JPH04358662A - 偏平な対象物のためのマガジン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、請求項１の上位概念に
記載の、偏平な対象物特に偏平に位置する折畳み箱を積
重ねて受容しかつ個別に引渡すためのマガジンに関する
。

【０００２】

【従来の技術】例へば欧州公開特許第１００１４３号明
細書に公開されているこの種のマガジンには、水平な搬
出方向に平行な案内レ−ルが接続しており、該案内レ−
ルは傾斜した引渡し口を制限し、該引渡し口内に落ち込
んだ折畳み箱は比較的急な角度で配置されている。折畳
み箱は、引渡し口内でその下方の縁部が下方のレ−ル上
に載置され、かつその上方縁部は上方のレ−ルに支持さ
れている。搬送方向上で比較的平らに傾斜して供給され
ている折畳み箱は、引渡口へ落込む際案内レ−ルの傾斜
により急傾斜状に起立する。その際の欠点は、折畳み箱
の上方の縁部領域が、傾斜状態で立て掛けられる際強く
重なり合って押圧され、そのため最前方の折畳み箱が、
引渡し口内でかなり高い圧縮圧力を受けるという点であ
る。しかもこの圧縮圧力は一定ではなく、搬送装置上の
折畳み箱の夫々のストック量に依存している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上述の
欠点を除去することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明では、請求項１に
記載の特徴によって上記課題を解決することができた。

【０００５】

【発明の効果】請求項１に記載の特徴を備えた本発明の
マガジンの利点は、引渡し口内のパイル高さを一定にす
ることにより、折畳み箱の一定負荷のための同一の負荷
条件を発生せしめ、かつマガジンは、運転員によって容
易に到達可能な作業高さに折畳み箱を補充することがで
きるという点である。更に搬送方向で最前方の折畳み箱
を、引渡し口内で比較的僅か傾動せしめることにより、
運転の安全性を高めることができる。

【０００６】

【実施例】本発明の実施例を図面に示し、次にこれを詳
しく説明する。

【０００７】折畳み箱１の貯蔵品を受容しかつ夫々１つ
の折畳み箱を引き渡すためのマガジンは、搬送装置１０
と引渡し口１１とを有している。搬送装置１０は、例へ
ば平行に走行するエンドレスの２本のコンベヤベルト１
２，１３を有し、その上側ベルト区分１５はテ−ブル１
６上に載設されている。テ−ブル１６と上側ベルト区分
１５とはほぼ水平な平面内を延びており、有利にはコン
ベヤベルト１２，１３の搬送端部に対し若干上り勾配に
なっている。搬送端部でコンベヤベルト１２，１３はリ
タンロ−ラ１７の周りを案内され、該リタンロ−ラ１７
は、モ−タ１８によりチエン駆動装置１９を介して駆動
されている。歯車ベルトとして形成されているコンベヤ
ベルト１２，１３は、その外側部上に鋸歯状の歯１４を
有し、その尖端部は搬送方向に向いている。

【０００８】引渡し口１１は、コンベヤベルト１２，１
３の搬送端部に対し下方に向って大きな傾斜で、有利に
は垂直な方向で、接続している。引渡し口１１は、向い
合ってほぼ垂直に位置している案内壁又は案内レ−ル２
１，２２から形成されており、該壁２１，２２は、共通
の平面内に位置し、その下方の端部上で突起している保
持突起２３を有している。引渡し口の１１の側方には、
上下に調整可能なセンサ２４が配置されており、該セン
サ２４は、引渡し口１１内の折畳み箱の欠勤乃至は沈下
を検出し、折畳み箱を引渡し口に充填するよう搬送装置
１０のための電気モ−タ１８を制御している。引渡し口
１１の下方の開放端部には運動可能な吸着ヘッド２５が
配設されており、該吸着ヘッド２５は、夫々保持突起２
３上に載置されている最下方の折畳み箱を引渡し口１１
から下方に向かって引き出し、かつ図示なしの包装機械
の搬送装置上に引き渡している。

