JPH04357548A - マルチプロセッサ - Google Patents

マルチプロセッサ

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JPH04357548A
JPH04357548A JP23167391A JP23167391A JPH04357548A JP H04357548 A JPH04357548 A JP H04357548A JP 23167391 A JP23167391 A JP 23167391A JP 23167391 A JP23167391 A JP 23167391A JP H04357548 A JPH04357548 A JP H04357548A
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JP
Japan
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processor
data
processing unit
idm
slave
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Pending
Application number
JP23167391A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Araki
敏之 荒木
Kunitoshi Aono
邦年 青野
Maki Toyokura
真木 豊蔵
Akihiko Otani
昭彦 大谷
Hisashi Kodama
久 児玉
Kiyoshi Okamoto
岡本 潔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP23167391A priority Critical patent/JPH04357548A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データ処理等に用
いられる、データメモリを内蔵したプロセッサを複数個
用いたマルチプロセッサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10に従来のマルチプロセッサの構成
の概念を示す。図10(a)は、チップの内部に中央処
理装置(ICPU)602及びデータメモリ(IDM)
603を有しているプロセッサ601と、もう1つのプ
ロセッサ604とが共有メモリバス605を介して共有
メモリ606に対してお互いにアクセスを行うマルチプ
ロセッサを示す。このマルチプロセッサにおけるプロセ
ッサ間のデータ転送を行う場合は、例えば中央処理装置
(ICPU)602が、データメモリ(IDM)603
のデータを共有メモリ606へデータ転送を行い、プロ
セッサ604がその共有メモリ606のデータを読み取
ることになる。
【0003】また、図10(b)は、チップ内部に中央
処理装置(ICPU)612、データメモリ(IDM)
613及びDMA(direct memory ac
cess)回路614を有しているプロセッサ611と
、もう1つのプロセッサ615とが共有メモリバス61
6を介して共有メモリ617に対してお互いにアクセス
を行うマルチプロセッサである。このマルチプロセッサ
におけるプロセッサ間のデータ転送は、プロセッサ61
1内部にDMA回路614を有しているので、プロセッ
サ611が行うデータメモリ(IDM)613に対する
データの入出力は、このDMA回路614を用いること
になる。
【0004】すなわち、図11は、図10(b)におけ
る従来のプロセッサ701(611)の概念図である。 このプロセッサ701は、各種演算器、レジスタ、シー
ケンサ、命令解析回路等を備えた中央演算処理装置(I
CPU)702(612)のメモリバス703にデータ
メモリ(IDM)704(613)とDMA装置705
(614)が接続されている。またメモリバス703は
外部メモリポート706を介してチップ外部のメモリデ
バイスをもアクセスできる。このプロセッサ701にお
けるデータメモリ(IDM)704に対するデータの入
出力は、そのデータ量が多いとき通常DMA装置705
