JPH04357267A - ガラス板等の吊下げ、搬送装置、及び窓へのガラス板の嵌め込み方法 - Google Patents

ガラス板等の吊下げ、搬送装置、及び窓へのガラス板の嵌め込み方法

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JPH04357267A
JPH04357267A JP16000991A JP16000991A JPH04357267A JP H04357267 A JPH04357267 A JP H04357267A JP 16000991 A JP16000991 A JP 16000991A JP 16000991 A JP16000991 A JP 16000991A JP H04357267 A JPH04357267 A JP H04357267A
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JP
Japan
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glass plate
window opening
arm
fitting
window
Prior art date
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Application number
JP16000991A
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English (en)
Inventor
Seiichi Otsuka
大塚 誠一
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に高層建築物の窓に
板ガラスを吊下げて搬送する装置、及びこの窓にガラス
板を嵌め込む方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の高層化、外壁のガラス面積の増
大に伴って窓を構成するガラス板も大型化し、重量が重
くなり、窓の数も多く、ガラス板の窓開口部への外嵌嵌
め込みは作業は困難、且つ面倒となる傾向にあり、又安
全性確保の点からも問題が多い。特に建築の高層化に伴
って、窓へのガラス板の外からの嵌め込み作業も高所で
行なわざるを得ず、かかる作業は危険が多く、安全性確
保の点、熟練作業員の減少等と相俟って問題が多い。
【0003】そこで、建築物の内部で保持装置によりガ
ラス板を保持し、内部からガラス板を窓開口部外へ導出
し、爾後ガラス板を引き込み、開口部に板ガラスを外か
ら嵌装する外嵌嵌め込み方法が試みられる。具体的には
、床上にジャッキ等で基台を高さ調節を行なって固定し
、基台には斜前方に傾斜、延出するブームを設け、ブー
ムは伸縮式に構成され、且つブームにはロープを延設し
、ロープは巻取、繰出し自在とし、ロープの先端部にフ
ックを設け、フックにガラス板を支持具を介して吊下げ
、支持する。
【0004】ガラス板の窓開口部への嵌め込みは、ブー
ムを伸張してガラス板を開口部外側に導出し、爾後ガラ
ス板を引き込んで開口部に該ガラス板を嵌装している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術は以下
の如き不都合がある。先ず、基台が固定式なので、ガラ
ス板を吊下げ、支持した儘、装置を窓近くまで移動させ
ることができず、従って、窓へのガラス板の取付けは、
窓近傍まで装置を移動させ、続いてガラス板のストック
場所から装置まで重いガラス板を運搬し、ブームのフッ
クにガラス板を吊下げ、ブームを伸張させてガラス板を
窓の内側に臨ませ、或いは外側に導出し、ガラス板の姿
勢を変更してブームを縮退させ、ガラス板を窓開口部に
嵌装せざるを得ない。従って、重いガラス板の運搬が必
要で、又固定式の装置を移動させるのが甚だ面倒で、ガ
ラス板の施工場所が同一フロアであっても、場所が変更
されると多人数の作業員で装置の移動作業を行ない、且
つセットする必要があり、最近の建築物は窓の数が多い
事から、同一フロア内で装置の移動、セットを反復する
必要があり、装置の移動、セットに多大の時間と多くの
作業員を要し、作業性、施工性が極めて悪い。
【0006】次に、ブームが傾斜し、これを伸縮させて
窓内側から外側にガラス板を搬送するので、ブームの伸
縮の他、ロープを巻取、繰出して吊下げられたガラス板
