離する。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明するが
、本発明はこれに限定されるものでない。
【0030】実施例1 N−(ベンジルオキシカルボニル)−(S)−ホモセリ
ンラクトン
【0031】
【化10】 ベンゼン180ml、ベンジル(S)−4−(ホルミル
メチル)−5−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−
カルボキシラート15.5g(58.9ミリモル)およ
びRuCl2 (PPh3 )3 0.27gを連続的
に、500mlの鋼オートクレーブ(ステンレス鋼)に
投入し、10barの水素圧を圧入し、そしてこの混合
物を80℃で20時間攪拌する。次いで濾過し、そして
濾液を水ポンプ減圧下に濃縮する。このようにして得ら
れる粗生成物を、ヘプタン/酢酸エチルから再結晶化す
る;最初に同定される生成物6.8g(理論量の51%
)は無色の結晶として得られる。融点:124〜126
℃[α]D 25=−30.8°(c=1,MeOH)
;文献データ(Bull. Chem. Soc. 4
6, 669 (1973)): 融点:126℃; [α]D 25=−30.5°(c=1,MeOH)。
【0032】実施例2 N−(p−トルエンスルホニル)−(S)−ホモセリン
ラクトン
【0033】
【化11】 ベンゼン100ml、(S)−4−(ホルミルメチル)
−3−(p−トルエンスルホニル)−5−オキソ−1,
3−オキサゾリジン9.6g(33.9ミリモル)およ
びRuCl2 (PPh3 )3 0.17gを連続的
に、250mlの鋼オートクレーブ(ステンレス鋼)に
投入し、10barの水素圧を圧入し、そしてこの混合
物を80℃で20時間攪拌する。次いで濾過し、そして
濾液を水ポンプ減圧下に濃縮する。このようにして得ら
れる粗生成物をヘプタン/酢酸エチルから再結晶する;
N−(p−トルエンスルホニル)−(S)−ホモセリン
ラクトン6g(理論量の70%)が無色の結晶として得
られる。融点:131〜133℃; [α]D 25=+8.5°(c=1,MeOH);文
献(Bull. Chem. Soc. 46, 66
9 (1973))からの比較データ:融点130〜1
33℃、 [α]D 25=+8.0°(c=1,MeOH)。
【0034】実施例3 N−メトキシカルボニル−(S)−ホモセリンラクトン
【0035】
【化12】 ベンゼン440ml、メチル(S)−4−(ホルミルメ
チル)−5−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−カ
ルボキシラート28g(150ミリモル)およびRuC
l2 (PPh3 )3 0.7gを連続的に、1lの
鋼オートクレーブ(ステンレス鋼)に投入し、10ba
rの水素圧を圧入し、そしてこの混合物を80℃で20
時間攪拌する。次いで濾過し、そして濾液を水ポンプ減
圧下に濃縮する。粗生成物をカラムクロマトグラフィー
によりシリカゲル上で精製する(移動相:ヘプタン/酢
酸エチル=3/7);生成物17.9g(理論量の75
%)が無色の結晶として得られる。融点:83〜85℃
;[α]D 25=−6.5°(c=1,CH2 Cl
2 );文献データ(Tetrahedron Let
t. 30 (1990) 2037);[α]D 2
5=−6.8°(c=1,CH2 Cl2 )。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式I 【化1】 〔式中Rは水素、アルキル、アルケニル、アルキニル(
    前記3つの基は鎖中にヘテロ原子を有することができる
    )、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アル
    キルスルホニル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル
    、アリールカルボニルまたはアリールスルホニル(最後
    に挙げた4つの基はアリール部分において場合により置
    換されることができる)である。〕で表されるラセミ体
    のまたは光学的に活性なホモセリンラクトン、およびそ
    れと無機または有機の酸または塩基との塩の製造方法で
    あって、式II 【化2】 〔式中Rは式I中と同一の意味を有する。〕で表される
    ラセミ体のまたは光学的に活性なアルデヒドを、水素添
    加に適当な触媒の存在下に水素添加することを特徴とす
    る、上記方法。
  2. 【請求項2】  Rが、水素、C1 〜C6 −アルキ
    ル、C2 〜C6 −アルケニル、C2 〜C6 −ア
    ルキニルであり、その際、最後に挙げた3つの基は鎖中
    にヘテロ原子を含むことができ、あるいは(C1 〜C
    6 −アルキル)−カルボニル、(C1 〜C6 −ア
    ルコキシ)−カルボニル、ベンジル、ベンジルオキシカ
    ルボニル、フェニルオキシカルボニルまたはフェニルス
    ルホニルであり、但し、最後に挙げた4つの基は、置換