を用いて行う。
【0005】このデータ転送のやり方では、中央演算処
理装置(ICPU)702がDMA装置705に対して
、アドレス情報やデータ量情報を予め設定しておき、起
動命令を発すると、DMA装置705が独立してIDM
704に対するデータ転送を始める。そのデータ量が転
送され終わるとDMA装置705は中央演算処理装置(
ICPU)702に割り込みをかけて転送終了を知らせ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなマルチプロセッサでは、個々のプロセッサ内部で
生成されたデータをプロセッサ間転送を行う場合は、プ
ロセッサ外部の共有メモリに一旦書き出し、それから読
み込むこととなり、従ってこの共有メモリにデータを転
送する時間がかかるし、共有メモリバスを構築しなけれ
ばならなくなるので周辺回路が大きくなるという課題が
ある。
【0007】請求項1の本発明(以後第1の発明という
)は、このような従来のマルチプロセッサの課題を考慮
し、共有メモリへデータを転送する時間をなくし、ハー
ドウェアの削減をも実現するマルチプロセッサを提供す
ることを目的とする。
【0008】また、請求項2の本発明(以後第2の発明
という)は、プロセッサ内部のメモリを外部から自らの
メモリとしてアクセスを可能とするマルチプロセッサを
実現することを目的とする。
【0009】また、請求項3の本発明(以後第3の発明
という)は、ある膨大なデータを情報処理するアプリケ
ーションプログラムにおいて、データを分割して並列処
理可能なとき等で、そのプロセッサ間のデータ転送に要
する時間を削減し、且つ共有メモリを必要としなくする
ことで、ハードウェアの削減するマルチプロセッサを提
供することを目的とする。
【0010】また、請求項4の本発明(以後第4の発明
という)は、データを情報処理するアプリケーションプ
ログラムにおいて、その情報処理が、ある特定の処理が
時間的にパイプライン並列処理可能なときなどで、その
プロセッサ間のデータ転送に要する時間を削減し、且つ
、共有メモリを不必要とすることで、ハードウェアの削
減するマルチプロセッサを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、通常は中
央処理装置(ICPU)がデータメモリ(IDM)への
アクセス権を占有しており、中央処理装置(ICPU)
の自らの命令でデータメモリ(IDM)へのアクセス権
を放棄するか、または他の中央処理装置(ECPU)が
データメモリ(IDM)への強制アクセス権獲得信号を
中央処理装置(ICPU)に送出することによって、デ
ータメモリ(IDM)へのアクセス権が他の中央処理装
置(ECPU)に委譲されるマルチプロセッサである。
【0012】第2の発明は、中央処理装置(ICPU)
から及びプロセッサ外部からとのデータメモリ(IDM
)に対してのアクセスを可能とするアドレス線とデータ
線を切り替える選択手段と、選択手段を制御する制御手
段とを備え、通常は制御手段は、中央処理装置(ICP
U)がデータメモリ(IDM)へのアクセス権を占有す
るマスタモードとなるように選択手段を制御し、プロセ
ッサ外部によりプロセッサの特定の端子に強制アクセス
権獲得信号が付加されるか、または中央処理装置(IC
PU)が有するアクセス権委譲命令が実行されるかによ
って、制御手段は、データメモリ(IDM)へのアクセ
ス権が前記プロセッサ外部へ委譲されるスレーブモード
となるように選択手段を制御し、プロセッサ外部から、
中央処理装置(ICPU)の特定の端子に、マスタモー
ド遷移信号が付加されることによって、中央処理装置(
ICPU)はマスターモードに状態遷移するプロセッサ
である。
【0013】第3の発明は、複数個のプロセッサを用い
るマルチプロセッサにおいて、プロセッサ間のデータ転
送を行う場合、マルチプロセッサを構成する特定のプロ
セッサをデータ転送を司るプロセッサ  (マスタプロ
セッサ)とし、転送相手となるプロセッサ(スレーブプ
ロセッサ)を請求項2記載のスレーブモードの状態にし
、スレーブプロセッサに内蔵されているデータメモリを
マスタプロセッサのアドレス空間に配置することで、マ