の高さを調節する必要があり、窓開口部へ嵌め込む際の
操作、調節が面倒である。即ち、上記の構造なので、ガ
ラス板を吊下げたまま水平移動する事が出来ない結果、
操作、調節が複雑、面倒で、特にガラス板の高さ調整、
前後調整等の微調整が困難であり、未だ作業員の労力に
負う処が大きい。又装置に付設したブームは傾斜して上
方を向き、フックを先端部に備える事から天井の低い部
分では使い難く、不便であり、更にブームが上傾し、フ
ックを先端部に有することから、装置の高さが必然的に
大きくなり、工事用エレベータ等での運搬がし難い。
【0007】本発明は、主に高層建築物の窓ガラスを構
成するガラス板の取付け、嵌め込みにおける従来の不都
合を解消すべくなされたもので、その目的とする処は、
窓へのガラス板の嵌め込み、取付け作業を簡単化し、省
力化、作業時間の短縮、効率的な作業を実現し、且つ操
作し易く、ガラス板嵌め込み時等の調節が容易、確実に
なされ、窓へのガラス板の外嵌嵌め込み作業を安全に行
ない得るようにした等の利点があるガラス板の取付装置
、及び窓へのガラス板の嵌め込み方法を提供するにある
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、床上を移動可能とした基台と、該基台上に
設けられ、昇降機構で略水平に昇降する吊下げアームと
、該吊下げアームに沿って延設され、該アーム先端部か
ら垂下された先端部に板ガラス吊下げ用の器具を備え、
巻取、繰出し自在とした吊下げ部材とからなるガラス板
等の吊下げ、搬送装置である。
【0009】又、上記搬送装置を用い、建築物の外壁に
形成された窓開口部にガラス板を嵌め込む方法であって
、床面上を移動可能としたガラス板の吊下げ、搬送装置
を建築物の床上に臨ませ、該装置の略水平に昇降するア
ームにガラス板を吊下げ、支持し、次に上記装置を窓開
口部方向に移動させ、上記アームに吊下げ、支持したガ
ラス板を窓開口部に嵌装するようにした窓へのガラス板
の嵌め込み方法である。
【0010】更に、上記搬送装置を用い、建築物の外壁
に形成された窓開口部にガラス板を嵌め込む方法であっ
て、床面上を移動可能としたガラス板吊下げ、搬送装置
を建築物の床上に臨ませ、該装置の略水平に昇降するア
ームにガラス板を吊下げ、支持し、次に上記装置を窓開
口部方向に移動させ、上記ガラス板を吊下げ、支持した
アームの先端部を窓開口部から外壁外方に導出し、爾後
上記装置を後退動させ、上記アームに吊下げ、支持した
ガラス板を窓開口部に嵌装するようにした窓へのガラス
板の嵌め込み方法である。
【0011】
【作用】上記手段によれば、吊下げ、搬送装置が移動自
在であり、ガラス板の吊下げ、支持アームが水平で昇降
自在なので、上昇させてアーム先端部でガラス板を吊下
げてガラス板のストッカーから工事位置迄水平移動させ
る事が出来、ガラス板は装置を移動させて窓外側へ導出
し、装置を後退させれば窓開口部に外嵌式にガラス板を
該開口部に嵌め込む事が出来る。
【0012】
【実施例】次に本発明の一実施例を添付した図面に従っ
て詳述する。図1はガラス板の吊下げ、搬送装置の斜視
図で吊下げ、支持アームを降下させた状態の図、図2は
上記装置の側面図で吊下げ、支持アームを上昇させた状
態の図、図3は上記装置の正面図、図4は上記装置の平
面図、図5はガラス板を取り出す状態を示す斜視図、図
6は建築物の内部で窓開口部方向にガラス板を移動させ
つつある状態を示す斜視図、図7はガラス板の縦・横を
変更して窓開口部の内側に臨ませた状態を示す斜視図、
図8は上記ガラス板を窓開口部の内側から嵌装した状態
を示す斜視図、図9は建築物の内部で窓開口部にガラス
板を移動させ、且つ開口部から外へ導出する状態を示す
斜視図、図10はガラス板の姿勢を変換する状態を示す
斜視図、図11はガラス板を建築物の外壁に沿って降下
させ、目的とする窓開口部に臨ませる状態を示す斜視図
、図12はガラス板を窓開口部に嵌め込んだ状態を示す
斜視図である。
【0013】図1乃至図4はガラス板の吊下げ、搬送装
置を示す。装置1はアングル材等を立方枠状に組み付け
た基台2を備え、基台2は前後方向が長く、左右方向の
幅は短く、高さ方向の寸法は余り大きくない。基台2の
下端部の後端部左右にはキャスター3,3が設けられ、
キャスター3,3は方向が自由で、ストッパーを有する
ものが好ましい。
【0014】基台2の前端部の左右には同様の材料を直