【０００９】処理さるべき折畳み箱１は、運転員により
、テ−ブル上乃至はその上を走行しているコンベヤベル
ト１２，１３の上側区分１５上に積み重ねられて載置さ
れ、しかも傾斜状態に載置され、その状態で折畳み箱１
は、その上方の縁部がコンベヤベルト１２，１３の搬送
方向で傾斜し、しかも３０°から６０°までの角度領域
で傾斜している。これによって引渡し口１１内の搬送装
置１０の移行部では積み重ねられた折畳み箱の取り崩し
が発生し、その結果、コンベヤベルト１２，１３上に位
置する折畳み箱のパイルと、引渡し口１１内に位置する
折畳み箱のパイルとの間に、楔状の隙間が形成されるよ
うになる。その際コンベヤベルト１２，１３上とテ−ブ
ル１６上とに静止しているパイルの最先方の折畳み箱１
が、引渡し口１１内の搬送装置１０の移行部でその上方
の先行する縁部が引渡し口１１内に突出する。引渡し口
１１内の搬送装置１０の移行部の領域内で折畳み箱１は
、その傾斜位置から下方に向って引渡し口１１内に形成
された折畳み箱のパイルの上方端部上に、水平な状態で
傾動する。引渡し口１１内の折畳み箱パイルの高さはセ
ンサ２４によって監視され、該センサ２４は、パイルが
沈下した場合搬送装置１０のモ−タ１８にスイッチを入
れ、それによって、コンベヤベルト１２，１３が、折畳
み箱パイルを受容口１１の方に押し進めるようになって
いる。

【００１０】図１及び図２に基く実施例にあっては、搬
送装置１０の搬送端部で、コンベヤベルト１２，１３の
ためのリタンロ−ラ１７の軸線に対し同軸的に複数のロ
−ラ３０が配置されており、該ロ−ラ３０は、リタンロ
−ラ１７に不動に結合され、その半径は、リタンロ−ラ
１７の半径よりもより大きく、有利にはリタンロ−ラ１
７の半径と、コンベヤベルト１２，１３の最大肉厚との
合計に等しくなっている。そのためコンベヤベルト１２
，１３の変向領域内の折畳み箱１は、ロ−ラ３０の周面
上に載置され、コンベヤベルト１２，１３の歯との係合
が解放されるようになる。このことにより、形状係合を
通じてコンベヤベルト１２，１３によって実行されてい
る前進運動が相殺され、その結果、引渡し口１１内に傾
動落下する水平なパイルの最前方の折畳み箱１が単に後
続の折畳み箱１によってロ−ラ３０から完全に引渡し口
１１内に押し出されるようになる。その際その後方を先
行している縁部領域が、後続の折畳み箱１を支持し、該
折畳み箱はそれに接続する折畳み箱１の自重と圧力とに
よって傾斜状態に保持される。その結果、水平なパイル
の最前方の折畳み箱１が上述の隙間を形成するようにな
る。水平なパイル内で後続の折畳み箱１をこのように支
持する際、作用する圧力又は重量は引渡し口１１内の折
畳み箱１の上には伝達されずロ−ラ３０によって受容さ
れる。そのため引渡し口１１内に位置する折畳み箱の重
量だけが、保持突起機２３上の圧力として負荷されるこ
とになる。

【００１１】図３に基く実施例にあっては、楔状の隙間
が、コンベヤベルト１２，１３上に位置する折畳み箱１
と引渡し口１１内の折畳み箱１との間でストッパ３３に
より形成されており、コンベヤベルト１２，１３上に位
置している折畳み箱パイルの最前方の折畳み箱１の上方
縁部が、該ストッパ３３に当接して一時的に支持される
。ストッパ３３は、３０°から６０°までの傾斜状態に
位置している折畳み箱１の上方縁部の高さに配置さて、
かつ搬送装置１０の搬送端部から隔離されており、この
端部とストッパ３３との間の結合線が３０°から６０°
までの角度位置を有するようになっている。コンベヤベ
ルト１２，１３のリタンロ−ラ１７の領域内のコンベヤ
ベルト１２，１３の上側区分１５の搬送平面の延長部に
、狭幅の支持台３５が接続しており、その自由端部は配
設された引渡し口１１の案内レ−ルで覆われている。コ
ンベヤベルト１２，１３上に位置している折畳み箱のパ
イルを前進させる際、搬送方向で最前方の折畳み箱１が
、支持台３５によって、コンベヤベルト１２，１３の歯
の間の隙間から引き上げられ、その際最前方の折畳み箱
１はその上方縁部がストッパ３３に当接する。後続の折
畳み箱１の後押しにより、最前方の折畳み箱は支持台３
５を超えてスライドし、その前方縁部上で折畳み箱１は
、その下方縁部が次々と案内レ−ル２１により案内され
て引渡し口１１内に落下する。その際その上方縁部もス
トッパ３３から滑落するので、最前方の折畳み箱は、引
渡し口１１内の楔状の隙間を通ってそこに位置している
折畳み箱のパイル上に傾動し、そこに水平状態で受容さ
れるようになる。