スタプロセッサとスレーブプロセッサ間、スレーブプロ
セッサ間同士とのデータ転送はマスタプロセッサ自身の
アドレス空間上でデータ移動を行うことで実現し、デー
タ転送終了後マスタプロセッサはスレーブプロセッサを
請求項2のマスタモードに状態遷移させ、スレーブプロ
セッサは転送されてきたデータに対して処理を実行する
マルチプロセッサである。
【0014】第4の発明は、第2の発明のプロセッサを
複数個用いたマルチプロセッサにおいて、マルチプロセ
ッサを構成する第1のプロセッサのアドレス空間に第2
のプロセッサ内のデータメモリが配置され、第2のプロ
セッサのアドレス空間に第3のプロセッサ内のデータメ
モリが配置され、第1と第2のプロセッサ間のデータ転
送を行う場合、第1のプロセッサを請求項2のマスタモ
ードで動作させるマスタプロセッサとし、転送相手とな
る第2のプロセッサを請求項2のスレーブモードで動作
させるスレーブプロセッサとし、第1のプロセッサと第
2のプロセッサ間のデータ転送は、第1のプロセッサが
自身のアドレス空間上でデータ移動を行うことで実現し
、データ転送終了後マスタプロセッサはスレーブプロセ
ッサを請求項2でいうマスタモードに状態遷移させ、ス
レーブプロセッサは転送されてきたデータに対して処理
を実行し、また第2と第3のプロセッサ間のデータ転送
を行う場合、第2のプロセッサを第2の発明のマスタプ
ロセッサとしてマスタモードで動作させ、転送相手とな
る第3のプロセッサを第2の発明のスレーブプロセッサ
としてスレーブモードで動作させ、第2のプロセッサと
第3のプロセッサ間のデータ転送は、第2のプロセッサ
が自身のアドレス空間上でデータ移動を行うことで実現
し、データ転送終了後第2のプロセッサは第3のプロセ
ッサを請求項2でいうマスタモードに状態遷移させ、第
3のプロセッサは転送されてきたデータに対して処理を
実行するマルチプロセッサである。
【0015】
【作用】第1の発明では、プロセッサ内部のデータメモ
リのアクセス権委譲により、外部のプロセッサ自身のメ
モリとして扱えるので、共有メモリへのデータを転送す
る時間をなくし、ハードウェアの削減をも実現する。
【0016】第2の発明では、プロセッサ内部のメモリ
を外部から自身のメモリとしてアクセスを可能とする回
路を実現する。
【0017】第3の発明では、ある膨大なデータを情報
処理するアプリケーションにおいて、データを分割して
並列処理可能なとき、そのプロセッサ間のデータ転送に
要する時間を削減し、且つ、共有メモリを必要としなく
することでハードウェアを削減する。
【0018】第4の発明では、データを情報処理するア
プリケーションにおいて、その情報処理が、ある特定の
処理が時間的にパイプライン並列処理可能なとき、その
プロセッサ間のデータ転送に要する時間を削減し、且つ
、共有メモリを不必要とする。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0020】図1に、第1の発明によるマルチプロセッ
サの構成の概念を示す。このマルチプロセッサは、内部
に中央処理装置(ICPU)102及び数kwあるいは
それ以上の大容量のDRAM、SRAM等から構成され
るデータメモリ(IDM)103を内蔵したプロセッサ
101と、プロセッサ(ECPU)104と、外部メモ
リ105と、それらを接続するメモリバス106とを備
えている。前記プロセッサ(ECPU)104のメモリ
空間上に、後述するように、外部メモリ105と前記デ
ータメモリ(IDM)103の双方を配置することが出
来る。
【0021】このマルチプロセッサでは、データメモリ
(IDM)103に対するアクセス権は、中央処理装置
(ICPU)102は勿論、プロセッサ(ECPU)1
04も有している。そして通常は、中央処理装置(IC
PU)102が前記データメモリ(IDM)103への
アクセス権を占有しており、データメモリ(IDM)1
03に対するアクセス権のプロセッサ(ECPU)10
4への委譲は、中央処理装置(ICPU)102から出
力されるアクセス権委譲命令を実行するか、またはプロ
セッサ(ECPU)104が強制アクセス権獲得信号を
プロセッサ101に送出するかにより実現されるように
なっている。後に詳しく述べる。