角三角形状に組み付けた支持脚4,4が設けられ、支持
脚4,4は、基部を基台2の前端部の左右の上下に設け
たブラケット2―1を介して水平方向に揺動自在となる
ように枢着されている。かかる各支持脚4,4の先端部
の下面には、上記と同様のキャスター3が夫々取付けら
れ、図1は支持脚4,4を基台の前部側面に平行に位置
させて格納した状態を示しているが、図1の想像線、図
2、図3、図4で示した如く各支持脚4先端部が外側を
向くように揺動させ、支持脚4を基台2の前面と平行と
なるように配置し、支持脚4の先端部下部と基台2の下
部左右のメンバー2―2の前部とを連結杆5で連結し、
支持脚4の展開状態を保持する。
【0015】基台2の上部の左右のメンバー2―3,2
―3の後部にはクロスメンバー状の支持板2―4を架設
し、これの左右方向の中央部にブラケット2―5を突設
する。ブラケット2―5には後半部材6の基端部を回動
自在に枢着6―1し、該部材6は角パイプ等を用い、図
3で明示したように一本の部材で構成されている。かか
る部材6の先端部に前半部材7,7の基端部を回動自在
に枢着7―1し、部材6,7相互を枢着部7―1を中心
として屈曲可能に構成する。
【0016】基台2の上部前端部左右には、ブラケット
2―6,2―6を各起設し、各ブラケット2―6には、
図1の想像線、図3で示した如く逆U字型の突っ張り部
材8の左右の基部を枢着8―1し、一方上記した前半部
材7,7の基端部には突っ張り部材8の上端横部分8―
2と係合し、保持するフック状の係止部9を設ける。
【0017】上記した基台2の前端部上部の左右に設け
たブラケット2―6,2―6には、左右の支持部材10
,10の基部を枢着し、左右の支持部材10,10の先
端部をアーム11の後部に設けたブラケット11―1の
左右に枢着11―2する。一方、上記した前半部材7,
7の先端部をアーム11の後端部に設けたブラケット1
1―3に枢着11―4する。以上でアーム11の昇降、
支持機構19を構成する。
【0018】アーム11の先端部には滑車をなす溝型ロ
ーラ12を回動自在に枢着、支持し、一方、後端部には
同様の溝型ローラ13を回動自在に枢着する。基台2の
下部の左右のメンバー2―2,2―2間には、下部支持
板2―7を架設し、下部支持板2―7上には巻取機14
を載置、固定し、巻取機で巻取り、繰出される鋼製のロ
ープ15をローラ13,12上に通し、アーム11の先
端部から垂下し、ロープ15の先端部にはフック16を
取付ける。尚、下部支持板2―7にはウエイト17を載
置、固定し、又上記した左右の支持部材10,10の各
中間部の各外側面にはコ型の把持部材18を設ける。
【0019】以上において、図1、図2のAは、昇降、
支持機構19が折畳まれた状態を示し、アーム11を上
方、且つ手前に引出すと、屈曲して格納されていた後半
部材6、前半部材7が図2のBを経て図2の実線で示す
ように前上傾して直線状に展開する。一方、支持部材1
0,10は下端部を支点として開動しつつ前方に揺動し
て図2のBの状態を経て起立する。アーム11は、後部
及び後端部が支持部材10,10の先端部及び前半部材
7,7の先端部に枢着され、水平状態を維持したまま図
2のBを経て上限迄上昇する。この状態で、上記した突
っ張り部材8を起こし、後上傾した状態で先端部の横部
分8―2を上記した係止部9に係合する。かくして、ア
ーム11を上昇させ、水平状態で当該高さで保持するこ
ととなり、又上記した支持脚4,4を展開し、図2、図
3、図4の如く作業可能の状態とする。
【0020】一方、図1の如く昇降機構19を折畳み、
支持脚4,4を格納した状態で不使用状態とし、この状
態では昇降機構19が折畳まれ、アーム11は後退し、
基台の前後方向の長さと略一致し、従って幅、高さとも
小さく、長さも装置本来の長さとなり、外形がコンパク
トで、工事用エレベータ等への積載、施工場所の変更に
伴う移動が簡単で、又不使用時の格納上も極めて有利で
ある。
【0021】以上のガラス板取付装置1は、建築物の施
工フロアにエレベータ等を利用して搬入する。搬入に際
し、図1の如く昇降機構19を折畳んでアーム11を降
下させ、支持脚4を格納して外形をコンパクト化して搬
入を行ない、搬入は、基台2の四隅にキャスター3…を
有する事から床面等を転動、走行させることができ、目
的とする場所への移動は容易になされる。そして、基台
を含む装置全体はアングル材、パイプ材の組合せなので