【００１２】補足して説明すれば、搬送装置１０による
引渡し口１１内への折畳み箱の案内部は、折畳み箱の所
定の縁部を介して傾動状に結び付いているのではなく、
折畳み箱は、その周縁部のどれか１つを介して又は搬送
装置の縁部を介して引渡し口１１内に傾動落下せしめら
れているのである。ただしその際引渡口に対する搬送装
置の位置は、折畳み箱が前述の状態で引渡し口内に位置
できるように形成されていなければならない。更に付け
加えて述べれば、種々の型式の折畳み箱を処理するため
に引渡し口は、その大きさに適合可能になっており、か
つ折畳み箱の上方縁部のためのストッパ３３も調整可能
になっている。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明の折畳み箱マガジンの第１実施例の
概略側面図である。

【図２】　　図１のマガジンの引渡し口内における搬送
装置移行部の傾視図である。

【図３】　　本発明の折畳み箱マガジンの第２実施例の
側面図である。

【符号の説明】

１　　　　折畳み箱 １０　　　　搬送装置 １１　　　　引渡し口 １２，１３　　　　コンベヤベルト １４　　　　歯 １５　　　　上側ベルト区分 １６　　　　テ−ブル １７　　　　リタンロ−ラ １８　　　　モ−タ １９　　　　チエン駆動装置 ２１，２２　　　　案内壁 ２３　　　　保持突起 ２４　　　　センサ ２５　　　　吸着ヘッド ３０　　　　ロ−ラ ３３　　　　ストッパ ３５　　　　支持台

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　偏平な対象物を積み重ねて受容しかつ
   個別に引き渡すためのマガジンであって、ほぼ水平平面
   内を延びる搬送装置を備え、該搬送装置上で傾斜状に位
   置して互いにオ−バラップしている折畳み箱は、その上
   方縁部領域が先行して前方に運動せしめられており、ま
   た搬送装置の前方端部に接続して折れ曲っている引渡し
   口と、引き渡された箱の充填状態を監視しているセンサ
   装置とを備え、該センサ装置は、貯蔵物が沈下した際折
   畳み箱を引渡し口内に補充するように搬送装置を制御し
   ている形式のものにおいて、引渡し口（１１）がほぼ垂
   直な配向位置で搬送装置（１０）に接続し、該搬送装置
   （１０）内で折畳み箱（１）が水平に重なり合って位置
   しており、搬送装置（１０）上で傾斜状態にある折畳み
   箱と、引渡し口（１１）内で水平に積み重ねられた折畳
   み箱との間に楔状の隙間が形成されており、その際搬送
   方向の最前方で搬送装置上に配置されている折畳み箱は
   、搬送装置から引渡し口への移行部で、その上方の先行
   する縁部領域が受容口を超えて突出し、また引渡し口（
   １１）内の折畳み箱のパイル高さは、引渡し口に配設さ
   れたセンサ（２４）により搬送装置（１０）の制御部を
   通じて一定に保持されていることを特徴とする、偏平な
   対象物のためのマガジン。
2. 【請求項２】　　搬送装置内の最前方で搬送装置（１０
   ）上に配置されている折畳み箱（１）は、その上方の先
   行する縁部領域が引渡し口（１１）を超えて自由に突出
   し、かつ後続の折畳み箱の重量によりその後方に続く縁
   部領域を搬送装置上で押圧しており、更にまたその傾斜
   状態から徐々進行して水平状態で引渡し口内に傾動落下
   せしめられていることを特徴とする、請求項１記載のマ
   ガジン。
3. 【請求項３】　　搬送装置（１０）が、上側のほぼ水平
   なベルト区分（１５）を備えた少くとも１つのエンドレ
   ス歯形ベルト（１２，１３）と、引渡し口（１１）に隣
   接する変向路とを有しており、また搬送装置側のパイル
   境界部が変向路に接線状に接続していることを特徴とす
   る、請求項２記載のマガジン。
4. 【請求項４】　　変向路上にロ−ラ（３０）が配置され
   ており、該ロ−ラ（３０）は変向路の軸線に対して同軸
   的であり、かつその半径が変向路の半径と同一であるこ
   とを特徴とする、請求項３記載のマガジン。
5. 【請求項５】　　ロ−ラ（３０）が搬送方向に駆動され
   ていることを特徴とする、請求項４記載のマガジン。
6. 【請求項６】　　垂直な引渡し口（１１）の上方に位置
   不動のストッパ（３３）が配置されており、搬送方向で
   最前方の折畳み箱（１）は、その上方の先行する縁部領
   域が該ストッパ（３３）に当接し、また引渡し口（１１
   ）には支持台（３５）が配置されており、最前方の折畳
   み箱は、該支持台（３５）を超えて滑動し、かつ傾動落
   下することを特徴とする、請求項１記載のマガジン。