【0022】なお、中央処理装置(ICPU)102が
データメモリ(IDM)103へのアクセス権を占有し
ている状態は、プロセッサ外部に端子等を用いて示すよ
うになっている。そしてプロセッサ(ECPU)104
によるデータメモリ(IDM)103へのアクセスは、
後に詳しく述べるように前述の端子の状態を判断して行
う。
【0023】なお、中央処理装置(ICPU)102が
データメモリ(IDM)103へのアクセス権を委譲し
ている間、中央処理装置(ICPU)102がデータメ
モリ(IDM)103以外の資源を使用する命令の実行
を行うことは許される。図2、図3、図4に、第1の発
明におけるマルチプロセッサのIDM103へのアクセ
スの制御をフロー図で示す。
【0024】図2のTYPE−1は、ICPU102が
IDM103へのアクセス権を獲得していて、ICPU
102自身が自らのアクセス権委譲命令を実行し、その
後プロセッサ101の外部端子(IDM103のアクセ
ス権の状態を示す端子)を確認し、アクセス権が委譲さ
れていればECPU104がIDM103のアクセスを
行う場面である。
【0025】図3、図4のTYPE−2、TYPE−3
は、ICPU102がIDM103へのアクセス権を獲
得している最中に、ECPU104がIDM103をア
クセスする場面である。
【0026】TYPE−2は、ICPU102がアクセ
ス権を委譲するまで、ハードウエアまたはソフトウエア
による制御で、ECPU104のIDM103へのアク
セスを待機し、ICPU102がアクセス権委譲命令を
実行して、アクセス権を放棄した後にIDM103への
アクセスを行う方法である。ハードウエアまたはソフト
ウエアによる制御は、プロセッサ101の外部端子(I
DM103のアクセス権の状態を示す端子)により行わ
れる。
【0027】TYPE−3は、ECPU104がICP
U102に対して強制的にアクセス権を委譲させること
でアクセス権を獲得して、IDM103へのアクセスを
行う制御である。この制御は、ECPUが強制アクセス
権獲得信号をプロセッサ101に送出し、プロセッサ1
01内のICPU102は、IDM103へのアクセス
権を一時放棄し、その状態をプロセッサ101の外部端
子(IDM103のアクセス権の状態を示す端子)によ
り、ECPU104に知らせる。ECPU104は、前
記外部端子の状態を確認した後、IDM103のアクセ
スを行い、その後一時獲得されていたIDM103のア
クセス権を放棄し、ICPU102がIDM103のア
クセス権を再獲得して処理を続行する。
【0028】以上のようなマルチプロセッサにおける、
プロセッサ間のデータ転送は、データメモリ(IDM)
103へのアクセス権の委譲を行うだけで実現されるこ
とになる。つまり、中央処理装置(ICPU)102で
情報処理されたデータをプロセッサ(ECPU)104
に渡すためには、中央処理装置(ICPU)102がプ
ロセッサ104へのアクセス権委譲命令を実行するだけ
で行え、また、プロセッサ(ECPU)104が、中央
処理装置(ICPU)102に対して情報処理されたデ
ータを転送する場合は、プロセッサ101に強制アクセ
ス権獲得信号を送出し、アクセス権委譲が成立すれば実
現したことになる。
【0029】なお、プロセッサ104側の内蔵メモリに
対しても、データメモリ(IDM)103と同様に、プ
ロセッサ101側からアクセス出来るようにして、両プ
ロセッサ101、104を対等にすることも出来る。
【0030】図5に、第2の発明によるプロセッサの構
成を示す。プロセッサ201は、第1の発明のプロセッ
サ101を具体化したものであって、各種演算器、レジ
スタ、シーケンサ、命令解析回路等を備えた中央処理装
置(ICPU)202、データメモリ(IDM)203
、アドレス線とデータ線を切り替える選択回路204、
及びデータメモリ(IDM)203に対するアクセス権
の委譲を制御する制御回路205から構成されている。 その他は、図1の構成と同じである(図示省略)。
【0031】このようなマルチプロセッサにおいては、
中央処理装置(ICPU)202は、データメモリ(I
DM)203へのアクセス権のプロセッサ外部への委譲
を実現するアクセス権委譲命令(ISLV命令)を実装