充分の剛性、強度を確保しつつ軽量であり、移動は手押
しにより極めて容易になされる。
【0022】従って、昇降機構を上昇させ、アームを使
用状態におき、支持脚4を展開した状態でも移動が極め
て容易であり、同一フロア内での施工場所の変更に際し
ての移動は簡単、容易に行なえる。又、ガラス板等をア
ーム11で吊下げ、支持した状態下での移動も、上記に
ガラス板の重量が加わるだけなので、移動は空の状態と
大差無い条件で行なえる。
【0023】この取付装置1は、使用状態でアーム11
の先端部から垂下したフック16に例えばガラス板の支
持治具を吊下げ、施工場所まで手押しで移動させ、ガラ
ス板等を窓開口部に取付けるが、例えば、床面に間仕切
り等を行なう際に用いられる壁パネル等のピックアップ
、移動、取付けにも用いることができる。
【0024】次に上記取付け装置によるガラス板の窓開
口部への嵌め込み方法を説明する。建築物のガラス板の
施工現場をなすフロア20には、予め取付けるガラス板
21…が搬入されており、図5の如くガラス板はL型の
所謂馬22と称されるストッカーに斜に立ててストック
されている。ガラス板21は縦、横の比率が異なるもの
が用意され、長片が横を向くように横長状態でストック
されている。取付け装置1は上記したように使用状態に
あるので、昇降機構19は上昇し、アーム11は水平な
上限位置にあり、又支持脚4は展開し、安定して走行、
移動出来るように構成されている。
【0025】かかる装置1を馬22迄移動させ、ガラス
板21を取り出すには、その表面に支持治具23を装着
し、吊下げ、搬出可能にしておく。支持治具23は、実
施例ではパイプ材等を梯の一部状に組み付けた本体23
―1と、本体23―1の中央部に縦設され、上端部をア
ーム11のフック16に係止して治具23を吊下げる係
止部材23―2と、本体23―1の左右の部分に上下に
設けられた複数の吸盤23―3…からなる。係止部材2
3―2は、本体23―1に対して基部が固定可能に枢着
されている。かかる支持治具23をガラス板21の表面
に吸盤23―3…を介して吸着させ、支持治具23をガ
ラス板21に固定する。そして、支持治具23の係止部
材23―2の上端部をフック16に係止し、巻取機14
を介してロープ15を巻取り、フック16を上昇させて
ガラス板21を吊下げる。ガラス板21は長片を横向き
のまま吊下げ、支持され、これを図5で示した。
【0026】次に、上記した如くガラス板21を吊下げ
、支持した装置1を床20上を転動させ、建築物の壁2
4に形成した窓開口部25…の所定の窓開口部25A近
くに移動させる。これを図6で示した。かかる移動に際
し、ガラス板21は窓開口部25Aと平行にその姿勢を
設定し、ガラス板21は支持治具23を介してロープ1
5で旋回可能に吊下げられているので、ガラス板21の
姿勢の変更、設定は簡単になされる。装置1の移動に際
し、支持部材10,10に設けた把持部材18を把持し
、牽引することができ、移動上便利である。上記におい
て、ガラス板21は、図5で示したように長辺が横向き
で、短辺が縦向きである。
【0027】吊下げ、搬送装置1を床20上で更に窓開
口部25A方向に移動させ、窓開口部25Aの手前で吊
下げられた当該ガラス板21を該窓開口部25Aの開口
形状に合せるように90°その姿勢を変更する。即ち、
窓開口部25Aが縦方向が横方向に比し長いので、ガラ
ス板21を姿勢変更して長辺を縦向きに、又短辺を横向
きとなるように設定する。これを図7で示した。ガラス
板21は、アーム11の先端部に吊下げられた支持治具
23の係止部材23―2に対し、吸盤23―3を有する
本体23―1が回転自在であり、従って吸盤23―3を
介して吸着、固定されているガラス板21は縦・横を容
易に変更することができる。
【0028】次に装置1をさらに窓開口部25A方向に
移動させ、最終的には窓開口部25Aにガラス板21を
嵌装、枠材等に嵌合、固定する。これを図8で示し、爾
後支持治具23の吸盤23―3をガラス板21から取外
す。このように、建築物の内部から窓開口部にガラス板
を内側から取付けることができる。
【0029】次に、ガラス板21を建築物の外壁の外側
から取付ける方法を説明する。上記と同様にガラス板2
1を吊下げ、支持した装置1を床20上を転動させ、建
築物の壁24に形成した窓開口部25…の所定の窓開口
部25A近くに移動させる。ガラス板21を吊下げ、支