    されていないかまたは、フェニル部分において、ハロゲ
    ン、C1 〜C4 −アルキル、C1 〜C4 −アル
    コキシ、C1 〜C4 −ハロゲノアルキル、C1 〜
    C4 −ハロゲノアルコキシおよびニトロからなる群か
    らの1またはそれ以上の基によって置換されている、請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  Rが、水素、C1 〜C4 −アルキ
    ル、C2 〜C4 −アルケニル、C2 〜C4 −ア
    ルキニル、(C1 〜C4 −アルキル)−カルボニル
    、(C1 〜C4 −アルコキシ)−カルボニル、ベン
    ジル、ベンジルオキシカルボニル、フェニルオキシカル
    ボニル、フェニルスルホニルであり、但し、最後に挙げ
    た4つの基は置換されていないかまたは、メチル、エチ
    ル、メトキシ、エトキシおよびニトロからなる群からの
    1またはそれ以上の基によって置換されている、請求項
    1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】  式Iで表される化合物が、50%より
    高い(S)または(R)形の光学的純度を有する(S)
    −ホモセリンラクトまたは(R)−ホモセリンラクトン
    である、請求項1〜3のいずれか1項またはそれ以上に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】  水素添加が有機溶剤の存在下に行われ
    る、請求項1〜4のいずれか1項またはそれ以上に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】  溶剤が、アルコール、脂肪族および芳
    香族炭化水素、エーテルならびにエステルならびにそれ
    らの混合物からなる群から選択される、請求項5記載の
    方法。
  7. 【請求項7】  溶剤が、ベンゼン、トルエン、キシレ
    ンまたはテトラヒドロフランである、請求項6記載の方
    法。
  8. 【請求項8】  水素添加が30〜200℃で行われる
    、請求項1〜7のいずれか1項またはそれ以上に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】  温度が50〜150℃である、請求項
    1〜8のいずれか1項またはそれ以上に記載の方法。
  10. 【請求項10】  水素圧が1〜100barである、
    請求項1〜9のいずれか1項またはそれ以上に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】  水素圧が1〜20barである、請
    求項1〜10のいずれか1項またはそれ以上に記載の方
    法。
  12. 【請求項12】  触媒が、パラジウム、ルテニウム、
    イリジウムおよび白金ならびにそれらの、無機または有
    機配位子との錯体ならびに錯塩からなる群からの、請求
    項1〜11のいずれか1項またはそれ以上に記載の方法
  13. 【請求項13】  触媒が、ルテニルムの二価塩または
    イリジウムの三価塩である、請求項1〜12のいずれか
    1項またはそれ以上に記載の方法。
  14. 【請求項14】  触媒が、RuCl2 (PPh3 
    )3である、請求項1〜13のいずれか1項またはそれ
    以上に記載の方法。
  15. 【請求項15】  前記式IIで表される化合物が、式
    V【化3】 〔式中Rは式(I)中と同様に定義される。〕で表され
    るアスパラギン酸誘導体から、オキサゾリジン環の形成
    、続く酸クロリドの形成およびアルデヒドへの還元を介
    して製造される、請求項1〜14のいずれか1項または
    それ以上に記載の方法。
  16. 【請求項16】  式II 【化4】 〔式中Rは請求項1、2または3中の意味を有する。〕
    で表される化合物を、ホモセリンラクトンの製造のため
    に使用する方法。
JP4021315A 1991-02-08 1992-02-06 ホモセリンラクトンの製造方法 Pending JPH04360884A (ja)

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DE41038215 1991-02-08

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AU (1) AU653776B2 (ja)
CA (1) CA2060855A1 (ja)
DE (1) DE59201207D1 (ja)
DK (1) DK0498418T3 (ja)
ES (1) ES2069325T3 (ja)
HU (1) HU214340B (ja)
IL (1) IL100890A (ja)
ZA (1) ZA92892B (ja)

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