しており、中央処理装置(ICPU)202がデータメ
モリ(IDM)203へのアクセス権を占有している状
態(マスターモード)で、その中央処理装置(ICPU
)202が、データメモリ(IDM)203に対するア
クセス権委譲命令(ISLV命令)を出力すると、それ
は制御回路205に入力され、制御回路205は、選択
回路204をプロセッサ201の外部からの信号をデー
タメモリ(IDM)203に供給するように制御を行う
。すなわち、アドレス関連の204a、204b、書き
込み、読み取り情報関連の204c、データ関連の20
4dを外部向けに切換える。またその切換えが終了する
とプロセッサ201の外部にアクセス権が委譲されたこ
とを端子STを介して通知する。
【0032】また、プロセッサ201の外部から強制ア
クセス権獲得信号(ESLV/RUN=1)が付加され
ると、制御回路205は、中央処理装置(ICPU)2
02に対してその実行を一時停止させるか、または、デ
ータメモリ(IDM)203へのアクセスを禁止する。 その後制御回路205は、選択回路204を上述のよう
に制御して、プロセッサ201の外部からの信号をデー
タメモリ(IDM)203に供給するようにする(スレ
ーブモード)。またその切換えが終了するとプロセッサ
201の外部にアクセス権が委譲されたことを端子ST
を介して通知する。
【0033】このような2つの要因で、アクセス権がプ
ロセッサ201の外部に委譲されているときに(スレー
ブモード)、その外部のプロセッサ104がマスタモー
ド遷移信号(ESLV/RUN=0)を出力すると、制
御回路205は、中央処理装置(ICPU)202から
の信号をデータメモリ203(IDM)に供給するよう
に選択回路204を制御する。すなわち、アドレス関連
の204a、204b、書き込み、読み取り情報関連の
204c、データ関連の204dを中央処理装置(IC
PU)202向けに切換える。またその切換えが終了す
ると、中央処理装置(ICPU)202にアクセス権が
委譲され、復帰したこと(マスターモード)を端子ST
を介して通知する。
【0034】なお、スレーブモードにおける外部プロセ
ッサ104からのデータメモリ(IDM)203へのア
クセスの方法は、通常のメモリアクセスと同様に行う。 すなわち、プロセッサ104にとって、データメモリ(
IDM)203は、所定番目のメモリであることになる
。そのためにチップ選択信号端子CSを設けている。 上位アドレスをデコードしてこのチップ選択信号端子C
Sにそのデコード信号を接続すればよい。
【0035】なお、WE端子は読み取り、書き込み情報
のためのものである。
【0036】また、さらに、上述のような制御を行うデ
ータメモリとその制御回路などを複数個内蔵するように
してもかまわない。
【0037】図6に、第3の発明によるマルチプロセッ
サの構成を示す。
【0038】このマルチプロセッサは、マスタプロセッ
サ301と、2個のスレーブプロセッサ302、303
と、マスタプロセッサ301のアドレスバスの上位アド
レスのデコード回路及びデータメモリのアクセス権に関
する制御を行う制御回路304、305とにより構成さ
れている。
【0039】このマルチプロセッサは、マスタプロセッ
サ301と2個のスレーブプロセッサ302、303に
よって並列処理を行うものである。スレーブプロセッサ
302、303は、上述した第2の発明のプロセッサで
構成され、データメモリを内蔵しており、そのデータメ
モリは、上述の制御方法でアクセス権をマスタプロセッ
サ301に委譲できるようになっている。スレーブプロ
セッサ302、303に内蔵されているデータメモリは
、それぞれ、図7のアドレス空間図に示すように、マス
タプロセッサ301のメモリ空間上にマッピングされて
いる。
【0040】上述のようなマルチプロセッサにおける並
列処理は、画像処理等のある膨大な入力データを情報処
理するアプリケーションにおいて、データを分割して並
列処理可能なとき、その分割されたデータにおける処理
をスレーブプロセッサ302、303に分担させる場合
に用いられる。
【0041】このマルチプロセッサを用いた並列処理お
ける処理の動作は次の通りである。
【0042】分割されたデータをマスタプロセッサ30