持した装置1を窓開口部25Aの手前に臨ませ、ガラス
板21を開口部25の面とその面が直角となるように図
5の姿勢から旋回させ、且つガラス板21が開口部25
Aと干渉しないようにロープ15を繰出し、巻取り操作
して高さを調節し、装置1を移動させてガラス板21を
開口部25Aに遊合する。これを図9で示した。
【0030】装置1を更に窓開口部25A方向に移動さ
せ、アーム11を吊下げたガラス板21を含んで中程迄
壁24外に導出する。そして、室内からガラス板21を
押圧等して壁24の面とガラス板21の面とが平行とな
るようにガラス板21の姿勢を変更する。これを図10
で示した。
【0031】上記したガラス板21は、実施例では長片
が縦向きとなるように縦長状態に姿勢を変更し、壁24
の外側に導出され、アーム11の先端部のフック16で
吊下げ、支持されたガラス板21をロープ15を繰出し
て降下させる。これを図11で示した。
【0032】そして、実施例では下のフロア20Aの窓
開口部25Aの直下の窓開口部25Bの外側に臨ませ、
ロープ15の巻取り、繰出し調節で高さを調節し、設定
高さで装置1を後退動させる。これにより窓開口部25
B外側にガラス板21は近接し、室内側から吸盤等でガ
ラス板21を保持し、手前側に引き込んで開口部25B
にガラス板21を嵌合し、嵌め込む。これを図12で示
した。
【0033】このようにして、ガラス板21を窓開口部
に嵌め込むことができる。尚実施例では、装置の設置フ
ロアの下のフロアの窓に、ガラス板の嵌め込みを行なう
と説明したが、上記図10の状態で窓開口部25A外の
ガラス板の姿勢を変更し、手前側に装置を移動させて該
開口部にガラス板を嵌め込んでも良いことは勿論である
【0034】以上実施例ではガラス板の嵌め込みを説明
したが、上記した如く室内に仕切壁を形成する際、板状
の部材、例えば壁パネル等の吊下げ、支持、移動、組み
付け等にも利用する事が出来、本発明は係る板部材の嵌
め込み、組み付け等までを含むものである。
【0035】
【発明の効果】以上で明らかなように本発明によれば、
ガラス板を窓開口部に嵌め込む等に際し、ガラス板を吊
下げ、支持する装置が床面上を移動することができ、従
って、ガラス板のストック場所から施工場所まで、ガラ
ス板を吊下げ、支持した状態で移動することができ、施
工場所の変更毎に、吊下げ機を他人数で移動させ、セッ
トする如き従来の作業が不要となり、設置場所への移動
、ストック場所からガラスを吊下げ、支持したまま施工
場所までの移動が極めて容易になされ、ガラス板等の嵌
め込み作業が簡単化し、又小人数で作業でき、省力化が
図れる他、工事に要する時間が短縮でき、効率的な嵌め
込み作業を実現することができる。
【0036】又ガラス板を吊下げ、支持し、搬送する装
置は、昇降機構で吊下げ、支持アームを水平に支持する
ようにしたので、従来の如く上傾したビームタイプと異
なり高さが低く設定することができ、従って天井が低い
場所でも作業が行なえ、又アームは昇降機構で折畳んで
全高を可及的に低く設定することが可能で、更に装置は
剛性、強度を充分に維持しつつ軽量化でき、取扱いが容
易で、移動等が人力で容易に行なえ、又施工場所への搬
入が容易化し、一般的な工事用エレベータ等が利用でき
、搬送、取扱いが便利である。
【0037】更に、ガラス板を吊下げ、支持し、搬送し
、窓開口部に外嵌式に嵌め込む際に、アームが水平であ
るのでロープの巻取り、繰出し操作のみで高さを調節し
て開口部外へアーム、ガラス板を導出することができ、
爾後はガラス板の姿勢を変更して装置を手前側に移動さ
せれば良く、従ってガラス板の外からの嵌め込み作業も
簡単、容易であり、短時間で嵌め込み作業がなし得、又
、作業員は外壁の外に出て作業を行なう必要が無いこと
から安全上極めて有利であり、更に又、装置も構造が簡
単で、作業が上記の如く簡単、容易で迅速に嵌め込み作
業を行なえることからコスト上も極めて有利である等多
大の利点が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラス板の吊下げ、搬送装置の斜視図で吊下げ
、支持アームを降下させた状態の図
【図2】上記ガラス板の吊下げ、搬送装置の側面図で吊
下げ、支持アームを上昇させた状態の図
【図3】上記ガ
ラス板の吊下げ、搬送装置の正面図
【図4】上記ガラス
板の吊下げ、搬送装置の平面図
【図5】ガラス板を吊下
げ、搬送装置で取り出す状態を示す斜視図
【図6】建築物の内部で、窓開口部方向に、ガラス板を
移動させつつある状態を示す斜視図
【図7】ガラス板の縦・横を変更して窓開口部の内側に
臨ませた状態を示す斜視図
【図8】上記ガラス板を、窓開口部の内側から嵌装した
状態を示す斜視図
【図9】建築物の内部で窓開口部に吊下げ、搬送装置で
ガラス板を移動させ、且つ開口部から外へ導出する状態
を示す斜視図
【図10】上記したガラス板の姿勢を変換する状態を示
す斜視図
【図11】上記したガラス板を建築物の外壁に沿って降
下させ、目的とする窓開口部に臨ませる状態を示す斜視
【図12】上記したガラス板を窓開口部に嵌め込んだ状
態を示す斜視図
【符号の説明】
1…ガラス板吊下げ、搬送装置、  2…基台、  1
1…アーム、  14…巻取機、  15…ロープ、 
 16…フック、  20…建築物の床、  21…ガ
ラス板、  23…ガラス板の吊下げ、支持治具、  
24…壁、  25…窓開口部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  床上を移動可能とした基台と、該基台
    上に設けられ、昇降機構で略水平に昇降する吊下げアー
    ムと、該吊下げアームに沿って延設され、該アーム先端
    部から垂下された先端部に板ガラス吊下げ用の器具を備
    え、巻取、繰出し自在とした吊下げ部材とからなるガラ
    ス板等の吊下げ、搬送装置。
  2. 【請求項2】  上記基台は枠体からなり、基台の下部
    四隅にはキャスターを備え、上記アームには先端部にフ
    ックを備えるロープを延設し、該ロープは基台に設けた
    巻取機で巻取、繰出し自在とした請求項1のガラス板等
    の吊下げ、搬送装置。
  3. 【請求項3】  建築物の外壁に形成された窓開口部に
    ガラス板を嵌め込む方法であって、床面上を移動可能と
    したガラス板の吊下げ、搬送装置を建築物の床上に臨ま
    せ、該装置の略水平に昇降するアームにガラス板を吊下
    げ、支持し、次に上記装置を窓開口部方向に移動させ、
    上記アームに吊下げ、支持したガラス板を窓開口部に嵌
    装するようにしたことを特徴とする窓へのガラス板の嵌
    め込み方法。
  4. 【請求項4】上記吊下げ、搬送装置のアームで吊下げ、
    支持されたガラス板は、窓開口部の手前で、該開口部の
    面とガラス板の面とが平行となるように姿勢を変更し、
    窓開口部にガラス板を嵌装するようにした請求項3の窓
    へのガラス板の嵌め込み方法。
  5. 【請求項5】建築物の外壁に形成された窓開口部にガラ
    ス板を嵌め込む方法であって、床面上を移動可能とした
    ガラス板の吊下げ、搬送装置を建築物の床上に臨ませ、
    該装置の略水平に昇降するアームにガラス板を吊下げ、
    支持し、次に上記装置を窓開口部方向に移動させ、上記
    ガラス板を吊下げ、支持したアームの先端部を窓開口部
    から外壁外方に導出し、爾後上記装置を後退動させ、上
    記アームに吊下げ、支持したガラス板を窓開口部に嵌装
    するようにしたことを特徴とする窓へのガラス板の嵌め
    込み方法。
  6. 【請求項6】  上記吊下げ、搬送装置のアームで吊下
    げ、支持されたガラス板は、窓開口部の手前で、該開口
    部の面とガラス板の面とが直角となるように姿勢を変更
    し、外壁の外側でガラス板の面と窓開口部の開口面とが
    平行となるように姿勢を変更し、窓開口部にガラス板を
    嵌装するようにした請求項1の窓へのガラス板の嵌め込
    み方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI422545B (zh) * 2011-01-12 2014-01-11 Unibright Chemical Co Ltd Side-mounted glass hanger

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TWI422545B (zh) * 2011-01-12 2014-01-11 Unibright Chemical Co Ltd Side-mounted glass hanger

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