1自身または自ら内蔵するDMA装置を用いて各スレー
ブプロセッサ302、303に内蔵されているデータメ
モリに配分しようとする。そこで、例えば、マスタプロ
セッサ301は、強制アクセス権獲得信号(ESLV/
RUN=1)をスレーブプロセッサ302、303へ送
出し、スレーブモードとする。その結果、スレーブプロ
セッサ302、303のデータメモリは、マスタプロセ
ッサ301のメモリとして扱えるので、最初から入力デ
ータをスレーブプロセッサ302、303のデータメモ
リに格納していくことができる。スレーブプロセッサ3
02、303のデータメモリ上に入力データが揃うと、
マスタプロセッサ301は、制御回路304、305を
介して、マスタモード遷移信号をスレーブプロセッサ3
02、303へ送る。それから、スレーブプロセッサ3
02、303は、アクセス権を回復し自らのデータメモ
リ上に存在する入力データに対する情報処理を夫々並列
実行する。その情報処理によって得られたデータは、デ
ータメモリ上に格納されるが、そこでスレーブプロセッ
サ302、303は、アクセス権委譲命令を実行し、S
T端子に通知する。マスタプロセッサ301は、制御回
路304、305を介して、その状態(ST端子)を監
視し、アクセス権委譲が成立(処理の終了)していれば
、マスタプロセッサ301は、スレーブプロセッサ30
2、303内のデータメモリに格納されている出力デー
タにアクセスする。このような処理を繰り返し行うこと
で、アプリケーションの実行を行う。また、上述のよう
にしてスレーブプロセッサ302、303の間のデータ
転送も行うことが出来る。
【0043】図8に、第4の発明によるマルチプロセッ
サの構成を示す。
【0044】このマルチプロセッサは、プロセッサ50
1〜503と、プロセッサ501、502のアドレスバ
スの上位アドレスのデコード回路及びデータメモリのア
クセス権に関する制御を行う制御回路504、505と
により構成されている。
【0045】このマルチプロセッサは、プロセッサ50
1〜503によって並列処理を行うものである。プロセ
ッサ501〜503は、それぞれ第2の発明のプロセッ
サで構成され、データメモリを内蔵している。そのデー
タメモリは、第2の発明で述べたような制御方法でアク
セス権を上位のプロセッサに委譲できるようになってい
る。すなわち、プロセッサ502、503に内蔵されて
いるデータメモリは、それぞれ上位のプロセッサ501
、502のメモリ空間上にマッピングされている。プロ
セッサ502は、データメモリとその制御回路などを2
個内蔵している。すなわち、図9に、データメモリをプ
ロセッサ101内部に2個内蔵した場合の構成図を示す
。制御回路や選択器、外部端子は2個のデータメモリに
対応して2種類ずつ用意されている。また、アクセス権
委譲命令も2種類用意されている。それらのメモリバス
は、一方は上位プロセッサ501からのアクセス用で、
もう一方は下位プロセッサ503へのアクセス用である
【0046】なお、1個のデータメモリを使用してもこ
のような機能の実現は可能である。
【0047】上述のようなマルチプロセッサにおける並
列処理の動作を次ぎに説明する。
【0048】データを情報処理するアプリケーションに
おいて、その情報処理が、ある特定の処理が時間的にパ
イプライン並列処理可能なとき、その分割された処理を
各プロセッサに分担させ、出力データを下位のプロセッ
サに順次転送していくのである。
【0049】このマルチプロセッサを用いた並列処理お
ける処理の流れは、分割された処理(プログラム)を各
プロセッサに予め配置しておき、上位のプロセッサと下
位のプロセッサ間でのデータ転送及び処理は、上記第2
の発明の方法と同じように上位のプロセッサをマスタプ
ロセッサ、下位のプロセッサをスレーブプロセッサとし
て制御することによって実現できる。例えば、プロセッ
サ502のデータメモリ502aにプロセッサ501が
アクセス権を得て、自らのデータメモリからデータを転
送し、それをプロセッサ502が自らのデータメモリ5
02bへ転送する。その後、プロセッサ502がプロセ
ッサ503のデータメモリにアクセス権をもち、自らの
データメモリ502bからプロセッサ503のデータメ
モリにデータを転送する等である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなように
、第1の発明によれば、プロセッサ内部のデータメモリ
のアクセス権委譲により、外部のプロセッサ自身のメモ
リとして扱えるので、共有メモリへのデータを転送する
時間をなくすことが出来、ハードウェアの削減を実現す
るマルチプロセッサを提供できる。
【0051】第2の発明によれば、プロセッサ内部のメ
モリを外部から通常のメモリとしてアクセス可能とする
ことができる。
【0052】第3の発明によれば、ある膨大なデータを
情報処理するアプリケーションにおいて、データを分割
して並列処理可能なとき、そのプロセッサ間のデータ転
送に要する時間を削減し、且つ、共有メモリを必要とし
なくすることでハードウェアが削減したマルチプロセッ
サを提供できる。
【0053】第4の発明によれば、データを情報処理す
るアプリケーションにおいて、その情報処理が、ある特
定の処理が時間的にパイプライン並列処理可能なとき、
そのプロセッサ間のデータ転送に要する時間を削減し、
且つ、共有メモリを必要としなくすることが出来る。
【0054】なお、上記本発明は、大量のデータ処理が
必要な画像処理分野でその長所を顕著に発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明によるマルチプロセッサの一実施例
のブロック図である。
【図2】第1の発明によるマルチプロセッサの動作を説
明するためのフロー図である。
【図3】第1の発明によるマルチプロセッサの動作を説
明するためのフロー図である。
【図4】第1の発明によるマルチプロセッサの動作を説
明するためのフロー図である。
【図5】第2の発明によるプロセッサの一実施例のブロ
ック図である。
【図6】第3の発明によるマルチプロセッサの一実施例
のブロック図である。
【図7】第3の発明によるマルチプロセッサのメモリマ
ップ図である。
【図8】第4の発明によるマルチプロセッサの一実施例
のブロック図である。
【図9】図8の回路の一部を示すブロック図である。
【図10】従来のマルチプロセッサの構成の概念を示す
ブロック図である。
【図11】図10における従来のプロセッサの概念を示
すブロック図である。
【符号の説明】
101  プロセッサ 102  中央処理装置(ICPU) 103  データメモリ(IDM) 104  外部プロセッサ 105  外部メモリ 201  プロセッサ 203  データメモリ 204  選択手段 205  制御手段 301  マスタプロセッサ 302、303  スレーブプロセッサ304、305
  制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内部に中央処理装置(ICPU)及び
    データメモリ(IDM)を内蔵したプロセッサと、前記
    プロセッサの外部に他の中央処理装置(ECPU)とを
    備えたマルチプロセッサにおいて、通常は前記中央処理
    装置(ICPU)が前記データメモリ(IDM)へのア
    クセス権を占有しており、前記中央処理装置(ICPU
    )の自らの命令で前記データメモリ(IDM)へのアク
    セス権を放棄するか、または前記他の中央処理装置(E
    CPU)が前記データメモリ(IDM)への強制アクセ
    ス権獲得信号を前記中央処理装置(ICPU)に送出す
    ることによって、前記データメモリ(IDM)へのアク
    セス権が前記他の中央処理装置(ECPU)に委譲され
    ることを特徴とするマルチプロセッサ。
  2. 【請求項2】  内部に中央処理装置(ICPU)及び
    データメモリ(IDM)を内蔵したプロセッサにおいて
    、前記中央処理装置(ICPU)から及び前記プロセッ
    サ外部からの、前記データメモリ(IDM)に対しての
    アクセスを可能とするアドレス線とデータ線を切り替え
    る選択手段と、前記選択手段を制御する制御手段とを備
    え、通常は前記制御手段は、前記中央処理装置(ICP
    U)が前記データメモリ(IDM)へのアクセス権を占
    有するマスタモードとなるように前記選択手段を制御し
    、前記プロセッサ外部により前記プロセッサの特定の端
    子に強制アクセス権獲得信号が付加されるか、または前
    記中央処理装置(ICPU)が有するアクセス権委譲命
    令が実行されるかによって、前記制御手段は、前記デー
    タメモリ(IDM)へのアクセス権が前記プロセッサ外
    部へ委譲されるスレーブモードとなるように前記選択手
    段を制御し、前記プロセッサ外部から、前記中央処理装
    置(ICPU)の特定の端子に、マスタモード遷移信号
    が付加されることによって、前記中央処理装置(ICP
    U)はマスターモードに状態遷移することを特徴とする
    プロセッサ。
  3. 【請求項3】  複数個のプロセッサを用いるマルチプ
    ロセッサにおいて、前記プロセッサ間のデータ転送を行
    う場合、前記マルチプロセッサを構成する特定のプロセ
    ッサをデータ転送を司るプロセッサ  (マスタプロセ
    ッサ)とし、転送相手となるプロセッサ(スレーブプロ
    セッサ)を請求項2記載のスレーブモードの状態にし、
    前記スレーブプロセッサに内蔵されているデータメモリ
    を前記マスタプロセッサのアドレス空間に配置すること
    で、前記マスタプロセッサと前記スレーブプロセッサ間
    、前記スレーブプロセッサ間同士とのデータ転送は前記
    マスタプロセッサ自身のアドレス空間上でデータ移動を
    行うことで実現し、データ転送終了後前記マスタプロセ
    ッサは前記スレーブプロセッサを請求項2のマスタモー
    ドに状態遷移させ、前記スレーブプロセッサは転送され
    てきたデータに対して処理を実行することを特徴とする
    マルチプロセッサ。
  4. 【請求項4】  請求項2のプロセッサを複数個用いた
    マルチプロセッサにおいて、前記マルチプロセッサを構
    成する第1のプロセッサのアドレス空間に第2のプロセ
    ッサ内のデータメモリが配置され、前記第2のプロセッ
    サのアドレス空間に第3のプロセッサ内のデータメモリ
    が配置され、第1と第2のプロセッサ間のデータ転送を
    行う場合、第1のプロセッサを請求項2のマスタモード
    で動作させるマスタプロセッサとし、転送相手となる第
    2のプロセッサを請求項2のスレーブモードで動作させ
    るスレーブプロセッサとし、前記第1のプロセッサと前
    記第2のプロセッサ間のデータ転送は、前記第1のプロ
    セッサが自身のアドレス空間上でデータ移動を行うこと
    で実現し、データ転送終了後前記マスタプロセッサは前
    記スレーブプロセッサを請求項2でいうマスタモードに
    状態遷移させ、前記スレーブプロセッサは転送されてき
    たデータに対して処理を実行し、また第2と第3のプロ
    セッサ間のデータ転送を行う場合、第2のプロセッサを
    請求項2のマスタプロセッサとしてマスタモードで動作
    させ、転送相手となる第3のプロセッサを請求項2のス
    レーブプロセッサとしてスレーブモードで動作させ、前
    記第2のプロセッサと前記第3のプロセッサ間のデータ
    転送は、前記第2のプロセッサが自身のアドレス空間上
    でデータ移動を行うことで実現し、データ転送終了後前
    記第2のプロセッサは前記第3のプロセッサを請求項2
    でいうマスタモードに状態遷移させ、前記第3のプロセ
    ッサは転送されてきたデータに対して処理を実行するこ
    とを特徴とするマルチプロセッサ。
JP23167391A 1990-09-20 1991-09-11 マルチプロセッサ Pending JPH04357548A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015159699A1 (ja) * 2014-04-14 2015-10-22 株式会社東芝 伝送装置、コントローラ、ならびに伝送装置およびコントローラからなるシステム

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